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HG ハインドリーシュトルム レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」です。

グラスレー社の実戦用モビルスーツを見ていきたいと思います。

機体紹介

グラスレー社の学園向けMS「ハインドリー」に中・長距離戦闘を主眼とした武装を装備した実戦用モビルスーツ。装飾っぽいデザインがあった胸部や、決闘用のブレードアンテナも廃止されており、より兵器としての立ち位置が強調されています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.22として2023年05月20日に一般店頭発売されました。

ハインドリーをベースに武装や形状違いのパーツを追加変更したものとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

サーベル刃以外のランナーは全て「HG 1/144 ハインドリー」表記で、シュトルムの文字はありません。追加や変更部はスイッチ対応のようです。Eパーツはおそらく新規ですが、こちらも同じ表記です(手元にハインドリーがないもので…)。しかし余剰パーツは出ません。

素材はPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胴体部

ランドセル

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」を見てきました。

シンプルな作りではありますが、なかなかよくできた好キットでした。

量産機であることを意識させられる脚部のつくりや、グラスレー社の共通のデザインフォーマットで構成される各パーツなど、立体物として実際に手に取って組み立てることで、より一層味わうことができました。

ミカエリスやベギルペンデなどと作り比べて、並べて置いておきたく1台でした。

水星の魔女シリーズは、各カンパニーの特色がよく出ていて、会社ごとでまとめてみたりと、今までとは違う楽しみ方ができると改めて感じました。

また、量産機特有の俺カラーリングや別装備機体、改造してハイングラを再現するなどにも柔軟に対応できそうなキットでした。

以上、「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 可動範囲の大きな足首のおかげで大胆なポージングも可能
  2. グラスレー製の機体で並べたくなる統一感のあるデザインが再現されている
  3. 量産機らしい、左右ですべて同じパーツ構成の脚部

キットの残念ポイント

  1. ビームサーベルがハンドパーツ内で固定できない
  2. ショルダーキャノン搭載機体には、平手が欲しい
  3. 同一パーツなのに、ゲートの大きさが不揃いな個所が散見

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ+ノーマル
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+前方向引き出し式
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(シングル)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、コックピット、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:CFP-013
  • 名称:ハインドリーシュトルム
  • 搭乗者:-
  • 所属:グラスレー・ディフェンス・システムズ
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2023年05月20日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HG ハインドリー

HGUC ガンキャノン (REVIVE版)レビュー

今回はファーストガンダムから「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしていきます。

機体紹介

「ガンキャノン」は地球連邦軍が「V作戦」のもと開発した中距離支援用モビルスーツです。

ガンダムと同様のRXシリーズの1機で、共通のコアブロック(コアファイター)を採用しています。

その特徴は両肩に装備された240mm低反動キャノンでガンダムを後方から支援する目的で開発されています。基本装備のビームライフルもガンダムの物より射程距離の長い物が用意されています。

当初ホワイトベースには1機のみ配備されており主にカイ・シデンが搭乗していましたが、ジャブロー寄港以降はもう1機が追加され(映画版のみ)、ガンタンクから乗り換えたハヤト・コバヤシが担当しておりました。2機になったことでそれぞれC-108、C-109の機体番号が新たに振られ、最終決戦のア・バオア・クー攻略戦(星一合作戦)まで戦闘に参加しておりました。

キット紹介

キットはHGUCの栄えあるNo.001ガンキャノンのREVIVE版として(No.は190)、2015年6月に一般店頭販売となっています。関節可動域や頭部バイザーのクリヤーパーツ化、洗練されたプロポーションで新生されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナー表記は全て「HGUC190 1/144 ガンキャノン」で、PS素材となっています。

シール

マーキングシール ナンバリングのみで、色再現用のホイルシールなどはありません。

各部組立

頭部

 

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしてきました。

初代No.001ガンキャノンからのREVIVEとなっており、可動範囲や頭部バイザーのクリアーパーツ化など、しっかりアップデートされておりました。

特にヒジ、ヒザはしっかり曲がり、かかと部分も持ち上げ可能と、付属している平手も合わせて、幅広くポージングが可能となっています。

しかし、発売時から言われていることですが、頭部のバランスがどうしても気になります。

REVIVEによりスタイリッシュになったと謳っておりますが、どうにも大きさが小さく、長めの首と相まって、ガンキャノンのどっしり感が足りません。

頭部は大事な部分なので、もう少し検討重ねてほしかったというのが正直な感想です。

ただ、ガンキャノンとしては「ククルスドアン版」発売されて、選択肢も増えましたので、納得いくものをチョイスするなり、ミキシングする手もあります。

本体価格1,320円とお手頃なキットでもありますので、あまり細かいこと言わずに、作り倒すのも良い1台かと思います。

以上、「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. よく動く関節
  2. クリアーになったバイザー
  3. 本体価格1,320円(税10%込)は高コストパフォーマンス

キットの残念ポイント

  1. 頭部のバランス
  2. ふく射姿勢はとれなくてもいいのでは
  3. 頭部の分割ライン

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側(前方向引き出し式ポリキャップ)+ボールジョイント接続
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ボールジョイント+胴体部横1軸)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-77-2
  • 名称:ガンキャノン
  • 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:1,320円(税10%込)
  • 発売:2015年06月20日
  • パッケージ:HGUC三期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)