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HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)全塗装レビュー

今回は以前レビューしました、「HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)」を全塗装&水転写デカールで仕上げていきたいと思います。

今回全塗装するきっかけとなった新色があります。

ガイアノーツから発売になりました「重戦機エルガイムカラー」の中1本である「HM-05 ヘビーオレンジ」!これを店頭で見た途端、「ゼータプラスに使えそう」とのインスピレーションを受け、そのままアイボリーっぽい白もないかと店頭の塗料コーナーのキャップ部分とにらめっこして「バーチャロンカラー」から「VO-43 レディッシュ ウォームホワイト」を発見し、これはいける!と塗装工程に入りました。

塗装レシピ

本体ホワイト: VO-43 レディッシュ ウォームホワイト (ガイアノーツ)

本体オレンジ:HM-05 ヘビーオレンジ(ガイアノーツ)

関節などグレー:074 ニュートラルグレーIV(ガイアノーツ)

スリッパライトグレー:072 ニュートラルグレーII(ガイアノーツ)

脚部スラスターカバー:VO-31 コールドホワイト(ガイアノーツ)

襟元イエロー:005 サンシャインイエロー

ライフルグレー:不明

ライフルだけ、かなり前に塗装&レシピ未記録だったため、何の塗料使ったか判らずの状況です。おそらくニュートラルグレーⅣかⅤあたりかなと思います。

脚部のスラスターカバーは本体の白と同色指定でしたが、別パーツであることをちょっとアピールしたくて色変えてみました。もう少し白に近いグレーにしたかったんですが、ちょっと濃くなってしまいました(ニュートラルグレーⅠあたりがよかったかも)。

塗装済み完成

アクション

比較

ユニコーンVer.と

まとめ

今回は 「HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)」 を全塗装&水転写デカールで仕上げてきました。

店頭でのインスピレーション通りの仕上がりになり、改めてガイアノーツのサンライズ系専用色(ボトムズ、ダグラム、ザブングル、ダンバイン、エルガイム)とガンプラの相性の良さを実感いたしました(同じ会社ですから当然といえば当然ですが)。バーチャロンもカトキさんですからね。

MGのゼータプラスにもそのまま使用できる塗料パターンだと思います。

必要とあれば、色は混ぜますが、そのまま使えるものがあるならば使わない手はありません。 

調合しても、思った色にならずに塗料無駄にしてしまったり、塗ってる途中で足りなくなって同じ色作れなかったりなどのトラブル回避や、製作時間の短縮のためにも近似値色は積極的に使用していきたいと思っています。

ただ、今回使用したニュートラルグレーⅣは初回の塗装と、マスキングや補修で二回目の塗装で色味が大きく異なってしまい、ちょっと苦労しました。モデグラのガイアノーツ特集見てから、攪拌はこれでもか!ってくらい行っていたのですが、まだまだ使いこなせていないなと反省です。

塗装工程としてはサイドスカートのビームガンのマスキング、頭部側面の赤ラインとインテーク&バルカン部の塗り分けに手間がかかりました。

後から完成見本みたらバルカンはボディ同色(UC版は塗分け)だったんですが、情報量的には良かったかなとも思っております。

胸のインテーク内の黒も、本来底面のみ塗装したかったのですが、技術的な問題で側面も丸ごと塗りつぶしてます。

エナメル拭き取り行ったのですが、きれいに取り切れなかったための処置になっています。

あとは、シールド先端の「018」デカール上下逆に貼ってしまっております、パーツ合わせながら確認していたにもかかわらず、やらかしました。前回のMK-Ⅱに続き、終盤の集中力足りてません。

素組の状態ですと、もう一つ色分けが足りてない印象のキット(旧キットに近い印象)だったので、細かい色分けやデカール貼ることで、情報量が大幅に増加し大きく見栄えが変わるキットでした。関節の可動範囲は変わりませんが、立ち姿のカッコよさは格段にアップです。

ブルーカラーでも1台欲しくなりました。

以上、 HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー) の全塗装レビューでした。

本体オレンジは、イデの巨人(TVカラー)にも使えそうな…

月刊モデルグラフィックス9月号(2021年)一気読み

モデルグラフィックス2021年の9月号一気読みです。

今月は祝!MGガンダムMK-Ⅴ発売「GUNDAM SENTINEL U.C.0088」と題しまして、ガンダムセンチネル特集です!

巻頭特集  祝!MGガンダムMK-Ⅴ発売「GUNDAM SENTINEL U.C.0088」

MGガンダムMk-Ⅴ発売(プレバンですが)を記念して、ガンダムセンチネルの大特集となっております。

Mk-Ⅴのキット解説はもちろんのこと、オーガスタ研のMSやRXナンバーのMSの系譜など、時代背景や開発経緯も網羅したところから始まり、先に商品化されております、「ディープストライカー」、「Ex-S/S ガンダム」、「FAZZ」(この3機は白黒ページですが…)のキット紹介、ホワイトカラーのMk-Ⅴ、がっつり作り込みの「ゼータプラス」、作例としての「S ガンダム」(リニューアル版)とMGセンチネルの大特集となっております。白いMk-Ⅴもカッコいいです。

キャラクターモデル

巻頭特集でガンダムモノでしたが、特集以外もございます。

まずはSDガンダムEXシリーズの「νガンダム」、「サザビー」、「軍馬」を使用した武者ガンダム風乗馬状態の作例に、NAOKI氏による「RG ジオング(サイコミュ高機動試験用ザクカラー)」が掲載されています。

コトブキヤの1/10「創彩少女庭園」から「結城 まどか」、「小鳥遊 暦」、グッドスマイルカンパニーのノンスケール「MODEROID バルディオス」、そして、BANDAI SPIRITSからリニューアルした「HG エルガイム」と新製品「エルガイムMk-Ⅱ」と続きます。

スケールモデル

カーモデルからタミヤ1/24「NISSAN フェアレディ 240Z」、プラッツの1/24「ポルシェ935K3 ’79LM WINNER」(七色のアップルマークが懐かしい)、AFVはタミヤの1/35「ドイツⅣ号戦車 G型 初期生産車」、アミュージングホビーの1/35「スロバキア陸軍 T-72M2 モデルナ」、艦船は最新の海上自衛隊1/700「まや」をピットロードのキットで、中華人民共和国の「055型ミサイル駆逐艦 大連」をスフィナの1/700で並べての作例となっています。もう一隻、ヴィー・ホビーの1/700「米海軍 戦艦 サウスダコダ BB-57 1944」もあります。

航空機はエデュアルドの1/48「スピットファイアMk.Ⅱa プロフィパック」1機となっています。

 

ニューカマー

今月は特にページを割いての紹介は無しでした。

まとめ&来月の予告

久々のガンダム特集でセンチネルでした。我が家に眠るMk-ⅤとFAZZにもニッパー入れなきゃなと思いつつ、ゼータプラスの作例がカッコよいので、来年あたり2.0になってはくれまいかと淡い期待再燃させられる9月号でありました。ページもう少し欲しい感じでしたね。

来月はまたもや美少女系(相当売れているんだろ~な~)、「これからはじめる女の子プラモデル」 創彩少女庭園 すくすく育成ハンドブックです。

HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー) レビュー

今回は『HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)』をレビューしていきます。

キットはプレミアムバンダイ商品として2020年4月に第一次、6月に二次発送で販売されております(2020年4月末現在は在庫なし)。

以前ガンプラEXPOで限定販売された商品の成型色を深みのあるオレンジと質感あるホワイトに(たぶん)変更、以前はシールだったマーキング類が水転写デカールに変更となっています。

パーツ構成は一般販売されています「ゼータプラス(ユニコーンVer.)」と同じものとなっています。

カラバで開発され、アムロがテストを行っていた機体といった設定で、本体はオレンジに近い赤とオフホワイトのツートンカラーで、Aをベースとしたアムロのパーソナルマークが付きます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはプレバン標準の二色印刷、機体カラーに合わせた赤で印刷されております。

取説はベースのユニコーンVer.の物に部分差替えのためのモノクロ(4ページ)の追加取説が付属しています。主にシール部分の変更です。

ランナー紹介

ユニコーンVer.同様、素材はポリキャップ以外全てPS素材、表記もポリキャップとサーベル刃以外は全てゼータプラスとなっております。

Aパーツ レッド 胴体と脚部、変形用ユニットになっています。

Bパーツ ホワイト 頭部、脚部、ウイング部などです。脚部の色分けに再現のためにA,B分かれておりました。

Cパーツ ホワイト 2枚入っています。脚部の部品になります。

D1パーツ ホワイト 脚部のフレームや、エアインテークなどの白い部分です。

D2パーツ ライトグレー スリッパ部分です。

E1パーツ グレー 関節や武装のグレー部分です。

E2パーツ グレー E1と対になる部分です。

Fパーツ グレー股関節や変形用パーツのメインブロックです。

SB6 クリヤーブルー ビームサーベルのビーム部分です。

ポリキャップ PC132となっています。

ホイルシール 翼の色分けはシールとなります。襟元のイエローもシール再現となっているため、ユニコーンVer.よりも多めになっています。

こちらは水転写デカールです。センチネル風のナンバリングはゼータプラスC1にも使えそうです。

各部組立

頭部

頭部のマスク部とツインアイ部は一体成型になっています。部品点数少なめで白一色です。

色分け無いため、一瞬旧キットかと思ってしまいました。

胸部

襟部分は黄色指定です、シールです。

結構、パンチのある赤です。

ランドセル

主翼の前側の縁は赤となるので、シーツまたは塗装が必要です。

腕部

変形を考慮して、肩ブロックの装甲は上から差し込む独特の計上となっています。肩ブロック以外は白一色で、少し味気ないです。

腰部

リアスカートの裏側は表面のモールドがそのまま反映されていて裏側感満載です。

足首

足首は本体唯一のグレー部分になります。

脚部

腰のビームガンのパーツ分割があまり考えられちないため、中途半端な色再現となっています。筆やマーカーで部分塗装か、マスキング必要になります。

武装

武装はシールドがツートンカラーになっています。ライフル後端の接続パーツの使用方法が不明です。

変形用パーツ

ウエイブライダー用のボディになります、こうしてみるとボディカラー派手です。

素組完成

カラーリングは派手目ですが、素組だと情報量足りないかんじです。最低限でもスミ入れはしてあげたいところです。

ギミック&可動

可動範囲はユニコーンVer.で確認ねがいます(時間できたら撮りなおします)

首は前後には動きますが、左右の可動範囲は狭いです。

肘は90度程度しか曲がりません。

横へは水平にちょっと届かない感じです。

腰のひねりも大きくは曲げられません。

可変機の恩恵もあって、膝は折りたたむことが可能です。

デザイン的にも足首を大きく曲げるのは苦手です。

アクション

左手が握手しかないので、表情付けずらいです。プレバンの完成写真でも左手にサーベル持たせてお茶を濁している気がします。

左手のポージングはサーベルでごまかしております。

ウエイブライダー

横から見てもきれいなウエイブライダー形態です。

比較

ユニコーンVer.と、グレーの方が素組ではいい感じな気がします。

まとめ

今回は『HG ゼータプラス(テスト機イメージカラー)』をレビューいたしました。

以前、ガンプラEXPOで限定販売された商品のマイナーチェンジ版となっております。(色味の変更、ナンバリングがシール→水転写デカールに)

水転写デカールのナンバリングがゼータプラスC1にも使用できそうなところはグッとです。

カラーリング以外は、ゼータプラス(ユニコーンVer.)と同一なので、可動範囲などキット自体の完成度は2020年の眼で見ると今一つです。

本体の赤も深みは増したとの触れ込みですが、色見的には玩具っぽさが残る感じでした。

色数も少なく単調になりがちなので、スミ入れや塗装などしっかり行って、デカール貼って情報量きちんと増やして仕上げたいキットだと思いました(このあと塗装する予定です)。カッコよく仕上げるには意外と中級者以上向けのキットかも…

さぁ、一気にC1と行くか、間に何かはさむかは、ちと考えよう。

キットのグッドポイント

  1. センチネル調のナンバリング、他のキットでも使えそうな水転写デカール
  2. シールは増えたが、追加ランナーなしで基本部分は再現されている本体の色分け

キットの残念ポイント

  1. 赤だとさらに目立つ、腰のビームガンの色分け
  2. 肘や腕、脚の付け根の可動範囲
  3. 深みは増した(?)かもしれないが、やはり安っぽく見えやすい赤の成型色
  • 登場作品:ガンダムユニコーン
  • 型式:MSZ-006A1
  • 名称:ゼータプラスA1型
  • 搭乗者:アムロ・レイ(?)
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:2020年4月発送(プレミアムバンダイ)
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

MG 1/100 Sガンダム

今回は『MG 1/100 Sガンダム』です。といっても最新の『Ex-S/Sガンダム』ではありません。2002年発売のMGのSガンダムです。

発売直後に購入していたので、16年以上、我が家のクローゼットに積まれていたことになります。

そういった意味ではリニューアル版の 『Ex-S/Sガンダム』 が発売されたこのチャンスを逃しては、一生作る機会を失いかねないので、新型も到着しておりますが、あえてこのSガンダムから先に作成指定と思います。

15年落ちのキットの実力と、この後に紹介予定の最新キットと比較を念頭に素組でレビューしていきたいと思います。

変形・合体ギミックがあると塗装してしまうと塗装剥がれ気になって、絶対変形させることなく終わるので、一旦は素組で変形機構含めて確認いたします。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは作戦行動中のSガンダムです、後方にゼータプラスも見えます。

サイドはキット紹介が変形分離も含め紹介されています。

当時のMGにはこういった中ブタが付いてます。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PS素材 画面下の黄色い部分は軟質樹脂になっています。ディスプレイ用のシャープなアンテナは付属していません。

Bパーツ ホワイト PS素材 胴体や翼部分です。

Cパーツ ホワイト PS素材 2枚入っています。腕部中心です。

Dパーツ ホワイト PS素材 脚部中心です。

Eパーツ ブルー PS素材 肩や胸部です。

Fパーツ レッド PS素材 脚部、腕部、胴体の赤い部分です、このランナーは新型で大きく変わってくるのかと思いわれます。

Gパーツ グレー ABS素材 胴体のフレーム中心です。

Hパーツ グレー ABS素材 肩のパーツが目立ちます。

Iパーツ グレー ABS素材 脚部のフレームになります。

J1パーツ グレー PS素材 武装になります。

J2パーツ グレー PS素材 こちらも武装関連のようです。

Kパーツ グレー PS素材 

ポリキャップ こちらも2枚付いてます。

SB1 クリアーブルー PS素材 ビームサーベルです。

当時の大型キットなのでビスもたっぷりです。

色再現のホイルシールです。

ガンダムデカールになります。

こちらはマーキングシールです。

おまけで、当時購入したガンダムデカールです。白い部分が黄ばんでしまっています。このまま使うか悩ましいところです。

各部組立

頭部

新しいMGでは頭部がリニューアルされているので、ここの部分は旧キットでしか使用されない部分になります。確かに頭部が大きいイメージです。アンテナ部分及び、ほほのフィンの黄色い部分は軟質樹脂になっています。

目はシール貼っています。1枚ものではなく、左右で独立しています。額のメインカメラ部はシールが用意されていないので、部分塗装が必要になります。

後頭部のグレーの部分がFAZZとのデザイン的共通部分として見受けられます。

胸部

胸部は背中部分~首回りと前側の胸の部分に分かれての作成になります。

背中のGアタッカーの機種部分は一番伸ばすと結構な長さがあります。

こちらが、前半分の胸側のパーツです。

前後をくっつけた状態です。

バックパック

バックパックは左右に分かれています。ビームキャノンも巨大です。

腕部

腕自体は変形部分がほとんどないため、オーソドックスな作りです。指は人差し指と親指が独立可動です。指の関節は固定です。

Sガンダムの変形は肩部分が肝になっています。ベースブロックと外装部分のスライド構造や前腕部分の収納ギミックなど、15年以上前のキットとは思えない作りになっています。最新盤では、ここに外装のスライドも再現されているとなると、組むのが今から楽しみで仕方ありません。

羽の部分は本来後方に回す形になりますが、ここでは上に起こしています。

上半身完成

確かに頭部が少し大きい印象かも…

背中のGアタッカーの機種が巨大です、アクションベースの支柱と重なって少しわかりずらい写真になってしまいました。

足首

足首もかかと部分がスライドする程度で変形用に特別な作りはありません。

パーツナンバーI-15の脚との取り付け部品の向きに要注意です。間違えて逆に取り付けてしまったんですが、これを外すのが非常に大変、部品請求が頭をよぎりました。

脚部

当時のMGでは脚部はフレーム構造になっているものが多いです。膝や脚の付け根部分などはネジでの取り付けになります。変形時の可動強度などを考えると妥当な選択かと思われます。

膝も90度近くまでは曲がります。

フレームに外装を取り付けていくのは最近のMGと大きな違いはありません。ここだけ見ている分には、変形キットか判断できない作りになっています。

腰部

こちらが腰の基本ブロックになります。

おしり部分にCボマーの主翼と左腰にビームスマートガンのエネルギーサポートユニットが付きます。

Gボマーの主翼が巨大ですので、アクションベースに挿してみました。

GコアなしでもAパーツとBパーツだけで接続可能です。

Gコア

Gコアは2種類付属します。

こちらはGコア本体にGアタッカー、Gボマーのコクピットブロックがくっついているタイプです。

Gコアのコクピット部分の青なども再現されずグレー一色です。

こちらはセパレートタイプのGコア部分です。

Gアタッカー、Gボマーのコクピット部分です。

完成するとこのようになります。

セパレートタイプの方が色再現はしっかりされています。形状的にはどちらも大きな差はありません。一体型の優位点としてはコクピット部にそれぞれパイロットが着座してハッチ開閉で確認できる部分です。

武装

武装は大型のビームスマートガンとビームサーベルです。サーベルのブルーのビームがきれいです。

スマートガンはグリップ部と本体接続部分が可動します。

素組完成

後ろヘビーですが、しっかり自立出来ます。合体の接合部分もしっかりしていて剛性感も高いです。

ただこの時代のキットなので、合体してなおかつ腰部分に可動域があったりはしません。

ギミック&可動

上半身変形→Gアタッカー

ロック機構もしっかりしていてカチッと決まります。

変形中は頭部アンテナが軟質樹脂で助かった場面が何度かありましたが、新型では大丈夫なのか!?

下半身変形→Gボマー

ビームスマートガンの取り付け位置が取説だと少しわかりずらいです。

Gボマーはメインエンジンらしきものが見当たりませんが、どうやって移動しているんだ!?

Gコア変形

Gコアは部分塗装でもいいので、塗り分けしてあげたいです。RX-78のコアファイターに似ています。

新型では改良されているようですが、旧タイプはアクションベースへの取り付けが設定されていません。

アクション

ビームスマートガンは左右の腰にジョイントされているので、ポージングの自由度はかなり低めです。その反面しっかり構えることはできます。

左腰のエネルギーサプライユニット接続しないで撃てるのかは?ですが、片手持ちも様になります。

サーベルは自由に取り回し可能です。

まとめ

今回は『MG 1/100 Sガンダム』をレビューいたしました。

新型の『EX-Sガンダム/Sガンダム』が発売されたタイミングでしたが、先に旧モデルを組んでみました。

感想としては、15年以上前のキットとは思えない出来、特に変形シークエンスに関しては、その複雑さ(特に肩部分)にもかかわらず、MS形態、分離形態共にしっかちロックされ、形態も可動部分も犠牲にならることなく両立されている点が素晴らしいと思いました。

確かに肩のスライド機構や、頭部の大きさなど新型見てしまうと気になる点はありますが、令和の時代になっても十分価値あるものだと感じました。

それに価格も新型の半分!! EX-Sガンダムにするならいいですが、コンパチキットでSガンダム選択するつもりでしたら、購入前に旧キットも是非検討していただければと思います。

反面、どうしても年代を感じてしまうのが、成型色の色むら(肩の青い部分に思いっ切りあります)や、ABSパーツが多様されていて組んだ後外しずらい(間違って取り付けて苦労しました)、ネジも多用されていたり、ネジの受け側のプラが弱くてつかなかったり(Gボマーの主翼はまいった)と今の技術なら回避されそうな部分も見受けられます。

ただ、キットとしてはよくできていますので、繰り返しになりますが、新型購入する前にぜひこちらも思い出してほしいキットです。

我が家でも17年半も眠らせておくべきではなかった…

キットのグッドポイント

  1. 古さを感じさせない変形機構、思いのほか素晴らしくてびっくり
  2. 変形時のロックもしっかりしていてMS形態も分離形態も剛性感がたかい
  3. 価格は最新モデルの半分

キットの残念ポイント

  1. ポージングの幅が狭いビームスマートガン
  2. 頭部アンテナはディスプレイ用のPS素材の物も欲しい
  3. 個体差ですが、青いパーツで成型色ムラがあるので素組だけだとちと厳しいか
  4. パーツの接合部がかっちりしすぎてて仮組後に外すのが大変
  • 登場作品:ガンダムセンチネル
  • 型式:MSA-0011
  • 名称:Sガンダム(スペリオル ガンダム)
  • 搭乗者:リョウ・ルーツ
  • 所属:地球連邦軍 α任務部隊
  • 商品価格:2002年10月
  • 発売:6480円(税込み)