「グフ」タグアーカイブ

ガンプラ進化論, HG

ガンプラ進化論 （HGUC グフ編）　

コメントする

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」　今回はHGUC グフの進化を見ていきます。

HGUCでの初キット化はNo.009！一けた台の歴史あるキットからの進化を見ていきます。

使用キット

・HGUC グフ（No.009）2000年4月発売

・HGUC グフカスタム（No.117）2010年11月発売

・HGUC グフ（No.196）2016年04月発売

グフカスタムは元デザインが異なりますが、No.009とREVIVE版の間を埋める（2000年→2010年→2016年）発売時期だったので、今回は一緒に並べてみることにしました。

写真掲載順は、左（または上）から、初代、カスタム、REVIVE版の順になっております。

なお、初代とREVIVE版は、合わせ目消し及び、全塗装済み（一部写真を除く）、カスタムは素組状態です。

形状比較

本体

足の長さはあまり変わりませんが、ボディのボリュームとメリハリが年々アップしている印象です。

脚部の裾やダクトも段々大型化しています。

ランドセルもREVIVE版だけパーツ一つ分大きいです。
また、REVIVE版は前腕にシールドマウント用の接続穴があるのも特徴的です。

頭部

初代とカスタムは口部分が短めの似たテイストです、頭部アンテナもスタビタイプで先端曲がっています。REVIVE版は原点回帰で設定画に寄っています。

シールド

カスタムは元々小型化されたとの設定がありますが、初代とほぼ同サイズです。REVIVE版とカスタムは色分けされている部分は別パーツですが、初代は1パーツなので、塗分けが必要です。

シールド裏及びヒート剣収納

腕との接続部は3種ともグレーパーツでしたが、それ以外は塗り分け必要です。
ヒート剣の柄の部分と刃の部分を分離できるのはREVIVE版だけで、他の2つはシールドから剣がはみ出る形での収納となります。

ヒート剣

初代とカスタムは1パーツ構成のため、塗装が必要です。
REVIVE版は剣部分が分割可能です、2本付属しています。
グフの歴史はヒートロッドの歴史、MGと違い、細かくパーツ分割もできないため、それぞれの工夫が見られます。
左の二本が初代、形状固定のため、攻撃時の伸びきった状態と立ち姿用に二種付属しています。真ん中のリード線によるワイヤータイプがグフカスタム、おそらく模型にたときの事も考慮されてデザインされたのではと推理します。一番右がREVIVE版、軟質樹脂使用し自由に形状変更ができるのが売りです。

クリヤーパーツ

腹部のオレンジ部分、カスタムとREVIVE版はパーツ分割されてありクリアーオレンジになっています。REVIVE版はヒート剣もクリアーパーツ使用しております。初代はクリアーパーツ付属しておりません。
たた、個人的にはこの、コックピット部分、クリアーである必要はないのではとも思っています。

ハンドパーツ

初代は左手は1種類、右手はザクマシンガン用とヒートロッド用の二種が付属、
カスタムは左右それぞれ握り手、武器用握り手と、右のみ平手が付いています。

ハンドパーツ数が一番多いのがREVIVE版です。左手マシンガンの握り手が付属しています、これによってヒート剣の両手持ちが可能です。また余剰パーツ扱いですが、ノーマルの左手が付属しています。

武装

初代には劇中でも装備していたザクマシンガン、カスタムは当然ながらガトリングが付属します。REVIVE版はグフ標準装備品のみになります。

可動域

ヒジ関節

ほぼ直角です。

上腕が角形から丸みを帯びた形になっていますが、関節自体は大きく変わらずです。
REVIVE版は大きく可動範囲が進化しています。ショルダーアーマーの合わせ目が出るのは皆一緒です。

腕の付根

初代は固定ピンです。

カスタムでは引き出し式ポリキャップになっています。ポリキャップカバーが付いていいます。

REVIVE版も引き出し式ポリキャップは同様ですが、開口部が狭いためあまり大きくは動きません。

フロントスカート

初代はスカート固定です、そのせいもあって可動範囲確保のためスカート丈が短いのかもしれません。

カスタムはフロントスカート可動しますが、可動域が狭いため効果は小さいです。

REVIVE版でやっとフロントスカート部が広めに展開して、脚部の可動範囲も大きくなりました。

足付根

脚部の付根、初代はボールジョイントと固定軸です。

カスタムは固定軸と脚側は3軸関節です。

REVIVE版もカスタム同様の構造になっています。

外側への足の開きに限界があります。

可動軸のおかげでぐるっと一周できます。

REVIVE版もどうようです。

ヒザ関節

一応、二重関節ですが他の二機と比較すると物足りないです。

初代から大きく進化しております。

カスタムからもさらに深く曲がるようになっております。

足首

前方方向への可動範囲はどれも似た感じですが、初代のみモノブロック構造でかかとを上げることができません。

脚の甲の部分含めてもう一段階曲がります。

REVIVE版はさらにかかとが上がります。

ディティール

動力パイプ

初代は腰部分に可動部が無いため、動力パイプは固定の堅いパーツです。

カスタムからは軟質パーツで切れ込み部分で折り曲げて接続します。

REVIVE版も基本構造はカスタムと一緒ですが、より可動をしやすくするため、切れ込みが大きくなっています。

カラーリング

ボディ部にミッドナイトブルーなど、全体的にトーンが暗めな配色に感じます。

バーニア内部が唯一、モンザレッド指定です。

全体的に混ぜる色数が少ない印象です。

シール

（一部使用しておりますが）腹部のオレンジ部がシール対応です。

左手の外付けマシンガンのスコープ部とモノアイがシール対象です。

REVIVE版はモノアイだけです。

まとめ

今回は「HGUC グフ」の進化を見てきました。

初代も当時としてはいい出来だと思っておりましたが、シールドに収納したときのヒート剣や、可動部のない腰やスカート部など気になる部分もありましたが、カスタムを経て、REVIVE版ではかなり完成度の高いものになっておりました。

シールドやヒート剣の再現度も高く、ヒートロッドの自由可動など16年分の進化をよりしっかり感じることができました。

間にグフカスタムを入れて並べてみることで、関節部の曲がり角度の進化過程も興味深かったです。

頭部のデザインなども、当時は設定画から少し離れた方がカッコイイとしていたものから、原点回帰しつつも、よりカッコイイを追及しているのが感じられました。

初代の時代感を感じ、REVIVE版の実力、カスタムもまだまだいけてることを再確認いたしました。

以上、「ガンプラ進化論　HGUCグフ編」でした。

HG

HGUC グフカスタム レビュー

コメントする

今回のガンプラレビューは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』より「HGUC 1/144 グフカスタム」を見ていきます。

機体紹介

グフカスタムは、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するMSです。

実戦配備されたグフの改良型で、一年戦争後期に生産されB3型とも呼ばれる機体です。

主な改良点としては左手に固定武装として内蔵されていたマシンガンを着脱式に変更し、通常のマニュピレーターへ置き換え、ヒートロッドもワイヤー式に変更、胸部の装甲にも手を加えられています。

また、中距離の攻撃力をカバーするガトリング・シールドも新設されています。

ノリス・パッカードが駆り、シロー・アマダ率いる08小隊と激しい戦闘を繰り広げました。

キット紹介

キットはHGUCシリーズNo.117として、2010年11月に一般店頭発売、HGUC No.009 グフからのパーツの引継ぎはなく、完全新規として製品化されています。

このキットをベースに後にプレバン限定の「グフ・フライトタイプ」やガンダムベース限定の「グフ・フライトタイプ(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)」が発売されています。

パッケージ＆内容物紹介

発売時期的にはⅢ型パッケージが既に展開しているタイミングですが、ジオラマ写真があるHGⅡ型になっています。
側面は機体紹介とキット紹介になっています。積んであった赤バンダイ時代のパッケージなので、最新で購入すると写真点数が減っているかと思います。

HGシリーズの一般的な仕様の組立説明書です。

一般販売商品なので、写真点数も機体解説もふんだんです。

ランナー紹介

素材はPS素材とポリキャップで、ABSパーツは使っていません。

Aパーツ　イロプラ　「HGUC 1/144 グフカスタム」表記　軟質樹脂のためか動力パイプは水色ですが、こちらのランナーになっています。

B2パーツ　ブルー　「HGUC 1/144 グフカスタム」表記　頭部や腕部、脚部です。

B2パーツ　ブルー　「HGUC 1/144 グフカスタム」表記　B1の対になる部分です。

Cパーツ　グレー　「HGUC 1/144 グフカスタム」表記　武装中心です。

D1パーツ　グレー　「1/144 グフカスタム　1/144 グフフライトタイプ」表記　軟質樹脂、ガトリングの給弾ベルトになります。

Eパーツ　グレー　「HGUC 1/144 グフカスタム」表記　2枚入っています。関節部中心です。

PC-001　ポリキャップ

リード線　ヒートロッド用です。

シール

ホイルシール　モノアイと3連ガトリングのセンサー部です。

各部組立

頭部

モノアイ部はシール対応ですが段差があり、塗装派にもありがたい仕様になっています。

アンテナの安全ダボは切り取りやすそうな形状です。

胸部

動力パイプの受け部分はランドセルではなく、本体背中に接続します。

コックピット部のオレンジはクリヤーパーツです。

部品展開写真にはない腕の付根のカバーが付いています（腕部の展開写真に写っています）。

バックパック

バーニア付け根はポリキャップ（ボールジョイント）になります。

07Bと変わらぬデザインです。

腕部

パーツ数が多めです。前腕、上腕に合わせ目が出ないような構成になっています。

右手のハンドパーツはヒートロッド用の平手が付きます。

腰部

フロントスカートの構成がちょっと変わっています。中央でボールジョイント接続になっており、左右独立になっていません。

上半身とはボールジョイント+ポリキャップ接続です。

リアスカートに穴が開いていますが、特に何もマウントするようなものは付属していません。

足首

脚部の接続部分は独立可動します。

脚部

サイドの裾部のインテーク内部、部分塗装必要ですが、塗装しずらそうです。

ふくらはぎ部分は段織加工されていますが、裾は合わせ目が出ます。

武装

ガトリングも部品点数多めでしっかりしています。

シールドにフルで取り付けた状況です。

裏側です。

素組完成

ギミック＆可動

水平方向へは360度回転します。

前後方向へは胴体側が比較的よく動きます。

ショルダーアーマーが干渉して、ほぼ水平までとなっています。

ヒジはシングル関節で90度付近までです。

腕の付根はポリキャップによる前方引き出し式です。

カバーパーツの段差で腕をロックすることができ、ガトリングシールドの重さに耐えることができます。

腕のキャップを外して、ヒートロッド差し込みます。

動力パイプの影響で腰のスイング範囲は極小です。
前後も然りです。

ヒザは二重関節で90度以上曲がりますが、フロントアーマーの可動範囲が狭いため、もも上げがあまりできません。

スリッパ部分が離れることもあり、前後方向へはそれなりに可動範囲を確保しています。

脚の付根に可動軸が3軸あるので、自由度が高いです。（※写真訂正23/09/01）

足首も左右へ柔らかく動き、接地感向上に一役買っています。

アクション

比較

手元にある08小隊系のMSがこれしかなかったので、陸戦型ジムとです。グフのほうが体格良いです。

肩の位置が頭半分高いです。

まとめ

今回は「HGUC 1/144 グフカスタム」レビューしてきました。

2010年製ということで、古すぎず、新しすぎずといった時期のHGUCでしたが、ある意味HGフォーマットの過渡期であるキットでした。

前腕部や上腕部がフレームを一周する合わせ目の出ない、モノパーツ構成であったり、足首と脚部との接続部分に可動軸があり、かかと部分を持ち上げる動きが取れたりと、MGや後年発売のHGに搭載されているパーツ構成や可動部が見受けられます。

その反面、左右の中央でボールジョイント接続するフロントスカートなどは近年はあまり見ない構造になっています。

全体的にはグフらしいしプロポーションであったり、特徴的なガトリングシールドの出来や、その重たい武装を掃除してもしっかり構えることができます肩のロック機構などの工夫も含めて、よくできたキットで、好感が持てました。

以上、「HGUC 1/144 グフカスタム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ガトリング砲のシールドへの着脱がスムーズかつしっかり固定できる
  2. 重たい武装もしっかり固定できる、肩のロック機構
  3. 接地感の良い足首

キットの残念ポイント

  1. 凝った作りだが、あまり可動しないフロントスカート
  2. 動力パイプの影響でほとんど回らない腰
  3. ダボがないので、手の中でふらつくヒート剣

技術ポイント

  • ゲート：ノーマル
  • 腕付け根：前方向引き出し式ポリキャップ
  • 脚部付け根：本体側中央軸付き固定ピン+脚部側3軸
  • 関節構造：ヒジ（シングル）、ヒザ（二重）、首（ストレート両端ボールジョイント）
  • クリヤーパーツ：胸部コクピット部

機体＆キットデータ

  • 登場作品：機動戦士ガンダム第08MS小隊、機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
  • 型式：MS-07B-3
  • 名称：グフカスタム
  • 搭乗者：ノリス・パッカード、ジオン軍一般兵
  • 所属：ジオン公国軍
  • 商品価格：1,760円（税10%込）
  • 発売：2010年11月06日
  • パッケージ：HG Ⅱ型
  • 積みプラ解消： -7.5cm（パッケージの高さだけで算出）
  • 派生キット：HGUC グフ・フライトタイプ

全塗装, HG

HGUC グフ（21stCENTURY REAL TYPE Ver.） レビュー

コメントする

今回は「HGUC グフ」（21stCENTURY REAL TYPE Ver.）をレビューしていきます。

21世紀によみがえった”リアルタイプ”シリーズ！しかし、本家旧キットは1/100での展開、さらに言えば当時グフはラインナップにありませんでした。

21stCENTURY REAL TYPE Ver.シリーズはHGのREVIVEが始まったタイミングで企画されたと思われ、「RX-78ガンダム」、「ガンキャノン」、そして今回の「グフ」の3機種でスタートいたしました。現在はこの3機の他に、「HG グフフライトタイプ」、「HG ドダイ改」、そしてREVIVEされた「ザク」（なんと量産型より先に発売）と、地道にシリーズは増加しております。

キットはREVIVE版のグフの成型色を変更し、ライン部分などを水転写デカールで再現したキットとなっております。

当初はプレバンでの発売でしたが、ドダイ改がガンダムベース東京限定で発売されたタイミングで、21stCENTURY REAL TYPE Ver.シリーズは各ガンダムベースの店頭でも販売されています（HPには記載されてませんが）。

そんな21世紀に蘇ったリアルタイプを今回は見ていきたいと思います。

パッケージ＆内容物紹介

パッケージはフルカラーで大河原先生のイラスト風で、ドダイに乗った姿が描かれています。
しかしよく見るとキット写真を加工したものの様です。ドダイも欲しいですね。

側面にはキット紹介と、懐かしいラインナップ紹介になっています。

組立説明書はベースのグフの物に、両面印刷された専用の1枚ものが追加されています。片面カラーで塗装とデカールの指示書になっています。

ランナー紹介

表示は全て「HG1/144 グフ」、素材はポリキャップ以外「PS素材」となっており、シール以外のパーツ構成はREVIVE版と一緒です。

Aパーツ　グリーン　ショルダーアーマー部です、このランナーの頭部は使用しません。

Bパーツ　メタリックグレー　関節やインナー部になります。

Cパーツ　イエロー　脚部や腕部の外装になります。シールドパーツは余剰パーツになります。

Dパーツ　グリーン　ボディとシールドになります。

Eパーツ　ダークグレー　胸部、スリッパ、ヒート剣の柄になります。

Fパーツ　クリアーオレンジ　ヒート剣とコクピット部です。

G1パーツ　グレー　ヒートロッドになります。PS素材ですが軟質樹脂になってます。

G2パーツ　イエロー　動力パイプです、こちらも柔らかいです。

Iパーツ　グリーン　このランナーがR35にない新規パーツと思われます。

ポリキャップ　PC-002　今回は全て使用します。
水転写デカール　ラインやコーションの他にも色再現用のデカールもあります。
取説写真ではピンクですが、モノアイがオレンジになっています。

各部組立

頭部

モノアイ部分が凸モールドになっているので、シールも塗装もやりやすいと思われます。

動力パイプのカラーがイエローになっており、オリジナルとは異なるツートンカラーです。

胸部

コクピットのオレンジはクリアーパーツになっています。
個人的にはオレンジではなく山吹色（黄橙色）でソリッドの方が好きです。
胸部のボディカラーはオリジナルパターンとは異なり腕や脚などと同じグリーンです。
腕の付け根のポリキャップは引き出し関節対応になっていますが、ボディ側の切り欠きが小さいので実際の可動範囲は少ないです。

ランドセル

成型色でメタリックになっています。

中央に謎の角穴あいています。

腰部

フロントスカートはサイドスカートに取り付ける形になっています。動力パイプはイエローで統一されています。

動力パイプの先端はランドセルへの接続になります。

胴体部完成です。カラーリングが緑だとザクっぽい印象です。

腕部

腕はイエロー基調です、ショルダーアーマーだけグリーンになります。

左手はマシンガンと通常のハンドパーツとの選択式になっています、今回は通常バージョンで。

足首

脚部との接続部分塗装する場合は要マスキングです。

脚部

膝アーマー部分の黒とオレンジは水転写デカールまたは塗装が必要です。

武装

ヒートサーベルは右手用と左手用で2本付属します。
ヒートロッドは軟質素材で自由に形状変更ができるタイプになっています。

シールドの色分けもしっかりされています（裏面は塗装必要ですが）。

素組完成

カラーパターンが変わるだけでグッとしぶくなります。

ギミック＆可動

首の前後もしっかり動きます。
横回転は1周させることができます。

完全には折りたためませんが、肘もしっかり曲がります。

ショルダーアーマー逃がすことによって、水平近くまで腕を上げられます。

胴体側のポリキャップに可動軸はありますが、ほとんど可動域がないため、接続部のボールジョイント頼みになっています。

腹部の前後への可動はあまり大きくとることはできません。

動力パイプの抵抗はありますが、腰も前後左右へ動かすことができます。

膝は90度以上、スカート跳ね上げて、太ももも水平近くまで上げることができます。

足首はスリッパ部分から持ち上げることができ、大きく稼働します。

左右にも大きく動きます。

ノーマル版ではあまりきちんと立膝できていませんでしたが、それなりにきちんとできました。

シールド裏には、設定どおりヒート剣も取り付けられます。

元々バルカン装備の握り手用にシールドの持ち手が設計されているため、通常のハンドパーツだと径が足りず、写真のように隙間ができます。

バルカン装備の握り手だとしっくりきます。

成型色が緑のため、塗装が必要になります。

塗装＆水転写デカール

せっかく水転写デカールもついているので、全塗装いたしました。

レシピは取説に寄せておりますが、単色で近いものがあるときは手間軽減のためにそちらを使用しています。

表記のないものはミスターカラーです。

本体グリーン：フィールドグレー（2）50％+グリーン25％+オリーブドラブ（１）25％

腕部、脚部イエロー：ホワイト35％+タン35％+ガイアノーツ クリームイエロー30％+ダークイエロー少々

胸部などブラック：ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

関節、ランドセル：ガンダムカラー MSグレー連邦系

膝オレンジ：ガイアカラー マンダリンオレンジ

ヒートロッド：ニュートラルグレー

モノアイ：シルバーの上からクリアーオレンジ

胸とヒザアーマーの上半分、手の甲は色再現＆ラインマーキングのデカールとなっております。全部隠れてはしまうのですが、一応ニュートラルグレーⅤで塗装しております。貼り付けてみると関節に使った連邦グレーの方が近かった気がします。

上記部分のデカールは結構貼るのが大変で、マークソフターやらセッターやら多用して、やっときれいに収まった感じです。

膝のオレンジ部分は色再現だけでしたので、デカール貼らずに塗装のみです。

イエロー部分はもっと濃い黄色イメージしていたのですが、かなりクリームっぽくなってしまいました（ジＯの黄色みたい）。

アクション

パッケージ写真風に。

比較

塗装済みに差替えます（2021/8/1）

左手首以外は全てのパーツは共通です。グリーン基調もかっこよいです。

シールドのデカールは青いほうにも欲しい感じです。

まとめ

今回は「HGUC グフ」（21stCENTURY REAL TYPE Ver.）をレビューしていきました。

基本構造はREVIVE版のグフと同一なので、大きな問題はないのですが、21st版ならでは問題点がいくつか。

上記レビューにもありますが、ノーマルの握り手だと、シールドを持たせるときに握り手に空いている穴の径が小さく隙間が空きます。シールド側の持ち手を削って細くするか、諦めて前腕に装着するかになります。

また、成型色のみで色再現ができていない、腹部や膝アーマー、手首の装甲の黒い部分は水転写デカールでの再現になるのですが、色再現とマーキングラインが一緒になっています。そのため、塗装してもラインデカールがないため、上からデカールを貼るか、サードパーティーのラインデカールで自作するか、はたまたラインも塗装するかの選択にせまられます。また、手首のデカールはワンセット付属しておらず、2セットある手首の片方は諦めなければならない状況です。若干配慮に欠けるかな、と思いました。

それ以外は特に問題はなく、昭和のガンプラを思い出す懐かしい1台となっています。渋いカラーリングで更に汚しをかけても、よりらしくなるかもしれません。

一定の年齢以上の人には懐かしさを、それ以外の方には目新しを届けてくれるキットでした。

キットのグッドポイント

  1. パッケージから当時の雰囲気を醸し出す演出
  2. シールではなく水転写デカールでマーキングを準備してくれたこと

キットの残念ポイント

  1. 手首のデカールがワンセット足りない
  2. カラー再現のデカールとラインデカールは分けてほしかった
  3. 旧キットでもいいので、ドダイもだして
  • 登場作品：機動戦士ガンダム
  • 型式：MS-07B
  • 名称：グフ
  • 搭乗者：ジオン一般兵
  • 所属：ジオン公国
  • 商品価格：1,700円
  • 発売：2016年06月
  • 積みプラ解消： -6.5cm（パッケージの高さだけで算出）
全塗装, HG

HGUC グフ（REVIVE版） レビュー

コメントする

今回は「HGUC グフ」（revive版）をレビューしていきます。

前回レビューで初代HGUCグフを見ていきましたので、引き続き新型 REVIVE版グフ（No196）を見ていきます。

16年の時を経て、可動範囲は？色分けは？スタイリングは？といったところを中心にどのように進化したのかを確認していきたいと思います。

グフと言えばランバラル専用といったイメージが強い印象ですが、れっきとしたジオンの量産型MS。地上専用MSとの設定のため、ジャブロー戦までの登場となっておりますが（めぐりあい宇宙でもちらっと登場してますが）、「ザクとは違うのだよ、ザクとは！」とか、ド・ダイとの連携など、劇中でもインパクトのある機体ですので、しっかりレビューしたいと思います。

レビューは素組から全塗装の予定です。塗装は初代HGと一緒に塗装して比較したいと思っています。

パッケージ＆内容物紹介

取説はHG標準フォーマットの片面カラータイプです。モノクロページの部品部分にトーンが貼ってあるのは見ずらいです。。

ランナー紹介

表示は全て「HG1/144 グフ」、素材はポリキャップ以外「PS素材」となっておりますが、ランナーのいくつかは「HG グフR35」と共通（のはず）となっています。

Aパーツ　ブルー　ショルダーアーマー部です、このランナーの頭部は使用しません。
Bパーツ　グレー　関節やインナー部になります。
Cパーツ　ブルー　脚部や腕部の外装になります。シールドパーツは余剰パーツになります。
Dパーツ　ダークブルー　ボディとシールドになります。
Eパーツ　ダークグレー　胸部、スリッパ、ヒート剣の柄になります。
Fパーツ　クリアーオレンジ　ヒート剣とコクピット部です。
G1パーツ　グレー　ヒートロッドになります。PS素材ですが軟質樹脂になってます。
G2パーツ　ブルー　動力パイプです、こちらも柔らかいです。
Iパーツ　ブルー　このランナーがR35にない新規パーツと思われます。
ポリキャップ　PC-002　今回は全て使用します。
ホイルシール　モノアイのピンクのみです。

各部組立

頭部

モノアイ部分が凸モールドになっているので、シールも塗装もやりやすいと思われます。
口長めのアンテナもノーマル形状で、元の設定画に近い印象です。

胸部

コクピットのオレンジはクリアーパーツになっています。
個人的にはオレンジではなく山吹色（黄橙色）でソリッドの方が好きです。
胸部もアレンジ少なめです。
腕の付け根のポリキャップは引き出し関節対応になっていますが、ボディ側の切り欠きが小さいので実際の可動範囲は少ないです。

ランドセル

旧HGでは一体化していたバーニアも独立パーツとなっています。
中央に謎の角穴あいています。

腰部

フロントスカートはサイドスカートに取り付ける形になっています。
動力パイプはランドセルへの接続になります。
胴体部完成です。サイドスカートの穴もこのキットでは使用しない形になっています。

腕部

ショルダーアーマーの中央の角は別パーツですが、それ以外の部分は合わせ目ができます。
マシンガン内臓の左の握り手が画期的です。

足首

脚部との接続部分は塗り分けたほうが良さそうです。

脚部

裏面の裾部分は合わせ目出ます。また、太ももの曲面にゲートがあるのできれいに切り取るのが難しいです。

武装

ヒートサーベルは右手用と左手用で2本付属します。
ヒートロッドは軟質素材で自由に曲げられるとの触れ込みです。
シールドの色分けもしっかりされています（裏面は塗装必要ですが）。

素組完成

元々の設定画に近い印象です。腹部のオレン部分は暗くなるので、裏からシルバーなどで塗装した方がいいと思われます。
ヒートロッドが曲がりいきらない。

ギミック＆可動

首の前後もしっかり動きます。
完全には折りたためませんが、肘もしっかり曲がります。
水平近くまで腕を上げることも出来るようになりました。
今回の驚きポイント、左の指も動きます。
握り手はシールドも持たせられます、結構しっかりホールドできます。
動力パイプの抵抗はありますが、腰も前後左右へ動かすことができます。
フロントスカートも可動します（軸はサイドスカート側についてます）。
膝も大きく曲がるようになりました。
足首はスリッパ部分から持ち上げることができ、大きく稼働します。
ひざついてませんが、立膝も何とか。
シールド裏には、設定どおりヒート剣も取り付けられます。

アクション

両手で構えられるのはすごい。
イフリート風に両手持ちも可能です。

比較

初代HG（009番）のレビューから拝借カット、こうして並べるとデザイン的には原点回帰してアップデートされているのがよくわかります。
実際にこの2機が並ぶことはありませんでしたが、REVIVEのシャアザクと並べてみました。
並べたときのバランスも良いため早く量産型ザク2機をお供に従えたいです。
こうしてみると前腕部の穴が少し気になります。

塗装

全塗装行いました。当初は初代HGと全く同じカラーリングの予定でしたが、途中で使用していた塗料が無くなったり、既に塗りなおしが難しい部分があったりしたため、全く同一とはいきませんでした。

レシピは以下の通りです。

胴体の青：ガンダムカラーブルー７（絶版　指定ではブルー90％+ミッドナイトブルー10％）　

頭部、腕部や脚部の青：ガンダムカラーブルー8（絶版　指定ではスカイブルー60％+インディブルー40％）　

胸部、ヒザ、スリッパ部：グレー6（絶版　指定ではネイビーブルー70％+ブラック30％）　

ランドセル、ヒートロッド：ガイアカラーニュートラルグレーⅢ

関節：ガイアカラーニュートラルグレーⅣ

ヒート剣の柄：濃緑色

モノアイ：シルバーの上にクリアーピンク

ヒート剣の柄に関しては今回の新旧HG、MGの1.0と2.0どの取説見ても指定カラーの記載がなく、見る限りダークグレー系統で塗られておりましたが、脳内イメージではグリーン系でしたので濃緑色にしてみました。

前腕の合せ目は、きちんと処理しないと目立ちます。

今回、マスキングを行ったのは足首のこの部分とシールド裏、モノアイぐらいです。
シールドの大きさがこんなに違うとは。

同じく全塗装した初代HGグフです。
ボディ部は同じ青使ってますが、四肢の明るいブルーはガイアカラーの「アイスコバルトブルー」使用しています。
どちらも違和感ありません。

まとめ

今回は「HGUC グフ」（REVIVE版）をレビューしていきました。

初代の「HGUC グフ」と連続してレビューしてきたので、16年の年月により進化や、デザインのトレンドなど、いろいろと感じることができました。

初期のMSなのでカラーパターンもシンプルですが、初代009番では多々あったシールやマスキング部分もほぼ解決されておりました（最低限必要なのはモノアイぐらいです）。

可動箇所や、可動域も改善されており、しっかり最近のキットとなっております。また、左の指が根元から90度曲がるという、画期的な可動箇所も設置されています。

ただ、グフ特有のヒートロッドは軟質素材で自由に形状変更ができるとのことですが、ビシッと思った通りには決まりずらいです。

全体のデザインとしては、初代HGよりアレンジ少なめで、長めの口や、ノーマルタイプの頭部羽飾り、胸部など、TV版の設定画に近いものとなっています。

単価は2倍になっておりますが、内容もそれ相応にアップデートされており、万人がイメージする良く動くグフが手に入ります。

パッケージのように、まもなくREVIVE版の発売がアナウンスされるであろう「量産型ザク」を2台、お供にして並べたくなる1台でした。

あとは腹部のクリアーオレンジをそのまま生かすか、黄橙色でソリッドに塗装するかが悩みどころです。

キットのグッドポイント

  1. 高い色再現度
  2. 初代から大きく広がった可動範囲
  3. 曲がる左の指

キットの残念ポイント

  1. イマイチ決まらないヒートロッドの形状
  2. 腹部のオレンジ部はクリアーが正解なのか？
  3. 太もも部のゲート位置
  • 登場作品：機動戦士ガンダム
  • 型式：MS-07B
  • 名称：グフ
  • 搭乗者：ランバ・ラル
  • 所属：ジオン公国
  • 商品価格：1,650円（税10%込）
  • 発売：2016年04月16日
  • 積みプラ解消： -6.5cm（パッケージの高さだけで算出）
HG

HGUC グフ（009） レビュー

コメントする

今回はHGUCの初代グフ（009番）をレビューしていきます。

我が家の積プラの中でも、おそらくベスト５に入る保管期間の長い1台となっています。そのため、まっさらの新品ではなく、パーツをランナーから外して、各ブロックごとに接着し、ヤスリ掛け前で力尽きていた状況からレビュースタートいたします。また、一部パーツ（ランドセルとヒートロッドなどのグレー部分）は中途半端にサフ吹き（しかも白）だけされていたので、塗装仕上げを先に行ってから進めていきます。あとモノアイはシールではなく塗装仕上げされておりましたので、そのまま生かしていきます。

発売から既に20年以上経過しているこのキットの実力を確認していきたいと思います。

レビューは現状から素組で確認して、全塗装仕上げでの完成を予定しております。

パッケージ＆内容物紹介

バックは初登場の雷のシーンです。
パッケージの基本デザインは今のHGと大きくは変わりませんが、側面がキット名だけでイラスト入っておりません。
また、パッケージサイズが少し小さいです。
当時のHGやMGはカトキハジメ氏の監修が入っており、イラストとこだわりポイントの解説が入っております。

ランナー紹介

今回はありません

各部組立

頭部

モノアイ部分は別パーツとなっておりますが、固定ピンもあり可動はしません。残念なことにモノアイの塗装位置ズレていました。
設定画に原点回帰している最近のMG2.0やROBOT魂と違って、口部は短いデザインです。

胴部及びランドセル

胴体本体は首のポリキャップをはさむだけの前後分割モナカ構造です。
腕の付け根は1軸で引き出し構造などはありません。また股関節は固定で可動は脚側のポリキャップに依存します。
今回、久々に開けてびっくりしたのがこの胴体、引き出し関節もですが、スカートも全て一体形成です。

腕部

前腕部、肩ブロック、ショルダースパイクはポリキャップを挟んでのモナカ割です。肘関節部分にはコの字型のポリキャップ隠しが付きます。
肘が微妙に逆関節になります。

足首

足首も構造はシンプルです。

脚部

スネ部分は左右分割でポリキャップと足首の接続部品挟みます。
太もも部もポリキャップ2個（足の付け根と膝側）を入れるだけの左右分割タイプです。

武装

シールドは色分けされておらず、シールも用意されていないためマスキング塗装が必要になります。ヒート剣も1パーツのため刃のオレンジは塗装が必要です。ヒートロッドは形固定の物が2本付属、ザクマシンガンの本体は2分割（左右）と銃口の3パーツ構成です（既に接着済み）。
ライフル用のハンドパーツが付属します。

素組完成

貼っていませんが腹部のオレンジ部分はシールがあります。
リアスカート腰部にモールドはありますが、ラックとし使用はできません。

ギミック＆可動

首はポリキャップ軸の可動です、左右は1周します。
肘は90度どまりです。
ショルダースパイクも1軸可動しますが、腕上げには干渉するため水平まで上げることはできません。
開脚も大きくはできませんが、これぐらい開けばあまり問題はないかもです。
一応もも側にも可動部ありますが、膝の可動範囲はかなり狭めです。
シンプル構造ですが、足首は良く動きます。
シールドにヒート剣を収納できますが、設定とは大きく異なります。
挿し込み箇所を変更することによって、左手用のグリップ位置を変更することができます。

合せ目

後頭部に横一線入ります。
ショルダーアーマー、前腕にも大きな合わせ目出ます。
アーマー下の方ブロックにも合わせ目出ます、またポリキャップもむき出しです。
脚部も前後に大きな合わせ目ができます。太ももの前側は形状として整えれば問題なさそうですが裏ももはしっかりやすり掛け必要です。ふくらはぎ部分はスリットのモールド入っていますが、モールド上下は処理必要です。

アクション

ヒートロッドのパターン1です。
こちらは伸ばしたパターン２になります。
ヒート剣です、塗装必須かなと。
左手の固定武装75㎜機関砲になります。
こちらはオプションのザクマシンガンです。左手はマシンガンタイプしかないので、両手でのホールはできません。

比較

NO196のREVIVE版（レビューはこちら）との比較です。全高は一緒ですが、各部のバランスが結構異なります。特に胴体部分の違いが大きいです。
取説のカトキ氏の解説で、009番はグフカスタムとの整合性も考慮されているとの内容が記載されていますが、胸部のラインなどにそれが表れています。
REVIVE版は前腕部にシールド接続用の丸穴が追加されています。頭部アンテナが当時の流行でスタビライザータイプになっています。
ランドセルの大きさがかなり違います。脳内イメージでは009番の方がイメージに近いと個人的には感じてます。

塗装

目立つ部分（ショルダーアーマー、肩、前腕、スネ、裾など）は合わせ目消して、それ以外はそれなりに整える程度でヤスリ掛けしてから塗装しています。

ボディのオレンジとモノアイ部分以外はMrサーフェイサー1500ホワイトを、それ以外はMrサーフェイサー1200をベースに吹いています。

塗装レシピは

胴体の青：ガンダムカラーブルー７（絶版　指定ではブルー90％+ミッドナイトブルー10％）

頭部、腕部や脚部の青：ガイアノーツ アイスコバルトブルー100％

胸部、ヒザ、スリッパ部：グレー6（絶版　指定ではネイビーブルー70％+ブラック30％）

ランドセル、ヒートロッド：ニュートラルグレー 100％

関節：（多分）黒鉄色

腹部オレンジ部：黄橙色+オレンジ少々

ヒート剣の柄：濃緑色

ヒート剣の刃：白サフ+クリアーオレンジ

ザクマシンガン：ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

モノアイ：（多分）シルバーの上に蛍光ピンク

腹部のオレンジとモノアイは付属のホイルシールでマスキング、シールドは薄い青1色でしたので、表も裏もマスキングテープで色分けしております。シールド窓の丸い部分は手間かかりました。ヒート剣のオレンジ部分もマスキングしてます。

白サフからのクリアーオレンジでしたが、もう一つ思ったように発色せず。

まとめ

今回は「HGUC グフ」（009番）をレビューしてきました。

20年以上前のキットなので、最近の物と比較すると、色分け、関節可動域、合せ目など、見劣りする部分も正直かなりありますが、基本的な造形は今見てもなかなかにカッコいい印象です。原点回帰で最近の立体物は口の部分が長めの頭部が多いですが、当時よりカッコいいとして、設定画から少し離れ、リデザインされたこちらも好感が持てます。

（立ち姿なら）合せ目きちんと消して、塗装してあげればまだまだイケてるキットと感じました。何しろ定価が￥800（税別）ってのを聞くとなおさらその存在価値を見出すことができるかと思います。

ただ、組み立てやすさや、可動域などはHGUCシリーズナンバーの1桁台であることを、意識させられる部分もありました。まだリバイブもRG化もされていない他の1/144キット、ザクⅢやゴック、ガンタンクにハイザック（カスタムタイプでリニューアルしてほしい）、バウなども何らかの対応を期待したいです。

リバイブ版が発売されてからは、再販もほとんど行われていない（廃盤なのか？）かと思いますが、エコプラ版やオークション、フリマサイトではまだ入手できる機会もあるかと思いますので、出会いがあれば古いからと敬遠せずに向き合ってみてほしいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. なかなか良好なスタイリング
  2. オプションでマシンガンが付属
  3. 税別￥800という価格

キットの残念ポイント

  1. 可動範囲、可動箇所、色分け再現（特にシールド）に合せ目と、古さはどうにも隠せない
  2. ザクマシンガン用の（普通の）左手も欲しかった
  3. 武器の持ち換え時に、握り手がなかなか分解できない
  • 登場作品：機動戦士ガンダム
  • 型式：MS-07B
  • 名称：グフ
  • 搭乗者：ランバ・ラル
  • 所属：ジオン公国
  • 商品価格：800円（税別）
  • 発売：2000年4月
  • 積みプラ解消： -5.5cm（パッケージの高さだけで算出）