月刊ホビージャパン9月号(2020年)一気読み

月間ホビージャパン9月号(2020)の一気読みレビューです。

今月はガンプラ40周年記念号の位置づけで「もう一度作りたいRX-78ガンダム」です。

巻頭特集 
もう一度作りたいRX-78ガンダム

ドーン!とRX-78が前面に展開した表紙が印象的です(外で撮影か?)。

ベストメカコレクションの初代1/144から始まり、初代HGUC、2代目(No.191)HGUC、BEYONDの簡単フィニッシュ、川口名人によるMGVer.1.0の作例、Ver.1.5とVer.ONE YEAR WAR 0079を使用したアップデート作例、本物の塗装を目指したPGと、これでもかのRX-78尽くしとなっております。あいだに永遠のライバル、最新キットのHGシャアザク、同キットを使用した量産型ザクも掲載されております。

個人的には40年前、コアファイターが付属しているということで最初に購入したのは1/100のガンダムでした。塗装に初めて挑戦したのもこのキットを購入した時で、当時の友人との間ではガンダム胸部のブルーは当時出たばかりの「コバルトブルー」か「インディブルー」のどちらがいいかで議論していた記憶があります(私はインディブルー派)。当時は調合する強者はまだいませんでした。ビームサーベルのピンクの部分はそのままパーツをビンにつけて塗っていた記憶があります。

それから40年、いまだにガンプラ作っているとは夢にも思っていませんでしたが、当時のキットが2020年に雑誌の巻頭を飾っているとは予想すらできなかったですね~

ファースト以降のガンダムファンはちょっと退屈かもと、若干の心配がよぎりますが、今月はある意味お祭り企画と思っていただければです。

ガンダム

RX-78以外もございます。イメージングダイバーズ最終回ということで、ビルドダイバーズRe:RISEから、主人公チーム各機を原点回帰カラーで塗装する企画となっています。

ネプテイトガンダム=スターゲイザーカラー、ガンダムイージスナイト=イージスガンダムカラー、エクスヴァルキランダー=ガンダムアストレアカラー、モビルドールメイ=ディアナ・ソレルカラー(これが一番気に入った)、ウォドムポッド=ウォドムカラーとそれぞれ元の機体をイメージしたものになっています。当然ながら、本来のカラーリングなので、違和感もなくなかなか楽しい企画だと思いました。今までのビルド系のキットもこの手法で製作してみるのもいいかもと感じました。

HGUC久々の新規キット「HGUC メッサーF01型」も掲載されています。シャープさとメリハリ感を追加した造形となっております。

キャラクターモデル

エグゾフレームは謎の機体とアメリカ海兵隊機仕様のジオラマです。

ダグラムからは「ブッシュマン強化型ザック装備タイプ」、更にマックスファクトリーのダグラムアップデート版の情報(積みプラもう少し少なければダグラムも作りたい)、Ver.1.5的な物のようです。

サンライズ列伝からはバイファムから「ARV-Fジャーゴ」(なんてマイナーな、しかしこれがいい)、短期集中連載による「ゲッタードラゴン(INFINITISM])」ゲッタードラゴン大好きなんですが、これは顔のデザインがもう一つ好きになれず。30MMからシエルノヴァ使用した「シエルノヴァ・レッドクロー」、サクラ大戦の新キット「霊子戦闘機・無限」のさくら機と神山機、Figure-rise Standard からは「ULTRAMAN SUIT ZERO」、ベルファインの「タイムクワガッタン」などとなっております。

メガミデバイスからは「一条 綾香」、同じくコトブキヤの「フレームミュージック・ガール 桜ミク」、「ジェネ(ステラティアーズVer.)」にフルスクラッチの「アマビエ」まであります。

スケールモデル

AFVはドラゴンの1/35「ドイツ軍 Ⅲ号突撃砲 E型」山田卓司氏によるソビエトKV-1を使用したジオラマ、ARVクラブの1/35「イスラエル国防軍 マガフ6B ガル」となっております。

航空機はトランペッター1/48「L-39ZA アルバトロス」、AMKの1/48「F-14D スパートムキャット」、ドイツレベルの1/144「アントノフ An-225 ムリーヤ」、ハセガワの1/200「ハッブル望遠鏡&スペースシャトルオービター」、モンモデル「モンキッズ ボーイング C-17 グローブマスターⅢ 輸送機」と結構なボリュームです。

カーモデルからは「サンレモ 1989」のジオラマで「ランチアデルタ HF インテグラーレ16v」です。通称赤マルティニ(このレースのみのレアカラー)のM.ビアシオンのマシーンです。オールドF1 エブロ1/12「MS11 1968 ブリティッシュGP」(初代ルパンを思い出す)、タミヤ1/24「フォード マスタング GT4」(マスタング?ムスタング?)といったラインアップになっています。

別冊

ガンプラ40周年記念の別冊が付属しております。

初代1/144のパッケージをイメージした表紙に歴代キットに限定品、コラボ商品なども網羅した、RX-78キット完全読本となっております。巻末には名人川口とMAX渡辺、両氏によるスペシャル対談も掲載されています。

今見返してみると、すでになくなっているシリーズも有りと、歴史を振り返るときの資料としてなかなか興味深いものとなっています。欲を言えばこの後発売が予定されている、エントリーグレードや新PGが出そろってから欲しかった。

まとめ

何はなくともRX-78!すべてのガンプラからはここから始まっているだけあって、その種類のなんて多い事か。

RX-78の進化を知ることでガンプラの歴史も知ることができる、歴史教科書的な9月号でした。

こういった特集は○○周年といった時にぐらいしか手に入らないので、50周年まで取っておいてもよろしいかと。

来月は「ディティール表現自由自在(仮)」、テクニック中心と思われます(新製品も8月は少ないし)。

以上、ホビージャパン9月号でした。

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