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HG 1/144 ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.) レビュー

今回は「HG ジムⅡ(エゥーゴカラー)」のレビューを行ってまいります。

MG版が出るのを待っておりましたが、一向に発売されませんので2019年にプレミアムバンダイで再販されましたHGをレビューします。

キット自体は一般販売しているジムⅡと成型色以外は共通となっております。

元の設定でも敵味方の識別をしやすくするために色が変わっただけなので、装備や仕様も同一で、純然たるカラーバリエーション機となっております。

今回は全塗装ですが、合せ目消しにはあまり注力しないVT工法(詳しくはこちら)で作成していきます。

頭部や肩は均す程度ではありますが合せ目はヤスリかけていますので、一部組上げてから塗装している部分もございます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは本体カラーをイメージしたグリーンです。ゼータの設定画に近い感じのジムⅡが描かれています。スリッパ部分や肩のスラスターはこの絵が正解です。これ見ると親指の付け根も白なのか!?(今気が付く)

サイドは型番と機体ネームになっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ 胴体部分中心です。

Bパーツ レッド シールド部でジムⅢと共通です。

C1パーツ グレー 関節部 ジムⅡ表記ですが中央の関節部のランナーはジムⅢと共通です。

C2ランナー グレー C1と対になるランナーです。

D1ランナー ホワイト 頭部、腕部、脚部です。

D2ランナー ホワイト 腕部、脚部のD1と対になるパーツです。

SB6 クリアーイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。

マーキングシール 一般のジムⅡと共通です。ホイルシールは付属しません。センサー部のグリーンや首の色再現のグレーもこちらになります。

組立説明書は一般のジムⅡの物が入っています。

組立部分、パーツ共に共通なのでカラーガイドと部品注文カードのみの簡単なプリントが入っています。

本体の白部分の指定がホワイト+セールカラーとなっていますが、イメージとかなり違っていたのでホワイト+胸部のグリーン(5%ぐらい)に変更しました。

各部組立

頭部

頭部パーツ(塗装前)です。アンテナがジムとの大きな違いです。

頭部バルカン、メインカメラ部分、バイザー内センサー部は筆塗りしております。センサー部分は奥まっているので塗りずらいです。

頭頂部メインカメラはシルバーベースで蛍光グリーンで塗装してます。

胸部

胸部パーツ 塗装済みです。

胸のセンサー部も蛍光グリーンで塗装しております。先に塗装して、付属のシールでマスキング後にボディのグリーンを塗装してます。

腕部

腕部パーツ(未塗装) 塗装しない場合は手首の甲の部分の色がグレーのままになってしまいます。

この写真だとわかりませんが肩のスラスターも塗装しています。

前腕部分の合せ目消しは行っていません。

腰部

腰パーツです。

ここだけ見ていると初代ジムとの違いが分からない感じです。

足首

足首のパーツです。スリッパ部分がユニコーン版仕様になっています。

アンクルガードは部品構成上、合せ目が左右非対称になります。

脚部

脚部パーツです。ふくらはぎのバーニア部はマスキング塗装してます。

武装

武装はライフル、シールド、サーベルとスタンダードな構成です。

シールドの縁とサーベルは本体色に合わせず、調合なしのホワイトで塗装してます。

このあたりは連邦、エゥーゴ関係なくユニット提供であると推測しております。

組立完成

塗装とスミ入れした状態です。

ライフルとシールドを装着した状態です。

ギミック&可動

首は上下に動きはしますが、可動範囲は小さいです。

肘は完全には折りたためませんが、問題ないかと思います。

腰は左右には動きますが、前後はほとんど動きません(写真割愛です)

膝は90度強まがります、脚の付け根が干渉してあまり高く上がりません。

足首は前後に大きく動きます。

アクション

ライフルグリップが稼働して、両手持ちも可能です。

ももが水平ぐらいまでしか曲がらないので、立膝は少し窮屈です。

ランドセルのビームサーベルラックが結構きつくて、外すのに力いります。塗装部が剥げました。

マスキング塗装箇所

  1. メインカメラ蛍光グリーンで筆塗り後に付属シール貼り付け
  2. 本体ホワイト塗装
  3. メインカメラのシール剥がし、バルカン部とカメラセンサー部のシルバー筆塗り

といった工程で作成しています。頭部前後は接着して、合せ目は段差が解消する程度にヤスリ掛けしています。

肩のスラスターです、本来は2ブロックの設定ですが、キットは省略されています。

  1. 赤い部分をエアブラシ塗装
  2. エナメルで黒い部分を塗装
  3. 前後接着、軽くヤスリ掛け
  4. スラスター部マスキングしてホワイト部塗装

マスキングがうまくいかずはみ出た部分はリタッチしましたが、写真で見るとまだまだ修正したい感じです。

  1. センサー部のグリーン塗装後にシールでマスキング
  2. 全体塗装
  3. バーニア部をマスキングしてサフ、モンザレッドを塗装

といった内容でランドセルは塗装してます。センサー部分は塗装にこだわらず、シールでもいい気がします。

脚のスラスターはサイド部はエアブラシ、後ろの部分は筆塗りです

  1. 本体白塗装
  2. マスキングでサイド部分をエアブラシで塗装
  3. 後部の赤い部分を筆塗り
  4. 黒い部分をエナメルで塗装&はみ出た部分はリタッチ

後部の赤い部分の色むらが気になります、連邦カラーはエアブラシで仕上げてみたいと思います。

⊖部分の黒は全てエナメル塗装後に薄め液浸した綿棒で、はみ出た部分をふき取っています。

足裏も塗り分けております

  1. 本体グリーン塗装
  2. マスキングでグレー部分塗装
  3. さらにマスキングして赤部分塗装
  4. 中央部ブラック部はスミ入れペンで塗装

ここも思いっ切りマスキングしております。

シールド裏は白を塗ってからマスキングしてグレーを吹いています。のぞき穴はティシュ詰めてマスキングしました。

比較

ジムⅡ(赤)塗装済みとの比較です。

こちらはネモと並べてみました。

左からエゥーゴ(全塗装)、連邦(部分塗装)、連邦(全塗装)となっております。

スネのバーニア塗ると塗らないとでは結構印象変わります。

まとめ

今回は『HG ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.)』をレビューいたしました。

たかがジム、されどジムということで、素組でもしっかりジムにはなりますが、塗装して仕上げるとさらにかっこよくなります。

このキットが設計された時期(ベースは2011年発売)ですと、色分けも完全とはいかず、マスキングを駆使して塗り分けてやる必要があります。

おそらく、今発売されるとするならば、ふくらはぎのスラスターの赤い部分などは塗り分けする必要はないもので出てくると思います。

ま、HGジムⅡがリニューアルされるなんてのは待つだけ無駄な時間なので、マスキング技術の向上のための練習台としてはいいキットだと思います(店頭販売の連邦カラーで十分ですが)。

同じカラーで小隊を作るもよし、カラバリ並べるも良し、量産機の夢が広がる1台です。軽~く考えていた製作前の予想をいい意味で裏切ってくれたキットになりました。

また今回はジムⅡ、ジムⅡセミストライカーとジムⅢのカラーが共通部分(武装やランドセルなど)はまとめて塗装をおこなって量産効果を高めてみました。面倒な部分もまとめて行うと手慣れてくるので、トータルでは製作時間の短縮につながっているかと思います(実測はしてませんが)。

キットのグッドポイント

  1. 少ないパーツ数でもしっかり動く、 機体の性格通りのスタンダードキット
  2. こういったわき役機の商品化自体がうれしいポイント

キットの残念ポイント

  1. 肩のスラスターやスリッパ部分など、ゼータ版の形状が再現されていない部分が散見される
  2. 白い部分の色指定(本体白と関節部)がイメージカラーと違う
  3. ちゃんと設定どおりに仕上げるにはマスキング必須
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-179
  • 名称:ジムⅡ(エゥーゴカラー)
  • 搭乗者:エゥーゴ一般パイロット
  • 所属: エゥーゴ
  • 商品価格:1540(税込み)
  • 発売:2012年

HG 1/144 ド・ダイ改 レビュー

今回はエゥーゴのサブフライトシステム『HG 1/144 ド・ダイ改』をレビューしていきます。

今回はパーツ組上げる前に塗装を行って組上げる方法で作成していきます。

ガンプラの世界観を広げるMSアクセサリを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。

A1パーツ 本体背面と尾翼になります。

A2パーツ 本体上面と反対側の尾翼、中央の脚部です。

Bパーツ 2枚入ってます。左右のエンジン部中心です。

C1パーツ エンジンのエアインテークと出力部になります。

C2パーツ本体中央の黄色い部分です。

ホイルシール コクピット部分の色分け用です。

各部組立

今回はランナー切り離した状態で、全て塗装しております。

サフ→指定色→スミ入れ→つや消しクリアーで仕上げてます。

塗装色は説明書通りで、本体の青(インディブルー6:レッド3:ブラック1:ホワイト少々)、赤(シャインレッド5:あずき色5:ネイビーブルー少々)、イエロー(ガンダムカラーイエロー2 絶版)、黒(ブラック100)

本体部

本体部分です。エアインテーク部とフットレストを間に挟めて行く構造となっています。

エンジン部

エンジン部です。左右で同じ部品構成となっています。

上面細部と全体組付け

組みあがった本体部、左右のエンジン部などを取り付けていきます。

下面細部

着陸時のギアはふたと差替えです。中央はアクションベースの取り付け部分です。

塗装済み完成

ランディングギア取り付けて着陸状態です。

尾翼にナンバリングのデカール貼ってもカッコ良さそうです。

後方から。

ギミック&可動

フットレストがスライドします。動きもスムーズです。

MS用のグリップは差替え式で長さ変えられます。短いほうをしっかりはめ込むとは外すのが少し大変です。

アクションベース1の取り付け部分です(胴体中央部分)。アクションベースの取り付け部分を曲げて挿し込む形になります。しっかり固定出来てなかなかいいです。

着陸時の支柱は差替え式です。カバー部分の端っこを押すと簡単に取れて交換しやすいです。塗装しているので多少きつくなっているかもしれませんが、支柱も緩くも固くもなくちょうどいい感じです。脚部は部分塗装してます。

アクション

MSを乗せて何枚か、モデルはHGディジェとネモです。

「ダカールの日」見直したくなります。

着陸姿勢です。

アクションベースへの取り付け部がしっかりしているので、MS載せてもぐらつくことはありません。

スタンディングも問題なく安定してます。

2機搭載も可能ですが、左側のMSはライフルを左手で持たせたいのですが、ライフル用ハンドパーツが無いので少し残念な感じです。

まとめ

今回は『HG 1/144 ド・ダイ改 』 レビュー いたしました。

たかがゲタ、されどゲタではありませんが、完成してみるとなかなかの存在感で、MS載せた状態ではサマになります。

単体でも航空機テイスト(各部スジボリなど)もあり、カッコいいです。

作成して気が付いたのですが、尾翼の傾きなどが元祖ドダイを彷彿させ「改」であることを認識させられました。

アクションベース使用でも、着陸姿勢でもいい雰囲気が出ているので、エゥーゴのMSお持ちの場合は良いアクセサリになると思います。

設置場所は取りますが、アクションベース設置と同じような考か、ドダイ1機のスペースでMS2機飾れると思えば、それほど大きな負担にもならないかと。

手軽に組めますが、MSと共演させると展示時のワクワク感が高い1台です。

塗装に関しては、こういった板状の広い面積を塗装する場合、やはりむらなく塗るのが結構難しかったです。部分的には3回塗りなおしてますが、まだ納得いく出来にはなっておりません。

以上、HGド・ダイ改のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 普通に組むだけで、色分け含め見事にドダイとなるスタイリング
  2. アクションベースの取り付け部の構造が優秀で、MS載せてもびくともしない剛性感
  3. 完成後も外しやすい下面の各ハッチ

キットの残念ポイント

  1. (ドダイの問題ではないが)2機載せたときの左手用ライフルのハンドパーツが欲しい
  2. MS単体と比較すると完成品を飾る際に場所をとる。
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム、 機動戦士 ガンダムダブルゼータ
  • 型式:-
  • 名称:ド・ダイ改
  • 搭乗者:ハヤト・コバヤシなど
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:1,296円(税込)
  • 発売:2019年8月

MG ハイザック レビュー

今回はZガンダムに登場した1/100『MG ハイザック』をレビューいたします。

一年戦争後に連邦が作った「ザク」です。キット解説によると戦後余っていたザクの部品使用して、消耗部分や各ブロックの接続部分(ランドセルの取り付け部など)を連邦制の部品に変更してリニアシートにしたものとのことです。

ビーム兵器も同時に2種類使用できないとのことで、いまだにザクマシンガンを装備しております。

中途半端さが災いしたのか、パイロットにもあまり人気は無いらしく、逆襲のシャアでホビーハイザック(払下げ品)は登場しておりますが、ユニコーンで登場することもなく、1年戦争時のMS以下の扱いだったのかと想像してしまいます。

キットは2004年発売の15年落ち、しかしこの後ハイザックがリニューアルされる可能性は決して高くは無いと思うので、1/100のハイザックはこの先もしばらくはこのキットとなりますので、令和の時代に果たして通用するのか!?とみていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

Zガンダム前半のイメージです。

当時のMG標準フォーマットです。

解説はモノクロ、カラーとボリュームたっぷりです。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ 動力パイプが萎えます

Bパーツ PS素材 ダークグリーン

Cパーツ PS素材 ダークグリーン ランドセルと明日のバーニアユニットです。

Dパーツ PS素材 グリーン 脚部です。

Eパーツ PS素材 グリーン 脚部と腕部です。

Fパーツ PS素材 武装です。

G1パーツ PS素材 グレー 関節部ですがABSではありません。

G2パーツ PS素材 グレー ヒートホークです。

Hパーツ PS素材 ダークグリーン シールド中心です。

Iパーツ ABS素材 グレー 胴体フレームです。

I2パーツ ABS素材 グレー 肩関節、頭部動力パイプ、ミサイルランチャーの接続部です。

Jパーツ 合成ゴム イエロー 曲者の別素材です。色味がPS素材のパイプ部と違います。

SB1パーツ クリアイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。多種。

色再再現のホイルシールはつま先部分だけです。

マーキング用のガンダムデカール(苦手!)と部隊マークなどのマーキングシールです。

各部組立

頭部

モノアイは蛍光ピンクで塗装してます。

ザクといえば動力パイプその1 何度作っても面倒な部分1位って感じです。

胸部

ザクといえば動力パイプその2 パイプパーツは3種類あって気を使います。

腕部

腕の動力パイプが可動面から見ると、非常にネックになっています。

腰部

スカートはリアが固定、左右のアーマーは1パーツ構成です。

足首

足首は上半分の薄い緑部分と甲のグレー部分が可動します。

脚部

黄色い動力パイプは軟質樹脂です。

バックパック

バックパックはなんとなく百式の物に構成が似ている感じです。

武装

ザクマシンガンとビームライフルです。

ヒートホークが大きいです。長年積まれていたせいか、サーベル曲がってます。

フレーム完成

腕はフレームが無いので完成版を取り付けている影響もあると思いますが、この状態だとザク2.0と比較するとかなりかっこ悪いです。モビルワーカーに近い印象を受けます。

片足立ちも可能です。

素組完成

ハイザックらしさがよく表現されていると思います。この写真では少しわかりずらいですが、首の付け根の隙間が少し気になります。

ギミック&可動

頭部のパネルを開いて⊖部分加点させてモノアイを動かすことができます。

コクピットハッチ開閉します。奥にパイロットも載っておりますが、ほとんど見えません(塗装したのに)。

ミサイルポットにヒートホークが懸架できます。

シールド裏のふたを開けると予備マガジンが2個入ります。

立膝はそれなりに決まります。

アクション

腕の可動が窮屈なので、これ以上上に構えるのが難しいです。

キット解説によるとマシンガンはMS-06のザクマシンガンのスコープ部を新しくしただけなそうな。

マラサイと共通のビームライフルです。

取説の解説によると、エンジン出力の関係でビーム兵器が同時に2種類使用できないとのこと。ビームライフル持たせるときはヒートホークが正解のようです。

今回作成するまで、ビームサーベル装備していることを忘れておりました。

肩に付属しているのだから、腕にはシールドいらないのではと思ってしまいます。

ランドセルや脚部のバーニアの成型色は赤なので、部分塗装の場合は外側のグレーを塗る感じです。部分塗装派には優しいつくりです。

比較

元祖MS-06との比較です。全高はあまり変わりませんが、肉付きがかなり違います。シャアザクはスリムでカッコいいです。

顔が似ていたり、スパイクアーマーや肩のシールドが共通なのでザク系統といわれて違和感ありませんでしたが、2台並べてみると全然違うMSです。

まとめ

今更レビューシリーズで『MG 1/100 ハイザック』をレビューいたしました。

このレビュー書いている時点で15年落ちのキットでしたが、肩の引き出し関節や膝も二重関節で折りたためたたりと、今のMGに通じる部分もみうけられ、思いのほかよくできているなと、また組みあがりがハイザックのイメージをよくとらえていて立ち姿は非常に良いなと感じました。

ただ、デザイン的な問題ではありますが、腕の動力パイプが干渉して腕周りの可動範囲が狭くまた、肘の関節部もシングル構造のため、マシンガン構えたりするのがなかなか、難しいものになっています。

Ver.2.0化やリガズィやドワッジのような関節含めたリニューアル化が行われる場合(ハイザックカスタムか連邦カラーか!?)はこの腕の動力パイプのデザイン的解釈も含めて検討しなければならない部分化と思います。

また、肩シールドのパーツ剛性も低く接着でないと隙間が空いたり、足首の接続部分の保持力が低いため、飾っておくと知らぬ間に倒れていたりと、古さを感じる部分も多々あることは否めません。

上下左右を気にしなければならないパーツも多いです(膝関節など)。今だと右左どっちでも大丈夫なかんじですが、当時はこだわりあったのだと思います。

ただ、ハイザックらしい、無骨さやスタイリングはうまく表現されており、きちんとゲート処理や塗装するだけで、なかなかいいものに仕上がるであろうと思いました。残念ながら、今回は素組でレビューしてしまったので、塗装せずに組上げてしましましたが、チャンスがあればそれこそ、連邦カラーとかで仕上げたいと思わせるキットでした(足裏や腿のフレームなどは一回はめ込むと外れなくなるので、仮組時に加工などが必要です)。

ゼータシリーズお好きな方は、世界観広げるために1台あってもいいキットでした。(しかし肩にシールドついているのに腕にもいるのか!?)

キットのグッドポイント

  1. そのまま組むだけでハイザックらしいスタイリング
  2. 脚部の可動範囲は広い
  3. 丁寧に作成すれば、なかなかいい素材

キットの残念ポイント

  1. 足首のポリキャップの緩さのせいか、気が付いたら倒れてる踏ん張りの悪さ
  2. 如何ともしがたい、腕の動力パイプ
  3. 全体的に甘めなモールドと肩シールドの低い剛性感
  4. ザクである以上、避けては通れぬ動力パイプ
  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:RMS-106
  • 名称:ハイザック
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラーなど
  • 所属:ティターンズ、地球連邦
  • 商品価格:3240円(税込み)
  • 発売:2004年8月

HG 1/144 ディジェ(ナラティブVer.)& ディジェ

今回は2018年12月に発売された『 HG 1/144 ディジェ 』とプレミアムバンダイで2019年5月に発送となった『HG 1/144 ディジェ(ナラティブVer.)』 を比較しながらレビューしていきたいと思います。

アムロ搭乗の機体なので、それなりに知名度もあるディジェですが、2015年のRE/100でキット化されるまで 、なかなかキット化には恵まれなかった1機です。

その反面、キット化が遅かった分、最新フォーマットで再現されたディジェをZ版とナラティブ版で比較しながらレビューしたいと思います。

写真が分割されているものは基本的に左がZ版、右がナラティブ版になっております。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはZ版がキリマンジャロイメージのパッケージ、ナラティブは映画でのマーサ強奪のシーンです、プレバンのモノカラー印刷(紺)になっています。

メインの取説は共通です。ナラティブVer.は追加でモノクロ両面の物が追加されています。

ランナー紹介

A1 パーツ  PS素材 紺 部品点数も色味も共通です

A2 パーツ  PS素材 紺 A1と対になるパーツです。

B1パーツ PS素材 グリーン・グレー 脚部と頭部になります。ナラティブVer.は左下にライトユニット用のパーツが追加されています。

B2パーツ PS素材  グリーン・グレー  こちらはパーツ共通です。

C1パーツ PS素材 グレー 武装になります。

D1パーツ PS素材 グレー ナラティブVer.は専用ビームライフルとライトユニットが追加されています。

D2パーツ PS素材 グレー パーツ共通です。

E1パーツ PS素材 イエロー パーツ共通ですが色味が違います。

E2パーツ PS素材 レッド・レッド&ブルー ナラティブVer.は色再現のために赤と青の2枚が付属しています。

Fパーツ PS素材 グレー パーツ共通です。

Gパーツ TPE樹脂 グレー・ブルー パイプ類です。

SB-20パーツ クリヤーイエロー ビーム刃で共通です

PC-002 ポリキャップ 共通です

ホイルシール ナラティブVer.のほうが色再現の関係で量が多いです。モノアイは1つに減っています。

各部組立

ここからは基本ナラティブVer.で作成し、Z版と相違があるばあいは比較していきます。

頭部

パーツ一つずつだた頭部だとわからないような分割です。やはりゲルググに似ています。

胸部

お腹の赤い部分も独立して可動します。肩も引き出し式になっています。

腕部

左肩のウェポンラックが1パーツだという事実に、バンダイの進歩が感じられます。

腰部

フロントスカートはきれいに分割されています・。

足首

足首は関節なしです。

脚部

デザインの割には膝もしっかり曲がります。

ランドセル

武装

補足 Z版からの追加パーツ

ライフル、肩のサーチライトと取り付け用の肩です。

素組完成

ギミック&可動

肩のウェポンラックに接続パーツ取り付けることによってクレイバズーカを懸架出来ます。

もちろん背中のバックパックにも接続可能です。

サーチライトなしの一般機も再現できます。

アクション

Z版も何枚か

比較

グレーも渋くてかっこいいですが、やっぱりグリーンのイメージが強いですかね。

まとめ

今回は『HG ディジェ(ナラティブVer.)』と『HG ディジェ』を2台まとめてレビューいたしました。

本体カラー、肩のサーチライト、追加のビームライフル以外は全く同じなこの2台。当然組立やすさも出来上がりのプロポーションも同じになっています。

購入のしやすさは店頭販売されているZ版が圧倒的ですが、ナラティブ見た後ではグレーの機体も気になる1台です。希望小売価格では100円(税別)違いと(実勢価格だともっと違いますが)、どちらを選択するかはタイミングと好みの問題かと思います。

キット自体は2018年製だけあって可動域、プロポーション、色分けと、普通に作る分には全く問題がない好キットでした。

組立してて難しい部分もなく、説明書通りに作成すれば、出来の良いディジェがご自宅にやってきます。

ツインアイも選択できる頭部パーツなど、細かいところですがマニア心もくすぐられます。

関節もKPS素材なので、仮組いた後でもパーツが外しやすく、ばらして塗装する際にも楽そうだなーと感じました。(前回のMG Sガンダムは二度と外れないのではと感じる部分が多数ありました)

ただ、ナラティブVer.のサーチライトは正直ちゃっちいので、取り付けないほうがいいかもと思いました。

いずれのディジェもいい出来ですので、オススメできる1台です。

全くの余談ですが、旧キットのディジェもパーツの合せ目が非常にきれいでびっくりした記憶が残っています(スカートの切り離しの途中で断念しましたが)。

キットのグッドポイント

  1. どこから見ても色分けばっちりなディジェが手に入る
  2. モノアイとツインアイを選択できる心憎いパーツ
  3. ROBOT魂並に動く胴体の可動部
  4. 前部スカートの分割が秀逸

キットの残念ポイント

  1. シールドがポロリしやすい
  2. 頭部も少しポロリする場合が…
  3. ビームライフル(Z版)のチューブが塗りずらそう
  4. クレイバズーカのグリップをたたむと元に戻すのがチョー大変
  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:MSK-008
  • 名称:ディジェ
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:2,052円(税込)
  • 発売:2018年12月8日
  • 登場作品: 機動戦士ガンダムナラティブ
  • 型式: MSK-008
  • 名称: ディジェ
  • 搭乗者:ミシェル・ルオ、ヨナ・バシュタ
  • 所属:ルオ商会
  • 商品価格:2,160円(税込)
  • 発売:2019年5月 二次配送:2019年7月