今回のガンプラレビューは『機動戦士Zガンダム』から「HGUC 1/144 キュベレイ」を素組で見ていきます。
機体紹介
キュベレイはアクシズがハマーン・カーン専用機として開発したニュータイプ専用試作モビルスーツです。また、機体コンセプトは一年戦争で登場したジオン公国軍のモビルアーマー「エルメス」を小型化しMSサイズに落とし込んだものになります。
羽のように見える特徴的な肩バインダーや、リアアーマーのファンネルコンテナなど印象的な外観を持つ機体となっています。
グリプス戦役後半から、第一次ネオ・ジオン抗争の終焉までハマーンと共に戦乱の中心にあったMSになります。
キット紹介
キットは1999年9月にHGUCシリーズのNO.004として一般店頭発売されています。
TV放映時は1/220のキットしか発売されず、前作のザクⅢ改同様に待望の1/144キット化でした。
ゼータ、ダブルゼータと2年にわたって搭乗していた機体にもかかわらず、1/144では発売されないのは、機体サイズの問題なのかと当時は思っておりましたが、いきなりHGUCの第四弾として登場した時は「キュベレイデルの!」って驚きと、「このシリーズ相当期待できるのでは!!」と感心した覚えがあります。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
パーツは全てPS素材で新規になります。また、表記は「1/144 HG キュベレイ」となっています。
Aパーツ
Bパーツ
Cパーツ
Dパーツ
E1パーツ
PC-116
ホイルシール
各部組立
頭部
胸部
ファンネルラック
腕部
腰部
足首
脚部
武装
素組完成
ギミック&可動
ただ、ポリキャップの1軸式なので、引き出し機構などはありません。
アクション
比較
まとめ
今回は「HGUC 1/144 キュベレイ」レビューしてきました。
1/144としては初めてのキュベレイのキットでしたが、全体の造形やボリューム感は非常によいと思いました。
また、HGUC第4弾にて腕の付根や、胸部に可動軸が設けられたりと、ザクⅢ改までのキットからの進化も感じられて興味深い内容でした。
ただその反面、ポリキャップメインの関節が少々緩めであったり、パーツの合わせ目に微細ですがすき間があったりと基礎的な作りの部分がやはり四半世紀前のキットだなとは感じました。
ただ、どれも基礎工作である程度は解消できる内なので、キットを活かした形で塗装も含め仕上げてみたい1台でした。
白キュベレイはREVIVE版があるため、初代HGは入手しずらいですが、黒いMk-Ⅱはまだ再販されていますので、手に取ってみてはいかがでしょうか。
以上、「HGUC 1/144 キュベレイ」のレビューでした。
Next→HGUC 005 百式
キットのグッドポイント
- 全体的なフォルムは非常よい
- 腕の付根、胸部と腹部の間に可動軸ができた
- ファンネルが全て独立して取り外し可能
キットの残念ポイント
- しかし、外したファンネルのディスプレイが難しい
- 全体的に関節が緩め
- ピンクのラインシールが多い
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:胴体側ポリキャップ1軸+腕側固定ピン
- 脚部付け根:本体固定軸+ボールジョイント
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(シングル)、首(本体側引き出し式+頭部側ボールジョイント)
- クリヤーパーツ:ビームサーベル刃
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZ
- 型式:AMX-004/ MMS-3
- 名称:キュベレイ
- 搭乗者:ハマーン・カーン
- 所属:アクシズ
- 商品価格:1,650円(税10%込)
- 発売:1999年09月
- パッケージ:HGⅠ型
- 積みプラ解消: -8.0cm(パッケージの高さだけで算出)
- 派生キット;HGUC 1/144 キュベレイMk-II
1
1
1
1