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HG ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版) レビュー

今回のガンプラレビューは劇場版「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」から、「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」を素組で見ていきたいと思います。

機体紹介

「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」はその名の通り『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場したMSです。みなさんおなじみホワイトベースに搭載されている機体で、ORIGIN版では宇宙へ上がる前から2機が配備されています。

また、機体ナンバー「104」がカイ機、「109」がハヤト機で、それぞれ装備が異なり、104にはキヤノン砲、109にはスプレーミサイル・ランチャーが両肩に搭載されています。

しかし、お世辞にも劇中で活躍したとは言えませんが、慣れ親しんだカイとハヤトの最新版のガンキャノンとなっています。

キット紹介

ORIGINシリーズ準拠でのガンキャノンの本命バージョンではありますが、ORIGINシリーズの通し番号は入っておらず、かといってHGUCでもなく、「ククルス・ドアンシリーズ」の扱いのようです(他のキットは今のところすべてプレバンですが)。

キットはORIGINシリーズの「ガンキャノン最初期型」の関節パーツなどを流用し、さらに新規パーツと組み合わせたものとなっています。

2023年05月20日に一般店頭発売されています。

パッケージ&内容物紹介

一般販売ですが、機体解説が少し薄いです、劇中の行動なぞっただけのものになっています

(最初期型との違いとかを解説してほしかった)。

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナーは全てPS素材、表記はD1のみ「HG1/144 ガンキャノン(オリジン)」で、それ以外は「HG 1/144 ガンキャノン(ククルスドアンの島版)」となっております。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

おまけ

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」を見てきました。

ORIGIN版の本命ガンキャノン、作成した感想としては期待に違わぬ出来でした。

「HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)」と、どの程度部品共通化されているかとみていきましたが、ランナーベースですと関節&フレーム部のD2パーツのみで、外装は、ほぼ新規パーツとなっておりました。

また、新規パーツにするにあたり、色分け不要な部分はパーツ分割も変更されており、一体パーツ化で、組み立てやすさも考えられた内容となっており、個人的には「おお!」と一人感心しておりました。

コンパチ仕様もシール以外は後からの変更もしやすく、プレイバリューの高い一台となっています。

私もそうですが、機会があれば104と109の二台をそろえて並べたいキットでした。

以上、「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」のレビューでした。

(このキット用の水転写デカールでないのかな~)

キットのグッドポイント

  1. シンプルな構造ながらもよく曲がるヒジ、ヒザ
  2. 腰の関節構造が秀逸
  3. どちらか悩む「104」、「109」コンパチ仕様

キットの残念ポイント

  1. 足首の接地感がもう一つ
  2. グレー部分の色指定がわかりずらい
  3. 胸部パーツのゲートが太目で跡が残りやすい

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
  • 腕付け根:胴体側前方向引き出し式ポリキャップ、腕側ボールジョイント
  • 脚部付け根:本体側スライド軸、脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(胴体側1軸、頭部側ボールジョイント接続)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
  • 型式:RX-77-02
  • 名称:ガンキャノン
  • 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
  • 所属:地球連邦軍(ホワイトベース所属)
  • 商品価格:2,530円(税10%込)
  • 発売:2023年05月20日
  • パッケージ:ORIGINシリーズ準拠(ククルス・ドアンの島シリーズ)
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)

HG ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機) レビュー

今回のガンプラレビューは「HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)」を見ていきます。

機体紹介

ガンキャノン 最初期型は「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の第4話「運命の前夜」に登場したMSで(TV版だと第7話)、連邦へ亡命しようとしたミノフスキー博士を守るべく1個中隊(12機)が月面のスミス海へ出撃しましたが、ランバ・ラルを隊長とするジオン公国の5機のMSに、性能の差を見せつけられ全滅するという、MS同士による初の戦闘を演じた機体になります。

キット紹介

キットはORIGINシリーズのNo011として2016年11月に完全新規キットとして発売となっています。

このキットをベースに同シリーズの「ガンキャノン起動試験型/火力試験型」や、劇場限定の「ガンキャノン鉄騎兵中隊隊長機」、プレバン限定の「ガンキャノン最初期型(ロールアウト1号機)」などの派生キットを生み出しております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナーは全てPS素材、表記はベースを除いて「HG1/144 ガンキャノン(オリジン)」となっています。スイッチがいろいろ入っていて今後のバリエーション展開を予測させます。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

おまけ

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)」を見てきました。キットとしてはORIGINシリーズ共通ですが、色分けも可動もよくできており、そのまま組みあげるだけで劇中のガンキャノンが組みあがります。ただ、ORIGINシリーズでよくあるのですが、成型色が少しイメージと違っています(もう少しグレー寄りの薄い色かな)。

本編では月面での暗いところでの戦闘だったので、「正しいカラーはどれなの?」といった気もするので、そのままでも問題ないかとは思いますが、気になる方は納得いく色調で全塗装もよいのではと。

あとは、キャノン砲を打つための踏ん張りポーズをとらせたいのですが、足首の接地感が低めなので、ポージング固定は少し苦労しました(そのための台座か!?)

最近少し手に入れずらいキットですが、ブグやザクⅠ、ORIGIN版ガンダムや、発売間近のドアン版ガンキャノンと並べても面白い1台なので、ファーストガンダムのシンプルラインのMSが好きな方には手に取っていただきたいキットでした。

以上、「HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. シンプルな構造ながらもよく曲がるヒジ、ヒザ
  2. 腰の関節構造が秀逸
  3. 耳に刻印された鉄騎兵中隊マークなど、モールドが多く情報量も多い

キットの残念ポイント

  1. 足首の接地感がもう一つ
  2. ORIGINシリーズに多い、微妙に違う成型色
  3. 全体的に接続ピン硬め(仮組からばらすときは要注意)

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:胴体側前方向引き出し式ポリキャップ、腕側ボールジョイント
  • 脚部付け根:本体側スライド軸、脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(胴体側1軸、頭部側ボールジョイント接続)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜
  • 型式:RCX-76-02
  • 名称:ガンキャノン最初期型
  • 搭乗者:地球連邦兵
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2016年11月19日
  • パッケージ:
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HG ガンキャノン機動試験型/火力試験型

HG ブグ(ランバ・ラル機) レビュー

今回は「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」をレビューしていきます。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜でランバ・ラルが駆り、スミス海の戦闘で、黒い三連星とシャア・アズナブルとで、連邦軍のガンキャノン1個中隊を全滅に追いやった機体です。

型番のMS-04からもわかるように、ヴァッフとザクⅠの間にあたる機体で、ヴァッフより大幅に性能は向上し、機動兵器として確立しましたが、コスト度外視な設計だったため、生産性を見直したザクシリーズに量産機の座は譲った形となっています。

ただ、コストをたっぷりかけた機体だけあって、パイロットからの評判はよく、少数生産された機体の1機が開発テストを行っていたランバ・ラルにわたって自身のパーソナルカラーの青に塗装されたのが、この機体となります。

THE ORIGINの中でも、印象深いスミス海の戦闘シーンを思い出しながら、キットを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外はすべてPS素材、一部のランナーをザクと共有しております。

各部組立

頭部

ランドセル

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」をレビューしてきました。

ORIGINシリーズのHGはどのキットも非常によくできたおりますが、このブグも例に漏れることなく、よくできた良質なキットでした。

全身にはりめぐらされたモールドによる情報量の多さもHGの中でもレベルの高い仕上がりになっており、スミ入れきちんと行うと、より完成度が上がると思われます。

ガンダムデカールもオプションで用意されているので、塗装&水転写デカール仕上げに挑戦する価値もたかそうです。

オレンジカラーのテスト機や、ガンキャノン(最初期型)、黒い三連星やシャアのザクⅠなどと並べても魅力増大になることが容易に想像でき、いろいろな楽しみ方ができるかとも思います。

機体自体は若干マイナーかもしれませんが、キットの出来や作りごたえからもオススメな1台です。

以上、「HG 1/144 ブグ(ランバ・ラル機)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 全身に張り巡らされたモールドなどによる、情報量の多さ
  2. 肩アーマー突起部の細かいモールド
  3. 複雑な裾のサイド部分の処理が見事

キットの残念ポイント

  1. モノアイ連動可動のために首の縦方向の稼働が若干犠牲に
  2. 胸部肩部分にすき間ができやすい
  3. ゲート跡消す際にモールドも削らないように注意が必要

  • 登場作品:機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
  • 型式:MS-04
  • 名称:ブグ(ランバ・ラル機)
  • 搭乗者:ランバ・ラル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,870円(税10%込)
  • 発売:2016年12月03日
  • 積みプラ解消: -6.7cm(パッケージの高さだけで算出)

HG YMS-03 ヴァッフ レビュー

今回はTHE ORIGINから「HG 1/144 YMS-03 ヴァッフ」をレビューしていきます。

ヴァッフは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』の中で、ギレン総帥にMS計画の継続を承認させるべく、Dr.ミノフスキーによるプレゼンの中でCG(?)で登場しておりますが、完成した実機は本編には登場しておりません。すべてのMSの始祖となる機体で、後の傑作機ザクにつながるMSです。

キットはORIGINシリーズからのリリースとなっており、ヴァッフ独自デザインの外装を新規で、関節部などはザクシリーズと共通パーツを使用して成り立っています。

ザクより以前の、人類初の実用MSを素組仕上げで見ていきたいと思います。

このレビュー後には全塗装仕上げも予定しております。

パッケージ&内容物紹介

一般販売のキットなので、機体解説もしっかり掲載されています。

ランナー紹介

ポリキャップ以外のパーツはすべてPS素材、関節部パーツはORIGIN版ザクと共通となっています。

色再現のホイルシールはなく、マーキングシールのみとなっています。

マーキングシール 艶消しタイプのマ各所マーキングとモノアイ部になります。

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 YMS-03 ヴァッフ」をレビューしてきました。

劇中ではヴァッフ自体の目立った活躍シーンはあまりなく(画面に出てきているのはおそらくCGによるデモンストレーション)、往年のMSVにも列挙されていなかったため、機体自体はマイナーですが、キットの出来は他のORIGINシリーズ同様、色分け、関節可動域、プロポーションとほぼ文句のない出来でした。

特にザクとの共通部分なんかは、ヴァッフが開発された時にはすでに完成の域に達していた部分なんだな~と思いをはせながら組み立てると、なかなかおつなもんでした。

バズーカを構えると、きちんと肩当部分がきれいに肩の丸みにフィットしたり、脚部のスネ部分のパーツも、組み合わせると全く隙間なく組みあがったりと、設計時点からの部品精度の高さを実感できました。

ただ、そのために、組みあがった脚部を分解しようとしたところ、なかなか外れず、4本のピンで固定するうちの3本を破損するという大失態をおかしてしまいました。

仮組で分解を予定している方はBの16番のパーツのピンはきちんとヤスリ掛けして補足しておきましょう。

↑赤丸の部分(写ってないですが反対側も)

接着で何とかできそうですが、手間がかかりそうです。

個人的な感想ですが、ORIGIN系のキットはどれもなかなか良い出来なので、制作意欲を駆られます。ジオン系、連邦系どんどん増やしてほしいですね。映画(ククルス・ドアンの島)も控えているので、ノーマルジムとか、ホワイトベース隊のガンキャノンなんかも期待しちゃいます。

何はともあれモビルスーツの祖でもある機体、ガンダム好きなら押さえておいて損はないかと。

ファースト世代のおやじたちにはオススメの1台(シリーズ)でした。

キットのグッドポイント

  1. 非常に高い、部品精度
  2. 小さいながらも、作りごたえあり
  3. ザクと並べると歴史を感じる

キットの残念ポイント

  1. ボディの成型色が塗装指示色と結構異なる印象
  2. バズーカ腰にマウントした時の位置が、前方側に偏っていてバランスが悪い
  3. モノアイ別パーツにするのは難しいのかな~(キット全体の出来から、シールってのは…)
  4. 誰の持ち込み企画だ!?前腕部の取り換え機構

  • 登場作品:機動戦士ガンダムTHE ORIGIN
  • 型式:YMS-03
  • 名称:ヴァッフ
  • 搭乗者:ジオン公国軍テストパイロット
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,870円(税10%込)
  • 発売:2016年04月16日
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver. レビュー

今回は「HG 1/144 シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたします。

ガンダムORIGINの映画版、第6話「誕生 赤い彗星」に登場したときの仕様を再現すべく、「赤い彗星Ver.」として商品化されたキットです。ORIGINキットの第一弾「シャア専用ザクII(オリジン)」をリニューアルして発売されたものとなっています。

キットは小学生(当時5年)の息子用に購入したものですが、途中(胸部のみ)でギブアップしたものを引き継ぐ形で製作していきます。

紛らわしいタイミング(?)でのレビューですが(最新版が発売から2日遅れで到着だったため)、最新キットとの比較のためにも先にコチラを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは一般的販売のオリジン版準拠となっております。側面には映画紹介もされております。

取説は片面カラーのHG標準タイプです。

ランナー紹介

今回は息子が作りかけて放置していたものからの作成のため、ランナー写真なしです。

ランナー表示はHGザク(オリジン)となっておりました。素材はPS素材です。

各部組立

頭部

モノアイはシール使ったマスキング塗装しています。

塗装順番としては

シルバー→光沢クリアー→クリアーピンク→モノアイ部分に付属のシール→ブラックの順で塗装して、最後にシールをはがして出来上がりとなっています。

サードパーティ製パーツ埋め込むのは面倒だし、シールじゃ少し安っぽいしといった方へはオススメです。

ランドセル

本体ブロックは左右分割となっています。

胸部

腹部のパーツ写し忘れです。下の写真でご確認ください。

動力パイプを固定するためにランドセルも一気に組付けております。

腕部

左手は平手付属します。シールドの接続部分が目新しいかんじです。

腰部

スカートはリア固定式です。リアスカートのマウントは穴が開いたままとなっています。

足首

足首は前後分割されています。クリアランスがギリギリなのか、脚部との接続ブロックをはめ込むのに少し苦労しました。

脚部

HGですが、フレームだけでも組上げられます(写真ありませんが)。

どんどんMGに近づいています。

動力パイプは上下がありますが、非常にわかりずらいです。

武装

ザクマシンガンはお馴染みのドラム式と給弾式の二種が付属しております。

対艦ライフル、ザクバズーカ(オリジン版)とヒートホーク戦闘用と形態用です。

素組完成

塗装する場合はスネのバーニアなどはマスキング必要です。

各部のモールド多めで、素組でも情報量が多い印象です。

ギミック&可動

首は前後へ大きく動かせます。肩のバルカン部分は奥まっているので塗装しずらそうです(別パーツにしてほしかった)。

胸部は寄せることができます。

スパイクアーマーをずらして水平近くまで腕は上がります。

スパイクアーマーの可動は水平2軸でおこなっているのでMGのように前後や斜めへは動きません。

肩の引き出し部も大きく引き出すことができます。

肘は完全に折りたたむことができます。

頑張ってはおりますが、膝は90度強といったところです。

足首は2ブロックになっており、前半分を持ち上げることができます。

左右にはかなり自由度が高いです。

少し不格好な接続パーツで、ランドセルにバズーカ接続します。なじみのあるリアスカートへの懸架は出来ません。マシンガンの予備弾は接続可能です。

ヒートホークの収納は懸架専用の物を使用します。

バズーカの予備弾倉はシールドに接続可能です。個人的にはシールド表面に火薬物を取り付けることに抵抗があります(シードとして使えないじゃん)。

アクション

お馴染みのザクマシンガンです。

給弾式マシンガンもなかなか味がありますが、40年しみついたマシンガンの印象を覆すのは少し難しいか!?

給弾ベルトの先はランドセル下部へ接続いたします。

両手持ちする場合は、左手一回分解して持たせないとならないのが、少し面倒です。

腰の可動するので、前かがみの態勢がとれます。

立膝も決まります。

ヒートホーク結構緩めで、固定させるのに少し苦労しました。

オリジン版の新装備、対艦ライフルです。

比較

オリジン版のガンダムとの比較です。どちらも細かい部分で装備の追加などが行われています。全長、全幅は似通った大きさです。(これぐらいのサイズが個人的には好きです)

まとめ

今回は「HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたしました。

キット内容としては、「シャア専用ザクII(オリジン)」にザクマシンガン(2種)を追加し、付属のシールが新しくなったものとなっております。このキット出る前にオリジン版シャアザク購入していた人には、ちょっと複雑な思いになるキットです(マシンガン諦めればいい話ではありますが、ザクマシンガンですからね~)。

ただキット事態は、ORIGIN版クオリティですので、各関節も良く動き、ジオン系MSのデザイン的不利を覆そうとするバンダイの魂を感じる1台となっています。

その分、パーツ分割なども、HGシリーズとしては複雑になっており、なかなか作りごたえがありました。

ただ、胸部のバルカンやザクバズーカなど、デザイン的にはみんながよく知るTV版から変更部分もあるため、若干敬遠しがちな方もいるとは思いますが、スタイルと可動を両立した良キットだと思います。

余談ですがファースト放映当時、バズーカの予備弾いったいどこにあるのか? 子供心に不思議に思っていた点も解消されたザクバズーカとなっており、気にしていたのは私だけではなかったのだな~とちょっと嬉しくなったりいたしました。

                

このあとレビュー予定の40周年「シャアザク」も参考していただき、お好みの1台をチョイスいただければと思います。

キットのグッドポイント

  1. ザク系デザインでもいかに可動範囲を広げるか、バンダイスピリッツのあくなき闘いを感じることができる関節各部の構造
  2. 豊富な武器類
  3. MGと違い組立にストレスのない動力パイプ

キットの残念ポイント

  1. 口部分のパーツがゆるくすぐ落ちる(要接着です)
  2. スパイクアーマーの取り付け構造が残念、合せ目消しも塗装もやりずらいです。
  3. 先に発売になったノーマルのオリジン版購入者はちょっと複雑な心境に

  • 登場作品:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
  • 型式:NS-06S
  • 名称:シャア専用ザクⅡ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル少佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2019年04月27日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版) レビュー

今回は『HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)』をレビューしていきます!

令和最初のRX-78-2、そしてガンプラ40周年を祝うアイテムとして、発売前からバンダイスピリッツの情熱がビシビシ伝わってくるキットです。

果たしてその期待に応えているアイテムなのかをガンプラ40年の歴史をリアルタイムで知るこの目で確かめていきたいと思います。

キットは素組でチェックしてから全塗装、スミ入れ、シール、クリアコートで仕上げる予定です。

また今回は、期待のNewアイテムですので、作成&撮影したところから随時アップしていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはハイパーバズーカを構えた前期型です。

一般店頭商品なので、当然ながらサイドスペースにもカラーで解説が入っております。下段右側のYouTube動画「GUNDAM RISING」の紹介が載っています。

シャアセイラ編以降のガンダム本編にも触れられており、気になるなる文章となっています。

取説は片面カラーの10ページとなっています。

4月から再開されるビルドダイバーズRe:RISEの紹介チラシが入っていました。エクスヴァルキランダー(6月発売)ってどこかに載ってましたっけ?

ランナー紹介

ポリキャップ以外は全てPS素材です。

Aパーツ イロプラ 青、赤、黄色の部分は全てこのランナーにまとめられています。ランナー表記は「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。

B1パーツ グレー 武器や関節部です。こちらも表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。

B2パーツ グレー  B1と対になるランナーです。

Cパーツ グレー インナーフレーム中心ですランナー表記は「HG 1/144 ORIGIN MS」オリジン系の連邦MS共通ランナーとなっています。

D1パーツ ホワイト 肩と脚部の外装中心です。ハイパーバズーカの砲身が付いています。 表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。

D2パーツ ホワイト  D1と対になるランナーで、バズーカの砲身がないものになっています。

Eパーツ グレー ビームライフル2種とランドセルです。 表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。

Hパーツ グレー ショルダーキャノンです。ランナー表記は「HG1/144 局地型ガンダム」となっています

PC-001タイプのポリキャップです。

ビームサーベルです。SB-13となっています。

ホイルシールです。メインカメラはじめとしたセンサー部と、股間のVマーク、オリジン版は横棒無くなっていますが、⊖部分のグレーがシール再現となっています。

マーキング関連のシールです。

各部組立

このキットは前期型と中期型のコンパチ仕様となっております。今回はせっかくショルダーキャノンもついているので前期型で組み立てて言います。

頭部

ツインアイ部分は黄色の成型色となっています。クリアではないので、目の部分の凹凸も見やすいです。

頭部バルカンも色分けされています(RGか!?)頭部メインカメラも色分けされています。この段階で目の部分はホイルシール使用しています。

残念ながら、後頭部のリアカメラは色分けされておらず、シール対応になります。アンテナには安全ダボついています。

胸部

胸部のパーツ構成です。赤い部分の上のブロックは胸部の青い部分で前後から挟み込むような形で固定します。

ちなみにこちらが中期型の胸部前半分です。違いはほとんどわかりませんが、右胸のモールドが違っています。

右肩のバルカン部分のふたは前期型と共用になります。

ランドセル

ランドセルは肩部キャノン砲とビームサーベルラックを差替えて変更します。ポリキャップが基部に仕込まれています。

構造的にキャノン砲は左右どちらにも取り付けられそうです。

こちらは中期型、見慣れたランドセルです。

腕部

写真の握り手、平手の他に武器用のハンドパーツが左右付属します。

肩ブロックと右手前腕部分が前期型と中期型で異なります。

腕部のモールドは今までのHGより多い印象です。

腰部

脚の付け根はスイング機構ついています。

フロントの黄色の四角い部分はきっちりはめ込むと外せなくなりそうなので、塗装のことをかんがえてゆるめに取り付けています。

足首

足首はつま先部分が別パーツで稼働します。

細身な印象で、スリッパ部分つま先が鋭角気味です。

脚部

脚部フレームは膝アーマーが独立稼働するようにスネ側が二重になっています。

ふくらはぎのバーニアが開閉します。片足ずつですが、接地感は良好です。

武装

ライフルスコープの黄色い部分は取り付けると外せなくなりますので、塗装のことを考えてここでは取り付けしておりません。

ライフルは両方とも、マウント用のパーツが付いていて、回転させることで収納できます。バズーカも色分けばっちりです。

素組完成

前期型です。

前回の「HG スレイヴ・レイス」と比較すると、格段に脚の設置感がいいです。

ここからはパーツを組替えて中期型です。

見慣れたRX-78になっております。

ギミック&可動

頭部は前後へ非常良く動きます。

水平より高く引き上げることができます。

標準的な引き出し関節です。

肘もほぼ完全に折りたたむことが可能です。

腰は非常に良く動きます。後ろにそらせすぎると、腹部前側に思いっ切りすき間ができます。

膝もよく曲がります。膝部分のアーマーが独立して動くの、180度近く曲げることがでいます。

股間の軸をスイングすることによって、立膝も難なくこなします。

背中のキャノン砲の付け根アーム部分は丸い箇所2カ所で可動します。

ランドセルにシールド装着可能です。

腰のラッチに武器をマウントできます。

アクション

黄色のスコープ部分は取り付けていません。

左手グリップがうれしいです。

中期型と中期型ライフルです。こちらもスコープ付けていません。

塗装+シール貼り付け完成

塗装レシピは

白:ニュートラルホワイト(ガイアノーツ)

青:ブルー44(ガンダムカラー)

レッド:レッド13(ガンダムカラー)

イエロー:RX-78イエローVerアニメカラー

関節:取説通りのブラウン系グレー(2021年1月訂正)

ランドセルグレー:ニュートラルグレーⅤ(ガイアノーツ)

武器グレー:ニュートラルグレー+ミッドナイトブルー

シールは付属のマーキングシールをそのまま使用しています。残念ながら肩部分の赤いコーション1セット無くしました。

比較

同じオリジン系のヘビーガンダムと並べてみました。

当然ベースは同じ機体なので身長も手足のバランスも一緒ですが、肩のキャノン砲がそれぞれ右と左に分かれていて興味深いです。

まとめ

今回は話題の新作キット「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版) 」をレビューしてきました。

さすがRX-78!、ガンプラの節目節目(今回だと40周年第一弾)でバンダイが持てる力を注ぎこんで設計されているキットだと実感できる好商品でした。

可動、プロポーション、プレイバリューと文句ない出来だと思います。

そりゃプロモデラーさんの手にかかると、まだ手を加えるところが出てくると思いますが、一般人はアンテナのダボだけカットして、色塗るか塗らないかで悩む程度で十分だと思います。

細かいところでも、くさび型ゲートが(おそらく)改良されているのか、今までの物よりパーツ側の傷口が浅く目立ちづらいものになっていると感じました。

今までのくさび型ゲートは傷口は小さいが、傷が深いといった状態で、きれいにするのに意外と手間がかかりましたが、このキットは改善されていると思います。

メーカー写真で気になっていたシールドが上下逆なのは選択式で、どちらも選べたりと、原作一辺倒ではなく作る側の感情にも配慮されているのがよいと思いました。

当然、コアファイター搭載された「後期型」の販売されるのか?といった疑問や、6月に販売が控えている「BEYOND GLOBAL 」版にも非常に期待が持てる内容となっています。

今までガンプラに振れたことがある人はもちろん、これからガンプラを作ってみたいといった方にもオススメできる、令和のスタンダードな1台となっております。

発売時だけかとは思いますが、何が苦労したかといえば購入するのが大変だったのが一番かもしれません。

店頭に並ぶ12日は仕事が16:30終わりだったのですが、全国のヨドバシの在庫が休み時間に見るたびにどんどんなくなっていて、かなり焦りました。かつての朝6時から近所のスーパーに並んでいた時代ほどではありませんが、キットによっては発売日当日に手に入れるのが結構困難になりつつあるのはうれしいやら、面倒やらで複雑な心境です。(次の入荷は5月らしいし)

以上、 「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版) 」 レビューでした。

(このあと塗装ご含め写真追加予定です)

キットのグッドポイント

  1. 広い可動域だが、プロポーションも良し
  2. 前期型、中期型を再現できるバリューの高さ
  3. (改良された?)くさび型ゲートでゲート跡が小さい

キットの残念ポイント

  1. ショルダーキャノンがゆるめで動かしているとポロリします(共用パーツ故か)
  2. Vアンテナの真ん中の赤い部分も外れやすいかも、無くすと大変です。
  • 登場作品: GUNDAM THE ORIGIN
  • 型式:RX-78-02
  • 名称:ガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格: 2,530円(税10%込)
  • 発売:2020年3月14日
  • 積みプラ解消: -6.6cm(パッケージの高さだけで算出)

HGジム・インターセプトカスタム

機体解説

今回は「HG ジム・インターセプトカスタム」のレビューをしていきます。

ジム・インターセプトカスタムはジムスナイパーカスタムをベースに中間迎撃と艦隊護衛用に開発された機体になっています。

本機の特徴としては背部に追加兵装として「フェロウ・ブースター」が装着できる点となっています。

フェロウ・ブースター装着のために頭部、ランドセル、脚部がスナイパーカスタムから仕様変更されています。

一年戦争末期のア・バオア・クー攻略戦に投入されたとの記述が残っているそうです。

キット解説

キットは「ジ・オリジンブランド」のMSDシリーズとしての発売になっています。

先に一般発売されている「ジム・ガードカスタム」、プレバン商品の「ジム・スナイパーカスタム」と一部パーツを共有している兄弟機となっています。

残念ながら、インターセプトカスタム最大の特徴である。「フェロウ・ブースター」は装備されてません。

この原稿を書いている時点ではプレバンからの販売予定などもアナウンスはされておらず、物足りない状態になっています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは宇宙空間での戦闘シーンです。後方にジム・ガードカスタムが見えます。機体特性的にこの2機はセットで行動かもしれませんね。

ランナー紹介

Cパーツは HG1/144 ORIGIN MSとなっていますが、それ以外はHG1/144 ジム(オリジン)の表記になっています。

Aパーツ PS素材 パープル 胴体や腕、頭部のバイザーになります。

B1 B2パーツ PS素材 ホワイト 頭部胴体脚部です。対になる部分がB2になってます。

Cパーツ PS素材 ブラウン 関節やフレーム、ビームスプレーガンになります。

Dパーツ PS素材 スリッパと腰部になります。

Eパーツ PS素材 パープル 2枚入ってます。

F1 F2パーツ ランドセル、F2は対になる膝関節などです。

H1パーツ PS素材 クリアーレッド バイザー部です。

SB-13パーツ PS素材 クリアーレッド 一本は余剰になります。

PC-001 PE素材 ポリキャップです。

色再現用のホイルシールです。 頭部カメラと股間の連邦マークになります。

インターセプトカスタム専用のマーキングシールです。

各部組立

胸部

胴体のパーツ数は多めです。

ランドセル

ボールジョイントでバーニアが動きます。

頭部

頭部のセンサーにシール貼ったところです。バイザーとの色味もバッチリあってます。

腰部

股間部分に連邦マークのシールを貼っています。黄色部分だけではなく周りの黒い部分もシールになっています。

腰の後ろ側にビームサーベルのマウントパーツを付けて装備します。横向きの方が使いやすいのでは?と思いました。

腕部

脚部

すねにはフレームが入る感じです。

武装

素組完成

MSVイラスト風な角度で。

アクション

スミ入れすると印象が結構変わると思われます。

ポージングするにはハンドパーツの種類が少ないです。せめて左手の平手ぐらいは付けてほしいです。

比較

HGジムは今見ても十分いいキットですが(値段も含め)、やはり最新フォーマット版を見てみたいと思ってしまいます。

ただあまり派手なアレンジは雰囲気損ねるので、ほどほどにしてほしいですが。

まとめ

今回は「HGジム・インターセプトカスタム」をレビューいたしました。

1/144のキットとしては関節の作りや可動範囲、部品の分割なども申し分がなく、プロポーションや各モールドの情報量などもしっかりしていて、製品としては非常によくできたキットとなっています。

ただ、商品的に見た場合は、この機種の最大の特徴であるフェロウブースターが用意されていない点と、何より頭部デザインとカラーリングがいまいちかっこ悪いのが難点です。

カッコいいスナイパーカスタムとベースが同じとは思えない、微妙なキットといえます。

可能な方はぜひ全塗装仕上げをオススメしたいです。紫とアイボリーホワイトの色調を少し変えて、全体のつやを抑えるだけでもカラーリングの問題はある程度解消できるのではと思います(成型色で紫だと、どうしてもおもちゃっぽく見えます)。

個人的な感想としては、スナイパーカスタムを一般発売で、インターセプトカスタムはフェロウブースター付けてプレバン限定販売の方がいいんじゃないのかと思いますが、バンダイスピリッツさんのマーケティング調査は我々が考えもつかないロジックで販売方法決定していると思いますので、多分これが正解なんでしょうね。

後はこのフォーマットでぜひ、ノーマルジムを発売してほしいと切に思いました。HGシリーズのここ最近のレベルアップは目を見張るものがありますので、ぜひノーマル版も並べてみたいです。

以上、「HGジム・インターセプトカスタム」のレビューでした。