今回のガンプラレビューは『聖戦士ダンバイン』から「R3 1/35 ビルバイン」を素組で見ていきます。
機体紹介
ビルバインは『聖戦士ダンバイン』に登場するオーラバトラーで、物語後半の主役機になります。
機体はナの国がダンバインを参考に秘密裏に開発され、その最大の特徴はウイング・キャリバーへの変形機能で、他のオーラバトラーにはないビルバイン唯一の機能となっています。
ただ、その操縦には高いオーラ力が必要であり、ナの国のシーラ・ラパーナ女王から聖戦士として認められ、託されたショウ・ザマの専用機として運用されました。
最終決戦では赤/白のカラーリングから濃い緑/青系統の夜間迷彩色へ変更されています。
キット紹介
キットはプレミアムバンダイ限定で、2025年8月に初回発送された商品になっています。
そして、プレバンではありますが、突然復活した「R3(リアル ロボット レボリューション)」ブランドの新作となっています。
また、スケールは1/35で「MG ダンバイン」と同一となっており、2台並べることが可能です。
ウイング・キャリバーへの変形も可能になっています。また、オーラ・ソード、オーラ・ソード・ライフルといった装備も当然ながら付属しております。
目次
パッケージ&内容物紹介
やはり、ビルバインと言えばこれっ!といったボックスアートです。
ランナー紹介
素材はポリキャップ以外PS素材でABSは使用されていません。表記は全て「1/35 ビルバイン」でシリーズ名のR3の記載はありません。
Aパーツ
Bパーツ
C1・C2パーツ
Dパーツ
Eパーツ
F1パーツ
F2パーツ
Gパーツ
Hパーツ
I1パーツ
I2パーツ
J1パーツ
J2パーツ
PC-121
リード線
ホイルシール
各部組立
頭部
胸部
バックパック
腕部
腰部
足首
脚部
武装
また、この分割ですと夜間迷彩版が発売になったとき、ソードの柄のピンク部はシール対応になる予感がします。
素組完成
ギミック&可動
また、MG ザクのパイロットを置いてみたところ、ちょうどよい感じです。元々の設定の問題かもしれませんが、人間同士で比べたら1/35のタミヤMMシリーズと同じスケールとは思えません。
アクション
ウイングキャリパー
比較
まとめ
今回は「R3 1/35 ビルバイン」レビューしてきました。
まずは、令和のこの時代にビルバインの新作キットが手に入ることを素直に喜びたいと思います。
変形も破綻なくすることができ、出来上がった後の存在感も大きい一台でした。
ただ、キットの紹介ページにある「現代の技術でビルバインが登場!」といったところには少々疑問が残る内容でした。
HGダンバインで採用されていたコックピットハッチの「ハーフミラーメッキ」や、パール入りの集光樹脂を使用した翅などの技術は採用されておらず、せっかくの大スケールが活かされていないのではといった疑問も残りました。
ここからは個人的な推測になりますが、このキット設計は終わっていたが、お蔵入りしていた状態なのでは?と、勘ぐっております(証拠はないですが、MGジ・Oパターン)。
大量に余るポリキャプ(ポリキャップ→KPS仕様へ小変更?)といい、HGダンバインで採用されていたハーフミラーメッキなどの技術が使われていなかったり、腕の可動や一部のパーツ分割線などが、最新設計にしては、もう一つ洗練されていないなと感じております。
いきなりのR3シリーズ復活の経緯は判りませんが、個人的には1/72 HGシリーズで早くダンバインと並べたいと思っております(ドラムロもね)。
以上、「R3 1/35 ビルバイン」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- このサイズのビルバインが手に入る
- 色分けはほぼ成型色で再現
- ウイングキャリパー形態もきちんとしています。
キットの残念ポイント
- 胸部のパーツ分割は、合わせ目が目立つ
- 腕の可動がぎこちない(ねじ切れそうな感覚に)
- ウイングキャリパーで目立つ、爪裏の肉抜き
技術ポイント
- ゲート ノーマル、クサビ形
- 腕付け根 胴体側:引き出し式軸受け、腕側ピン
- 脚部付け根 胴体側:ボールジョイントピン、脚側:ボールジョイント接続ポリキャップ
- 関節構造:ヒジ二重、ヒザ二重、頭部:ボールジョイント
- クリヤーパーツ:コックピットハッチ、翅、羽根、オーラソード・ライフル刃
機体&キットデータ
- 登場作品:聖戦士ダンバイン
- 型式:-
- 名称:ビルバイン
- 搭乗者:ショウ・ザマ
- 所属:ゼラーナ隊
- 商品価格:¥6,050(税込)
- 発売:2025年08月
- パッケージ:旧1/48リスペクト
- 積みプラ解消: -10.5cm(パッケージの高さだけで算出)
