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HGUC RGM-79 ジム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見ていきます。

HGUCシリーズでNo.020とかなり初期のキットを2023年目線で見ていきたいと思います。

機体紹介

地球連邦軍、最初の量産型モビルスーツ「ジム」、RX-78-2ガンダムのデータをもとに開発製造がおこなわれた機体となっています。組立説明書によりますと終戦までに288機が生産されたとのことです。

キット紹介

キットは2001年04月に発売、既に20年以上が経過したものになっています。

完全新規の商品で、1/144ジムとしては1981年の旧キット以来の商品となります。

以外にも、このキットベースの派生キットはなく、20年以上の長きにわたりファースト版ジムを支えています。

2023年6月にはガンダムベース限定商品として、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」も発売されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはなんと!2枚!!(+ポリキャップ) どちらも「1/144 HGUC ジム」表記(なぜかスケールが先に)、すべてPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見てきました。

合わせ目は目立つし、ヒジやヒザは曲がらないですが、ジムの立体物としては非常によくできてました。

立ち姿は20年以上経った今でも、見劣りすることはない、かっこよさがありました。シンプルな機体はバランスをとるのが難しい面があると思うのですが、さすがはカトキデザインワークスというべきか破綻なくきれいにまとまっています。

ただ、合わせ目の処理や、関節構造は20年前の商品であることを感じずにはいられない内容となっております、仕方ないんですけどね。

知名度の割に、商品アイテムは思ったほど多くないノーマルジム、20年以上色あせない内容で、そろそろリニューアル検討してほしいと、バンダイスピリッツさんにはお願いしたいと、改めて思いました。(アレンジ薄目で)

ただ、現状は唯一のジム(ORIGIN版でミキシングする手もなくはないですが)、特に合わせ目消し、マスキング塗装などの基本工作を習得するにはうってつけのキットだとも思いました。初心者、ベテラン問わず、間口の広い作り甲斐の有る1台です。入手のチャンスがあればぜひ手に取ってもらいたい1台でした(価格も手ごろだし、何台あってもいいですし)。

以上、「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 今でも見劣りしないスタイリング
  2. これのキットが定価だと¥770!!
  3. 基本工作を学ぶにはうってつけ

キットの残念ポイント

  1. 頭部も腕も脚も中央を走る合わせ目
  2. 部品精度はやや落ちる(隙間はないが一部段差高め)
  3. ヒザ関節が最初から緩い

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側固定軸+腕側3軸
  • 脚部付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(一応二重)、首(頭側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー(のみ)

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RGM-79
  • 名称:ジム
  • 搭乗者:一般兵(シン少尉など)
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:770円(税10%込)
  • 発売:2001年04月下旬
  • パッケージ:HGUC 二期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗っていきたいと思います。

塗装レシピ

サーフェイサー:Mr.サーフェイサー1200を使用しましたが、オレンジとイエローの発色考えたら白サフかピンクサフを使用したほうが良かったのではと、少し後悔しております。

以下は使用した塗料です。

本体:FG-06 プラチナブロンドベース(フレームアームズ・ガールカラー ガイアノーツ)

胴部:NC-010 マンダリンオレンジ(ガイアノーツ)

頭部他カメラ部:下地 シルバーの上にクリアーグリーン(ガイアノーツ)

バイザー内部:VO-15 フレームメタリック2(ヴァーチャロンカラー ガイアノーツ)

関節:メカサフ へヴィ(ガイアノーツ)

スラスター内側レッド:PB-01 パンツァーレッド(1)(ガリアンカラー ガイアノーツ)

武器類:HM-03 ヘビーダークグレー(重戦機エルガイムカラー ガイアノーツ)

ビームライフルホワイト部:ニュートラルグレーⅠ(ガイアノーツ)

塗装済み完成

成型色は茶色強めですが、塗装完成見本は今回の黄色っぽいほうが近い感じです。

マスキングポイント

本体でマスキング使用したのはこのスネ部分のグレーだけです。こちらも付属のホイルシールをマスキングテープ代わりにしております。中のシリンダー部はガンダムマーカーのメッキシルバー使用しています。

アクション

まとめ

今回は「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装でレビューしてきました。

少し古いキットではありますが、そこはやはりMG!ジムのシンプルな構造と相まってマスキング必要個所も最小限で、ほぼ部品ごとの塗装でOKでした。

ただ、ビームライフルの色分けは超絶面倒です。最近の設計ならば、絶対にパーツ分割されていると思われますが、この辺りは古さを感じずにはいられませんでした。

このキット、成型色が少々安っぽい印象だったので、おもちゃっぽさから脱却させるには、全塗装オススメです。

あと、ガイアノールのメカサフを今回初めて使用しましたが、かなり使い勝手はよかったです。なるべく塗装回数を少なくして、ABSパーツの破損率下げたい場合はうってつけだと思いました。

以上、「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」全塗装レビューでした。

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)レビュー

今回は、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を素組でレビューしていきます。

全塗装レビューはこちら

機体紹介

RGM-79(G) ジム(陸戦型)は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場したMSです。

RX-78の実働データ回収以前に試験的に量産されたという設定で、地上戦に特化したチューンがされており、重力下ではRX-78ガンダムに匹敵し、よく知られる量産型ジムを上回る機動性、運動性能を有していたとされてます。

キット紹介

キットは2001年07月とMGシリーズの中では比較的初期に発売された1台となっております。

先に発売となっておりました、「陸戦型ガンダム」、「ガンダム Ez-8」と一部パーツを共有しながら、陸戦型ジム専用パーツを追加した内容となっています。

このキットの後には、カラーリングを変更して外部ジェネレーターを追加した「ジム・スナイパー」も2006年に発売になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

脚部

武装

フレーム

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」をレビューしてきました。

初期のMGで、発売から20年以上経過しておりますので、ビス止めや大量のポリキャップに設計の古さは感じました。

フレームもまだ詰め切れていない部分もあり、腕や脚はそれなりですが、胴体部はそこまで意識されておらず、まだまだブランド成長途中といった感じです。

ただ、豊富な武装(ダボなしなので手の中でふらつきますが)や、その存在自体が世界観を広げる名わき役なので、複数並べるもよし、陸戦型ガンダムなどと共演させるもよしと、非常にプレイバリューの高いオススメの1台でした。

以上、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」のレビューでした。

全塗装レビューへ続く)

キットのグッドポイント

  1. 色分け再現がしっかりされている(ライフル以外)
  2. ビームサーベルラックの開閉構造
  3. 豊富な武装

キットの残念ポイント

  1. 明るすぎるオレンジの成型色
  2. ビス止めによるひじ関節が硬い
  3. 前腕やスネなどすき間ができる

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:固定+ボールジョイント
  • 脚部付け根:1軸+ボールジョイント
  • 関節構造:ヒジ(二重)ヒザ(二重)首(固定+ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、サーベル刃
  • パッケージ:MG標準+中ブタ付き
  • ベースキット:MG 陸戦型ガンダム、MG ガンダム EZ-8
  • 派生キット:MG ジム・スナイパー

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 型式:RGM-79(G)
  • 名称:ジム(陸戦型)
  • 搭乗者:連邦兵士
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:2001年07月下旬
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ジムⅢ レビュー

今回は『HGUC 1/144 RGM-86R ジムⅢ』をレビューいたします。

いつものレビューとは少し違いまして、途中まで作って筆者のクローゼットで長い間眠っていた物を引っ張り出して完成までこぎつけております。

そのため、ランナー写真は撮影できず、パーツも一部接着済みだったため、分解写真も注釈付きの物となっていることをご了承いただければと思います。

個人的には「ジムⅢ」は非常に好きなMSで、商品化してほしいキットのアンケートなどがあった時は、必ず投票しておりました。

待ちに待ったキット化で、発売直後に購入したのですが、何故完成までに8年も(キットは2011年発売)要したのかも併せてレビューしていきたいと思います。

製作方法は全塗装ですが、合せ目消しはほどほどにといった内容で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーから部品9割ぐらい切り出した状態で放置されておりましたため、ランナー撮影は出来ておりません。

以前レビューいたしました、「ジムⅡ(エゥーゴカラー)」がある程度参考にはなります。

ジムⅡのキット自体がジムⅢの派生キットとなっておりますので、構造的には近いものとなっております。

各部組立

頭部

頭部は前後分割です、すでに接着済みで、合せ目消し済でした。クリアのバイザーは額のメインカメラとつながっていて大き目です。

8年眠っていた理由①:メインカメラの枠の塗装

クリアパーツにホワイトをこの大きさの物にうまくの載せるのがハードル高い気がして、ワクワクする頭部作成にブレーキが…

後頭部のカメラはシール使用しています。

胸部

胸部も前後分割ですが、すでに接着済み、肩にできる合せ目消しておりました。

8年眠っていた理由②: 今はカラーの調合全く苦にしませんが、この何とも言えない微妙なボディカラーを作るのが面倒に感じたのが2点目の理由です。

ランドセル

ランド説本体、左右のサーベルラック兼用のスラスターも前後分割です。

本体の合せ目の段差が大きいので、完全に消そうと思うと結構大変です。

ガンダムMkⅡと同型ランドセルです。本体接続部ががっしりしています。

腕部

肩ブロック接着済みです。

8年眠っていた理由③: 肩ブロックのバーニア部分の合せ目消し、および塗装がかなり面倒な構造です。

この後の完成写真で確認取れますが、合せ目部分に結構な段差残っています。また、上面の凹モールドの中に合せ目発生するためきれいに整えるのがかなり面倒です。

腕単体とミサイルポット装着した状態です。

8年眠っていた理由④:大型ミサイル以外の黒い部分、かなり奥まっていてマーカー系は届かず、エナメルブラックからのふき取りとなっておりますが、ふでも届きずらいためなかなかうまくいかず。これが理由の4つ目です。

ハンドパーツです。握り手は親指部分も別パーツです。

腰部

腰部分はジムⅡと共通です。

足首

グレーのブロック部分は左右に分割されています。スリッパはユニコーンバージョンの形状となっています。

8年眠っていた理由⑤:アンクルガードが左右の足首の両方とも右側に合せ目が出来る左右非対称な構造です。この部分も合せ目完全に消そうと思ったら、なかなか面倒な工程になるなと直感的に感じたので眠らせておきました。

脚部

最大の難所脚部です。組立自体は大したことはありませんが、色分けが強烈でした。

8年眠っていた理由⑤: なんといってもこの脚部の塗り分けの面倒くささ!どんだけ色分けしてんだよ!と。これ塗り分けるぞ!という、気力をためる作業が大変でした。

塗装の順番は

グレー→レッド→グリーン→ホワイトをエアブラシ、マスキングの繰り返しで行い、最後に筆でエナメルのブラック、はみ出したところは綿棒&薄め液でふき取っております。

このカットだと外側のバーニア見えないですが、そちらも塗り分けされています。足裏も塗り分けてます。

膝の緑のバーニア(?)部分の合せ目は消すのを諦めています。

武装

武器類です。シールドとライフルはジムⅡ作るときにまとめて塗装しております。

腰のミサイルランチャーもマスキングして塗り分けしています。ここはマスキングのし易さで、ホワイト吹いてからグレー塗っています。

普段は肉抜きあまり気にしなしんですが、さすがにこれは目に余ったので、対策してます。

ランナーの表記部分(AとかジムⅢって書いている平らな部分)を適当にカットして、接着、はみ出た部分をカットしてヤスリ掛けしてます。出来上がりは二つ上の写真で確認してください。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。肩のミサイルポット有り無しで比較です。

ギミック&可動

肘の可動は標準的な範囲です。

膝も90度前後です、脚の付け根が意外と干渉して前まで大きく振ることはできません。

足首は前後へ大きく動きます。

肩のミサイルポッド接続部分です、残念ながらミサイルポッド外した場合のフタはありません。

マイクロミサイルと大型ミサイルは部品の差し替えで再現です。

ミサイルポッド外すとこういったモールドになっています。

そして、8年眠っていた理由③がこの凹モールド部分の合せ目です(右肩が分かりやすい)。もうちょっと分割する場所考えてほしかった、真ん中から割るならだれでもできる。

腰のラッチのミサイルランチャー取り付け部です。

アクション

確か初登場のシーンはこんな感じだったような…

ユニコーン見た後だとジャベリンも欲しくなります。なにしろ、スリッパ形状もユニコーンバージョンですし。

比較

ありそうで、なかったエゥーゴ(カラバ)の量産機そろい踏み。

何故かダブルゼータではネモもジムⅡも登場ありませんでしたからね。

まとめ

今回は『HG 1/144 ジムⅢ』をレビューいたしました。

途中でも書いておりますが、まぁ手のかかるHGでした。

もっとも、完成した今となっては、お気に入りの1台ではありますが(元々好きなMSですし)、8年はかかりすぎと思われます。

工程の面倒くささもありますが、合せ目消すのには目を瞑るなどの、割り切りの考え方が出来るまでに8年かかったのかもしれません。

ただ、8年前の私だと、目に見える部分に合せ目あるのは許してなかったからな~

そういった部分を考えすぎることなく、完成させることに重きを置いたおかげで、棚にジムⅡやネモと並べて飾ることができました。

以上、「HG 1/144 ジムⅢ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. なんだかんだといっても、数少ないジムⅢの立体物
  2. 豊富なハンドパーツ

キットの残念ポイント

  1. 8年眠っていた理由 ①~⑤
  2. スリッパ形状(ダブルゼータ版をうたうなら)

MGで早く出してほしい1台です。

おそらくRX-78をベースに設計されている最後のMS、ガンダムVer.2.0フレームを利用できるキットの集大成として、早く作ってみたいです。MGならこんなにマスキングして色分けもすることないだろうし。

  • 登場作品:ガンダムダブルゼータ、機動戦士ガンダム逆襲のシャア、ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-86R
  • 名称:ジムⅢ
  • 搭乗者:カラバ一般兵、連邦軍一般兵
  • 所属:カラバ、地球連邦軍
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年7月9日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.) レビュー

今回は「HG ジムⅡ(エゥーゴカラー)」のレビューを行ってまいります。

MG版が出るのを待っておりましたが、一向に発売されませんので2019年にプレミアムバンダイで再販されましたHGをレビューします。

キット自体は一般販売しているジムⅡと成型色以外は共通となっております。

元の設定でも敵味方の識別をしやすくするために色が変わっただけなので、装備や仕様も同一で、純然たるカラーバリエーション機となっております。

今回は全塗装ですが、合せ目消しにはあまり注力しないVT工法(詳しくはこちら)で作成していきます。

頭部や肩は均す程度ではありますが合せ目はヤスリかけていますので、一部組上げてから塗装している部分もございます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは本体カラーをイメージしたグリーンです。ゼータの設定画に近い感じのジムⅡが描かれています。スリッパ部分や肩のスラスターはこの絵が正解です。これ見ると親指の付け根も白なのか!?(今気が付く)

サイドは型番と機体ネームになっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ 胴体部分中心です。

Bパーツ レッド シールド部でジムⅢと共通です。

C1パーツ グレー 関節部 ジムⅡ表記ですが中央の関節部のランナーはジムⅢと共通です。

C2ランナー グレー C1と対になるランナーです。

D1ランナー ホワイト 頭部、腕部、脚部です。

D2ランナー ホワイト 腕部、脚部のD1と対になるパーツです。

SB6 クリアーイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。

マーキングシール 一般のジムⅡと共通です。ホイルシールは付属しません。センサー部のグリーンや首の色再現のグレーもこちらになります。

組立説明書は一般のジムⅡの物が入っています。

組立部分、パーツ共に共通なのでカラーガイドと部品注文カードのみの簡単なプリントが入っています。

本体の白部分の指定がホワイト+セールカラーとなっていますが、イメージとかなり違っていたのでホワイト+胸部のグリーン(5%ぐらい)に変更しました。

各部組立

頭部

頭部パーツ(塗装前)です。アンテナがジムとの大きな違いです。

頭部バルカン、メインカメラ部分、バイザー内センサー部は筆塗りしております。センサー部分は奥まっているので塗りずらいです。

頭頂部メインカメラはシルバーベースで蛍光グリーンで塗装してます。

胸部

胸部パーツ 塗装済みです。

胸のセンサー部も蛍光グリーンで塗装しております。先に塗装して、付属のシールでマスキング後にボディのグリーンを塗装してます。

腕部

腕部パーツ(未塗装) 塗装しない場合は手首の甲の部分の色がグレーのままになってしまいます。

この写真だとわかりませんが肩のスラスターも塗装しています。

前腕部分の合せ目消しは行っていません。

腰部

腰パーツです。

ここだけ見ていると初代ジムとの違いが分からない感じです。

足首

足首のパーツです。スリッパ部分がユニコーン版仕様になっています。

アンクルガードは部品構成上、合せ目が左右非対称になります。

脚部

脚部パーツです。ふくらはぎのバーニア部はマスキング塗装してます。

武装

武装はライフル、シールド、サーベルとスタンダードな構成です。

シールドの縁とサーベルは本体色に合わせず、調合なしのホワイトで塗装してます。

このあたりは連邦、エゥーゴ関係なくユニット提供であると推測しております。

組立完成

塗装とスミ入れした状態です。

ライフルとシールドを装着した状態です。

ギミック&可動

首は上下に動きはしますが、可動範囲は小さいです。

肘は完全には折りたためませんが、問題ないかと思います。

腰は左右には動きますが、前後はほとんど動きません(写真割愛です)

膝は90度強まがります、脚の付け根が干渉してあまり高く上がりません。

足首は前後に大きく動きます。

アクション

ライフルグリップが稼働して、両手持ちも可能です。

ももが水平ぐらいまでしか曲がらないので、立膝は少し窮屈です。

ランドセルのビームサーベルラックが結構きつくて、外すのに力いります。塗装部が剥げました。

マスキング塗装箇所

  1. メインカメラ蛍光グリーンで筆塗り後に付属シール貼り付け
  2. 本体ホワイト塗装
  3. メインカメラのシール剥がし、バルカン部とカメラセンサー部のシルバー筆塗り

といった工程で作成しています。頭部前後は接着して、合せ目は段差が解消する程度にヤスリ掛けしています。

肩のスラスターです、本来は2ブロックの設定ですが、キットは省略されています。

  1. 赤い部分をエアブラシ塗装
  2. エナメルで黒い部分を塗装
  3. 前後接着、軽くヤスリ掛け
  4. スラスター部マスキングしてホワイト部塗装

マスキングがうまくいかずはみ出た部分はリタッチしましたが、写真で見るとまだまだ修正したい感じです。

  1. センサー部のグリーン塗装後にシールでマスキング
  2. 全体塗装
  3. バーニア部をマスキングしてサフ、モンザレッドを塗装

といった内容でランドセルは塗装してます。センサー部分は塗装にこだわらず、シールでもいい気がします。

脚のスラスターはサイド部はエアブラシ、後ろの部分は筆塗りです

  1. 本体白塗装
  2. マスキングでサイド部分をエアブラシで塗装
  3. 後部の赤い部分を筆塗り
  4. 黒い部分をエナメルで塗装&はみ出た部分はリタッチ

後部の赤い部分の色むらが気になります、連邦カラーはエアブラシで仕上げてみたいと思います。

⊖部分の黒は全てエナメル塗装後に薄め液浸した綿棒で、はみ出た部分をふき取っています。

足裏も塗り分けております

  1. 本体グリーン塗装
  2. マスキングでグレー部分塗装
  3. さらにマスキングして赤部分塗装
  4. 中央部ブラック部はスミ入れペンで塗装

ここも思いっ切りマスキングしております。

シールド裏は白を塗ってからマスキングしてグレーを吹いています。のぞき穴はティシュ詰めてマスキングしました。

比較

ジムⅡ(赤)塗装済みとの比較です。

こちらはネモと並べてみました。

左からエゥーゴ(全塗装)、連邦(部分塗装)、連邦(全塗装)となっております。

スネのバーニア塗ると塗らないとでは結構印象変わります。

まとめ

今回は『HG ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.)』をレビューいたしました。

たかがジム、されどジムということで、素組でもしっかりジムにはなりますが、塗装して仕上げるとさらにかっこよくなります。

このキットが設計された時期(ベースは2011年発売)ですと、色分けも完全とはいかず、マスキングを駆使して塗り分けてやる必要があります。

おそらく、今発売されるとするならば、ふくらはぎのスラスターの赤い部分などは塗り分けする必要はないもので出てくると思います。

ま、HGジムⅡがリニューアルされるなんてのは待つだけ無駄な時間なので、マスキング技術の向上のための練習台としてはいいキットだと思います(店頭販売の連邦カラーで十分ですが)。

同じカラーで小隊を作るもよし、カラバリ並べるも良し、量産機の夢が広がる1台です。軽~く考えていた製作前の予想をいい意味で裏切ってくれたキットになりました。

また今回はジムⅡ、ジムⅡセミストライカーとジムⅢのカラーが共通部分(武装やランドセルなど)はまとめて塗装をおこなって量産効果を高めてみました。面倒な部分もまとめて行うと手慣れてくるので、トータルでは製作時間の短縮につながっているかと思います(実測はしてませんが)。

キットのグッドポイント

  1. 少ないパーツ数でもしっかり動く、 機体の性格通りのスタンダードキット
  2. こういったわき役機の商品化自体がうれしいポイント

キットの残念ポイント

  1. 肩のスラスターやスリッパ部分など、ゼータ版の形状が再現されていない部分が散見される
  2. 白い部分の色指定(本体白と関節部)がイメージカラーと違う
  3. ちゃんと設定どおりに仕上げるにはマスキング必須
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-179
  • 名称:ジムⅡ(エゥーゴカラー)
  • 搭乗者:エゥーゴ一般パイロット
  • 所属: エゥーゴ
  • 商品価格:1540(税込み)
  • 発売:2012年

MG 1/100 ジム(寒冷地仕様)

今回はガンダム0080 ポケットの中の戦争から、『RGM-79D ジム(寒冷地用)』のレビューを素組でレビューしていきます。

キットはMGジム・コマンドベースで、形状が変更されている部分や武装に新規造形パーツが追加されています。

機体は俗に言う”ジム後期型”に分類され、0080の劇中では北極基地でアレックス破壊を目的としたサイクロプス隊の前に、見事なやられ役を演じております。

キット単体の状態とジム・コマンドとの比較も交えレビューしていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

プレバン仕様のモノカラーですが、しっかりボックスアートも描かれています。

側面は相変わらず機体番号などテキストオンリーです。箱の厚みが結構あります。MGジムⅡ同様、余剰パーツも多いのか?といった予想がたちます。

取説は表紙の1枚が片面カラーで中はモノクロ印刷です。ボックスアートがカラーで見ることができます。

裏面は塗装とデカール指示書です。情報量少なくてデカール貼るとき少し苦労するパターンです。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PS素材 せっかくのイロプラですが半分くらいは余剰パーツです。ジムスナイパーⅡ共通です。

Bパーツ ライトグレー PS素材 胸部とスリッパ部です。ジムスナイパーⅡ共通です。

Cパーツ ホワイト PS素材 ここも半分以上余剰となります。ジムスナイパーⅡ共通です。

Dパーツ ホワイト PS素材 シールドとバズーカの砲身ですが、バズーカの他の部品は付属していません。ガンダムVer.2.0と共通です。

D2パーツ ホワイト PS素材 2枚入っています、脚部中心です。ジムスナイパーⅡ共通です。

E1パーツ グレー PS素材 内部フレームやスカートの裏側です。ジムスナイパーⅡ共通です。

E2パーツ グレー PS素材 E1の対になる部分です。

Fパーツ グレー PS素材 胴体部のフレーム中心です。ジムスナイパーⅡ共通です。

Hパーツ グレー PS素材 腰部分のフレームです。 ガンダムVer.2.0共通です。

Iパーツ グレー PS素材 腕部のフレームです。ABSではなくKPSになっています。ガンダムVer.2.0共通です。

J パーツ グレー PS素材 脚部のフレームです。こちらもABSではなくKPSになっています。ガンダムVer.2.0共通です。

Lパーツ イロプラ PS素材 必要な部分だけなので変な形のランナーになっています。ジムコマンド共通です。

M2パーツ グレー PS素材  寒冷地仕様専用のマシンガンです。

N1パーツ ホワイト PS素材 寒冷地仕様専用の脚部外装です。

N2パーツ N1の対になるランナーです。

Pパーツ ホワイト PS素材 こちらも寒冷地仕様専用の外装部になります。

R1パーツ ライトグレー PS素材  寒冷地仕様専用のランドセルです。

R2パーツ グレー PS素材 こちらは専用のフレーム部になります。寒冷地仕様専用です。

ポリキャップ PC-202になります。

SB-1パーツ クリアピンク ビーム刃です。サーベルは1本ですが、ビーム部は2個です。

MPパーツ グレー PS素材 マニュピレーターです。

WPパーツ グレー PS素材 汎用のマシンガンになります。

ホイルシールです。各部センサーと股間の連邦Vマークです。

水転写デカール コーションマークやナンバリングなどベーシックなものになります。下の方に雪国っぽい部隊マークも付属しています。左下の角の四角いデカール㉜は肩の色分けようです。

各部組立

頭部

頭部は寒冷地仕様専用になっています。ジムコマンドなどにあった単眼風なカメラはなく、ノーマルジムに近い面タイプのセンサーになっています。あごのダクト部分も色分けされています。

バイザーは大き目です、ジムⅢぽいです。

ダクトもバルカンもしっかり色分けされています。前後のカメラ部分にシールが設定されていますが、このままでもいい気がします。

胸部

腕の引き出し関節部分がガンダムVer.2.0から引き継いでいます。フレーム部はジムスナイパーⅡと共通になります。

ボディのカラーリングは渋いです。

ランドセル

サーベルラックの裏側は思いっ切り肉抜きされていますが、本体に装着されるとわかりません。

腕部

腕はジムスナイパーⅡ共通です。上腕、前腕部はガンダムVer.2.0のパーツを使用しています。

肩カバーのグレー部分は寒冷地仕様専用ではホワイトなので、付属の水転写デカール使用か塗装が必要になります。

腰部

腰はジムスナイパーⅡ共通で、リアスカートは固定です。

股間の連邦Vマークはシールになっています。ここまで色再現されているので、ここも頑張ってほしかったと思います。

足首

足首はアンクルガードのみジムスナイパーⅡからの部品で、本体はガンダムVer.2.0です。Ver.2.0での欠点の一つだったアキレス腱部分の装甲取り付け部分も含めて アンクルガードが改良されています。

アキレス腱部分の装甲が、がっちり装着できるようになってますが、その分可動範囲が狭まった気がします。

脚部

膝関節部分がジムスナイパーⅡですが、ふくらはぎの部分は バーニアの無い 寒冷地仕様専用になっています。

白とグレーのシンプルなカラーリングです。

フレーム完成

全体的なシルエットはジムスナイパーⅡやジムコマンドと一緒です。

立膝必須のジムスナイパーⅡの恩恵もあり、きれいに決まります。

膝関節の曲がり角度と、膝完成浸から前の部分の厚みがきれいに決まるポイントになります。

ガンダムVer.2.0フレームのバランスの良さも引き継いでいます。

武装

汎用マシンガンと専用マシンガンが付属します。専用の赤い部分はグレネードです。写真にはありませんが、本体と同じグレーのパーツもついています。

ビームサーベルは2本付属してますが、装備できるのは1本だけです。

以下続きます! Coming Soon

素組完成

余計な物がなく、非常にシンプルな構成です。個人的にはこのあっさり感が結構好きです。

ギミック&可動

MGなのでコクピットハッチもしっかり開閉します。(パイロットは足しか見えませんが)

専用ライフルはグレネードとばれるの取り外し、銃床の可動ギミックがあります。

アクション

取説にも左手でバレルが握れるとの説明になっていますが、実際にはちょっと難しいです。左手はそえるだけ。

比較

左から右へ進化、改良が見て取れます。

ジム→寒冷地仕様で形状変更、寒冷地仕様→ジム・コマンドで細かいモールド追加やランドセル、頭部デザインの変更といったところでしょうか。

まとめ

今回は『RGM-79D ジム(寒冷地用)』のレビューを行いました。

ジムコマンドをベースに頭部やランドセル、バーニアがない脚部など、本来の設定にあわせて新規パーツが追加されたキットでした。

成型色での色分け再現もしっかりされていて部分塗装をしなくてもほぼイメージ通りに組みあがるキットです。

ガンダムVer.2.0のフレームより簡略化(といってもジェガンよりは手間がかかりますが)されて組み易さと、ボリュームのバランスもちょうどいいと思います。

頭部の分割ラインなどもよくできていて、フレームに外装を取り付けていく作業が楽しいキットでした。

一般販売なら3個ぐらい購入して小隊でも作ってみたい気分になります。

新規で付属しているライフルも両手持ちはしずらいですが可動ギミックもあったりと、しっかり作られています。

プレバン限定なので、入手は店頭販売商品よりも少し面倒ですが、MG好き、ジム好き、量産型LOVEの方は1台押さえておいて損はない、ジム(寒冷地仕様)でした。

キットのグッドポイント

  1. 組み易さとボリュームのバランスの良さ
  2. 新規造形の頭部の色分け再現
  3. いい意味で、ジムらしいひ弱な印象

キットの残念ポイント

  1. 材質変更(ABS→KPS)の影響か、肩の引き出し関節部分がゆるめ
  2. 専用ライフルが両手で構えずらい
  3. ローソク立のような貧弱なサーベルラック
  • 登場作品:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
  • 型式:RGM-79D
  • 名称:ジム(寒冷地仕様)
  • 搭乗者:連邦軍一般兵
  • 所属:北極基地他
  • 商品価格:4212円
  • 発売:2019年6月(発送)

I ♡ RGM 一気読み

モデルグラフィックス別冊、ガンダムアーカイブスのI ♡ RGMを一気に読んでいきます!

表紙にある「バンコクのジム系量産機好き集まれ!!」といことで集合してみました。

モデルグラフィックスの2017年3月号と2018年11月号の記事を中心に再編された内容となっております。基本的に2017-2018年の記事が中心ですが、2015年に掲載されたMGジムキャノンも網羅されています。

作例

どのページを開いてもジム、ジム、ジェガンと個人的にはかなり幸せな1冊になっています。

・MGジム、ジムVer2.0、ジム(仮想3.0)、旧キット1/100&リアルタイプ、MGジムⅡ、スナイパーⅡ、ジムコマンド(宇宙用、スナイパーⅡから改造)、パワードジム、ジムキャノンにジムスナイパーカスタム、ジェガンと続きます。

HGのEWACジェガンをはさんで、MGネモ、1/100ヘビーガン、HG陸戦型ジムにブルーディスティニー、陸戦型ガンダム(ジム頭)、ジムセミストライカーにジムⅢとほぼ網羅(ジェスタがないぐらいか?)。

まとめ

あいまに挟まれているVer2.0に関する記事や、出渕さんのインタビュー、HGジェガン全タイプ検証などなど、ジム好きは1冊あって損はない内容となっています

オールカラーで紙質も上々で見やすいんで、ジム特集買い逃した!という方にはオススメいたします。

しかし、 先のモデグラジム特集の2冊を大事に保管している人はそれほどバリューは高くないかもです。

ただ、今月の付録付きのモデグラ購入するなら、価格はほぼ一緒なので、十分購入対象となる1冊です。

HGジム・インターセプトカスタム

機体解説

今回は「HG ジム・インターセプトカスタム」のレビューをしていきます。

ジム・インターセプトカスタムはジムスナイパーカスタムをベースに中間迎撃と艦隊護衛用に開発された機体になっています。

本機の特徴としては背部に追加兵装として「フェロウ・ブースター」が装着できる点となっています。

フェロウ・ブースター装着のために頭部、ランドセル、脚部がスナイパーカスタムから仕様変更されています。

一年戦争末期のア・バオア・クー攻略戦に投入されたとの記述が残っているそうです。

キット解説

キットは「ジ・オリジンブランド」のMSDシリーズとしての発売になっています。

先に一般発売されている「ジム・ガードカスタム」、プレバン商品の「ジム・スナイパーカスタム」と一部パーツを共有している兄弟機となっています。

残念ながら、インターセプトカスタム最大の特徴である。「フェロウ・ブースター」は装備されてません。

この原稿を書いている時点ではプレバンからの販売予定などもアナウンスはされておらず、物足りない状態になっています。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは宇宙空間での戦闘シーンです。後方にジム・ガードカスタムが見えます。機体特性的にこの2機はセットで行動かもしれませんね。

ランナー紹介

Cパーツは HG1/144 ORIGIN MSとなっていますが、それ以外はHG1/144 ジム(オリジン)の表記になっています。

Aパーツ PS素材 パープル 胴体や腕、頭部のバイザーになります。

B1 B2パーツ PS素材 ホワイト 頭部胴体脚部です。対になる部分がB2になってます。

Cパーツ PS素材 ブラウン 関節やフレーム、ビームスプレーガンになります。

Dパーツ PS素材 スリッパと腰部になります。

Eパーツ PS素材 パープル 2枚入ってます。

F1 F2パーツ ランドセル、F2は対になる膝関節などです。

H1パーツ PS素材 クリアーレッド バイザー部です。

SB-13パーツ PS素材 クリアーレッド 一本は余剰になります。

PC-001 PE素材 ポリキャップです。

色再現用のホイルシールです。 頭部カメラと股間の連邦マークになります。

インターセプトカスタム専用のマーキングシールです。

各部組立

胸部

胴体のパーツ数は多めです。

ランドセル

ボールジョイントでバーニアが動きます。

頭部

頭部のセンサーにシール貼ったところです。バイザーとの色味もバッチリあってます。

腰部

股間部分に連邦マークのシールを貼っています。黄色部分だけではなく周りの黒い部分もシールになっています。

腰の後ろ側にビームサーベルのマウントパーツを付けて装備します。横向きの方が使いやすいのでは?と思いました。

腕部

脚部

すねにはフレームが入る感じです。

武装

素組完成

MSVイラスト風な角度で。

アクション

スミ入れすると印象が結構変わると思われます。

ポージングするにはハンドパーツの種類が少ないです。せめて左手の平手ぐらいは付けてほしいです。

比較

HGジムは今見ても十分いいキットですが(値段も含め)、やはり最新フォーマット版を見てみたいと思ってしまいます。

ただあまり派手なアレンジは雰囲気損ねるので、ほどほどにしてほしいですが。

まとめ

今回は「HGジム・インターセプトカスタム」をレビューいたしました。

1/144のキットとしては関節の作りや可動範囲、部品の分割なども申し分がなく、プロポーションや各モールドの情報量などもしっかりしていて、製品としては非常によくできたキットとなっています。

ただ、商品的に見た場合は、この機種の最大の特徴であるフェロウブースターが用意されていない点と、何より頭部デザインとカラーリングがいまいちかっこ悪いのが難点です。

カッコいいスナイパーカスタムとベースが同じとは思えない、微妙なキットといえます。

可能な方はぜひ全塗装仕上げをオススメしたいです。紫とアイボリーホワイトの色調を少し変えて、全体のつやを抑えるだけでもカラーリングの問題はある程度解消できるのではと思います(成型色で紫だと、どうしてもおもちゃっぽく見えます)。

個人的な感想としては、スナイパーカスタムを一般発売で、インターセプトカスタムはフェロウブースター付けてプレバン限定販売の方がいいんじゃないのかと思いますが、バンダイスピリッツさんのマーケティング調査は我々が考えもつかないロジックで販売方法決定していると思いますので、多分これが正解なんでしょうね。

後はこのフォーマットでぜひ、ノーマルジムを発売してほしいと切に思いました。HGシリーズのここ最近のレベルアップは目を見張るものがありますので、ぜひノーマル版も並べてみたいです。

以上、「HGジム・インターセプトカスタム」のレビューでした。