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ガンプラ進化論 (HGUC グフ編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回はHGUC グフの進化を見ていきます。

HGUCでの初キット化はNo.009!一けた台の歴史あるキットからの進化を見ていきます。

使用キット

HGUC グフ(No.009)2000年4月発売

HGUC グフカスタム(No.117)2010年11月発売

HGUC グフ(No.196)2016年04月発売

グフカスタムは元デザインが異なりますが、No.009とREVIVE版の間を埋める(2000年→2010年→2016年)発売時期だったので、今回は一緒に並べてみることにしました。

写真掲載順は、左(または上)から、初代、カスタム、REVIVE版の順になっております。

なお、初代とREVIVE版は、合わせ目消し及び、全塗装済み(一部写真を除く)、カスタムは素組状態です。

形状比較

本体

脚部の裾やダクトも段々大型化しています。

頭部

シールド

シールド裏及びヒート剣収納

ヒート剣

クリヤーパーツ

ハンドパーツ

武装

可動域

ヒジ関節

腕の付根

フロントスカート

足付根

ヒザ関節

足首

ディティール

動力パイプ

カラーリング

シール

まとめ

今回は「HGUC グフ」の進化を見てきました。

初代も当時としてはいい出来だと思っておりましたが、シールドに収納したときのヒート剣や、可動部のない腰やスカート部など気になる部分もありましたが、カスタムを経て、REVIVE版ではかなり完成度の高いものになっておりました。

シールドやヒート剣の再現度も高く、ヒートロッドの自由可動など16年分の進化をよりしっかり感じることができました。

間にグフカスタムを入れて並べてみることで、関節部の曲がり角度の進化過程も興味深かったです。

頭部のデザインなども、当時は設定画から少し離れた方がカッコイイとしていたものから、原点回帰しつつも、よりカッコイイを追及しているのが感じられました。

初代の時代感を感じ、REVIVE版の実力、カスタムもまだまだいけてることを再確認いたしました。

以上、「ガンプラ進化論 HGUCグフ編」でした。

HG ブグ(ランバ・ラル機) レビュー

今回は「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」をレビューしていきます。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜でランバ・ラルが駆り、スミス海の戦闘で、黒い三連星とシャア・アズナブルとで、連邦軍のガンキャノン1個中隊を全滅に追いやった機体です。

型番のMS-04からもわかるように、ヴァッフとザクⅠの間にあたる機体で、ヴァッフより大幅に性能は向上し、機動兵器として確立しましたが、コスト度外視な設計だったため、生産性を見直したザクシリーズに量産機の座は譲った形となっています。

ただ、コストをたっぷりかけた機体だけあって、パイロットからの評判はよく、少数生産された機体の1機が開発テストを行っていたランバ・ラルにわたって自身のパーソナルカラーの青に塗装されたのが、この機体となります。

THE ORIGINの中でも、印象深いスミス海の戦闘シーンを思い出しながら、キットを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外はすべてPS素材、一部のランナーをザクと共有しております。

各部組立

頭部

ランドセル

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」をレビューしてきました。

ORIGINシリーズのHGはどのキットも非常によくできたおりますが、このブグも例に漏れることなく、よくできた良質なキットでした。

全身にはりめぐらされたモールドによる情報量の多さもHGの中でもレベルの高い仕上がりになっており、スミ入れきちんと行うと、より完成度が上がると思われます。

ガンダムデカールもオプションで用意されているので、塗装&水転写デカール仕上げに挑戦する価値もたかそうです。

オレンジカラーのテスト機や、ガンキャノン(最初期型)、黒い三連星やシャアのザクⅠなどと並べても魅力増大になることが容易に想像でき、いろいろな楽しみ方ができるかとも思います。

機体自体は若干マイナーかもしれませんが、キットの出来や作りごたえからもオススメな1台です。

以上、「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 全身に張り巡らされたモールドなどによる、情報量の多さ
  2. 肩アーマー突起部の細かいモールド
  3. 複雑な裾のサイド部分の処理が見事

キットの残念ポイント

  1. モノアイ連動可動のために首の縦方向の稼働が若干犠牲に
  2. 胸部肩部分にすき間ができやすい
  3. ゲート跡消す際にモールドも削らないように注意が必要

  • 登場作品:機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
  • 型式:MS-04
  • 名称:ブグ(ランバ・ラル機)
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,870円(税10%込)
  • 発売:2016年12月03日
  • 積みプラ解消: -6.7cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC グフ(REVIVE版) レビュー

今回は「HGUC グフ」(revive版)をレビューしていきます。

前回レビューで初代HGUCグフを見ていきましたので、引き続き新型 REVIVE版グフ(No196)を見ていきます。

16年の時を経て、可動範囲は?色分けは?スタイリングは?といったところを中心にどのように進化したのかを確認していきたいと思います。

グフと言えばランバラル専用といったイメージが強い印象ですが、れっきとしたジオンの量産型MS。地上専用MSとの設定のため、ジャブロー戦までの登場となっておりますが(めぐりあい宇宙でもちらっと登場してますが)、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」とか、ド・ダイとの連携など、劇中でもインパクトのある機体ですので、しっかりレビューしたいと思います。

レビューは素組から全塗装の予定です。塗装は初代HGと一緒に塗装して比較したいと思っています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表示は全て「HG1/144 グフ」、素材はポリキャップ以外「PS素材」となっておりますが、ランナーのいくつかは「HG グフR35」と共通(のはず)となっています。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腰部

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

塗装

全塗装行いました。当初は初代HGと全く同じカラーリングの予定でしたが、途中で使用していた塗料が無くなったり、既に塗りなおしが難しい部分があったりしたため、全く同一とはいきませんでした。

レシピは以下の通りです。

胴体の青:ガンダムカラーブルー7(絶版 指定ではブルー90%+ミッドナイトブルー10%) 

頭部、腕部や脚部の青:ガンダムカラーブルー8(絶版 指定ではスカイブルー60%+インディブルー40%) 

胸部、ヒザ、スリッパ部:グレー6(絶版 指定ではネイビーブルー70%+ブラック30%) 

ランドセル、ヒートロッド:ガイアカラーニュートラルグレーⅢ

関節:ガイアカラーニュートラルグレーⅣ

ヒート剣の柄:濃緑色

モノアイ:シルバーの上にクリアーピンク

ヒート剣の柄に関しては今回の新旧HG、MGの1.0と2.0どの取説見ても指定カラーの記載がなく、見る限りダークグレー系統で塗られておりましたが、脳内イメージではグリーン系でしたので濃緑色にしてみました。

まとめ

今回は「HGUC グフ」(REVIVE版)をレビューしていきました。

初代の「HGUC グフ」と連続してレビューしてきたので、16年の年月により進化や、デザインのトレンドなど、いろいろと感じることができました。

初期のMSなのでカラーパターンもシンプルですが、初代009番では多々あったシールやマスキング部分もほぼ解決されておりました(最低限必要なのはモノアイぐらいです)。

可動箇所や、可動域も改善されており、しっかり最近のキットとなっております。また、左の指が根元から90度曲がるという、画期的な可動箇所も設置されています。

ただ、グフ特有のヒートロッドは軟質素材で自由に形状変更ができるとのことですが、ビシッと思った通りには決まりずらいです。

全体のデザインとしては、初代HGよりアレンジ少なめで、長めの口や、ノーマルタイプの頭部羽飾り、胸部など、TV版の設定画に近いものとなっています。

単価は2倍になっておりますが、内容もそれ相応にアップデートされており、万人がイメージする良く動くグフが手に入ります。

パッケージのように、まもなくREVIVE版の発売がアナウンスされるであろう「量産型ザク」を2台、お供にして並べたくなる1台でした。

あとは腹部のクリアーオレンジをそのまま生かすか、黄橙色でソリッドに塗装するかが悩みどころです。

キットのグッドポイント

  1. 高い色再現度
  2. 初代から大きく広がった可動範囲
  3. 曲がる左の指

キットの残念ポイント

  1. イマイチ決まらないヒートロッドの形状
  2. 腹部のオレンジ部はクリアーが正解なのか?
  3. 太もも部のゲート位置
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-07B
  • 名称:グフ
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2016年04月16日
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC グフ(009) レビュー

今回はHGUCの初代グフ(009番)をレビューしていきます。

我が家の積プラの中でも、おそらくベスト5に入る保管期間の長い1台となっています。そのため、まっさらの新品ではなく、パーツをランナーから外して、各ブロックごとに接着し、ヤスリ掛け前で力尽きていた状況からレビュースタートいたします。また、一部パーツ(ランドセルとヒートロッドなどのグレー部分)は中途半端にサフ吹き(しかも白)だけされていたので、塗装仕上げを先に行ってから進めていきます。あとモノアイはシールではなく塗装仕上げされておりましたので、そのまま生かしていきます。

発売から既に20年以上経過しているこのキットの実力を確認していきたいと思います。

レビューは現状から素組で確認して、全塗装仕上げでの完成を予定しております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

今回はありません

各部組立

頭部

胴部及びランドセル

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

合せ目

アクション

比較

塗装

目立つ部分(ショルダーアーマー、肩、前腕、スネ、裾など)は合わせ目消して、それ以外はそれなりに整える程度でヤスリ掛けしてから塗装しています。

ボディのオレンジとモノアイ部分以外はMrサーフェイサー1500ホワイトを、それ以外はMrサーフェイサー1200をベースに吹いています。

塗装レシピは

胴体の青:ガンダムカラーブルー7(絶版 指定ではブルー90%+ミッドナイトブルー10%)

頭部、腕部や脚部の青:ガイアノーツ アイスコバルトブルー100%

胸部、ヒザ、スリッパ部:グレー6(絶版 指定ではネイビーブルー70%+ブラック30%)

ランドセル、ヒートロッド:ニュートラルグレー 100%

関節:(多分)黒鉄色

腹部オレンジ部:黄橙色+オレンジ少々

ヒート剣の柄:濃緑色

ヒート剣の刃:白サフ+クリアーオレンジ

ザクマシンガン:ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

モノアイ:(多分)シルバーの上に蛍光ピンク

腹部のオレンジとモノアイは付属のホイルシールでマスキング、シールドは薄い青1色でしたので、表も裏もマスキングテープで色分けしております。シールド窓の丸い部分は手間かかりました。ヒート剣のオレンジ部分もマスキングしてます。

まとめ

今回は「HGUC グフ」(009番)をレビューしてきました。

20年以上前のキットなので、最近の物と比較すると、色分け、関節可動域、合せ目など、見劣りする部分も正直かなりありますが、基本的な造形は今見てもなかなかにカッコいい印象です。原点回帰で最近の立体物は口の部分が長めの頭部が多いですが、当時よりカッコいいとして、設定画から少し離れ、リデザインされたこちらも好感が持てます。

(立ち姿なら)合せ目きちんと消して、塗装してあげればまだまだイケてるキットと感じました。何しろ定価が¥800(税別)ってのを聞くとなおさらその存在価値を見出すことができるかと思います。

ただ、組み立てやすさや、可動域などはHGUCシリーズナンバーの1桁台であることを、意識させられる部分もありました。まだリバイブもRG化もされていない他の1/144キット、ザクⅢやゴック、ガンタンクにハイザック(カスタムタイプでリニューアルしてほしい)、バウなども何らかの対応を期待したいです。

リバイブ版が発売されてからは、再販もほとんど行われていない(廃盤なのか?)かと思いますが、エコプラ版やオークション、フリマサイトではまだ入手できる機会もあるかと思いますので、出会いがあれば古いからと敬遠せずに向き合ってみてほしいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. なかなか良好なスタイリング
  2. オプションでマシンガンが付属
  3. 税別¥800という価格

キットの残念ポイント

  1. 可動範囲、可動箇所、色分け再現(特にシールド)に合せ目と、古さはどうにも隠せない
  2. ザクマシンガン用の(普通の)左手も欲しかった
  3. 武器の持ち換え時に、握り手がなかなか分解できない
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-07B
  • 名称:グフ
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:800円(税別)
  • 発売:2000年4月
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)