今回のガンプラレビューは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』より「HGUC 1/144 グフカスタム」を見ていきます。
機体紹介
グフカスタムは、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するMSです。
実戦配備されたグフの改良型で、一年戦争後期に生産されB3型とも呼ばれる機体です。
主な改良点としては左手に固定武装として内蔵されていたマシンガンを着脱式に変更し、通常のマニュピレーターへ置き換え、ヒートロッドもワイヤー式に変更、胸部の装甲にも手を加えられています。
また、中距離の攻撃力をカバーするガトリング・シールドも新設されています。
ノリス・パッカードが駆り、シロー・アマダ率いる08小隊と激しい戦闘を繰り広げました。
キット紹介
キットはHGUCシリーズNo.117として、2010年11月に一般店頭発売、HGUC No.009 グフからのパーツの引継ぎはなく、完全新規として製品化されています。
また、このキットをベースに後にプレバン限定の「グフ・フライトタイプ」やガンダムベース限定の「グフ・フライトタイプ(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)」が発売されています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
素材はPS素材とポリキャップで、ABSパーツは使っていません。
シール
各部組立
頭部
胸部
バックパック
腕部
右手のハンドパーツはヒートロッド用の平手が付きます。
腰部
リアスカートに穴が開いていますが、特に何もマウントするようなものは付属していません。
足首
脚部の接続部分は独立可動します。
脚部
武装
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
まとめ
今回は「HGUC 1/144 グフカスタム」レビューしてきました。
2010年製ということで、古すぎず、新しすぎずといった時期のHGUCでしたが、ある意味HGフォーマットの過渡期であるキットでした。
特に前腕部や上腕部がフレームを一周する合わせ目の出ない、モノパーツ構成であったり、足首と脚部との接続部分に可動軸があり、かかと部分を持ち上げる動きが取れたりと、MGや後年発売のHGに搭載されているパーツ構成や可動部が見受けられます。
また、逆に左右の中央でボールジョイント接続するフロントスカートなどは近年はあまり見ない構造になっています。
全体的にはグフらしいしプロポーションであったり、特徴的なガトリングシールドの出来や、その重たい武装を掃除してもしっかり構えることができます肩のロック機構などの工夫も含めて、よくできたキットで、好感が持てました。
以上、「HGUC 1/144 グフカスタム」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- ガトリング砲のシールドへの着脱がスムーズかつしっかり固定できる
- 重たい武装もしっかり固定できる、肩のロック機構
- 接地感の良い足首
キットの残念ポイント
- 凝った作りだが、あまり可動しないフロントスカート
- 動力パイプの影響でほとんど回らない腰
- ダボがないので、手の中でふらつくヒート剣
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:前方向引き出し式ポリキャップ
- 脚部付け根:本体側中央軸付き固定ピン+脚部側3軸
- 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
- クリヤーパーツ:胸部コクピット部
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム第08MS小隊、機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
- 型式:MS-07B-3
- 名称:グフカスタム
- 搭乗者:ノリス・パッカード、ジオン軍一般兵
- 所属:ジオン公国軍
- 商品価格:1,760円(税10%込)
- 発売:2010年11月06日
- パッケージ:HG Ⅱ型
- 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
- 派生キット:HGUC グフ・フライトタイプ
0
0
0
0