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HGUC ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.) レビュー

今回はガンダムベース限定キット『HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)』を素組でレビューをしていきます。

機体紹介

ガンダムMk-IIは「機動戦士ゼータガンダム」に登場したモビルスーツです。

地球連邦軍内のティターンズにより試作され、グリーンノア1で3機がテストを実施していましたが、エゥーゴに強奪され、その後はエゥーゴ所属機としてグリプス戦役、また続編にあたる「機動戦士ガンダムZZ」で第一次ネオ・ジオン抗争終結まで、長きにわたり第一線で活躍する機体となっています。

キット紹介

キットはガンダムベース限定商品として2023年12月に発売されました。同じくガンダムベース限定で販売されている「HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)」のカラーリングをティターンズカラーへ変更し、新デザインの水転写デカールを追加したものになっています。

今回は素組ですが、最終的には塗装&水転写デカール仕上げにしたいと思っております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外は全てPS素材、表記は「HGUC193・194 1/144 ガンダムMk-II」表記です。ただし、色再現のためにエゥーゴカラーとは部分的に入れ替わっているパーツがあります。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

同じく21st CENTURY REAL TYPE Ver.のエゥーゴカラーと並べてみました。ただ、こちらは全塗装と水転写デカール使用した仕上げになっています。

まとめ

今回は『HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)』をレビューしてまいりました。

エゥーゴカラーの21stリアルタイプカラーから2年とちょっと、満を持して(?)ティターンズカラーも発売となりました。

黒い部分はより黒く、ただ黒も異なる2つの黒を使用するなど、なかなか凝ったカラーリングになっており、素直にかっこいいと感じました。

ただ、カラーリング以外に商品構成が変わっているところはないのですが(しかし、パッケージの高さのみ1㎝大きくなっています)、メーカー希望価格は21stリアルタイプカラーからは¥110(税込み)、一般店頭発売のティターンズカラーからは¥330(税込)とともにアップしています。

やはり、昨今の経済情勢を反映しているのかと思いますが、カラーリングだけでこの価格差をどう見るかは各々ユーザーの個人判断といったところでしょうか。

キット自体は安定のマークⅡかつ、精悍な黒でより悪さが増した感のある一台でしたので、完成品棚に1台あってもいいMSでした。

以上、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(21st CENTURY REAL TYPE Ver.)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. さらに渋くなったカラーリング ワンポイントの赤も良い
  2. 巧みなランナースイッチで余剰パーツ無し(ベースキットからそのままですが)
  3. 微妙に違う2つの黒の成型色 

キットの残念ポイント

  1. ベースキットから¥330、21stエゥーゴ版からも¥110の値上げ(時代の流れで致し方なしか)
  2. 平手も欲しかった
  3. ベース限定のため、3機揃えるには3日以上の来店が必要

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形
  • 腕付け根:胴体側 上方引き出し式ポリキャップ、腕側 ボールジョイント
  • 脚部付け根:胴体側 固定軸、脚側 3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:サーベルビーム部、ツインアイ部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:RX-178
  • 名称:ガンダムMk-Ⅱ
  • 搭乗者:エマ・シーン、カクリコン・カークラー、ジェリド・メサ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2023年12月22日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC ガブスレイ レビュー

今回は「HGUC 1/144 ガブスレイ」をレビューしていきます。

機動戦士ゼータガンダムに登場するこの機体は、ジェリド&マウアーのコンビで、ガンダムMk-Ⅱに一度は勝利し、物語後半のゼータガンダムにカミーユが乗り換えるきっかけとなった、なかなかに優秀な可変MSです。

また、昆虫のようなMA形態も印象的で一度見たら忘れられない的な1台です。

マウアーの薄幸さとフェダーイン・ライフルのカッコよさも手伝って、ゼータの中でも人気のあるMS、2005年発売とそれなりに時間が経っているこのキットを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

サーベルとポリキャップ以外のランナー表記は「1/144 HGUC ガブスレイ」になっています。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

ディスプレイスタンド

素組完成

ギミック&可動

アクション

変形

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガブスレイ」をレビューしてきました。

なかなかに歯ごたえのあるキットでした。

まず、変形機構ですが、これが素晴らしい。

残念ながら脚部の外装はいったん外して、場所変更して再取り付けといった、完全変形ではありませんが、フレーム部のメカニズムとプロポーションはかなり再現度高いと思います。

中間形態も再現ができ、複雑で劇中見ているだけじゃよくわからないガブスレイの変形方法を自分の手の中でしっかり確認することができました。

しかし、変形導入した弊害なのか、当時としては限界だったのか、各関節の可動範囲はかなり限られています。

特に腕の水平方向の可動域は、ほぼ無いに等しく、上腕バーニア部で広がる袖のデザインも合いまり、持ち手側が広くなっているデザインのフェダーイン・ライフルを脇に挟めるのがかなり困難です。

ライフル構えるクリアランスも大変ですが、ハンドパーツの作りが、あまりにもひどくて困難さをさらに5倍増にしてくれています。

この持ち手は腕から外した状態でも、ライフルグリップをホールドすることができない欠陥商品です。グリップ通すところを金型ヤスリで削ったりもしましたが、全く効果なく、無駄な努力でした。

グリップ側はまだ削っていないので、試してみる価値はありそうですが、ライフル持たせて飾るにはほかのポージングはあきらめて接着しかなさそうです。

武器持たせるのに、こんなに苦労するキットは、久々に見たなというか、本当にHG?といった感想です(旧キットのころはこんなことはよくありましたが)。

当時は、毎月新製品が発売されていた時期で、おそらく恐ろしいスケジュールだったことが予測されるため、商品チェックでもスルーされたんですかね~と思うほど、今じゃ考えられないレベルです。

さらにランナー4枚中2枚がABS素材となっており、塗装する場合は、かなり注意も必要と思われ、パッケージ写真レベルに仕上げるにも、ハードル高めなキットです。

軽い気持ちで手を出すと、火傷するぜ!といったこのHGガブスレイ、立ち姿は見事なだけに、固定(例:MA固定)や部分接着、ライフル持たせるのをあきらめるなど、何かを割り切って完成させることをオススメいたします。

追伸

再販のタイミングで、ABS→KPSへの変更、手首パーツのリファインなんてランニングチェンジがあると、非常にいいんですけどね~(さすがに難しいか)、ささやかな希望です。

キットのグッドポイント

  1. 脚部フレームなど、変形機構は当時としてはかなり頑張っています。
  2. 立ち姿は、間違いなくガブスレイ
  3. MA形態もよくまとまっています

キットの残念ポイント

  1. ライフルグリップをきちんと握ることができない、専用持ち手
  2. 五十肩の俺よりも上がらない、腕の水平方向への可動域
  3. 上記二つによって、きちんと構えることが絶望的なフェダーイン・ライフル
  4. ABS素材多用されているため、躊躇する全塗装

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RX-110(RXナンバーだったとは!?)
  • 名称:ガブスレイ
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、マウアー・ファラオ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:1,760円(税込)
  • 発売:2005年12月
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC パラスアテネ 全塗装レビュー

今回は素組レビューいたしました、「HGUC 1/144 パラスアテネ」を全塗装していきます。

基本的に色変えはせず、なるべく忠実に塗装していきます。

前回レビューでも書きましたが、このキットはシールへの依存度が高く、脚部中央のラインは全てシール、肩の拡散ビーム砲のピンク部もシールと、差し色が全て成型色では再現されていないため、シール貼りも塗装もなしだと、かなりあっさりした印象で、おもちゃ感が高い仕上がりとなっていました。

最近のキットと棚に並べると、どうしても見劣りしてしまいまうので、キッチリ塗分けて仕上げたいと思います。

塗装方法はホイルシールをマスキングテープ代わりに使用し、合せ目はある程度までしか行わず、後ハメ加工や、合せ目消してからのマスキング塗り分けなどは、ほとんど行わず仕上げていきます。

塗装レシピ

今回は積みカラーのガンダムカラー「HGパラス・アテネ用」を引っ張り出してきて使用しております。Mr.カラー専用 溶媒液と、薄め液とで調整して復活させていおります。

グリーン部:ガンダムカラーグリーン25

ブルー部:ガンダムカラーブルー23

薄いイエロー部:イエロー9

ラインなどの濃いイエロー部:マイルドオレンジ(ガイアノーツ)

関節などグレー部:ニューラルグレーⅣ(ガイアノーツ)

ピンク部:シルバーの上にクリヤーピンク(ガイアノーツ)

イエローの下地は今回初めてGSIクオレスの「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ピンク」使用しております。

それ以外は同じくGSIクオレスの「Mr.サーフェイサー1200」を使用しています。

モノアイ部はサフを吹いて、シルバー→クリアーピンク→モノアイシールでマスキング→ブラックと塗り重ねて再現しています。

塗装済み完成

左右の分割ラインも若干残っています。

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC パラスアテネ」を全塗装で仕上げてみました。

冒頭にも書きましたが、素組のままですと差し色が成型色で再現されていないため、非常にあっさりとした印象でしたが、しっかり塗り分け(またはシール再現)することにより、格段に完成度がアップしました。

脚部のラインなどは付属のシールをマスキングテープ代わりに使用することで、比較的安易に塗装することができました。ただ端の部分はめくれやすいので要注意です。

また、肩ブロックの拡散ビーム部のピンクは立体的な円形にも拘わらず、シールは真っ平で切れ目などがないため、ピッタリ貼ることができず、どこかしら浮いたりする作りになっています。

筆塗り(マーカー含む)などでも、境目が曲面で狭く筆が届きずらい部分があるため、なかなかに面倒でした。

肩ブロック自体も合せ目がしっかり出る構造のため、きれいに仕上げるには後ハメ加工などの工夫が必要です(今回は合わせ目出ることを許容してます)。

シールだけでも印象は大きく変わりますので、面倒がらずにしっかり仕上げてあげたいキットでした。

以上、「HGUC パラスアテネ」の全塗装レビューでした。

HG ガンダムMk-II(21st CENTURY REAL TYPE Ver.) 全塗装レビュー

HG ガンダムMk-II(21st CENTURY REAL TYPE Ver.) の全塗装&水転写デカールのレビューです。

せっかくの水転写デカール付きHGキット、ましてやリアルタイプバージョンなんで、やっぱり全塗装仕上げを行いたいと思います。

塗装後にスミ入れ、水転写デカール、トップコートの工程で進めていきます。

塗装レシピ

今回もなるべく、調合しなくていいように既存のカラー使用していきます。

本体ライトグレー部:ニュートラルグレーⅡ(ガイアノーツ)+つや消しトップコート

本体ブラック:ピュアブラック(ガイアノーツ)+つや消しトップコート

スリッパなどブルー部:ティターンズブルー2(クレオス)にGXディープクリアブルー(クレオス)+半光沢トップコート

本体ダークグレー部:ガンダムカラーMSグレー連邦系(クレオス)+つや消しトップコート

ランドセル:ニュートラルグレーⅤ(ガイアノーツ)

ゴールド部:GXブルーゴールド(クレオス)+半光沢トップコート

レッド部:モンザレッド+ブラック少々+つや消しトップコート

センサー部:シルバーにクリアーグリーン(ガイアノーツ)

基本的に上記の内容になっています。

センサー部は少し暗めになってしまったので、ツインアイは更に蛍光グリーン吹いています。目の周りはエナメルのつや消しブラック(タミヤ)と、ランドセルや膝裏のパイプは焼き鉄色(クレオス)で筆塗りしています。

本体などのブラック部ですが、当初はストレートブラック(ガイアノーツ)で塗装したのですが、一部塗り直しを行ったところ、最初の色味と異なる色となり、結局ピュアブラックに変更して塗り直し(胸部のみ)となっています。

モデグラ11月号のガイアノーツ特集で判明しましたが、おそらく攪拌が足りなかったことによる失敗かと。もう少し早く特集よんでいたら回避できたかと。

ゴールドは若干、当初のイメージと異なった発色になっています。おそらくガイアノーツの「EXゴールド」がイメージに近かったなのではないかと思っております(個人的には)。

水転写デカールは各パーツにスミ入れした後に貼っていき、乾燥後にトップコート仕上げとなっています。

そしてここで今回大失敗、本来右脚のスネに貼るべきAG(エゥーゴ)マーク、ぼーっと何も考えずに進めてたら、左足に貼ってしましました(MKⅡは左右で違うのよ)。気が付いた時にはトップコートもしっかり終わった後で、剥がす事すらできず、これはこれで良しといたしました。

マスキングが必要なのはスネ外側のスラスター部、最初パーツ分割してある所のみ金色でいいかと思いましたが、完成写真見ると外装部分にもかかっていたため、デカール貼った後に急遽マスキングして塗装しております。

塗装済み完成

アクション

比較

RGでこのカラーリング採用してみてもいいかもと思いました。

まとめ

21st CENTURY REAL TYPE Ver. ということで、全塗装で仕上げてみました。

旧キットのリアルタイプシリーズはファーストガンダムのキットだけでしたので、21st Ver.でゼータ以降のMSやドダイ改のリアルタイプ化は世界観広げる観点からもウエルカムだと思いました。

カラーリングもそうですが、デカール貼るだけで情報量が増えて、グッと完成品のレベルが上がった気になれます。

Mk-Ⅱの横に同じトーンのゼータも並べたいと率直に思いました。自分で塗り替えるか、メーカーから出てくるのに期待するか?前者を選択した場合、完成直前にメーカーアナウンスされるってのが、あるあるですね。

価格も手ごろで、完成させると渋くてかっこいいリアルタイプMk-Ⅱ、近くにガンダムベースが無いと入手が難しいキットかもしれませんが、機会があれば1台押さえておいてい1台でした。

HGUC サイコガンダム 全塗装 レビュー

HGUC サイコガンダム」素組のレビューからの続きです。その大きさと、結構あるマスキング部分に恐れをなしてしばらく未着手でしたが、オリンピック終わりの3連休で時間が取れたので最後までたどり着きました。

いつもは、完成見本写真になるべく忠実に色も選択しておりますが、今回は黄色の部分をキャンディ塗装でメタリックイエローにしております。

サイコガンダムの黄色い部分て何なんだろうか?とちょっと疑問に思い、勝手に想像膨らませて、サイコ関連の通信パネルかなんかではと勝手に断定、それならメタリック(これも勝ってな想像)の方がそれっぽいと言うことで、慣れないキャンディ塗装を選択いたしました。

塗装レシピ

ブラック:当初はガイアノーツのスチールブラック(ボトムズカラー)で全部塗る予定でしたが、足りない可能性があったので(店頭品切れで手に入らず)、スチールブラックとミスターカラーのブラックを2:1に青少々と白少々です。

レッド:モンザレッドに黒少々

ももなどのグレー:ミディアムブルー50、レッド30、ホワイト20と説明書通り

イエロー:黒サフにガイアノーツのプレミアムミラークロームの上に、クリアーイエローにクリアーオレンジ少々

ホワイト:ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ

センサーピンク: 黒サフにガイアノーツのプレミアムミラークロームの上にガイアノーツ クリアーピンクです。

クリアコートはブラックが半光沢、イエローが光沢、それ以外はつや消しです。

塗装済み完成

モビル・フォートレス

アクション

比較

まとめ

「HGUC サイコガンダム」全塗装してみました。

予想はしていましたが、HGとはいえ半端ない塗装面積でした。ボディのブラックは、Mrカラーの瓶1本丸々調合したのですが、全く足りず追加調合して、結局ほぼ2本分必要でした。

そして、平面の面積が非常に大きいので、エアブラシでも気を抜くとすぐにムラになるため、なるべく薄く、何度も塗ったのですが、それでもシールドの表面などには、色が薄い部分が残ってしましました。

また、色分けも最近のHGほどではないので、マスキングもある程度必要でした。特に腹部のメガ粒子砲は、先に赤塗って、マスキング、グレーの順番で塗装いたしましたが、境界線のカットがなかなかに大変でした。

塗装面積や、マスキングなどなかなかにハードルの高いHGでしたが、その分、その大きさも相まって完成したときの満足度は高い1台です。

HGUC バウンド・ドック レビュー

今回は「HG 1/144 バウンド・ドック」をレビューしていきます。

ロザミア機と言いたいところですが、何故かジェリドの最終搭乗機ともなっているこの機体、ニュータイプ専用機のはずなのに、オールドタイプの代表ジェリド中尉が登場しているしと、劇中での扱い方に個人的には(?)となっていたのを思い出します。

0087年代の機体としては異型の大型MS、そのため1/144では初の立体化、「いや~長年待ちましたよ」ってのがキット発売決定の報を聞いた最初の感想でした。刻がやっと調い2020年に発売となりましたが、待っただけの甲斐があったのかを見ていきたいと思います。

今回は素組でチェックして、余裕があれば派手なピンクも(仮面ライダーエグゼイドか!?)塗装してみたいと思っております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

緑の動力パイプとポリキャップは軟質樹脂ですが、それ以外はPD素材です。

各部組立

頭部

胸部

右腕

右手と左手で全く違う形となっておりますので片腕ずつ。

左腕

肩部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

良く(やっと?)商品化してくれた!という今回の「HGバウンド・ドック」!! 長年待った甲斐がある良キットとなっています。

可動・変形、色分け、組み易さと、令和の最新HGフォーマットとで、取説通りに組上げれば、イメージの中のバウンドドックがご自宅で再現可能です。

変形は頭部をスカート内に移動する際のアンテナ部の逃がし方に結構気をつかいます。M.I.Aもこの部分は結構大変でアンテナの根元にダメージ残っていたので、バウンドドック共通の悩みどころのようです。最悪アンテナ外して変形、変形後再取り付けかとも思います。

細かいことを言えば、最近のキットとしては少しゲート跡が残りやすかったり、スネの黄色部分もシールではなく色分けで頑張れなかったのかな~と、また上腕部の肘の切り欠きも90度回転する構造ならもっとよかったような気もします(設定画通りではあるのですが)。

しかし、1/144の立体物を容易に(値段は少しい高いですが)手に入れられることに感謝です。

ゼータシリーズでHG化されていない機体も残すところあと3体。最近は年1個ペースで増えておりますので、あと3年ぐらい待てばコンプリートするかな~(ボリノーク→ハイザックカスタム→サイコMkⅡと予想)と楽しみにしております。

以上、「HG バウンド・ドック」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. プロポーションも変形(甘い部分もありますが)も、待った甲斐があった出来
  2. 色分けもかなり頑張ってます
  3. 嬉しいアクションベース付属

キットの残念ポイント

  1. 変形後のふた部分(シールド)のロックが甘いため隙間が空きやすい
  2. メガ粒子砲部分ふたが緩い
  3. パイプ部分は軟質樹脂にする必要あったのか?
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:NRX-055
  • 名称:バウンド・ドック
  • 搭乗者:ロザミア・バダム、ジェリド・メサ
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2020年10月24日
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)

HG サイコガンダム レビュー

今回は今更レビューシリーズで「HG 1/144 サイコガンダム」を紹介していきます。

ネオジオングやデンドロビウムのようなMS+大型装備といった構成ではなく、単体のMSとしてはHGシリーズでおそらく最大級の機体となります。

2020年時点で既に発売から15年以上が経過している本キット(積みプラ状態も15年か)を素組で確認後、塗装(今回は合わせ目消さないと辛いかな~)して仕上げていきたいと思います。

刻の涙とはまさにこの機体か!?とゼータシリーズの中でも印象的なMSを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはMGと同等の大きさになっています。香港での場面が描かれています。

ランナー紹介

A1・A2パーツ PS素材 ブラック 取説ではA1と2で分かれて掲載されていますが、実際はつながった状態になっています。頭部や前腕、肩、脚部となっています。

Bパーツ PS素材 ブラック シールドと脚部です。2枚入っています。

Cパーツ PS素材 ブラック胴体部分です。パーツが非常に大きいです。

Dパーツ PS素材 グレー 胴体やモモなどのブルーグレー部分です。

Eパーツ PS素材 レッド シールドとスリッパ部分です。

Fパーツ PS素材 レッド 頭部などの赤い部分です。

G1パーツ ポリエチレン イエロー Vアンテナ部は軟質樹脂になっています。ディスプレイ用のPS素材の物は付属していません。

G2 PS素材 イエロー

Hパーツ ABS素材 ホワイト 脚部のフレームが中心です。

Iパーツ ABS素材 ホワイト 胴体部のフレームやハンドパーツになります。

Jパーツ PS素材 ブラック 2枚入りで腕部や肩パーツになります。

PC-129 ポリキャップです。

ビス7本+1(予備)です。

ホイルシールです。本体のイエローのラインとツインアイになっています。メインカメラやバックカメラ、その他の色分け部分は付属しておらず、最小限といった感じです。

各部組立

頭部

前後のモナカこうぞうです。マスクはコクピットハッチ部が別パーツとなっています。

この後もそうですが、ゲート跡部分のヤスリ痕が目立っておりますが、気にしないでください。実は、ほほの部分が左右非対称。軟質樹脂のアンテナですが、安全ダボあります。

側面の合せ目部分に凸モールドが入る、イジワル分割となっています。

胴体部

胴体は腰の前半分を先に製作します。

変形機構があるため、ボディ内部のパーツが多めです。

本体組立時に脚部と頭部も一緒に組み込む形となっていましたので、今回は逆らわず説明書通りに組んでみました。

ランドセル

変形時に頭部をカバーする部分が真ん中に配置されています。

腕部

腕部も変形するための内部パーツがあるため、部品点数は多めです。

肩パーツの胴体接続部分は塗装が必要です。

足首

脚の甲の部分は、中央からの見事なモナカ割です。さすがに合せ目消そうかと思います。

脚部

太ももから仕方は白いフレーム作成して外装かぶせる形です。脚の付け根や足首はポリキャップ頼みの関節です。

武装

シールドは同じものを2個作成します。2個とも上下どちらでも対応可能です。

素組完成

プロポーションはサイコガンダムらしく力強い印象でカッコよくまとまっています。シールド巨大です。

ボディの黄色いライン部分はシールですが、全てモールドがありますので、マスキングで塗装しやすいかと思います。脚の甲は見事に合わせ目出ます。

ギミック&可動

首は上下に稼働しますが、あまり大きい可動範囲ではありません。

肘は90度弱といったところでしょうか、上腕の出っ張りがあるため干渉しております。

腕は水平近くまでは上がります。

肩の板部分が稼働するので、腕も上まで上げられます。前腕部にある穴(変形時にシールド接続するところ)の中が赤と白の成型色が丸見えなので塗装が必要です。

膝の可動も90度といったところです。

足首はポリキャップボールジョイントなので、大きく自由動きます。

真っ黒でわかりづらいですが、頭部のコクピットハッチが開閉します。

アクション

武器もなく、関節数も決して多くは無いのでポージングもありきたりな感じになります。何となく故ジャイアント馬場さんを思い出しました。

変形

モビルフォートレス形態へ変形可能です。見事な塊感です、プロポーションもいい感じです。

太もものシールド接続部のふたを外す程度で、ほぼ完全変形です。

比較

我が家には完成済みの1/144のMk-Ⅱが無いため、RGのゼータとの比較となっております。ゼータの2倍以上って感じです。こんなデカいものが動いて、空飛ぶとは到底思えません、ミノフスキークラフトおそるべし。

塗装

こちらのサイトでレビュー中

まとめ

今回は「HG サイコガンダム」をレビューしてきました。

15年前のキットというのを各所で感じる内容でしたが、完成後の圧倒感はさすがと言わざるを得ないキットであることを再確認したかたちになりました。モビルスーツ形態、モビルフォートレス形態ともにプロポーションも良好です。

関節可動範囲の狭さは気にはなりますが、もともと躍動的に動くMSでもないので十分かとも思います。

ただ色分けに関しては、シールでも再現されていない部分が多々あったり、本体の白い部分が全てABSなので、塗装時も注意が必要な点、現在のキットと比較するとヒケも目立ったりと、しっかり仕上げようと思うと結構手間がかかる1台です。

しかし、他のHGシリーズの何物にも似ていない唯一無二の存在は大きな魅力でした。

ゼータシリーズが好きな方、家にMk-Ⅱやゼータをお持ちの方には家に1台置いておきたいオススメのキットです。(置き場所もMG級ですが)。

2020年9月にバウンドドックの発売が決まりましたので、ボリノーク・サマーンの後にHGゼータシリーズの最後を飾るイベントキットとして、最新技術でサイコガンダムMkⅡも出していただきたいところですね。

キットのグッドポイント

  1. 他の何物にも似ていない、圧倒的な存在感(よくぞキット化してくれました)
  2. 今見ても十分かっこいいプロポーション
  3. モビルフォートレス形態も良好

キットの残念ポイント

  1. やはり古さを感じるパーツ分割
  2. 同じく、シールでも再現されていない色分け数か所
  3. 変形用のロック機構が弱く、何度も遊ぶと固定できなくなりそうな予感

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:MRX-009
  • 名称:サイコガンダム
  • 搭乗者:フォウ・ムラサメ
  • 所属:地球連邦軍(ムラサメ研究所)
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2004年8月
  • 積みプラ解消: -12cm(パッケージの高さだけで算出)

MG マラサイ レビュー

今回は『MG 1/100 マラサイ』のレビューを行います。

ザクVer.2.0以降に完全新規で開発、販売されたマスターグレードになっています。

機体は本来、アナハイムエレクトロニクス社からエゥーゴへ納品される寸前で、政治的な配慮で急遽ティターンズへ無償提供された経緯があります。

ティターンズもは本来ジオン残党せん滅を目的に組織されたはずなのに、ハイザックだけではなく、無償提供とはいえマラサイまで、こんな見た目がザクっぽい機体をよく使用するよな~とも思ってしまいます。

そんなザク系の外観を持つこのMS、スタンダードな量産機に、LEDユニット搭載や新しい形のアクションベース取付ジョイントなどの試みが試されています。

今回は関節などのグレー部分はつや消クリアー、それ以外の外装部分は全塗装で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはマラサイが初めて登場した、月面での強襲シーンと思われます。

店頭販売商品だけあってサイド面もしっかり解説入っています。

取説はMG準拠の中面カラー解説付きの豪華なものです。地味に2-3ページ目にある機体解説も毎回楽しみにしております。

ランナー紹介

ビームサーベルとポリキャップ以外は全てマラサイ専用でPS素材となっており、ABSは使用されていません。

Aパーツ  イロプラ シールドや動力パイプの芯になっています。

Bパーツ レッド 胴体やバックパックです。

Cパーツ レッド 2枚付属で足首や前腕です。

Dパーツ グリーン 動力パイプです。 2枚入っています。

Eパーツ オレンジ 脚部や頭部です。

Fパーツ オレンジ 脚部中心で2枚入っています。

Gパーツ グレー ライフルやバーニアです。このランナーは他のグレーのランナーと色味が違っています。

Hパーツ グレー ランドセルと胴体のフレームです。

Iパーツ グレー 脚部やハンドパーツです。

Jパーツ グレー 脚部、腕部のフレームです。

PC-200 ポリキャップです。

SB1 クリアーイエロー ビームサーバルの刃です。

左がガンダムデカール、右がマーキングシールです。マラサイ用の水転写は無かった気がするので、どこかでティターンズマーク探してこなければって感じです。

各部組立

頭部

頭部のフレームです。組立説明書見た段階では、フレームだけで組む場合、オレンジの部分(ここでは未塗装)必要かと思いましたが、なくても形になりました。

逆に首周りのオレンジのパーツが無いと胴体とつながらないので、この後の工程からは入れ替えています。

この時点ではもう見えませんが、モノアイが点灯するように、回転用の支柱の下半分はクリアーパーツになっています。

この時点で塗装終わっています。モノアイはクリアーグリーンで塗っています。

兜かぶせる前の状態です。何となくスターウォーズ エピソード6でマスクを外したダースベーダーを連想しました。

さすがMGといった感じで、難しい裾の部分の形状も見事に再現されています。

首の付け根にLEDユニットを組み込みます。

胸部

肩の引き出し部分の構成はザクVer.2.0によく似ています。

LED組み込む関係で襟部分は頭部側についています。

腕部

腕のフレームの作りもザクによく似ています。

シールドの大きさが特徴的です。

腰部

リアスカートは外装付けないときちんと固定されません。

動力パイプは腰側につきます。

足首

足首もかかと部分の可動はオミットされていますが、ベースはザクとよく似ています。

がっちりした足首です前後で可動します。

脚部

動力パイプは固定パーツです(よかった)。

バーニア部分の赤い部分は色分けされています。

ランドセル

バーニア内部の赤い部分だけは今回マスキング塗装が必要な部分でした。緑のセンサーはクリアーグリンです。

武装

武装はライフルとサーベルだけでシンプルです。

ハンドパーツ

固定指(親指のみ可動)と可動指の2種類のベースがあります。

可動指は第二関節しか動かず、武器の持ち手というよりは平手に代わる、表情付けのハンドパーツとなっています。

ラウンドフォーミングジョイント

大気圏突入シーンを再現する、専用ジョイントです。

フレーム完成

フレーム状態での可動域、バランスは良好です。フレームの段階でザク色強いです。

塗装済み完成

塗装済みの外装取り付けています。オレンジ部分は塗装する前まで、調合でグレー入れすぎでリアルタイプカラーになっちまったかと思いましたが、実際塗ってみるとちょうどよかった感じです。ほぼ組立説明書のレシピ通りです。

ギミック&可動

首は左右も前後も大きくは動きません。

肘はしっかり曲がります。写真撮ってませんが肩の上りはショルダーアーマー干渉してあまり上がりません。

腰は左右はあまり回転しません、左右へは写真で見るより大きく動く印象です。

膝は外装が干渉して90度強といった感じです。

足首も残念ながら大きくは動きません。

コックピットハッチは開閉します。残念ながら暗くて中見えませんが、パイロット座っております。

モノアイは兜の頭頂部を外してレバーで回します。

分かりやすくモノアイ光らせてみました。

モノアイはクリアーグリーンで塗装していますが、発光には影響ありません。

バックパックのパネルを開いてラウンドフォーミングようの取り付けパーツを接続します。

このようにアクションベースへ取り付けられます。

アクション

普通のアクションベースへの取り付けも可能です。

バリュートも欲しくなります。

比較

ハイザックとの比較です。ハイザックもプロポーションは悪くないのですが、並べると古さを感じます。ただ、この2機が1/100で並べられることに感謝です。

まとめ

今回は『MG 1/100 マラサイ』をレビューしてきました。

MGですので、フレームから構造確認しながら作成して外装をかぶせていきますが、このマラサイ、どっからどう見ても「ザク」です!

肩や腕、足首のフレームなどザクとの共通点を多数見て取ることができます。

ジムⅡとジムⅢの間にネモがあるように、ザクⅡとザクⅢの間に「マラサイ」といったところでしょうか(どちらも同時期にAEで開発されていましたし)。

キットは後発(といってもすでに7年前)のおかげもあり、マラサイの独特な形状をよくとらえており、非常にカッコいい1台になっています。

旧キットのマラサイでは正直「どうなんだ?」と思った頭部の難しいデザインも、非常にカッコよく再現されています。

フレームからくみ上げることによって、ザクから続くのMSの開発の歴史も感じられ、出来あがり後の満足度も高い好キットでした。

マラサイを知っている方には、ぜひ一度てにとっていただきたいです(LEDもオススメです)。

キットのグッドポイント

  1. 細かい色再現まで可能にしたパーツ分割
  2. 特徴的なデザインがうまく表現された頭部
  3. 組み立てやすいパーツ構成

キットの残念ポイント

  1. ここまでできたのなら、バーニア内部も再現してほしかった
  2. スパイクアーマーの取り付け部がザク2.0と比較して簡略されているため可動範囲が狭い
  3. 肩関節の動きがだるい(伝わるかな~)
  4. 隙間が微妙に空く 頭とランドセルの動力パイプ&ふくらはぎ部
  5. ダボがないので、ビームライフルが手の中でふらつく

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-108
  • 名称:マラサイ
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラー他
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:4320円(発売時税込み)
  • 発売:2012年5月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ハイザック レビュー

今回はZガンダムに登場した1/100『MG ハイザック』をレビューいたします。

一年戦争後に連邦が作った「ザク」です。キット解説によると戦後余っていたザクの部品使用して、消耗部分や各ブロックの接続部分(ランドセルの取り付け部など)を連邦制の部品に変更してリニアシートにしたものとのことです。

ビーム兵器も同時に2種類使用できないとのことで、いまだにザクマシンガンを装備しております。

中途半端さが災いしたのか、パイロットにもあまり人気は無いらしく、逆襲のシャアでホビーハイザック(払下げ品)は登場しておりますが、ユニコーンで登場することもなく、1年戦争時のMS以下の扱いだったのかと想像してしまいます。

キットは2004年発売の15年落ち、しかしこの後ハイザックがリニューアルされる可能性は決して高くは無いと思うので、1/100のハイザックはこの先もしばらくはこのキットとなりますので、令和の時代に果たして通用するのか!?とみていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

Zガンダム前半のイメージです。

当時のMG標準フォーマットです。

解説はモノクロ、カラーとボリュームたっぷりです。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ 動力パイプが萎えます

Bパーツ PS素材 ダークグリーン

Cパーツ PS素材 ダークグリーン ランドセルと明日のバーニアユニットです。

Dパーツ PS素材 グリーン 脚部です。

Eパーツ PS素材 グリーン 脚部と腕部です。

Fパーツ PS素材 武装です。

G1パーツ PS素材 グレー 関節部ですがABSではありません。

G2パーツ PS素材 グレー ヒートホークです。

Hパーツ PS素材 ダークグリーン シールド中心です。

Iパーツ ABS素材 グレー 胴体フレームです。

I2パーツ ABS素材 グレー 肩関節、頭部動力パイプ、ミサイルランチャーの接続部です。

Jパーツ 合成ゴム イエロー 曲者の別素材です。色味がPS素材のパイプ部と違います。

SB1パーツ クリアイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。多種。

色再再現のホイルシールはつま先部分だけです。

マーキング用のガンダムデカール(苦手!)と部隊マークなどのマーキングシールです。

各部組立

頭部

モノアイは蛍光ピンクで塗装してます。

ザクといえば動力パイプその1 何度作っても面倒な部分1位って感じです。

胸部

ザクといえば動力パイプその2 パイプパーツは3種類あって気を使います。

腕部

腕の動力パイプが可動面から見ると、非常にネックになっています。

腰部

スカートはリアが固定、左右のアーマーは1パーツ構成です。

足首

足首は上半分の薄い緑部分と甲のグレー部分が可動します。

脚部

黄色い動力パイプは軟質樹脂です。

バックパック

バックパックはなんとなく百式の物に構成が似ている感じです。

武装

ザクマシンガンとビームライフルです。

ヒートホークが大きいです。長年積まれていたせいか、サーベル曲がってます。

フレーム完成

腕はフレームが無いので完成版を取り付けている影響もあると思いますが、この状態だとザク2.0と比較するとかなりかっこ悪いです。モビルワーカーに近い印象を受けます。

片足立ちも可能です。

素組完成

ハイザックらしさがよく表現されていると思います。この写真では少しわかりずらいですが、首の付け根の隙間が少し気になります。

ギミック&可動

頭部のパネルを開いて⊖部分加点させてモノアイを動かすことができます。

コクピットハッチ開閉します。奥にパイロットも載っておりますが、ほとんど見えません(塗装したのに)。

ミサイルポットにヒートホークが懸架できます。

シールド裏のふたを開けると予備マガジンが2個入ります。

立膝はそれなりに決まります。

アクション

腕の可動が窮屈なので、これ以上上に構えるのが難しいです。

キット解説によるとマシンガンはMS-06のザクマシンガンのスコープ部を新しくしただけなそうな。

マラサイと共通のビームライフルです。

取説の解説によると、エンジン出力の関係でビーム兵器が同時に2種類使用できないとのこと。ビームライフル持たせるときはヒートホークが正解のようです。

今回作成するまで、ビームサーベル装備していることを忘れておりました。

肩に付属しているのだから、腕にはシールドいらないのではと思ってしまいます。

ランドセルや脚部のバーニアの成型色は赤なので、部分塗装の場合は外側のグレーを塗る感じです。部分塗装派には優しいつくりです。

比較

元祖MS-06との比較です。全高はあまり変わりませんが、肉付きがかなり違います。シャアザクはスリムでカッコいいです。

顔が似ていたり、スパイクアーマーや肩のシールドが共通なのでザク系統といわれて違和感ありませんでしたが、2台並べてみると全然違うMSです。

まとめ

今更レビューシリーズで『MG 1/100 ハイザック』をレビューいたしました。

このレビュー書いている時点で15年落ちのキットでしたが、肩の引き出し関節や膝も二重関節で折りたためたたりと、今のMGに通じる部分もみうけられ、思いのほかよくできているなと、また組みあがりがハイザックのイメージをよくとらえていて立ち姿は非常に良いなと感じました。

ただ、デザイン的な問題ではありますが、腕の動力パイプが干渉して腕周りの可動範囲が狭くまた、肘の関節部もシングル構造のため、マシンガン構えたりするのがなかなか、難しいものになっています。

Ver.2.0化やリガズィやドワッジのような関節含めたリニューアル化が行われる場合(ハイザックカスタムか連邦カラーか!?)はこの腕の動力パイプのデザイン的解釈も含めて検討しなければならない部分化と思います。

また、肩シールドのパーツ剛性も低く接着でないと隙間が空いたり、足首の接続部分の保持力が低いため、飾っておくと知らぬ間に倒れていたりと、古さを感じる部分も多々あることは否めません。

上下左右を気にしなければならないパーツも多いです(膝関節など)。今だと右左どっちでも大丈夫なかんじですが、当時はこだわりあったのだと思います。

ただ、ハイザックらしい、無骨さやスタイリングはうまく表現されており、きちんとゲート処理や塗装するだけで、なかなかいいものに仕上がるであろうと思いました。残念ながら、今回は素組でレビューしてしまったので、塗装せずに組上げてしましましたが、チャンスがあればそれこそ、連邦カラーとかで仕上げたいと思わせるキットでした(足裏や腿のフレームなどは一回はめ込むと外れなくなるので、仮組時に加工などが必要です)。

ゼータシリーズお好きな方は、世界観広げるために1台あってもいいキットでした。(しかし肩にシールドついているのに腕にもいるのか!?)

キットのグッドポイント

  1. そのまま組むだけでハイザックらしいスタイリング
  2. 脚部の可動範囲は広い
  3. 丁寧に作成すれば、なかなかいい素材

キットの残念ポイント

  1. 足首のポリキャップの緩さのせいか、気が付いたら倒れてる踏ん張りの悪さ
  2. 如何ともしがたい、腕の動力パイプ
  3. 全体的に甘めなモールドと肩シールドの低い剛性感
  4. ザクである以上、避けては通れぬ動力パイプ
  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:RMS-106
  • 名称:ハイザック
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラーなど
  • 所属:ティターンズ、地球連邦
  • 商品価格:3240円(税込み)
  • 発売:2004年8月