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HG ガンダムキャリバーン レビュー

今回のガンプラレビューは、水星の魔女から「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」です。

機体紹介

ガンダムルブリスのコンペ相手として、オックス・アース・コーポレーションとヴァナディース機関が開発した試作機。ヴァナディース事変の際に宇宙議会連合が奪取し秘密裏に保管していた機体です。

データストームのフィードバックを軽減するフィルター機能を搭載しておらず、パイロットの生命保護を一切担保しないかなり危険な機体となっていますが、同量のパーメットでも高いスコアを発揮することができる、諸刃の剣的なMSです。

キット紹介

「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」は2023年7月15日に一般店頭での発売、この時点でアナウンスされている水星の魔女シリーズでは最後の店頭販売キットとなっています。

また、最終回でエアリアルから引き継いだ「エスカッシャン」もホワイトカラーとなって付属しています。

パッケージ&内容物紹介

ウエポンディスプレイの取り付け方法がQRコードから確認できます。

ランナー紹介

主要ランナーは「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」表示、すべて新規パーツのPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ビットオンフォーム

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」を見てきました。

おそらく、水星の魔女シリーズの店頭販売商品としては最後を飾るキットと思われますが、シリーズ集大成的な良キットでした。

ついにレインボーカラーになったインモールド成型のシェルユニットに加え、Vアンテナまで虹色再現がされており、バンダイの技術力とその力を世に知らしめる1台となっています。

キット本体も組み立てやすさと可動域を両立させており、このMSの最大の特徴でもあるバリアブルロットライフルを持った際のポージング用に簡易スタンドも付属と、至れり尽くせりです。流石は主人公搭乗機、コスト度外視の1品、万人にオススメできます。

ただ、一部パーツがしっかり固定できない箇所や、全体的に強めに出ているパーティングラインなど、仕上げに一手間かけたいところも目につきました。

とはいえ、大団円となった「水星の魔女」、最終決戦で印象的だったキャリバーン、コレクションには必須な1台だと思います。(御三家の2ndシーズン仕様はどんな形で出てくるのか、興味深く見守りですな)

以上、「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. レインボーカラーが美しいシェルユニット&Vアンテナ
  2. もはや普通になりつつあるが、今回も驚異的な頭部の色分け
  3. バリアブルロッドライフルを保持しても自立可能なボディバランス

キットの残念ポイント

  1. 股間のクリアパーツがポロリしすぎ(シール貼ったら安定するのかな?)
  2. リアスカートへ接続する、ガンビットの「G」全く固定できず
  3. 一部(手首、かかと、サーベルなど)、パーティングラインが強め

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:各部シェルユニット、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム水星の魔女
  • 型式:X-EX01
  • 名称:ガンダム・キャリバーン
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー
  • 所属:オックス・アース・コーポレーション
  • 商品価格:2,200円(税10%込)
  • 発売:2023年07月15日
  • パッケージ:水星の魔女標準
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンダムシュバルゼッテ レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から「G 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」です。

機体紹介

ジェターク社初のガンダムタイプMS。

エアリアルによって、ガンダムの存在が明らかになった後、秘密裏にシン・セー開発公社から技術供与され、株式会社ガンダムとの共同事業との名目で開発された機体になります。

物語終盤では暴走したラウダがこの機体を駆り、1話以来の登場になったグエルのディランザと壮絶な兄弟喧嘩を展開しました。

キット紹介

キットは、2023年07月08日に一般店頭発売、シリーズナンバーは25。

元々は2023年6月に発売を予定しておりましたが一月延期されています。搭載武装のガーディアンの展開モードのネタバレ防止か、生産上の都合か、延期理由は明らかにはされていません。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全て新規、PS素材で、表記は「HG 1/144 シュバルゼッテ」となっています。

シール

プラスチックシール ガーディアンの裏側用のシールです。通常のホイルシールより厚みがあります。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」をレビューしてきました。

水星の魔女シリーズの1台だけあって、組み立てやすさも色分けも、かなり気合が入ったキットでした。

特に(最近は当たり前になりつつある気もしますが)頭部のパーツ分割と色再現は執念を感じます。シェルユニットのインナーモールド成型こそ、主役級の機体だけですが、部分的にはHGのレベルを超えており、水星の魔女のヒットで初めてガンプラを購入する層のストレスを極限までに減らして、すそ野を広げたいという気迫を感じます。

ただ部分塗装が必要な個所もちょこちょこあるので、その辺をきちんと仕上げられると、より一層完成度が上がる1台だと思います。

ガーディアン・シーズ(剣型)にした時のパーツの合いもよく、肩手持ちでもしっかり自立できるところもグットでした。

以上、「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ツインアイも色分け不要のパーツ分割
  2. 大型武装でもしっかり自立(背面接続時は厳しいが)
  3. 芸術ポイント高めな平手が付属

キットの残念ポイント

  1. デザイン的な制約もあるが、足首の接地感はもう一つ
  2. 首が長め
  3. ガーディアンの接続のパターンが多く、取り付けが意外と面倒

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:引き出し式胸部ブロック+ボールジョイント(KPS)
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、ストレート両端ボールジョイント
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、サーベル用ビームエフェクト

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MDX-0003
  • 名称:ガンダム・シュバルゼッテ
  • 搭乗者:ラウダ・ニール
  • 所属:ジェターク・ヘビー・マシーナリー
  • 商品価格:2,090円(税10%込)
  • 発売:2023年07月08日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ハインドリーシュトルム レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」です。

グラスレー社の実戦用モビルスーツを見ていきたいと思います。

機体紹介

グラスレー社の学園向けMS「ハインドリー」に中・長距離戦闘を主眼とした武装を装備した実戦用モビルスーツ。装飾っぽいデザインがあった胸部や、決闘用のブレードアンテナも廃止されており、より兵器としての立ち位置が強調されています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.22として2023年05月20日に一般店頭発売されました。

ハインドリーをベースに武装や形状違いのパーツを追加変更したものとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

サーベル刃以外のランナーは全て「HG 1/144 ハインドリー」表記で、シュトルムの文字はありません。追加や変更部はスイッチ対応のようです。Eパーツはおそらく新規ですが、こちらも同じ表記です(手元にハインドリーがないもので…)。しかし余剰パーツは出ません。

素材はPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胴体部

ランドセル

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」を見てきました。

シンプルな作りではありますが、なかなかよくできた好キットでした。

量産機であることを意識させられる脚部のつくりや、グラスレー社の共通のデザインフォーマットで構成される各パーツなど、立体物として実際に手に取って組み立てることで、より一層味わうことができました。

ミカエリスやベギルペンデなどと作り比べて、並べて置いておきたく1台でした。

水星の魔女シリーズは、各カンパニーの特色がよく出ていて、会社ごとでまとめてみたりと、今までとは違う楽しみ方ができると改めて感じました。

また、量産機特有の俺カラーリングや別装備機体、改造してハイングラを再現するなどにも柔軟に対応できそうなキットでした。

以上、「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 可動範囲の大きな足首のおかげで大胆なポージングも可能
  2. グラスレー製の機体で並べたくなる統一感のあるデザインが再現されている
  3. 量産機らしい、左右ですべて同じパーツ構成の脚部

キットの残念ポイント

  1. ビームサーベルがハンドパーツ内で固定できない
  2. ショルダーキャノン搭載機体には、平手が欲しい
  3. 同一パーツなのに、ゲートの大きさが不揃いな個所が散見

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ+ノーマル
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+前方向引き出し式
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(シングル)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、コックピット、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:CFP-013
  • 名称:ハインドリーシュトルム
  • 搭乗者:-
  • 所属:グラスレー・ディフェンス・システムズ
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2023年05月20日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HG ハインドリー

HG ガンダムエアリアル(改修型) レビュー

今回のガンプラレビューは、機動戦士ガンダム 水星の魔女から2ndシーズンの主役機、「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」をレビューしていきます。

機体紹介

ガンダムエアリアル(改修型)は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」2ndシーズンの主役機、グラスレー寮と地球寮の決闘時に大破した「ガンダムエアリアル」を改修、強化した機体となっています。

ただ、改修機といっても機体外装や武装などは大幅刷新となっています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.19として1期と2期の間のお休み中の2023年3月に一般店頭発売されました。

外装のほとんどが変更となっているため、エアリアルからの引継ぎパーツは無く(ビームサーベル刃以外)完全新規のキットとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ビームサーベルエフェクト以外は「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」表記でPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

持ち手と銃身をロングタイプに変更して両手持ちになります。

ビームサーベルです、柄はランドセルから外してきます。

素組完成

ビットオンフォーム

ギミック&可動

上下にも大きな可動を確保しています。

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」をレビューしてきました。

改修型ではありますが、エアリアルからの引継ぎパーツは無く、完全新規のキットでした。

主役機だけあって、頭部の色分け、インモールド成型されているシェルユニットなど、他の水星の魔女シリーズよりワンランク上の仕上がりとなっています。

きれいに決まる立膝など可動に関しても申し分なく(足首の横方向への可動は相変わらずありませんが)、ガンビットの展開など遊び応えも十分な内容です。

初心者からベテランまで納得の良キット、ガンプラの裾のを広げるための戦略的1台なので、その恩恵に素直に乗っかるのが良いかと思いました。

以上、HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. もはや定番化しつつある、執念を感じる頭部の色分け
  2. バックパックは重いが自立可能
  3. やっぱりシェルユニットはインモールド成形がいいな

キットの残念ポイント

  1. ガンビット接続するのは判っているが、バックパック下部のユニットの中身が空っぽ
  2. ビームライフルの差し替え多し
  3. かかと~足裏のグレー部分は今回も要塗装

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、サーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:XVX-016RN
  • 名称:ガンダムエアリアル(改修型)
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー、プロスペラ・マーキュリー
  • 所属:株式会社ガンダム
  • 商品価格:1,870円(税10%込)
  • 発売:2023年03月18日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンヴォルヴァ レビュー

今回のガンプラレビューは「機動戦士ガンダム 水星の魔女」から、MS型ガンビット「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」を見ていきます。

機体紹介

ガンヴォルヴァはガンダム・ルブリスをベースに開発したMS型のガンビットです。ルブリス・ウルとルブリス・ソーンのオプション装備として、無人機でGUNDフォーマットの受信機能のみで稼働する次世代群体遠隔操作兵器です。

キット紹介

キットは2023年6月に一般店頭発売されました。サーベル以外の共通パーツはなく、完全新規キットとなっております。

水星の魔女シリーズの通しナンバーは「24」となっております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表記は全て(サーベル以外)「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」、PS素材になっています。色分けおよびパーツが部位ごとにまとまっているのも水星の魔女シリーズ共通です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」をレビューしてきました。

ベーシックな水星の魔女のHGシリーズながら、驚きのヒザ関節構造。特にヒザを曲げるとスライドするヒザアーマーなどは、MG並みのクオリティです。

腰部もよく動き、ポージングも柔軟にとることができる、良キットでした。

劇中同様に数揃えて、並べてみるのもいいと思います。

欲言えば平手が欲しいとか、シールドが肩に干渉するなどありますが、作りやすさ、スタイリング、可動域と非常によくまとまったオススメの1台ですので、機会があればぜひ手に取ってみてください。

以上、「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ヒザアーマーにスライド機構もある、MG並みのヒザ関節構造
  2. 細かくパーツ分割されたシールド
  3. 腰回り中心に全体的によく動く

キットの残念ポイント

  1. 胴体側の首パーツが外れやすい
  2. シールド上部と肩ブロックが干渉する
  3. 足裏が少々残念

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:胸部側引き出し式胸部ブロック+腕側ボールジョイント軸
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:EDM-GB
  • 名称:ガンヴォルヴァ
  • 搭乗者:なし
  • 所属:フォルドの夜明け
  • 商品価格:1,540円(税10%込)
  • 発売:2023年06月10日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンダムルブリスソーン レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から、「HG 1/144 ガンダムルブリスソーン」を素組で見ていきます。

機体紹介

ガンダムルブリスソーンは、半スペーシアン組織「フォルドの夜明け」に所属するMSです。

ルヴリスウルと同様に、ルブリス量産試作モデルをモデルをベースに大幅なアップデートが施された機体となっています。

ボディサイズと比較して大きな前腕部と、華奢なヒザ下となっており、単体運用以外の秘密があるのではと勘ぐりたいバランスの機体になっています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.18として、2023年3月に「ガンダムルブリスウル」より2週遅れて「ガンダムエアリアル(改修型)」と同日に店頭発売となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは全てPS素材で、表記は「HG 1/144 ガンダムルブリスソーン」となっており、サーベル以外はすべて新規パーツです。

シール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

武器(フェーズドアレイキャノン)

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

と、いうわけでとりあえずルブリスウルの下半身と取り換えてみました。胸部と腰部分の接続穴は同一ですが、パーツが干渉して接続部にすき間ができるので、この形はありえないようです。ただ、これでも腕が長く感じるので、合体するならもう1機必要なのかも…

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムルブリスソーン」をレビューしてきました。

キット自体は大きな問題点もなく、腕の長い一般の機体とは異なるバランスをうまく再現できていると思います。

ルブリスウルと同じく搭載されているフェーズドアレイキャノンや大型のビームディフューズガンなどの装備も過不足なく安定の1台でいた。

また、このキット組み立てて立体物で見るとなおさら、他の機体との連携機能があるような気がしてなりません。特にヒザ関節のつくりに対して、貧弱すぎるヒザ下など気になってしょうがないです(とか言ってて何もないかもですが)。

そんな秘密があるかもと期待しながら、第二シーズンも見ていこうかなと。

以上、「HG 1/144 ガンダムルブリスソーン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 頭部のパーツ分割
  2. 胸部シェルユニット内部が別パーツ化
  3. 合わせ目が出ずらい分割構造

キットの残念ポイント

  1. 水星の魔女シリーズにしてはゲートが太目
  2. 足首の横ロールがないため、脚部の接地感が低い
  3. (塗ればいいんですが)こちらも本体成型色はいかがなものか

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:引き出し式胸部ブロック+ボールジョイント(KPS)
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃、シェルユニット
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 派生キット:-

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:EDM-GA-02
  • 名称:ガンダム・ルブリス・ソーン
  • 搭乗者:ノレア・デュノク
  • 所属:フォルドの夜明け
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2023年03月18日
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンダムルブリスウル レビュー

今回は水星の魔女から、「HG 1/144 ガンダムルブリスウル」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

ガンダムルブリスウルは、半スペーシアン組織「フォルドの夜明け」に所属するMSです。

プロローグに登場した、ルブリス量産試作モデルをベースに発展させたガンダムタイプとのことですが、それ以上の情報はSeason2で明らかになってくるのと思われます。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.17として、2023年3月に店頭発売、僚機「ガンダムルブリスソーン」より2週間先の発売となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは全てPS素材で、表記は「HG 1/144 ガンダムルブリスウル」となっており、サーベル以外はすべて新規パーツです。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装(ビームガトリングガン)

武器(フェーズドアレイキャノン)

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムルブリスウル」をレビューしてきました。

敵方(まだわかりませんが)のガンダムとしてスレッタの前に立ちはだかったこの機体、物語の中でも重要な役どころを担っているためか、キットも力の入った(と思われる)1台でした。

シールに頼らず再現されたツインアイ周りや、差し替えなしで展開状態も再現可能なフェーズドアレイキャノンなど、水星の魔女シリーズの作りやすさを保ったまま、全体の完成度も上がっている印象でした。

大型の武器を保持するための手首も、手の甲部分のパーツが外れづらくなっており、安心して持たせることができます。

また、このキット見る限りは、変形用の謎パーツとか、スライド機構とかは見受けられませんでしたが、ルブリスソーンとの合体機構はあるのかもちょっと楽しみにしております(デザイン見る限りネットでささやかれているのもよくわかる)。

以上、「HG 1/144 ガンダムルブリスウル」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ツインアイ周りのパーツ分割
  2. 手の甲のパーツが外れずらくなっている
  3. 装甲部のスリットによりフレーム部がチラ見え

キットの残念ポイント

  1. 水星の魔女シリーズにしてはゲートが太目(特に胸部シェルのクリアーパーツ)
  2. つま先部の接地感が低い(つま先が跳ね上がる)
  3. (塗ればいいんですが)本体成型色はいかがなものか

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:引き出し式胸部ブロック+ボールジョイント(KPS)
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃、シェルユニット
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 派生キット:-

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:EDM-GA-01
  • 名称:ガンダム・ルブリス・ウル
  • 搭乗者:ソフィ・プロネ
  • 所属:フォルドの夜明け
  • 商品価格:2,090円(税10%込)
  • 発売:2023年03月04日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ミカエリス レビュー 【ガンプラ】

今回は機動戦士ガンダム 水星の魔女から「HG 1/144 ミカエリス」を素組で見ていきます。

機体紹介

水星の魔女に登場する「ミカエリス」はグループ御三家の一社、グラスレー・ディフェンス・システムズ製のMSになります。その一番の特徴は右腕に装着された「ビームブレイザー」。これはビームサーベル、ビームキャノン、ビームマシンガンの各モードへ変形し、なおかつ同社の特徴でもあるGUNDフォーマット妨害装置「アンチドート」も搭載された攻守両面を支える武装となっています。また有線で遠隔攻撃にも対応しています。

パイロットはシャディク・ゼネリ、本編第1クールでは、あまり活躍する姿は見せられていませんが、彼が乗っている以上、第2クールでは中ボスぐらいの活躍をするのではと、勝手に期待しております。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.11として2023年1月に発売。同社の量産機「ベギルペンデ」と同時発売となっております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

スタンドとサーベル以外のランナー表記は「HG 1/144 ミカエリス」、すべてPS素材になります。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ミカエリス」をレビューしてきました。

スリム体形と、右腕に搭載されたビームブレイザーが印象的な機体でした。

体形に合わせて、足首も小さめなので自立させるのが大変かと思いきや、全体的に軽めなボディによる好バランスと、足首付け根の広い可動域のおかげで、思いのほか安定してポージングができました。

ミカエリスの肝になる「ビームブレイザー」もよく動き、触っていて楽しいです。

欲言えば、左手の平手があれば、もっとポージングに幅が出るのではないかと思いました。

ただ、全体のパーツ数を抑えながらも、色分け可動と申し分ない出来かと思います。

また、より完成度を上げるには、カラーリングが単調になりやすいので、肩やフロントアーマー、太ももにある太目のスリット(?)部分はしっかりスミ入れ(または塗装)してあげたいところです。

これで、御三家寮長のMSが揃いましたので、各社の特徴などを立体物で見比べられるのも楽しみの一つかと思います。

以上、「HG 1/144 ミカエリス」のレビューでした。第2クール本編での活躍を期待しましょう。

キットのグッドポイント

  1. 肩アーマーのパーツ分割がよく考えられている
  2. ビームブレイザー用のスタンドが付属
  3. 少ない部品点数でもよく動くビームブレイザー

キットの残念ポイント

  1. ビームブレイザー内部の発光部分、ガイドのモールドがない
  2. ビームブレザーのどの形態がどのモードかの説明がない
  3. 左手だけなので、平手も付けてほしかった

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+前方向引き出し式
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 首付け根:ストレート両端ボールジョイント
  • 関節構造:ヒジ、ヒザともにシングル構造
  • クリヤーパーツ:センサーカバー、ビームサーベル
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:CFK-029
  • 名称:ミカエリス
  • 搭乗者:シャディク・ゼネリ
  • 所属:グラスレー寮
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2023年01月14日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

水星の魔女 ウェポンディスプレイベース レビュー

今回は2023年1月に発売になったオプション商品、「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」をレビューしていきます。

キット紹介

序盤から戦闘シーンでガンビットが飛び交う水星の魔女、各MSのガンビットやドローンをうまく展示するためのディスプレイベースとなります。ビット系は空間に浮いているためにディスプレイベース無しに配置するのは難しく、また小さかったり、独特の形状のパーツをどのように設置するのか見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

各部組立

本体

ギミック&可動

おまけ

まとめ

今回は「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」を見てきました。

途中のディスプレイ写真見てお気づきの方も多いかと思いますが、各MSのガンビットやドローンをすべてディスプレイしようと思うと、この商品は2個必要になります(今回は1セットしか購入できず)。

エアリアルはガンビットの数が9個(ライフルにつけなければ11個)あるので、支柱も足りない計算ですが、ファラクトのアタッチメントとダリルバルデの接続パーツぐらい、最初からもう2個ずつ入れてくれてもいいのではと思ってしまいました(本当はエアリアルも)。

エアリアル対ファラクトのシーン再現したいというのであれば、2セット購入して然りだと思いますが、MS1機分を展示するのに2セット必要ですってのは、さすがに商売しすぎではないかと。

あと100円足してでも、接続部品きちんと1機分フルで入れてほしかったと思います。

確かにエアリアルなんかは、まったくもうからない価格設定で、こういったオプションで利益出さなければならないのかもしれませんが、ちょっとがっかりでした。

ただ、純正だけあって、専用パーツ(特にファラクト)の接続時の安定感はさすがでした。

以上、「水星の魔女 ウェポンディスプレイベース」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 純正ならではのしっかり接続

キットの残念ポイント

  1. 2セットなければ、どのMSもフル展示できない商品構成

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 商品価格:550円(税10%込)
  • 発売:2023年01月14日

HG ミラソウル社製フライトユニット装備 レビュー

今回は機動戦士ガンダム水星の魔女から「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

「ミラソウル社製フライトユニット」は、第6話のガンダムファラクトとの決闘時に、決闘場所がフロント外宙域と設定されため、ニカ・ナナウを中心に急遽、中古部品の寄せ集めからエアリアル用に製作されたものとなっています。

劇中を見る限り、機動性が売りのペイル社新型MSとも互角に渡り合える性能を備えていたようで、ニカ姉のメカニックとしての優秀さを証明するパーツとなっていました。残念ながらファラクト戦で破損、損壊し、その後の登場は今のところありません。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.13とし2023年1月に発売、キットに本体は付属せず、フライトユニット本体と、エアリアル用の平手が付属する、オプションパックとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「HG 1/144ミラソウル社フライトユニット装備」、素材はPS素材です。

シール

各部組立

本体

平手(エアリアル用ハンドパーツ)

本体取り付け

ギミック

アクション

比較

デミトレーナー(チュチュ機)

ディランザ

ダリルバルデ

ガンダムファラクト

まとめ

今回は「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」をレビューしてきました。

エアリアルはもちろん、他の水星の魔女シリーズのMSにも違和感なく取り付けられることができて、楽しめました。

2個のボールジョイントによる可動域も良好で、付属の平手とともにエアリアルに躍動感を与えるオプションでした。

サーベルラックもシンプルですが、スムーズに展開可能です。

しかし、それなりのお値段で、バックパックだけの商品なので、メインや左右のスラスターのオレンジ部分は成型色で再現してほしいともったのは、正直な感想です。

ただ、全体の形状や可動、平手のおまけつきと、総合的にはエアリアルのオプションとして、押さえておいて損はないユニットでした。

以上、「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 別売りでも平手が手に入った
  2. シンプルな構造だが、サーベルラックもきっちり可動
  3. 他の水星シリーズにも違和感なく取り付け可能

キットの残念ポイント

  1. ランドセルだけで800円(税別)と思うと、高くなったよな
  2. メイン及び左右のスラスター内部のオレンジは成型色で再現してほしかった
  3. ハイマニューモード時のスラスターが引き出しずらい

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形ゲートⅡ
  • 腕付け根:-
  • 脚部付け根:-
  • 関節構造:-
  • クリヤーパーツ:なし
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:-
  • 名称:ミラソウル社製フライトユニット装備
  • 搭乗者:-
  • 所属:-
  • 商品価格:880円(税10%込)
  • 発売:2023年01月14日
  • 積みプラ解消: -4.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンダムファラクト レビュー 【ガンプラ】

機体紹介

ペイル社が開発したGUND-ARMを搭載したガンダムタイプのモビルスーツです。しかしエアリアルとは異なりパイロットに負荷がかかる「ガンダム=危険」を払しょくできていない機体になります。

GUNDフォーマットを使用することにより、慣性制御の高次化による飛行性能の向上や、ガンビット(コラキ)を使用した攻撃方法など、他の機体にはない特徴を持っています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNO.7 として2022年12月に発売。当初の発売日から2週間ほど後ろ倒しになった影響で、シリーズナンバーが先に発売された「ダリルバルデ」のNO.8と逆転しております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、表記は「HG 1/144 ガンダムファラクト」となっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は機動戦士ガンダム水星の魔女から「HG 1/144 ガンダムファラクト」を見てきました。

水星の魔女シリーズの既存キットの中では(おそらく)最大のボリュームで、なかなかに作りごたえのある1台でした。特にバックパックに接続された大推力ユニットは部品点数も多く、ブースターやガンビットの展開などギミックも多彩で楽しめます。

腕のサーベル収納ギミックや、スネと一体型になっている足首などもうまく再現されており、今のところシリーズの中では、一番のお気に入りキットです。

GUNDフォーム特有のシェル部分もシールや塗装できれいに仕上げたいです。

細身な身体とは裏腹に、組みごたえのある、オススメしたい1台でした。

以上、「HG 1/144 ガンダムファラクト」のレビューになります。

キットのグッドポイント

  1. ボリュームがあり、ギミックもよくできた大型推力ユニット
  2. 複雑な足首部分の構造もよくできている
  3. マスクに隠されたガンダムフェイス

キットの残念ポイント

  1. すねの開き具合はどのあたりが適正位置かわかりずらい
  2. 頭部中央、アンテナの間に設けられた処理しずらいゲート
  3. ブースターの取り付け基部が外れやすい

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:胸部ブロックボールジョイント可動+腕側ボールジョイント
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(シングル)、首(ストレート両端ボールジョイント+胴体側引き出し可能)
  • クリヤーパーツ:シェルユニットカバー、ビームサーベル刃
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:FP/A-77
  • 名称:ガンダムファラクト
  • 搭乗者:エラン・ケレス
  • 所属:ペイル寮
  • 商品価格:2,090円(税10%込)
  • 発売:2022年12月17日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ダリルバルデ レビュー【ガンプラ】

今回は機動戦士ガンダム水星の魔女から「HG 1/144 ダリルバルデ」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

ダリルバルデはジェターク社が第5世代実証機として開発して機体です。その最大の特徴は意志拡張AIによって自立行動を行う次世代ドローン技術を採用し、GUNDフォーマットを使用することなく立体攻撃を可能にしています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.08として一般店頭発売されています。”イーシュヴァラ”と呼ばれる遠隔攻撃を再現できる両腕やシールド、脚部のクローなども再現できる内容となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、表記もサーベル以外は「HG 1/144 ダリルバルデ」になっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

その他

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は機動戦士ガンダム水星の魔女から、「HG 1/144 ダリルバルデ」をレビューしてきました。

全体的に関節の可動範囲が広く、左手だけですが平手が付いているおかげでポージングも決まりやすいよいキットだと思います。

”イーシュヴァラ”による2組の前腕とシールドによる攻撃状態(年寄りはオールレンジ攻撃と呼びたくなる)や、脚部のシャルクロウの再現などが可能でプレイバリューも高い内容でした。

ただ、脚部周り(ヒザやかかと)の関節が若干緩めに感じましたが、全体的にはカチッとした塊感もあり、期待以上の1台かと思います。

ジェターク社の共通デザインが随所に見られますので、会社ごとのデザインの違いを感じるのも、水星の魔女の楽しみ方の一つではと思いました。

以上、「HG 1/144 ダリルバルデ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 複雑な頭部デザインもよく再現されている
  2. フレキシブルによく動くシールド
  3. 背中の第二の腕や、クローのリード線など、実機装備の再現性が高い

キットの残念ポイント

  1. シェル部はシール対応(エアリアルが特別か)
  2. ビームジャベリンにダボなどが無いため、思ったところで固定できない
  3. かかと部のクローパーツが緩め&接地時にも少し心配

技術ポイント

  • ゲート:くさび形+細ゲート
  • 腕付け根:胴体側前方向引き出し式+ボールジョイント(KPS)
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームアンカーとクナイ、サーベルのビーム刃
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MD-0064
  • 名称:ダリルバルデ
  • 搭乗者:グエル・ジェターク
  • 所属:ジェターク寮
  • 商品価格:2,090円(税10%込)
  • 発売:2022年12月03日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ディランザ(一般機/ラウダ専用機) レビュー

今回のガンプラは、機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する「HG 1/144 ディランザ (一般機/ラウダ専用機)」を素組でレビューしていきます。

先に発売になった、ディランザ (グエル専用機)からの変更点を中心に見ていきたいと思います。

機体紹介

ディランザはジェターク社の汎用MSです。強力なパワー、堅牢な装甲、それによる機動性の低下を推進機の容量拡大とホバークラフトユニットの搭載で補い、高次元でバランスの取れた機体となっています。

ラウダ専用機はグエルの異母兄弟で弟にあたるラウダ・ニール専用にカスタマイズした機体、一般機は文字通り、ディランザの標準機体となります。

キット紹介

今回のキットは、水星の魔女 HGシリーズNo.05として、ディランザのラウダ専用機と量産タイプの一般機のコンパチ仕様となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全て「HG 1/144 ディランザ」表記でグエル機との区別はされていません。素材は全てPS素材になります(一部KPS)。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

上下ではなく前後でカラーが違うののは、少し新鮮な印象です。

脚部

武装

素組完成

ラウダ機

一般機

ギミック&可動

フロントスカートとリアスカートは可動します。

アクション

ラウダ機

一般機

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ディランザ(一般機/ラウダ専用機)」をレビューしてきました。

本体の基本構造は先にレビューいたしました、HG ディランザ (グエル専用機)と同様なので、跡の残りずらいゲートや、初心者の方にも配慮した組み立てやすさなどはそのままで、武装や細部の仕様変更など、機体バリエーションを楽しむことができる1台になっていました。

このキット2個入手して、ラウダ機と一般機でディスプレイしてもよいのではと思えるほどでした。

先のグエル専用機だけではわからなかった、バリエーション展開のための分割やオプションパーツ(ランドセルやリアスカート)など、今後も登場してきそうなディランザ系モデルとも組み合わせて、オリジナル機体へのカスタマイズなども楽しめそうです。

そんな、「HG 1/144 ディランザ(一般機/ラウダ専用機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. コンパチ仕様ででも量産機を商品化してくれたこと
  2. ランドセルのオプション交換部がよくできてる
  3. 跡が残りずらいゲート

キットの残念ポイント

  1. ヒートアックスの黄色い部分はシールぐらいほしかった
  2. ヒートアックスは肩手持ちだと手首で固定できない
  3. 脚部側面にできる、大きな合わせ目

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+引き出し関節
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:ビームトーチのビーム刃
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • ベースキット:ディランザ (グエル専用機)

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MD-0031L(ラウル専用機)/MD-0031(一般機)
  • 名称:ディランザ (ラウル専用機)/ディランザ(一般機)
  • 搭乗者:ラウダ・ニール 
  • 所属:ジェターク寮
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2022年11月05日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG デミトレーナー (チュチュ専用機)レビュー

今回のガンプラレビューは機動戦士ガンダム 水星の魔女から「HG 1/144 デミトレーナー (チュチュ専用機)」を素組で紹介していきます。

機体紹介

デミトレーナー (チュチュ専用機)はアスティカシア高等専門学園で生徒の訓練用として普及しているMS「デミトレーナー」を地球寮所属のチュアチュリー・パンランチ用としてカスタマイズした機体です。

その特徴は大型ビームライフルを活用した一撃離脱戦法を主体とし、激しい急加速と急減速を繰り返しパイロットにも耐G能力を求める機体となっています。

キット紹介

水星の魔女シリーズのNo.06として、ベースとなるデミトレーナーより先に専用機が発売されております。目を引く専用の大型ビームライフルや頭部、肩部ブロックやシールドや脚部などが専用パーツとなっております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 デミトレーナー (チュチュ専用機)」をレビューしてきました。

水星の魔女の世界では一番ベーシックなMSのカスタム機でしたが、なかなか発展性のある機体だと感じました。

武器の換装や、なにも付いていないサイドアーマー、前腕やヒザ外側のハードポイントなどを使用して自分好みに仕上げる楽しみを持った1台でした。

「オラザク」ならぬ「俺のデミトレ」とかザクにとって代わることができる、ポテンシャルがありそうな感じがしました(褒めすぎか!?)。

ただ、作りやすさと価格を抑える事を両立した影響か、足首が縦方向へ動かないのは結構な驚きでした。

しかし、実際のデミトレーナーは足裏の車輪移動機能があり、本来足首は動かない構造なのかもしれません。今後のオンエアで足の動き確認したいと思います。車輪で移動しだしたら、ますますATっぽい気がしますが…

今回レビューしたチュチュ機は専用機ですが、12月に発売になる一般機は自分なりのカラーリングやカスタマイズしても楽しめそうです。「HG 1/144 デミトレーナー用拡張パーツセット」も同じ12月に発売を控えていますので、バンダイスピリッツさんもそのあたりを狙っているのではと思います。

以上、「HG 1/144 デミトレーナー (チュチュ専用機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 頭部や胸部の色再現
  2. リアアーマーのロック機構と可動
  3. オリジナル機体への改造などの素材として優秀そう

キットの残念ポイント

  1. 足首の前後方向への可動無しはバランスがとりずらい
  2. 大型ライフルの銃床部接続の合成が低い
  3. 両手でライフルを持たせるのが結構大変

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+引き出し式胸部ブロック
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:頭部モノアイ部
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • 派生キット:デミトレーナー

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MSJ-105CC
  • 名称:デミトレーナー チュチュ専用機
  • 搭乗者:チュアチュリー・パンランチ
  • 所属:地球寮
  • 商品価格:1,540円(税10%込)
  • 発売:2022年11月05日
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ディランザ (グエル専用機) レビュー

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する「HG 1/144 ディランザ (グエル専用機)」を素組でレビューしていきます。

今までのレビューは多少なりとも紙やすり使ってゲート整えておりました。しかし、今回はゲートの進化を実感するために、ニッパーとデザインナイフのみ使用で、紙やすり使わず制作していきます。

機体紹介

ディランザ (グエル専用機)は、物語本編の舞台となる「アスティカシア高等学院」の決闘委員会の筆頭で、最強パイロットの証である「ホルダー」の座に就く、グエル・ジュダークの専用機です。

その、グエルの父がCEOを務めるジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の汎用MS「ディランザ(量産型)」を専用チューンし、頭部の羽飾りの装飾の追加と、マゼンタ系のカラーで塗装されているのが特徴です。

緑色系の量産機を赤系に塗装して、頭部に飾りを追加すれば、通常の3倍強そうに感じますが、第1話では見事にエアリアルの引き立て役として、大破、敗北しております。

キット紹介

今回のキットは、水星の魔女 HGシリーズNo.03として、テレビ放映開始の翌週に発売となっております。本来、ディランザ量産型がベースの機体ですが、第1話での活躍(?)もあってグエル専用機から発売となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全て「HG 1/144 ディランザ」表記でPS素材になります(一部KPS)。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ディランザ (グエル専用機)」をレビューしてきました。

前週作成したガンダムエアリアルと同様に、コスト抑えながら、作りやすさや完成レベルを維持することに成功している良キットでした。

ただ、C形関節(パチンとはめるタイプ)やポリキャップを使用しない、KPS同士のボールジョイントなど、「すぐに関節ゆるゆるになるんじゃないの?」といった心配はあります。

しかし、組み上げた今現在は、関節もしっかりしているし、比較的大きく曲げるのは苦手そうなデザインですが、各部もよく曲がり、ポーズも決まるので、今後発生するかわからない事を心配をするのではなく、今を楽しめばいいのかなとも思います。

また、冒頭にも書きましたが、今回はゲート処理ほとんど行っていません。

前回エアリアル作成した時にかなり進化したゲートだと感じたので、ニッパーと軽くデザインナイフのみ使用して作っています。

切れ味がいいニッパーは必要ですが、白化もすることなく、傷になることもほとんどなく組み上げられました。あまり目立ちませんが、ゲート部も大きく進化しています。

一話では完全にかませ犬となっていた、グエル君。今後、ライバルとしてちゃんとのし上がってくるのか、ジェリドのように汚名挽回を繰り返して最後まで行くのか、1年間見守っていきたいと思います。

それより、この機体って、3話以降に出てくるのだろうか?、2話見た限りでは新型機(?)に乗り換えちゃうような…(出番終了なのか!?)

そんな、「HG 1/144 ディランザ (グエル専用機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 今回は胸部の色分け頑張っています
  2. シールド内にマシンガンもトーチもマウント可能
  3. 跡が残りずらいゲート

キットの残念ポイント

  1. 赤紫部分の成型色はもうちょっとピンクよりでもよかったのでは
  2. 脚部側面にできる、大きな合わせ目
  3. 平手も欲しい

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+引き出し関節
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:パルチザンとトーチのビーム刃
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • 派生キット:HG 1/144 ディランザ(一般機/ラウダ専用機)

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MD-0032G
  • 名称:ディランザ (グエル専用機)
  • 搭乗者:グエル・ジェターク
  • 所属:ジェターク寮
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2022年10月08日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンダムエアリアル レビュー

鉄血以来5年ぶりのガンダムTVシリーズの主役機、ガンダムエアリアルのHGモデルを見ていきます。

機体紹介

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主役MS

水星からスレッタ・マーキュリーとともにアスティカシア学園に編入してきMSが「ガンダムエアリアル」です。

この世界ではGUND(身体拡張機能技術)を使用しパイロットとMSをGUNDでリンク可能とするシステム、GUNDフォーマット搭載MSをガンダムタイプと呼ぶとのことです。

平たく言うと、水星で開発された主人公の乗る、GUNDという技術でサイコミュみたいに機体や武装の制御ができるガンダムタイプMSといったところでしょうか。

キット紹介

2022年10月2日の放送開始に合わせて、前日の10月1日発売されたのが「HG 1/144 ガンダムエアリアル」です。

PROLOGUEで登場した2機のMSが先に発売されていたため、主役機ですがシリーズナンバーは03、完全新規でのキットとなっています。

新しい年号、A.S.(アド・ステラ)の物語なので、どのような機能があるのか、詳細は不明ですが、シールドが分割してビットのように攻撃できたり、機体のハードポイントに接続して機体性能の向上にも使用できるようです。

デザイン的なポイントとしてはシェルユニットと呼ばれる、クリアーパーツの裏側にある配線のようなものが発光するのがポイントのです。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表記と素材は全て、「HG 1/144 ガンダムエアリアル」でPS素材です。CパーツはおそらくKPSです。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

おまけ

「GUNDAM NEXT FUTURE –TOKYO BASE-」の入場特典のディスプレイスタンド使ってみました。

水星の魔女のロゴが入っている簡単なものですが、これ見てエアリアル購入しようかなと思ったので、まんまとバンダイスピリッツの販促策に引っかかっております。

周辺の穴はこの後発売のスレッタのFigure-riseや来年発売予定のウエポンディスプレイに対応とのことです。

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムエアリアル」をレビューしてきました。

久々のTVシリーズの主役機とあって、なかなか力の入った1台でした。

価格設定を抑える工夫、肘の片持ち関節や、ヒザや足首のC型関節、腰のサイドアーマーも可動はするけど、はめ込むだけと、コストダウンを感じるところと、頭部の色分け、シェルユニットの印刷仕上げ、クリアーパーツの多用と、初心者がプラモデルを作ったときに、ちょっとがっかりしそうなネガ要素を極力つぶした製品に思われました。

また、これはデザイン的な特徴にもなりますが、スミ入れしやすそうなラインも多数あるので、ちょっとしたバージョンアップの入り口としてもすぐれていると感じました。

テレビ放映という機会を活かして、新しい顧客を逃すまいと、バンダイスピリッツの気合を感じるコストと作りやすさを両立したキットでした。

長いものに巻かれてみるのも悪くないと思った、「HG 1/144 ガンダムエアリアル」でした。

キットのグッドポイント

  1. 執念を感じる、頭部の色分け
  2. 価格も抑えつつ、商品力も維持する努力が感じられる
  3. 低価格でも発光状態再現済みのシェルユニット付属(主役機のなせる技か!?)

キットの残念ポイント

  1. 腕を動かすと、胸のシェルユニットが外れて飛ぶ(個体差または工作制度の問題かも)
  2. 足首ブロックが左右に振れない
  3. ひざや足首などのC型関節は将来的に強度が不安

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:各部シェルユニット、ビームサーベル、ライフル用ビームエフェクト
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • 派生キット:なし(2022年10月現在)

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:XVX-016
  • 名称:ガンダムエアリアル
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー
  • 所属:シン・セー開発公社
  • 商品価格:1,430円(税10%込)
  • 発売:2022年10月01日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)