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HGUC ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.) レビュー

今回はガンダムベース限定キット『HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)』を素組でレビューをしていきます。

機体紹介

ガンダムMk-IIは「機動戦士ゼータガンダム」に登場したモビルスーツです。

地球連邦軍内のティターンズにより試作され、グリーンノア1で3機がテストを実施していましたが、エゥーゴに強奪され、その後はエゥーゴ所属機としてグリプス戦役、また続編にあたる「機動戦士ガンダムZZ」で第一次ネオ・ジオン抗争終結まで、長きにわたり第一線で活躍する機体となっています。

キット紹介

キットはガンダムベース限定商品として2023年12月に発売されました。同じくガンダムベース限定で販売されている「HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)」のカラーリングをティターンズカラーへ変更し、新デザインの水転写デカールを追加したものになっています。

今回は素組ですが、最終的には塗装&水転写デカール仕上げにしたいと思っております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外は全てPS素材、表記は「HGUC193・194 1/144 ガンダムMk-II」表記です。ただし、色再現のためにエゥーゴカラーとは部分的に入れ替わっているパーツがあります。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

同じく21st CENTURY REAL TYPE Ver.のエゥーゴカラーと並べてみました。ただ、こちらは全塗装と水転写デカール使用した仕上げになっています。

まとめ

今回は『HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)』をレビューしてまいりました。

エゥーゴカラーの21stリアルタイプカラーから2年とちょっと、満を持して(?)ティターンズカラーも発売となりました。

黒い部分はより黒く、ただ黒も異なる2つの黒を使用するなど、なかなか凝ったカラーリングになっており、素直にかっこいいと感じました。

ただ、カラーリング以外に商品構成が変わっているところはないのですが(しかし、パッケージの高さのみ1㎝大きくなっています)、メーカー希望価格は21stリアルタイプカラーからは¥110(税込み)、一般店頭発売のティターンズカラーからは¥330(税込)とともにアップしています。

やはり、昨今の経済情勢を反映しているのかと思いますが、カラーリングだけでこの価格差をどう見るかは各々ユーザーの個人判断といったところでしょうか。

キット自体は安定のマークⅡかつ、精悍な黒でより悪さが増した感のある一台でしたので、完成品棚に1台あってもいいMSでした。

以上、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. さらに渋くなったカラーリング ワンポイントの赤も良い
  2. 巧みなランナースイッチで余剰パーツ無し(ベースキットからそのままですが)
  3. 微妙に違う2つの黒の成型色 

キットの残念ポイント

  1. ベースキットから¥330、21stエゥーゴ版からも¥110の値上げ(時代の流れで致し方なしか)
  2. 平手も欲しかった
  3. ベース限定のため、3機揃えるには3日以上の来店が必要

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形
  • 腕付け根:胴体側 上方引き出し式ポリキャップ、腕側 ボールジョイント
  • 脚部付け根:胴体側 固定軸、脚側 3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:サーベルビーム部、ツインアイ部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:RX-178
  • 名称:ガンダムMk-Ⅱ
  • 搭乗者:エマ・シーン、カクリコン・カークラー、ジェリド・メサ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2023年12月22日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC ガブスレイ レビュー

今回は「HGUC 1/144 ガブスレイ」をレビューしていきます。

機動戦士ゼータガンダムに登場するこの機体は、ジェリド&マウアーのコンビで、ガンダムMk-Ⅱに一度は勝利し、物語後半のゼータガンダムにカミーユが乗り換えるきっかけとなった、なかなかに優秀な可変MSです。

また、昆虫のようなMA形態も印象的で一度見たら忘れられない的な1台です。

マウアーの薄幸さとフェダーイン・ライフルのカッコよさも手伝って、ゼータの中でも人気のあるMS、2005年発売とそれなりに時間が経っているこのキットを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

サーベルとポリキャップ以外のランナー表記は「1/144 HGUC ガブスレイ」になっています。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

ディスプレイスタンド

素組完成

ギミック&可動

アクション

変形

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガブスレイ」をレビューしてきました。

なかなかに歯ごたえのあるキットでした。

まず、変形機構ですが、これが素晴らしい。

残念ながら脚部の外装はいったん外して、場所変更して再取り付けといった、完全変形ではありませんが、フレーム部のメカニズムとプロポーションはかなり再現度高いと思います。

中間形態も再現ができ、複雑で劇中見ているだけじゃよくわからないガブスレイの変形方法を自分の手の中でしっかり確認することができました。

しかし、変形導入した弊害なのか、当時としては限界だったのか、各関節の可動範囲はかなり限られています。

特に腕の水平方向の可動域は、ほぼ無いに等しく、上腕バーニア部で広がる袖のデザインも合いまり、持ち手側が広くなっているデザインのフェダーイン・ライフルを脇に挟めるのがかなり困難です。

ライフル構えるクリアランスも大変ですが、ハンドパーツの作りが、あまりにもひどくて困難さをさらに5倍増にしてくれています。

この持ち手は腕から外した状態でも、ライフルグリップをホールドすることができない欠陥商品です。グリップ通すところを金型ヤスリで削ったりもしましたが、全く効果なく、無駄な努力でした。

グリップ側はまだ削っていないので、試してみる価値はありそうですが、ライフル持たせて飾るにはほかのポージングはあきらめて接着しかなさそうです。

武器持たせるのに、こんなに苦労するキットは、久々に見たなというか、本当にHG?といった感想です(旧キットのころはこんなことはよくありましたが)。

当時は、毎月新製品が発売されていた時期で、おそらく恐ろしいスケジュールだったことが予測されるため、商品チェックでもスルーされたんですかね~と思うほど、今じゃ考えられないレベルです。

さらにランナー4枚中2枚がABS素材となっており、塗装する場合は、かなり注意も必要と思われ、パッケージ写真レベルに仕上げるにも、ハードル高めなキットです。

軽い気持ちで手を出すと、火傷するぜ!といったこのHGガブスレイ、立ち姿は見事なだけに、固定(例:MA固定)や部分接着、ライフル持たせるのをあきらめるなど、何かを割り切って完成させることをオススメいたします。

追伸

再販のタイミングで、ABS→KPSへの変更、手首パーツのリファインなんてランニングチェンジがあると、非常にいいんですけどね~(さすがに難しいか)、ささやかな希望です。

キットのグッドポイント

  1. 脚部フレームなど、変形機構は当時としてはかなり頑張っています。
  2. 立ち姿は、間違いなくガブスレイ
  3. MA形態もよくまとまっています

キットの残念ポイント

  1. ライフルグリップをきちんと握ることができない、専用持ち手
  2. 五十肩の俺よりも上がらない、腕の水平方向への可動域
  3. 上記二つによって、きちんと構えることが絶望的なフェダーイン・ライフル
  4. ABS素材多用されているため、躊躇する全塗装

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RX-110(RXナンバーだったとは!?)
  • 名称:ガブスレイ
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、マウアー・ファラオ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:1,760円(税込)
  • 発売:2005年12月
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC バウンド・ドック レビュー

今回は「HG 1/144 バウンド・ドック」をレビューしていきます。

ロザミア機と言いたいところですが、何故かジェリドの最終搭乗機ともなっているこの機体、ニュータイプ専用機のはずなのに、オールドタイプの代表ジェリド中尉が登場しているしと、劇中での扱い方に個人的には(?)となっていたのを思い出します。

0087年代の機体としては異型の大型MS、そのため1/144では初の立体化、「いや~長年待ちましたよ」ってのがキット発売決定の報を聞いた最初の感想でした。刻がやっと調い2020年に発売となりましたが、待っただけの甲斐があったのかを見ていきたいと思います。

今回は素組でチェックして、余裕があれば派手なピンクも(仮面ライダーエグゼイドか!?)塗装してみたいと思っております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

緑の動力パイプとポリキャップは軟質樹脂ですが、それ以外はPD素材です。

各部組立

頭部

胸部

右腕

右手と左手で全く違う形となっておりますので片腕ずつ。

左腕

肩部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

良く(やっと?)商品化してくれた!という今回の「HGバウンド・ドック」!! 長年待った甲斐がある良キットとなっています。

可動・変形、色分け、組み易さと、令和の最新HGフォーマットとで、取説通りに組上げれば、イメージの中のバウンドドックがご自宅で再現可能です。

変形は頭部をスカート内に移動する際のアンテナ部の逃がし方に結構気をつかいます。M.I.Aもこの部分は結構大変でアンテナの根元にダメージ残っていたので、バウンドドック共通の悩みどころのようです。最悪アンテナ外して変形、変形後再取り付けかとも思います。

細かいことを言えば、最近のキットとしては少しゲート跡が残りやすかったり、スネの黄色部分もシールではなく色分けで頑張れなかったのかな~と、また上腕部の肘の切り欠きも90度回転する構造ならもっとよかったような気もします(設定画通りではあるのですが)。

しかし、1/144の立体物を容易に(値段は少しい高いですが)手に入れられることに感謝です。

ゼータシリーズでHG化されていない機体も残すところあと3体。最近は年1個ペースで増えておりますので、あと3年ぐらい待てばコンプリートするかな~(ボリノーク→ハイザックカスタム→サイコMkⅡと予想)と楽しみにしております。

以上、「HG バウンド・ドック」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. プロポーションも変形(甘い部分もありますが)も、待った甲斐があった出来
  2. 色分けもかなり頑張ってます
  3. 嬉しいアクションベース付属

キットの残念ポイント

  1. 変形後のふた部分(シールド)のロックが甘いため隙間が空きやすい
  2. メガ粒子砲部分ふたが緩い
  3. パイプ部分は軟質樹脂にする必要あったのか?
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:NRX-055
  • 名称:バウンド・ドック
  • 搭乗者:ロザミア・バダム、ジェリド・メサ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2020年10月24日
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)