「ファーストガンダム」タグアーカイブ

HGUC YMS-15 ギャン レビュー(HGUC No.002)

今回のガンプラレビューはファーストガンダムから「HGUC 1/144 YMS-15 ギャン」を素組で見ていきます。

キットは1999年発売のHGUCシリーズのNo.002となっています。なお、今回のレビューはREVIVE版ではなく初代型になります。おおよそ四半世紀前の商品をじっくり見ていきたいと思います。

機体紹介

ギャンはジオン公国軍の次期主力MSのコンペティションで、結果としてゲルググに敗れ、突撃機動軍のマ・クベ大佐の専用機として実戦配備されています。

なお、実戦での詳細は機動戦士ガンダム第37話「テキサスの攻防」で確認していただくとして、パイロットとしての資質に疑問符が付くマ・クベがニュータイプとして覚醒し始めたアムロのガンダムを一時は追い詰める働きを見せ、機体の優秀さを物語っていました。

また、本機は白兵戦に重きを置いた機体となっており、ゲルググとのハイブリット機ガルバルディ系や、ネオ・ジオンのR・ジャジャなどに引き継がれています。

キット紹介

キットは1999年7月に一般店頭発売、No.001ガンキャノンに続くHGUCシリーズの第二弾として早い段階でのHGUC化でした。また、個人的には二番目のチョイスが安易にガンダムやザクではなく、「ギャン」でした。そのことから、新たに立ち上げたHGUCブランドに対するバンダイの決意を当時感じた憶えがあります。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はポリキャップ以外はPS素材です。表記は「1/144 HGギャン」となっています。今のキットとグレードとスケールが逆の表記になっています(最近はHG 1/144の順番)。

シール

各部組立

頭部

胴体部

バックパック

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 YMS-15 ギャン」レビューしてきました。

HGUCのNo.002の実力やいかに!?と思ってみてきましたが、キットの古さは隠しきれない部分が多々ありました。

第一に可動部分ですが、可動域のみならず、可動箇所の少なさはいたしかたないのかと思いました。肩ブロックと一体型の上腕や、上半身からつながっている腰部分、スカートが固定のため上がらないももなどが気になりました。

第二に部品精度が全体的に低めで、メリハリのないモールドや、微妙にできる段差やすき間、また、あちこちに散見されるヒケなど、当時の金型技術だと限界だったのかもしれませんが、やはり今の目で見ると気になる状況でした。

第三には当時の設計思想なのか、あるいは技術的な問題だったのかは不明ですが、ヒジとヒザの関節部分がポリキャップむき出しとなっている点です。塗装のことも考慮するとせめてプラ製カバーがあるとが望ましいと感じました。

しかし、そういった技術的に成熟していなかったためのネガティブ要素はありますが、全体の雰囲気やバランスなどは今見ても大きな破綻はなく、立ち姿はかっこいいです。

また、シリーズ初のクリアーパーツを使用したビームサーベルや、大型シールドを保持するための接続部の造りなど、HGシリーズ立ち上げ時の志の高さを感じられるキットでした。

以上、「HGUC 1/144 YMS-15 ギャン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 立ち姿は今見てもかっこいい
  2. シールド取り付け部分はホールド性、自由度共に高レベル
  3. 脚の接地性は高め

キットの残念ポイント

  1. 可動域、可動部数ともに少な目
  2. ヒケやモールドの甘さなど、部品精度が低い
  3. ヒジ、ヒザ関節部がポリキャップのみで目隠しパーツもなにもない

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側:固定ピン、腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:胴体側:固定ボールジョイント軸、脚側:ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)
  • クリヤーパーツ:サーベルビーム部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:YMS-15
  • 名称:ギャン
  • 搭乗者:マ・クベ
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:880円(税10%込)
  • 発売:1999年07月
  • パッケージ:HG Ⅰ型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

ガンプラ進化論 (HGUC グフ編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回はHGUC グフの進化を見ていきます。

HGUCでの初キット化はNo.009!一けた台の歴史あるキットからの進化を見ていきます。

使用キット

HGUC グフ(No.009)2000年4月発売

HGUC グフカスタム(No.117)2010年11月発売

HGUC グフ(No.196)2016年04月発売

グフカスタムは元デザインが異なりますが、No.009とREVIVE版の間を埋める(2000年→2010年→2016年)発売時期だったので、今回は一緒に並べてみることにしました。

写真掲載順は、左(または上)から、初代、カスタム、REVIVE版の順になっております。

なお、初代とREVIVE版は、合わせ目消し及び、全塗装済み(一部写真を除く)、カスタムは素組状態です。

形状比較

本体

脚部の裾やダクトも段々大型化しています。

頭部

シールド

シールド裏及びヒート剣収納

ヒート剣

クリヤーパーツ

ハンドパーツ

武装

可動域

ヒジ関節

腕の付根

フロントスカート

足付根

ヒザ関節

足首

ディティール

動力パイプ

カラーリング

シール

まとめ

今回は「HGUC グフ」の進化を見てきました。

初代も当時としてはいい出来だと思っておりましたが、シールドに収納したときのヒート剣や、可動部のない腰やスカート部など気になる部分もありましたが、カスタムを経て、REVIVE版ではかなり完成度の高いものになっておりました。

シールドやヒート剣の再現度も高く、ヒートロッドの自由可動など16年分の進化をよりしっかり感じることができました。

間にグフカスタムを入れて並べてみることで、関節部の曲がり角度の進化過程も興味深かったです。

頭部のデザインなども、当時は設定画から少し離れた方がカッコイイとしていたものから、原点回帰しつつも、よりカッコイイを追及しているのが感じられました。

初代の時代感を感じ、REVIVE版の実力、カスタムもまだまだいけてることを再確認いたしました。

以上、「ガンプラ進化論 HGUCグフ編」でした。

ガンプラ進化論 (HG ガンキャノン編)

今回から新企画始めます、その名も「ガンプラ進化論」!! 

HGUCもMGも、シリーズ開始からほぼ四半世紀。

気が付けば、結構な年月が経過しましたので、ガンプラの進化をリニューアルされたキット本体や、製品の細かい部分にスポットを当ててみたりして、その過程や歴史を見ていきたいと思います。

記念すべき第一回は、HGUCでも第一弾キットでもある「HGガンキャノン編」をお届けします。  

HGシリーズナンバー”001”のガンキャノンの進化を見ていきたいと思います。

使用キット

・HGUC ガンキャノン(HGUC No.001 1999年5月発売)

HGUC ガンキャノン(HGUC No190 2015年6月発売)

HG ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版 2023年05月20日発売)

ドアン版は元デザインがTV版ガンキャノンとは異なるため、今回の比較対象として入れるべきか少し悩みましたが、最新HGキット(2016年発売のORIGINシリーズ、ガンキャノン最初期型がベースですが)ですので、取り上げることにしました。

また、No.001のガンキャノンは、発売当時に筆者が作成したものを棚の奥から引っ張り出してきたものになります。一応、全塗装済みですが、当時はクリアコートを行うテクニックも持ち合わせていなかったので、色あせ(特に正面)がひどい状態です。塗装やスミ入れ技術も稚拙な出来ですが、このページの趣旨をご理解いただき大目に見てやってください。

形状比較

本体

左から初代、リバイブ、ドアン版になります。

ビームライフル

平手

ちなみに初代(No.001)はこの左右の平手と、右はライフル用、左は通常の平手のみで、握り手がありません。

クリアーパーツ

可動域

ヒジ関節

腕の付け根

ヒザ関節

脚付け根

腰アーマー

ポージング(ふく射)

劇中では、初期の頃にしか出てこないこの体制ですが、オープニングの影響が強いためか、バンダイはキットにもこのポーズをとらせたいという意志が強いです。

ディティール

足裏

キャノン砲接続部

スプレーミサイルランチャー

カラーリング

初代は塗装済みのため、成型色での比較ができないので、参考のためカラーガイドを掲載します。

同じ赤でもREVIVE版はシャインレッドの比率が高いのですが、グレー少量の追加があったり、No.001ではホワイトに蛍光グリーン10%の混色の白など、色味の方向は一緒でも混ぜ合わせカラーは異なっています(ガンダムカラー指定も懐かしい)。

ただ、No.001では肩や脚のグレーとキャノン砲やライフルのグレーは別色指定でしたが、REVIVE版では一緒にされているのは少し疑問です。劇中見る限り、明らかに違う色ですからね(参考までにこちらのMG全塗装もよろしければ)。

シール

まとめ

今回は「HGガンキャノン」の進化をみてきました。

HGUCシリーズの記念すべき第一弾であった分、その後のシリーズの進化に”おいてかれていた感”がありましたが、REVIVE版でアップデートされたことにより、最新フォーマット準拠のものとなっておりました。

特に関節の可動範囲と頭部バイザーのクリアーパーツ化の効果は大きいと感じました。

しかし、初代HGのすべてが劣っているかと言えば、決してそうではなく、マッシブなプロポーションや大き目の頭部などは昭和ファースト世代の筆者などには一番しっくりくると再確認もできました。

ふく射用の接続部のピンが90度曲がった平手なども面白く、足りないところも当然ありますが、侮りがたいキットでした。

時代のトレンド的なこともあるので、今後のキットデザインがどういった方向に進むかはわかりませんが、可動範囲や色分け、細かなモールドなどの進歩は改めてよくわかりました。

以上、第一回「ガンプラ進化論 HGガンキャノン編」でした。

HGUC ガンキャノン (REVIVE版)レビュー

今回はファーストガンダムから「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしていきます。

機体紹介

「ガンキャノン」は地球連邦軍が「V作戦」のもと開発した中距離支援用モビルスーツです。

ガンダムと同様のRXシリーズの1機で、共通のコアブロック(コアファイター)を採用しています。

その特徴は両肩に装備された240mm低反動キャノンでガンダムを後方から支援する目的で開発されています。基本装備のビームライフルもガンダムの物より射程距離の長い物が用意されています。

当初ホワイトベースには1機のみ配備されており主にカイ・シデンが搭乗していましたが、ジャブロー寄港以降はもう1機が追加され(映画版のみ)、ガンタンクから乗り換えたハヤト・コバヤシが担当しておりました。2機になったことでそれぞれC-108、C-109の機体番号が新たに振られ、最終決戦のア・バオア・クー攻略戦(星一合作戦)まで戦闘に参加しておりました。

キット紹介

キットはHGUCの栄えあるNo.001ガンキャノンのREVIVE版として(No.は190)、2015年6月に一般店頭販売となっています。関節可動域や頭部バイザーのクリヤーパーツ化、洗練されたプロポーションで新生されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナー表記は全て「HGUC190 1/144 ガンキャノン」で、PS素材となっています。

シール

マーキングシール ナンバリングのみで、色再現用のホイルシールなどはありません。

各部組立

頭部

 

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしてきました。

初代No.001ガンキャノンからのREVIVEとなっており、可動範囲や頭部バイザーのクリアーパーツ化など、しっかりアップデートされておりました。

特にヒジ、ヒザはしっかり曲がり、かかと部分も持ち上げ可能と、付属している平手も合わせて、幅広くポージングが可能となっています。

しかし、発売時から言われていることですが、頭部のバランスがどうしても気になります。

REVIVEによりスタイリッシュになったと謳っておりますが、どうにも大きさが小さく、長めの首と相まって、ガンキャノンのどっしり感が足りません。

頭部は大事な部分なので、もう少し検討重ねてほしかったというのが正直な感想です。

ただ、ガンキャノンとしては「ククルスドアン版」発売されて、選択肢も増えましたので、納得いくものをチョイスするなり、ミキシングする手もあります。

本体価格1,320円とお手頃なキットでもありますので、あまり細かいこと言わずに、作り倒すのも良い1台かと思います。

以上、「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. よく動く関節
  2. クリアーになったバイザー
  3. 本体価格1,320円(税10%込)は高コストパフォーマンス

キットの残念ポイント

  1. 頭部のバランス
  2. ふく射姿勢はとれなくてもいいのでは
  3. 頭部の分割ライン

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側(前方向引き出し式ポリキャップ)+ボールジョイント接続
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ボールジョイント+胴体部横1軸)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-77-2
  • 名称:ガンキャノン
  • 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:1,320円(税10%込)
  • 発売:2015年06月20日
  • パッケージ:HGUC三期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC RGM-79 ジム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見ていきます。

HGUCシリーズでNo.020とかなり初期のキットを2023年目線で見ていきたいと思います。

機体紹介

地球連邦軍、最初の量産型モビルスーツ「ジム」、RX-78-2ガンダムのデータをもとに開発製造がおこなわれた機体となっています。組立説明書によりますと終戦までに288機が生産されたとのことです。

キット紹介

キットは2001年04月に発売、既に20年以上が経過したものになっています。

完全新規の商品で、1/144ジムとしては1981年の旧キット以来の商品となります。

以外にも、このキットベースの派生キットはなく、20年以上の長きにわたりファースト版ジムを支えています。

2023年6月にはガンダムベース限定商品として、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」も発売されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはなんと!2枚!!(+ポリキャップ) どちらも「1/144 HGUC ジム」表記(なぜかスケールが先に)、すべてPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見てきました。

合わせ目は目立つし、ヒジやヒザは曲がらないですが、ジムの立体物としては非常によくできてました。

立ち姿は20年以上経った今でも、見劣りすることはない、かっこよさがありました。シンプルな機体はバランスをとるのが難しい面があると思うのですが、さすがはカトキデザインワークスというべきか破綻なくきれいにまとまっています。

ただ、合わせ目の処理や、関節構造は20年前の商品であることを感じずにはいられない内容となっております、仕方ないんですけどね。

知名度の割に、商品アイテムは思ったほど多くないノーマルジム、20年以上色あせない内容で、そろそろリニューアル検討してほしいと、バンダイスピリッツさんにはお願いしたいと、改めて思いました。(アレンジ薄目で)

ただ、現状は唯一のジム(ORIGIN版でミキシングする手もなくはないですが)、特に合わせ目消し、マスキング塗装などの基本工作を習得するにはうってつけのキットだとも思いました。初心者、ベテラン問わず、間口の広い作り甲斐の有る1台です。入手のチャンスがあればぜひ手に取ってもらいたい1台でした(価格も手ごろだし、何台あってもいいですし)。

以上、「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 今でも見劣りしないスタイリング
  2. これのキットが定価だと¥770!!
  3. 基本工作を学ぶにはうってつけ

キットの残念ポイント

  1. 頭部も腕も脚も中央を走る合わせ目
  2. 部品精度はやや落ちる(隙間はないが一部段差高め)
  3. ヒザ関節が最初から緩い

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側固定軸+腕側3軸
  • 脚部付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(一応二重)、首(頭側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー(のみ)

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RGM-79
  • 名称:ジム
  • 搭乗者:一般兵(シン少尉など)
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:770円(税10%込)
  • 発売:2001年04月下旬
  • パッケージ:HGUC 二期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンキャノン 全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「MG ガンキャノン 」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗ってます。

ガンキャノン自体、メディアに登場してから40年以上経過していることもあり、ボディの赤も時代によっていろんな解釈がありますが、今回は「めぐりあい宇宙」のガンキャンをイメージしてカラーを選択しました。

塗装レシピ

赤と黄色の部分はGSIクレオスのピンクサーフェイサーを使用しています。

それ以外は同じくGSIクレオスの「Mr.サーフェイサー1200」です。

以下は使用した塗料です。

本体レッド:ミディアムレッド(ガイアノーツ クラッシャージョーカラー)

胴部などイエロー:RX-78イエロー Ver.アニメカラー(GSIクレオス ガンダムカラー)

頭部ホワイト:ニュートラルホワイト(ガイアノーツ ナスカシリーズ)

頭部レッド部:モンザレッド+黒少々(GSIクレオス)

関節、足首など:ブルーグレー(ガイアノーツ ボトムズカラー)

武装とバックパック:ヘビーブルーグレー(ガイアノーツ エルガイムカラー)

ミサイルランチャー:ニュートラルグレーⅠ(ガイアノーツ )

コアファイターは後ほど

(ガイアノーツさん、上記キャラクターカラーも定期的に再販よろしくお願いします)

塗装済み完成

マスキング&マーキングポイント

基本マスキングが必須な個所はありませんが、今回は頭部の合わせ目を消すために、マスク部塗装後にバイザー事マスキングして、ヘルメット部を塗装しております。

ガンダムデカールは気を付けて作業しても、やっぱりうまく貼れません。修行が足りないのか…

「ガンダムデカール(水転写)も再販してくれー」と切に願います。

アクション

まとめ

今回は「MG ガンキャノン」を全塗装でレビューしてきました。

今回、塗装するにあたり、赤をどの赤にするかは非常に悩みました。

最終的にはガイアノーツの、「ニュートラルレッド」をチョイスししたのですが、個人的にはかなりイメージに近い仕上がりになったと思っております。

関節や足首に使用した「ブルーグレー」も、求めていたのはまさにこれ!といった色でした。

さすがはどちらもサンライズ公認といったところでしょうか。

また、ライフルやキャノン砲に使用したヘビーブルーグレーも塗装中は少し緑が強い気がしましたが、乾燥後はまずまずでした。

ガンキャノンは赤の面積が大きく、単調になりがちなので、みなさんも自分の赤にこだわって塗装することをオススメいたします。

あと、マーキングシールはやはり失敗確率が高いです(個人的な感想)、ガンダムデカール(水転写)のガンキャノン用再販を希望します、なぜかガンダムデカールDXシリーズにも108や109のちょうどよい大きさの物が付属していないので、泣く泣く本体付属の物を使用いたしました。

以上、「MG 1/100 ガンキャノン 」全塗装レビューでした。

HGUC シャア専用ゲルググ レビュー

今回のガンプラは、ファーストガンダムより「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」を素組でレビューしていきたいと思います。

機体紹介

ゲルググは1年戦争終盤にジオン公国が投入した量産型機体になります。シャア専用ゲルググは先行量産型として一部指揮官向けに配備された中の1台とされています。

ゲルググの特徴は、ジオン軍初になるビーム兵器(ライフル&ナギナタ)を標準装備した機体であり、基本性能も連邦のジムを凌駕しており、「実戦投入がもう少し早ければ~」と語られる機体でもあります。

キット紹介

HGナンバー070と、ファーストガンダムのMSの中では遅めのキット化(ゲルググより遅いのはアッガイとゾック)、ゲルググJやMよりも後から本家が登場しております。

また、量産型よりも先にシャア専用が商品化されるのはMGのゲルググ(1.0も2.0も)と同様です。そして、量産型以降もプレバン商品として(ガトーやジョニーなど)ラインナップを増やしていったゲルググ最初の1台です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材ですが、以前はDパーツがABSでした。途中から(おそらく青バンダイに変更時)ランニングチェンジで素材KPSとなっています。塗装派にはうれしい変更です。表記は全て「HG 1/144 ゲルググ」となっており、シャア専用の文字はありません。

シール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」をレビューしてきました。

さすがに発売から15年以上も経過しているため、今の目で見ると厳しい部分もいくつか目につきました。

目立つ合わせ目もいくつかあったり、ヒジ関節の可動域の狭さ、ハンドパーツでしっかり固定できない武器類、特にナギナタは手首に角度が付いているとスーッと滑り落ちてきて、ポージングには苦労します。

また、足首のスリッパ部やヒザの黒い部分、コックピットハッチなど、そのまま組み立てると二度と外れない勢いの組付けなど、組んだ後に塗装などで分解する必要がある場合は、ピンや穴の加工などが必須となります(そのまま組むなら問題ないですが)。

しかし、難しいといわれる頭部や、全体のシルエットはうまくまとめられており、ゲルググらしさはうまく再現されていると思います。

ただ、個人的にはリバイブなりRGなりで、最新技術を詰め込んだ1/144のゲルググが欲しいと思いました。バリエーションもほぼ一巡したので、バンダイさん2週目突入いかがですか?

以上、「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 難しいといわれるゲルググの頭部も、よくまとまっている
  2. 足首の接続部分がユニーク
  3. サイドスカートのロック機構

キットの残念ポイント

  1. しっかり握れず固定できない武器類(ふらつくライフル、滑るナギナタ)
  2. さすがにひじ関節シングルは厳しいか
  3. 仮組注意、加工なしに取り付けたら外れないパーツが数か所

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体中央1軸+脚側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(ストレート片側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:なぎなた用ビーム刃
  • パッケージ:HG二期タイプ
  • 派生キット:量産型ゲルググ、ガトー専用ゲルググ、ジョニー・ライデン専用ゲルググ、ゲルググ(ユニコーンVer.)リゲルグ、ゲルググ ウェルテクス など

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-14S
  • 名称:シャア専用ゲルググ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2006年10月14日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG RX-78 ガンダム (Ver.1.0)レビュー【ガンプラ】

今回のガンプラは「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」をレビューしていきます。

ブログの効果に順番が前後してしまいましたが、レビューNo.101ということで、MG第一弾を取り上げてみたいと思います。

はたして、四半世紀以上前の初代MGはいかがなものなのか、見ていきたいと思います。

機体紹介

元祖ガンダムです。言わずと知れたといいたいところですが、最近はファーストガンダムを知らない世代も増えてきたように感じますので謙虚に行きますと、宇宙世紀系のガンダムシリーズに出てくる、地球連邦軍が最初に完成させたモビルスーツ(ガンキャノンのほうが先かも?)で、その後の連邦系MSの始祖となる機体です。

開発を行ったのは、主人公アムロ・レイの父テム・レイ。ジオン公国の主力MSザクを全く寄せ付けない「連邦の白い奴」です。

キット紹介

このキットはが「ガンプラ」史上の大きな転換点、新たな1/100ブランド「マスターグレード」(以後MG)の第一弾として、1995年7月に発売されたものとなります。

1980年7月に初代1/100が発売されて以来のRX-78 ガンダム!!それまで15年間は驚くことに腹部のコアファイターが丸見えの旧キットしかRX-78がありませんでした。そこに登場した新ブランドは可動もプロポーションも、付属デカールも、豪華な組立説明書も、すべてが今までのガンプラとは一線を画す、ワンランクもツーランクもレベルアップしたキットでした。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はGパーツとポリキャップがPE表示で、それ以外はPS素材となります。

ランナー表記は「1/100 RX-78-2ガンダム」、ただし一部ランナーは「1/100 RGM-79 GM」が並んで表記されています(A1、B1、C、F、G)。

また、どうもMGジム(Ver.1.0)が発売になった時点で、ランナー構成も変更になっているようです。発売時期によってはこの写真通りではないランナーパターンもあるようです。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

足首ブロックを左右合わせたところです、(裏側ですが)段差も出ますし、ダボも円形しておらず、部品精度は最近の商品と比較するとやはり低めです。

脚部

コアファイター&コアブロック

武装

その他(ディティールアップパーツ)

素組完成

ギミック&可動

ハッチオープン

最初期のMGはフレーム+外装といったところまでは再現できておらず、その代りに外装の一部をカットしてオープン可能な作りで、中を見せるといった手法をとっています。

ゲルググVer.1.0あたりからフレームが部分的に導入され始めています。

アクション

比較

全塗装済みなので仕上がりの差は参考になりませんが、形状比較としてVer.2.0と並べてみました。

まとめ

今回は「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」のガンプラをレビューしてきました。

記念すべきMG第一号のキットですが、現在のMGにも通じるものを随所に見ることができ、いかに最初にコンセプトをしっかり煮詰めて立ち上げたブランドだったのだと、改めて確認することができました。

四半世紀経った今の目で見ると、作った後の率直な感想としては「大きなHGだな」とも思いましたが、肩の特殊印刷や、メタリックシールによる金属表現(今回は貼っていませんが)、股間Vマークの色分けや、ハッチオープンなど、その当時持てる技術を注ぎ込んだキットであることを随所に感じ取れました。

部品精度が低めな箇所もありますが、基本工作の練習にもちょうどいい1台、機会があれば手に取ってみてほしいです。

先日寄ったガンダムベース東京では新品の販売がまだありましたので(2022年9月末現在)、MG最初の一歩を改めて味わうのもオススメです。

以上、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 最初の1台目にして、マスターグレードの哲学が感じられる
  2. メッシュ素材や各種シール。マーキング印刷など新しい素材・技術も積極的に取り入れる試み
  3. 組みやすくて、意外と初心者へオススメかも

キットの残念ポイント

  1. 頭部カバーのすき間
  2. シールドの保持力
  3. 目隠しシールは付属するが、合わせ目が目立つ脚部

技術ポイント

  • ゲート:(職人技か?)跡が残りずらい標準ゲート
  • 腕付け根:胴体側固定軸
  • 脚部付け根:本体側固定軸+ボールジョイント接続
  • 関節構造:ヒジはシングル、ヒザは(一応)二重関節
  • クリヤーパーツ:メインカメラ、ツインアイ、コアファイターキャノピー、ビーム刃
  • パッケージ:中ブタあり
  • 派生キット:MG RX-78-3 G-3ガンダム、MG RGM-79 ジム、MG RX-78-2 ガンダム ver1.5

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-78-2
  • 名称:ガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:1995年07月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンキャノン レビュー

今回は「MG RX-77-2 ガンキャノン」をレビューしていきます。

機体紹介

世間一般的に認知されているMSとしては、トップクラスの機体と思われる、ガンキャノン。

ファーストガンダムで、ホワイトベースに配備されている中距離支援型MSです。

主にカイ・シデンが登場し、劇場版「めぐりあい宇宙」ではガンタンクに代わり1機が追加配備され、ハヤト・コバヤシの乗機として2機のガンキャノンが活躍しております。

ガンキャノンが追加されたことと、カイ機は108、ハヤト機は109(あとパイロットと所属不明の203)とナンバリングされた機体がアニメで描かれたことが、当時としては非常に新鮮かつ革新的でワクワクしたことを覚えています。

キット紹介

キットは2001年発売と、今となってはMGシリーズの初期~中期に分類される1台です。ガンダムVer.1.5(200年6月発売)とVer.2.0(2008年7月発売)の間で出てきたキットとなります。

関節は基本的にポリキャップ、フレームの一部はABSを使用しています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「MG 1/100 ガンキャノン」表記 EパーツのみABS素材でそれ以外は基本PS素材となっております。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

コアブロック

武装

フレーム完成

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG RX-77-2 ガンキャノン」をレビューしてきました。

20年以上前のキットなので、可動範囲の狭さ、将来的に不安が残る大きな可動部のポリキャップ頼み、今なら関節軸があってもおかしくないところも一体パーツなど、気になるところは多々ありますが、出来上がったガンキャノンはイメージに近いそれでした。

また、コアブロックの接続部の可動や、角度は小さいですが引き出し関節の先祖やフルに近いフレーム構造などガンダムVer.2.0へつながるキットであることも再認識できました。

ただ、個人的には頭部だけは若干平たい顔というべきか、奥行きが足りないというか、少し気になるところでした。

また、240ミリキャノンやバックパック、ビームライフルも成型色がすべて関節部と同じグリーングレーなのも残念でした。ま、塗装すれば解決しますが。

ガンダムVer.2.0が発売された後は、ガンキャノンも2.0化するだろうと、買い控えていたんですが、どーもそんな雰囲気は今のところはなく、今回作成してみて、ドムのように関節だけバージョンアップして1.5相当でのリニューアルも難しい構造かと感じたので、1/100のガンキャノンとしてはまだまだ現役で行きそうなキットでした。

以上、「MG RX-77-2 ガンキャノン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 脳内イメージに近い、ガンキャノンらしいプロポーション
  2. ハンドグレネード、無理のないMG的解釈の追加設定
  3. 頑張っているイエローの色分け

キットの残念ポイント

  1. キャノン砲、バックパックなどの成型色が関節部と同色仕上げ
  2. 可動範囲に各スカートの連続性が低い作り、ハンドパーツの出来などなど、年相応ではある
  3. 平たい顔は好みが分かれるかな

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-77
  • 名称:ガンキャノン
  • 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:2001年12月
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

MGドム (2022版) レビュー

今回はついにリニューアルされた「MG 1/100 ドム」をレビューしていきます。

1999年発売の先代キットの出来が良すぎたため、逆にリニューアルの機会が難しくなるという、ジレンマに陥ってましたが、遂にその時がやってきました。

しかし、このキットは完全新規ではなく、元のMGドムのパーツも利用しながら、関節部を中心にアップデートした、いわばVer.1.5的な内容となっています。

先にプレバンで発売されていた「MG 1/100 ドワッジ」、「MG 1/100 ドワッジ改」で取り入れた方法をベース機体であるドムに還元した形になっています。

ただ、関節部などのインナーパーツだけではなく、外装部にも手を加えられているようですので、そのあたりも見ていきたいと思います。

今回は素組でレビューを行い、来月(2022年3月)発売を控えてます、「MG 1/100 リック・ドム」との比較をしてから、塗装は検討したいを思っています。

また、以前レビューいたしました「MG リックドム」とも比較しながら進めていければと思っています(ドムは手元に無いんです)。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はポリキャップとエモーショナルマニュピレーターがPE及びABSですが、それ以外は全てPS素材です。AパーツとR1~Wパーツまでが新規パーツ(ドワッジ分も含む)、C、N、P、Qランナーは最初からありません、リックドムと棲み分け部になるかはまだ不明です。

旧MGのランナーに肩ブロックのパーツが追加されています(一番上のブロック)。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

フレーム完成

素組完成

ギミック&可動

胴体側の腕の付け根に可動部が増えた分、大きく上がります。
あまり大きくは引き出すと、戻せなくなる腕の付け根部分。可動域は大きくないとはいえ、有ると無いとでは大違いです。
肘の可動範囲自体は、あまり大きく変わりませんが、全体のデザインがすっきりしたのと肩ブロックの合せ目位置が変更になっています。

ひざよりも、脚の接続軸がスライドするおかげでもも上げが楽になったので、脚自体を高く上げられるようになっています。
前方方向への可動範囲はほぼ同じです。

フレーム部の足首ブロック小型化の恩恵で、左右へのふり幅が大きく改良されています。

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ドム」をレビューしてきました。

23年ぶりにリニューアルしたこのキット、最初にも書きましたがVer.1.5相当の改良型キットとなっております。

製作している途中では、旧MGから引き継いだパーツと、新規パーツの差が気になっておりました。

特に、フレーム部は旧MGのパーツは固く、ツヤもテカテカで、しっとりツヤ少なめの新規KPSパーツとの親和性が低いな~と感じておりました。

しかし、外装はパープルの渋い成型色も手伝い、黒とグレー部も共にまとまっており、完成したときの立ち姿は一キットとしては良好なものでした。

例えるのなら、劇場用新作カットとTV版カットの差が気になるけど、作品としては高評価の「めぐりあい宇宙」みたいなものでしょうか。

追加された腕の付け根部分の関節や、脚の付け根の新可動ブロック、足首の可動範囲の拡大など、ポージングに関しては効果てきめんでした。旧MGはバズーカ持たせるのはかなり面倒でしたが、武器の保持力向上も手伝い、非常にカッコよく決まります。

ただ、出来としては十分かと思うのですが、やっぱりフルモデルチェンジの2.0相当のキットが欲しかったというのが本音です。

旧MGのように20年以上もつキットかと問われれば、自信を持ってイエスとは回答できない気がします。

大型ポリキャップ頼みの関節や、スカート、脚部裾部分の剛性やパーツ精度(スキマとか)など、20世紀の技術のままな部分も散見されます。

MGドムの出来が良かったから、あえて部分アップデートの道を選択したのか、金型含めてブランニューでMG開発するためのコストを圧縮せざるを得なかったのか、個人的にはバンダイスピリッツの担当者の方に伺ってみたいです。

ただ、2022年時点では、最高のドムであることは間違えないので、手に入れる機会があれば(今はこれが一番の難関か!?)、ぜひ作ってみていただきたい1台でした。

以上、「MG 1/100 ドム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ジャイアントバズを構えたポーズが格段に進化
  2. 肩アーマーも肩ブロックも合せ目が消えてスッキリ
  3. エモーショナルマニュピレーターの相互ダボのおかげで武器の保持力が格段にアップ

キットの残念ポイント

  1. 旧MGと区別が困難な商品名(1.5表記は何故ダメなんだ~)
  2. ヒート剣が黄色しかない
  3. 完全新規ではないが故、有り余る余剰パーツ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-09
  • 名称:ドム
  • 搭乗者:黒い三連星、ジオン一般兵
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2022年2月11日
  • 積みプラ解消: -14cm(パッケージの高さだけで算出)

EG RX-78-2 ガンダム 全塗装レビュー

今回は以前レビューした「EG 1/144 RX-78-2 ガンダム」を全塗装していきます。

あまり塗装することは前提とされていないキットだとは思いますが、出来のいいキットなのでしっかり塗装仕上げをしてみたいと思います。

ファーストガンダムの基本色を忠実に再現したと謳われている、GSIクレオスの「RX-78Ver.アニメカラー」シリーズを使用して、TV版イメージの一台に仕上げる予定です。

塗装レシピ

ホワイト:ガンダムカラー・フォー・ビルダーズ RX-78ホワイト Ver.アニメカラー

ブルー:ガンダムカラー・フォー・ビルダーズ RX-78ブルー Ver.アニメカラー

レッド:ガンダムカラー・フォー・ビルダーズ RX-78レッド Ver.アニメカラー

イエロー:ガンダムカラー・フォー・ビルダーズ RX-78イエロー Ver.アニメカラー

グレー:MSグレージオン系

塗装済み完成

アクション

比較

まとめ

「RG RX-78-2 ガンダム」全塗装でレビューしてきました。

組立のしやすさや、成型色での色再現などに注目が集まるEGですが、プロポーションや可動域もなかなかなものなので、しっかり塗装したらどう何だろう?というのが出発点です。

結果としては、全塗装で質感アップ(プラスチック感からの脱却)で、より完成度が増す格好となりました。

細かいことを言い出せば、いろいろ出てきますが、総じて必要にして十分なのではと思います。

もともと色分けはしっかりしているので(腰のVマークがマスキングいらずってのはチョー楽)、ライフルとシールド以外はパーツごとにそのままエアブラシで塗装可能でした。

また、今回はなるべくプレーンな、TVイメージに近い形にしたかったので、GSIクレオスの「RX-78 Ver.アニメカラー」のシリーズを全色使用しました。

特にホワイトの再現性が高くて気に入ってます。何となくグリーンっぽい、サンライズ独特の白が、かなりうまく再現されていると感じました。

また、ブルーも鮮やかなブルーで、言われてみればこれぐらいの明度だったかと感じました。40年前の初代ガンプラが出たときに、胸のブルーの塗装は「インディブルー派」と「コバルトブルー派」に分かれていたのが懐かしいです(私は前者でした)。こうしてみるとスカイブルーが一番近かった感じですね。

それ以外の黄色と赤も、かなりイメージに近いRX-78を再現してくれますので、結構オススメなシリーズです。

全塗装でワンランクアップのEG、みなさんもいかがでしょうか?

以上、「EG RX-78-2 ガンダム」全塗装のレビューでした。

HGUC グフ(21stCENTURY REAL TYPE Ver.) レビュー

今回は「HGUC グフ」(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)をレビューしていきます。

21世紀によみがえった”リアルタイプ”シリーズ!しかし、本家旧キットは1/100での展開、さらに言えば当時グフはラインナップにありませんでした。

21stCENTURY REAL TYPE Ver.シリーズはHGのREVIVEが始まったタイミングで企画されたと思われ、「RX-78ガンダム」、「ガンキャノン」、そして今回の「グフ」の3機種でスタートいたしました。現在はこの3機の他に、「HG グフフライトタイプ」、「HG ドダイ改」、そしてREVIVEされた「ザク」(なんと量産型より先に発売)と、地道にシリーズは増加しております。

キットはREVIVE版のグフの成型色を変更し、ライン部分などを水転写デカールで再現したキットとなっております。

当初はプレバンでの発売でしたが、ドダイ改がガンダムベース東京限定で発売されたタイミングで、21stCENTURY REAL TYPE Ver.シリーズは各ガンダムベースの店頭でも販売されています(HPには記載されてませんが)。

そんな21世紀に蘇ったリアルタイプを今回は見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表示は全て「HG1/144 グフ」、素材はポリキャップ以外「PS素材」となっており、シール以外のパーツ構成はREVIVE版と一緒です。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腰部

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

塗装&水転写デカール

せっかく水転写デカールもついているので、全塗装いたしました。

レシピは取説に寄せておりますが、単色で近いものがあるときは手間軽減のためにそちらを使用しています。

表記のないものはミスターカラーです。

本体グリーン:フィールドグレー(2)50%+グリーン25%+オリーブドラブ(1)25%

腕部、脚部イエロー:ホワイト35%+タン35%+ガイアノーツ クリームイエロー30%+ダークイエロー少々

胸部などブラック:ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

関節、ランドセル:ガンダムカラー MSグレー連邦系

膝オレンジ:ガイアカラー マンダリンオレンジ

ヒートロッド:ニュートラルグレー

モノアイ:シルバーの上からクリアーオレンジ

胸とヒザアーマーの上半分、手の甲は色再現&ラインマーキングのデカールとなっております。全部隠れてはしまうのですが、一応ニュートラルグレーⅤで塗装しております。貼り付けてみると関節に使った連邦グレーの方が近かった気がします。

上記部分のデカールは結構貼るのが大変で、マークソフターやらセッターやら多用して、やっときれいに収まった感じです。

膝のオレンジ部分は色再現だけでしたので、デカール貼らずに塗装のみです。

イエロー部分はもっと濃い黄色イメージしていたのですが、かなりクリームっぽくなってしまいました(ジOの黄色みたい)。

アクション

比較

塗装済みに差替えます(2021/8/1)

まとめ

今回は「HGUC グフ」(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)をレビューしていきました。

基本構造はREVIVE版のグフと同一なので、大きな問題はないのですが、21st版ならでは問題点がいくつか。

上記レビューにもありますが、ノーマルの握り手だと、シールドを持たせるときに握り手に空いている穴の径が小さく隙間が空きます。シールド側の持ち手を削って細くするか、諦めて前腕に装着するかになります。

また、成型色のみで色再現ができていない、腹部や膝アーマー、手首の装甲の黒い部分は水転写デカールでの再現になるのですが、色再現とマーキングラインが一緒になっています。そのため、塗装してもラインデカールがないため、上からデカールを貼るか、サードパーティーのラインデカールで自作するか、はたまたラインも塗装するかの選択にせまられます。また、手首のデカールはワンセット付属しておらず、2セットある手首の片方は諦めなければならない状況です。若干配慮に欠けるかな、と思いました。

それ以外は特に問題はなく、昭和のガンプラを思い出す懐かしい1台となっています。渋いカラーリングで更に汚しをかけても、よりらしくなるかもしれません。

一定の年齢以上の人には懐かしさを、それ以外の方には目新しを届けてくれるキットでした。

キットのグッドポイント

  1. パッケージから当時の雰囲気を醸し出す演出
  2. シールではなく水転写デカールでマーキングを準備してくれたこと

キットの残念ポイント

  1. 手首のデカールがワンセット足りない
  2. カラー再現のデカールとラインデカールは分けてほしかった
  3. 旧キットでもいいので、ドダイもだして
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-07B
  • 名称:グフ
  • 搭乗者:ジオン一般兵
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,700円
  • 発売:2016年06月
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC グフ(REVIVE版) レビュー

今回は「HGUC グフ」(revive版)をレビューしていきます。

前回レビューで初代HGUCグフを見ていきましたので、引き続き新型 REVIVE版グフ(No196)を見ていきます。

16年の時を経て、可動範囲は?色分けは?スタイリングは?といったところを中心にどのように進化したのかを確認していきたいと思います。

グフと言えばランバラル専用といったイメージが強い印象ですが、れっきとしたジオンの量産型MS。地上専用MSとの設定のため、ジャブロー戦までの登場となっておりますが(めぐりあい宇宙でもちらっと登場してますが)、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」とか、ド・ダイとの連携など、劇中でもインパクトのある機体ですので、しっかりレビューしたいと思います。

レビューは素組から全塗装の予定です。塗装は初代HGと一緒に塗装して比較したいと思っています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表示は全て「HG1/144 グフ」、素材はポリキャップ以外「PS素材」となっておりますが、ランナーのいくつかは「HG グフR35」と共通(のはず)となっています。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腰部

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

塗装

全塗装行いました。当初は初代HGと全く同じカラーリングの予定でしたが、途中で使用していた塗料が無くなったり、既に塗りなおしが難しい部分があったりしたため、全く同一とはいきませんでした。

レシピは以下の通りです。

胴体の青:ガンダムカラーブルー7(絶版 指定ではブルー90%+ミッドナイトブルー10%) 

頭部、腕部や脚部の青:ガンダムカラーブルー8(絶版 指定ではスカイブルー60%+インディブルー40%) 

胸部、ヒザ、スリッパ部:グレー6(絶版 指定ではネイビーブルー70%+ブラック30%) 

ランドセル、ヒートロッド:ガイアカラーニュートラルグレーⅢ

関節:ガイアカラーニュートラルグレーⅣ

ヒート剣の柄:濃緑色

モノアイ:シルバーの上にクリアーピンク

ヒート剣の柄に関しては今回の新旧HG、MGの1.0と2.0どの取説見ても指定カラーの記載がなく、見る限りダークグレー系統で塗られておりましたが、脳内イメージではグリーン系でしたので濃緑色にしてみました。

まとめ

今回は「HGUC グフ」(REVIVE版)をレビューしていきました。

初代の「HGUC グフ」と連続してレビューしてきたので、16年の年月により進化や、デザインのトレンドなど、いろいろと感じることができました。

初期のMSなのでカラーパターンもシンプルですが、初代009番では多々あったシールやマスキング部分もほぼ解決されておりました(最低限必要なのはモノアイぐらいです)。

可動箇所や、可動域も改善されており、しっかり最近のキットとなっております。また、左の指が根元から90度曲がるという、画期的な可動箇所も設置されています。

ただ、グフ特有のヒートロッドは軟質素材で自由に形状変更ができるとのことですが、ビシッと思った通りには決まりずらいです。

全体のデザインとしては、初代HGよりアレンジ少なめで、長めの口や、ノーマルタイプの頭部羽飾り、胸部など、TV版の設定画に近いものとなっています。

単価は2倍になっておりますが、内容もそれ相応にアップデートされており、万人がイメージする良く動くグフが手に入ります。

パッケージのように、まもなくREVIVE版の発売がアナウンスされるであろう「量産型ザク」を2台、お供にして並べたくなる1台でした。

あとは腹部のクリアーオレンジをそのまま生かすか、黄橙色でソリッドに塗装するかが悩みどころです。

キットのグッドポイント

  1. 高い色再現度
  2. 初代から大きく広がった可動範囲
  3. 曲がる左の指

キットの残念ポイント

  1. イマイチ決まらないヒートロッドの形状
  2. 腹部のオレンジ部はクリアーが正解なのか?
  3. 太もも部のゲート位置
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-07B
  • 名称:グフ
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2016年04月16日
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HGUC グフ(009) レビュー

今回はHGUCの初代グフ(009番)をレビューしていきます。

我が家の積プラの中でも、おそらくベスト5に入る保管期間の長い1台となっています。そのため、まっさらの新品ではなく、パーツをランナーから外して、各ブロックごとに接着し、ヤスリ掛け前で力尽きていた状況からレビュースタートいたします。また、一部パーツ(ランドセルとヒートロッドなどのグレー部分)は中途半端にサフ吹き(しかも白)だけされていたので、塗装仕上げを先に行ってから進めていきます。あとモノアイはシールではなく塗装仕上げされておりましたので、そのまま生かしていきます。

発売から既に20年以上経過しているこのキットの実力を確認していきたいと思います。

レビューは現状から素組で確認して、全塗装仕上げでの完成を予定しております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

今回はありません

各部組立

頭部

胴部及びランドセル

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

合せ目

アクション

比較

塗装

目立つ部分(ショルダーアーマー、肩、前腕、スネ、裾など)は合わせ目消して、それ以外はそれなりに整える程度でヤスリ掛けしてから塗装しています。

ボディのオレンジとモノアイ部分以外はMrサーフェイサー1500ホワイトを、それ以外はMrサーフェイサー1200をベースに吹いています。

塗装レシピは

胴体の青:ガンダムカラーブルー7(絶版 指定ではブルー90%+ミッドナイトブルー10%)

頭部、腕部や脚部の青:ガイアノーツ アイスコバルトブルー100%

胸部、ヒザ、スリッパ部:グレー6(絶版 指定ではネイビーブルー70%+ブラック30%)

ランドセル、ヒートロッド:ニュートラルグレー 100%

関節:(多分)黒鉄色

腹部オレンジ部:黄橙色+オレンジ少々

ヒート剣の柄:濃緑色

ヒート剣の刃:白サフ+クリアーオレンジ

ザクマシンガン:ガイアノーツ ニュートラルグレーⅤ

モノアイ:(多分)シルバーの上に蛍光ピンク

腹部のオレンジとモノアイは付属のホイルシールでマスキング、シールドは薄い青1色でしたので、表も裏もマスキングテープで色分けしております。シールド窓の丸い部分は手間かかりました。ヒート剣のオレンジ部分もマスキングしてます。

まとめ

今回は「HGUC グフ」(009番)をレビューしてきました。

20年以上前のキットなので、最近の物と比較すると、色分け、関節可動域、合せ目など、見劣りする部分も正直かなりありますが、基本的な造形は今見てもなかなかにカッコいい印象です。原点回帰で最近の立体物は口の部分が長めの頭部が多いですが、当時よりカッコいいとして、設定画から少し離れ、リデザインされたこちらも好感が持てます。

(立ち姿なら)合せ目きちんと消して、塗装してあげればまだまだイケてるキットと感じました。何しろ定価が¥800(税別)ってのを聞くとなおさらその存在価値を見出すことができるかと思います。

ただ、組み立てやすさや、可動域などはHGUCシリーズナンバーの1桁台であることを、意識させられる部分もありました。まだリバイブもRG化もされていない他の1/144キット、ザクⅢやゴック、ガンタンクにハイザック(カスタムタイプでリニューアルしてほしい)、バウなども何らかの対応を期待したいです。

リバイブ版が発売されてからは、再販もほとんど行われていない(廃盤なのか?)かと思いますが、エコプラ版やオークション、フリマサイトではまだ入手できる機会もあるかと思いますので、出会いがあれば古いからと敬遠せずに向き合ってみてほしいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. なかなか良好なスタイリング
  2. オプションでマシンガンが付属
  3. 税別¥800という価格

キットの残念ポイント

  1. 可動範囲、可動箇所、色分け再現(特にシールド)に合せ目と、古さはどうにも隠せない
  2. ザクマシンガン用の(普通の)左手も欲しかった
  3. 武器の持ち換え時に、握り手がなかなか分解できない
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-07B
  • 名称:グフ
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:800円(税別)
  • 発売:2000年4月
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

RG ジオング レビュー 【機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット】

今回は「RG 1/144 ジオング」をレビューしていきます。

RGジオングは単体バージョンとファーストガンダム最終話のシーンを再現できる「機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット」版の2種類が商品展開されますが、後者のエフェクト付きのDX版を見ていきます。

ファーストガンダムのラスボスだけあり、MGは2002年、HGは2001年と、どちらもシリーズ初期に商品化されており、インジェクションキットとしては久しぶりの新作となります(立体物としてはROBOT魂が2018年にプレバン限定で発売されています)。

最近の多関節構造を取り入れたジオングは何処がどれくらい動くのか?といったところが非常に気になるこのキット、可動部分以外も新しい要素はあるのかなどを詳しく見ていきたいと思います。

キットの正式発売は2021年の1月の予定ですが、2020年11月12日~15日に東京は新宿で開催されております、「GUNPLA EXPO TOKYO 2020」での先行発売の商品を使用していきます。

今回はモノアイなどの部分塗装だけ行い、リアリスティックデカールとスミ入れしてクリアコートで仕上げる予定です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表記がないものは全てPS素材です。拡張キットの一部でABSが使用されています。ランナー表記も当たり前ですが基本「RGジオング」です。

ここまでがノーマル版と共通の中身になります。

以下からはエフェクトセットで追加となっているランナーです。

各部組立

頭部

後頭部の脱出ハッチも開閉します。

胸部

腰部

腕部

脚部

「あんなもの、飾りです。お偉方にはそれが分からんのですよ」

その他

エフェクトパーツ

フレーム完成

シール、スミ入れ&クリアコーティング仕上げ完成

ギミック&可動

アクション

比較

ラストシューティング

まとめ

今回は『機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット』をレビューしてきました。

ジオング本体は久々のキット化でしたが、個人的には決定版ではないかと思ったほど、よくできてます。

プロポーションに肘やスカートの可動、成型色の発色まで高い次元でまとまっております。

また、ほぼすべての部分でフレーム再現されており、ザク2.0やガンダム2.0の頃のMGと同等の構造となっております。

近年のMGは作りやすさに軸足が移動して、フレームや内部構造の再現に重きが置かれなくなってきている分、RGに力が入っているのかとも感じました。

そんなジオングですが、手の指部分だけは、納得できない作りとなっています。アドバンスドジョイント採用されているため、関節部分のベースと指のプラ部分がくっついており、取り外し不可。指部分と関節部分を塗り分けるのは困難を極める構造となっています。

今回のようにクリアコートのみでの仕上どまりなら問題ないですが、全塗装する場合のいい方法がすぐには思いつかない感じです、来月以降のHJやMGでの作例を参考にしたいと思います。

最後にエフェクトパーツとラストシューティングセットについてです。正直なところ、本体単体でいいかなと思います。

ビーム&バーニアエフェクトはボリュームあってかなりかっこよいのですが、置き場所取るので、実際飾る段階になったら(我が家の場合)おそらく駐機姿勢。豪華なエフェクトも宝の持ち腐れになりかねません。

またラストシューティングセットですが、これを使用すると、せっかく良い出来のジオング本体がお蔵入りです、それはあまりにももったいない。

今回のレビューが終わったら我が家の場合はエフェクトセット&ラストシューティングセットはしばらく日の目を見ることはなさそうな予感です。

ビームエフェクトで豪華展示予定の方は迷わずセットですが、迷っている方は本体単体で十分かと思います、価格も4000円弱の差がありますし。

と、いろいろ申してきましたが、ジオング本体は間違えなくこの先10年以上は決定版として君臨出来る内容なので(MG2.0なんてのもあるかもしれませんが)、ファースト好きな方やシャア好き、サイコミュ好きはぜひ1台手に取ってほしいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. スカート内部や腕部のフレームパーツのモールドが細かく素晴らしい。
  2. スカートの作りが精工で、きちんと組み立てれば隙間なし!
  3. 成型色もきれいで、クリアコートだけでも十分OK
  4. 可動もプロポーションも含めて、この先10数年(もっとか!?)はジオングの決定版とおもわれる。

キットの残念ポイント

  1. 塗装するな!と言わんばかりな、指のアドバンスドジョイント構造
  2. ビームエフェクトとバーニアエフェクトだけで良いような気も…
  3. エフェクト使用すると、展示スペースの確保が大変
  4. 前腕分離時にリード線を差し込むのがちょっと大変
  5. 台座関連で発生する大量の余剰パーツ(展示方法によっては台座自体もか?)
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MSN-02
  • 名称:ジオング
  • 搭乗者:シャア・アズナブル大佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:9,900円(税10%込)
  • 発売:2021年01月
  • 積みプラ解消: -14cm(パッケージの高さだけで算出)

ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム レビュー

今回はガンダムベース東京・福岡で先行発売となりました、『ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム』をレビューしていきます。

新設されました新たなブランド、「エントリーグレード」、対象年齢8歳以下とプラモデル初心者をターゲットにして、プラモ好き人口を増やすという重要なミッションを与えられ、”次世代のファーストガンプラ”と銘打たれた(おそらく)超意欲的なシリーズになっています。

特徴としては、低価格、少数パーツ、塗装もシールも不要、ニッパー不要、可動もばっちりと、初めてガンプラを手にした人からガンプラ愛好家まで、「全方位カバー商品」との位置づけになっています。

果たしてそのうたい文句は本当か確認していきたいと思います。

シールも不要とのことですので、素組にてチェックを行い、その後塗装もしてみようかと思います。

またニッパーも不要とのことなので、思い切って手だけでランナーからは外してみたいと思います。ゲート処理も爪で行きます!

パッケージ&内容物紹介

パッケージは「これは初心者にも簡単に出来るプラモデルです!!」といったアピールが強めなものになっています。箱の大きさは通常のHGの4/5ぐらいな感じです。

色使いも明るい感じの取説です、裏面はモノクロです。ガンダムの紹介や、次はHGはいかがですか?といった丁寧な説枚が入っています。

取説の大きさも通常のHGより小ぶりです。

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材です。A1とA2といったように2つのランナーがつながった状態で入っています。本体のブロックごとに分かれています。

A1、A2パーツ イロプラ 胴体部分のランナーです

A3、A4パーツ 武器とスリッパ部になります。

B1、B2パーツ ホワイト 腕と腰、頭部です。

B3、B4パーツ ホワイト 脚部です。

各部組立

頭部

Vアンテナの中央とメインカメラの赤い部分が1パーツで再現されている画期的なパーツ分割です。組上げても違和感ありません。

ここまでアップにすると黒が無いのが分かりますが、一段下がって影になっているので、普通に見る分には気にならないです。さすがにドアップだとゲート跡目立ちます。

胸部

胸部も胸のダクトと襟の黄色い部分が1パーツで再現されております。

ランドセル

ランドセルはバーニア部分も含めて1パーツです。ジョイントの丸穴空いてます。サーベルのビーム刃は付属しておりませんが、差し込み用の穴は開いてます。

腕部

肘関節は単純な作りで前腕部分にパチっとはめ込むだけです。

肩アーマーは胴体側から出ているジョイントに接続します。ハンドパーツは1種類です。

腰部

股間のVマークが色分けされているのはかなりうれしいです。いつもここは苦労します。背面のコンバーター(黄色い部分)の出っ張りが浅めです。

足首

アンクルガードは中央の1か所接続です。

脚部

膝関節も太もも部とスネ部分をグレーのパーツにはめ込むだけです。

写真左右逆になっています。スネの中央の合せ目目立ちます。

武装

バズーカは当然ながら、ビームサーベルの刃もありません。ライフルのスコープは色分けされていません。

素組完成

ギミック&可動

首は前後へ大きく動きます。

胴体側の関節の恩恵で上まできれいに上がります。引き出し機構はついておりません。

肘は外装の形どおりの可動範囲です。

胴体は最近のHGで取り入れられている”どてっぱらボールジョイント”が付いているので、大きく屈めることが可能です。

腰部の接続部以外にも赤い部分がブロックごと曲がるので腰のひねりも大きく取れます。

膝も申し分案く曲がります。

足首もスリッパ部分から大きく開くことができます。

アクション

フロントスカートの可動範囲が邪巻狭いので太ももを上げずらいのですが、立膝も何とかとることができます。

3つ目!!って感じです。

当然アクションベースにも対応しています。

オリジン版からビーム部分借りてきました、難なく接続できます。(注意:キットにサーベルのビーム部分は入っておりません)

(注意:キットにサーベルのビーム部分は入っておりません)

比較

40周年に発売された3台の1/144ガンダムです。一番プレーンなデザインですね。

全塗装

まとめ

今回は『ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム』をレビューしてきました。

新ブランドのガンダムキット第一号だけあって、内容、価格も含めて、かなり力の入った商品となっております。

ニッパーがいらないタッチゲートをうたっておりますので、今回は本当に手だけで切り離して、爪で軽く均して作成しました。流石に写真で撮影するとゲート跡が気になりますが、実際にはそれほどでもありません。何より、パーツから飛び出ているゲートはあっても、パーツをえぐり取る形になったゲート跡は皆無でした。気が付きづらいところですが、結構開発が大変だったのではと推察します。

組み立てた感想としては、サクサク作れた割には色分けしっかり、可動も十分と、金額以上の価値を感じたキットでした。

正直出来がよいので、初めてガンプラ作った人なんかは、取説にある「HGにもチャレンジ」ってのに素直に従ったら、色分けや可動範囲などで、「本当に上級キットなの?」みたいに感じるかもと勝手に危惧しております。

「初心者からガンプラをこよなく愛する人たちまで」と商品説明にありましたが、まさに全方位納得の770円だと思います。

このキットを足掛かりにどっぷり何十年もプラモ沼にはまる次世代の優良顧客発掘のキラーアイテムだ!といった感想です(キヤノンのEF50 F1.8STMと同じ戦略か!?)

ただ低価格キットなのを思い出す部分も当然ながらいくつかあります。肘、ヒザ、足首の接続部分ははめ込むだけの簡単なものですので、関節のヘタリはかなり早いのではといった予想がたちます。

また足裏の肉抜きや、腰背面のコンバーター(黄色の部分)の厚みが足りないなど、低価格に抑えるための跡も散見されます。

しかし、そのすべてを補って余りあるほどの良い商品だと思います。

この価格帯なら、いろんなところのノベルティなどのコラボキットとしても使用しやすいと思われるし、EGからの新製品(ザクやユニコーンとか)も楽しみです。

まだ、ガンダムベース先行発売ですが、一般店頭で販売されているのを見かけたら、ぜひ手に取ってほしい1台でした。

キットのグッドポイント

  1. 匠なパーツ分割による色再現
  2. 場所によってはHG以上によく動く可動域
  3. TV版の1/144はこれでいいんじゃね?と思えるのに770円!!

キットの残念ポイント

  1. ライフルスコープのイエローも頑張ってほしかった
  2. 早くヘタリそうなヒジ、ヒザ、足首
  3. これ以上求めるのは酷ですが、1本でいいからサーベルのビーム部が欲しかった
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-78-2
  • 名称:ガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:770円(税10%込)
  • 発売:2020年9月4日(ガンプラベース先行発売)
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG シャア専用ザクII レビュー

今回は『HG 1/144 シャア専用ザクII』をレビューしていきます。

40周年記念でリニューアル(リバイブ)されたHGです。

もはや説明不要なこの機体、ガンダムのお話あまり知らない人でも「シャアザク」の名前ぐらいは知っているのではないかと思われる1台です。

「通常の3倍」といったフレーズもこの機体が元祖です。

そんな超有名MSの最新キットを見ていきたいと思います。

HGUCのシャアザク(初代)は2002年7月発売、オリジン版キットが2015年4月発売となっておりますので、その進化の程も確認したいと思います。

今回も素組で作成して、余裕があれば塗装も行っていきたいともいます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージには40周年記念ロゴが付いています。第3話「敵の補給艦を叩け」の有名な場面からの切り取りで、このあとにシャアの有名な「連邦のモビルスーツは化け物か!?」の台詞につながっていきます。

取説はHG準拠の片面カラーのタイプです。ヒートホークの持ち手が下向きなのが気になります。

ランナー紹介

ランナーはDパーツの軟質スカートのみ素材がTPE、ランナー表記はEパーツ(武器)のみ「HGUC 1/144 MS-06RザクⅡ」の表記でそれ以外は「HG 1/144 ザクⅡ」となっております。

Aパーツ イロプラ 腰部分やダークグレー部、動力パイプ(他のパーツより柔らかいです)になっています。

B1パーツ シャアピンク 脚部や腕部になります。

B2パーツ シャアピンク B1と対になるパーツです。

C1パーツ グレー関節、フレーム部になります。

C2パーツ C1と対になるパーツです。

Dパーツ スカートの軟質タイプのパーツです。

Eパーツ HGUC06R共通のランナー 武器類です。

ホイルシールはモノアイのみです、マシンガンやバズーカのスコープのシールは付属していません。

各部組立

頭部

頭部の部品構造はオリジン版と同じ作りになっています。隊長マークには安全ダボついています(後ほどカット)。

胸部&ランドセル

オリジン版同様にランドセルを装着しないと動力パイプが固定できないので、一緒に製作しております。左右の胸部が可動し、胸を寄せる動きができます。

腕部

このキットの新しい試みで、前腕部も回転します。肘関節の前腕側及び手首の接続ブロックが360度回転させることができます。手首は右は武器の握り手、左は平手が付きます。

腰部

腰のスカート部分は素材の違いで、「軟質タイプ」と「硬質タイプ」の選択式となっています。

こちらは軟質タイプです。思った以上に柔らかい素材です。軟質タイプは左右のラックがなく、ヒートホークを懸架することができません。塗装する方法はあるのかもしれませんが、基本塗らない前提だと思います。

こちらが硬質タイプになります。ブロック部分のグレーのパーツは共用なので、どちらか選択式になりますが、あとから組替えも可能です。

サイド部分の穴(ヒートホーク懸架用)がなければ軟質版とぱっと見見分けがつかない感じです。

足首

足の甲の外装の接続方法が新しい形になっています。スリッパは単一パーツで可動部はありません。

真上から見ると、接続部分が少し気になります。ダーク系のカラーで塗装すればある程度隠せる気がします。

脚部

脚部(足首以外)はフルフレームです。何となくフレームパーツの形状もMG2.0のそれに似ております。

外装をかぶせた状態です。脚の裾部分のパーツが別パーツ化されており、合せ目が出ない構造になっています。

武装

素組完成

ギミック&可動

後部のラックにバズーカ懸架可能です(硬質、軟質ともに)。

オリジン版のバズーカ予備弾倉を装着することが可能です(個人的にはこのギミックいらないので、穴無しの方がよかったかも)

ヒートホークは硬質タイプスカートを選択した時のみ懸架出来ます。接続用のアタッチメントパーツが必要です。

アクション

初登場シーンのイメージです。

キットの開発時の念頭に、このキックポーズが決まること!ってのが大きな目標の一つだったと思います。

立膝も決まるので、量産型にも期待が高まります。

比較

全高はほぼ一緒ですが(当たり前か)、各部のバランスは異なっています。オリジン版は小顔です。

ランドセルの形状も大きく変わります。今回のリバイブ版とオリジン版ではモールドなどにキットの設計思想の違いが見て取れます。

どちらも可動域が広く、ポージングも取りやすいです。

旧HG(ユニクロVer.)との比較です(息子の作成)。旧タイプは腰高な印象で胸部と腰部のバランスがかなり異なります。足首の大きさも結構違いますね。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。

調合する時間をなるべくカットして、そのまま使用できるものを念頭にチョイスした形になっています。ヒートホーク本体はもう少しグレー足しても良かったのですが、そのまま既製品で使用してます。

下地はクレオスのMr。サーフェイサー1200使用しています。

塗装レシピは

本体ピンク:MS-06SピンクVer.アニメカラー(クレオスガンダムカラー)

本体レッド:MS-06SレッドVer.アニメカラー(クレオスガンダムカラー)

ランドセルレッド:ブラッドレッド(ガイアノーツ)

胸部、スリッパブラック:ガンダムカラーブラック1

関節部:ニュートラルグレーⅣ(ガイアノーツ)

武器:ニュートラルグレーⅤ(ガイアノーツ)

ヒートホーク本体:MSパープル(クレオスガンダムカラー)

ヒートホーク刃:イエロー(クレオス)

モノアイ:ピンク(クレオス)

といった内容になっています。ランドセルの色味は思った以上に本体レッドと似通ってしまい、若干選択ミスでした。どちらもサンライズ監修の赤だけに、目指したところは同じ赤だったのかもと思えるほどでした。

モノアイは付属シールを使ったマスキングで塗装しています。

専用カラー使用しているので、イメージに近い仕上がりになっています。

まとめ

今回は「HG シャア専用ザクII」をレビューしてきました。

MSの定番中の定番、シャアザクなわけですが、それだけに開発陣のプレッシャーも相当あったのではないかと想像できます。

初代HGはHGのシリーズ展開直後の発売ではなく、珍しく少し待たされて(第一弾のガンキャノンから3年後)の発売でしたが、当時は「待たされた割にはな~」といった少しネガティブな感想でした。

そのあと2015年にオリジン版が発売されて、やっと納得できる”1/144ザク”が手に入ったのですが、デザイン的にリファインされいたため、ファーストガンダムイメージのザクという点では空白地帯でありました。

しかし、今回のキットが発売されたことによって、万人が納得できるザクらしいザクが手に入ったと思います。

プロポーション、可動、作りやすさとが高次元で融合されている1台です。

前腕部の緩さや、胸部と腰部の隙間など、気になる部分が全くない訳ではありませんが、だれが作ってもイメージの中のシャアザクを自宅に置くことができると思います。

旧HGにMG、MG Ver.2.0、RGにオリジン版と、モールドや細部に追加されたバーニアなどより、リアル感のある演出を経て、またプレーンなザクに回帰した印象です。シンプルなだけに飽きが来ないのはザクの持つ利点の一つではないでしょうか。

この後に登場するであろう量産型カラー(まさかプレバンじゃないですよね?)も楽しみになるキットです。

人生でザク何体作れば気が済むことやら…

キットのグッドポイント

  1. ファーストTV版準拠の慣れ親しんだスタイリング
  2. そのままでもいいと思わせる、きれいな成型色
  3. ザク史上最も動く関節可動域

キットの残念ポイント

  1. 前腕(手首の接続部)パーツがゆるくすき間が空きやすい
  2. シールドの穴は無くても良いのでは
  3. 一緒に並べるのに適したRX-78はいったいどれだ!?
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-06S
  • 名称:シャア専用ザクⅡ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル少佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2020年07月31日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver. レビュー

今回は「HG 1/144 シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたします。

ガンダムORIGINの映画版、第6話「誕生 赤い彗星」に登場したときの仕様を再現すべく、「赤い彗星Ver.」として商品化されたキットです。ORIGINキットの第一弾「シャア専用ザクII(オリジン)」をリニューアルして発売されたものとなっています。

キットは小学生(当時5年)の息子用に購入したものですが、途中(胸部のみ)でギブアップしたものを引き継ぐ形で製作していきます。

紛らわしいタイミング(?)でのレビューですが(最新版が発売から2日遅れで到着だったため)、最新キットとの比較のためにも先にコチラを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは一般的販売のオリジン版準拠となっております。側面には映画紹介もされております。

取説は片面カラーのHG標準タイプです。

ランナー紹介

今回は息子が作りかけて放置していたものからの作成のため、ランナー写真なしです。

ランナー表示はHGザク(オリジン)となっておりました。素材はPS素材です。

各部組立

頭部

モノアイはシール使ったマスキング塗装しています。

塗装順番としては

シルバー→光沢クリアー→クリアーピンク→モノアイ部分に付属のシール→ブラックの順で塗装して、最後にシールをはがして出来上がりとなっています。

サードパーティ製パーツ埋め込むのは面倒だし、シールじゃ少し安っぽいしといった方へはオススメです。

ランドセル

本体ブロックは左右分割となっています。

胸部

腹部のパーツ写し忘れです。下の写真でご確認ください。

動力パイプを固定するためにランドセルも一気に組付けております。

腕部

左手は平手付属します。シールドの接続部分が目新しいかんじです。

腰部

スカートはリア固定式です。リアスカートのマウントは穴が開いたままとなっています。

足首

足首は前後分割されています。クリアランスがギリギリなのか、脚部との接続ブロックをはめ込むのに少し苦労しました。

脚部

HGですが、フレームだけでも組上げられます(写真ありませんが)。

どんどんMGに近づいています。

動力パイプは上下がありますが、非常にわかりずらいです。

武装

ザクマシンガンはお馴染みのドラム式と給弾式の二種が付属しております。

対艦ライフル、ザクバズーカ(オリジン版)とヒートホーク戦闘用と形態用です。

素組完成

塗装する場合はスネのバーニアなどはマスキング必要です。

各部のモールド多めで、素組でも情報量が多い印象です。

ギミック&可動

首は前後へ大きく動かせます。肩のバルカン部分は奥まっているので塗装しずらそうです(別パーツにしてほしかった)。

胸部は寄せることができます。

スパイクアーマーをずらして水平近くまで腕は上がります。

スパイクアーマーの可動は水平2軸でおこなっているのでMGのように前後や斜めへは動きません。

肩の引き出し部も大きく引き出すことができます。

肘は完全に折りたたむことができます。

頑張ってはおりますが、膝は90度強といったところです。

足首は2ブロックになっており、前半分を持ち上げることができます。

左右にはかなり自由度が高いです。

少し不格好な接続パーツで、ランドセルにバズーカ接続します。なじみのあるリアスカートへの懸架は出来ません。マシンガンの予備弾は接続可能です。

ヒートホークの収納は懸架専用の物を使用します。

バズーカの予備弾倉はシールドに接続可能です。個人的にはシールド表面に火薬物を取り付けることに抵抗があります(シードとして使えないじゃん)。

アクション

お馴染みのザクマシンガンです。

給弾式マシンガンもなかなか味がありますが、40年しみついたマシンガンの印象を覆すのは少し難しいか!?

給弾ベルトの先はランドセル下部へ接続いたします。

両手持ちする場合は、左手一回分解して持たせないとならないのが、少し面倒です。

腰の可動するので、前かがみの態勢がとれます。

立膝も決まります。

ヒートホーク結構緩めで、固定させるのに少し苦労しました。

オリジン版の新装備、対艦ライフルです。

比較

オリジン版のガンダムとの比較です。どちらも細かい部分で装備の追加などが行われています。全長、全幅は似通った大きさです。(これぐらいのサイズが個人的には好きです)

まとめ

今回は「HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたしました。

キット内容としては、「シャア専用ザクII(オリジン)」にザクマシンガン(2種)を追加し、付属のシールが新しくなったものとなっております。このキット出る前にオリジン版シャアザク購入していた人には、ちょっと複雑な思いになるキットです(マシンガン諦めればいい話ではありますが、ザクマシンガンですからね~)。

ただキット事態は、ORIGIN版クオリティですので、各関節も良く動き、ジオン系MSのデザイン的不利を覆そうとするバンダイの魂を感じる1台となっています。

その分、パーツ分割なども、HGシリーズとしては複雑になっており、なかなか作りごたえがありました。

ただ、胸部のバルカンやザクバズーカなど、デザイン的にはみんながよく知るTV版から変更部分もあるため、若干敬遠しがちな方もいるとは思いますが、スタイルと可動を両立した良キットだと思います。

余談ですがファースト放映当時、バズーカの予備弾いったいどこにあるのか? 子供心に不思議に思っていた点も解消されたザクバズーカとなっており、気にしていたのは私だけではなかったのだな~とちょっと嬉しくなったりいたしました。

                

このあとレビュー予定の40周年「シャアザク」も参考していただき、お好みの1台をチョイスいただければと思います。

キットのグッドポイント

  1. ザク系デザインでもいかに可動範囲を広げるか、バンダイスピリッツのあくなき闘いを感じることができる関節各部の構造
  2. 豊富な武器類
  3. MGと違い組立にストレスのない動力パイプ

キットの残念ポイント

  1. 口部分のパーツがゆるくすぐ落ちる(要接着です)
  2. スパイクアーマーの取り付け構造が残念、合せ目消しも塗装もやりずらいです。
  3. 先に発売になったノーマルのオリジン版購入者はちょっと複雑な心境に

  • 登場作品:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
  • 型式:NS-06S
  • 名称:シャア専用ザクⅡ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル少佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2019年04月27日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL] レビュー

今回は『HG RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]』をレビューしていきます。

ガンプラ40周年記念アイテムの真打か!?といった立ち位置と思われるこのキット。完成見本写真だと、若干の不安もよぎる感じではありますが、40年の集大成となっているであろうこのRX-78をガンプラ歴40年の目で見て実感していきたいと思います。

今回は速報性重視で、出来たところから五月雨式にアップしていきます。

最終的には塗装も視野に入れて制作していきますが、素組の状況見て変更も有りということで。

パッケージ&内容物紹介

40周年ロゴが目立つところに配置された、今までのHGにない、あたらしいデザインパッケージになっています。上下にシルバーのラインが入っていて、注意書き(この商品にはガンダム1体が入ってます的な)が記載されています。

箱自体は薄いです。5.5cmと同じサイズのキットが少ないタイプです。

取説の解説には1980年からの1/144ガンダムの歴史が語られています。(RGももう10年!ってのには驚いた)

B5サイズ5面の裏表で、片面カラー、片面モノクロです。

ガンダムファンクラブのお誘いチラシが入っています。年間パスだと写真のνガンダム(ファーストロールカラーVer.)のキットがもらえます。

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、サーベルのビーム以外は当然ながら全て新規、専用ランナーです。

Aランナー イロプラ 青と黄色部分、白の腰部分などになります。ガンダムってイメージより青い部分が少ないんですよね。

B1パーツ ホワイト 脚部と頭部です。頭部のヘルメット部分は1体成型です。

B2パーツ ホワイト B1と対になる部分です。

C1パーツ グレー ハンドパーツとライフルです。C2はないですが、ナンバリングされています。(バズーカ他も本当はあったのか?)

D1パーツ ホワイト 2枚付属しています。これもD2のランナーは存在しません。

E1パーツ レッド スリッパなどの赤い部分です。赤味はシャアザクみたいな赤です。

F1パーツ グレー 関節部部分になります。

F2パーツ グレー F1と対になる部分です。

SB-13 クリアーピンク ビーム刃です。

ホイルシール ツインアイ部分だけシール使用となっています

各部組立

頭部

頭部のパーツ分割で目を引くのは、Vアンテナとひさし部分が一体化されているところです。口の赤いパーツに、目とバルカン部分の黄色のパーツとマスク部分をはめ込んで、頭部に挿し込む構造になっています。ここの押し込みが甘いと、Vアンテナのパーツがきれいにはまらないので注意です。

ツインアイはシール使用しています。わかりずらいですが、バルカンの黄色含め、メインカメラやリアカメラも色分けされております。

胸部

ボディの分割構造は新しいものになっています。基部となる上から三列目のグレーのパーツに肩ブロックや胸部、腹部などの可動単位のブロックを取り付けていく形になっています。

腰は細めです。中央のコクピットハッチの付近も段差を追加したアレンジになっています。

背中中央部分や肩上部はフレームむき出しのグレーとなっています。このあたり塗装してブルーにすると雰囲気変わるかもです。

ランドセル

ランドセル部はなんとパーツ2個です(サーベルを除く)!バーニアすら一体成型となっています。デザインも一番変更されている感じです。多くは求めず、割り切った感が強い部分となっております。

単体で見ると、ちょっとしょぼい感じです。

腕部

前腕部に関節が追加されております、引き出し可能となっています。

その分肩ブロックは非常に簡素化されております。肩アーマーは胴体から出ている腕部の接続軸に挿し込むだけとなっています。

胴体接続部分と肩ブロックの装甲は胴体に取り付けてから取り付ける形になっています。

腰部

フロントスカートの黄色い部分は真ん中から切断するように指示されています。今回の目玉の一つでもある、股間のVマークの色分けは単純な構造なので、ぜひとも今後の連邦系MSには採用してほしい内容となっています。

また、サイドスカートのパーツ構成も新解釈となっており、真ん中の四角いブロック部分で固定して、コの字型のパーツ部分が開きます。

リアにマウント用の角穴にビームライフルをマウント可能です。

足首

足首は分割されておらず、一枚板の足底です。アンクルガードは両端から接続されるタイプになっています。

関節の⊖部分の黒いところは抜けており関節部のグレーが見えることで色分けされています。他の肘、膝も同様です。

脚部

脚部(左の足首配置し忘れた)は脚の付け根の軸受けに新しい可動か所が追加されています。(上から2列目のグレーのパーツ)これで内股方向への可動が可能となっています。

太もも部が太く長く、ひざ下が細いバランスになっています。

武装

シールドの裏面が今までにないデザインにンっています。

シールド十字マークの横にスリットが入っています。

素組完成

つま先裏の肉抜きが目立ちます。可動域は広いですが、接地感歩もう一つ。スリッパに肉抜きアルモデルは共通して設置状態が弱く感じるのは気のせいか!?

ギミック&可動

首は胴体側と頭側の二か所の可動部分の恩恵で大きく動きます。

肩の接続部側の可動軸が大きな可動範囲を生んでいます。

当然ながら肘は大きく折りたためます。

今回の新機軸、前腕部の引き出し関節です。一旦引っ張って伸ばしてから、クッと曲げる感じです。この部分は回転もします。

腕の付け根は引き出せませんが、胸部のブロックごと動く感じです。ビルドダイバーズのGBNガードフレームにも採用されていた機構です。

胸部の青い部分を持ち上げる感じに稼働することができます。

腰は左右の回転、左右への振りが可能です。

サイドスカートは中央ブロックを残して可動します。

リアスカートも可動しますが、あまり意味はないような気がします。

膝も完全に折りたたむことができます。フロントスカートも水平まで開きます。

足首は後ろ側に大きくスイングします。

さらにスリッパ部が大きく開きます。

このキットで採用された脚部の接続部に新設された関節で、脚を外側だけではなく内側にも大きくスイングすることができます。

アクション

おそらく、このキットのの脚部の膝上と膝下のバランス変更は立膝をきれいに実現するために変えたのではないかと推測します。それぐらい決まります。

同スケールのドムがあれば踏み台にも出来そうです。

比較

関節の⊖位置で見ると、太もも部分が長いと思われがちですが、ヒザガード部分が小さいのと膝下が細いために、より強調されて見えるようです。

腰の太さは大きく違いますね。全体的にボディは貧弱に見えます。

シールドの大きさがかなり違います。

同じような時期に発売された2台ですが、設計コンセプトは全く別物だと感じます。オリジン版はプレーンなRX-78ではありませんが、今までの延長線上にある最新キット、ビヨンド版は(誰をターゲットにしているかは不明ですが)新しいRX-78の提案といった感じでしょうか。

塗装

検討中です…

まとめ

今回は『HG RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL] 』 をレビューしてきました。ガンプラ40周年を記念するアイテムとあって、新しい挑戦が随所に盛り込まれたアイテムとなっております。

前腕部の引き出し関節や、脚部の付け根の新機構、股間部のVマークの成型色再現や、頭部の分割方法など、今後のHGシリーズにフィードバックされそうな内容盛りだくさんでした。

ただ、その分割り切る所の割り切り方も大胆で、肩ブロックやランドセルのパーツ構成の簡素化は少し驚きました。

また、ゲート部分も改良されているのか、白化しずらく、痕も残りずらいものになっていました。おそらく、ゲートの面積が小型化され、くさび部分の角度がより鋭角になったのかなと(検証したわけではないですが)。

このキットのターゲットがこの先10年を見据えた先にあるのか、アイテム名通りに世界戦略を見据えているのかはもう一つ謎ですが(ちなみに、「BEYOND GLOBAL」でGoogle翻訳してみると、日本語には訳せないみたいです。和製英語か!?)、明らかに今までのHGとは一線を画すキットとなっています。

ただ、アレンジ強いため、今までのHGとの親和性は低く並べて置くならオリジン版かな~とも感じてしまいます。

キットとしてはビルドシリーズ近い構成で、可動や形状は自分で作る(今は亡き)「ハイコンPRO」といったイメージでした。

このキット後の完全新規HGシリーズがどうなっていくかを期待してみていきたいと思います。

キットのグッドポイント

  1. 股間のVマークまで成型色で再現
  2. 新しい挑戦も多数取り入れられている関節構造
  3. 好みは分かれると思うが、新しいスタイリングに挑戦した勇気(G40だけじゃなかったのね)
  4. 白化も痕も残りにくい進化したゲート

キットの残念ポイント

  1. アレンジ強めなため、他のHGと並べると違和感が…
  2. 正面からも見える足裏の肉抜き
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-78-2
  • 名称:ガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立艦隊(ホワイトベース隊)
  • 商品価格:2,200円(税10%込)
  • 発売:2020年6月6日
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG リックドム

今回は『MG リックドム』をレビューいたします。20世紀の傑作キットも発売されてから、間もなく20年!? 出来がよすぎて2.0にアップデートするタイミングを逸したともいわれておりますが、果たして平成が終わる今でもまだ通用するのか?を見ていきたいと思います。

このあと、プレバンからMGドムベースで関節部の改修がされるMGドワッジの発売も控えているので、あらためてチェックするにはいいタイミングだとも思いました。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはビームバズーカを構えた姿になっています。このビームバズーカ、ファーストシリーズをリアルタイムで見ていたオールドタイプの自分には後付け設定だったんでイマイチなじめてないんですよね。

組立説明書は当時のMGスタンダートで裏面に背面写真、中面にカラーの解説、ページひらいて最初の方にはカトキ氏のイラストに解説もあるしっかりしたものになっています。考えてみると、当時のキットはある意味みんなVer.Kaだったともいえるんでしょうかね?

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PSとABS混在です。

Bパーツ ブラック PS素材 足のパーツがでかいです。

Cパーツ グレー PS素材 ジャイアントバズとフレームなどです。

Eパーツ パープル PS素材 

Fパーツ グレー PS素材 内部フレーム中心です。

Hパーツ パープル 脚部スカートです。

Iパーツ ブラック 頭部や肩部分です。

Jパーツ グレー PS素材 脚のフレーム部になります。

Kパーツ パープル PS素材

Mパーツ 追加のポリキャップです。

Nパーツ グレー PS素材 ビームバズーカ本体です。

Oパーツ グレー PS素材 リックドム専用のランナーです。

ポリキャップです。

マーキングシール こちらは剥がして張るタイプのシールです。

ガンダムデカールになります。上から子するタイプです。個人的には苦手なシールです。

ビームバズーカで使用するジュエルシールです。

各部組立

頭部

頭部のモノアイは頭部を外して、動かす形になります。

胸部

背中のバーニア部がリックドム専用となっています。

腰部

サイドスカートも本体にはポリキャップで接続していますが、なぜか稼働しません。フロントのみ動きます。

腕部

指は5本が独立で稼働します。肩アーマーの内側のあかが気になります。

脚部

あらためて見ると、足首の大きさに驚きを感じます。足首のフレームへの接続方法が今はあまり見ない形で新鮮です。

武器

ヒート剣は発熱時の青いものは付属していません。

素組完成

接地面がどっしりしているドムのフォルムが再現されています。横から見ると猫背気味です。

各バズーカを構えた立ち姿はかっこいいですが、腕のクリアランスやマニュピレーターの保持力の問題で持たせるのは一苦労です。

ギミック&可動

肘はしっかり曲がります。

膝も思いのほか曲がりますが、ももの前方への可動域があまり広くないので生かし切れていません。

足首も関節が二か所あるので思いのほか大きく動きます。

肩は横への開きも、上方へもきれいに上がります。

多少ですが首も上下します。

頭部を外してモノアイを稼働させます。

5本独立可動がなせる技!

上半身と下半身の接続部分のボールジョイントで前後左右に動きます。

アクション

肩関節は引き出し式になっていないため、バズーカ構えるのは結構苦労します。特に左手がうまく届かないためグリップ握らせるのが一苦労です。

脚部が重いので、アクションベースでも大胆のポージングは不向きです。

ヒートサーベルは黄色のみなのが残念です。

比較

ドムも大きいイメージだったんですが、ゲルググの方が頭一つ大きいです。こんなに差があるとは思っていませんでした。これもスケールモデルならでは気が付けた点かと思います。

やはりVer2.0と並べてしまうと、パネルラインのスジボリなど一緒に並べると差を感じます。

まとめ

今回は『MG リックドム』をレビューいたしました。

さすがは20世紀の傑作キット、プロポーションやドムらしさといったところは今見てもなかなかのものでした。

関節の構造なども最近は見ない作りであったりして、なかなか興味深いものでした。

しかし、やはりここ最近発売されているキットを知ってしまった後だと、物足りなさや古さも感じられるものでした。

可動域では肩関節の引き出し構造が採用されていないため、バズーカを構えるのにどうしても無理が出てくる点や、ももの可動域、手足の付け根もポリキャップ頼りなので、重みでダレることや、全体的なパーツ剛性の低さなど、気になる点も散見されます。

今度プレバンで発売される「MG ドワッジ」は肩の引き出し部含め、関節部分がリニューアルされているとのことなので、どれくらいの進歩がみられるか楽しみに待ちたいと思います。

いっそのことドムVer.2.0にしてしまえばいいのにとも思いおますが、部分改良だけでまだいけるというバンダイ判断をしかと見届けたいともいます。

とはいえ、1/100でドムが欲しいとなると、現状は今のドム&リックドムしかないので、そろそろまた20年持つ傑作キットを期待したいところです。

キットのグッドポイント

  1. 雰囲気通りのドムが誰でも組み立てることができる。
  2. しっかり曲がる肘と膝
  3. 色再現もほぼOK

キットの残念ポイント

  1. バズーカ構えるのが一苦労
  2. 各スカート裏の赤い部分と黒い部分との接合性がいまいち
  3. ポリキャップ頼りの手足の付けね
  4. つなぎ目が豪快な ビームバズーカ
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-09R
  • 名称:リックドム
  • 搭乗者:ジオン一般兵
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:4320円
  • 発売:1999年10月