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HGUC サイコガンダム 全塗装 レビュー

HGUC サイコガンダム」素組のレビューからの続きです。その大きさと、結構あるマスキング部分に恐れをなしてしばらく未着手でしたが、オリンピック終わりの3連休で時間が取れたので最後までたどり着きました。

いつもは、完成見本写真になるべく忠実に色も選択しておりますが、今回は黄色の部分をキャンディ塗装でメタリックイエローにしております。

サイコガンダムの黄色い部分て何なんだろうか?とちょっと疑問に思い、勝手に想像膨らませて、サイコ関連の通信パネルかなんかではと勝手に断定、それならメタリック(これも勝ってな想像)の方がそれっぽいと言うことで、慣れないキャンディ塗装を選択いたしました。

塗装レシピ

ブラック:当初はガイアノーツのスチールブラック(ボトムズカラー)で全部塗る予定でしたが、足りない可能性があったので(店頭品切れで手に入らず)、スチールブラックとミスターカラーのブラックを2:1に青少々と白少々です。

レッド:モンザレッドに黒少々

ももなどのグレー:ミディアムブルー50、レッド30、ホワイト20と説明書通り

イエロー:黒サフにガイアノーツのプレミアムミラークロームの上に、クリアーイエローにクリアーオレンジ少々

ホワイト:ガイアノーツ ニュートラルグレーⅠ

センサーピンク: 黒サフにガイアノーツのプレミアムミラークロームの上にガイアノーツ クリアーピンクです。

クリアコートはブラックが半光沢、イエローが光沢、それ以外はつや消しです。

塗装済み完成

モビル・フォートレス

アクション

比較

まとめ

「HGUC サイコガンダム」全塗装してみました。

予想はしていましたが、HGとはいえ半端ない塗装面積でした。ボディのブラックは、Mrカラーの瓶1本丸々調合したのですが、全く足りず追加調合して、結局ほぼ2本分必要でした。

そして、平面の面積が非常に大きいので、エアブラシでも気を抜くとすぐにムラになるため、なるべく薄く、何度も塗ったのですが、それでもシールドの表面などには、色が薄い部分が残ってしましました。

また、色分けも最近のHGほどではないので、マスキングもある程度必要でした。特に腹部のメガ粒子砲は、先に赤塗って、マスキング、グレーの順番で塗装いたしましたが、境界線のカットがなかなかに大変でした。

塗装面積や、マスキングなどなかなかにハードルの高いHGでしたが、その分、その大きさも相まって完成したときの満足度は高い1台です。

HG サイコガンダム レビュー

今回は今更レビューシリーズで「HG 1/144 サイコガンダム」を紹介していきます。

ネオジオングやデンドロビウムのようなMS+大型装備といった構成ではなく、単体のMSとしてはHGシリーズでおそらく最大級の機体となります。

2020年時点で既に発売から15年以上が経過している本キット(積みプラ状態も15年か)を素組で確認後、塗装(今回は合わせ目消さないと辛いかな~)して仕上げていきたいと思います。

刻の涙とはまさにこの機体か!?とゼータシリーズの中でも印象的なMSを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはMGと同等の大きさになっています。香港での場面が描かれています。

ランナー紹介

A1・A2パーツ PS素材 ブラック 取説ではA1と2で分かれて掲載されていますが、実際はつながった状態になっています。頭部や前腕、肩、脚部となっています。

Bパーツ PS素材 ブラック シールドと脚部です。2枚入っています。

Cパーツ PS素材 ブラック胴体部分です。パーツが非常に大きいです。

Dパーツ PS素材 グレー 胴体やモモなどのブルーグレー部分です。

Eパーツ PS素材 レッド シールドとスリッパ部分です。

Fパーツ PS素材 レッド 頭部などの赤い部分です。

G1パーツ ポリエチレン イエロー Vアンテナ部は軟質樹脂になっています。ディスプレイ用のPS素材の物は付属していません。

G2 PS素材 イエロー

Hパーツ ABS素材 ホワイト 脚部のフレームが中心です。

Iパーツ ABS素材 ホワイト 胴体部のフレームやハンドパーツになります。

Jパーツ PS素材 ブラック 2枚入りで腕部や肩パーツになります。

PC-129 ポリキャップです。

ビス7本+1(予備)です。

ホイルシールです。本体のイエローのラインとツインアイになっています。メインカメラやバックカメラ、その他の色分け部分は付属しておらず、最小限といった感じです。

各部組立

頭部

前後のモナカこうぞうです。マスクはコクピットハッチ部が別パーツとなっています。

この後もそうですが、ゲート跡部分のヤスリ痕が目立っておりますが、気にしないでください。実は、ほほの部分が左右非対称。軟質樹脂のアンテナですが、安全ダボあります。

側面の合せ目部分に凸モールドが入る、イジワル分割となっています。

胴体部

胴体は腰の前半分を先に製作します。

変形機構があるため、ボディ内部のパーツが多めです。

本体組立時に脚部と頭部も一緒に組み込む形となっていましたので、今回は逆らわず説明書通りに組んでみました。

ランドセル

変形時に頭部をカバーする部分が真ん中に配置されています。

腕部

腕部も変形するための内部パーツがあるため、部品点数は多めです。

肩パーツの胴体接続部分は塗装が必要です。

足首

脚の甲の部分は、中央からの見事なモナカ割です。さすがに合せ目消そうかと思います。

脚部

太ももから仕方は白いフレーム作成して外装かぶせる形です。脚の付け根や足首はポリキャップ頼みの関節です。

武装

シールドは同じものを2個作成します。2個とも上下どちらでも対応可能です。

素組完成

プロポーションはサイコガンダムらしく力強い印象でカッコよくまとまっています。シールド巨大です。

ボディの黄色いライン部分はシールですが、全てモールドがありますので、マスキングで塗装しやすいかと思います。脚の甲は見事に合わせ目出ます。

ギミック&可動

首は上下に稼働しますが、あまり大きい可動範囲ではありません。

肘は90度弱といったところでしょうか、上腕の出っ張りがあるため干渉しております。

腕は水平近くまでは上がります。

肩の板部分が稼働するので、腕も上まで上げられます。前腕部にある穴(変形時にシールド接続するところ)の中が赤と白の成型色が丸見えなので塗装が必要です。

膝の可動も90度といったところです。

足首はポリキャップボールジョイントなので、大きく自由動きます。

真っ黒でわかりづらいですが、頭部のコクピットハッチが開閉します。

アクション

武器もなく、関節数も決して多くは無いのでポージングもありきたりな感じになります。何となく故ジャイアント馬場さんを思い出しました。

変形

モビルフォートレス形態へ変形可能です。見事な塊感です、プロポーションもいい感じです。

太もものシールド接続部のふたを外す程度で、ほぼ完全変形です。

比較

我が家には完成済みの1/144のMk-Ⅱが無いため、RGのゼータとの比較となっております。ゼータの2倍以上って感じです。こんなデカいものが動いて、空飛ぶとは到底思えません、ミノフスキークラフトおそるべし。

塗装

こちらのサイトでレビュー中

まとめ

今回は「HG サイコガンダム」をレビューしてきました。

15年前のキットというのを各所で感じる内容でしたが、完成後の圧倒感はさすがと言わざるを得ないキットであることを再確認したかたちになりました。モビルスーツ形態、モビルフォートレス形態ともにプロポーションも良好です。

関節可動範囲の狭さは気にはなりますが、もともと躍動的に動くMSでもないので十分かとも思います。

ただ色分けに関しては、シールでも再現されていない部分が多々あったり、本体の白い部分が全てABSなので、塗装時も注意が必要な点、現在のキットと比較するとヒケも目立ったりと、しっかり仕上げようと思うと結構手間がかかる1台です。

しかし、他のHGシリーズの何物にも似ていない唯一無二の存在は大きな魅力でした。

ゼータシリーズが好きな方、家にMk-Ⅱやゼータをお持ちの方には家に1台置いておきたいオススメのキットです。(置き場所もMG級ですが)。

2020年9月にバウンドドックの発売が決まりましたので、ボリノーク・サマーンの後にHGゼータシリーズの最後を飾るイベントキットとして、最新技術でサイコガンダムMkⅡも出していただきたいところですね。

キットのグッドポイント

  1. 他の何物にも似ていない、圧倒的な存在感(よくぞキット化してくれました)
  2. 今見ても十分かっこいいプロポーション
  3. モビルフォートレス形態も良好

キットの残念ポイント

  1. やはり古さを感じるパーツ分割
  2. 同じく、シールでも再現されていない色分け数か所
  3. 変形用のロック機構が弱く、何度も遊ぶと固定できなくなりそうな予感

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:MRX-009
  • 名称:サイコガンダム
  • 搭乗者:フォウ・ムラサメ
  • 所属:地球連邦軍(ムラサメ研究所)
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2004年8月
  • 積みプラ解消: -12cm(パッケージの高さだけで算出)