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MG ガンダム試作1号機 GP01Fb フルバーニアン レビュー

今回はゼフィランサスに引き続き、「MG 1/100 ガンダムGP01Fb」フルバーニアンをレビューいたします。こちらも商品名に”フルバーニアン”の記載はなくFb表記のみです。

機体紹介

シーマのゲルググMにやられ大破したGP01を改修、修復。背面に非常に目立つユニバーサル・ブースター・ポッドや全身に多数装備した姿勢制御用バーニアなど、宇宙用戦用MSとしてよみがえった機体です。

最終的にはガトーのGP02と相打ちとなり、その役目を終えています。

キット紹介

本設定同様、「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をベースに、変更部分の新規パーツを追加したキットとなっています。

そのため、ランナー構成見る限り、ゼフィランサス開発時には当然フルバーニアンも念頭にあったと思われ、ベースキット+追加パーツの割には余剰パーツ少な目です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

各部組立

頭部

胸部

コアブファイター(コアブロック)

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

コア・ファイターⅡ

まとめ

「MG 1/100 ガンダムGP01Fb」フルバーニアンも見てきました。

関節や武器の保持力のみならず、パーティングラインにパーツのヒケ、久々に見たバリ!(個体差だとは思いますが)、一部組立説明書のわかりずらさなど、GP01ゼフィランサス同様、25年落ちのキットであることを感じざるを得ないキットでした。

最近のHGやMGしか作ったことのない人にとっては驚きの内容かもしれません。

しかし、ヤスリ掛け、ヒケの処理、緩い関節対策など工作技術の確認や、ホビージャパン2022年2月号など参考に大きく手を入れるもよしなので、時間をかけてじっくり味わうにはなかなか良い素材かとも思いました。

ただ、ゼフィランサスとセットで早期の2.0化なりVer.Kaでのリニューアルをバンダイさんにはお願いしたい1台でもありした。

キットのグッドポイント

  1. 肩アーマーのバーニア展開は小気味よい動き
  2. ゼフィランサス同様、コアファイターの変形・連結はしっかりしている
  3. 立ち姿だけなら許せる

キットの残念ポイント

  1. ポージング作業がもはや苦痛レベルの各関節
  2. 肩アーマーに干渉するシールド取り付け方法
  3. ヒケにバリも含め全体的に低い部品精度

  • 登場作品:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • 型式:RX-78GP01Fb
  • 名称:ガンダム試作1号機 フルバーニアン
  • 搭乗者:コウ・ウラキ少尉
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:1997年12月
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンダムRX-78GP01 ゼフィランサス レビュー

今回は「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をレビューしていきます。

キットの商品名だと「試作1号機」も「ゼフィランサス」の文字記載なし、確かゼフィランサスって名前は後付けだったような記憶が…(と思っていたら組立説明書は記載があった!)

機体紹介

「機動戦士ガンダム0083」の前半の主役機です。

ファーストガンダムことRX-78をベースに改修・設計変更を行った機体で、設計・製造はアナハイムエレクトロニクス社が担当したものとなっています。

母艦アルビオンがトリントン基地へ入港した際に、試作2号機がジオン残党軍に奪取される事件が勃発、たまたま居合わせたコウ・ウラキ少尉が搭乗、すったもんだはありましたが、そのまま専属パイロットとして認定。

その後、宇宙戦でシーマのゲルググに中破に追い込まれ純然たるゼフィランサスは退場となりますが、フルバーニアンとして復活!物語後半で2号機と相打ちになるまで頑張ります。

ちなみにコードネームのGPは「ガンダム・プロジェクト」の略だそうです(試作〇号機なんで、ガンダム・プロトだと思ってました)。

キット紹介

「MG ガンダムRX-78GP01」は1997年08月発売と、かなり初期のマスターグレードになります。

Ver.2.0にもVer.Kaにもなっていない機体としては最も古いMSになります。

MGシリーズが1995年からスタートし、0083が1991~1992年に制作された映像作品だったため、まだまだ作品熱が冷めておらず、0083に登場するMSは皆かなり早い段階でMGシリーズに名を連ねています。

逆に今となっては、古いMGばかりのシリーズになってしまい、少しもったいない感じです。

そんな四半世紀前のキットを今回は見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「1/100 ガンダムRX-78GP01」表記 F1ランナーがABS素材、EパーツとポリキャップがPE素材となっています。

各部組立

頭部

胸部

コアブロック(コアファイターⅡ)

コアブロックへの変形

腕部

腰部

足首

脚部

武装

フレーム

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をレビューしてきました。

まもなく四半世紀経過となるキットですが、(最新キットと並べてはいませんが)立ち姿はそれほど古さを感じることもなく、まだまだいい感じだと思いました。

また、複雑変形のコアファイターⅡや、コアブロックとAパーツ、Bパーツの合体部などSガンダムほどではないですが、当時としてはかなりびっくりレベルの仕上がりだったのではと思います。

しかし、可動部分はちょっと動かすと肩ブロックからすぐ外れる上腕だったり、荷重がかかる大型の関節部も全てポリキャップ頼みのため、常に緩い感じであったりと、ポージングなどにはかなり気を遣う必要があります。

さらに、武器類もハンドパーツの指の保持力だけが頼りなため、ライフルがぐらついたり、サーベルはすぐ落ちてきて長時間保持できなかったりと、なかなかに厄介です。

ただ25年たった今でも、商品としては十分に魅力があり、ただ単純に最新キットと比較して劣っていると簡単に結論を出さずに、発売時期や、年月の経過をも加味して味わうべきキットなのではと思いました。

キットのグッドポイント

  1. なかなかに変形が複雑なコア・ファイターⅡ
  2. バックパックのコアファイターカバーがぴったりはまって気持ちいい
  3. 立ち姿だけなら、まだまだ現役

キットの残念ポイント

  1. 完成したばかりでもヌルっと緩い関節
  2. 一瞬ヒケかと思う、吹けば飛ぶような貧弱モールド、逆に目立つパーティングライン
  3. 差し替え式の胸部インテークパーツや上腕がポロリしやすい

  • 登場作品:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • 型式:RX-78GP01
  • 名称:ガンダム1号機
  • 搭乗者:コウ・ウラキ少尉(のちに中尉)
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:1997年08月01日
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)