「レコア・ロンド」タグアーカイブ

HGUC パラスアテネ 全塗装レビュー

今回は素組レビューいたしました、「HGUC 1/144 パラスアテネ」を全塗装していきます。

基本的に色変えはせず、なるべく忠実に塗装していきます。

前回レビューでも書きましたが、このキットはシールへの依存度が高く、脚部中央のラインは全てシール、肩の拡散ビーム砲のピンク部もシールと、差し色が全て成型色では再現されていないため、シール貼りも塗装もなしだと、かなりあっさりした印象で、おもちゃ感が高い仕上がりとなっていました。

最近のキットと棚に並べると、どうしても見劣りしてしまいまうので、キッチリ塗分けて仕上げたいと思います。

塗装方法はホイルシールをマスキングテープ代わりに使用し、合せ目はある程度までしか行わず、後ハメ加工や、合せ目消してからのマスキング塗り分けなどは、ほとんど行わず仕上げていきます。

塗装レシピ

今回は積みカラーのガンダムカラー「HGパラス・アテネ用」を引っ張り出してきて使用しております。Mr.カラー専用 溶媒液と、薄め液とで調整して復活させていおります。

グリーン部:ガンダムカラーグリーン25

ブルー部:ガンダムカラーブルー23

薄いイエロー部:イエロー9

ラインなどの濃いイエロー部:マイルドオレンジ(ガイアノーツ)

関節などグレー部:ニューラルグレーⅣ(ガイアノーツ)

ピンク部:シルバーの上にクリヤーピンク(ガイアノーツ)

イエローの下地は今回初めてGSIクオレスの「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ピンク」使用しております。

それ以外は同じくGSIクオレスの「Mr.サーフェイサー1200」を使用しています。

モノアイ部はサフを吹いて、シルバー→クリアーピンク→モノアイシールでマスキング→ブラックと塗り重ねて再現しています。

塗装済み完成

左右の分割ラインも若干残っています。

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC パラスアテネ」を全塗装で仕上げてみました。

冒頭にも書きましたが、素組のままですと差し色が成型色で再現されていないため、非常にあっさりとした印象でしたが、しっかり塗り分け(またはシール再現)することにより、格段に完成度がアップしました。

脚部のラインなどは付属のシールをマスキングテープ代わりに使用することで、比較的安易に塗装することができました。ただ端の部分はめくれやすいので要注意です。

また、肩ブロックの拡散ビーム部のピンクは立体的な円形にも拘わらず、シールは真っ平で切れ目などがないため、ピッタリ貼ることができず、どこかしら浮いたりする作りになっています。

筆塗り(マーカー含む)などでも、境目が曲面で狭く筆が届きずらい部分があるため、なかなかに面倒でした。

肩ブロック自体も合せ目がしっかり出る構造のため、きれいに仕上げるには後ハメ加工などの工夫が必要です(今回は合わせ目出ることを許容してます)。

シールだけでも印象は大きく変わりますので、面倒がらずにしっかり仕上げてあげたいキットでした。

以上、「HGUC パラスアテネ」の全塗装レビューでした。

HGUC パラスアテネ レビュー

今回は「HGUC 1/144 パラスアテネ」をレビューしていきます。

機動戦士ゼータガンダムに登場機体で、ティターンズのパプティマス・シロッコの元へ走ったレコア・ロンドの乗機となっています。

開発はジュピトリス内でそのシロッコが行った4機のMSの内の1機で、超重攻撃型MSとして、腕部にマウントした2連ビームガンや背面のムーバルシールド(シールドだったんです)に装備した8基の大型ミサイルなど火力が充実したモデルです。

キットは2006年発売と少し古めな部類になりますので、色分け、可動域など、令和の今、実際どうなの?ってところを見ていきたいと思います。

今回はクローゼットに長期保管されていた物を引っ張り出してきています。ランナーから部品の8割がたを外した状態だったので、ランナー紹介はなしでいきなり組み立てていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

今回はランナーからパーツ外した状態でしたので、シールのみの紹介です。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 パラスアテネ」をレビューしてきました。

やはりというか、15年以上前のキット、関節可動域も色分け再現もやはり古さを感じずにはいられませんでした。

おそらく、この2021年に新たに設計しなおしたら色再現のホイルシールはなし、肘関節も二重関節で完全に折りたためて、足首前のカバー部も稼働して足首も大きく曲げられたり、腰も前後、左右にスイングするんだろうな~などと、容易に想像がつくぐらい、足りない部分が多々ありました。

またパーツをしっかり組んでも浮いて隙間ができるため、接着必要と思うところも散見されました。

塗装せず、シールも貼らない状態だと、一瞬旧キットかと思うほどでした。

しかし、これはプラモデルなので、足らざるは克服することも可能です。関節仕込むもよし、固定モデルにしてみるも良し、黄色のラインだけでも部分塗装してみるもよし、各々持てる力で作り込む素材としは非常に良いキットだと思います。幸いプロポーションは脳内イメージに近い良好なもので、立ち姿は紛れもなくパラスアテネ、手にした一人一人の完成を目指せばいいと思います。

ちなみに私は全塗装でこの後しっかり塗って仕上げたいと思っています。

シロッコが作ったMSもあとボリノークサマーンが発売されればコンプリート(ゼータ登場のMSコンプリートもあと少し)なので、ぜひとも生きてるうちに4機並べたいと願っております。

以上、「HGUC 1/144 パラスアテネ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 連邦系でもジオン系でもない独特のパプティマスデザインだが、プロポーションは良好
  2. 大型ミサイル装着すると立ち姿は迫力あり
  3. 数少ないパラス・アテネのスケールキット

キットの残念ポイント

  1. シールまたは塗装が必須な色分けレベル
  2. 関節の可動範囲は今のキットと比べると狭い
  3. サーベルは二本ついているが、左のハンドパーツには装着不可

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:PMX-001
  • 名称:パラス・アテネ
  • 搭乗者:レコア・ロンド
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:1800(税別)
  • 発売:2006年2月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)