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MG ゼータガンダム 3号機(Ver.2.0) レビュー

今回は、「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」の制作を始めたいと思います。

前回レビューのVer.1.0からVer.2.0への進化ポイントなどを確認しながら見ていきたいと思います。

Ver.kaの前に未製作の2.0シリーズを片付けたいと思います。

機体紹介

パッケージの記載によりますと、ゼータガンダム3号機はU.C.の正史には登場しないMSとなっていますが、「グリーンダイバーズ」や「GUNDAM EVOLVE../」シリーズでは映像化もされており、ゼータガンダムのバリエーション機という設定や、パイロットの謎も合わせて魅力的なMSとなっています。

設定としてはカラバにより評価試験が行われた「ゼータガンダム」の別機体で、機能的な差はありませんが、白系にピンクのストライブが印象的なボディカラーが採用されています。

キット紹介

キットは「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.2.0」のカラーバリエーション商品として2007年3月に一般店頭で限定キットとして発売されました。

当時はまだプレバンも普及しておらず、カラバリ限定キットではありますが、普通に店頭で購入することができました。

内容はゼータ2.0から、成型色を変更し、特徴的なピンクラインの専用のシールが追加されたものとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「MG 1/100 ゼータガンダムVer.2.0」、色再現用に追加ランナーなどは入っていません。

PS素材とABS素材が採用されています。

シール

各部組立

頭部

胸部

フライングアーマー

腕部

腰部

足首

脚部

武装

メガランチャー

スタンド

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

ウェイブライダー

まとめ

今回は「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」をレビューしてまいりました。

カラーリング以外は「MG ゼータガンダムVer.2.0」と共通なので、Ver.2.0のキットとして見ていきますと、格段にVer.1.0からは向上しておりました。

関節数および可動域の向上によるポージングのしやすさ、ロック機構増加によるによるMS形態、WR形態の安定感、より進化したパーツによる色分けなど、Ver.1.0で煮詰め切れていなかった部分が大きく改善されておりました。

ゼータに関してはかなり早い段階(MKⅡに続き2機種目)でVer.2.0へ進化したのも、1.0での問題点がバンダイとしても相当不満に思っていたのではないかと想像します。

Ver.kaの入手前にこの記事書いておりますが、おそらく変形機構やMS時の関節機構の基本はこのキットから受け継いで、更にブラッシュアップしているものであると考えます。

今回、Ver.2.0で一番気になったのはMS時の接地感で、どうしても足首のつま先側か、かかと側が浮いてしまうことが多く、しっかり直立姿勢をとるのが難しいことでした。

変形もいいですが、やはりMS時の立ち姿決まるのがうれしいので、最新Ver.にはそのあたりも期待したいです。

とはいえ、今回作ってみましたがVer.2.0もかなり優れたキットです。価格差やメガランチャーの有る無しなど、まだまだVer.2.0にも需要はあると感じました(ノーマルカラーですが)。

以上、「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. Ver.1.0から格段に向上した各部のロック機構によるしっかり感
  2. 同様にカッチリして、持つところに困らなくなったウェイブライダー
  3. プロポーション、変形、付属品と、今見ても高次元でまとまっている(Ver.2.0共通)

キットの残念ポイント

  1. (Ver.1.0からは格段に良くなっていますが)武器の保持力が低いハンドパーツ
  2. 接地感の低い足首
  3. 付属の物しか使用できないスタンド接続部(アクションベース非対応)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、ボールジョイント型ポリキャップ(首)
  • クリヤーパーツ:ツインアイ+メインカメラ、ビームサーベル刃
  • パッケージ:限定モデル専用パッケージ
  • ベースキット:MG 1/100 Zガンダム Ver.2.0

キットデータ

  • 登場作品:ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ、GUNDAM EVOLVE../9
  • 型式:MSZ-006-3
  • 名称:ゼータガンダム 3号機
  • 搭乗者:ホワイト・ユニコーン
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2007年3月
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC ディジェ 全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「HGUC 1/144 ディジェ」を全塗装していきます。

ディジェを塗装するきっかけとなったのは、ガイアノーツのNAZCA(ナスカ)シリーズから昨年(2022年)後半に出た新色「NC-015 ダークブルーイッシュパープル」を入手したところが大きいです。ガンダムMk-Ⅱの胸部などでも使える、いままでありそうでなかった濃い紺色が発売されたおかげで、ディジェのボディの紺色も塗装意欲がわいてきたことに起因します。

塗装レシピ

サーフェイサーは黄色部分のみGSIクレオスの「Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500 ピンク」、それ以外の部分は同じくクレオスの「サーフェイサー 1200」、仕上げのクリアコートは「Mr.スーパークリアー UVカット つや消し」使用しています。

以下は使用した塗料です。

本体グリーン部:ウォーカーグリーン(WM-04 ガイアノーツ)

関節などグレー部:ジョイントグレー(NC-007 ガイアノーツ)

本体ブルー部:ダークブルーイッシュパープル(NC-015 ガイアノーツ)ライフルの一部にも使用

シールド、スラスター部:ニュートラルグレーⅣ(074ガイアノーツ)

本体レッド部:ブラッドレッド(AT-15 ガイアノーツ)

本体イエロー部:マンダリンイエロー(NC-014 ガイアノーツ)ライフルのチューブ部にも使用

スラスター内側レッド:モンザレッド+黒少々(GSIクレオス)

武器本体部:ニュートラルグレーⅤ(075 ガイアノーツ)

センサーグリーン部:ホイルシール

モノアイピンク部:シルバーの下地に蛍光ピンク(GSIクレオス)

塗装済み完成

マスキングポイント

アクション

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ディジェ」を全塗装でレビューしてきました。

前述した「ダークブルーイッシュパープル」と同時発売になった「NC-014 マンダリンイエロー」も黄色の部分では使用しています。

以前、3本セットで販売していたころのガンダムカラー(GSIクレオス)のイエロー2を置き換え可能なアイテムになっており(イエロー2重宝してました)、今後レギュラー商品として入手できることは個人的には喜ばしいです。

また、四肢のグリーンはMr.カラー391(機体内部色ターコイズ)とガイアノーツのAM-05 オーラグリーン2とで悩みましたが、結果としてはウォーカーグリーンでよかったと思っています。水色に振る手もありましたが、グリーン派です。

本体はマスキング必要箇所は少な目でしたが、ライフルは手間がかかりました。ある程度割り切ってもいい部分かもしれません(パイプのイエローのみ塗分けるなど)。

以上、「 HGUC 1/144 ディジェ」全塗装レビューでした。

HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)全塗装レビュー

今回は素組レビューだった、「HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)」を全塗装で仕上げていきたいと思います。

素組だとどうも冴えないな~と思っていたゼータプラス(個人の感想です)、テスト機カラーに続いてユニコーンVer.も全塗装してみました。

塗装レシピ

本体グレー: 072 ニュートラルグレーII (ガイアノーツ)

本体ホワイト: 071 ニュートラルグレーI (ガイアノーツ)

関節などグレー:074 ニュートラルグレーIV(ガイアノーツ)

スリッパブルー:CB01 アイアンブルー(ガイアノーツ)

スタビライザーの黄色:CM-11 クリームイエロー (ガイアノーツ)

センサー類:シルバー+クリアーピンク (ガイアノーツ)

ライフルグレー:不明

こちらのライフルも、かなり前に塗装&レシピ未記録だったため、使用した塗料不明です。

ツインアイの周りや脚部内側のスラスター口などはエナメルブラック使用しています。

スミ入れは段差はシャープペン、溝はエナメル系のスミ入れ塗料で使い分けています。

塗装済み完成

アクション

比較

まとめ

今回は 「HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)」 を全塗装で仕上げてみました。

テスト機カラーと比較して、主翼の塗り分けが無い分、楽でした。

ただ、側頭部のブルーやサイドアーマーのダークグレーなどマスキングが必要となります。

ボディカラーはユニコーン本編見る限り指定色では濃い感じがしたので、思い切って明度上げてニュートラルグレーⅡをチョイスしています。個人的には結構気に入ってます。

色数が少ないので、スミ入れや細かいところの色分けで情報量増やしてあげることで、完成度がグッと上がるキットです。素組スミ入れ、部分塗装などやれる範囲ででも手を加えたい1台だと思います。

以上、「HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)」 全塗装レビューでした。

HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)全塗装レビュー

今回は以前レビューしました、「HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)」を全塗装&水転写デカールで仕上げていきたいと思います。

今回全塗装するきっかけとなった新色があります。

ガイアノーツから発売になりました「重戦機エルガイムカラー」の中1本である「HM-05 ヘビーオレンジ」!これを店頭で見た途端、「ゼータプラスに使えそう」とのインスピレーションを受け、そのままアイボリーっぽい白もないかと店頭の塗料コーナーのキャップ部分とにらめっこして「バーチャロンカラー」から「VO-43 レディッシュ ウォームホワイト」を発見し、これはいける!と塗装工程に入りました。

塗装レシピ

本体ホワイト: VO-43 レディッシュ ウォームホワイト (ガイアノーツ)

本体オレンジ:HM-05 ヘビーオレンジ(ガイアノーツ)

関節などグレー:074 ニュートラルグレーIV(ガイアノーツ)

スリッパライトグレー:072 ニュートラルグレーII(ガイアノーツ)

脚部スラスターカバー:VO-31 コールドホワイト(ガイアノーツ)

襟元イエロー:005 サンシャインイエロー

ライフルグレー:不明

ライフルだけ、かなり前に塗装&レシピ未記録だったため、何の塗料使ったか判らずの状況です。おそらくニュートラルグレーⅣかⅤあたりかなと思います。

脚部のスラスターカバーは本体の白と同色指定でしたが、別パーツであることをちょっとアピールしたくて色変えてみました。もう少し白に近いグレーにしたかったんですが、ちょっと濃くなってしまいました(ニュートラルグレーⅠあたりがよかったかも)。

塗装済み完成

アクション

比較

ユニコーンVer.と

まとめ

今回は 「HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)」 を全塗装&水転写デカールで仕上げてきました。

店頭でのインスピレーション通りの仕上がりになり、改めてガイアノーツのサンライズ系専用色(ボトムズ、ダグラム、ザブングル、ダンバイン、エルガイム)とガンプラの相性の良さを実感いたしました(同じ会社ですから当然といえば当然ですが)。バーチャロンもカトキさんですからね。

MGのゼータプラスにもそのまま使用できる塗料パターンだと思います。

必要とあれば、色は混ぜますが、そのまま使えるものがあるならば使わない手はありません。 

調合しても、思った色にならずに塗料無駄にしてしまったり、塗ってる途中で足りなくなって同じ色作れなかったりなどのトラブル回避や、製作時間の短縮のためにも近似値色は積極的に使用していきたいと思っています。

ただ、今回使用したニュートラルグレーⅣは初回の塗装と、マスキングや補修で二回目の塗装で色味が大きく異なってしまい、ちょっと苦労しました。モデグラのガイアノーツ特集見てから、攪拌はこれでもか!ってくらい行っていたのですが、まだまだ使いこなせていないなと反省です。

塗装工程としてはサイドスカートのビームガンのマスキング、頭部側面の赤ラインとインテーク&バルカン部の塗り分けに手間がかかりました。

後から完成見本みたらバルカンはボディ同色(UC版は塗分け)だったんですが、情報量的には良かったかなとも思っております。

胸のインテーク内の黒も、本来底面のみ塗装したかったのですが、技術的な問題で側面も丸ごと塗りつぶしてます。

エナメル拭き取り行ったのですが、きれいに取り切れなかったための処置になっています。

あとは、シールド先端の「018」デカール上下逆に貼ってしまっております、パーツ合わせながら確認していたにもかかわらず、やらかしました。前回のMK-Ⅱに続き、終盤の集中力足りてません。

素組の状態ですと、もう一つ色分けが足りてない印象のキット(旧キットに近い印象)だったので、細かい色分けやデカール貼ることで、情報量が大幅に増加し大きく見栄えが変わるキットでした。関節の可動範囲は変わりませんが、立ち姿のカッコよさは格段にアップです。

ブルーカラーでも1台欲しくなりました。

以上、 HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー) の全塗装レビューでした。

本体オレンジは、イデの巨人(TVカラー)にも使えそうな…

HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー) レビュー

今回は『HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)』をレビューしていきます。

キットはプレミアムバンダイ商品として2020年4月に第一次、6月に二次発送で販売されております(2020年4月末現在は在庫なし)。

以前ガンプラEXPOで限定販売された商品の成型色を深みのあるオレンジと質感あるホワイトに(たぶん)変更、以前はシールだったマーキング類が水転写デカールに変更となっています。

パーツ構成は一般販売されています「ゼータプラス(ユニコーンVer.)」と同じものとなっています。

カラバで開発され、アムロがテストを行っていた機体といった設定で、本体はオレンジに近い赤とオフホワイトのツートンカラーで、Aをベースとしたアムロのパーソナルマークが付きます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはプレバン標準の二色印刷、機体カラーに合わせた赤で印刷されております。

取説はベースのユニコーンVer.の物に部分差替えのためのモノクロ(4ページ)の追加取説が付属しています。主にシール部分の変更です。

ランナー紹介

ユニコーンVer.同様、素材はポリキャップ以外全てPS素材、表記もポリキャップとサーベル刃以外は全てゼータプラスとなっております。

Aパーツ レッド 胴体と脚部、変形用ユニットになっています。

Bパーツ ホワイト 頭部、脚部、ウイング部などです。脚部の色分けに再現のためにA,B分かれておりました。

Cパーツ ホワイト 2枚入っています。脚部の部品になります。

D1パーツ ホワイト 脚部のフレームや、エアインテークなどの白い部分です。

D2パーツ ライトグレー スリッパ部分です。

E1パーツ グレー 関節や武装のグレー部分です。

E2パーツ グレー E1と対になる部分です。

Fパーツ グレー股関節や変形用パーツのメインブロックです。

SB6 クリヤーブルー ビームサーベルのビーム部分です。

ポリキャップ PC132となっています。

ホイルシール 翼の色分けはシールとなります。襟元のイエローもシール再現となっているため、ユニコーンVer.よりも多めになっています。

こちらは水転写デカールです。センチネル風のナンバリングはゼータプラスC1にも使えそうです。

各部組立

頭部

頭部のマスク部とツインアイ部は一体成型になっています。部品点数少なめで白一色です。

色分け無いため、一瞬旧キットかと思ってしまいました。

胸部

襟部分は黄色指定です、シールです。

結構、パンチのある赤です。

ランドセル

主翼の前側の縁は赤となるので、シーツまたは塗装が必要です。

腕部

変形を考慮して、肩ブロックの装甲は上から差し込む独特の計上となっています。肩ブロック以外は白一色で、少し味気ないです。

腰部

リアスカートの裏側は表面のモールドがそのまま反映されていて裏側感満載です。

足首

足首は本体唯一のグレー部分になります。

脚部

腰のビームガンのパーツ分割があまり考えられちないため、中途半端な色再現となっています。筆やマーカーで部分塗装か、マスキング必要になります。

武装

武装はシールドがツートンカラーになっています。ライフル後端の接続パーツの使用方法が不明です。

変形用パーツ

ウエイブライダー用のボディになります、こうしてみるとボディカラー派手です。

素組完成

カラーリングは派手目ですが、素組だと情報量足りないかんじです。最低限でもスミ入れはしてあげたいところです。

ギミック&可動

可動範囲はユニコーンVer.で確認ねがいます(時間できたら撮りなおします)

首は前後には動きますが、左右の可動範囲は狭いです。

肘は90度程度しか曲がりません。

横へは水平にちょっと届かない感じです。

腰のひねりも大きくは曲げられません。

可変機の恩恵もあって、膝は折りたたむことが可能です。

デザイン的にも足首を大きく曲げるのは苦手です。

アクション

左手が握手しかないので、表情付けずらいです。プレバンの完成写真でも左手にサーベル持たせてお茶を濁している気がします。

左手のポージングはサーベルでごまかしております。

ウエイブライダー

横から見てもきれいなウエイブライダー形態です。

比較

ユニコーンVer.と、グレーの方が素組ではいい感じな気がします。

まとめ

今回は『HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)』をレビューいたしました。

以前、ガンプラEXPOで限定販売された商品のマイナーチェンジ版となっております。(色味の変更、ナンバリングがシール→水転写デカールに)

水転写デカールのナンバリングがゼータプラスC1にも使用できそうなところはグッとです。

カラーリング以外は、ゼータプラス(ユニコーンVer.)と同一なので、可動範囲などキット自体の完成度は2020年の眼で見ると今一つです。

本体の赤も深みは増したとの触れ込みですが、色見的には玩具っぽさが残る感じでした。

色数も少なく単調になりがちなので、スミ入れや塗装などしっかり行って、デカール貼って情報量きちんと増やして仕上げたいキットだと思いました(このあと塗装する予定です)。カッコよく仕上げるには意外と中級者以上向けのキットかも…

さぁ、一気にC1と行くか、間に何かはさむかは、ちと考えよう。

キットのグッドポイント

  1. センチネル調のナンバリング、他のキットでも使えそうな水転写デカール
  2. シールは増えたが、追加ランナーなしで基本部分は再現されている本体の色分け

キットの残念ポイント

  1. 赤だとさらに目立つ、腰のビームガンの色分け
  2. 肘や腕、脚の付け根の可動範囲
  3. 深みは増した(?)かもしれないが、やはり安っぽく見えやすい赤の成型色
  • 登場作品:ガンダムユニコーン
  • 型式:MSZ-006A1
  • 名称:ゼータプラスA1型
  • 搭乗者:アムロ・レイ(?)
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:2020年4月発送(プレミアムバンダイ)
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ゼータプラス(ユニコーンVer.) レビュー

今回は『HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)』をレビューしていきます。

キットは2020年4月に久々に再販(今回のレビューはこの再販物)され、同月プレバンではテスト機カラーがエキスポ版からリニューアル登場、C1タイプも同時再販となっており、プチゼータプラス祭りとなっております。

劇中では、いいところなくトライスターのジェスタに踏みつぶされておりましたが、なんといってもゼータガンダムの派生機、センチネル登場機体でもあり、待望のHG化といったキットでもあります。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは標準的なHG仕様です、パッケージアートはシャイアン基地での一コマとなっており、グスタフカールも登場しております。

取説もHGユニコーンシリーズ準拠で同系統のMS紹介ページもあります。片面カラー(裏面モノクロ)仕様です。

ランナー紹介

素材はポリキャップ以外全てPS素材、表記もポリキャップとサーベル刃以外は全てゼータプラスとなっております。

Aパーツ グレー 胴体と脚部、変形用ユニットになっています。

Bパーツ グレー 頭部、脚部、ウイング部などです。おそらくテスト機カラーの配色考慮してA、B分かれているものと思われます。

Cパーツ グレー 2枚入っています。脚部の部品になります。

D1パーツ ホワイト 脚部のフレームや、エアインテークなどの白い部分です。

D2パーツ ブルー スリッパ部分です。

E1パーツ グレー 関節や武装のグレー部分です。

E2パーツ グレー E1と対になる部分です。

Fパーツ グレー股関節や変形用パーツのメインブロックです。

SB6 クリヤーブルー ビームサーベルのビーム部分です。

ポリキャップ PC132となっています。

ホイルシール 瞳と側頭部のブルーライン、各センサーの赤とスタビライザーの黄色い帯となっています。

こちらはマーキングシールになります。センチネル風のナンバリングは入っておりません。

各部組立

頭部

頭部のマスク部とツインアイ部は一体成型になっています。部品点数少なめです。

口の三角部分は安全ダボ付き(?)と思われるので、段差以降の後端部は削りたいところです。

胸部

腕の接続部分はポリキャップ(前後の可動軸)のみで引き出し関節などは備えていません。

お腹の一番下のブロックは下半身とはさんで固定するため、この時点では乗っかっているだけで固定されていません。

ランドセル

ランドセルというか、主翼とスタビライザーになります。スタビ裏面はモールドなどなく、かなりあさりしています。このあたりに手を少し手を加えるといいかもしれません。

腕部

変形を考慮して、肩ブロックの装甲は上から差し込む独特の計上となっています。前腕部も色分け必要がないためか、パーツ二分割のみで、細かいパーツ分けなどは行われておりません。手首もポリキャップによる可動のみで関節軸などはありません。

腰部

股関節は完全固定されています。サイドスカートはなく、脚部にビームキャノンを接続する形になります。

足首

足首は前後で可動します(変形用)。

脚部

ひざ下は左右ではなく前後での分割となります(テスト機カラー対策)、バーニアの中央部(黒)はシールもないので塗装の必要があります。

武装

武装はライフル、シールド、サーベルと標準的なものになります。サーベルは収納場所なしです。

変形用パーツ

ウエイブライダー用のボディになります、肩パーツも差し替えとなります。

素組完成

ギミック&可動

首は前後には動きますが、左右の可動範囲は狭いです。

肘は90度程度しか曲がりません。

腰のひねりも大きくは曲げられません。

可変機の恩恵もあって、膝は折りたたむことが可能です。

デザイン的にも足首を大きく曲げるのは苦手です。

アクション

ゼータ系のポージングが苦手です、平手が欲しい。

ウエイブライダー

ウエイブライダー形態はきれいにまとまっております。

比較

盟友(?)グスタフカールとです。迷彩カラーのジェガンもそろえたいところです。グスタフの大きさを改めて実感いたします。

全塗装

全塗装レビューはこちら

まとめ

今回は『HG ゼータプラス(ユニコーンVer.)』をレビューいたしました。

2014年発売の商品なので、それなりに期待しておりましたがトータル的にはちょっと残念な商品でした。

ユニコーンバブル時に大挙して出てきたHGシリーズの1台なので、手抜きとは言いませんが、やっつけ仕事だったのか、忙しすぎて新人にマニュアルだけ渡して仕上げさせたのか、パーツ分割や関節構造などに古さというか、工夫が感じられないというか、一昔前のMGっぽいというか、HGオリジンガンダムを見た後では古臭さを感じる内容でした(6年の歳月の差以上に)。

本文途中にも記載しておりますが、いくつか具体例を上げると、頭部のマスクとツインアイ部分が1パーツであったり、ビームライフルの白のチューブ部分が一体パーツだったり、ハンドパーツが最小限(左右握り手と右手ライフル用)のセットだったり、腕の付け根は引き出し関節はなく(まあまあ動きますが)、脚の付け根も固定式で脚部側のポリキャップ頼みになってたりと、気になる部分が多々あります。

取説も途中に「右腕の組立」とか「左脚」といった表記がなく組立順番号のみだったので、少しわかりずらい感じがしました。

まあ、当時の勢いで出せるものは、この機会に一気に商品化しろ!といった裏事情も考えられますので、1/144のお手軽価格で購入できる立体物として、商品化されただけでも、ありがたいと思うべきなのかもしれませんが(その後のC1やテスト機などのバリエーション展開も含めて)。

ゼータ系の売りである、ウエイブライダーへの変形は、専用パーツを使用した差替え変形で再現されています。

専用パーツ使用しているだけあって、変形後もきれいなシルエットになっており、場所とアクションベースがあるならこちらで飾ってもいいかなと思えるほどです。

作り終わっての感想としては、我が家で積みプラとなっている、「リバイブ版のゼータ、もしくはUC.0088版と作り比べてみたい」という欲求がわいてくる1台でした。

余談ですが、取説のストーリー部分のパイロット目線の文章が面白かったです。

キットのグッドポイント

  1. 専用パーツ使用で美しいウエイブライダー形態
  2. ゼータタイプの系譜を知る上では外すことのできない1台

キットの残念ポイント

  1. コスト削減?新人の設計?とも思えるパーツ分割
  2. 肘や腕、脚の付け根の可動範囲
  3. 説明足らずな取説
  • 登場作品:ガンダムユニコーン
  • 型式:MSZ-006A1
  • 名称:ゼータプラスA1型
  • 搭乗者:一般兵
  • 所属:カラバ・地球連邦軍(シャイアン基地)
  • 商品価格:2,640円(税10%込)
  • 発売:2014年7月12日
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ジムⅢ レビュー

今回は『HGUC 1/144 RGM-86R ジムⅢ』をレビューいたします。

いつものレビューとは少し違いまして、途中まで作って筆者のクローゼットで長い間眠っていた物を引っ張り出して完成までこぎつけております。

そのため、ランナー写真は撮影できず、パーツも一部接着済みだったため、分解写真も注釈付きの物となっていることをご了承いただければと思います。

個人的には「ジムⅢ」は非常に好きなMSで、商品化してほしいキットのアンケートなどがあった時は、必ず投票しておりました。

待ちに待ったキット化で、発売直後に購入したのですが、何故完成までに8年も(キットは2011年発売)要したのかも併せてレビューしていきたいと思います。

製作方法は全塗装ですが、合せ目消しはほどほどにといった内容で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーから部品9割ぐらい切り出した状態で放置されておりましたため、ランナー撮影は出来ておりません。

以前レビューいたしました、「ジムⅡ(エゥーゴカラー)」がある程度参考にはなります。

ジムⅡのキット自体がジムⅢの派生キットとなっておりますので、構造的には近いものとなっております。

各部組立

頭部

頭部は前後分割です、すでに接着済みで、合せ目消し済でした。クリアのバイザーは額のメインカメラとつながっていて大き目です。

8年眠っていた理由①:メインカメラの枠の塗装

クリアパーツにホワイトをこの大きさの物にうまくの載せるのがハードル高い気がして、ワクワクする頭部作成にブレーキが…

後頭部のカメラはシール使用しています。

胸部

胸部も前後分割ですが、すでに接着済み、肩にできる合せ目消しておりました。

8年眠っていた理由②: 今はカラーの調合全く苦にしませんが、この何とも言えない微妙なボディカラーを作るのが面倒に感じたのが2点目の理由です。

ランドセル

ランド説本体、左右のサーベルラック兼用のスラスターも前後分割です。

本体の合せ目の段差が大きいので、完全に消そうと思うと結構大変です。

ガンダムMkⅡと同型ランドセルです。本体接続部ががっしりしています。

腕部

肩ブロック接着済みです。

8年眠っていた理由③: 肩ブロックのバーニア部分の合せ目消し、および塗装がかなり面倒な構造です。

この後の完成写真で確認取れますが、合せ目部分に結構な段差残っています。また、上面の凹モールドの中に合せ目発生するためきれいに整えるのがかなり面倒です。

腕単体とミサイルポット装着した状態です。

8年眠っていた理由④:大型ミサイル以外の黒い部分、かなり奥まっていてマーカー系は届かず、エナメルブラックからのふき取りとなっておりますが、ふでも届きずらいためなかなかうまくいかず。これが理由の4つ目です。

ハンドパーツです。握り手は親指部分も別パーツです。

腰部

腰部分はジムⅡと共通です。

足首

グレーのブロック部分は左右に分割されています。スリッパはユニコーンバージョンの形状となっています。

8年眠っていた理由⑤:アンクルガードが左右の足首の両方とも右側に合せ目が出来る左右非対称な構造です。この部分も合せ目完全に消そうと思ったら、なかなか面倒な工程になるなと直感的に感じたので眠らせておきました。

脚部

最大の難所脚部です。組立自体は大したことはありませんが、色分けが強烈でした。

8年眠っていた理由⑤: なんといってもこの脚部の塗り分けの面倒くささ!どんだけ色分けしてんだよ!と。これ塗り分けるぞ!という、気力をためる作業が大変でした。

塗装の順番は

グレー→レッド→グリーン→ホワイトをエアブラシ、マスキングの繰り返しで行い、最後に筆でエナメルのブラック、はみ出したところは綿棒&薄め液でふき取っております。

このカットだと外側のバーニア見えないですが、そちらも塗り分けされています。足裏も塗り分けてます。

膝の緑のバーニア(?)部分の合せ目は消すのを諦めています。

武装

武器類です。シールドとライフルはジムⅡ作るときにまとめて塗装しております。

腰のミサイルランチャーもマスキングして塗り分けしています。ここはマスキングのし易さで、ホワイト吹いてからグレー塗っています。

普段は肉抜きあまり気にしなしんですが、さすがにこれは目に余ったので、対策してます。

ランナーの表記部分(AとかジムⅢって書いている平らな部分)を適当にカットして、接着、はみ出た部分をカットしてヤスリ掛けしてます。出来上がりは二つ上の写真で確認してください。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。肩のミサイルポット有り無しで比較です。

ギミック&可動

肘の可動は標準的な範囲です。

膝も90度前後です、脚の付け根が意外と干渉して前まで大きく振ることはできません。

足首は前後へ大きく動きます。

肩のミサイルポッド接続部分です、残念ながらミサイルポッド外した場合のフタはありません。

マイクロミサイルと大型ミサイルは部品の差し替えで再現です。

ミサイルポッド外すとこういったモールドになっています。

そして、8年眠っていた理由③がこの凹モールド部分の合せ目です(右肩が分かりやすい)。もうちょっと分割する場所考えてほしかった、真ん中から割るならだれでもできる。

腰のラッチのミサイルランチャー取り付け部です。

アクション

確か初登場のシーンはこんな感じだったような…

ユニコーン見た後だとジャベリンも欲しくなります。なにしろ、スリッパ形状もユニコーンバージョンですし。

比較

ありそうで、なかったエゥーゴ(カラバ)の量産機そろい踏み。

何故かダブルゼータではネモもジムⅡも登場ありませんでしたからね。

まとめ

今回は『HG 1/144 ジムⅢ』をレビューいたしました。

途中でも書いておりますが、まぁ手のかかるHGでした。

もっとも、完成した今となっては、お気に入りの1台ではありますが(元々好きなMSですし)、8年はかかりすぎと思われます。

工程の面倒くささもありますが、合せ目消すのには目を瞑るなどの、割り切りの考え方が出来るまでに8年かかったのかもしれません。

ただ、8年前の私だと、目に見える部分に合せ目あるのは許してなかったからな~

そういった部分を考えすぎることなく、完成させることに重きを置いたおかげで、棚にジムⅡやネモと並べて飾ることができました。

以上、「HG 1/144 ジムⅢ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. なんだかんだといっても、数少ないジムⅢの立体物
  2. 豊富なハンドパーツ

キットの残念ポイント

  1. 8年眠っていた理由 ①~⑤
  2. スリッパ形状(ダブルゼータ版をうたうなら)

MGで早く出してほしい1台です。

おそらくRX-78をベースに設計されている最後のMS、ガンダムVer.2.0フレームを利用できるキットの集大成として、早く作ってみたいです。MGならこんなにマスキングして色分けもすることないだろうし。

  • 登場作品:ガンダムダブルゼータ、機動戦士ガンダム逆襲のシャア、ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-86R
  • 名称:ジムⅢ
  • 搭乗者:カラバ一般兵、連邦軍一般兵
  • 所属:カラバ、地球連邦軍
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年7月9日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 ド・ダイ改 レビュー

今回はエゥーゴのサブフライトシステム『HG 1/144 ド・ダイ改』をレビューしていきます。

今回はパーツ組上げる前に塗装を行って組上げる方法で作成していきます。

ガンプラの世界観を広げるMSアクセサリを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。

A1パーツ 本体背面と尾翼になります。

A2パーツ 本体上面と反対側の尾翼、中央の脚部です。

Bパーツ 2枚入ってます。左右のエンジン部中心です。

C1パーツ エンジンのエアインテークと出力部になります。

C2パーツ本体中央の黄色い部分です。

ホイルシール コクピット部分の色分け用です。

各部組立

今回はランナー切り離した状態で、全て塗装しております。

サフ→指定色→スミ入れ→つや消しクリアーで仕上げてます。

塗装色は説明書通りで、本体の青(インディブルー6:レッド3:ブラック1:ホワイト少々)、赤(シャインレッド5:あずき色5:ネイビーブルー少々)、イエロー(ガンダムカラーイエロー2 絶版)、黒(ブラック100)

本体部

本体部分です。エアインテーク部とフットレストを間に挟めて行く構造となっています。

エンジン部

エンジン部です。左右で同じ部品構成となっています。

上面細部と全体組付け

組みあがった本体部、左右のエンジン部などを取り付けていきます。

下面細部

着陸時のギアはふたと差替えです。中央はアクションベースの取り付け部分です。

塗装済み完成

ランディングギア取り付けて着陸状態です。

尾翼にナンバリングのデカール貼ってもカッコ良さそうです。

後方から。

ギミック&可動

フットレストがスライドします。動きもスムーズです。

MS用のグリップは差替え式で長さ変えられます。短いほうをしっかりはめ込むとは外すのが少し大変です。

アクションベース1の取り付け部分です(胴体中央部分)。アクションベースの取り付け部分を曲げて挿し込む形になります。しっかり固定出来てなかなかいいです。

着陸時の支柱は差替え式です。カバー部分の端っこを押すと簡単に取れて交換しやすいです。塗装しているので多少きつくなっているかもしれませんが、支柱も緩くも固くもなくちょうどいい感じです。脚部は部分塗装してます。

アクション

MSを乗せて何枚か、モデルはHGディジェとネモです。

「ダカールの日」見直したくなります。

着陸姿勢です。

アクションベースへの取り付け部がしっかりしているので、MS載せてもぐらつくことはありません。

スタンディングも問題なく安定してます。

2機搭載も可能ですが、左側のMSはライフルを左手で持たせたいのですが、ライフル用ハンドパーツが無いので少し残念な感じです。

まとめ

今回は『HG 1/144 ド・ダイ改 』 レビュー いたしました。

たかがゲタ、されどゲタではありませんが、完成してみるとなかなかの存在感で、MS載せた状態ではサマになります。

単体でも航空機テイスト(各部スジボリなど)もあり、カッコいいです。

作成して気が付いたのですが、尾翼の傾きなどが元祖ドダイを彷彿させ「改」であることを認識させられました。

アクションベース使用でも、着陸姿勢でもいい雰囲気が出ているので、エゥーゴのMSお持ちの場合は良いアクセサリになると思います。

設置場所は取りますが、アクションベース設置と同じような考か、ドダイ1機のスペースでMS2機飾れると思えば、それほど大きな負担にもならないかと。

手軽に組めますが、MSと共演させると展示時のワクワク感が高い1台です。

塗装に関しては、こういった板状の広い面積を塗装する場合、やはりむらなく塗るのが結構難しかったです。部分的には3回塗りなおしてますが、まだ納得いく出来にはなっておりません。

以上、HGド・ダイ改のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 普通に組むだけで、色分け含め見事にドダイとなるスタイリング
  2. アクションベースの取り付け部の構造が優秀で、MS載せてもびくともしない剛性感
  3. 完成後も外しやすい下面の各ハッチ

キットの残念ポイント

  1. (ドダイの問題ではないが)2機載せたときの左手用ライフルのハンドパーツが欲しい
  2. MS単体と比較すると完成品を飾る際に場所をとる。
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム、 機動戦士 ガンダムダブルゼータ
  • 型式:-
  • 名称:ド・ダイ改
  • 搭乗者:ハヤト・コバヤシなど
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:1,296円(税込)
  • 発売:2019年8月

HG 1/144 ディジェ(ナラティブVer.)& ディジェ

今回は2018年12月に発売された『 HG 1/144 ディジェ 』とプレミアムバンダイで2019年5月に発送となった『HG 1/144 ディジェ(ナラティブVer.)』 を比較しながらレビューしていきたいと思います。

アムロ搭乗の機体なので、それなりに知名度もあるディジェですが、2015年のRE/100でキット化されるまで 、なかなかキット化には恵まれなかった1機です。

その反面、キット化が遅かった分、最新フォーマットで再現されたディジェをZ版とナラティブ版で比較しながらレビューしたいと思います。

写真が分割されているものは基本的に左がZ版、右がナラティブ版になっております。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはZ版がキリマンジャロイメージのパッケージ、ナラティブは映画でのマーサ強奪のシーンです、プレバンのモノカラー印刷(紺)になっています。

メインの取説は共通です。ナラティブVer.は追加でモノクロ両面の物が追加されています。

ランナー紹介

A1 パーツ  PS素材 紺 部品点数も色味も共通です

A2 パーツ  PS素材 紺 A1と対になるパーツです。

B1パーツ PS素材 グリーン・グレー 脚部と頭部になります。ナラティブVer.は左下にライトユニット用のパーツが追加されています。

B2パーツ PS素材  グリーン・グレー  こちらはパーツ共通です。

C1パーツ PS素材 グレー 武装になります。

D1パーツ PS素材 グレー ナラティブVer.は専用ビームライフルとライトユニットが追加されています。

D2パーツ PS素材 グレー パーツ共通です。

E1パーツ PS素材 イエロー パーツ共通ですが色味が違います。

E2パーツ PS素材 レッド・レッド&ブルー ナラティブVer.は色再現のために赤と青の2枚が付属しています。

Fパーツ PS素材 グレー パーツ共通です。

Gパーツ TPE樹脂 グレー・ブルー パイプ類です。

SB-20パーツ クリヤーイエロー ビーム刃で共通です

PC-002 ポリキャップ 共通です

ホイルシール ナラティブVer.のほうが色再現の関係で量が多いです。モノアイは1つに減っています。

各部組立

ここからは基本ナラティブVer.で作成し、Z版と相違があるばあいは比較していきます。

頭部

パーツ一つずつだた頭部だとわからないような分割です。やはりゲルググに似ています。

胸部

お腹の赤い部分も独立して可動します。肩も引き出し式になっています。

腕部

左肩のウェポンラックが1パーツだという事実に、バンダイの進歩が感じられます。

腰部

フロントスカートはきれいに分割されています・。

足首

足首は関節なしです。

脚部

デザインの割には膝もしっかり曲がります。

ランドセル

武装

補足 Z版からの追加パーツ

ライフル、肩のサーチライトと取り付け用の肩です。

素組完成

ギミック&可動

肩のウェポンラックに接続パーツ取り付けることによってクレイバズーカを懸架出来ます。

もちろん背中のバックパックにも接続可能です。

サーチライトなしの一般機も再現できます。

アクション

Z版も何枚か

比較

グレーも渋くてかっこいいですが、やっぱりグリーンのイメージが強いですかね。

まとめ

今回は『HG ディジェ(ナラティブVer.)』と『HG ディジェ』を2台まとめてレビューいたしました。

本体カラー、肩のサーチライト、追加のビームライフル以外は全く同じなこの2台。当然組立やすさも出来上がりのプロポーションも同じになっています。

購入のしやすさは店頭販売されているZ版が圧倒的ですが、ナラティブ見た後ではグレーの機体も気になる1台です。希望小売価格では100円(税別)違いと(実勢価格だともっと違いますが)、どちらを選択するかはタイミングと好みの問題かと思います。

キット自体は2018年製だけあって可動域、プロポーション、色分けと、普通に作る分には全く問題がない好キットでした。

組立してて難しい部分もなく、説明書通りに作成すれば、出来の良いディジェがご自宅にやってきます。

ツインアイも選択できる頭部パーツなど、細かいところですがマニア心もくすぐられます。

関節もKPS素材なので、仮組いた後でもパーツが外しやすく、ばらして塗装する際にも楽そうだなーと感じました。(前回のMG Sガンダムは二度と外れないのではと感じる部分が多数ありました)

ただ、ナラティブVer.のサーチライトは正直ちゃっちいので、取り付けないほうがいいかもと思いました。

いずれのディジェもいい出来ですので、オススメできる1台です。

全くの余談ですが、旧キットのディジェもパーツの合せ目が非常にきれいでびっくりした記憶が残っています(スカートの切り離しの途中で断念しましたが)。

キットのグッドポイント

  1. どこから見ても色分けばっちりなディジェが手に入る
  2. モノアイとツインアイを選択できる心憎いパーツ
  3. ROBOT魂並に動く胴体の可動部
  4. 前部スカートの分割が秀逸

キットの残念ポイント

  1. シールドがポロリしやすい
  2. 頭部も少しポロリする場合が…
  3. ビームライフル(Z版)のチューブが塗りずらそう
  4. クレイバズーカのグリップをたたむと元に戻すのがチョー大変
  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:MSK-008
  • 名称:ディジェ
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:2,052円(税込)
  • 発売:2018年12月8日
  • 登場作品: 機動戦士ガンダムナラティブ
  • 型式: MSK-008
  • 名称: ディジェ
  • 搭乗者:ミシェル・ルオ、ヨナ・バシュタ
  • 所属:ルオ商会
  • 商品価格:2,160円(税込)
  • 発売:2019年5月 二次配送:2019年7月