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HGUC RGM-79 ジム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見ていきます。

HGUCシリーズでNo.020とかなり初期のキットを2023年目線で見ていきたいと思います。

機体紹介

地球連邦軍、最初の量産型モビルスーツ「ジム」、RX-78-2ガンダムのデータをもとに開発製造がおこなわれた機体となっています。組立説明書によりますと終戦までに288機が生産されたとのことです。

キット紹介

キットは2001年04月に発売、既に20年以上が経過したものになっています。

完全新規の商品で、1/144ジムとしては1981年の旧キット以来の商品となります。

以外にも、このキットベースの派生キットはなく、20年以上の長きにわたりファースト版ジムを支えています。

2023年6月にはガンダムベース限定商品として、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」も発売されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはなんと!2枚!!(+ポリキャップ) どちらも「1/144 HGUC ジム」表記(なぜかスケールが先に)、すべてPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見てきました。

合わせ目は目立つし、ヒジやヒザは曲がらないですが、ジムの立体物としては非常によくできてました。

立ち姿は20年以上経った今でも、見劣りすることはない、かっこよさがありました。シンプルな機体はバランスをとるのが難しい面があると思うのですが、さすがはカトキデザインワークスというべきか破綻なくきれいにまとまっています。

ただ、合わせ目の処理や、関節構造は20年前の商品であることを感じずにはいられない内容となっております、仕方ないんですけどね。

知名度の割に、商品アイテムは思ったほど多くないノーマルジム、20年以上色あせない内容で、そろそろリニューアル検討してほしいと、バンダイスピリッツさんにはお願いしたいと、改めて思いました。(アレンジ薄目で)

ただ、現状は唯一のジム(ORIGIN版でミキシングする手もなくはないですが)、特に合わせ目消し、マスキング塗装などの基本工作を習得するにはうってつけのキットだとも思いました。初心者、ベテラン問わず、間口の広い作り甲斐の有る1台です。入手のチャンスがあればぜひ手に取ってもらいたい1台でした(価格も手ごろだし、何台あってもいいですし)。

以上、「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 今でも見劣りしないスタイリング
  2. これのキットが定価だと¥770!!
  3. 基本工作を学ぶにはうってつけ

キットの残念ポイント

  1. 頭部も腕も脚も中央を走る合わせ目
  2. 部品精度はやや落ちる(隙間はないが一部段差高め)
  3. ヒザ関節が最初から緩い

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側固定軸+腕側3軸
  • 脚部付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(一応二重)、首(頭側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー(のみ)

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RGM-79
  • 名称:ジム
  • 搭乗者:一般兵(シン少尉など)
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:770円(税10%込)
  • 発売:2001年04月下旬
  • パッケージ:HGUC 二期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗っていきたいと思います。

塗装レシピ

サーフェイサー:Mr.サーフェイサー1200を使用しましたが、オレンジとイエローの発色考えたら白サフかピンクサフを使用したほうが良かったのではと、少し後悔しております。

以下は使用した塗料です。

本体:FG-06 プラチナブロンドベース(フレームアームズ・ガールカラー ガイアノーツ)

胴部:NC-010 マンダリンオレンジ(ガイアノーツ)

頭部他カメラ部:下地 シルバーの上にクリアーグリーン(ガイアノーツ)

バイザー内部:VO-15 フレームメタリック2(ヴァーチャロンカラー ガイアノーツ)

関節:メカサフ へヴィ(ガイアノーツ)

スラスター内側レッド:PB-01 パンツァーレッド(1)(ガリアンカラー ガイアノーツ)

武器類:HM-03 ヘビーダークグレー(重戦機エルガイムカラー ガイアノーツ)

ビームライフルホワイト部:ニュートラルグレーⅠ(ガイアノーツ)

塗装済み完成

成型色は茶色強めですが、塗装完成見本は今回の黄色っぽいほうが近い感じです。

マスキングポイント

本体でマスキング使用したのはこのスネ部分のグレーだけです。こちらも付属のホイルシールをマスキングテープ代わりにしております。中のシリンダー部はガンダムマーカーのメッキシルバー使用しています。

アクション

まとめ

今回は「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装でレビューしてきました。

少し古いキットではありますが、そこはやはりMG!ジムのシンプルな構造と相まってマスキング必要個所も最小限で、ほぼ部品ごとの塗装でOKでした。

ただ、ビームライフルの色分けは超絶面倒です。最近の設計ならば、絶対にパーツ分割されていると思われますが、この辺りは古さを感じずにはいられませんでした。

このキット、成型色が少々安っぽい印象だったので、おもちゃっぽさから脱却させるには、全塗装オススメです。

あと、ガイアノールのメカサフを今回初めて使用しましたが、かなり使い勝手はよかったです。なるべく塗装回数を少なくして、ABSパーツの破損率下げたい場合はうってつけだと思いました。

以上、「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」全塗装レビューでした。

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)レビュー

今回は、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を素組でレビューしていきます。

全塗装レビューはこちら

機体紹介

RGM-79(G) ジム(陸戦型)は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場したMSです。

RX-78の実働データ回収以前に試験的に量産されたという設定で、地上戦に特化したチューンがされており、重力下ではRX-78ガンダムに匹敵し、よく知られる量産型ジムを上回る機動性、運動性能を有していたとされてます。

キット紹介

キットは2001年07月とMGシリーズの中では比較的初期に発売された1台となっております。

先に発売となっておりました、「陸戦型ガンダム」、「ガンダム Ez-8」と一部パーツを共有しながら、陸戦型ジム専用パーツを追加した内容となっています。

このキットの後には、カラーリングを変更して外部ジェネレーターを追加した「ジム・スナイパー」も2006年に発売になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

脚部

武装

フレーム

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」をレビューしてきました。

初期のMGで、発売から20年以上経過しておりますので、ビス止めや大量のポリキャップに設計の古さは感じました。

フレームもまだ詰め切れていない部分もあり、腕や脚はそれなりですが、胴体部はそこまで意識されておらず、まだまだブランド成長途中といった感じです。

ただ、豊富な武装(ダボなしなので手の中でふらつきますが)や、その存在自体が世界観を広げる名わき役なので、複数並べるもよし、陸戦型ガンダムなどと共演させるもよしと、非常にプレイバリューの高いオススメの1台でした。

以上、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」のレビューでした。

全塗装レビューへ続く)

キットのグッドポイント

  1. 色分け再現がしっかりされている(ライフル以外)
  2. ビームサーベルラックの開閉構造
  3. 豊富な武装

キットの残念ポイント

  1. 明るすぎるオレンジの成型色
  2. ビス止めによるひじ関節が硬い
  3. 前腕やスネなどすき間ができる

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:固定+ボールジョイント
  • 脚部付け根:1軸+ボールジョイント
  • 関節構造:ヒジ(二重)ヒザ(二重)首(固定+ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、サーベル刃
  • パッケージ:MG標準+中ブタ付き
  • ベースキット:MG 陸戦型ガンダム、MG ガンダム EZ-8
  • 派生キット:MG ジム・スナイパー

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 型式:RGM-79(G)
  • 名称:ジム(陸戦型)
  • 搭乗者:連邦兵士
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:2001年07月下旬
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ディランザ(一般機/ラウダ専用機) レビュー

今回のガンプラは、機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場する「HG 1/144 ディランザ (一般機/ラウダ専用機)」を素組でレビューしていきます。

先に発売になった、ディランザ (グエル専用機)からの変更点を中心に見ていきたいと思います。

機体紹介

ディランザはジェターク社の汎用MSです。強力なパワー、堅牢な装甲、それによる機動性の低下を推進機の容量拡大とホバークラフトユニットの搭載で補い、高次元でバランスの取れた機体となっています。

ラウダ専用機はグエルの異母兄弟で弟にあたるラウダ・ニール専用にカスタマイズした機体、一般機は文字通り、ディランザの標準機体となります。

キット紹介

今回のキットは、水星の魔女 HGシリーズNo.05として、ディランザのラウダ専用機と量産タイプの一般機のコンパチ仕様となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全て「HG 1/144 ディランザ」表記でグエル機との区別はされていません。素材は全てPS素材になります(一部KPS)。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

上下ではなく前後でカラーが違うののは、少し新鮮な印象です。

脚部

武装

素組完成

ラウダ機

一般機

ギミック&可動

フロントスカートとリアスカートは可動します。

アクション

ラウダ機

一般機

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ディランザ(一般機/ラウダ専用機)」をレビューしてきました。

本体の基本構造は先にレビューいたしました、HG ディランザ (グエル専用機)と同様なので、跡の残りずらいゲートや、初心者の方にも配慮した組み立てやすさなどはそのままで、武装や細部の仕様変更など、機体バリエーションを楽しむことができる1台になっていました。

このキット2個入手して、ラウダ機と一般機でディスプレイしてもよいのではと思えるほどでした。

先のグエル専用機だけではわからなかった、バリエーション展開のための分割やオプションパーツ(ランドセルやリアスカート)など、今後も登場してきそうなディランザ系モデルとも組み合わせて、オリジナル機体へのカスタマイズなども楽しめそうです。

そんな、「HG 1/144 ディランザ(一般機/ラウダ専用機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. コンパチ仕様ででも量産機を商品化してくれたこと
  2. ランドセルのオプション交換部がよくできてる
  3. 跡が残りずらいゲート

キットの残念ポイント

  1. ヒートアックスの黄色い部分はシールぐらいほしかった
  2. ヒートアックスは肩手持ちだと手首で固定できない
  3. 脚部側面にできる、大きな合わせ目

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+引き出し関節
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:ビームトーチのビーム刃
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • ベースキット:ディランザ (グエル専用機)

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MD-0031L(ラウル専用機)/MD-0031(一般機)
  • 名称:ディランザ (ラウル専用機)/ディランザ(一般機)
  • 搭乗者:ラウダ・ニール 
  • 所属:ジェターク寮
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2022年11月05日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MGドム (2022版) レビュー

今回はついにリニューアルされた「MG 1/100 ドム」をレビューしていきます。

1999年発売の先代キットの出来が良すぎたため、逆にリニューアルの機会が難しくなるという、ジレンマに陥ってましたが、遂にその時がやってきました。

しかし、このキットは完全新規ではなく、元のMGドムのパーツも利用しながら、関節部を中心にアップデートした、いわばVer.1.5的な内容となっています。

先にプレバンで発売されていた「MG 1/100 ドワッジ」、「MG 1/100 ドワッジ改」で取り入れた方法をベース機体であるドムに還元した形になっています。

ただ、関節部などのインナーパーツだけではなく、外装部にも手を加えられているようですので、そのあたりも見ていきたいと思います。

今回は素組でレビューを行い、来月(2022年3月)発売を控えてます、「MG 1/100 リック・ドム」との比較をしてから、塗装は検討したいを思っています。

また、以前レビューいたしました「MG リックドム」とも比較しながら進めていければと思っています(ドムは手元に無いんです)。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はポリキャップとエモーショナルマニュピレーターがPE及びABSですが、それ以外は全てPS素材です。AパーツとR1~Wパーツまでが新規パーツ(ドワッジ分も含む)、C、N、P、Qランナーは最初からありません、リックドムと棲み分け部になるかはまだ不明です。

旧MGのランナーに肩ブロックのパーツが追加されています(一番上のブロック)。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

フレーム完成

素組完成

ギミック&可動

胴体側の腕の付け根に可動部が増えた分、大きく上がります。
あまり大きくは引き出すと、戻せなくなる腕の付け根部分。可動域は大きくないとはいえ、有ると無いとでは大違いです。
肘の可動範囲自体は、あまり大きく変わりませんが、全体のデザインがすっきりしたのと肩ブロックの合せ目位置が変更になっています。

ひざよりも、脚の接続軸がスライドするおかげでもも上げが楽になったので、脚自体を高く上げられるようになっています。
前方方向への可動範囲はほぼ同じです。

フレーム部の足首ブロック小型化の恩恵で、左右へのふり幅が大きく改良されています。

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ドム」をレビューしてきました。

23年ぶりにリニューアルしたこのキット、最初にも書きましたがVer.1.5相当の改良型キットとなっております。

製作している途中では、旧MGから引き継いだパーツと、新規パーツの差が気になっておりました。

特に、フレーム部は旧MGのパーツは固く、ツヤもテカテカで、しっとりツヤ少なめの新規KPSパーツとの親和性が低いな~と感じておりました。

しかし、外装はパープルの渋い成型色も手伝い、黒とグレー部も共にまとまっており、完成したときの立ち姿は一キットとしては良好なものでした。

例えるのなら、劇場用新作カットとTV版カットの差が気になるけど、作品としては高評価の「めぐりあい宇宙」みたいなものでしょうか。

追加された腕の付け根部分の関節や、脚の付け根の新可動ブロック、足首の可動範囲の拡大など、ポージングに関しては効果てきめんでした。旧MGはバズーカ持たせるのはかなり面倒でしたが、武器の保持力向上も手伝い、非常にカッコよく決まります。

ただ、出来としては十分かと思うのですが、やっぱりフルモデルチェンジの2.0相当のキットが欲しかったというのが本音です。

旧MGのように20年以上もつキットかと問われれば、自信を持ってイエスとは回答できない気がします。

大型ポリキャップ頼みの関節や、スカート、脚部裾部分の剛性やパーツ精度(スキマとか)など、20世紀の技術のままな部分も散見されます。

MGドムの出来が良かったから、あえて部分アップデートの道を選択したのか、金型含めてブランニューでMG開発するためのコストを圧縮せざるを得なかったのか、個人的にはバンダイスピリッツの担当者の方に伺ってみたいです。

ただ、2022年時点では、最高のドムであることは間違えないので、手に入れる機会があれば(今はこれが一番の難関か!?)、ぜひ作ってみていただきたい1台でした。

以上、「MG 1/100 ドム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ジャイアントバズを構えたポーズが格段に進化
  2. 肩アーマーも肩ブロックも合せ目が消えてスッキリ
  3. エモーショナルマニュピレーターの相互ダボのおかげで武器の保持力が格段にアップ

キットの残念ポイント

  1. 旧MGと区別が困難な商品名(1.5表記は何故ダメなんだ~)
  2. ヒート剣が黄色しかない
  3. 完全新規ではないが故、有り余る余剰パーツ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-09
  • 名称:ドム
  • 搭乗者:黒い三連星、ジオン一般兵
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2022年2月11日
  • 積みプラ解消: -14cm(パッケージの高さだけで算出)

HGCE ダガーL レビュー

今回はガンダムSEED DESTINYの量産機、「HGCE 1/144 ダガーL」をレビューしていきます。

ストライクガンダムの量産型である、105ダガー(こちらはSEED MSV)の後継機として開発されたのが、このダガーL(LはLightweight clothingで軽装の意味だどうです)。ちなみにこの機体の後継機がウインダムになります。

薄い緑がかったホワイト基調のボディカラーと言い、COSMIC ERAにおけるジム(=量産機)といった立ち位置になります。

最新フォーマットでキット化された量産機の実力を見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、全て新規かとおっもいきや、関節部などのCパーツは「ビルドストライクガンダム」との共通ランナーでした。それ以外は「ダガーL」表記となっています。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

ストライカーパック

塗装

準備中…

比較

まとめ

今回は「HGCE 1/144 ダガーL」を見てきました。

正直、この価格でこの内容は結構なバーゲンプライスではと思うほどの充実したキットとなっておりました。

なにしろ色分け用のシールがなくてもここまでの再現度、また足裏の肉抜きもなく非常に好感の持てる内容となっています。部品点数も程よく、そのまま組んでも満足感の高い1台です。

ウインダムの関節と異なりFINE BUILDではなく、ポリキャップ使用している点も安心感がありました。

単体での完成度が高いので、数揃えるにもいいキットです。3機ぐらい並んでるとグッとかっこいい展示になってくると思います。

封入チラシのオプションパック以外にも、黒いダークダガーLもプレバンですぐ出てきそうですね。

SEED系好きにも、量産機好きにもオススメできる良キットでした、再入荷(発売明けの月曜のヨドバシさんにはもうありませんでした)したらみんなで買おう!

キットのグッドポイント

  1. シール不要の色再現!
  2. 目立つ合わせ目もほとんどない、優秀なパーツ構成
  3. 目立つ肉抜きもなし

キットの残念ポイント

  1. 前腕部のパーティングライン消すのが大変そう(モールドもあるし)
  2. やっぱり平手も欲しい
  3. 取説が小さくなったせいか、写真が少ない(色指定で”武器などライトブルー部”とあるが何処のことか判らん)
  • 登場作品:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
  • 型式:GAT-02L2
  • 名称:ダガーL
  • 搭乗者:一般兵
  • 所属:地球連合軍
  • 商品価格:1,320円(税10%込)
  • 発売:2021年04月10日
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ジムⅢ レビュー

今回は『HGUC 1/144 RGM-86R ジムⅢ』をレビューいたします。

いつものレビューとは少し違いまして、途中まで作って筆者のクローゼットで長い間眠っていた物を引っ張り出して完成までこぎつけております。

そのため、ランナー写真は撮影できず、パーツも一部接着済みだったため、分解写真も注釈付きの物となっていることをご了承いただければと思います。

個人的には「ジムⅢ」は非常に好きなMSで、商品化してほしいキットのアンケートなどがあった時は、必ず投票しておりました。

待ちに待ったキット化で、発売直後に購入したのですが、何故完成までに8年も(キットは2011年発売)要したのかも併せてレビューしていきたいと思います。

製作方法は全塗装ですが、合せ目消しはほどほどにといった内容で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーから部品9割ぐらい切り出した状態で放置されておりましたため、ランナー撮影は出来ておりません。

以前レビューいたしました、「ジムⅡ(エゥーゴカラー)」がある程度参考にはなります。

ジムⅡのキット自体がジムⅢの派生キットとなっておりますので、構造的には近いものとなっております。

各部組立

頭部

頭部は前後分割です、すでに接着済みで、合せ目消し済でした。クリアのバイザーは額のメインカメラとつながっていて大き目です。

8年眠っていた理由①:メインカメラの枠の塗装

クリアパーツにホワイトをこの大きさの物にうまくの載せるのがハードル高い気がして、ワクワクする頭部作成にブレーキが…

後頭部のカメラはシール使用しています。

胸部

胸部も前後分割ですが、すでに接着済み、肩にできる合せ目消しておりました。

8年眠っていた理由②: 今はカラーの調合全く苦にしませんが、この何とも言えない微妙なボディカラーを作るのが面倒に感じたのが2点目の理由です。

ランドセル

ランド説本体、左右のサーベルラック兼用のスラスターも前後分割です。

本体の合せ目の段差が大きいので、完全に消そうと思うと結構大変です。

ガンダムMkⅡと同型ランドセルです。本体接続部ががっしりしています。

腕部

肩ブロック接着済みです。

8年眠っていた理由③: 肩ブロックのバーニア部分の合せ目消し、および塗装がかなり面倒な構造です。

この後の完成写真で確認取れますが、合せ目部分に結構な段差残っています。また、上面の凹モールドの中に合せ目発生するためきれいに整えるのがかなり面倒です。

腕単体とミサイルポット装着した状態です。

8年眠っていた理由④:大型ミサイル以外の黒い部分、かなり奥まっていてマーカー系は届かず、エナメルブラックからのふき取りとなっておりますが、ふでも届きずらいためなかなかうまくいかず。これが理由の4つ目です。

ハンドパーツです。握り手は親指部分も別パーツです。

腰部

腰部分はジムⅡと共通です。

足首

グレーのブロック部分は左右に分割されています。スリッパはユニコーンバージョンの形状となっています。

8年眠っていた理由⑤:アンクルガードが左右の足首の両方とも右側に合せ目が出来る左右非対称な構造です。この部分も合せ目完全に消そうと思ったら、なかなか面倒な工程になるなと直感的に感じたので眠らせておきました。

脚部

最大の難所脚部です。組立自体は大したことはありませんが、色分けが強烈でした。

8年眠っていた理由⑤: なんといってもこの脚部の塗り分けの面倒くささ!どんだけ色分けしてんだよ!と。これ塗り分けるぞ!という、気力をためる作業が大変でした。

塗装の順番は

グレー→レッド→グリーン→ホワイトをエアブラシ、マスキングの繰り返しで行い、最後に筆でエナメルのブラック、はみ出したところは綿棒&薄め液でふき取っております。

このカットだと外側のバーニア見えないですが、そちらも塗り分けされています。足裏も塗り分けてます。

膝の緑のバーニア(?)部分の合せ目は消すのを諦めています。

武装

武器類です。シールドとライフルはジムⅡ作るときにまとめて塗装しております。

腰のミサイルランチャーもマスキングして塗り分けしています。ここはマスキングのし易さで、ホワイト吹いてからグレー塗っています。

普段は肉抜きあまり気にしなしんですが、さすがにこれは目に余ったので、対策してます。

ランナーの表記部分(AとかジムⅢって書いている平らな部分)を適当にカットして、接着、はみ出た部分をカットしてヤスリ掛けしてます。出来上がりは二つ上の写真で確認してください。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。肩のミサイルポット有り無しで比較です。

ギミック&可動

肘の可動は標準的な範囲です。

膝も90度前後です、脚の付け根が意外と干渉して前まで大きく振ることはできません。

足首は前後へ大きく動きます。

肩のミサイルポッド接続部分です、残念ながらミサイルポッド外した場合のフタはありません。

マイクロミサイルと大型ミサイルは部品の差し替えで再現です。

ミサイルポッド外すとこういったモールドになっています。

そして、8年眠っていた理由③がこの凹モールド部分の合せ目です(右肩が分かりやすい)。もうちょっと分割する場所考えてほしかった、真ん中から割るならだれでもできる。

腰のラッチのミサイルランチャー取り付け部です。

アクション

確か初登場のシーンはこんな感じだったような…

ユニコーン見た後だとジャベリンも欲しくなります。なにしろ、スリッパ形状もユニコーンバージョンですし。

比較

ありそうで、なかったエゥーゴ(カラバ)の量産機そろい踏み。

何故かダブルゼータではネモもジムⅡも登場ありませんでしたからね。

まとめ

今回は『HG 1/144 ジムⅢ』をレビューいたしました。

途中でも書いておりますが、まぁ手のかかるHGでした。

もっとも、完成した今となっては、お気に入りの1台ではありますが(元々好きなMSですし)、8年はかかりすぎと思われます。

工程の面倒くささもありますが、合せ目消すのには目を瞑るなどの、割り切りの考え方が出来るまでに8年かかったのかもしれません。

ただ、8年前の私だと、目に見える部分に合せ目あるのは許してなかったからな~

そういった部分を考えすぎることなく、完成させることに重きを置いたおかげで、棚にジムⅡやネモと並べて飾ることができました。

以上、「HG 1/144 ジムⅢ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. なんだかんだといっても、数少ないジムⅢの立体物
  2. 豊富なハンドパーツ

キットの残念ポイント

  1. 8年眠っていた理由 ①~⑤
  2. スリッパ形状(ダブルゼータ版をうたうなら)

MGで早く出してほしい1台です。

おそらくRX-78をベースに設計されている最後のMS、ガンダムVer.2.0フレームを利用できるキットの集大成として、早く作ってみたいです。MGならこんなにマスキングして色分けもすることないだろうし。

  • 登場作品:ガンダムダブルゼータ、機動戦士ガンダム逆襲のシャア、ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-86R
  • 名称:ジムⅢ
  • 搭乗者:カラバ一般兵、連邦軍一般兵
  • 所属:カラバ、地球連邦軍
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年7月9日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

MG マラサイ レビュー

今回は『MG 1/100 マラサイ』のレビューを行います。

ザクVer.2.0以降に完全新規で開発、販売されたマスターグレードになっています。

機体は本来、アナハイムエレクトロニクス社からエゥーゴへ納品される寸前で、政治的な配慮で急遽ティターンズへ無償提供された経緯があります。

ティターンズもは本来ジオン残党せん滅を目的に組織されたはずなのに、ハイザックだけではなく、無償提供とはいえマラサイまで、こんな見た目がザクっぽい機体をよく使用するよな~とも思ってしまいます。

そんなザク系の外観を持つこのMS、スタンダードな量産機に、LEDユニット搭載や新しい形のアクションベース取付ジョイントなどの試みが試されています。

今回は関節などのグレー部分はつや消クリアー、それ以外の外装部分は全塗装で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはマラサイが初めて登場した、月面での強襲シーンと思われます。

店頭販売商品だけあってサイド面もしっかり解説入っています。

取説はMG準拠の中面カラー解説付きの豪華なものです。地味に2-3ページ目にある機体解説も毎回楽しみにしております。

ランナー紹介

ビームサーベルとポリキャップ以外は全てマラサイ専用でPS素材となっており、ABSは使用されていません。

Aパーツ  イロプラ シールドや動力パイプの芯になっています。

Bパーツ レッド 胴体やバックパックです。

Cパーツ レッド 2枚付属で足首や前腕です。

Dパーツ グリーン 動力パイプです。 2枚入っています。

Eパーツ オレンジ 脚部や頭部です。

Fパーツ オレンジ 脚部中心で2枚入っています。

Gパーツ グレー ライフルやバーニアです。このランナーは他のグレーのランナーと色味が違っています。

Hパーツ グレー ランドセルと胴体のフレームです。

Iパーツ グレー 脚部やハンドパーツです。

Jパーツ グレー 脚部、腕部のフレームです。

PC-200 ポリキャップです。

SB1 クリアーイエロー ビームサーバルの刃です。

左がガンダムデカール、右がマーキングシールです。マラサイ用の水転写は無かった気がするので、どこかでティターンズマーク探してこなければって感じです。

各部組立

頭部

頭部のフレームです。組立説明書見た段階では、フレームだけで組む場合、オレンジの部分(ここでは未塗装)必要かと思いましたが、なくても形になりました。

逆に首周りのオレンジのパーツが無いと胴体とつながらないので、この後の工程からは入れ替えています。

この時点ではもう見えませんが、モノアイが点灯するように、回転用の支柱の下半分はクリアーパーツになっています。

この時点で塗装終わっています。モノアイはクリアーグリーンで塗っています。

兜かぶせる前の状態です。何となくスターウォーズ エピソード6でマスクを外したダースベーダーを連想しました。

さすがMGといった感じで、難しい裾の部分の形状も見事に再現されています。

首の付け根にLEDユニットを組み込みます。

胸部

肩の引き出し部分の構成はザクVer.2.0によく似ています。

LED組み込む関係で襟部分は頭部側についています。

腕部

腕のフレームの作りもザクによく似ています。

シールドの大きさが特徴的です。

腰部

リアスカートは外装付けないときちんと固定されません。

動力パイプは腰側につきます。

足首

足首もかかと部分の可動はオミットされていますが、ベースはザクとよく似ています。

がっちりした足首です前後で可動します。

脚部

動力パイプは固定パーツです(よかった)。

バーニア部分の赤い部分は色分けされています。

ランドセル

バーニア内部の赤い部分だけは今回マスキング塗装が必要な部分でした。緑のセンサーはクリアーグリンです。

武装

武装はライフルとサーベルだけでシンプルです。

ハンドパーツ

固定指(親指のみ可動)と可動指の2種類のベースがあります。

可動指は第二関節しか動かず、武器の持ち手というよりは平手に代わる、表情付けのハンドパーツとなっています。

ラウンドフォーミングジョイント

大気圏突入シーンを再現する、専用ジョイントです。

フレーム完成

フレーム状態での可動域、バランスは良好です。フレームの段階でザク色強いです。

塗装済み完成

塗装済みの外装取り付けています。オレンジ部分は塗装する前まで、調合でグレー入れすぎでリアルタイプカラーになっちまったかと思いましたが、実際塗ってみるとちょうどよかった感じです。ほぼ組立説明書のレシピ通りです。

ギミック&可動

首は左右も前後も大きくは動きません。

肘はしっかり曲がります。写真撮ってませんが肩の上りはショルダーアーマー干渉してあまり上がりません。

腰は左右はあまり回転しません、左右へは写真で見るより大きく動く印象です。

膝は外装が干渉して90度強といった感じです。

足首も残念ながら大きくは動きません。

コックピットハッチは開閉します。残念ながら暗くて中見えませんが、パイロット座っております。

モノアイは兜の頭頂部を外してレバーで回します。

分かりやすくモノアイ光らせてみました。

モノアイはクリアーグリーンで塗装していますが、発光には影響ありません。

バックパックのパネルを開いてラウンドフォーミングようの取り付けパーツを接続します。

このようにアクションベースへ取り付けられます。

アクション

普通のアクションベースへの取り付けも可能です。

バリュートも欲しくなります。

比較

ハイザックとの比較です。ハイザックもプロポーションは悪くないのですが、並べると古さを感じます。ただ、この2機が1/100で並べられることに感謝です。

まとめ

今回は『MG 1/100 マラサイ』をレビューしてきました。

MGですので、フレームから構造確認しながら作成して外装をかぶせていきますが、このマラサイ、どっからどう見ても「ザク」です!

肩や腕、足首のフレームなどザクとの共通点を多数見て取ることができます。

ジムⅡとジムⅢの間にネモがあるように、ザクⅡとザクⅢの間に「マラサイ」といったところでしょうか(どちらも同時期にAEで開発されていましたし)。

キットは後発(といってもすでに7年前)のおかげもあり、マラサイの独特な形状をよくとらえており、非常にカッコいい1台になっています。

旧キットのマラサイでは正直「どうなんだ?」と思った頭部の難しいデザインも、非常にカッコよく再現されています。

フレームからくみ上げることによって、ザクから続くのMSの開発の歴史も感じられ、出来あがり後の満足度も高い好キットでした。

マラサイを知っている方には、ぜひ一度てにとっていただきたいです(LEDもオススメです)。

キットのグッドポイント

  1. 細かい色再現まで可能にしたパーツ分割
  2. 特徴的なデザインがうまく表現された頭部
  3. 組み立てやすいパーツ構成

キットの残念ポイント

  1. ここまでできたのなら、バーニア内部も再現してほしかった
  2. スパイクアーマーの取り付け部がザク2.0と比較して簡略されているため可動範囲が狭い
  3. 肩関節の動きがだるい(伝わるかな~)
  4. 隙間が微妙に空く 頭とランドセルの動力パイプ&ふくらはぎ部
  5. ダボがないので、ビームライフルが手の中でふらつく

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-108
  • 名称:マラサイ
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラー他
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:4320円(発売時税込み)
  • 発売:2012年5月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.) レビュー

今回は「HG ジムⅡ(エゥーゴカラー)」のレビューを行ってまいります。

MG版が出るのを待っておりましたが、一向に発売されませんので2019年にプレミアムバンダイで再販されましたHGをレビューします。

キット自体は一般販売しているジムⅡと成型色以外は共通となっております。

元の設定でも敵味方の識別をしやすくするために色が変わっただけなので、装備や仕様も同一で、純然たるカラーバリエーション機となっております。

今回は全塗装ですが、合せ目消しにはあまり注力しないVT工法(詳しくはこちら)で作成していきます。

頭部や肩は均す程度ではありますが合せ目はヤスリかけていますので、一部組上げてから塗装している部分もございます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは本体カラーをイメージしたグリーンです。ゼータの設定画に近い感じのジムⅡが描かれています。スリッパ部分や肩のスラスターはこの絵が正解です。これ見ると親指の付け根も白なのか!?(今気が付く)

サイドは型番と機体ネームになっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ 胴体部分中心です。

Bパーツ レッド シールド部でジムⅢと共通です。

C1パーツ グレー 関節部 ジムⅡ表記ですが中央の関節部のランナーはジムⅢと共通です。

C2ランナー グレー C1と対になるランナーです。

D1ランナー ホワイト 頭部、腕部、脚部です。

D2ランナー ホワイト 腕部、脚部のD1と対になるパーツです。

SB6 クリアーイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。

マーキングシール 一般のジムⅡと共通です。ホイルシールは付属しません。センサー部のグリーンや首の色再現のグレーもこちらになります。

組立説明書は一般のジムⅡの物が入っています。

組立部分、パーツ共に共通なのでカラーガイドと部品注文カードのみの簡単なプリントが入っています。

本体の白部分の指定がホワイト+セールカラーとなっていますが、イメージとかなり違っていたのでホワイト+胸部のグリーン(5%ぐらい)に変更しました。

各部組立

頭部

頭部パーツ(塗装前)です。アンテナがジムとの大きな違いです。

頭部バルカン、メインカメラ部分、バイザー内センサー部は筆塗りしております。センサー部分は奥まっているので塗りずらいです。

頭頂部メインカメラはシルバーベースで蛍光グリーンで塗装してます。

胸部

胸部パーツ 塗装済みです。

胸のセンサー部も蛍光グリーンで塗装しております。先に塗装して、付属のシールでマスキング後にボディのグリーンを塗装してます。

腕部

腕部パーツ(未塗装) 塗装しない場合は手首の甲の部分の色がグレーのままになってしまいます。

この写真だとわかりませんが肩のスラスターも塗装しています。

前腕部分の合せ目消しは行っていません。

腰部

腰パーツです。

ここだけ見ていると初代ジムとの違いが分からない感じです。

足首

足首のパーツです。スリッパ部分がユニコーン版仕様になっています。

アンクルガードは部品構成上、合せ目が左右非対称になります。

脚部

脚部パーツです。ふくらはぎのバーニア部はマスキング塗装してます。

武装

武装はライフル、シールド、サーベルとスタンダードな構成です。

シールドの縁とサーベルは本体色に合わせず、調合なしのホワイトで塗装してます。

このあたりは連邦、エゥーゴ関係なくユニット提供であると推測しております。

組立完成

塗装とスミ入れした状態です。

ライフルとシールドを装着した状態です。

ギミック&可動

首は上下に動きはしますが、可動範囲は小さいです。

肘は完全には折りたためませんが、問題ないかと思います。

腰は左右には動きますが、前後はほとんど動きません(写真割愛です)

膝は90度強まがります、脚の付け根が干渉してあまり高く上がりません。

足首は前後に大きく動きます。

アクション

ライフルグリップが稼働して、両手持ちも可能です。

ももが水平ぐらいまでしか曲がらないので、立膝は少し窮屈です。

ランドセルのビームサーベルラックが結構きつくて、外すのに力いります。塗装部が剥げました。

マスキング塗装箇所

  1. メインカメラ蛍光グリーンで筆塗り後に付属シール貼り付け
  2. 本体ホワイト塗装
  3. メインカメラのシール剥がし、バルカン部とカメラセンサー部のシルバー筆塗り

といった工程で作成しています。頭部前後は接着して、合せ目は段差が解消する程度にヤスリ掛けしています。

肩のスラスターです、本来は2ブロックの設定ですが、キットは省略されています。

  1. 赤い部分をエアブラシ塗装
  2. エナメルで黒い部分を塗装
  3. 前後接着、軽くヤスリ掛け
  4. スラスター部マスキングしてホワイト部塗装

マスキングがうまくいかずはみ出た部分はリタッチしましたが、写真で見るとまだまだ修正したい感じです。

  1. センサー部のグリーン塗装後にシールでマスキング
  2. 全体塗装
  3. バーニア部をマスキングしてサフ、モンザレッドを塗装

といった内容でランドセルは塗装してます。センサー部分は塗装にこだわらず、シールでもいい気がします。

脚のスラスターはサイド部はエアブラシ、後ろの部分は筆塗りです

  1. 本体白塗装
  2. マスキングでサイド部分をエアブラシで塗装
  3. 後部の赤い部分を筆塗り
  4. 黒い部分をエナメルで塗装&はみ出た部分はリタッチ

後部の赤い部分の色むらが気になります、連邦カラーはエアブラシで仕上げてみたいと思います。

⊖部分の黒は全てエナメル塗装後に薄め液浸した綿棒で、はみ出た部分をふき取っています。

足裏も塗り分けております

  1. 本体グリーン塗装
  2. マスキングでグレー部分塗装
  3. さらにマスキングして赤部分塗装
  4. 中央部ブラック部はスミ入れペンで塗装

ここも思いっ切りマスキングしております。

シールド裏は白を塗ってからマスキングしてグレーを吹いています。のぞき穴はティシュ詰めてマスキングしました。

比較

ジムⅡ(赤)塗装済みとの比較です。

こちらはネモと並べてみました。

左からエゥーゴ(全塗装)、連邦(部分塗装)、連邦(全塗装)となっております。

スネのバーニア塗ると塗らないとでは結構印象変わります。

まとめ

今回は『HG ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.)』をレビューいたしました。

たかがジム、されどジムということで、素組でもしっかりジムにはなりますが、塗装して仕上げるとさらにかっこよくなります。

このキットが設計された時期(ベースは2011年発売)ですと、色分けも完全とはいかず、マスキングを駆使して塗り分けてやる必要があります。

おそらく、今発売されるとするならば、ふくらはぎのスラスターの赤い部分などは塗り分けする必要はないもので出てくると思います。

ま、HGジムⅡがリニューアルされるなんてのは待つだけ無駄な時間なので、マスキング技術の向上のための練習台としてはいいキットだと思います(店頭販売の連邦カラーで十分ですが)。

同じカラーで小隊を作るもよし、カラバリ並べるも良し、量産機の夢が広がる1台です。軽~く考えていた製作前の予想をいい意味で裏切ってくれたキットになりました。

また今回はジムⅡ、ジムⅡセミストライカーとジムⅢのカラーが共通部分(武装やランドセルなど)はまとめて塗装をおこなって量産効果を高めてみました。面倒な部分もまとめて行うと手慣れてくるので、トータルでは製作時間の短縮につながっているかと思います(実測はしてませんが)。

キットのグッドポイント

  1. 少ないパーツ数でもしっかり動く、 機体の性格通りのスタンダードキット
  2. こういったわき役機の商品化自体がうれしいポイント

キットの残念ポイント

  1. 肩のスラスターやスリッパ部分など、ゼータ版の形状が再現されていない部分が散見される
  2. 白い部分の色指定(本体白と関節部)がイメージカラーと違う
  3. ちゃんと設定どおりに仕上げるにはマスキング必須
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-179
  • 名称:ジムⅡ(エゥーゴカラー)
  • 搭乗者:エゥーゴ一般パイロット
  • 所属: エゥーゴ
  • 商品価格:1540(税込み)
  • 発売:2012年

MG ハイザック レビュー

今回はZガンダムに登場した1/100『MG ハイザック』をレビューいたします。

一年戦争後に連邦が作った「ザク」です。キット解説によると戦後余っていたザクの部品使用して、消耗部分や各ブロックの接続部分(ランドセルの取り付け部など)を連邦制の部品に変更してリニアシートにしたものとのことです。

ビーム兵器も同時に2種類使用できないとのことで、いまだにザクマシンガンを装備しております。

中途半端さが災いしたのか、パイロットにもあまり人気は無いらしく、逆襲のシャアでホビーハイザック(払下げ品)は登場しておりますが、ユニコーンで登場することもなく、1年戦争時のMS以下の扱いだったのかと想像してしまいます。

キットは2004年発売の15年落ち、しかしこの後ハイザックがリニューアルされる可能性は決して高くは無いと思うので、1/100のハイザックはこの先もしばらくはこのキットとなりますので、令和の時代に果たして通用するのか!?とみていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

Zガンダム前半のイメージです。

当時のMG標準フォーマットです。

解説はモノクロ、カラーとボリュームたっぷりです。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ 動力パイプが萎えます

Bパーツ PS素材 ダークグリーン

Cパーツ PS素材 ダークグリーン ランドセルと明日のバーニアユニットです。

Dパーツ PS素材 グリーン 脚部です。

Eパーツ PS素材 グリーン 脚部と腕部です。

Fパーツ PS素材 武装です。

G1パーツ PS素材 グレー 関節部ですがABSではありません。

G2パーツ PS素材 グレー ヒートホークです。

Hパーツ PS素材 ダークグリーン シールド中心です。

Iパーツ ABS素材 グレー 胴体フレームです。

I2パーツ ABS素材 グレー 肩関節、頭部動力パイプ、ミサイルランチャーの接続部です。

Jパーツ 合成ゴム イエロー 曲者の別素材です。色味がPS素材のパイプ部と違います。

SB1パーツ クリアイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。多種。

色再再現のホイルシールはつま先部分だけです。

マーキング用のガンダムデカール(苦手!)と部隊マークなどのマーキングシールです。

各部組立

頭部

モノアイは蛍光ピンクで塗装してます。

ザクといえば動力パイプその1 何度作っても面倒な部分1位って感じです。

胸部

ザクといえば動力パイプその2 パイプパーツは3種類あって気を使います。

腕部

腕の動力パイプが可動面から見ると、非常にネックになっています。

腰部

スカートはリアが固定、左右のアーマーは1パーツ構成です。

足首

足首は上半分の薄い緑部分と甲のグレー部分が可動します。

脚部

黄色い動力パイプは軟質樹脂です。

バックパック

バックパックはなんとなく百式の物に構成が似ている感じです。

武装

ザクマシンガンとビームライフルです。

ヒートホークが大きいです。長年積まれていたせいか、サーベル曲がってます。

フレーム完成

腕はフレームが無いので完成版を取り付けている影響もあると思いますが、この状態だとザク2.0と比較するとかなりかっこ悪いです。モビルワーカーに近い印象を受けます。

片足立ちも可能です。

素組完成

ハイザックらしさがよく表現されていると思います。この写真では少しわかりずらいですが、首の付け根の隙間が少し気になります。

ギミック&可動

頭部のパネルを開いて⊖部分加点させてモノアイを動かすことができます。

コクピットハッチ開閉します。奥にパイロットも載っておりますが、ほとんど見えません(塗装したのに)。

ミサイルポットにヒートホークが懸架できます。

シールド裏のふたを開けると予備マガジンが2個入ります。

立膝はそれなりに決まります。

アクション

腕の可動が窮屈なので、これ以上上に構えるのが難しいです。

キット解説によるとマシンガンはMS-06のザクマシンガンのスコープ部を新しくしただけなそうな。

マラサイと共通のビームライフルです。

取説の解説によると、エンジン出力の関係でビーム兵器が同時に2種類使用できないとのこと。ビームライフル持たせるときはヒートホークが正解のようです。

今回作成するまで、ビームサーベル装備していることを忘れておりました。

肩に付属しているのだから、腕にはシールドいらないのではと思ってしまいます。

ランドセルや脚部のバーニアの成型色は赤なので、部分塗装の場合は外側のグレーを塗る感じです。部分塗装派には優しいつくりです。

比較

元祖MS-06との比較です。全高はあまり変わりませんが、肉付きがかなり違います。シャアザクはスリムでカッコいいです。

顔が似ていたり、スパイクアーマーや肩のシールドが共通なのでザク系統といわれて違和感ありませんでしたが、2台並べてみると全然違うMSです。

まとめ

今更レビューシリーズで『MG 1/100 ハイザック』をレビューいたしました。

このレビュー書いている時点で15年落ちのキットでしたが、肩の引き出し関節や膝も二重関節で折りたためたたりと、今のMGに通じる部分もみうけられ、思いのほかよくできているなと、また組みあがりがハイザックのイメージをよくとらえていて立ち姿は非常に良いなと感じました。

ただ、デザイン的な問題ではありますが、腕の動力パイプが干渉して腕周りの可動範囲が狭くまた、肘の関節部もシングル構造のため、マシンガン構えたりするのがなかなか、難しいものになっています。

Ver.2.0化やリガズィやドワッジのような関節含めたリニューアル化が行われる場合(ハイザックカスタムか連邦カラーか!?)はこの腕の動力パイプのデザイン的解釈も含めて検討しなければならない部分化と思います。

また、肩シールドのパーツ剛性も低く接着でないと隙間が空いたり、足首の接続部分の保持力が低いため、飾っておくと知らぬ間に倒れていたりと、古さを感じる部分も多々あることは否めません。

上下左右を気にしなければならないパーツも多いです(膝関節など)。今だと右左どっちでも大丈夫なかんじですが、当時はこだわりあったのだと思います。

ただ、ハイザックらしい、無骨さやスタイリングはうまく表現されており、きちんとゲート処理や塗装するだけで、なかなかいいものに仕上がるであろうと思いました。残念ながら、今回は素組でレビューしてしまったので、塗装せずに組上げてしましましたが、チャンスがあればそれこそ、連邦カラーとかで仕上げたいと思わせるキットでした(足裏や腿のフレームなどは一回はめ込むと外れなくなるので、仮組時に加工などが必要です)。

ゼータシリーズお好きな方は、世界観広げるために1台あってもいいキットでした。(しかし肩にシールドついているのに腕にもいるのか!?)

キットのグッドポイント

  1. そのまま組むだけでハイザックらしいスタイリング
  2. 脚部の可動範囲は広い
  3. 丁寧に作成すれば、なかなかいい素材

キットの残念ポイント

  1. 足首のポリキャップの緩さのせいか、気が付いたら倒れてる踏ん張りの悪さ
  2. 如何ともしがたい、腕の動力パイプ
  3. 全体的に甘めなモールドと肩シールドの低い剛性感
  4. ザクである以上、避けては通れぬ動力パイプ
  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:RMS-106
  • 名称:ハイザック
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラーなど
  • 所属:ティターンズ、地球連邦
  • 商品価格:3240円(税込み)
  • 発売:2004年8月

MG 1/100 ジム(寒冷地仕様)

今回はガンダム0080 ポケットの中の戦争から、『RGM-79D ジム(寒冷地用)』のレビューを素組でレビューしていきます。

キットはMGジム・コマンドベースで、形状が変更されている部分や武装に新規造形パーツが追加されています。

機体は俗に言う”ジム後期型”に分類され、0080の劇中では北極基地でアレックス破壊を目的としたサイクロプス隊の前に、見事なやられ役を演じております。

キット単体の状態とジム・コマンドとの比較も交えレビューしていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

プレバン仕様のモノカラーですが、しっかりボックスアートも描かれています。

側面は相変わらず機体番号などテキストオンリーです。箱の厚みが結構あります。MGジムⅡ同様、余剰パーツも多いのか?といった予想がたちます。

取説は表紙の1枚が片面カラーで中はモノクロ印刷です。ボックスアートがカラーで見ることができます。

裏面は塗装とデカール指示書です。情報量少なくてデカール貼るとき少し苦労するパターンです。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PS素材 せっかくのイロプラですが半分くらいは余剰パーツです。ジムスナイパーⅡ共通です。

Bパーツ ライトグレー PS素材 胸部とスリッパ部です。ジムスナイパーⅡ共通です。

Cパーツ ホワイト PS素材 ここも半分以上余剰となります。ジムスナイパーⅡ共通です。

Dパーツ ホワイト PS素材 シールドとバズーカの砲身ですが、バズーカの他の部品は付属していません。ガンダムVer.2.0と共通です。

D2パーツ ホワイト PS素材 2枚入っています、脚部中心です。ジムスナイパーⅡ共通です。

E1パーツ グレー PS素材 内部フレームやスカートの裏側です。ジムスナイパーⅡ共通です。

E2パーツ グレー PS素材 E1の対になる部分です。

Fパーツ グレー PS素材 胴体部のフレーム中心です。ジムスナイパーⅡ共通です。

Hパーツ グレー PS素材 腰部分のフレームです。 ガンダムVer.2.0共通です。

Iパーツ グレー PS素材 腕部のフレームです。ABSではなくKPSになっています。ガンダムVer.2.0共通です。

J パーツ グレー PS素材 脚部のフレームです。こちらもABSではなくKPSになっています。ガンダムVer.2.0共通です。

Lパーツ イロプラ PS素材 必要な部分だけなので変な形のランナーになっています。ジムコマンド共通です。

M2パーツ グレー PS素材  寒冷地仕様専用のマシンガンです。

N1パーツ ホワイト PS素材 寒冷地仕様専用の脚部外装です。

N2パーツ N1の対になるランナーです。

Pパーツ ホワイト PS素材 こちらも寒冷地仕様専用の外装部になります。

R1パーツ ライトグレー PS素材  寒冷地仕様専用のランドセルです。

R2パーツ グレー PS素材 こちらは専用のフレーム部になります。寒冷地仕様専用です。

ポリキャップ PC-202になります。

SB-1パーツ クリアピンク ビーム刃です。サーベルは1本ですが、ビーム部は2個です。

MPパーツ グレー PS素材 マニュピレーターです。

WPパーツ グレー PS素材 汎用のマシンガンになります。

ホイルシールです。各部センサーと股間の連邦Vマークです。

水転写デカール コーションマークやナンバリングなどベーシックなものになります。下の方に雪国っぽい部隊マークも付属しています。左下の角の四角いデカール㉜は肩の色分けようです。

各部組立

頭部

頭部は寒冷地仕様専用になっています。ジムコマンドなどにあった単眼風なカメラはなく、ノーマルジムに近い面タイプのセンサーになっています。あごのダクト部分も色分けされています。

バイザーは大き目です、ジムⅢぽいです。

ダクトもバルカンもしっかり色分けされています。前後のカメラ部分にシールが設定されていますが、このままでもいい気がします。

胸部

腕の引き出し関節部分がガンダムVer.2.0から引き継いでいます。フレーム部はジムスナイパーⅡと共通になります。

ボディのカラーリングは渋いです。

ランドセル

サーベルラックの裏側は思いっ切り肉抜きされていますが、本体に装着されるとわかりません。

腕部

腕はジムスナイパーⅡ共通です。上腕、前腕部はガンダムVer.2.0のパーツを使用しています。

肩カバーのグレー部分は寒冷地仕様専用ではホワイトなので、付属の水転写デカール使用か塗装が必要になります。

腰部

腰はジムスナイパーⅡ共通で、リアスカートは固定です。

股間の連邦Vマークはシールになっています。ここまで色再現されているので、ここも頑張ってほしかったと思います。

足首

足首はアンクルガードのみジムスナイパーⅡからの部品で、本体はガンダムVer.2.0です。Ver.2.0での欠点の一つだったアキレス腱部分の装甲取り付け部分も含めて アンクルガードが改良されています。

アキレス腱部分の装甲が、がっちり装着できるようになってますが、その分可動範囲が狭まった気がします。

脚部

膝関節部分がジムスナイパーⅡですが、ふくらはぎの部分は バーニアの無い 寒冷地仕様専用になっています。

白とグレーのシンプルなカラーリングです。

フレーム完成

全体的なシルエットはジムスナイパーⅡやジムコマンドと一緒です。

立膝必須のジムスナイパーⅡの恩恵もあり、きれいに決まります。

膝関節の曲がり角度と、膝完成浸から前の部分の厚みがきれいに決まるポイントになります。

ガンダムVer.2.0フレームのバランスの良さも引き継いでいます。

武装

汎用マシンガンと専用マシンガンが付属します。専用の赤い部分はグレネードです。写真にはありませんが、本体と同じグレーのパーツもついています。

ビームサーベルは2本付属してますが、装備できるのは1本だけです。

以下続きます! Coming Soon

素組完成

余計な物がなく、非常にシンプルな構成です。個人的にはこのあっさり感が結構好きです。

ギミック&可動

MGなのでコクピットハッチもしっかり開閉します。(パイロットは足しか見えませんが)

専用ライフルはグレネードとばれるの取り外し、銃床の可動ギミックがあります。

アクション

取説にも左手でバレルが握れるとの説明になっていますが、実際にはちょっと難しいです。左手はそえるだけ。

比較

左から右へ進化、改良が見て取れます。

ジム→寒冷地仕様で形状変更、寒冷地仕様→ジム・コマンドで細かいモールド追加やランドセル、頭部デザインの変更といったところでしょうか。

まとめ

今回は『RGM-79D ジム(寒冷地用)』のレビューを行いました。

ジムコマンドをベースに頭部やランドセル、バーニアがない脚部など、本来の設定にあわせて新規パーツが追加されたキットでした。

成型色での色分け再現もしっかりされていて部分塗装をしなくてもほぼイメージ通りに組みあがるキットです。

ガンダムVer.2.0のフレームより簡略化(といってもジェガンよりは手間がかかりますが)されて組み易さと、ボリュームのバランスもちょうどいいと思います。

頭部の分割ラインなどもよくできていて、フレームに外装を取り付けていく作業が楽しいキットでした。

一般販売なら3個ぐらい購入して小隊でも作ってみたい気分になります。

新規で付属しているライフルも両手持ちはしずらいですが可動ギミックもあったりと、しっかり作られています。

プレバン限定なので、入手は店頭販売商品よりも少し面倒ですが、MG好き、ジム好き、量産型LOVEの方は1台押さえておいて損はない、ジム(寒冷地仕様)でした。

キットのグッドポイント

  1. 組み易さとボリュームのバランスの良さ
  2. 新規造形の頭部の色分け再現
  3. いい意味で、ジムらしいひ弱な印象

キットの残念ポイント

  1. 材質変更(ABS→KPS)の影響か、肩の引き出し関節部分がゆるめ
  2. 専用ライフルが両手で構えずらい
  3. ローソク立のような貧弱なサーベルラック
  • 登場作品:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  • 型式:RGM-79D
  • 名称:ジム(寒冷地仕様)
  • 搭乗者:連邦軍一般兵
  • 所属:北極基地他
  • 商品価格:4212円
  • 発売:2019年6月(発送)

MG リックドム

今回は『MG リックドム』をレビューいたします。20世紀の傑作キットも発売されてから、間もなく20年!? 出来がよすぎて2.0にアップデートするタイミングを逸したともいわれておりますが、果たして平成が終わる今でもまだ通用するのか?を見ていきたいと思います。

このあと、プレバンからMGドムベースで関節部の改修がされるMGドワッジの発売も控えているので、あらためてチェックするにはいいタイミングだとも思いました。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはビームバズーカを構えた姿になっています。このビームバズーカ、ファーストシリーズをリアルタイムで見ていたオールドタイプの自分には後付け設定だったんでイマイチなじめてないんですよね。

組立説明書は当時のMGスタンダートで裏面に背面写真、中面にカラーの解説、ページひらいて最初の方にはカトキ氏のイラストに解説もあるしっかりしたものになっています。考えてみると、当時のキットはある意味みんなVer.Kaだったともいえるんでしょうかね?

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PSとABS混在です。

Bパーツ ブラック PS素材 足のパーツがでかいです。

Cパーツ グレー PS素材 ジャイアントバズとフレームなどです。

Eパーツ パープル PS素材 

Fパーツ グレー PS素材 内部フレーム中心です。

Hパーツ パープル 脚部スカートです。

Iパーツ ブラック 頭部や肩部分です。

Jパーツ グレー PS素材 脚のフレーム部になります。

Kパーツ パープル PS素材

Mパーツ 追加のポリキャップです。

Nパーツ グレー PS素材 ビームバズーカ本体です。

Oパーツ グレー PS素材 リックドム専用のランナーです。

ポリキャップです。

マーキングシール こちらは剥がして張るタイプのシールです。

ガンダムデカールになります。上から子するタイプです。個人的には苦手なシールです。

ビームバズーカで使用するジュエルシールです。

各部組立

頭部

頭部のモノアイは頭部を外して、動かす形になります。

胸部

背中のバーニア部がリックドム専用となっています。

腰部

サイドスカートも本体にはポリキャップで接続していますが、なぜか稼働しません。フロントのみ動きます。

腕部

指は5本が独立で稼働します。肩アーマーの内側のあかが気になります。

脚部

あらためて見ると、足首の大きさに驚きを感じます。足首のフレームへの接続方法が今はあまり見ない形で新鮮です。

武器

ヒート剣は発熱時の青いものは付属していません。

素組完成

接地面がどっしりしているドムのフォルムが再現されています。横から見ると猫背気味です。

各バズーカを構えた立ち姿はかっこいいですが、腕のクリアランスやマニュピレーターの保持力の問題で持たせるのは一苦労です。

ギミック&可動

肘はしっかり曲がります。

膝も思いのほか曲がりますが、ももの前方への可動域があまり広くないので生かし切れていません。

足首も関節が二か所あるので思いのほか大きく動きます。

肩は横への開きも、上方へもきれいに上がります。

多少ですが首も上下します。

頭部を外してモノアイを稼働させます。

5本独立可動がなせる技!

上半身と下半身の接続部分のボールジョイントで前後左右に動きます。

アクション

肩関節は引き出し式になっていないため、バズーカ構えるのは結構苦労します。特に左手がうまく届かないためグリップ握らせるのが一苦労です。

脚部が重いので、アクションベースでも大胆のポージングは不向きです。

ヒートサーベルは黄色のみなのが残念です。

比較

ドムも大きいイメージだったんですが、ゲルググの方が頭一つ大きいです。こんなに差があるとは思っていませんでした。これもスケールモデルならでは気が付けた点かと思います。

やはりVer2.0と並べてしまうと、パネルラインのスジボリなど一緒に並べると差を感じます。

まとめ

今回は『MG リックドム』をレビューいたしました。

さすがは20世紀の傑作キット、プロポーションやドムらしさといったところは今見てもなかなかのものでした。

関節の構造なども最近は見ない作りであったりして、なかなか興味深いものでした。

しかし、やはりここ最近発売されているキットを知ってしまった後だと、物足りなさや古さも感じられるものでした。

可動域では肩関節の引き出し構造が採用されていないため、バズーカを構えるのにどうしても無理が出てくる点や、ももの可動域、手足の付け根もポリキャップ頼りなので、重みでダレることや、全体的なパーツ剛性の低さなど、気になる点も散見されます。

今度プレバンで発売される「MG ドワッジ」は肩の引き出し部含め、関節部分がリニューアルされているとのことなので、どれくらいの進歩がみられるか楽しみに待ちたいと思います。

いっそのことドムVer.2.0にしてしまえばいいのにとも思いおますが、部分改良だけでまだいけるというバンダイ判断をしかと見届けたいともいます。

とはいえ、1/100でドムが欲しいとなると、現状は今のドム&リックドムしかないので、そろそろまた20年持つ傑作キットを期待したいところです。

キットのグッドポイント

  1. 雰囲気通りのドムが誰でも組み立てることができる。
  2. しっかり曲がる肘と膝
  3. 色再現もほぼOK

キットの残念ポイント

  1. バズーカ構えるのが一苦労
  2. 各スカート裏の赤い部分と黒い部分との接合性がいまいち
  3. ポリキャップ頼りの手足の付けね
  4. つなぎ目が豪快な ビームバズーカ
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-09R
  • 名称:リックドム
  • 搭乗者:ジオン一般兵
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:4320円
  • 発売:1999年10月

HG グスタフ・カール(ユニコーンVer.)-後編

「HG グスタフ・カール(ユニコーンVer.)」のレビュー後編です。(前編はこちら

ランナーごとにサフ吹き、各色塗装して、スミ入れからつや消しクリアコートした状況から組み立てていきます。

「塗装に意外と時間がかかったな」というのが正直な感想ですが、気を取り直して組上げていきます。

各部組立

頭部

胸部

左の背中にシールドが接続されています。ジェスタと同様のイメージです。ただ前方にシールドを回す場合は接続パーツの差替えが必要です。

腰部

サイドスカートにビームサーベルの収納ができます。

腕部

左腕にはグレネードラックが付属しています。頭部、胸部に続き腕も左右非対称です。

脚部

武装

武装は標準的なビームライフルになります。この他にビームサーベルが2本付属します。

素組完成

連邦のMSらしからぬ左右非対称な構造です。特に頭部のアンテナの長さが左右で違うのが目立ちます。

重量感のあるリアビューです。

かなり重厚なスタイルです。本当は見かけによらず軽快に動くものと思われます。

ギミック&可動

ひざ下をスライドさせて、スネのタンク(?)部も下方向にスライドします。

関節部を伸ばすこととスネ部分のパーツ逃がすことで、太目な脚でも大きく膝関節を曲げることが出来ます。素直にHGの進化が感じられる部分です。

シールド接続パーツは差替え式になります。前方へ展開するときは左側のパーツを使用します。ここのパーツはあと3つ4つ部品追加して差し替えなしで表現してほしかったです。

サイドスカートのサーベルラックの収納ギミックがあります。

バイザーの中の部分をシルバーで塗装しています。効果が出ていて、メインカメラとの差がなく感じられます。。

アクション

腕のグレネード発射口が開閉します。

シールド展開!

比較

ナラティブとの比較ですが、ボリューム感が全く違います。

まとめ

「HGグスタフ・カール」のレビュー後編をお送りしました。

太目な機体ですが、新しい構造の各部関節など意欲的なHGキットとなっています。プロポーションと可動の両立が昨年あたりから新しい次元に入ってきていると改めて認識することができました。

この構造利用してGP02当たりをリニューアルしてくれるとかなりいいものが出来るのではと、勝手に期待してしまう出来となっています(ザクⅢあたりにも生かせそうですよね)。

また1パーツごとの複雑さが増しているにも拘わらず、目立った引けなどもなく、成型技術の進歩にも少し感動を憶えました。

このHGシリーズの技術インフレ、どこまで高まるのかしかと見届けたいともいます。

いまいちマイナーだし、劇中の活躍シーンもほぼありませんが、2019年のHGの進化を確認するにはいいキットです。

左右非対称なデザインに量産機といった立ち位置など、個人的には結構惹かれる1台でもあります。ゼータプラスユニコーンVer.と並べたい欲求にかられます。

キットのグッドポイント

  1. スタイリングからは想像がつかない関節可動域
  2. 目立つ肉抜きなどもないしっかりした作り
  3. 脚のライン以外の色分けもほぼ完ぺき

キットの残念ポイント

  1. 専用の右手だが、ライフル保持力が低くて構えが決まらない
  2. 肩ブロックの合わせ目も左右非対称
  3. パーツが複雑で、塗装に手を焼く
  • 登場作品:機動戦士ガンダムユニコーン 機動戦士ガンダムナラティブ
  • 型式:FD-03
  • 名称:グスタフ・カール
  • 搭乗者: 連邦軍一般兵
  • 所属: 地球連邦軍
  • 商品価格:¥ 2,592(税込み)
  • 発売: 2019年2月16日

HG グスタフ・カール(ユニコーンVer.)-前編

今回は「HG グスタフ・カール(ユニコーンVer.)」をレビューいたします。

閃光のハサウェイの小説に出てきたのが最初かと記憶してますが(違っていたらごめんなさい)、ユニコーンガンダムとガンダムNTに登場したのをきっかけに、今回の商品化となっています。

とはいえ上記2作品では全くいいところなく、見事なやられメカでしたが、本来は連邦軍が誇る高性能量産機、今冬の「閃光のハサウェイ」ではきっと活躍場面が用意されていると期待したいところです。

連邦らしくない太目な機体ですが、最新のHGフォーマットでどのように仕上げられているかレビューしていきます。

今回はパーツを先にすべて塗装(サフ→各色→スミ入れ→クリアー)してからくみ上げていく方式をとっています(勝手にVT工法と命名中)。

塗装が思いのほか手間取ったので前後編で紹介いたします。

パッケージ&内容物紹介

ボックスアートはユニコーンでの登場場面から切り取ったものとなっています。

左右の側面にはキット解説と機体解説になっています。

組立説明書もHGスタンダートな片面カラー印刷のものになっています。完成写真が少ないが少し気になりました。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ 素材はポリキャップ以外全てPS素材 脚部と白、赤、クリヤー部分になります。

B1パーツ 腕部のグレー部分中心です。

B2パーツ B1と対になる部分です。

C1パーツ 胴体と足首の青い部分です。

C2パーツ C1と対になる部分です。

Dパーツ 胴体など関節部分です。

Eパーツ グレー こちらも関節やバーニアなどになっています。

ポリキャップ

ビームサーベルです。

ホイルシール センサー部と足のラインになります。

塗装

ほぼ、各ランナーのカラーごとに塗装しました。

青はガンダムカラーのガンタンク用のブルー6(デットストック)、赤い部分はレッド60%+あずき色40%、白はホワイトにネイビーブルーごく少量、本体のグレー部分は軍艦色1にブラック5%ぐらい、関節のグレーと脚のラインはニュートラルグレー75%+ブラック20%+マホガニー5%といった感じです。マシンガンはガンダムカラーのジオングレー、バイザー内のカメラ部分はシルバーで塗装しています。

ほぼ説明書通りとなっています。

塗り分けが必要なアンテナのブルーと脚部の黒いラインはホイルシール利用してマスキングしています。

HGとなめてかかっていたわけではありませんが、思いのほかパーツ数が多くて塗装に時間がとられました。

特に関節中心のDとEランナーがてこずりました。

また、青いパーツは平面が広いのでエアブラシでもムラになりがちだったのと、ついついノズル開き気味になり、粒子が大きくなり塗装面が粗くなったのが反省点です。

中締め

とりあえず塗装終了までで前編とします。

色も塗り終わったので、ここからはサクサク組上げていきたいと思います。

4月号のHJもMGも作例載っているので、手直しもしたいところですが、キット完成を優先して塗装までといたします。

キットのグッドポイント

  1. 完全新規の最新HGフォーマット
  2. HGとは思えぬパーツの多さ
  3. 色再現シールも少な目

キットの残念ポイント

  1. 塗装指示書の黒とダークグレー部がどこなのか違いが判らず
  2. パーツ数多くのと、形状が複雑なので、塗装に時間がかかる(残念ではないか…)
  • 登場作品:機動戦士ガンダムユニコーン
  • 型式:FD-03
  • 名称:グスタフ・カール(ユニコーンVer.)
  • 搭乗者:連邦軍一般兵
  • 所属: 地球連邦軍
  • 商品価格:2592(税込み)
  • 発売:2019年2月16日

後編へ続く!

HGジム・インターセプトカスタム

機体解説

今回は「HG ジム・インターセプトカスタム」のレビューをしていきます。

ジム・インターセプトカスタムはジムスナイパーカスタムをベースに中間迎撃と艦隊護衛用に開発された機体になっています。

本機の特徴としては背部に追加兵装として「フェロウ・ブースター」が装着できる点となっています。

フェロウ・ブースター装着のために頭部、ランドセル、脚部がスナイパーカスタムから仕様変更されています。

一年戦争末期のア・バオア・クー攻略戦に投入されたとの記述が残っているそうです。

キット解説

キットは「ジ・オリジンブランド」のMSDシリーズとしての発売になっています。

先に一般発売されている「ジム・ガードカスタム」、プレバン商品の「ジム・スナイパーカスタム」と一部パーツを共有している兄弟機となっています。

残念ながら、インターセプトカスタム最大の特徴である。「フェロウ・ブースター」は装備されてません。

この原稿を書いている時点ではプレバンからの販売予定などもアナウンスはされておらず、物足りない状態になっています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは宇宙空間での戦闘シーンです。後方にジム・ガードカスタムが見えます。機体特性的にこの2機はセットで行動かもしれませんね。

ランナー紹介

Cパーツは HG1/144 ORIGIN MSとなっていますが、それ以外はHG1/144 ジム(オリジン)の表記になっています。

Aパーツ PS素材 パープル 胴体や腕、頭部のバイザーになります。

B1 B2パーツ PS素材 ホワイト 頭部胴体脚部です。対になる部分がB2になってます。

Cパーツ PS素材 ブラウン 関節やフレーム、ビームスプレーガンになります。

Dパーツ PS素材 スリッパと腰部になります。

Eパーツ PS素材 パープル 2枚入ってます。

F1 F2パーツ ランドセル、F2は対になる膝関節などです。

H1パーツ PS素材 クリアーレッド バイザー部です。

SB-13パーツ PS素材 クリアーレッド 一本は余剰になります。

PC-001 PE素材 ポリキャップです。

色再現用のホイルシールです。 頭部カメラと股間の連邦マークになります。

インターセプトカスタム専用のマーキングシールです。

各部組立

胸部

胴体のパーツ数は多めです。

ランドセル

ボールジョイントでバーニアが動きます。

頭部

頭部のセンサーにシール貼ったところです。バイザーとの色味もバッチリあってます。

腰部

股間部分に連邦マークのシールを貼っています。黄色部分だけではなく周りの黒い部分もシールになっています。

腰の後ろ側にビームサーベルのマウントパーツを付けて装備します。横向きの方が使いやすいのでは?と思いました。

腕部

脚部

すねにはフレームが入る感じです。

武装

素組完成

MSVイラスト風な角度で。

アクション

スミ入れすると印象が結構変わると思われます。

ポージングするにはハンドパーツの種類が少ないです。せめて左手の平手ぐらいは付けてほしいです。

比較

HGジムは今見ても十分いいキットですが(値段も含め)、やはり最新フォーマット版を見てみたいと思ってしまいます。

ただあまり派手なアレンジは雰囲気損ねるので、ほどほどにしてほしいですが。

まとめ

今回は「HGジム・インターセプトカスタム」をレビューいたしました。

1/144のキットとしては関節の作りや可動範囲、部品の分割なども申し分がなく、プロポーションや各モールドの情報量などもしっかりしていて、製品としては非常によくできたキットとなっています。

ただ、商品的に見た場合は、この機種の最大の特徴であるフェロウブースターが用意されていない点と、何より頭部デザインとカラーリングがいまいちかっこ悪いのが難点です。

カッコいいスナイパーカスタムとベースが同じとは思えない、微妙なキットといえます。

可能な方はぜひ全塗装仕上げをオススメしたいです。紫とアイボリーホワイトの色調を少し変えて、全体のつやを抑えるだけでもカラーリングの問題はある程度解消できるのではと思います(成型色で紫だと、どうしてもおもちゃっぽく見えます)。

個人的な感想としては、スナイパーカスタムを一般発売で、インターセプトカスタムはフェロウブースター付けてプレバン限定販売の方がいいんじゃないのかと思いますが、バンダイスピリッツさんのマーケティング調査は我々が考えもつかないロジックで販売方法決定していると思いますので、多分これが正解なんでしょうね。

後はこのフォーマットでぜひ、ノーマルジムを発売してほしいと切に思いました。HGシリーズのここ最近のレベルアップは目を見張るものがありますので、ぜひノーマル版も並べてみたいです。

以上、「HGジム・インターセプトカスタム」のレビューでした。

MG 1/100ジェガン

レビュー第二弾はMGジェガンになります。映画「逆襲のシャア」に初登場して以来、「ガンダムユニコーン」、「ガンダムF91 」と数多くのバリエーション機を生みながら30年もの間、第一線で活躍した連邦の傑作機です。

今回、晴れてMG化されたのは逆シャア版に登場した、素のRGM-89になります。まずは基本機体をしっかり押さえて、今後発売されるであろうD型をはじめとした派生機を待ちたいと思います。

パッケージ&内容物

おそらく、逆シャアの最終決戦の場面かと思われます。
メイン画像含め11.5機も描かれてます。

側面はキット開設のてんこ盛りです。両面とも機体の解説は無く、キットアピールの場となっています。

プレバンで発売予定のベースジャバーのチラシです。

ガンダムベーストーキョーの夏休み向けチラシも入ってました。

ランナー紹介

パット見た感じ部品点数はかなり抑えられているようみ見受けられました。

また、今まであまり見たことのない細長いランナーや、L字型になっているランナーがやけに多かったりと、今後の派生機に対応するための設計がなされていると感じました。

A1パーツ ライトグリーン PS素材 腰回りです。部品点数少ないです。

A2パーツ グリーン PS素材 襟やバルカンポットが見えます。微妙な色合いです。

Bパーツ ダークグレー PS素材 内供フレームです。

Cパーツ ダークグレー PS素材 脚部フレームと思われます。

D1パーツ ダークグレー PS素材 脚部フレームです。2枚あります。

D2パーツ ダークグレー PS素材 足首と思われます。2枚あります。

Eパーツ ダークグレー PS素材 武器のグレー部分です。

F1パーツ イエロー PS素材 バーニア周りです。

F2パーツ イエロー PS素材 バーニア周りでF1で足りない分になります。

G1パーツ ライトグリーン PS素材 肩周りです。ランナーの形がミョーに細長です。

G2パーツ ライトグリーン PS素材 肩周りでG1だけでは足りない分です。

H1パーツ ライトグリーン PS素材 ふくらはぎとシールドになります。

H2パーツ ライトグリーン PS素材 脚部になります。

Iパーツ ライトグリーン PS素材 バックパックと頭部です。ここもランナーの形が変に欠けてます。おそらく一番手前のバックパックユニットが無くなって左側の空いているところに別のモデルのバックパックパーツが入ったりしそうです。

J1パーツ レッド PS素材 コクピットハッチなどの赤い部分です。

J2パーツ クリアブルー PS素材 バイザーなどのクリアー部分です。

SB1パーツ クリアピンク PS素材 1本は余剰パーツです。

OPパーツ ダークグレー PS素材 マニュピレーターです。今回も指は可動しません。

つや消しのマーキングシールになります。ホイルシールはありません。

フレーム作成

胸部フレーム作成

胸部のパーツ群になります。部品点数は少ない印象です。肩の引き出し関節もパーツ二個で構成されてます。

パイロットはあとから乗せるのが大変そうだったので、先に塗装しました。

胸部パーツのモールドの細かさが目を引きます。

裏側は蓋されていないため、少し残念な感じです。

頭部フレーム作成

頭部フレームもパーツ最小限です。頭本体は1パーツです。

単眼部分には後ほどシールを貼ります。

腕部フレーム作成

ハンドパーツは親指以外固定の差替え式です。上腕に肉抜き(?)があります。

足首フレーム作成

足裏はつま先のオレンジ部分のみが可動部分です。

オレンジ部分の先端以外はグレーに塗装したいところですが、完成後はおそらく見えません。

脚部フレーム作成

脚部のバーニア部もきちんと色分けされてます。バーニアの内側は塗装面倒なので、非常にありがたいです。ここも脛部のシリンダーなどもパーツではなくモールドで再現されてます。

ふくらはぎを別パーツにすることによって、今後のバリエーション展開に対応するのだと思います。

フレーム部完成

上腕部のパーツ構成が左右で前後反対になっています。右腕は前に、左腕は後ろに肉抜き部が出来ます。

つま先やシリンダー部などは塗装したいところです。

腹筋も出来ます…

To be continued