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HGUC ガンダムMk-Ⅲ レビュー

今回は2021年4月に発送が開始されました「HG ガンダムMk-III」をレビューしていきます。

Mk-Ⅲは「Z-MSV」から出展の、エゥーゴの試作モビルスーツとなっております。

ティターンズから捕獲した「ガンダムMk-Ⅱ」をアナハイムエレクトロニクスのフジタ博士が解析し、発展開発した機体という設定になっています。ちなみに型番にある”F”はフジタ博士のFだそうです。

キットはビルドダイバーズRe:RISEの恩恵を受ける形で、「ガンダムゼルトザーム」、「ガンダムテルティウム」とセット開発で商品化となっております(プレバン商品でもこれぐらいしないとキット化されないのはちと悲しい)。

そのため(?)、元々の1/100には付属していないビームライフルも追加で付属しております。

Z-MSVとしては「ZⅡ」以来のHGとなるこのキットを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。「HGガンダムゼルトザーム」と共通ランナーがあります。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC ガンダムMk-Ⅲ」をレビューしてきました。

元のゼルトザームやテルティウムは残念ながら製作していないので、予備知識なしの初対面の作成でした。

全体的にはエッジの利いた、なかなかにカッコいい造形とは裏腹に、ボールジョイント型ポリキャップを使用した関節多用でなんとなく剛性感に欠ける印象です。

ベースも比較的最近のキットですが、腹部の関節はボールジョイントのみで、前後や左右への可動は最低限といった印象でした。ビルド系MSと”合わせ技”での商品化ですが、あんまり力入っていないのか、コストの問題なのかと、勝手に勘ぐってしまいました。

合せ目も全体的にうまく処理されていますが、背部バインダー上部の合せ目はかなり厄介なかんじです。

しかし、成り立ちは何であれ、ガンダムMk-Ⅲが1/144で手に入ることを喜ぶべきなのかもしれません。Mk-ⅡよりもZや百式と並べて置いた方が映えそうです。

1/100だと結構冒険になるかもしれませが、HGなら気軽にオリジナル塗装(トリコロールや8号機など)にも挑戦しやすいキットかと思います。

キットのグッドポイント

  1. 膝の可動域拡大を可能にしたふくらはぎ部分の構造
  2. 胸のダクト内も別パーツ化することで再現されている色分け

キットの残念ポイント

  1. しっかりホールドできない、通常版ビームサーベル
  2. 首のポリキャップの座りが悪く、きちっとセンターで固定できない(個体差か?)
  3. 動かしていると肘関節のヒンジ部にすき間が開いてくる
  • 登場作品:Ζ-MSV
  • 型式:MSF-007
  • 名称:ガンダムMk-III
  • 搭乗者:エゥーゴテストパイロット(?)
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:2,420円(税込)
  • 発売:2021年4月
  • 積みプラ解消: -10cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ジョニー・ライデン専用ゲルググ レビュー

今回は『HG ジョニー・ライデン専用ゲルググ』をレビューしていきます。

「HGシャア専用 ゲルググ」をベースに、カラー変更、B型バックパックと専用武装のロケットランチャー、専用シールが追加され、プレバン限定商品となっております。

現時点ではMGシリーズでは発売されておりませんので、プラモデルとしてはこのキットと旧キットの1/144のみとなっております。

ファーストガンダムシリーズのHGとしては比較的後の方に発売されたゲルググですが、既に14年前(2006年発売)のキット、2020年現在の眼で見てレビューしていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

プレバン標準の2色刷りですが、側面にもキット写真が載っている珍しいタイプです。パッケージはイラストではなくキットの写真加工です。

メインの取説はシャア専用ゲルググになっています。

モノクロの追加の取説が入っています。これ見ると隊長マーク無しの頭部も選択可能となっています。

ランナー紹介

ポリキャップ以外は全てPSパーツとなっています。

Aパーツ イロプラ 足首やシールドなどです。シールドの縁の色に引っ張られ、ナギナタも赤になっています。

B1パーツ レッド 腕部中心です。

B2パーツ レッド 脚部の下半分です。

Cパーツ(ブラック) 右側の胸部を使用します

Cパーツ(レッド)色再現用に追加されています。

Dパーツ ブラック 内部パーツや武装になります。

G1パーツ レッド B型バックパックの赤い部分です。

G2パーツ ブラック ロケットランチャーとバックパックの黒い部分です。

ポリキャップ

マーキングシール 専用のマーキングシールです。水転写デカールではありませんでした。

ホイルシール モノアイ部分のホイルシールです。

各部組立

頭部

頭部はモノアイ部分がシールとなります。展開図右端の丸いパーツがモノアイ部になり、塗装+モノアイ部のシールか、黒い部分も全てシール再現かの選択式になります。

胸部

展開図で置き忘れた胸部下面です、右上の背中の凹みふさぐパーツはランドセル装着するため必要ありませんでいした。

ランドセル

B型バックパックです。こちらもパーツで色分け再現されております。

腕部

上腕部が黒になっています。ハンドパーツは左右夫々2種となっています。

腰部

背中にバックパックが付くため、ナギナタラックはスカート後ろになります。

スカート裏のバーニアです。

足首

足首はシンプルなワンブロック構造です。

脚部

膝パーツは黒ではなく、赤なので取り付けしておりますが、一度付けると外すのが大変なので、塗装する場合は安易に取り付けないほうがいいです。

武装

通常武装にロケットランチャーが追加されています。

余剰パーツ

色分け再現のための余剰パーツです。

素組完成

モノアイはベースの黒い部分も一体型になっているシール使用しています。

ギミック&可動

首のジョイントは一か所なので、前後の動きは小さいです。

肘の可動範囲も90度付近です。

真横まで腕を上げることができます。

腰というよりは、胸部を左右にスイングする形になります。

左右はゲルググの構造上360度回転が可能です。

サイドスカートは横に広げるというよりは、前側にはね上げる形になります。

膝は肘よりは曲がりますが、完全に折りたたむまでにはなりません。

デザイン的な制約もあり、足首の動きもそれなりです。

アクション

ロケットランチャーは両手持ち可能です。パーツの分割構造の関係で砲身の穴が浅めです。

標準的なゲルググのビームライフルです。スコープ部分は塗装が必要です。

ナギナタは片刃用のビームパーツは付属していません。

塗装+シール貼り付け

ビンの中の塗料の色見ていた時はちょうどよいかと思っていましたが、塗ってみると思いのほか明るめ。素組の写真と比較すると結構、別物感があります。もうちょっと濃い目に出したかったところですが、これはこれでありかと。

チラ見せですが、スカート内部のバーニアはシルバーで塗装しています。

バックパックの赤い部分は本体の赤と色味を変えてみました。(わかりずらいですが)

水転写デカールではないので、曲面にぴったり貼るのがなかなか難しいです。

最終的にはデザインナイフで切れ目入れて、浮いた部分を逃がしてやりました。

モノアイはWAVEのH・アイズ3ミニのピンクを使用しました。背面をシルバーで塗装して、両面テープでつけております。おそらく直径3mmです。

中隊長マーク無しも選択式となっておりましたので、1枚。

本体赤部分:ガンダムカラーレッド4(サザビーの濃い赤)

本体黒部分:ブラック9:艦底色1

関節・武器:ガンダムカラーブラック1

バックパック赤:ガンダムカラーレッド3(サザビーの明るい赤)

ナギナタの黄色:ガンダムカラーイエロー10(メタス本体色)

まとめ

『HG ジョニー・ライデン専用ゲルググ 』をレビューしてきました。

めぐりあい宇宙の公開直後ぐらいに発表された大河原先生のB型バックパックに憧れていた世代としては、お手軽にHGでこのユニットが手に入るのは大歓迎の状態です。当時のイラスト同様に、一般発売のシャア専用にも付けてほしいぐらいです。

旧キットのMSVシリーズでも人気だった、ジョニー専用ゲルググの特徴でもある、ロケットランチャーも新規金型で追加されてあり、キット内容としては満足いくものかと思います。

ただベースの「シャア専用ゲルググ」が2006年10月発売とMG2.0より1年早く発売されたキットなため、肘関節の折りたたみや、足首ブロックの可動部追加などは行われておらず、可動面では少し物足りない印象です。

各部の合せ目も結構目立つところにあり、きれいに仕上げるにはそれなりに加工や処理が必要になります。

キットのグッドポイント

  1. 1/144サイズのB型バックパック
  2. 難しいゲルググ頭部もよく再現されている

キットの残念ポイント

  1. ダボもないためホールドが弱く、片手持ちだと手首の中でロケットランチャーがふらつく
  2. ビームナギナタも柄が長いため固定させるのに一苦労
  3. 合せ目や関節など、キット自体の古さは否めない

  • 登場作品: 機動戦士ガンダムMSV 、 機動戦記ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還
  • 型式:MS-14B
  • 名称:ジョニー・ライデン専用ゲルググ
  • 搭乗者: ジョニー・ライデン 少佐
  • 所属:ジオン公国 キマイラ隊
  • 商品価格:2160円(税込み、当時)
  • 発売:2018年9月発送
  • 積みプラ解消: -10cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 ヘビーガンダム(ロールアウトカラー) レビュー

オリジンのMSDシリーズ、「HG 1/144 ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)」をレビューいたします。

今回の製作手順は、

  1. 色ごとにパーツ切り出し
  2. 塗装、スミ入れ
  3. ブロックごとに組上げ
  4. シール
  5. クリアコート

で行ってまいります。

塗装レシピはほぼ説明書通り、白とニュートラルグレーの混ぜ合わせでホワイト部とグレー部分作ります。ホワイト部は黒サフ吹いてから結局3度塗りとなってます。関節のブラウン部は鑑底色と黒をベースに、武器類はネイビーブルーそのままです。

シール貼った後に「UVカットつや消しクリアー」でコーティングしております。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはグリーン基調です。

ブラウンのヘビーガンダムの取説に1枚専用の物が追加されています。主にシールの貼り付け変更部分の指示になっています。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ ボディやフレームランチャ部です。ヘビーガンダム専用です。

B1パーツ PS素材 ホワイト 脚部や腰部になります。 ヘビーガンダム専用です。

B2パーツ PS素材 ホワイト B1と対になるパーツです。

Cパーツ PS素材 ブラウン 関節部です、多分KPS ORIGIN MSD MSの表記です。

C2パーツ PS素材 ダークブルー 目と口部分 局地型ガンダムの表記になっています。

Dパーツ PS素材 ダークブルー 武器類です、ヘビーガンダム専用です。

Eパーツ PS素材 イロプラ シールドです、こちらもORIGIN MSD MSの表記です。

D2パーツ PS素材 クリアーブルー ORIGIN MSD MS表記のバイザーです。

SB-13 クリアーピンク ビームサーベルのビーム部です。

PC-001 ポリキャップです。

ホイルシール 目と頭部カメラ部分です。

マーキングシール ブラウンのヘビーガンダムと構成は一緒でカラー違いとなっています。

各部組立

頭部

この時点で塗装とホイルシールは貼り付け済みです。ちなみに頭部のカメラの赤は塗ってます。バイザー内の瞳部分は金色でした。

後頭部のシール1組失敗して貼っておりません。全体的にかなり細かい作業となります。

側面の合せ目が目立ちます。

胸部

バックパックは独立していなかったので、一気に製作してます。

肩のキャノン砲は左右と先端部で分割されていますが、ここはやすりで合せ目消したので先に接着、ヤスリ掛けしてます。

腕部

左前腕のアーマーはシールド取り付け用とで2種ついてます。

ラインシールはコーションシールを貼る場所計算して貼る必要があります。

腰部

股関節のスイング機能が入っています。

フロントアーマーの黄色い部分にスミ入れしてますが、上から白▽のシールを貼る格好となり意味ありませんでした。

足首

足首は1ブロックで前後で関節部などはありません。

脚部

アンクルガードは付け根ではなく、中央部分での接続となります。

武装

ビームライフル

RX-78-2の物とは若干デザインが違い、左手用のグリップがありません。専用の手首が付きます。

フレーム・ランチャー

かなりがっちりした作りです。こんなに大きいのにシール貼り付け箇所ゼロは少し驚き。

シールド

こちらも塗り分け不要です。

完成

塗装とスミ入れ

カラーリングが地味なので、シール無いと非常にあっさりしております。

シール貼り付け

一気に情報量が増します。緑のラインがきれいです。

ギミック&可動

肘はしっかり折りたためます。

肩も引き出し式となってます

腰も前後の可動が確保されたいます。

膝の関節も大きく可動域が確保されています。

立膝も可能です、キャノン砲抑える右手の平手が欲しいです。

シールドは下半分が跳ね上がって折りたためます。

アクション

当たり前ですが、フレームランチャーは取り回しがしずらそうです。

さすがガンダム!ビームライフルが様になります。

この機体はあまりビームさベルの出番はなさそうです。

比較

In production

まとめ

今回は「HG 1/144 ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)」のレビューをおこないました。

最近のキットだけあり、可動に関しては申し分なくよく動きます。特に腰と股関節周りの可動範囲が確保されているので、前かがみや反らせたりする動きがよいです。

色分けもほぼ再現されており、そのまま組んで、シールを貼れば完成見本写真のように仕上がります。

ただ、スケールの関係でシール貼り結構大変です。特に小さいもの(襟のワンポイントオレンジや頭部Vアンテナの中心など)は貼るのに苦労しました。

また、頭部側面、脇の下に合わせ目出ます。頭部はもう少し何とかしてほしかった。

本体自体はMGチックに関節や骨部分ベースに外装装着する方式で組み立てやすいつくりでした。また、巨大な フレーム・ランチャー を装備しても右側に傾くことなくしっかりと姿勢が保てます。

そして何より、このロールアウトカラーで良いのがカラーリング!

グレーのボディにグリーンのラインが非常にかっこいいです。ブラウンの見慣れたカラーもいいですが、このグリーンラインにやられました。

グリーンのバイザー部分もクールです。

ブラウンカラーも力強くていいですが、個人的にはこのグレートーンが好きです。

キットのグッドポイント

  1. カラーリングがかっこいい
  2. 武装の重さに負けないカッチリした作り
  3. フレームランチャーの装着も無理なくすんなりできる

キットの残念ポイント

  1. 頭部の合せ目がちょっと目立つ
  2. 肩部キャノン砲を構える平手が欲しい
  3. 一部のシールが小さすぎて貼り付けに苦労する
  • 登場作品:THE ORIGIN MSD
  • 型式:FA-78-2
  • 名称:ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)
  • 搭乗者:不明
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:2420(税込み10%)
  • 発売:2018年10月18日発送

MG 1/100 リ・ガズィ・カスタム

今回は『MG 1/100 リ・ガズィ・カスタム』を素組(予定)でレビューしていきます。

プレミアムバンダイでは2019年5月発送ですが、ガンダムベース東京でプレバン10周年記念イベントの一環として先行予約販売で4月17日から引き渡しが開始されております。

今回はその、ガンプラベース先行分の商品でレビューしていきます。

『MG 1/100 リ・ガズィ』をベースに各関節を中心にリニューアルとなっておりますが、どれくらいベースキットを使いながら変更されているかを中心に見ていきたいと思います。

せっかくなので、スピード重視で各区切りで記事アップして追記していきたいと思っています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはプレバン標準の2色刷りです、イメージカラーのブルーでパッケージイラストあり、側面は注意事項だけとなっています。

取説は表紙と裏面のみカラーで中面は全てモノクロです。機体解説などもないので、機体のプロフィールはキットだけではわかりません。こういったMSVは解説欲しいですよね~

ランナー紹介

Eパーツ ライトグリーン PS素材 2枚付属してます。後述しますが、ほとんど余剰パーツになります。

Fパーツ グレー ABS素材  本体やシールド周りになります。

Iパーツ ライトグリーン PS素材  シールドのみ使用します。

Jパーツ ブルー PS素材  足首部です。2枚入ってます。

Kパーツ グレー PS素材(訂正してます) スネとバーニアです。

Zパーツ クリアイエロー PS素材  おそらくナラティブガンダムA装備のものと同じ大きさと思われます(あとで確認)

MPパーツ グレー PS素材 手首の汎用パーツになります。

XAパーツ(イロプラ) PS素材 このXA以降はリ・ガズィ・カスタム専用のランナーになります。

XBパーツ(グレー) ABS素材  胴体のフレームです。

XCパーツ(グレー) ABS素材  足のフレームの新規パーツです。2枚入ってます。

XDパーツ(ライトグリーン) PS素材  胴体と頭部です。

XEパーツ(ライトグリーン) PS素材  2枚入り 脚部と羽、肩などです。

XFパーツ(ブルー) PS素材  濃いブルーの新規パーツです。

XG1パーツ(パープル) PS素材  結構はでなパープルです。

XG2パーツ(パープル) PS素材  XG1の対になるパーツです。

XH1パーツ(イエロー) PS素材  アンテナやバーニア部分です。

XH2パーツ(イエロー) PS素材  XH1の対になるパーツ。

XI1パーツ レッド PS素材 機首やハッチ類です。

XI2パーツ レッド PS素材 XI1の対になるパーツです。

ポリキャップ 半分以上が余剰になりそうです。

ビス 比較的古いキットがベースなのでビスも使用します。

デカール 新規の水転写デカールです。マーク類が中心です。アムロのパーソナルマークも見えます。

ホイルシール 色再現用のシールです。赤いラインはバーニア部のようです。

おまけで今回ガンダムベースで配布しているガンプラカタログになります。発売年ごとにプレバンキットが一覧で掲載されています。

各部組立

頭部

ツインアイとメインカメラはクリアーパーツです。頭部に関しては、この後からホイルシール貼って進めていきます。

頭部バルカンも色分けされています、優秀です。

後頭部は段落ち加工されています、頭部に合せ目はありません。(これも優秀)

Vアンテナ外すと、元祖リ・ガズィっぽくなります。ボーナスパーツでノーマルリ・ガズィ用頭部とか、付けてくれると嬉しいところでした。

胸部

胸部と腰部の接続部分はフレームがありません。腕の付け根も引き出し機構が搭載されています。

フレーム部と外装部です。胸の青いパーツは左右のダクトに続く部分が分割されています。

背中に大穴たくさん空いてます。

腕部

真っ白ではありませんが、ゼータっぽい腕部です。指は親指のみ可動(第一関節も可動)で残り4本は固定差し替え式です。

グレネードはふたが開いて弾頭がスライドします。

部品点数が多かったので肩部分けました。黄色のノズル部分も成型色で再現されています。

腰部

こちらもバーニア部分の色分けが再現されています。サイドスカートはビームガンが脚部についているのでありません。

足首

唯一、ノーマルリガズィから変更のない部分です。

脚部

膝から下のフレーム部分はノーマル共通ですが、足の付け根部分に横方向の可動軸が新設されています。

右がノーマル、左がカスタムです。分割して可動軸追加されていますが、フレームのモールドも結構デザインが違います。

太もも部分の裏側に装甲がないのが驚きました。

ランドセル

こちらが変形したときに機種になる中央部分です。

こちらは両サイドのエンジンと主翼になります。羽の大きさが目を引きます。

こちらが完成状態。大きさもさることながら、紫色が派手です。

武装

専用ライフルにハイパービームサーベル、シールドです。

シールドは表面下半分の濃い青のパーツ以外はノーマルの部品です。

ライフルの茶色い部分ってやっぱり木(?)なんでしょうか?

変形用アシストパーツ

余剰パーツ

余剰パーツになります。腕や脚中心に発生してます。

素組完成

分かりやすくバックパックのない状態で

ここまででは、色分けほぼOKって感じです。

バックパック装着するとこうなります。ジャスティスガンダムっぽいです。

今のところは何とか自立してますが、バックパックはかなり重いです。アクションベースなしでのポージングは結構厳しい予感がします。

ギミック&可動

腰のヒンジが増えたので前後にも動くようになりました。

左右にも一般的なMGレベルの可動域は確保しています。

肩も胴体側に可動部が設けられたので開く動きも苦になりません。

少し狭い気はしますが、肩も引き出し可能です。

肘もしっかり折りたためます。

可変機の恩恵もあって、膝の可動域も広く確保されています。

今回の大きな変更点、足の付け根に追加された左右の回転軸のおかげで、こういったポーズも取ることができます。

しかし、立膝は少し厳しいです。

コクピットハッチが開閉します。

アクション

シールドが接続パーツ1本で取り付けているので、全く動かせずポージングで取り回しがしずらいです。

さすがハイパー!ビーム刃がデカい

ウエイブライダー

説明書通りにやってみましたが、もう一つカチッと来てない気がします。

真横から見ると結構厚みがあります。

比較

最近のMGであるジェガンと並べてみました。本当はノーマルのリ・ガズィと並べたかったんですが、すでに私の手元には無かったので、同じ年代の量産機に登場いただきました。デザイン的な共通部分はほとんど見られません。

まとめ

今回は『MG リ・ガズィカスタム』をレビューいたしました。

MGリ・ガズィをベースに「関節部をアップデートといった」といった内容でプレバンで商品発表された時には、「いったいどんなもんなんだ!」と非常に興味が引かれ、実際手にするのが待ち遠しいキットでした。

実際にキットを手にしてみると、関節部のアップデートというよりは、最低限使えるパーツだけを残して、ほとんど新規といった内容でした。

ノーマルの共通ランナーであっても、使用するパーツは数個で、大多数は余剰パーツといった感じでした。

ここまでするなら、完全新規でもよくない?とも思いましたが、金型一つ作るコストと天秤にかけて結果、こういった商品になっているのかもとも考えさせられました。

キットフルフレームとはなっていませんが、リニューアルされているだけあって、可動域や色再現、組みやすさといった点は特に問題になる部分は感じられませんでした。

ただ、元の原画に寄せる必要があるためか、バックパックの紫のカラーリングや、本体の色数の多さ、ライフルの茶色い部分などは全塗装するなら色調やカラーリング変更なども検討するに値すると思います。

また、ウェーブライダーへの変形はできますが、正直あまりカッコよくないといった感想です、本体の厚みはいかんともしがたいです。また、主翼も特にMS形態では大きすぎると感じます。どうせ大気圏内では使用しないんだから小っちゃくてよくね?と思いました。

ただこういったキットのリニューアルの新しいアプローチは大歓迎なので、ノーマルのリ・ガズィもVer1.5表記でも何でもいいので、商品化していただきたいと願います。

キットのグッドポイント

  1. リニューアル(新規?)されたことにより、断然広くなった可動領域
  2. 成型色による高い色分け再現
  3. 少し古いMGに対するバンダイの心意気が感じられる

キットの残念ポイント

  1. デザイン的な問題ではあるがカラーリングとバックパックの重さ
  2. やはり多かった余剰パーツ
  3. ウェーブライダー形態があまりカッコよくない
  4. ABS素材のパーツが外装部分(グレー部分)に点在、塗装はどうする!?
  • 登場作品:逆襲のシャア MS-V
  • 型式:RGZ-91B
  • 名称:リ・ガズィ・カスタム
  • 搭乗者:アムロ・レイ(?)
  • 所属:地球連邦軍 ロンドベル隊
  • 商品価格:5940円(税込)
  • 発売:2019年4月17日(イベント先行販売)

HGジム・インターセプトカスタム

機体解説

今回は「HG ジム・インターセプトカスタム」のレビューをしていきます。

ジム・インターセプトカスタムはジムスナイパーカスタムをベースに中間迎撃と艦隊護衛用に開発された機体になっています。

本機の特徴としては背部に追加兵装として「フェロウ・ブースター」が装着できる点となっています。

フェロウ・ブースター装着のために頭部、ランドセル、脚部がスナイパーカスタムから仕様変更されています。

一年戦争末期のア・バオア・クー攻略戦に投入されたとの記述が残っているそうです。

キット解説

キットは「ジ・オリジンブランド」のMSDシリーズとしての発売になっています。

先に一般発売されている「ジム・ガードカスタム」、プレバン商品の「ジム・スナイパーカスタム」と一部パーツを共有している兄弟機となっています。

残念ながら、インターセプトカスタム最大の特徴である。「フェロウ・ブースター」は装備されてません。

この原稿を書いている時点ではプレバンからの販売予定などもアナウンスはされておらず、物足りない状態になっています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは宇宙空間での戦闘シーンです。後方にジム・ガードカスタムが見えます。機体特性的にこの2機はセットで行動かもしれませんね。

ランナー紹介

Cパーツは HG1/144 ORIGIN MSとなっていますが、それ以外はHG1/144 ジム(オリジン)の表記になっています。

Aパーツ PS素材 パープル 胴体や腕、頭部のバイザーになります。

B1 B2パーツ PS素材 ホワイト 頭部胴体脚部です。対になる部分がB2になってます。

Cパーツ PS素材 ブラウン 関節やフレーム、ビームスプレーガンになります。

Dパーツ PS素材 スリッパと腰部になります。

Eパーツ PS素材 パープル 2枚入ってます。

F1 F2パーツ ランドセル、F2は対になる膝関節などです。

H1パーツ PS素材 クリアーレッド バイザー部です。

SB-13パーツ PS素材 クリアーレッド 一本は余剰になります。

PC-001 PE素材 ポリキャップです。

色再現用のホイルシールです。 頭部カメラと股間の連邦マークになります。

インターセプトカスタム専用のマーキングシールです。

各部組立

胸部

胴体のパーツ数は多めです。

ランドセル

ボールジョイントでバーニアが動きます。

頭部

頭部のセンサーにシール貼ったところです。バイザーとの色味もバッチリあってます。

腰部

股間部分に連邦マークのシールを貼っています。黄色部分だけではなく周りの黒い部分もシールになっています。

腰の後ろ側にビームサーベルのマウントパーツを付けて装備します。横向きの方が使いやすいのでは?と思いました。

腕部

脚部

すねにはフレームが入る感じです。

武装

素組完成

MSVイラスト風な角度で。

アクション

スミ入れすると印象が結構変わると思われます。

ポージングするにはハンドパーツの種類が少ないです。せめて左手の平手ぐらいは付けてほしいです。

比較

HGジムは今見ても十分いいキットですが(値段も含め)、やはり最新フォーマット版を見てみたいと思ってしまいます。

ただあまり派手なアレンジは雰囲気損ねるので、ほどほどにしてほしいですが。

まとめ

今回は「HGジム・インターセプトカスタム」をレビューいたしました。

1/144のキットとしては関節の作りや可動範囲、部品の分割なども申し分がなく、プロポーションや各モールドの情報量などもしっかりしていて、製品としては非常によくできたキットとなっています。

ただ、商品的に見た場合は、この機種の最大の特徴であるフェロウブースターが用意されていない点と、何より頭部デザインとカラーリングがいまいちかっこ悪いのが難点です。

カッコいいスナイパーカスタムとベースが同じとは思えない、微妙なキットといえます。

可能な方はぜひ全塗装仕上げをオススメしたいです。紫とアイボリーホワイトの色調を少し変えて、全体のつやを抑えるだけでもカラーリングの問題はある程度解消できるのではと思います(成型色で紫だと、どうしてもおもちゃっぽく見えます)。

個人的な感想としては、スナイパーカスタムを一般発売で、インターセプトカスタムはフェロウブースター付けてプレバン限定販売の方がいいんじゃないのかと思いますが、バンダイスピリッツさんのマーケティング調査は我々が考えもつかないロジックで販売方法決定していると思いますので、多分これが正解なんでしょうね。

後はこのフォーマットでぜひ、ノーマルジムを発売してほしいと切に思いました。HGシリーズのここ最近のレベルアップは目を見張るものがありますので、ぜひノーマル版も並べてみたいです。

以上、「HGジム・インターセプトカスタム」のレビューでした。