「逆襲のシャア」タグアーカイブ

HGUC Hi-νガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」を素組で見ていきます。

機体紹介

Hi-νガンダムは小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場した機体です。ただ、小説内では「Hi-νガンダム」とは書かれておらず、すべて「νガンダム」表記となっており、言わば「小説版νガンダム」といった立ち位置のMSです。

しかし、小説内の挿絵デザインがνガンダムのデザインとは異なったこともあり、別機体として独立、設定画やスペックが追加され、νガンダムと区別するために「Hi-ν」の呼称となっています。

今回のHGUCや初代のMGは小説版デザインのリファイン版が元になっています。

また、逆襲のシャアMSV(以下CCA-MS)にも掲載がありますが、デザインやスペックは小説版とも異なったものになっています(MG Ver.kaはこちらに近い、RGは両者をMIXした印象です)。

キット紹介

商品はHGUCシリーズNo.095として2009年06月に発売。

ときに2007年10月のヤクトドーガがから始まった「逆シャア」シリーズまとめてHG化の最後にキット化されました(その後2022年にナイチンゲールが商品化)。また、キットは完全新規設計となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは全て(ポリキャップを除く)新規です。

素材はEパーツのみABS素材で、それ以外はPS素材です。また、νガンダムはABSパーツがPS素材に置き換わっていましたがHi-νはそのままです(今回のキットは青バンダイ版)。強度的な問題なのか原因は不明ですが、きっと変更できない理由があるのでしょう。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ファンネル非装備状態

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」レビューしてきました。

組み立てて、最初の感想としては「なかなかよくまとまっているな」といったところでした。

第一にνガンダムから、1年ちょっと遅れて出てきた商品ですが、全身にモールドが追加されて適度に情報量が増したこと。

第二に、合わせ目が目立ちづらいパーツ分割になっていることが挙げられます。

ただ、色再現の観点から見ると、もう少し頑張ってほしかった分割部分(特にライフル、バズーカ)もありますが、素組でのまとまりはなかなか高いレベルだなと感じました。

反面、HG的にあまり高額にできなかったためか、6基あるファンネルのうち、実際に展開可能なのが2基のみで、残りの4基はダミーだったり、プロペラントタンク付根のメタリック部分が全く再現されていなかったりと、おそらくはコスト的な制約で再現しきれなかった部分もちらほら気になりました。

しかし、このHGで満足できない場合は、傑作キットと呼び声高い「RG Hi-νガンダム」もございますので、購入時は併せて検討すればよいと思います。

少なくとも、単体のHGとして見る限りは十分によいキットでした(塗って解決できるところは塗装頑張れ!的な)。

以上、「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 複雑なカラーリングも成型色再現したシールド
  2. 全体的に合わせ目が目立たないパーツ分割
  3. モールド増で情報量多め

キットの残念ポイント

  1. (シールドで力尽きたか)ライフル、バズーカの色再現度
  2. ファンネルの2/3はダミー
  3. デザイン的な特徴である、プロペラント付け根のメタリック部が成型色では再現されておらず

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体ボールジョイント型固定軸+ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(本体側1軸+首側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
  • 型式:RX-93-ν2
  • 名称:Hi-νガンダム(本来は小説版νガンダムか)
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍 ロンドベル隊
  • 商品価格:2,420円(税10%込)
  • 発売:2009年06月(HGUC 095)
  • パッケージ:(一瞬Ⅲ型かと思うが)HGⅡ型
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HG 1/144 RX-93-ν2 Hi-νガンダムGPBカラー、HGBF 1/144 Hi-νガンダムヴレイブ、HGBF 1/144 Hi-νガンダムインフラックス

ガンプラ進化論 (1/144νガンダムHGUC→EG編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回は の進化を見ていきます。

今回はグレードは異なりますが、発売時期に開きがあるために、一部逆転現象が発生しております、HGUC νガンダムとEG νガンダムを見ていきます。

使用キット

HGUC 1/144 RX-93 νガンダム 2008年3月発売

ENTRY GRADE 1/144 νガンダム 2022年4月発売

今回は比較するグレードが異なりますが、約14年の歳月で同じ1/144 のνガンダムがどのような進化をしたのか見ていきたいと思います。

なお、リアルグレード(以下 RG)は同スケールですが、パーツ構成や商品コンセプトが大きく異なるため、今回は入れておりません。

写真は左または上がHGUC、右または下に配置されているのがEGになります。

形状比較

本体

頭部

色分け

腕部

脚部

バックパック

ハンドパーツ

可動域

ヒジ関節

腕の付根

ヒザ関節

足首

ディテール

足裏

ライフル&シールド

カラーリング

シール

まとめ

今回は「1/144 νガンダムHGUC→EG」の進化を見てきました。

結果から言いますと、14年の歳月で、グレードのヒエラルキーを破壊するほどの進化を上げておりました。

νガンダム本体で言えば、ふくらはぎ部分のスラスターカバーの開閉ができない、腕、脚の付根の強度が将来的に不安な程度で、素組で比較する限り、トータルではEGに軍配が上がると思います。

成型色による高度な色分け(その分、腰の上半身との接続部は派手ですが)、モールドは少ないですが(HGも同様ですが)シャープな造形、腹部に増設された可動域など、EGを積極的に選択する要素が多数ありました。

ただ、νガンダムと言えばの装備、フィンファンネルが付属していないのは初心者をメインターゲットにして価格と組立上の煩わしさを排除する方向の商品のため、しょうがないとは言え、少々残念です。

しかし、その分HGのパーツとの互換性の高さは非常に好感が持てます。

HGUCのところでも記載しましたが、モデルの発売時期による逆転現象を解消する新たなHGに期待したいです。

以上、「ガンプラ進化論 1/144νガンダムHGUC→EG編」でした。

EG νガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」を見ていきます。

手でも外せるタッチゲートですが、今回はきちんとニッパー、デザインナイフ使用して切り離していきます。

機体紹介

HGUC νガンダムレビューから引用)RX-93 νガンダムは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するMSです。

パイロットでもある、アムロ・レイ自らが設計にもかかわった、20m級のガンダムタイプとしては初めてサイコミュ装置を実装した彼自身の専用機体となっています。

シャアがわざと連邦に流した情報から、サイコフレームを搭載するにいたり、短期間での開発ながら、宿命のライバルが乗る「サザビー」を撃破し、最後は地球に落下し始めたアクシズを押し返すという離れ業を行った機体となっています。

キット紹介

キットは”次世代のファーストガンプラ”として、簡単組立×ハイクオリティの共存!を目指したENTRY GRADE シリーズ3番目の機体として、2022年4月に一般店頭発売されました。

先に発売されたRX-78ガンダムと、ストライクガンダムがライトパッケージ(本体のみ、袋包装)とボックスパッケージ(本体+ライフル、シールド)やフルウェポンセット(RX-78のみ)などのバリエーションが用意されていますが、νガンダムは今のところボックスパッケージのみの展開となっています(2023年9月現在)。

付属品はライフルとシールドとなっており、ハイパーバズーカやフィンファンネルはHGUC νガンダムからの転用が可能となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材の新規パーツとなっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

HGUCコラボ

HGUCのνガンダムに付属する、フィンファンネル、ハイパーバズーカ、サーベルのビームエフェクト、更にはハンドパーツもそのまま使用することができます。

まとめ

今回は「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」レビューしてきました。

組み立てた率直な感想は、「HGより全然カッコイイじゃん」でした。

塗ればいい、シール貼ればいいって事ではありますが、やはり成型色での色分け再現性の高さは、関節強度や、付属武装が少ないといった点を補って余りあると感じました。

ただ、色再現のために上半身と接続部分の腰の天面に黄色が出てきたりといったしかたがない部分はありますが、もはやそんなことを気にするべき商品ではないとも思いました。

また、前述したセットされていないファンネルなどの装備もHGの物がそのまま使用できる設計は非常に良心的でもあります。

これが税込み¥1,100 !!! プラモ人口を増やすための戦略価格とはいえ、素晴らしい技術が詰まった一品でした。

エントリー?と敬遠している人がもしいましたら、だまされたと思って手を出していただきたい1台です。

以上、「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. HGUCを凌駕する色再現
  2. HGUCから流用できる武器(ファンネル、バズーカ)やハンドパーツ
  3. お値段以上の完成度

キットの残念ポイント

  1. 腕付け根、脚付根の強度は不足気味
  2. シールドの取り付け可能面が1ヵ所だけ
  3. 一度動かすとセンターへ戻しずらい首部分

技術ポイント

  • ゲート:タッチゲート
  • 腕付け根:ボールジョイントのみ
  • 脚部付け根:本体側ボールジョイント軸+脚側2軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重+C型関節)、首(両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:なし

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム逆襲のシャア
  • 型式:RX-93
  • 名称:νガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ大尉
  • 所属:地球連邦軍ロンドベル隊
  • 商品価格:1,100円(税10%込)
  • 発売:2022年04月09日
  • パッケージ:EGボックスタイプ
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC RX-93 νガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から、アムロの搭乗機「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」を見ていきます。

機体紹介

もはや説明不要な域のモビルスーツですが、RX-93 νガンダムは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するMSです。

パイロットでもある、アムロ・レイ自らが設計にもかかわった、20m級のガンダムタイプとしては初めてサイコミュ装置を実装した彼自身の専用機体となっています。

シャアがわざと連邦に流した情報から、サイコフレームを搭載するにいたり、短期間での開発ながら、宿命のライバル、シャア・アズナブルが乗る「サザビー」を撃破し、最後は地球に落下し始めたアクシズを押し返すという離れ業を行った機体となっています。

キット紹介

HGUCシリーズNo.086として、2008年3月に完全新規キットとして一般店頭発売されています。

また、この時期に「逆襲のシャア」シリーズのMSがまとまってHG化されています。

一般的にガンダム世界ではかなりの人気機体ですが、すぐにはHG化されず、じらされた後に、「満を持して逆シャアシリーズ来たか!」と思った、当時の記憶があります。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

以前は関節部などがABS素材だったようですが、現在は(青バンダイになってからか?)全てPS素材になっております(ABS部はKPSへ)。

現物が手元にないので、確定できておりませんがネットで拾った限りはほぼ間違いないかと思います。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

フィン・ファンネル

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」レビューしてきました。

これを書いている時点で、15年落ちのキットでしたが、感想としては年相応と言うか、古さを隠せない内容に感じました。

その理由として第一に部分塗装の必要箇所が多め(シールも未対応)な点です。

サイド、リアスカートや、ふくらはぎなどのスラスター部、ランドセルのサーベルラックなど、結構目立つ点で塗装が必要です。

第二にパーツ精度の問題です。

固定できない部品がいくつか散見されます。特に股間部分の赤いパーツはどうやって固定するつもりだったのかスカスカで、はめ込むというよりただ置いてあるといった状況です。また、肩のスラスターの黄色いパーツもよく落ちます。

第三には一部のスタイリングです。

特に長く細い首周り(襟元形状も含め)がしっくりせず、頭部の座りが悪く、どの位置にするのが良いのかなかなか決められない印象です。

また、全体的な関節構造もスタンダードなもので、可動域も最低限といった状況なので、ぜひとも早めのリニューアル(REVIVE)版を出してほしいなと思いました。

たしかに、1/144νガンダムはRGやEGもありますが、やはり基本のHGシリーズで、「これだ!」っと、万人が認める、作りやすさと価格を高次元で達成した伊達じゃない νガンダムをラインナップしてほしいと思いました。

以上、「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. よくできているフィンファンネル
  2. ファンネル装備でも自立が可能
  3. 合わせ目がでない頭部

キットの残念ポイント

  1. 股間部の赤いパーツや肩ブロックのバーニアの黄色い部分のポロリがひどい
  2. アクションベース未対応のため、ファンネル展開を再現できず
  3. 左手でサーベルを持たせることができない(ライフル、バズーカも)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体固定軸+ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(胴体側1軸、頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム逆襲のシャア
  • 型式:RX-93
  • 名称:νガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ大尉
  • 所属:地球連邦軍ロンドベル隊
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:2008年3月
  • パッケージ:HG Ⅱ型(No.086)
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HGUC 1/144 νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)

HGUC サイコ・ドーガ レビュー

今回のガンプラレビューは「HG 1/144 サイコ・ドーガ」です。

機体紹介

サイコ・ドーガは小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場した、ネオ・ジオンのニュータイプ専用MSになります。

映画に登場した「ヤクト・ドーガ」の立ち位置の機体で(小説版にヤクト・ドーガは登場せず)、ネオ・ジオンの強化人間、グラーブ・ガスが搭乗しています(グラーブもほぼギュネイ)。

小説では2機が搭乗しますが、どちらもパイロットはグラーブ・ガス。ヤクト・ドーガよりもギラ・ドーガと共通部分の多い機体となっています。

ちなみに、CCA-MSV内で α・アジールのプロトタイプにあたる機体も「サイコ・ドーガ」と同名となっているため、区別する意味で「サイコ・ギラ・ドーガ」と呼称する場合があります。

劇場版の設定やストーリーが固まりきる前の状態で執筆されたノベライズなので、パラレルワールド化しているベルトーチカチルドレン、その合間で生まれたモビルスーツになります。

キット紹介

キットは2022年12月に福岡のGUNDAM SIDE-Fで先行発売、その後ガンダムベースオンラインやガンダムベースでの販売が行われています。

ベースとなっている「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」(まるまる1機分)の成型色を変更して、サイコ・ドーガ用のパーツが追加された内容となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ギラ・ドーガからの流用ランナーの表記は「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」、新規ランナーは「HG 1/144 サイコ・ドーガ」となっています。ギラ・ドーガからの引継ぎでEパーツはABS製となっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 サイコ・ドーガ」をレビューしてきました。

ギラ・ドーガをベースに、新規パーツを追加する形で構成されておりました。

具体的には上腕から下の腕部と、フロントアーマー以外の下半身はギラ・ドーガの成型色を変更してそのまま流用。上記以外の部分が新規造形となっておりました。

新規パーツでは形状変更以外にも腹部の前後方向への可動軸の追加や、各スラスター内部の黄色い部分の色分けなどもアップデートされていました。

ギラ・ドーガを作成した時に、プロポーションはよいが可動部や色分けに古さを感じていましたが、そのあたりもきっちり更新されていたのは、好感が持てます。

ただその分、アップデートされていない部分は色分け必要であったり、合わせ目もしっかり目立ったりと、最新HGとちょっと前のHGを1台で楽しめる(?)1台でした。

また、キット本体の出来以外の話になりますが、(当然ながら)設計当時にサイコ・ドーガのことまでは考慮されていないランナーの配置なので、大量の余剰パーツが出てしまうことと、ベース限定(SIDE-F含む)販売方法は検討の余地はもう少しなかったのかとも思います(個人の感想です)。

以上、「HG 1/144 サイコ・ドーガ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 違和感なくアップデートされた上半身
  2. 頭部やシールドのネオ・ジオンマークもシールではなく色分け対応
  3. ファンネル装備や可動軸部など肩アーマーのつくりが良い

キットの残念ポイント

  1. 武装はありがたいが、大量発生する余剰パーツ
  2. 置き場所を選ぶ、完成後は外せない背中の長尺スラスター
  3. 脚部スラスターの色分けは課題として残る

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:2軸前方向引き出し式パーツ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)。ヒザ(二重)、首(胴体側2軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームアックス、ビームピック、ビームサーベルのビーム部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(小説)
  • 型式:MSN-03-2
  • 名称:サイコ・ギラ・ドーガ
  • 搭乗者:グラーブ・ガス
  • 所属:ネオ・ジオン
  • 商品価格:4,180円(税10%込)
  • 発売:2022年12月19日
  • パッケージ:ガンダムベース限定タイプ
  • 積みプラ解消: -13cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HGUC ギラ・ドーガ

HGUC ギラ・ドーガ レビュー

今回は 「HGUC No.091 1/144 ギラ・ドーガ」をレビューしていきます。

機体紹介

ギラ・ドーガは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場した、ネオ・ジオンの主力量産型MSになります。

ジオンの名機「ザク」の系譜に並ぶ1台で、MS本来の「人の機能を拡大した機動兵器」をコンセプトに開発された1台です。

シャアの反乱時に100機余りが生産され82機が実戦に投入されたとのことです。士官タイプも存在し(ブレードアンテナの追加程度の変更)、カスタムカラーの機体も存在しておりました。

キット紹介

「HGUC No.091 1/144 ギラ・ドーガ」は2008年11月に一般店頭発売されております。翌年1月にはカラーリングと一部パーツ違いの「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)」も店頭販売されました(今なら間違いなくプレ版ですが)。

この時期のHGUCは集中的に「逆襲のシャア」関連アイテムが製品化されていました。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は全て「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」で、完全新規となっています。ヒジ関節などを含むEパーツのみABS製でそれ以外はPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」をレビューしてきました。

作り終えての感想としては、「カッコイイ」が一番最初でした。

ギラ・ドーガのマッシブなプロポーションが非常によく再現されており、接地性の高い脚部も合いまり、立ち姿の力強さは惚れ惚れしました。

ビームマシンガンなどの武器類の造形も素晴らしく、量産型ではありますが、安っぽさを感じない1台です。

ただ、キット自体の古さ(2008年製)は否めず、関節可動域や合わせ目、色分けは最近のものと比較すると、どうしても見劣りはします。

特に色分けに関しては、各種スラスターやヒザやスネの動力パイプなど、目立つ色(黄色)と目立つ部分で部分塗装以上が必要となっています(形状的にシールも未対応)。

きちんと塗装してあげると、格段に情報量と完成度が上がると思いますので、ぜひトライしてみたいところです。

武装も豊富ですので、量産機特有の遊び(色変え、装備替え)の素材としても、高スペックと思われるギラ・ドーガ、腕が試される部分も多いですが、オススメの1台でした。

以上、「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. マッシブなプロポーションがカッコよく再現されている
  2. プレイバリューが高い、豊富な武装
  3. (塗り分け必要ですが)足裏、ひざ裏などモールドも細かく、肉抜きもなし

キットの残念ポイント

  1. 今見ると、古さを感じる関節、合わせ目、色分け
  2. シールドとスパイクアーマーのクリアランスがもう少し欲しかった
  3. 塗装時はマスキングが結構大変

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:2軸前方向引き出し式パーツ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)。ヒザ(二重)、首(胴体側2軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームアックス、ビームピックのビーム部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 型式:AMS-119
  • 名称:ギラ・ドーガ
  • 搭乗者:ネオ・ジオン一般兵
  • 所属:ネオ・ジオン
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2008年11月15日
  • パッケージ:HGUC Ⅱ型
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HGUC ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)、ギラ・ドーガ (ヴィンセント・グライスナー専用機)、HG サイコ・ドーガ

HG ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機) 全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「HG ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機) 」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗っていきたいと思います。

各バーニアの内側や、シールドのメガ粒子砲の発射口などの赤丸リアスカート先端のフィン部分などマスキングが必要な部分も散見されますので、可能な限り塗分けしていきたいと思います。

塗装レシピ

サーフェイサーはレッド、イエロー部の下地はGSIクレオスのピンクサフ、それ以外は同じくGSIクレオスのMr.サーフェイサー1200です。

トップコートもクレオスで基本部分は「Mr.スーパークリアー 溶剤系スプレー UVカット つや消し」、動力パイプなどのメタリックグレー部とファンネルは「Mr.スーパークリアー 溶剤系スプレー 半光沢」でつやを変えています。

以下は使用した塗料です。

本体レッド:HJ01C マイスターレッド(ガイアノーツ ボトムズカラー)HJモデラーズカラーシリーズになります。

胴部、バーニアなどダークグレー:AT-27 スチールブラック(ガイアノーツ ボトムズカラー)

頭部、脚部などライトグレー:325 グレーFS26440(GSIクレオス)

関節、動力パイプ:UG05 MSグレー連邦系(GSIクレオス ガンダムカラー)

スラスター内側レッド:モンザレッド9+ブラック1(GSIクレオス)

コクピットハッチのレッド:AT-16 ブラッドレッド(ガイアノーツ ボトムズカラー)

ファンネル:VO-33 マイルドオレンジ(ガイアノーツ バーチャロンカラー)

ビームガトリング:074 ニュートラルグレーⅣ(ガイアノーツ)

スコープ:白サフ+049クリアーピンク(ガイアノーツ)

ナイフ:159 スーパーシルバー(GSIクレオス)

塗装済み完成

マスキングポイント

アクション

まとめ

今回は「HG ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機) 」を全塗装でレビューしてきました。

バーニアの内側はある程度しょうがないとは思いますが、ショルダーアーマーやリアスカートあたりは、シール付属していないので、マスキングするか、気合のガンダムマーカーや筆塗りで塗装するしかない部分でした。そこそこ面積も大きいく目立つ部分なので、なにかしらの方法で塗装したい部分です。

また、本体のライトグレー部分は組立説明書ではシルバーの指定でしたが、個人的にはRE/100にならってグレーにしております。個人的にはこちらのほうがしっくりくると思っています。

本体のレッドは店頭で見つけた「HJ01C マイスターレッド」が近いのでは?と思って使用したところ、かなりいい感じでした。おそらくRGサザビー本体のレッドの片方や、ナドレの髪にも使えそうな感じです(HJブランドのせいか、若干お値段高めなのがネックです)。

シールでの補完がされていない部分も多々ありますので、塗装することで、グッと情報量が増えるキットでした。全塗装に限らず、部分塗装でもいいので、是非ともチャレンジしてほしい1台でした。

以上、「HG ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機) 」全塗装レビューでした。

HGUC クスィー ガンダム レビュー

今回はやっと公開されます「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」から、マフティことハサウェイが搭乗する主役機「HG クスィー ガンダム」をレビューしていきます。

全高26mを超える、大型MS、1/144のキットも完成すると約18cmとかなりな巨体となっています(ちなみにバウンドドックが約19cm)。

MS単体で飛行ができるミノフスキークラフトを搭載し、通常MSフォームからフライトフォームへ変形機構を備えています(変形というほどでもないような気もしますが)。設定画だけでは複雑な構造を完全に理解するのは難しいと感じるこの機体、立体物を自分の手で組み立てることによって、クスィーをより理解しながら見ていきたいと思います。

レビューはとりあえず素組でいったん終了し、7月に発売が決まっているガンダムデカールの新作「No.122 HG 1/144 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 汎用(1)」の発売を待って塗装していきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、表記は「HG 1/144 クスィーガンダム」となっています(ビームサーベル以外)

各部組立

頭部

胸部

腕部

肩部(フライトユニット)

主翼

腰部

足首

脚部

以下続く…

武装

素組完成

ギミック&可動

変形

アクション

比較

まとめ

今回は「HG クスィー ガンダム」をレビューしてきました。

複雑な形状で、昔から「いったいどんな構造になってんだ?」と思っていたクスィーの全容がようやくちゃんと解りました。やはり立体物重要です。

しかし、その複雑な構造のデメリットとも言うべきか、フライトユニット移動すれば何とか正面までは向かせられますが、肘より上は上方へ動かす事ができなかったりと、プラモのせいではありませんが、なかなかに制約が多いデザインであることもよくわかりました。

しかし、キットはその大きさも相まって存在感は抜群です。プロポーション的にもあまり問題はなく、可動範囲は狭いですが、カッコいいです。

また、大きさの割には部品点数も抑えられていて、組み易いキットでした。その分、気持ちシール多めではあります。この大きさで、バンダイの技術があればもっと突き詰められたとも思いますし、変形時の差替え部分ももうひと頑張りあれば差替えなしでも再現できたのではないかと思います。

この巨体で1/100の商品化は結構ハードル高い気もしますので、クスィーが欲しいと思ったときは、何も迷うことなく買いな1機だと思います。ただし、映画の2とか3の公開に合わせて、追加武装付き(ミサイルコンテナとか)が発売される危険性ははらんでます。

キットのグッドポイント

  1. 大きいが組み易い設計
  2. ゲートも痕が残りにくいものが多い
  3. HGですが、MG並の存在感(しかし価格もMGなみ)

キットの残念ポイント

  1. シール多し、もうひと頑張りしてほしかった
  2. 平手の手のひらに肉抜き?もしくは元デザインがこれなのか?
  3. 50肩並みに上に上がらない腕
  • 登場作品:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
  • 型式:RX-105
  • 名称: Ξ(クスィー)ガンダム
  • 搭乗者:ハサウェイ・ノア(マフティー・ナビーユ・エリン)
  • 所属:マフティー
  • 商品価格:6,600円(税10%込)
  • 発売:2021年04月24日
  • 積みプラ解消: -10.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機) レビュー

今回は『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』をレビューしていきます。

知らないうちにパラヤからエアに偽名設定が追加となっていた「逆襲のシャア」でのストレス担当、クエスが搭乗した赤いヤクトドーガです。

キットはギュネイ機と基本的には同一仕様で、武装と頭部の一部、カラーリングが変更されたものとなっています。

発売が2007年と15年近く前の物となっておりますので、現在(2021年)の目で見ていかがなものなのか確認しながらレビューしていきたいと思います。

素組でくみ上げてから塗装仕上げをしていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表示はビームガトリングガン部も含め全て「ヤクトドーガ」表記です。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』をレビューしてまいりました。

実はヤクトドーガはあまり好きなMSではなかったのですが、今回立体物を手にして、考えを改める気になりました。

どうもずんぐりむっくりで、カッコ悪いなと思っていたのですが、サザビーと共通項の多いデザインや、思ったてたよりも立ち姿もポージングもカッコよいと再認識いたしました。

ただキットは発売年月の経過を否が応でも意識させられるものでした。今の技術や設計ノウハウで作りなおせばかなり違うものができるんだろうなと、容易に想像がつくぐらい、可動箇所や可動域に時代感が出ております。

Re/100のヤクトドーガは所有していないので、どれほど進化しているかをこの場で確認することはできませんが、最近のHGフォーマットで作られていたらもっと魅力的な1台に違いないと感じました。

具体的には胸部や腰部の可動部分が少ない点、肘や膝の関節は2重化されていないため90度前後の可動範囲であったり、脚や足首の付け根はボールジョイント型のポリキャップに可動域も保持もそのすべてを依存しているなど、回収点はたくさん出てきます。

ただ、ヤクトドーガがリバイブなり、アップデートされるのは何年後だよ!と思われますので、現状のキットで楽しむことをオススメしたいです。

逆シャアシリーズは比較的後半にラインナップが出てきた印象でしたが、こうしてみると結構古さも感じました。まだまだ商品化されてないMSもありますが、並行してのアップデート作業も見据えると、生きてるうちに全てを見ることはできないかもな~なんて考えてしまいました。

以上、『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』のレビューでした。

ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)全塗装レビューはこちら!!

キットのグッドポイント

  1. イメージよりもカッコよかったプロポーション
  2. 全てではないが、合せ目が目立たないように配慮されたパーツ分割

キットの残念ポイント

  1. ABSとボールジョイントポリキャップ頼みなのが、発売からの年月を(10年以上)感じさせる関節構造と可動箇所
  2. ちゃんと色再現しようと思うと結構な箇所のマスキングが必要
  3. 平手も欲しい
  • 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 型式:MSN-03
  • 名称:ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)
  • 搭乗者:クエス・パラヤ(クェス・エア)
  • 所属:ネオジオン
  • 商品価格:2,420円(税10%込)
  • 発売:2007年10月20日
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ジムⅢ レビュー

今回は『HGUC 1/144 RGM-86R ジムⅢ』をレビューいたします。

いつものレビューとは少し違いまして、途中まで作って筆者のクローゼットで長い間眠っていた物を引っ張り出して完成までこぎつけております。

そのため、ランナー写真は撮影できず、パーツも一部接着済みだったため、分解写真も注釈付きの物となっていることをご了承いただければと思います。

個人的には「ジムⅢ」は非常に好きなMSで、商品化してほしいキットのアンケートなどがあった時は、必ず投票しておりました。

待ちに待ったキット化で、発売直後に購入したのですが、何故完成までに8年も(キットは2011年発売)要したのかも併せてレビューしていきたいと思います。

製作方法は全塗装ですが、合せ目消しはほどほどにといった内容で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーから部品9割ぐらい切り出した状態で放置されておりましたため、ランナー撮影は出来ておりません。

以前レビューいたしました、「ジムⅡ(エゥーゴカラー)」がある程度参考にはなります。

ジムⅡのキット自体がジムⅢの派生キットとなっておりますので、構造的には近いものとなっております。

各部組立

頭部

頭部は前後分割です、すでに接着済みで、合せ目消し済でした。クリアのバイザーは額のメインカメラとつながっていて大き目です。

8年眠っていた理由①:メインカメラの枠の塗装

クリアパーツにホワイトをこの大きさの物にうまくの載せるのがハードル高い気がして、ワクワクする頭部作成にブレーキが…

後頭部のカメラはシール使用しています。

胸部

胸部も前後分割ですが、すでに接着済み、肩にできる合せ目消しておりました。

8年眠っていた理由②: 今はカラーの調合全く苦にしませんが、この何とも言えない微妙なボディカラーを作るのが面倒に感じたのが2点目の理由です。

ランドセル

ランド説本体、左右のサーベルラック兼用のスラスターも前後分割です。

本体の合せ目の段差が大きいので、完全に消そうと思うと結構大変です。

ガンダムMkⅡと同型ランドセルです。本体接続部ががっしりしています。

腕部

肩ブロック接着済みです。

8年眠っていた理由③: 肩ブロックのバーニア部分の合せ目消し、および塗装がかなり面倒な構造です。

この後の完成写真で確認取れますが、合せ目部分に結構な段差残っています。また、上面の凹モールドの中に合せ目発生するためきれいに整えるのがかなり面倒です。

腕単体とミサイルポット装着した状態です。

8年眠っていた理由④:大型ミサイル以外の黒い部分、かなり奥まっていてマーカー系は届かず、エナメルブラックからのふき取りとなっておりますが、ふでも届きずらいためなかなかうまくいかず。これが理由の4つ目です。

ハンドパーツです。握り手は親指部分も別パーツです。

腰部

腰部分はジムⅡと共通です。

足首

グレーのブロック部分は左右に分割されています。スリッパはユニコーンバージョンの形状となっています。

8年眠っていた理由⑤:アンクルガードが左右の足首の両方とも右側に合せ目が出来る左右非対称な構造です。この部分も合せ目完全に消そうと思ったら、なかなか面倒な工程になるなと直感的に感じたので眠らせておきました。

脚部

最大の難所脚部です。組立自体は大したことはありませんが、色分けが強烈でした。

8年眠っていた理由⑤: なんといってもこの脚部の塗り分けの面倒くささ!どんだけ色分けしてんだよ!と。これ塗り分けるぞ!という、気力をためる作業が大変でした。

塗装の順番は

グレー→レッド→グリーン→ホワイトをエアブラシ、マスキングの繰り返しで行い、最後に筆でエナメルのブラック、はみ出したところは綿棒&薄め液でふき取っております。

このカットだと外側のバーニア見えないですが、そちらも塗り分けされています。足裏も塗り分けてます。

膝の緑のバーニア(?)部分の合せ目は消すのを諦めています。

武装

武器類です。シールドとライフルはジムⅡ作るときにまとめて塗装しております。

腰のミサイルランチャーもマスキングして塗り分けしています。ここはマスキングのし易さで、ホワイト吹いてからグレー塗っています。

普段は肉抜きあまり気にしなしんですが、さすがにこれは目に余ったので、対策してます。

ランナーの表記部分(AとかジムⅢって書いている平らな部分)を適当にカットして、接着、はみ出た部分をカットしてヤスリ掛けしてます。出来上がりは二つ上の写真で確認してください。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。肩のミサイルポット有り無しで比較です。

ギミック&可動

肘の可動は標準的な範囲です。

膝も90度前後です、脚の付け根が意外と干渉して前まで大きく振ることはできません。

足首は前後へ大きく動きます。

肩のミサイルポッド接続部分です、残念ながらミサイルポッド外した場合のフタはありません。

マイクロミサイルと大型ミサイルは部品の差し替えで再現です。

ミサイルポッド外すとこういったモールドになっています。

そして、8年眠っていた理由③がこの凹モールド部分の合せ目です(右肩が分かりやすい)。もうちょっと分割する場所考えてほしかった、真ん中から割るならだれでもできる。

腰のラッチのミサイルランチャー取り付け部です。

アクション

確か初登場のシーンはこんな感じだったような…

ユニコーン見た後だとジャベリンも欲しくなります。なにしろ、スリッパ形状もユニコーンバージョンですし。

比較

ありそうで、なかったエゥーゴ(カラバ)の量産機そろい踏み。

何故かダブルゼータではネモもジムⅡも登場ありませんでしたからね。

まとめ

今回は『HG 1/144 ジムⅢ』をレビューいたしました。

途中でも書いておりますが、まぁ手のかかるHGでした。

もっとも、完成した今となっては、お気に入りの1台ではありますが(元々好きなMSですし)、8年はかかりすぎと思われます。

工程の面倒くささもありますが、合せ目消すのには目を瞑るなどの、割り切りの考え方が出来るまでに8年かかったのかもしれません。

ただ、8年前の私だと、目に見える部分に合せ目あるのは許してなかったからな~

そういった部分を考えすぎることなく、完成させることに重きを置いたおかげで、棚にジムⅡやネモと並べて飾ることができました。

以上、「HG 1/144 ジムⅢ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. なんだかんだといっても、数少ないジムⅢの立体物
  2. 豊富なハンドパーツ

キットの残念ポイント

  1. 8年眠っていた理由 ①~⑤
  2. スリッパ形状(ダブルゼータ版をうたうなら)

MGで早く出してほしい1台です。

おそらくRX-78をベースに設計されている最後のMS、ガンダムVer.2.0フレームを利用できるキットの集大成として、早く作ってみたいです。MGならこんなにマスキングして色分けもすることないだろうし。

  • 登場作品:ガンダムダブルゼータ、機動戦士ガンダム逆襲のシャア、ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-86R
  • 名称:ジムⅢ
  • 搭乗者:カラバ一般兵、連邦軍一般兵
  • 所属:カラバ、地球連邦軍
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年7月9日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

MG 1/100 リ・ガズィ・カスタム

今回は『MG 1/100 リ・ガズィ・カスタム』を素組(予定)でレビューしていきます。

プレミアムバンダイでは2019年5月発送ですが、ガンダムベース東京でプレバン10周年記念イベントの一環として先行予約販売で4月17日から引き渡しが開始されております。

今回はその、ガンプラベース先行分の商品でレビューしていきます。

『MG 1/100 リ・ガズィ』をベースに各関節を中心にリニューアルとなっておりますが、どれくらいベースキットを使いながら変更されているかを中心に見ていきたいと思います。

せっかくなので、スピード重視で各区切りで記事アップして追記していきたいと思っています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはプレバン標準の2色刷りです、イメージカラーのブルーでパッケージイラストあり、側面は注意事項だけとなっています。

取説は表紙と裏面のみカラーで中面は全てモノクロです。機体解説などもないので、機体のプロフィールはキットだけではわかりません。こういったMSVは解説欲しいですよね~

ランナー紹介

Eパーツ ライトグリーン PS素材 2枚付属してます。後述しますが、ほとんど余剰パーツになります。

Fパーツ グレー ABS素材  本体やシールド周りになります。

Iパーツ ライトグリーン PS素材  シールドのみ使用します。

Jパーツ ブルー PS素材  足首部です。2枚入ってます。

Kパーツ グレー PS素材(訂正してます) スネとバーニアです。

Zパーツ クリアイエロー PS素材  おそらくナラティブガンダムA装備のものと同じ大きさと思われます(あとで確認)

MPパーツ グレー PS素材 手首の汎用パーツになります。

XAパーツ(イロプラ) PS素材 このXA以降はリ・ガズィ・カスタム専用のランナーになります。

XBパーツ(グレー) ABS素材  胴体のフレームです。

XCパーツ(グレー) ABS素材  足のフレームの新規パーツです。2枚入ってます。

XDパーツ(ライトグリーン) PS素材  胴体と頭部です。

XEパーツ(ライトグリーン) PS素材  2枚入り 脚部と羽、肩などです。

XFパーツ(ブルー) PS素材  濃いブルーの新規パーツです。

XG1パーツ(パープル) PS素材  結構はでなパープルです。

XG2パーツ(パープル) PS素材  XG1の対になるパーツです。

XH1パーツ(イエロー) PS素材  アンテナやバーニア部分です。

XH2パーツ(イエロー) PS素材  XH1の対になるパーツ。

XI1パーツ レッド PS素材 機首やハッチ類です。

XI2パーツ レッド PS素材 XI1の対になるパーツです。

ポリキャップ 半分以上が余剰になりそうです。

ビス 比較的古いキットがベースなのでビスも使用します。

デカール 新規の水転写デカールです。マーク類が中心です。アムロのパーソナルマークも見えます。

ホイルシール 色再現用のシールです。赤いラインはバーニア部のようです。

おまけで今回ガンダムベースで配布しているガンプラカタログになります。発売年ごとにプレバンキットが一覧で掲載されています。

各部組立

頭部

ツインアイとメインカメラはクリアーパーツです。頭部に関しては、この後からホイルシール貼って進めていきます。

頭部バルカンも色分けされています、優秀です。

後頭部は段落ち加工されています、頭部に合せ目はありません。(これも優秀)

Vアンテナ外すと、元祖リ・ガズィっぽくなります。ボーナスパーツでノーマルリ・ガズィ用頭部とか、付けてくれると嬉しいところでした。

胸部

胸部と腰部の接続部分はフレームがありません。腕の付け根も引き出し機構が搭載されています。

フレーム部と外装部です。胸の青いパーツは左右のダクトに続く部分が分割されています。

背中に大穴たくさん空いてます。

腕部

真っ白ではありませんが、ゼータっぽい腕部です。指は親指のみ可動(第一関節も可動)で残り4本は固定差し替え式です。

グレネードはふたが開いて弾頭がスライドします。

部品点数が多かったので肩部分けました。黄色のノズル部分も成型色で再現されています。

腰部

こちらもバーニア部分の色分けが再現されています。サイドスカートはビームガンが脚部についているのでありません。

足首

唯一、ノーマルリガズィから変更のない部分です。

脚部

膝から下のフレーム部分はノーマル共通ですが、足の付け根部分に横方向の可動軸が新設されています。

右がノーマル、左がカスタムです。分割して可動軸追加されていますが、フレームのモールドも結構デザインが違います。

太もも部分の裏側に装甲がないのが驚きました。

ランドセル

こちらが変形したときに機種になる中央部分です。

こちらは両サイドのエンジンと主翼になります。羽の大きさが目を引きます。

こちらが完成状態。大きさもさることながら、紫色が派手です。

武装

専用ライフルにハイパービームサーベル、シールドです。

シールドは表面下半分の濃い青のパーツ以外はノーマルの部品です。

ライフルの茶色い部分ってやっぱり木(?)なんでしょうか?

変形用アシストパーツ

余剰パーツ

余剰パーツになります。腕や脚中心に発生してます。

素組完成

分かりやすくバックパックのない状態で

ここまででは、色分けほぼOKって感じです。

バックパック装着するとこうなります。ジャスティスガンダムっぽいです。

今のところは何とか自立してますが、バックパックはかなり重いです。アクションベースなしでのポージングは結構厳しい予感がします。

ギミック&可動

腰のヒンジが増えたので前後にも動くようになりました。

左右にも一般的なMGレベルの可動域は確保しています。

肩も胴体側に可動部が設けられたので開く動きも苦になりません。

少し狭い気はしますが、肩も引き出し可能です。

肘もしっかり折りたためます。

可変機の恩恵もあって、膝の可動域も広く確保されています。

今回の大きな変更点、足の付け根に追加された左右の回転軸のおかげで、こういったポーズも取ることができます。

しかし、立膝は少し厳しいです。

コクピットハッチが開閉します。

アクション

シールドが接続パーツ1本で取り付けているので、全く動かせずポージングで取り回しがしずらいです。

さすがハイパー!ビーム刃がデカい

ウエイブライダー

説明書通りにやってみましたが、もう一つカチッと来てない気がします。

真横から見ると結構厚みがあります。

比較

最近のMGであるジェガンと並べてみました。本当はノーマルのリ・ガズィと並べたかったんですが、すでに私の手元には無かったので、同じ年代の量産機に登場いただきました。デザイン的な共通部分はほとんど見られません。

まとめ

今回は『MG リ・ガズィカスタム』をレビューいたしました。

MGリ・ガズィをベースに「関節部をアップデートといった」といった内容でプレバンで商品発表された時には、「いったいどんなもんなんだ!」と非常に興味が引かれ、実際手にするのが待ち遠しいキットでした。

実際にキットを手にしてみると、関節部のアップデートというよりは、最低限使えるパーツだけを残して、ほとんど新規といった内容でした。

ノーマルの共通ランナーであっても、使用するパーツは数個で、大多数は余剰パーツといった感じでした。

ここまでするなら、完全新規でもよくない?とも思いましたが、金型一つ作るコストと天秤にかけて結果、こういった商品になっているのかもとも考えさせられました。

キットフルフレームとはなっていませんが、リニューアルされているだけあって、可動域や色再現、組みやすさといった点は特に問題になる部分は感じられませんでした。

ただ、元の原画に寄せる必要があるためか、バックパックの紫のカラーリングや、本体の色数の多さ、ライフルの茶色い部分などは全塗装するなら色調やカラーリング変更なども検討するに値すると思います。

また、ウェーブライダーへの変形はできますが、正直あまりカッコよくないといった感想です、本体の厚みはいかんともしがたいです。また、主翼も特にMS形態では大きすぎると感じます。どうせ大気圏内では使用しないんだから小っちゃくてよくね?と思いました。

ただこういったキットのリニューアルの新しいアプローチは大歓迎なので、ノーマルのリ・ガズィもVer1.5表記でも何でもいいので、商品化していただきたいと願います。

キットのグッドポイント

  1. リニューアル(新規?)されたことにより、断然広くなった可動領域
  2. 成型色による高い色分け再現
  3. 少し古いMGに対するバンダイの心意気が感じられる

キットの残念ポイント

  1. デザイン的な問題ではあるがカラーリングとバックパックの重さ
  2. やはり多かった余剰パーツ
  3. ウェーブライダー形態があまりカッコよくない
  4. ABS素材のパーツが外装部分(グレー部分)に点在、塗装はどうする!?
  • 登場作品:逆襲のシャア MS-V
  • 型式:RGZ-91B
  • 名称:リ・ガズィ・カスタム
  • 搭乗者:アムロ・レイ(?)
  • 所属:地球連邦軍 ロンドベル隊
  • 商品価格:5940円(税込)
  • 発売:2019年4月17日(イベント先行販売)

RE/100 89式ベース・ジャバー

プレミアムバンダイで2018年10月に1次販売分が発送された「RE/100 89式ベース・ジャバー」のレビューを行います。

キットは逆襲のシャアに登場して、ジェガンをはじめとするMSの宇宙空間での足として活躍してました。

今回は先に一般店頭発売されました「MSジェガン」の世界観を広げるオプションとして期待される1台です。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはプレバン標準の2色印刷です。箱の厚みが結構あります。

組立説明書は白黒で完成写真もなく、塗装指示書もカラー調合の説明のみです。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 ブルー 機種の部分です。

B1パーツ PS素材 ブラック グリップやステップに本体のフレーム?部になります。

B2パーツ B1の対になるランナーです。背面のパーツが一つ抜けてます。

C1パーツ PS素材 ブルー サイド部分やエンジン部になります。

C2 PS素材 ブルー C1パーツの対になるパーツです。

D1パーツ PS素材 ブラック プロペラントタンクがメインになります。

D2パーツ PS素材 ブラック D1と対になるパーツです。

Eパーツ PS素材 ブルー 2枚入っています。 このパーツはランナー無しでこのままの状態で入っています。

Fパーツ PS素材 ホワイト 2枚入り デッキやコクピット周りの白い部分になります。

ホイルシール コクピットやフロント部の色再現用のシールです。コクピットはクリアパーツでないのが残念でした。

各部組立

ここまでは上下対象のデザインになっています。パーツ一つ一つが大きいです。

ベース部にコクピットにな機首とサイドの外装部を取り付けていきます。

後方のエンジン部分になります。

プロペラントタンクの組立時に左右間違えると、そのあと大変なのでお気を付けください。

背面のプロペラントタンクとランディングギアです。

素組完成

コクピットはシール対応です、ちょっと残念の部分でした。

ギミック&可動

ステップは前後に移動します。

ステップ部分を展開することでジェスタの足首との接続ができます。

ジェガンのつま先曲げるとステップと接続用の凹があります。こことステップの突起をひっかけます。

この部分は非常に外れやすくて、気がついたらすぐ取れてます。

MS搭乗

おそらく同時開発されているので、無理なく搭乗できます。なかなかかっこいいディスプレイが出来ます。

まとめ

今回は「RE/100 89式ベース・ジャバー」を作成いたしました。

キット自体は特に難しいところもなく、サクサク組めるキットでした。

ただボディ部分の組立は 1つ1つのパーツが大きく、パーツのはめ込時にはちゃんと真直ぐ入れないと、ピン部分が太いので、ちょっとズレただけで、ちゃんとハマらず苦労しました。

プラキットというよりはトイ組み立てているみたいで、ガンダムコレクションの1/400ホワイトベースの組立思い出しました。

プロポーションは申し分なく、さらにジェガンを上面と下面にも配置してディスプレイできる点は非常によいですが、いかんせんキットがでかいです。

今回のレビューでは試していませんが、アクションベースを使用して飾る場合はなんと3セットが必要になります。我が家の展示スペースにも置くところなくて持て余しそうです。

またキットの細部ではコクピット部がクリアパーツではなくシール対応な部分、ランディングギア部分の地面に触れる部分の青いパーツがスカスカで全く保持できない(4カ所のうち1カ所ですが)という、最近のガンプラではありえないパーツ精度な部分がありました。接着すれば問題ないんですけどね。

後はジェガンの足裏にステップ接続用の穴が隠されていたことがおどろきでした。

プロポーションも良好でMGジェガン載せてみると、結構満足できる1品ではありますが、本体のデカさはいかんともしがたいです。

こういったサポートメカが1台あるだけで、世界観が一気に広がるのは◎ですが、アクションベース3セット分の置き場は必須です。

逆襲のシャア好きで平たい展示スペースがある方は、ジェガンとセットで劇中シーンを再現してみると、結構心躍る1機です。

ジェガンのレビューはこちら

MG 1/100ジェガン レビューNo.002

MG 1/100ジェガン レビューNo.002-2

MG 1/100ジェガン(素組完成)

MGジェガンの外装部取り付け~素組完成までレビューしていきます。フレーム完成から少し時間空きましたので、改めて各部見ていきたいと思います。

組立部分は動画も入れてありますので参考にしていただければと思います。

各部外装取り付け

胸部完成

シンプルながらもジェガンの特徴とらえてます。

後ろはそっけなく…

バックパック完成

頭部完成

パーツ数はそこそこあります。メインカメラのシール貼ってます。

かなりかっこいいです。

腕部完成

フレームパートで肩フレーム紹介忘れてました。左右共通でオレンジのバーニア部を付ける位置で左右に違いを出してます。

基本は左右同一ですが、バーニアと穴の目隠しパーツで違いをだしてます。

足首完成

脚部完成

武装完成

武器はいたってシンプルです。バズーカ欲しかった。

素組完成

シンプルさの中に力強さも感じます。

アクション

ジムⅢは残念ながら用意できないので、ジムⅡとの比較です。

もうちょっとジム色強いかと思っていましたが、 こうして並べてみると、同じ系列とは思えぬ別の機体ですね。 世代が全く違う印象です。

まとめ

今回で素組完成となりました。作ってみての感想としてはMGなのに簡単すぎる…といった印象です。

元々のデザインが非常にシンプルなので、ある程度簡単なのは仕方がないとは思いますが、内部シリンダーの動きの再現とか、関節曲げるために装甲の一部がスライドするといった、これぞマスターグレードといった仕掛けが無くなっております。

成型色での見事なカラー再現や、今後のシリーズ展開を予感させるパーツ分割など、良き点もたくさんありますが、MGの組ごたえといった点では物足りなさを感じました。

あと、気になった点では首が少し緩くてポージングが安定しないのと、足の付け根の最初の関節が緩くてくるくる回ってしまう点が少々気になりました。

スタイルがいいだけに、内部フレーム中心にもう少しパーツ数増やして、組立満足度を上げてほしかったです。

しかし、今後のジェガンシリーズのバリエーション展開は期待したいです。スタークジェガンとエコーズは最低限でも押さえたいですな。

MG 1/100ジェガン

レビュー第二弾はMGジェガンになります。映画「逆襲のシャア」に初登場して以来、「ガンダムユニコーン」、「ガンダムF91 」と数多くのバリエーション機を生みながら30年もの間、第一線で活躍した連邦の傑作機です。

今回、晴れてMG化されたのは逆シャア版に登場した、素のRGM-89になります。まずは基本機体をしっかり押さえて、今後発売されるであろうD型をはじめとした派生機を待ちたいと思います。

パッケージ&内容物

おそらく、逆シャアの最終決戦の場面かと思われます。
メイン画像含め11.5機も描かれてます。

側面はキット開設のてんこ盛りです。両面とも機体の解説は無く、キットアピールの場となっています。

プレバンで発売予定のベースジャバーのチラシです。

ガンダムベーストーキョーの夏休み向けチラシも入ってました。

ランナー紹介

パット見た感じ部品点数はかなり抑えられているようみ見受けられました。

また、今まであまり見たことのない細長いランナーや、L字型になっているランナーがやけに多かったりと、今後の派生機に対応するための設計がなされていると感じました。

A1パーツ ライトグリーン PS素材 腰回りです。部品点数少ないです。

A2パーツ グリーン PS素材 襟やバルカンポットが見えます。微妙な色合いです。

Bパーツ ダークグレー PS素材 内供フレームです。

Cパーツ ダークグレー PS素材 脚部フレームと思われます。

D1パーツ ダークグレー PS素材 脚部フレームです。2枚あります。

D2パーツ ダークグレー PS素材 足首と思われます。2枚あります。

Eパーツ ダークグレー PS素材 武器のグレー部分です。

F1パーツ イエロー PS素材 バーニア周りです。

F2パーツ イエロー PS素材 バーニア周りでF1で足りない分になります。

G1パーツ ライトグリーン PS素材 肩周りです。ランナーの形がミョーに細長です。

G2パーツ ライトグリーン PS素材 肩周りでG1だけでは足りない分です。

H1パーツ ライトグリーン PS素材 ふくらはぎとシールドになります。

H2パーツ ライトグリーン PS素材 脚部になります。

Iパーツ ライトグリーン PS素材 バックパックと頭部です。ここもランナーの形が変に欠けてます。おそらく一番手前のバックパックユニットが無くなって左側の空いているところに別のモデルのバックパックパーツが入ったりしそうです。

J1パーツ レッド PS素材 コクピットハッチなどの赤い部分です。

J2パーツ クリアブルー PS素材 バイザーなどのクリアー部分です。

SB1パーツ クリアピンク PS素材 1本は余剰パーツです。

OPパーツ ダークグレー PS素材 マニュピレーターです。今回も指は可動しません。

つや消しのマーキングシールになります。ホイルシールはありません。

フレーム作成

胸部フレーム作成

胸部のパーツ群になります。部品点数は少ない印象です。肩の引き出し関節もパーツ二個で構成されてます。

パイロットはあとから乗せるのが大変そうだったので、先に塗装しました。

胸部パーツのモールドの細かさが目を引きます。

裏側は蓋されていないため、少し残念な感じです。

頭部フレーム作成

頭部フレームもパーツ最小限です。頭本体は1パーツです。

単眼部分には後ほどシールを貼ります。

腕部フレーム作成

ハンドパーツは親指以外固定の差替え式です。上腕に肉抜き(?)があります。

足首フレーム作成

足裏はつま先のオレンジ部分のみが可動部分です。

オレンジ部分の先端以外はグレーに塗装したいところですが、完成後はおそらく見えません。

脚部フレーム作成

脚部のバーニア部もきちんと色分けされてます。バーニアの内側は塗装面倒なので、非常にありがたいです。ここも脛部のシリンダーなどもパーツではなくモールドで再現されてます。

ふくらはぎを別パーツにすることによって、今後のバリエーション展開に対応するのだと思います。

フレーム部完成

上腕部のパーツ構成が左右で前後反対になっています。右腕は前に、左腕は後ろに肉抜き部が出来ます。

つま先やシリンダー部などは塗装したいところです。

腹筋も出来ます…

To be continued

RG 1/144 サザビー レビュー

2018年08月11日一般店頭発売店頭発売になりました、「RG 1/144 サザビー」のレビューをしていきます。

ご存知の方がほとんどだとは思いますが、サザビーは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場したMSでシャア・アズナブルが最後に搭乗した機体となっています。

歴代のガンダムシリーズ中でも非常に人気が高く(今年のNHK大投票で8位)宇宙世紀のMSを代表する1台で、このブログの記念すべきファーストレビューとしても申し分のないキットだと思います。

今回は素組の後にリアリスティックデカール貼り付け、つや消しクリアコートで仕上げていきたいと思います。

パッケージ&内容物

パッケージ

RGのパッケージとしては過去最大の大きさです。
RGシナンジュと比較するとよくわかります。
厚みは一派的なMGと同じ感じです。側面はRGフォーマットの機体解説になっています。
反対側はアクションポーズとなっています。

中箱にも関連商品の紹介が印刷されています。さすが高額商品!

組立説明書

取説の表紙はサザビーの頭部のアップです。

裏面はデカール指示書、組立ページのボリュームがあるせいか、中面のカラーページは少な目です。

今回は初回封入特典として「宇宙世紀最新ガンプラBOOK」がついてました。

ガンダムからこの秋の最新作ガンダムNTまでの年表と共に、「ムーンガンダム」、「ガンダムNT」のキット紹介が載っています。

それとは別に1枚ぺらでガンダムベーストーキョーの紹介チラシが入ってました。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ 黒のパーツの質感がいいです。
Bパーツ ダークグレー ABS/PP素材 アドヴァンスドMSジョイントです。
初期のころのRGと比べると少な目です。
Cパーツ ライトレッド PS素材 頭部と腰アーマー中心です。
Dパーツ レッド PS素材 ライトレッドより濃い赤(当たり前か)になってます。
Eパーツ ライトレッド PS素材 2枚入ってます。
ファンネル面倒だなと身構える
Fパーツ レッド PS素材 2枚入ってます。
脚の外装中心です。
Gパーツ グレー PS素材 フレームになります。
Hパーツ グレー PS素材 2枚入ってます。
Iパーツ グレー PS素材 
脚部のフレーム中心です。
Jパーツ クリアグリーン PS素材
ビーム刃になります。
色は違いますが、RGシナンジュと共通です。そのため一番上のパーツは使用しません。

Kパーツ ブラックPS素材 2枚入ってます。
プロペラントタンクが目立ってます。

フレーム作成

今回のRGはフルフレームなので、フレームのみ作成して外装をかぶせていく手順で作成します。

本物っぽくて(リアルグレードだけに)、この製作手順が個人的には好きです。

足首フレーム

足首です、足裏は4分割されてます。

アキレス腱部分のパイプパーツが目立ちます。
(しまった!つま先のパーツが上下反対だ!!)

脚部フレーム

脚部のフレームです。
膝裏の赤い部分は後からつけるの大変そうだったので、ここで装着してます。

脚部フレーム完成です。
同じパーツで左右の違いをうまく再現していて、感心させられました。

腰部フレーム

腰部のフレームです。基部にアドヴァンスドジョイント使用してます。
脚の付け根にスイング機構がついてます。

付け根のスイング機構は黄色のバーニア部分がロックの役割をしています。

胸部フレーム

胸部フレームのパーツです。首の受けパーツのとんがり具合がサザビーって感じです。

各パーツのモールドが多く密度が非常に高くなってます。

腕部フレーム

腕部のフレームパーツです。
上腕のシリンダー部も再現されています。

肘は感動的な可動範囲です。

肩部フレーム

肩部フレームです。
付け根の部分にアドヴァンスドジョイント使用してます。

肩だけで自立します。意味ありませんが。

頭部&バックパック

頭部とバックパックのフレームになります。

アクシズに埋め込みたい。
密度の高い内部フレームです。完成後に見えないのが残念なぐらいです。

フレーム完成

モノアイなど内部フレームで使用するリアリスティックデカールはここで張り付けてます。

MGシリーズ以上の内部フレーム!
これだけでもかなりかっこいいです。
(ここもつま先のパーツ上下逆です)

外装装着

足首完成

色分け、可動箇所と非常によくできてます。

脚部完成

フレームと比較すると、外装パーツは少な目です。

脚部完成です。分割部のつなぎ目の合いもいい感じです。

腰部完成

腰部のパーツ数としては過去最高なのでは!?と思えるほど作りになってます。

胸部完成

腰部に比べると部品点数は少な目です。

動画でも引っ掛かりましたが、肩関節のパーツがきちんと奥まで入っていないと胸と背中のパーツがきれいに入りません。

腕部&肩部完成

腕は力強い造形です。

肩のバーニアもしっかり色分けされてます。

頭部完成

小さな頭部ですが、パーツ数は多めです。

頭部は小型でシャープです。

ファンネル完成

6セット作成は気力が必要です。

バックパック完成

プロペラントタンクが目立ちます。

武器完成

ストレートのビーム刃は2本なので、ビームアックスと3本同時装着はできません。

素組完成

ノーマル状態

素組完成です!
出来上がって一言「かっこいい~」
素組だけでもかなり満足感の高い商品です。

各部開放状態

開けられるところは開けて、伸ばせるところは伸ばした状態です。

見やすくするためにプロペラントタンクは外しています。

1/144とは思えぬギミック満載のボディです。
手首と上腕の引き出し機構は素直に感動を覚えました。

比較写真

RGのZガンダムとの比較です。Zも決して小さい訳ではないですが一回り以上違います。
実際、MGのF91Ver.2.0よりも大きいです。
並べておいても違和感ないような...
UC版ですが、同スケールの標準的なMSジムⅢと。
大人と子供ぐらいの差があります。
こうしてみるとサザビーがいかに特別なMSかがうかがい知れます。

アクションポーズ

本体がマッシブなので、ラストの格闘シーンも様になります。

中締め(素組終了)

RG 1/144サザビーの素組が終わりました。

ここまで組んでの感想は「かっこいい~」の一言に尽きます。

希望小売価格4860円(税込み)と1/144としては結構なお値段ですが、実際に出来上がった立体物を手に取ってみるとこの価格さえ安く感じるほどの、充実の内容でした。

いくつか、パーツの組み合わせに難儀したところや、6個あるファンネルのパーツ見て萎えそうにもなりましたが、そんな些細なことなどぶっ飛ばすくらいな充実した商品でした。

肘の関節や、上腕と手首にも設けられた引き出し機構、良く曲がる膝にロック機構を備えた股関節の前後、左右に開くフロントアーマーに重厚なリアアーマー、このサイズで変形することに驚きを隠せないファンネル。平成30年時点でのバンダイの技術が詰め込まれた商品となっていると感じました。

多少気になった点としては、

  • 足首が大きく可動部分も多いのに接地感がもう一つ
  • カラー指定を見ると、実は赤が三種類になっているが、カラーガイドの印刷だと塗り分けがよくわからない
  • プロペラントタンクがモナカ割(しかし、つなぎ目はカラーのせいもあって目立ちませんが)

ぐらいな感じでしょうか。ま、出来上がりのキットを目にしたら微々たるものですが。

初めてのガンプラにはオススメできませんが、過去にガンプラ製作の経験がある人には全員に推薦したいキットです。

この後、νガンダムのRGの発売は既定路線だと思いますが、今回こんなすごい物(サザビー)見せられると、今後のリアルグレードの展開が気になりました。

もう、ズゴックみたいな普通のMSはRGシリーズでは出せないのではと逆に心配になりました。

RGのジムとかドムとかザクⅢとかは期待できないのかな~なんて思っちゃいます。

最終報告はリアリスティックデカール貼った後に。

To be continued