今回はOVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」から「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」を素組でレビューしていきます。Ver.kaではなく、無印MG(Ver.1.0)になります。
機体紹介
ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)はテレビ版の後半主役機「ウイングガンダムゼロ」と同一の機体ですが、OVA版ということでデザインを一新した機体になっています。
この世界(アフターコロニー)で最初に開発されたガンダムで、後のガンダムシリーズの原型機となっています。また、強力な武装とパイロット自身をも危険にさらすインターフェイス「ゼロシステム」と相まってシリーズ最強の機体と位置付けられています。
キット紹介
キットはMGシリーズとして、2004年10月に一般店頭発売されています。そのため、この記事を書いている時点(2024年7月)では20年近く経過しているキットです。
また、ウイングゼロはVer.kaが2020年に追加されているため、実質旧バージョン or Ver.1.0となっています。
初期のMGでよく見られた、PSとABS以外の素材として、小羽根にはエラストマー素材といった軟質素材が採用されています。
当時はアクションベース発売前のため、専用のディスプレイスタンドも付属した仕様となっています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
パーツは一部を「ウイングガンダム Ver.ka」から流用、素材もPS、ABS、先のエラストマー素材(合成ゴム)となっております。
Aパーツ
Bパーツ
C1パーツ
C2パーツ
Dパーツ
Eパーツ
Fパーツ
G1パーツ
G2パーツ
Hパーツ
Iパーツ
Jパーツ
Kパーツ
Lパーツ
SB4
PC-126
シール
各部組立
頭部
胸部
バックパック
腕部
腰部
足首
脚部
武装
スタンド
素組完成
ギミック&可動
アクション
また、ライフルの固定は手のひらに接続ダボが無いため、バランスと気合の世界になっています。
比較
撮影中…
まとめ
今回は「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」レビューしてきました。
やはり20年前のマスターグレード、端々に古さを感じる部分はありました。
最近は使用されていないキットがかなり増えてきているABS素材ですが、関節部含め荷重がかかる部分にはバリバリ使用されていて、部品接続時の硬さや、可動時のギシギシ感が懐かしくも感じられました。
また、腰や脚の付根、足首などの大型関節部はボールジョイント+ポリキャップ接続のため、可動域や将来的な耐荷重の点では少々不安が残る構造とはなっています。
しかし、全体のバランス(特にウイング部のボリューム)などは良好で、塗装やマーキング、スジボリなどで情報量を上げてやれば、まだまだ現役キットだと感じました。
以上、「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- 主翼のボリュームがしっかり確保
- ヒジやヒザなどの関節の可動域は広め
- 1/100ウイングゼロEW版の立体物としてのコスパは良いかも
キットの残念ポイント
- ABSパーツがガチガチにきつく,、組むときも硬いが、主翼の角度変えるときも硬い
- 指パーツだけが頼りのため、武器のホールド力が低い
- 塗装がしずらそうな小羽根の合成ゴム素材(取り付け部分も心もとない)。
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:前方向引き出し式ピン、腕側2軸ポリキャップ
- 脚部付け根:本体ボールジョイント型固定軸、脚側ポリキャップ
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、本体側一軸+頭部側ボールジョイント
- クリヤーパーツ:頭部ツインアイ+メインカメラ、胸部+前腕部センサー、ビームサーベル刃
機体&キットデータ
- 登場作品:新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
- 型式:XXXG-00W0
- 名称:ウイングガンダムゼロ(EW版)
- 搭乗者:ヒイロ・ユイ
- 所属:
- 商品価格:4,180円(税10%込)
- 発売:2004年10月下旬
- パッケージ:MG初期型(中ブタあり)
- 積みプラ解消: -12cm(パッケージの高さだけで算出)
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編集後記
今回使用したキットは2024年7月再販の物ではなく、長らく積まれていたものとなっています。キットのダイヤル見たら2004年10月生産のようなので、おそらく20年近く眠っていたようです。
そのためかホワイトのABS素材パーツ(Lパーツ)の色味が少々黄色っぽくなっていました。最初からなのか、経年による退色かは確認できておらず、最新生産分お手元にある方のレポートあったらお聞きしたいです。