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MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaレビュー（素体編）

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今回は劇場版「機動戦士ガンダムNT」から「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」を素組でレビューしていきます。

ただし、ボリュームあるキットなので、今回はサイコフレーム搭載前の素体までのレビューになります。

機体紹介

RX-9 ナラティブガンダムは劇場版『機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）』に登場したモビルスーツです。

アナハイム・エレクトロニクス社製で、RX-93 νガンダム以前にサイコフレームの実装試験のために開発された機体といわれています。

設計自体はUC90年より以前と思われ、劇中の0097年時点では最新機種とは呼べない機体でした。

また、コアブロックの採用のため、全天周囲モニターが非採用であったり、試験機の側面からか上腕やコクピット周りなどの装甲が無くフレームがむき出しになっています。さらに固定武装も頭部バルカンのみと心もとない装備となっています。

そのため、オプション装備の交換換装をすることで、戦況に対応する機体となっています。

キット紹介

キットはマスターグレードのVer.kaシリーズとして、2024年４月27日一般店頭発売されました。

前作のゼータガンダムから１年ぶりの新作となっています。

C装備での商品化ですが、NT-D未発動のグレーのサイコフレームが選択可能、さらにサイコフレームを外した「素体」状態も再現できるキットになっています。

また、サイコフレームのパーツは「ユニコーンガンダム Ver.ka」の付属の物と同一形状になっております。

そのため、付属のグレーや、モールドなどが見直されたサイコフレームをMG ユニコーンガンダムにも使用可能になっています。

加えて、鳥をイメージしたナラティブガンダムのコアファイターも初めて立体化されています。

パッケージ＆内容物紹介

ボックスアートはVer.ka 標準です。バックにコア・ファイターが大きめに描かれています（よっぽど推しのようです）

サイドでもコア・ファイター推されています。

短辺方向です。

組立説明書は冊子になっています。全37ページです。
解説文も多めです。

ランナー紹介

発動前のサイコフレームは「MG ユニコーンガンダム」からの流用ランナーになっています（AとB）。

また、新規のサイコフレーム Cパーツは「PSYCHO FRAME」表記となっており、この３枚はABS素材です。

それ以外は「MG1/100 ナラティブガンダム Ver.ka」表記でPS素材です。

Aパーツ

グレー　ABS素材　「MG 1/100 ユニコーンガンダム」表記　発動前のサイコフレーム用パーツです。

Bパーツ

グレー　ABS素材　「MG 1/100 ユニコーンガンダム」表記　こちらも発動前のサイコフレーム部でうす。

Cパーツ

クリアーピンク　ABS素材「PSYCHO FRAME」表記　発動後のサイコフレームです。

Dパーツ

イロプラ　ブルー部やイエロー、クリアーのパーツ群です。これ以降のランナーは「MG 1/100 ナラティブガンダム Ver.ka」表記になります。

Eパーツ

ホワイト　胸部やシールドになります。

Fパーツ

ホワイト　頭部やスカートなど、左右非対称のパーツが中心です。

Gパーツ

ホワイト　２枚入っています。　腕部、脚部中心です。

Hパーツ

タークグレー　シールドや腰などです。

Iパーツ

ダークグレー　２枚入っています。腕部、脚部のフレームです。

Jパーツ

ダークグレー　胴体部のフレーム中心です。

Kパーツ

ダークグレー　頭部や武器になります。

Lパーツ

ダークグレー　２枚入っています。　脚部のフレーム中心です。

M1パーツ

ライトグレー　肩やスカート部です。

M2パーツ

ライトグレー　M1と対になる分+フロントとリアアーマーです。

Nパーツ

レッド　主にコア・ファイター用パーツです。

SB-1

クリアーピンク　サーベル刃です。

水転写デカール

コーションマークが中心です。

プラスチックシール

ツインアイなどのセンサー部用です。中にモールドが仕込まれています。

各部組立

頭部

眼だけクリアーの別パーツです。ここまでやるなら色付けてくれてもいいような。
メインもリアカメラもシールが用意されています。

胸部

コアブロックのがあるので、上半身は小さめです。

胸部はほぼ、肩と首って感じです。

背中のバックパック接続穴はスライド式です。

腕部

ハンドパーツは握り手と指可動の２種になります。武器を持たせるときは全て可動指タイプを使用します。固定の武器用ハンドパーツが最近は多用されていましたが、元に戻った感じです。

腰部

こちらはメインブロックになります。

メインブロックに各アーマーを接続していきます。

背骨が印象的です。
アーマー内のフレアも再現されています。

足首

取説にも記載なさそうですが、νガンダムなどにある足裏の爪が展開できるようになっています。

脚部

フレームはいままでのキットのような、単純なパーツ構成ではなくなってきています。

フレームの一部がむき出しのため、カラーリングもグレーを２色使用して、情報量を増やしています。

コアファイター

翼部分が複雑変形のため、パーツも多くなっています。

ランディングギアは差し替えです。

鳥をイメージしただけあって、翼部分の形状はガルウイングです。

コア・ブロックの変形は結構複雑です。

中央の空間に背骨部分が入ります。

フレーム完成

コア・ブロック無しでもAパーツとBパーツを接続して自立可能です。

コアブロック搭載

フレームギミック＆可動

腕の付根も二段階で伸びる構造になっています。

腹部がコア・ブロックで固定されているため、腰部の可動で前屈が可能になっています。

腰部がスライドする形で前屈が可能になっています。人間でいう骨盤部分が動くイメージです。しかし、脚の付け根部分の位置は変わらない優れものです。

スライド機構で脚の付根が上下します。

装甲装着

頭部

鼻のスリットも開口されています。

メインカメラとツインアイは色のついていないクリアーなので、部分塗装かシール対応です。

胸部装甲

左右のサイドパネルや肩口の装甲にもスライド機構などが搭載されています。

コア・ファイターの無い胸部は、あっさりした印象です。

バックパック

スラスター内部の黄色も色分けされています。

ニューガンダムとユニコーンガンダムのをミックスしたような形状です。

腕部装甲

肩アーマーは腕と胴体の接続部に挟める形になります。
上腕も前腕も回転軸があるので、クルクル回ります。

腰部装甲

フレームと比較すると、外装パーツは少な目です。

リアアーマーが顕著ですが、全体に施された、装甲のスリットからのフレームチラ見えが奥行きを持たせています。

足首装甲

足裏のバーニア内部の黄色も別パーツになっています。

アンクルガードは後方のボールジョイント一か所で接続しています。

脚部装甲

外装はヒザ下だけなので、パーツは少な目です。

太もも部分中身（？）まで見えています。

オプション

サーベルとサーベルラックになります。あくまでオプション扱いになっています。

素体 ギミック＆可動

水平方向は真後ろまで向くことができます。

首は胴体側が二段構造でそれぞれ水平軸があるので、前方方向への可動域が大きくなっています。

腕はしっかり上がります。

上腕の外装が無いので、干渉するものもなくしっかり折りたためます。
外装を付けて状態での腕の付根です。
ひじ関節から下の前腕部にも回転軸があります。

掌に武器固定用のダボが収納されて言います。
エモーショナルマニュピレーターに近い形です。
腰は１回転します。

外装付けてもしっかり曲がります。

ひざを曲げるとふくらはぎのスラスターが下方向へスライドします。
足首の付根はクリアランスが広いので、前後方向へは大きく動きます。
また、つま先部は独立可動です。
足首の取り付け部は、つま先方向へ斜めに刺さっているので、ひねった感じに曲がります。

脚の付根は内側へ９０度、外側に９０度開きます。
脚部の取り付け位置をスライドで上下した状況です。一番下に下げると脚部の付け根ブロックがフロントアーマー下に見える状態になります。

MGシリーズのお約束、コックピットは開閉可能です。

すねのスラスターは開閉します。

腰に上下二か所蓋が付いています。上はライフルなどのマウントラック、下はアクションベース取り付け用です。
腰のマウント部にサーベルラックが増設可能です。

コア・ファイターのキャノピーは開閉可能です。またコックピットはコア・ブロック時に９０度回転します。

アクション

素体が表現できるとなると、今後A装備やB装備の追加も期待してしまします。

比較

MGEXユニコーンガンダムと比較です。
組み立ててる最中はνガンダムよりもユニコーンガンダム寄りの機体かなと感じました。

同じサイコフレームパーツを使用できる（ユニコーンガンダムはMGになりますが）だけあって、体形バランスは非常に似ています。

まとめ

今回は「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」の素体完成までレビューしてきました。

個人的にはガンダムやザクのVer.2.0を初めて組んだ時の感動と同等のものがありました。

一点めは、

主なところで、コア・ブロック内臓したままでも前屈が可能な腰部の機構。

さらに、ヒザとふくらはぎのスラスター部がヒザ関節と連動しているのですが、パーツだけだと脚のどの部分かわかりずらい形状で、今までのフレーム構造から一歩押し進めた造りだと感じました。

また、サイコフレームを挟み込むためのスライド機構などで、適度に部品点数が多めな事も作りごたえがあって良かったです。

まだ、最終完成形ではありませんが、素体状態でもかなり満足できるキットでした。

この後、C装備編に続きます。

以上、「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」（素体編）のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 感動すら覚える内部フレーム
  2. 全体にカチッとした、強度の高い出来上がり
  3. 位置も配慮されている、各ゲート

キットの残念ポイント

  1. コックピットのクリアーパーツはブルーにしてほしかった
  2. ももの内側の蓋が浮きがち
  3. 体側方向の可動軸が無い（コアブロックありにしてはかなり頑張っているだけに）

技術ポイント

  • ゲート：クサビ形Ⅱ　一部アンダーゲート
  • 腕付け根：３軸伸縮式可動ピン　腕側２軸
  • 脚部付け根：胴体側 スライド機構付き軸受け　脚側 ３軸
  • 関節構造：ヒジ（二重）、ヒザ（二重）、首（本体側二段式二軸+頭部側ボールジョイント）
  • クリヤーパーツ：ツインアイ（アイ部分のみ）、メイン＆リアカメラ、ビームサーベル、サイコフレーム、コアファイターキャノピー、センサー類

機体＆キットデータ

  • 登場作品：機動戦士ガンダムNT[ナラティブ]
  • 型式：RX-9
  • 名称：ナラティブガンダム
  • 搭乗者：ヨナ・バシュタ
  • 所属：地球連邦軍
  • 商品価格：7,700円（税10%込）
  • 発売：2024年04月27日
  • パッケージ：Ver.ka仕様
  • 積みプラ解消： -10.5cm（パッケージの高さだけで算出）

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