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EG νガンダム レビュー

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今回のガンプラレビューは「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」を見ていきます。

手でも外せるタッチゲートですが、今回はきちんとニッパー、デザインナイフ使用して切り離していきます。

機体紹介

（HGUC νガンダムレビューから引用）RX-93 νガンダムは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するMSです。

パイロットでもある、アムロ・レイ自らが設計にもかかわった、20ｍ級のガンダムタイプとしては初めてサイコミュ装置を実装した彼自身の専用機体となっています。

シャアがわざと連邦に流した情報から、サイコフレームを搭載するにいたり、短期間での開発ながら、宿命のライバルが乗る「サザビー」を撃破し、最後は地球に落下し始めたアクシズを押し返すという離れ業を行った機体となっています。

キット紹介

キットは”次世代のファーストガンプラ”として、簡単組立×ハイクオリティの共存！を目指したENTRY GRADE シリーズ3番目の機体として、2022年4月に一般店頭発売されました。

先に発売されたRX-78ガンダムと、ストライクガンダムがライトパッケージ（本体のみ、袋包装）とボックスパッケージ（本体+ライフル、シールド）やフルウェポンセット（RX-78のみ）などのバリエーションが用意されていますが、νガンダムは今のところボックスパッケージのみの展開となっています（2023年9月現在）。

付属品はライフルとシールドとなっており、ハイパーバズーカやフィンファンネルはHGUC νガンダムからの転用が可能となっています。

パッケージ＆内容物紹介

パッケージは通常のHGシリーズと同サイズになっています。ボックスアートはEGシリーズ共通デザインで本体とランナーが写っています、全体的に文字多めです。

側面には組立易さの訴求がされています。

反対側は無塗装仕上がりアピールと注意文になっています。

組立説明書もEG標準、片面フルカラーでランナーの説明なども丁寧になっています。

フルカラーで分かりやすいと思います。

ランナー紹介

素材は全てPS素材の新規パーツとなっています。

A1パーツ　「EG 1/144 ニューガンダム」表記　イロプラ　胸部、上半身の黄色部分、赤部分とシールドです。
A2パーツ　「EG 1/144 ニューガンダム」表記　イロプラ　下半身の黄色、青部分とビームライフルです。
Bパーツ　「EG 1/144 ニューガンダム」表記　ホワイト　頭部、腕部、脚部のホワイト部分です。

Cパーツ　「EG 1/144 ニューガンダム」表記　グレー　関節部中心です。
Dパーツ　「EG 1/144 ニューガンダム」表記　グリーン　ツインアイと頭部センサーです。パーツ単体で見ると緑が少し薄い気がします。

シール

マーキングシール　アムロのパーソナルマークです。

各部組立

頭部

頭部の分割はHGUCのνガンダムと類似していますが、ツインアイなどのグリーン部分が別パーツ化しています。
メインカメラ、ツインアイともに成型色で再現されています。目の周りの黒は段差による陰で再現されています。

リアカメラは残念ながら部分塗装が必要です。

胸部

腹部にボールジョイントによる可動部が作られています。首周りは白一色になっています。

胸のセンサーはシールもないため要部分塗装です。

バックパック

サーベルのビーム刃は付属しておりませんが、HGUCの物はそのまま使用可能です。
バズーカマウント用の接続フックも付いています。

サーベルラックの黄色い部分に入るラインも色分けされています。
裏側はモールドなどもありません。

腕部

腕は一応、するフレームです。左腕の予備サーベルは固定で取り外しできません。
肩アーマーは肩関節に取り付ける形になります。

前腕のマイクロスラスターも型抜きによる色再現がされています。

腰部

Vマークやサイドスカートの色再現のため、大胆な色分けがされています。

フロントスカートのスリットも開口されています。

天面部分がイエローになってしまいます、可能であればグレーなどで塗装したいです。

足首

脚の甲の裏側にボールジョイント受けを作って、スリッパ部が可動する構造になっています。

つま先の黄色も再現されています。

脚部

ふくらはぎフレーム部の形状はHGUCに似ています。

ヒザやふくらはぎのイエロー部もきっちり再現されています。裏面のスラスターカバーは固定です。

武装

少ない部品数で構成されています。シールド裏のミサイルのカラーが気になる場合は塗装を。

ライフルも色分け、モールドともによくできています。

素組完成

ギミック＆可動

頭部は一周します。

シンプルな構造ですが、前後方向へもよく動きます。
右腕はきれい上がりますが、左腕はサーベルラックと肩が干渉します。

ヒジは90度強です。

腕の付け根に可動軸はありませんが、ある程度ハの字に寄せられます。

腕の付根はシンプルな軸受けです。

腰も一周します。

上半身の接続部と腹部関節で前後への可動範囲は広めです。

もも裏の段差も利用して、ヒザは大きく曲がります。

スリッパ部のかかとが浮き、足首自体も前後へ広く動きます。

脚部付け根の軸のおかげで、一周可能です。
脚部側の受けは、縦方向への軸はありません。
サーベルの柄も設定どおりに可動します。

アクション

HGUCコラボ

HGUCのνガンダムに付属する、フィンファンネル、ハイパーバズーカ、サーベルのビームエフェクト、更にはハンドパーツもそのまま使用することができます。

ファンネルにハイパーバズーカとフル装備状態です。本体軽いので、若干安定感に欠けます。

ちょっと浮いていますが、EGに付属のハンドパーツでもバズーカ構えることが可能です。

グレー部分の色味が異なりますが、ハンドパーツも使用することができます。

サーベルのビームエフェクトも違和感ありません。

シールドも使用可能です。HGUCの方がマウント可能ヵ所が2か所あるので、前腕の側面にも装着できます。

まとめ

今回は「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」レビューしてきました。

組み立てた率直な感想は、「HGより全然カッコイイじゃん」でした。

塗ればいい、シール貼ればいいって事ではありますが、やはり成型色での色分け再現性の高さは、関節強度や、付属武装が少ないといった点を補って余りあると感じました。

ただ、色再現のために上半身と接続部分の腰の天面に黄色が出てきたりといったしかたがない部分はありますが、もはやそんなことを気にするべき商品ではないとも思いました。

また、前述したセットされていないファンネルなどの装備もHGの物がそのまま使用できる設計は非常に良心的でもあります。

これが税込み￥1,100 !!! プラモ人口を増やすための戦略価格とはいえ、素晴らしい技術が詰まった一品でした。

エントリー？と敬遠している人がもしいましたら、だまされたと思って手を出していただきたい1台です。

以上、「ENTRY GRADE 1/144 νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. HGUCを凌駕する色再現
  2. HGUCから流用できる武器（ファンネル、バズーカ）やハンドパーツ
  3. お値段以上の完成度

キットの残念ポイント

  1. 腕付け根、脚付根の強度は不足気味
  2. シールドの取り付け可能面が1ヵ所だけ
  3. 一度動かすとセンターへ戻しずらい首部分

技術ポイント

  • ゲート：タッチゲート
  • 腕付け根：ボールジョイントのみ
  • 脚部付け根：本体側ボールジョイント軸+脚側2軸
  • 関節構造：ヒジ（シングル）、ヒザ（二重+C型関節）、首（両端ボールジョイント）
  • クリヤーパーツ：なし

機体＆キットデータ

  • 登場作品：機動戦士ガンダム逆襲のシャア
  • 型式：RX-93
  • 名称：νガンダム
  • 搭乗者：アムロ・レイ大尉
  • 所属：地球連邦軍ロンドベル隊
  • 商品価格：1,100円（税10%込）
  • 発売：2022年04月09日
  • パッケージ：EGボックスタイプ
  • 積みプラ解消： -6cm（パッケージの高さだけで算出）

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