今回は「HG 1/144 バウンド・ドック」をレビューしていきます。
ロザミア機と言いたいところですが、何故かジェリドの最終搭乗機ともなっているこの機体、ニュータイプ専用機のはずなのに、オールドタイプの代表ジェリド中尉が登場しているしと、劇中での扱い方に個人的には(?)となっていたのを思い出します。
0087年代の機体としては異型の大型MS、そのため1/144では初の立体化、「いや~長年待ちましたよ」ってのがキット発売決定の報を聞いた最初の感想でした。刻がやっと調い2020年に発売となりましたが、待っただけの甲斐があったのかを見ていきたいと思います。
今回は素組でチェックして、余裕があれば派手なピンクも(仮面ライダーエグゼイドか!?)塗装してみたいと思っております。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
緑の動力パイプとポリキャップは軟質樹脂ですが、それ以外はPD素材です。
各部組立
頭部
胸部
右腕
右手と左手で全く違う形となっておりますので片腕ずつ。
左腕
肩部
腰部
足首
脚部
武装
なのでこの後はメガ粒子砲登場しません。
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
まとめ
良く(やっと?)商品化してくれた!という今回の「HGバウンド・ドック」!! 長年待った甲斐がある良キットとなっています。
可動・変形、色分け、組み易さと、令和の最新HGフォーマットとで、取説通りに組上げれば、イメージの中のバウンドドックがご自宅で再現可能です。
変形は頭部をスカート内に移動する際のアンテナ部の逃がし方に結構気をつかいます。M.I.Aもこの部分は結構大変でアンテナの根元にダメージ残っていたので、バウンドドック共通の悩みどころのようです。最悪アンテナ外して変形、変形後再取り付けかとも思います。
細かいことを言えば、最近のキットとしては少しゲート跡が残りやすかったり、スネの黄色部分もシールではなく色分けで頑張れなかったのかな~と、また上腕部の肘の切り欠きも90度回転する構造ならもっとよかったような気もします(設定画通りではあるのですが)。
しかし、1/144の立体物を容易に(値段は少しい高いですが)手に入れられることに感謝です。
ゼータシリーズでHG化されていない機体も残すところあと3体。最近は年1個ペースで増えておりますので、あと3年ぐらい待てばコンプリートするかな~(ボリノーク→ハイザックカスタム→サイコMkⅡと予想)と楽しみにしております。
以上、「HG バウンド・ドック」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- プロポーションも変形(甘い部分もありますが)も、待った甲斐があった出来
- 色分けもかなり頑張ってます
- 嬉しいアクションベース付属
キットの残念ポイント
- 変形後のふた部分(シールド)のロックが甘いため隙間が空きやすい
- メガ粒子砲部分ふたが緩い
- パイプ部分は軟質樹脂にする必要あったのか?
- 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
- 型式:NRX-055
- 名称:バウンド・ドック
- 搭乗者:ロザミア・バダム、ジェリド・メサ
- 所属:ティターンズ
- 商品価格:5,500円(税10%込)
- 発売:2020年10月24日
- 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)