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HG GQuuuuuuX（ジークアクス）レビュー

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今回は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』から「HG 1/144 GQuuuuuuX」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主役機、マチュが操縦する謎の最新鋭モビルスーツ。ポメラニアンズの所属機としてクランバトルに参加する。これ以上の情報はまだ秘密です。

キット紹介

キットは劇場版公開に合わせて、2025年1月17日に一般店頭発売となっています。

言われなければMSだとは判らないぐらい、今までとは全く異なるデザインとなっています。

HGの通しナンバーはなし、今後の商品展開も現時点では何も開示されていない状況です。

パッケージ＆内容物紹介

パッケージは左上と右下にグリーンが入った新しいパターンです。シリーズ内のキットごとに色が変わるのか、統一なのかは現状不明です。

側面は機と紹介と機体紹介＆注意書きとなっており、他のHGシリーズと共通です。
今回、目を引いたのが、この短辺方向です。通常の横型と新たに縦型デザインの物が片面づつで異なっています。おそらく店頭ディスプレイを意識した試みと思われます。

組立説明書は一般的なHGシリーズと共通です。機体解説は最小限といった印象です。

片面カラーの裏面はモノクロです。ただ、元々カラー原稿をモノクロにしたせいか部品形状などが若干見ずらい印象でした。

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、表記は「HG 1/144 GQuuuuuuX」となっています。当然ながら全て新規パーツになっています。またポリキャップレス仕様です。

Aパーツ

イロプラ　黄色部分はまとめられています。ただ、ブルー、ホワイト、グレー部は武器類、腰、バックパックに脚部の一部とあまり統一性が見られないパーツ配置です。

Bパーツ

グレー　関節部や武装、機体のグレー部になります。

Cパーツ

ホワイト　脚部中心です。

Dパーツ

ホワイト　頭部、腕部になります。

Eパーツ

ブルー　機体の青い部分になります。このランナー、コの字型ですが、中央から右部分に別なランナーがあるような気がしてなりません（今は不明ですが）。

Fパーツ

レッド　赤い部分です。ただ、設定画を見ると頭部のVアンテナにあたる部分と胴体部では、赤の色味が異なっているようです。

Gパーツ

クリアーグリーン　ビームサーベル（？）のビーム部です。写真では判りづらいですが偏光素材になっています。

ホイルシール

色分け用のホイルシールです。ネタバレ防止画像です。細かいシール多めです。

マーキングシール

本体の赤いライン用のシールになります。

各部組立

頭部

バイザーオープン状態と非展開状態の頭部2種で差し替えとなります。

こちらはオープン状態の頭部です。部品は細かく、またパーツ数も多いです。

部品分割は多いのですが、ツインアイをはじめシール再現部や部分塗装が必要な部分もあります。
全て設定どおりに再現するには塗分けが、かなり大変そうです。

目立った合わせ目は出ない構造です。設定だと後頭部中央のラインはグレーになります。

こちらはクローズ時の頭部です。耳や頭頂部、首など一部は共通パーツです。

ウルトラマンゼロのテクターギアを思い出しました。

段差があるので、頭頂部自体もスライドする構造のようです。

胸部

腹部フレームの上下にボールジョイントがあり、首の付根と腹部の可動軸となっています。

腰のくびれがエヴァチックです。
胸の六角形や腹部の四角形のオレンジラインはモールドなしで、シール頼みになっています。
背面のピンはバックパックの接続用です。
また、背中部分は肩甲骨の様にも見えます。

バックパック

バックパックも独特な形状です。

グレーの部分もリングとリンゴの間はホワイトなので、塗装が必要になります。

グレーのパーツの前後でフレキシブルに可動します。

腕部

ショルダーアーマー（スラスター？）の造形が秀逸です。
また、ヒジ関節は上腕に前腕を差し込みだけのシンプル構造です。

左右それぞれ平手が付属します。

腰部

腰はシンプル構造です。

フロント、サイド、リアのアーマー類は装備されていません。

左右のピン部分にビームサーベルの持ち手が接続されます。

足首

GQuuuuuuX の特徴的なのがこの足首です。足首自体はフレームのみに近で片持ち構造です。

この構造だと、陸上戦闘は難しいのでは？と思ってしまうのですが、本編では地球編とかあるのでしょうか？

脚部

脚部も部品点数が多めです。また、ヒジ関節同様にヒザ関節も太もも部を差し込むだけの構造になっています。

脚部は片足単体では自立できません。ふくらはぎ部分の繊細な作りも技術の進歩を感じます。
また、ひざ部分にエヴァ感じます。

武装

ヒートホークの刃の部分は相変わらずシールも用意されていないので、部分塗装したい箇所になります。

写っていませんが、ライフルのスコープ部はホイルシールが用意されています。

謎パーツ

組立説明書にもパッケージにも何の説明が無い（しかし写真はあり）、謎パーツです。

バックパックと接続となっているので、（おそらく）コアファイターなんでしょう。
しかし、説明ゼロとは…

素組完成

ギミック＆可動

首はクリアランスもよく1周可能です。

前後方向へは頭部の軸、胴体接続部のボールジョイント、襟の青い部分自体もボールジョイント可動と3か所の可動部があり、広範囲に可動します。

腕の付根の前後方向です。

さらに、胸部との接続ブロックごと上下に可動します。

肩のスラスターを逃がして腕上げも水平以上に上がります。

肩のスラスターは大きく展開します。

ヒジはシングル関節ですが、干渉の少ないよく曲がるデザインになっています。

腰は無理やり1周することはできますが、無理しないと真横まで届かない感じです。

前屈はかなり深く曲げることが可能です。

また、体側方向の可動範囲も広めです。
脚の付根の胴体側は固定穴、脚側はボールジョイントプラス2軸になっています。

脚の付根は内から外へ90度くらいの可動範囲になっています。

ヒザもヒジ同様にシングル関節ですが、必要十分な可動範囲を確保しています。

足首は脚部との接続部（ボールジョイント）の可動ポイントがあります。

さらにスリッパにあたる部分も前後に大きく可動します。

また、ボールジョイント接続なので、接続部を中心にスイングもします。

（おそらく）コアファイター

まぁ、コアファイターですよね。

青い部分の小翼（？）は要塗装です。

アクション

比較

とりあえず、RX-78（EG）との比較です。全高はあまり変わりませんが、プロポーションは大きく異なります。
脚の長さもほぼ一緒に見えます。

こちらは「RG エヴァンゲリオン初号機」とです。大きさ全く違いますので、参考程度に。

まとめ

今回は「HG 1/144 GQuuuuuuX」レビューしてきました。

全く新しいデザインのGUNDAMに合わせて、キットの方も今までのHGとは一線を画す内容となっていました。

何しろ部品が細かく多い！！

しかし、それでもシール多用、さらにシール貼っても設定のカラーリングを全て網羅することは出来ずと、ちゃんと仕上げようともったらかなりハードルの高い１台だと感じました。

シールの使用やどこまで塗装するかなど、仕上げのゴールをきちんと見極める必要があるかと。

ただ、素組でも機体の特徴は良くとらえられており、よく動き、今回のレビューでは未使用ですが、保続のシール使用するだけでも、満足いく一台にはなるのではとも思います。

反面、パーツの細かさは初心者（一応対応年齢は８歳以上）にはとっつきにくいかもしれません。

よく切れるニッパーとピンセットなどの工具は最低限必要かと思います。

以上、「HG 1/144 GQuuuuuuX」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 非常によく動きポージングもしやすい
  2. うまく切ると跡がほとんど残らないゲート
  3. HGとは思えないパーツ数

キットの残念ポイント

  1. しかし、パーツが細かすぎて初心者にはハードルが高いかも
  2. 胸の六角形、腹部の四角形のオレンジラインのモールドが無い
  3. 部分塗装も含め、塗装するのはかなり大変そう

技術ポイント

  • ゲート：クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根：本体側　2軸ブロック、腕側　ボールジョイント
  • 脚部付け根：胴体側　固定穴、脚部側　ボールジョイント+2軸
  • 関節構造：ヒジ（シングル）、ヒザ（シングル）、首（頭部１軸、首付け根ボールジョイント、胸部ボールジョイント）
  • クリヤーパーツ：ビームサーベル刃

機体＆キットデータ

  • 登場作品：機動戦士Gundam GQuuuuuuX
  • 型式：gMS-Ω
  • 名称：ジークアクス
  • 搭乗者：アマテ・ユズリハ
  • 所属：ポメラニアンズ
  • 商品価格：2,200円（税10%込）
  • 発売：2025年01月17日
  • パッケージ：GQuuuuuuXシリーズ標準（かな？）
  • 積みプラ解消： -7.0cm（パッケージの高さだけで算出）

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