今回は2018年9月22日発売の「HG 1/144 ムーンガンダム」のレビューを動画も含めて行います。
『機動戦士MOONガンダム』はガンダムユニコーンの 福井晴敏さん原作で 月間「ガンダムエース」に連載中の作品です。ダブルゼータで登場したコロニー「ムーンムーン」が舞台になっているそうです。
その主役機として登場しているのが「ムーンガンダム」です。
残念ながらガンダムエース読んでいないので、本機の劇中での活躍は9月26日発売の単行本を待つこととなります。
機体の素性がまた少々複雑で、ロンドベル隊のアムロに撃墜された、ティターンズ残党のガンダム(機種不明)の頭部とサイコプレートをネオ・ジオンのサザビーのプロトタイプ「バルギル」に組み込んだものだそうです。
そのためAMS-123X-Xとアクシズ製の 形式番号をつけた「ガンダム」になっています。
パッケージの解説読む限りではパイロットも不明ですが、ビジュアルの中心にいる顔にペイントした少年が乗り込むと思われます。
キットは新世代ガンダムの主役機らしく。可動に合わせて連動する装甲や、ポリキャップレスにシールレス(!)、更にアクションベースも付属と、同日発売のヤクト・ドーガやダイバーナミに隠れそうですが、かなり気合の入ったニューキットの予感がします。
目次
パッケージ&内容物紹介
パッケージは月をバックにしたムーンガンダムです。逆光の構図で重厚感が再現されてます。
バンダイマークは先日から青、商標はダブルゼータになっています。
ガンダムですが、ネオ・ジオンプロトタイプモビルスーツです。
側面には各ギミックとアクションポーズ、ムーンガンダムの解説が多めに載っています。発売日の時点では一般的な知名度はかなり低いと思われるので、くどいぐらい文字で説明必要なのでしょう。
取説はスタンダードな感じです。モノクロ面とカラー面になっています。
ランナー紹介
A1パーツ PS素材 ホワイト サイコプレートや脚部になります。
A2パーツ PS素材 ホワイト A1の対になる部分です。
Bパーツ PS素材 ホワイト 脚部や腰アーマーです。
C1パーツ PS素材 ブルー 肩、胴体です。青の成型色がきれいです。
C2パーツ PS素材 ブルー C1と対になるパーツです。
Dパーツ PS素材 グレー 武装やバックパック、などです。
Eパーツ PS素材 グレー 2枚付属してます。関節部中心です。
F1パーツ PS素材 クリアレッド ビーム刃です。
F2パーツ PS素材 レッド 腹部です。
G1パーツ PS素材 ホワイト 頭部アンテナや脚部です。おそらくバルギルと形状違う部分がまとめられているのでは…
G2パーツ PS素材 イエロー ダクト部です。
Hパーツ PS素材 グリーンとクリアー 組立時に選択式になります。
I1パーツ PS素材 クリアーレッド サイコプレートです。
I2パーツ PS素材 クリアーレッド I1と対になります。
ACB-BAパーツ PS素材 クリアーブラック アクションベースの台座です。
ACB-5パーツ PS素材 クリアーブラック アクションベースの支柱です。
各部組立
ボディ部
ボディ部完成です。色分けばっちりですが、赤の部分はゲート跡できやすいので注意が必要です。
頭部
頭部です。シール使用しなくても目の塗り分けが出来ています。ただ目の周りに黒だけは必要な気もしますが、資料少なく判らずです。側頭部の緑のラインもどうやって塗るべきか悩ましいところです。
それにしてもこの頭部バンダイ驚異のメカニズムって感じです。
腕部
腕と肩になります。肩部の意匠がサザビーを彷彿させます。
足首
脚部
腰部
前みつ部とリアアーマーがサザビーチックです。
裏面の肉抜きもなく密度間が高いです。
バックパック&サイコプレート
サイコプレート用のアームがフェンネルコンテナを連想させます。
似て非なるパーツなので、ランナーからむやみに外すと後から大変です。
武装
ビームライフル、ビームトマホークともサザビーに通じるデザインです。
素組完成
サイコプレート装着です。背中に三日月背負ってます。この状態なら自立も可能です。
ギミック&可動
アクション
バタフライエフェクトだと、間合いが近すぎて怖いな。
比較
RGサザビーと比較です。随所に共通感のあるデザインがちりばめられていますが、MSとして比較すると別物ですね。
このまま改良したというよりは、形状確認テストのための1台といった感じです。このAMS-123X-Xのデータから新たに設計したのがサザビーといったところでしょうか。
今回はサザビーのプロトタイプ、ナラティブはνガンダムの試験用と二大人気MSのご威光は絶大ですね。
まとめ
今回は「HG 1/144 ムーンガンダム」のレビューを行いました。
バンダイの商品説明見てた時から、気合入ってそうだと感じてましたが、かなり出来の良いキットです。
シールレスで表現された頭部の色分け、膝の関節構造、脚部のフレーム化、白の成型色も2種類使用と今までのHG規格を超えるような内容になっています。今後はこのキットがHGの基準になるのか、今後発売のキットで確認したいと思います。
サイコプレートも重さの難点はありますが、展開も柔軟で様々な遊び方ができそうです。この辺は漫画本編での活躍みてから工夫したいですね。何しろ形優先で、どうやって使う道具かいまだによくわかっていないんで。
Reヤクトドーガにダイバーナミと強力ライバルキットと同日発売ですが、この「ムーンガンダム」かなりオススメです。
新たな構造で組んでてワクワク、出来上がりも高密度でかっこいいとお値段もHGとしてはちょっと高めですが、十分満足できると好キットです。
バンダイの設計部に新型コンピュータが導入されたのか、はたまた天才社員が配属されたのか、 (探検バクモンだけでは分からない) 何かのきっかけで社内の結束がさらに高まったのか!?と見えないところまで、勝手に妄想したくなるぐらいの商品でした。