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RG ゴッドガンダム レビュー

今回は「RG 1/144 ゴッドガンダム」をリアリスティックデカール+クリアーコートでレビューしていきます。リアルグレードのキットは一度組むと外すことが困難なパーツが多いため、レビューしつつ最終完成形として仕上げてまいります。

機体紹介

「機動武闘伝Gガンダム」の後半の主役機、ネオジャパンのガンダムファイター、ドモンカッシュが駆るモビルファイターです。

シャイニングガンダムをベースに、ミカムラ博士により開発され、第13回ガンダムファイトの決勝大会で活躍しました。

キット紹介

キットはリアルグレードシリーズ第37弾として2022年8月に一般店頭にて発売となりました。当初の予定(6月発売)より発売時期が2か月後ろ倒しとなっております。

設計は完全新作で、本編で印象的な腕組ポーズの再現や、MFならではの格闘ポーズが決まるような可動域の確保とリアルな外観の両立を目指したキットとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはBパーツ以外、すべて「RG 1/144 Gガンダム」表記&PS素材です。Bパーツは「ADVANCED MS JOINT 20」表記でABS&PP素材です。

各部組立

コアランダー以外は、パーツ切り出し→ゲート処理→スミ入れ→リアリスティックデカール貼り付け→クリアコートを行ってから撮影しております(コアランダーのみ撮影してからデカール貼っています)。

クリアコートは全てミスターカラースーパークリアーシリーズのスプレー缶使用してます。

ホワイト部は半光沢、フレームはつや消し、外装はつや消しのUV Cutタイプです。本当は外装全てUV Cutタイプにしたいのですが、半光沢は商品化されていないので、通常版です(クレオスさん商品出して!)。

頭部

胸部

ランドセル(コア・ランダー)

腕部

腰部

足首

脚部

武装他

フレーム完成

デカール&クリアコート完成

スミ入れは基本スミ入れシャープペンとコピックモデラー0.2mm使用しています。

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「RG 1/144 ゴッドガンダム」をリアリスティックデカール&クリやコート仕上げで見てきました。

「最新のガンプラが、最高のガンプラ」と言わんばかりの素晴らしいキットでした。可動、パーツ分割、作りごたえと非常に高次元でバランスの取れた1台でした。

おそらく、人の動きにどこまで近づけられるのか、みたいなのが開発時の裏テーマであったのではないかと思われるほど、よく動きます。

また、頭部をはじめパーツ分割も秀逸で、目立った合わせ目もなく、プロポーションも普通に見た限り文句ない出来でした。

目立ちそうなところにはアンダーゲート処理も施され、この後に出てくるであろう、エクストラフィニッシュやメッキバージョンなどの塗装済モデルにも対応したつくりとなっています。

個人的には、今はまだない水転写デカール(純正品)が流通したら、全塗装で仕上げてみたい欲求に駆られました。

成型色の質感やゲート部分の改良も素晴らしく、ガンプラ好き、Gガン好き万人にオススメできる1台でした。

以上、「RG 1/144 ゴッドガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ガンプラ史上最高レベルの頭部分割
  2. クサビ形からより進化した、跡が残りにくい細ゲート
  3. 可動もプロポーションも良好なのに、部品点数も抑えてあり作りやすい

キットの残念ポイント

  1. 水転写デカールの選択肢も発売時に用意してほしかった
  2. 素組だと一緒に並べられるクオリティのMFがない
  3. なし

  • 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
  • 型式:GF13-017NJⅡ
  • 名称:ゴッドガンダム
  • 搭乗者:ドモン・カッシュ
  • 所属:ネオ・ジャパン
  • 商品価格:3,850円(税10%込)
  • 発売:2022年08月13日
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

HGFC シャイニングガンダム レビュー

今回は「HGFC 1/144 シャイニングガンダム」をレビューしていきます。

機体紹介

「機動武闘伝 Gガンダム」の前半の主役機、ネオジャパンが第13回ガンダムファイト用に開発したモビルファイターです。

本機の特徴は、搭乗者の感情や状態を機体に反映することができ、「ノーマルモード」、「バトルモード」、「スーパーモード」、「真のスーパーモード」と機体をパワーアップできることにあります。

また、ノーマルモードの頭部デザインは鎧をイメージたもの、バトルモードは歌舞伎をモチーフにしたものとなっており、日本を強く意識したデザインになっています。

必殺技はバトルモード以上で使用することができる”シャイニングフィンガー”!!!

ドモンの決めセリフ「俺のこの手が光って唸る、お前を倒せと輝き叫ぶ」とともに発せられる、手のひらで掴んだものを粉砕する、ガンダム史上でも1、2を争う有名技です。

機体は予選ラウンドを戦い抜き、デビルガンダムを倒した後に、ギアナ高地でのマスターガンダムとの闘いで大破、その戦闘データをゴットガンダムに引き継ぎ放棄され、その役目を終えています。

キット紹介

キットはHGFCの第三弾として2011年8月に発売、新規金型のキットとなっています。

コアランダーが脱着可能、シャイニングフィンガー用のクリアーグリーンのハンドパーツ、対戦エフェクト用の右手大型ハンドが付属しいます。

ノーマルモードからバトルモード、スーパーモードへはパーツの差し替えで再現しています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナーはすべてPS素材でABSは使用していません(KPSも)。また表記も全て「HGFC 1/144 シャイニングガンダム」となっています。

各部組立

頭部

胸部

コアランダー

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ノーマルモード(左)とハイパーモード(右)です。バトルモードは頭部と前腕のみ展開した状態ですが今回割愛です。

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGFC 1/144 シャイニングガンダム」をレビューしてきました。

前のレビュー2本と合わせて、HGFC3体続けてレビューしてきましたが、全体的に価格抑えて、HGUC系統よりもシンプルな構成で、合わせ目なども無理せずそのまま、といった印象でした。

対象ユーザーや対象年齢も少し違うところを意識しているのかな~といった感想です。

このシャイニングガンダムもスーパーモードへの変形は差し替えが基本で、頭部に至っては各モード用に丸々2個用意する構成で、他の部分もヒンジ設けてスライドさせたりもせず、1回外して取り付け位置を変えるなど、コストと各モードの出来を両立させた内容となっています。

HGであれば、余計な可動ポイント作らず、このような形でも十分な気がします(MGやRGはそうなってほしくありませんが)。

ひじの可動範囲や、胸部と腹部の間に可動軸が無くて大きく屈めなかったり、スーパーモードで現れる裏側パーツも肩のシール以外は要塗装だったりと、足らざる部分も多々ありますが、その分手を入れれば完成度が格段に違ってくるキットだと思いました。

RGゴットガンダムと並べておきたい一台でもありますし、一度手にとってはいかがでしょうか。

以上「HGFC 1/144 シャイニングガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 割り切って差し替えとしたスーパーモード
  2. スタイリングはよくまとまっている
  3. 太もも上部に設けられた回転軸

キットの残念ポイント

  1. 格闘タイプなので、普通の平手も欲しかった
  2. 肩アーマーやスネなど合わせ目が結構目立つ
  3. 塗装仕上げの場合、塗分けが大変そう

  • 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
  • 型式:GF13-017NJ
  • 名称:シャイニングガンダム
  • 搭乗者:ドモン・カッシュ
  • 所属:ネオジャパン
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年08月27日
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)


HGFC マスターガンダム&風雲再起 レビュー

今回は機動武闘伝Gガンダムから、「HGFC 1/144 マスターガンダム&風雲再起」をレビューしていきます。

機体紹介

主人公ドモン・カッシュの師匠である東方不敗ことマスターアジアの駆るネオホンコン所属のガンダムです。前回大会の優勝機体「クーロンガンダム」をベースにデビルガンダムのDG細胞で構成されたモビルファイターです。

マスターアジアの精神力でDG細胞を完全にコントロール下に置き、本体の自己再生にのみにその能力が発揮されています。

ドモンのシャイニングガンダム、ゴットガンダムと戦いを繰り広げ、ガンダムファイト第13回大会最終バトルロイヤルで、石破天驚拳の壮絶な打ち合いの末、石破天驚ゴッドフィンガーで敗北、機体は破壊されます。

キット紹介

HGFCシリーズとしてゴット、ノーベル、シャイニングに続き商品化されたキットです。時期的にはユニコーンシリーズが始まる直前になります。

パーツはポリキャップ以外、完全新規です。ウイングバインダーのノーマルモードとアタックモードは差し替え対応となっています。

なにより、大きなトピックスとしては、モビルホース”風雲再起”もセットになっている点ではないでしょか。

それでは、マスターガンダム本体とモビルホースを見ていきたいともいます、レディ、ゴー!

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツはすべてPS素材でABS製パーツは使用していません。

各部組立

頭部

胸部

ウイングバインダー

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

風雲再起

ここからは風雲再起を作成していきます。

頭部

胴部

前脚

後脚

台座

素組完成

アクション

比較

後ほど…

まとめ

今回は「HGFC 1/144 マスターガンダム&風雲再起」をレビューしてきました。

マスターガンダム本体は、シンプルな作りながら関節もよく動き、モビルファイター独特のポージングもよく決まる、良キットでした。

ただ、ウイングバインダーの重量で後ろヘビーなため、スタンドなしで直立させるには、絶妙なバランス感覚が必要です。

一方、風雲再起もついて2,860円(税10%込)という価格設定をクリアするためか、割り切った部分も見受けられます。風雲再起含め、黄色い部分はすべてシールまたは塗装対応となっています。

そして、その風雲再起ですが、なんと足首が動きません!パーツ見ているとボールジョイント方式のように見えますが、実際に組み込むと固定されています。

そのため、前脚の付け根やヒザ関節は稼働しますが、足首の角度調整ができないためスタンドなしでの立ち姿は前脚が少し不自然、バンダイ公式写真ではスタンドありきのものしかなく、馬型の立派アクションベースといった状況です。

何かしらの理由はあるにしろ、可動するようにしてほしかった。

全体的には、オーソドックスな作りで、初心者にも優しい内容と思われ、オススメな1台です。

以上、「HGFC 1/144 マスターガンダム&風雲再起」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 凝った作りはないが、シンプル設計でも機体の特徴や世界観が表現されている
  2. 片方だけではなく、左右ともに用意されているダークネスフィンガーなどのハンドパーツ
  3. 風雲再起とセットで販売した商品構成

キットの残念ポイント

  1. 手首パーツがポロリしやすい
  2. 風雲再起をしっかり仕上げるには、塗装もスミ入れも結構必要
  3. 基本、スタンドありきな風雲再起(立派なスタンド状態)

  • 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
  • 型式:GF13-001NHⅡ
  • 名称:マスターガンダム
  • 搭乗者:マスター・アジア(東方不敗)
  • 所属:ネオホンコン
  • 商品価格:2,860円(税10%込)
  • 発売:2011年08月27日
  • 積みプラ解消: -10cm(パッケージの高さだけで算出)

HGFC ノーベルガンダム レビュー

今回は「HGFC 1/144 ノーベルガンダム」をレビューしていきいます。

ガンプラの中でもかなり異色な1台、来月の「RG ゴットガンダム」発売前に脇を固めておきたいと思います。

機体紹介

ノーベルガンダムは「機動武闘伝Gガンダム」のモビルファイターで、パイロットはネオ・スウェーデン所属のガンダムファイター、アレンビー・ビアズリーです。

初めての宇宙世紀以外の作品で登場する、初めての女性型ガンダム。

どこかで見たことあるようなデザインで、一部では「セイラーガンダム」とも言われているとかいないとか。

ただ、華奢な見た目とは裏腹に、機体性能はゴットガンダムとも互角認戦える能力を持ち、更には外部からの指令で発動する「バーサーカーシステム」で強制的にパイロットを暴走させ、攻撃力をアップさせる装置なんかもついてます。

キット紹介

主役のガンダム2台、マスターガンダムに続きHGFCシリーズとして発売(続きはいつでるのかな~)。このキットとの成型色と一部パーツ替えで「HGFC 1/144 ノーベルガンダム バーサーカーモード」も一般発売されています。

キット本体は完全新設計、ガザCなどに付属していたスタンドが半透明のホワイトカラーに成型色変更して付属しています。

また、お姫様抱っこされるのを再現するHGFC ゴットガンダム用ハンドパーツも付いています。

パッケージ&内容物紹介

組立説明書も標準的な構成ですが、少し横幅が狭く小さめです。

ランナー紹介

ランナー表記はすべて「HGFC 1/144 ノーベルガンダム」になっています。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

その他パーツ

素組完成

ギミック&可動

ひざの曲がりが足りず、女の子座りも決まらず。

アクション

比較

追って追加します。

まとめ

今回は「HGFC 1/144 ノーベルガンダム」も見てきました。

女性型の機体なので、全体的に華奢な作りとなっており、ポリキャップレス構造でパーツ数も少な目でした。

肘、ヒザ関節もサイズ的制限があったのか、どちらもシングル関節で、可動範囲が狭めなのが格闘中心の機体なのに残念な感じでした。

せっかくのモビルファイターなので、格闘ポーズをばりばり付けられる広い可動域が欲しかったです。

頭部の色分けは頑張っておりますが、セーラー服(風)の白いラインや太もものリボンなどはシール再現です。しかし、段差やモールドもあるので、マスキング自体はしやすそうです。

本来であれば「RG Gガンダム」の発売に合わせたシリーズ再販でしたが、発売日が変更となったことで主役抜きのGガン祭りだったのは少し残念でした。

ただ考えようによっては、2か月延期になったおかげで、Gガンシリーズ作る時間ができたかなと。

RGでお姫様抱っこができるのか!?試せる日を待ちたいと思います。

キットのグッドポイント

  1. よく考えられている頭部の分割
  2. ほかのキットにはない、ビームリボンが面白い
  3. シール再現ですが、左太ももなどのラインマーキング部も段差があって塗装派にも優しい

キットの残念ポイント

  1. モビルファイターなのに、可動範囲が狭め
  2. 足首、手の甲などが外れやすい
  3. 全体的につくりが小さいので、頭部バルカンやスラスターなどの塗分けが大変そう

  • 登場作品:機動武闘伝Gガンダム
  • 型式:GF13-050NSW
  • 名称:ノーベルガンダム
  • 搭乗者:アレンビー・ビアズリー
  • 所属:ネオ・スウェーデン
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年01月09日
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG 1/100 Gガンダム レビュー

今回は今更レビューで「MG 1/100 Gガンダム」を見ていきます。

MGシリーズも発売して24年、HGUCも約20年と結構な年数経てきました。

人気モデルは順次リニューアルしていますが、全てのモデルがVer2.0なりリバイブ(終了したのか?)が行われるとは限りません。

そこでここでは少し古めのMGやHGは現在の目で見たときに果たして今でも買いなのか否かを検証していきたいと思います。

MGリックドムに続きまして、起動武闘伝Gガンダムの後半の主役機「Gガンダム」を取り上げてみたいと思います。

Gガンダムはガンダムファイト用にネオ・ジャパンが開発したモビル・ファイターでパイロットはドモン・カッシュ。

ミカムラ博士がドモンのためだけに開発し作り上げたMFです。

キットは2001年11月に発売、Gガンダムの格闘中心の世界観を再現するために、
「アクションフレーム」を採用したキットになっています。

MGロゴの下にFIGHTING ACTIONのロゴがついています。

現在のフルフレームとも少し違いそうな、アクションフレームについても見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

当時のMGには付属している中蓋です。正面からの大きな完成写真は大概これしかないので、なかなか捨てられない厄介なやつです。

裏面は背中らのショットになっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PS素材 ゴットフィンガーのクリヤーオレンジのパーツが付いています。

Bパーツ ブルー PS素材 胸部やコアランダーなどです。

Cパーツ グレー PS素材 脚部フレームなどです。

Dパーツ レッド PS素材 肩や足首などになります。

Eパーツ グレー 合成ゴム 足底と手首になります。

Fパーツ ホワイト PS素材 2枚入り 脚部などです。

Gパーツ グレー ABS素材 アクションフレームがこのランナー1枚にまとめられています。

Hパーツ イエロー PE素材 頭部アンテナの軟質樹脂素材の交換パーツです。アクションモデルならではの配慮かと思われます。

I1パーツ ライトブラウン PS素材 ドモンのフィギュアです。

SB4パーツ クリヤーグリーン PS素材 ビーム刃です。

PC-123 ポリキャップです。

ビス4種類です。

胸部に貼るジュエルシールです。キングオブハートの紋章がプリントされています。なぜか説明書には記載されていないのですが、貼るときは向きに注意です。

色再現用のホイルシールとマーキングシールです。ライン部分中心ですが、ホイルシールによる色再現部分が結構必要になっています。

アクションフレーム組立

腰パーツブロックのボールジョイントを上半身のパーツで前後からはさんでビスで止める方式になります。1パーツですが、腕の引き出し関節もあります。

腕の主要関節もビスで絞めていく形になります。ここのビスの締め具合で関節の肩さも変わってきます。

脚部も足首はボールジョイント挟み込み、膝はビス止めしていく形になります。

腕は鍵穴式の差し込み、脚部はポリキャップでのボールジョイント接続になります。

今でこそ、MGのフルフレームは当たり前ですが、当時としては結構画期的だったはず(すみませんよく覚えておりません)です。

各部組立

頭部

頭部のツインアイには先にシール貼っております。頭部の二段カメラはVアンテナパーツ部分が担っていますので、シールや部分塗装を行わないと黄色になってしまいます。

胴体

フレームの段階で腰パーツが分割できないので、胴体は上半身と下半身を一気に組み立てます。

腕部

フレームに外装パーツを取り付けていきます、手首がゴムパーツとなっています。なぜゴムパーツにしたかは今となってはよくわからずですが、あまり効果はなさそうです。

脚部

足裏もゴムパーツです。こちらはその重量で接地性向上には多少役立っているかとは思いますが、プラでもいいのではといった感じです。

コアランダー

コアランダーは機種が90度曲がって合体モードになります。

武装

ビームソードとゴットフィンガー用の手首です。

その他

ドモンのフィギュアです。

素組完成

背中のバーニア部が結構出っ張っています。

額のカメラはシール使う予定でしたが、失敗したためガンダムマーカーで塗装しております。

ギミック&可動

胸のマルチプライヤーゲートが開閉します。中にはジュエルシールでキングオブハートの紋章が浮かび上がっています。

腕組ポーズ再現のために、飛び出している胸の上部が胴体内に引っ込みます。ただこの可動部分のクリアランス確保するために胴体上面プレートとの間にすき間ができます。

腕のプロテクタークロウもハイパーモード時に展開します。

フクラハギの装甲が展開します。

背部のエネルギー発生装置の開放状態(右)です。6本のエネルギー発生装置にはそれぞれ幻、夢、影、泡、電、露と名前がついています(シールもついてます)。

肩のマシンキャンは開閉します。

コアランダーのキャノピーも開閉します。

コアランダー着脱できます。

動画

アクション

やはり、拳を燃やしてこそのGガンダム!

腕組ポーズはもう一つ手首をうまく持っていけませんでした。

アクションベースには対応していないので無理やり乗せている感じです。

取説のイメージほど足が上がりません。

立膝も可能です。

比較

ガンプラの基準機「RX78-2」との比較です。Gガンダムの方が身長低いのは驚きです。

まとめ

今回は『MG Gガンダム』をレビューいたしました。

既に20年近く前のキットやいかにと思いながら作成してまいりました。

各関節部にネジが必要であったり、パーツも最近はあまり見かけない「ヒケ」や、合せ目が目立つパーツ分割、全体的にモールドが甘めであったりと、最新のキットと比較してしまうと、気になる部分はたくさんありますが、完成した(素組ですが)キットは紛れもない「Gガンダム」でなかなかの存在感を感じさせます。

首の付け根と胸の部分の隙間などは気になりますが、ボディバランスなどは今でも十分通用するかともいます。

今ならパーツ分割で色再現されている部分もマスキング必須で 部分塗装または全塗装で再現してみたり、パーツの合せ目や少し大きめなパーティングラインにヒケの処理、スミ入れ、ドライバー使ったねじ止めなどプラモ工作の基礎技術を高めるにはうってつけな素材とも感じました。

このキットちゃんと時間をかけて仕上げることができれば、素組とは一味違った完成品になるともいます。

くしくも先日、ハイレゾリューションモデルのGガンダム発売も発表されましたので、20年の年月を経て商品化されるバンダイの進歩もチャンスがあれば確認したいともいます。

キットのグッドポイント

  • 当時としては抜群の可動域 引き出し関節も搭載!
  • プロポーションは今見てもなかなか良好
  • MGとしては比較的安価(HGのマスターガンダム&風雲再起より安い!)

キットの残念ポイント

  • 謎のゴム素材(足底はともかく、手首はちょっと)
  • あまり効果のない胸部が中へ入る可動(腕組ポーズ用の動作)
  • 結構多いネジどめ部分
  • 緩いよりは100倍いいが、ネジどめのために関節が固い&動きがぎこちない(絞めすぎ?)
  • 全体的にモールドが甘い

スペック

  • 型式:GF13-017NJⅡ
  • 名称:Gガンダム
  • 搭乗者:ドモン・カッシュ
  • 所属:ネオ・ジャパン
  • 商品価格:2700円
  • 発売:2001年11月