「シャア・アズナブル」タグアーカイブ

HGUC シャア専用ゲルググ レビュー

今回のガンプラは、ファーストガンダムより「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」を素組でレビューしていきたいと思います。

機体紹介

ゲルググは1年戦争終盤にジオン公国が投入した量産型機体になります。シャア専用ゲルググは先行量産型として一部指揮官向けに配備された中の1台とされています。

ゲルググの特徴は、ジオン軍初になるビーム兵器(ライフル&ナギナタ)を標準装備した機体であり、基本性能も連邦のジムを凌駕しており、「実戦投入がもう少し早ければ~」と語られる機体でもあります。

キット紹介

HGナンバー070と、ファーストガンダムのMSの中では遅めのキット化(ゲルググより遅いのはアッガイとゾック)、ゲルググJやMよりも後から本家が登場しております。

また、量産型よりも先にシャア専用が商品化されるのはMGのゲルググ(1.0も2.0も)と同様です。そして、量産型以降もプレバン商品として(ガトーやジョニーなど)ラインナップを増やしていったゲルググ最初の1台です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材ですが、以前はDパーツがABSでした。途中から(おそらく青バンダイに変更時)ランニングチェンジで素材KPSとなっています。塗装派にはうれしい変更です。表記は全て「HG 1/144 ゲルググ」となっており、シャア専用の文字はありません。

シール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」をレビューしてきました。

さすがに発売から15年以上も経過しているため、今の目で見ると厳しい部分もいくつか目につきました。

目立つ合わせ目もいくつかあったり、ヒジ関節の可動域の狭さ、ハンドパーツでしっかり固定できない武器類、特にナギナタは手首に角度が付いているとスーッと滑り落ちてきて、ポージングには苦労します。

また、足首のスリッパ部やヒザの黒い部分、コックピットハッチなど、そのまま組み立てると二度と外れない勢いの組付けなど、組んだ後に塗装などで分解する必要がある場合は、ピンや穴の加工などが必須となります(そのまま組むなら問題ないですが)。

しかし、難しいといわれる頭部や、全体のシルエットはうまくまとめられており、ゲルググらしさはうまく再現されていると思います。

ただ、個人的にはリバイブなりRGなりで、最新技術を詰め込んだ1/144のゲルググが欲しいと思いました。バリエーションもほぼ一巡したので、バンダイさん2週目突入いかがですか?

以上、「HGUC 1/144 シャア専用ゲルググ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 難しいといわれるゲルググの頭部も、よくまとまっている
  2. 足首の接続部分がユニーク
  3. サイドスカートのロック機構

キットの残念ポイント

  1. しっかり握れず固定できない武器類(ふらつくライフル、滑るナギナタ)
  2. さすがにひじ関節シングルは厳しいか
  3. 仮組注意、加工なしに取り付けたら外れないパーツが数か所

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体中央1軸+脚側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(ストレート片側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:なぎなた用ビーム刃
  • パッケージ:HG二期タイプ
  • 派生キット:量産型ゲルググ、ガトー専用ゲルググ、ジョニー・ライデン専用ゲルググ、ゲルググ(ユニコーンVer.)リゲルグ、ゲルググ ウェルテクス など

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-14S
  • 名称:シャア専用ゲルググ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル
  • 所属:ジオン公国
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2006年10月14日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

RG ジオング レビュー 【機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット】

今回は「RG 1/144 ジオング」をレビューしていきます。

RGジオングは単体バージョンとファーストガンダム最終話のシーンを再現できる「機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット」版の2種類が商品展開されますが、後者のエフェクト付きのDX版を見ていきます。

ファーストガンダムのラスボスだけあり、MGは2002年、HGは2001年と、どちらもシリーズ初期に商品化されており、インジェクションキットとしては久しぶりの新作となります(立体物としてはROBOT魂が2018年にプレバン限定で発売されています)。

最近の多関節構造を取り入れたジオングは何処がどれくらい動くのか?といったところが非常に気になるこのキット、可動部分以外も新しい要素はあるのかなどを詳しく見ていきたいと思います。

キットの正式発売は2021年の1月の予定ですが、2020年11月12日~15日に東京は新宿で開催されております、「GUNPLA EXPO TOKYO 2020」での先行発売の商品を使用していきます。

今回はモノアイなどの部分塗装だけ行い、リアリスティックデカールとスミ入れしてクリアコートで仕上げる予定です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表記がないものは全てPS素材です。拡張キットの一部でABSが使用されています。ランナー表記も当たり前ですが基本「RGジオング」です。

ここまでがノーマル版と共通の中身になります。

以下からはエフェクトセットで追加となっているランナーです。

各部組立

頭部

後頭部の脱出ハッチも開閉します。

胸部

腰部

腕部

脚部

「あんなもの、飾りです。お偉方にはそれが分からんのですよ」

その他

エフェクトパーツ

フレーム完成

シール、スミ入れ&クリアコーティング仕上げ完成

ギミック&可動

アクション

比較

ラストシューティング

まとめ

今回は『機動戦士ガンダム ラストシューティング ジオングエフェクトセット』をレビューしてきました。

ジオング本体は久々のキット化でしたが、個人的には決定版ではないかと思ったほど、よくできてます。

プロポーションに肘やスカートの可動、成型色の発色まで高い次元でまとまっております。

また、ほぼすべての部分でフレーム再現されており、ザク2.0やガンダム2.0の頃のMGと同等の構造となっております。

近年のMGは作りやすさに軸足が移動して、フレームや内部構造の再現に重きが置かれなくなってきている分、RGに力が入っているのかとも感じました。

そんなジオングですが、手の指部分だけは、納得できない作りとなっています。アドバンスドジョイント採用されているため、関節部分のベースと指のプラ部分がくっついており、取り外し不可。指部分と関節部分を塗り分けるのは困難を極める構造となっています。

今回のようにクリアコートのみでの仕上どまりなら問題ないですが、全塗装する場合のいい方法がすぐには思いつかない感じです、来月以降のHJやMGでの作例を参考にしたいと思います。

最後にエフェクトパーツとラストシューティングセットについてです。正直なところ、本体単体でいいかなと思います。

ビーム&バーニアエフェクトはボリュームあってかなりかっこよいのですが、置き場所取るので、実際飾る段階になったら(我が家の場合)おそらく駐機姿勢。豪華なエフェクトも宝の持ち腐れになりかねません。

またラストシューティングセットですが、これを使用すると、せっかく良い出来のジオング本体がお蔵入りです、それはあまりにももったいない。

今回のレビューが終わったら我が家の場合はエフェクトセット&ラストシューティングセットはしばらく日の目を見ることはなさそうな予感です。

ビームエフェクトで豪華展示予定の方は迷わずセットですが、迷っている方は本体単体で十分かと思います、価格も4000円弱の差がありますし。

と、いろいろ申してきましたが、ジオング本体は間違えなくこの先10年以上は決定版として君臨出来る内容なので(MG2.0なんてのもあるかもしれませんが)、ファースト好きな方やシャア好き、サイコミュ好きはぜひ1台手に取ってほしいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. スカート内部や腕部のフレームパーツのモールドが細かく素晴らしい。
  2. スカートの作りが精工で、きちんと組み立てれば隙間なし!
  3. 成型色もきれいで、クリアコートだけでも十分OK
  4. 可動もプロポーションも含めて、この先10数年(もっとか!?)はジオングの決定版とおもわれる。

キットの残念ポイント

  1. 塗装するな!と言わんばかりな、指のアドバンスドジョイント構造
  2. ビームエフェクトとバーニアエフェクトだけで良いような気も…
  3. エフェクト使用すると、展示スペースの確保が大変
  4. 前腕分離時にリード線を差し込むのがちょっと大変
  5. 台座関連で発生する大量の余剰パーツ(展示方法によっては台座自体もか?)
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MSN-02
  • 名称:ジオング
  • 搭乗者:シャア・アズナブル大佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:9,900円(税10%込)
  • 発売:2021年01月
  • 積みプラ解消: -14cm(パッケージの高さだけで算出)

HG シャア専用ザクII レビュー

今回は『HG 1/144 シャア専用ザクII』をレビューしていきます。

40周年記念でリニューアル(リバイブ)されたHGです。

もはや説明不要なこの機体、ガンダムのお話あまり知らない人でも「シャアザク」の名前ぐらいは知っているのではないかと思われる1台です。

「通常の3倍」といったフレーズもこの機体が元祖です。

そんな超有名MSの最新キットを見ていきたいと思います。

HGUCのシャアザク(初代)は2002年7月発売、オリジン版キットが2015年4月発売となっておりますので、その進化の程も確認したいと思います。

今回も素組で作成して、余裕があれば塗装も行っていきたいともいます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージには40周年記念ロゴが付いています。第3話「敵の補給艦を叩け」の有名な場面からの切り取りで、このあとにシャアの有名な「連邦のモビルスーツは化け物か!?」の台詞につながっていきます。

取説はHG準拠の片面カラーのタイプです。ヒートホークの持ち手が下向きなのが気になります。

ランナー紹介

ランナーはDパーツの軟質スカートのみ素材がTPE、ランナー表記はEパーツ(武器)のみ「HGUC 1/144 MS-06RザクⅡ」の表記でそれ以外は「HG 1/144 ザクⅡ」となっております。

Aパーツ イロプラ 腰部分やダークグレー部、動力パイプ(他のパーツより柔らかいです)になっています。

B1パーツ シャアピンク 脚部や腕部になります。

B2パーツ シャアピンク B1と対になるパーツです。

C1パーツ グレー関節、フレーム部になります。

C2パーツ C1と対になるパーツです。

Dパーツ スカートの軟質タイプのパーツです。

Eパーツ HGUC06R共通のランナー 武器類です。

ホイルシールはモノアイのみです、マシンガンやバズーカのスコープのシールは付属していません。

各部組立

頭部

頭部の部品構造はオリジン版と同じ作りになっています。隊長マークには安全ダボついています(後ほどカット)。

胸部&ランドセル

オリジン版同様にランドセルを装着しないと動力パイプが固定できないので、一緒に製作しております。左右の胸部が可動し、胸を寄せる動きができます。

腕部

このキットの新しい試みで、前腕部も回転します。肘関節の前腕側及び手首の接続ブロックが360度回転させることができます。手首は右は武器の握り手、左は平手が付きます。

腰部

腰のスカート部分は素材の違いで、「軟質タイプ」と「硬質タイプ」の選択式となっています。

こちらは軟質タイプです。思った以上に柔らかい素材です。軟質タイプは左右のラックがなく、ヒートホークを懸架することができません。塗装する方法はあるのかもしれませんが、基本塗らない前提だと思います。

こちらが硬質タイプになります。ブロック部分のグレーのパーツは共用なので、どちらか選択式になりますが、あとから組替えも可能です。

サイド部分の穴(ヒートホーク懸架用)がなければ軟質版とぱっと見見分けがつかない感じです。

足首

足の甲の外装の接続方法が新しい形になっています。スリッパは単一パーツで可動部はありません。

真上から見ると、接続部分が少し気になります。ダーク系のカラーで塗装すればある程度隠せる気がします。

脚部

脚部(足首以外)はフルフレームです。何となくフレームパーツの形状もMG2.0のそれに似ております。

外装をかぶせた状態です。脚の裾部分のパーツが別パーツ化されており、合せ目が出ない構造になっています。

武装

素組完成

ギミック&可動

後部のラックにバズーカ懸架可能です(硬質、軟質ともに)。

オリジン版のバズーカ予備弾倉を装着することが可能です(個人的にはこのギミックいらないので、穴無しの方がよかったかも)

ヒートホークは硬質タイプスカートを選択した時のみ懸架出来ます。接続用のアタッチメントパーツが必要です。

アクション

初登場シーンのイメージです。

キットの開発時の念頭に、このキックポーズが決まること!ってのが大きな目標の一つだったと思います。

立膝も決まるので、量産型にも期待が高まります。

比較

全高はほぼ一緒ですが(当たり前か)、各部のバランスは異なっています。オリジン版は小顔です。

ランドセルの形状も大きく変わります。今回のリバイブ版とオリジン版ではモールドなどにキットの設計思想の違いが見て取れます。

どちらも可動域が広く、ポージングも取りやすいです。

旧HG(ユニクロVer.)との比較です(息子の作成)。旧タイプは腰高な印象で胸部と腰部のバランスがかなり異なります。足首の大きさも結構違いますね。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。

調合する時間をなるべくカットして、そのまま使用できるものを念頭にチョイスした形になっています。ヒートホーク本体はもう少しグレー足しても良かったのですが、そのまま既製品で使用してます。

下地はクレオスのMr。サーフェイサー1200使用しています。

塗装レシピは

本体ピンク:MS-06SピンクVer.アニメカラー(クレオスガンダムカラー)

本体レッド:MS-06SレッドVer.アニメカラー(クレオスガンダムカラー)

ランドセルレッド:ブラッドレッド(ガイアノーツ)

胸部、スリッパブラック:ガンダムカラーブラック1

関節部:ニュートラルグレーⅣ(ガイアノーツ)

武器:ニュートラルグレーⅤ(ガイアノーツ)

ヒートホーク本体:MSパープル(クレオスガンダムカラー)

ヒートホーク刃:イエロー(クレオス)

モノアイ:ピンク(クレオス)

といった内容になっています。ランドセルの色味は思った以上に本体レッドと似通ってしまい、若干選択ミスでした。どちらもサンライズ監修の赤だけに、目指したところは同じ赤だったのかもと思えるほどでした。

モノアイは付属シールを使ったマスキングで塗装しています。

専用カラー使用しているので、イメージに近い仕上がりになっています。

まとめ

今回は「HG シャア専用ザクII」をレビューしてきました。

MSの定番中の定番、シャアザクなわけですが、それだけに開発陣のプレッシャーも相当あったのではないかと想像できます。

初代HGはHGのシリーズ展開直後の発売ではなく、珍しく少し待たされて(第一弾のガンキャノンから3年後)の発売でしたが、当時は「待たされた割にはな~」といった少しネガティブな感想でした。

そのあと2015年にオリジン版が発売されて、やっと納得できる”1/144ザク”が手に入ったのですが、デザイン的にリファインされいたため、ファーストガンダムイメージのザクという点では空白地帯でありました。

しかし、今回のキットが発売されたことによって、万人が納得できるザクらしいザクが手に入ったと思います。

プロポーション、可動、作りやすさとが高次元で融合されている1台です。

前腕部の緩さや、胸部と腰部の隙間など、気になる部分が全くない訳ではありませんが、だれが作ってもイメージの中のシャアザクを自宅に置くことができると思います。

旧HGにMG、MG Ver.2.0、RGにオリジン版と、モールドや細部に追加されたバーニアなどより、リアル感のある演出を経て、またプレーンなザクに回帰した印象です。シンプルなだけに飽きが来ないのはザクの持つ利点の一つではないでしょうか。

この後に登場するであろう量産型カラー(まさかプレバンじゃないですよね?)も楽しみになるキットです。

人生でザク何体作れば気が済むことやら…

キットのグッドポイント

  1. ファーストTV版準拠の慣れ親しんだスタイリング
  2. そのままでもいいと思わせる、きれいな成型色
  3. ザク史上最も動く関節可動域

キットの残念ポイント

  1. 前腕(手首の接続部)パーツがゆるくすき間が空きやすい
  2. シールドの穴は無くても良いのでは
  3. 一緒に並べるのに適したRX-78はいったいどれだ!?
  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:MS-06S
  • 名称:シャア専用ザクⅡ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル少佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2020年07月31日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver. レビュー

今回は「HG 1/144 シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたします。

ガンダムORIGINの映画版、第6話「誕生 赤い彗星」に登場したときの仕様を再現すべく、「赤い彗星Ver.」として商品化されたキットです。ORIGINキットの第一弾「シャア専用ザクII(オリジン)」をリニューアルして発売されたものとなっています。

キットは小学生(当時5年)の息子用に購入したものですが、途中(胸部のみ)でギブアップしたものを引き継ぐ形で製作していきます。

紛らわしいタイミング(?)でのレビューですが(最新版が発売から2日遅れで到着だったため)、最新キットとの比較のためにも先にコチラを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは一般的販売のオリジン版準拠となっております。側面には映画紹介もされております。

取説は片面カラーのHG標準タイプです。

ランナー紹介

今回は息子が作りかけて放置していたものからの作成のため、ランナー写真なしです。

ランナー表示はHGザク(オリジン)となっておりました。素材はPS素材です。

各部組立

頭部

モノアイはシール使ったマスキング塗装しています。

塗装順番としては

シルバー→光沢クリアー→クリアーピンク→モノアイ部分に付属のシール→ブラックの順で塗装して、最後にシールをはがして出来上がりとなっています。

サードパーティ製パーツ埋め込むのは面倒だし、シールじゃ少し安っぽいしといった方へはオススメです。

ランドセル

本体ブロックは左右分割となっています。

胸部

腹部のパーツ写し忘れです。下の写真でご確認ください。

動力パイプを固定するためにランドセルも一気に組付けております。

腕部

左手は平手付属します。シールドの接続部分が目新しいかんじです。

腰部

スカートはリア固定式です。リアスカートのマウントは穴が開いたままとなっています。

足首

足首は前後分割されています。クリアランスがギリギリなのか、脚部との接続ブロックをはめ込むのに少し苦労しました。

脚部

HGですが、フレームだけでも組上げられます(写真ありませんが)。

どんどんMGに近づいています。

動力パイプは上下がありますが、非常にわかりずらいです。

武装

ザクマシンガンはお馴染みのドラム式と給弾式の二種が付属しております。

対艦ライフル、ザクバズーカ(オリジン版)とヒートホーク戦闘用と形態用です。

素組完成

塗装する場合はスネのバーニアなどはマスキング必要です。

各部のモールド多めで、素組でも情報量が多い印象です。

ギミック&可動

首は前後へ大きく動かせます。肩のバルカン部分は奥まっているので塗装しずらそうです(別パーツにしてほしかった)。

胸部は寄せることができます。

スパイクアーマーをずらして水平近くまで腕は上がります。

スパイクアーマーの可動は水平2軸でおこなっているのでMGのように前後や斜めへは動きません。

肩の引き出し部も大きく引き出すことができます。

肘は完全に折りたたむことができます。

頑張ってはおりますが、膝は90度強といったところです。

足首は2ブロックになっており、前半分を持ち上げることができます。

左右にはかなり自由度が高いです。

少し不格好な接続パーツで、ランドセルにバズーカ接続します。なじみのあるリアスカートへの懸架は出来ません。マシンガンの予備弾は接続可能です。

ヒートホークの収納は懸架専用の物を使用します。

バズーカの予備弾倉はシールドに接続可能です。個人的にはシールド表面に火薬物を取り付けることに抵抗があります(シードとして使えないじゃん)。

アクション

お馴染みのザクマシンガンです。

給弾式マシンガンもなかなか味がありますが、40年しみついたマシンガンの印象を覆すのは少し難しいか!?

給弾ベルトの先はランドセル下部へ接続いたします。

両手持ちする場合は、左手一回分解して持たせないとならないのが、少し面倒です。

腰の可動するので、前かがみの態勢がとれます。

立膝も決まります。

ヒートホーク結構緩めで、固定させるのに少し苦労しました。

オリジン版の新装備、対艦ライフルです。

比較

オリジン版のガンダムとの比較です。どちらも細かい部分で装備の追加などが行われています。全長、全幅は似通った大きさです。(これぐらいのサイズが個人的には好きです)

まとめ

今回は「HG シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をレビューいたしました。

キット内容としては、「シャア専用ザクII(オリジン)」にザクマシンガン(2種)を追加し、付属のシールが新しくなったものとなっております。このキット出る前にオリジン版シャアザク購入していた人には、ちょっと複雑な思いになるキットです(マシンガン諦めればいい話ではありますが、ザクマシンガンですからね~)。

ただキット事態は、ORIGIN版クオリティですので、各関節も良く動き、ジオン系MSのデザイン的不利を覆そうとするバンダイの魂を感じる1台となっています。

その分、パーツ分割なども、HGシリーズとしては複雑になっており、なかなか作りごたえがありました。

ただ、胸部のバルカンやザクバズーカなど、デザイン的にはみんながよく知るTV版から変更部分もあるため、若干敬遠しがちな方もいるとは思いますが、スタイルと可動を両立した良キットだと思います。

余談ですがファースト放映当時、バズーカの予備弾いったいどこにあるのか? 子供心に不思議に思っていた点も解消されたザクバズーカとなっており、気にしていたのは私だけではなかったのだな~とちょっと嬉しくなったりいたしました。

                

このあとレビュー予定の40周年「シャアザク」も参考していただき、お好みの1台をチョイスいただければと思います。

キットのグッドポイント

  1. ザク系デザインでもいかに可動範囲を広げるか、バンダイスピリッツのあくなき闘いを感じることができる関節各部の構造
  2. 豊富な武器類
  3. MGと違い組立にストレスのない動力パイプ

キットの残念ポイント

  1. 口部分のパーツがゆるくすぐ落ちる(要接着です)
  2. スパイクアーマーの取り付け構造が残念、合せ目消しも塗装もやりずらいです。
  3. 先に発売になったノーマルのオリジン版購入者はちょっと複雑な心境に

  • 登場作品:機動戦士ガンダム THE ORIGIN
  • 型式:NS-06S
  • 名称:シャア専用ザクⅡ
  • 搭乗者:シャア・アズナブル少佐
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2019年04月27日
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)

RG 1/144 サザビー レビュー

2018年08月11日一般店頭発売店頭発売になりました、「RG 1/144 サザビー」のレビューをしていきます。

ご存知の方がほとんどだとは思いますが、サザビーは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場したMSでシャア・アズナブルが最後に搭乗した機体となっています。

歴代のガンダムシリーズ中でも非常に人気が高く(今年のNHK大投票で8位)宇宙世紀のMSを代表する1台で、このブログの記念すべきファーストレビューとしても申し分のないキットだと思います。

今回は素組の後にリアリスティックデカール貼り付け、つや消しクリアコートで仕上げていきたいと思います。

パッケージ&内容物

パッケージ

RGのパッケージとしては過去最大の大きさです。
RGシナンジュと比較するとよくわかります。
厚みは一派的なMGと同じ感じです。側面はRGフォーマットの機体解説になっています。
反対側はアクションポーズとなっています。

中箱にも関連商品の紹介が印刷されています。さすが高額商品!

組立説明書

取説の表紙はサザビーの頭部のアップです。

裏面はデカール指示書、組立ページのボリュームがあるせいか、中面のカラーページは少な目です。

今回は初回封入特典として「宇宙世紀最新ガンプラBOOK」がついてました。

ガンダムからこの秋の最新作ガンダムNTまでの年表と共に、「ムーンガンダム」、「ガンダムNT」のキット紹介が載っています。

それとは別に1枚ぺらでガンダムベーストーキョーの紹介チラシが入ってました。

ランナー紹介

Aパーツ PS素材 イロプラ 黒のパーツの質感がいいです。
Bパーツ ダークグレー ABS/PP素材 アドヴァンスドMSジョイントです。
初期のころのRGと比べると少な目です。
Cパーツ ライトレッド PS素材 頭部と腰アーマー中心です。
Dパーツ レッド PS素材 ライトレッドより濃い赤(当たり前か)になってます。
Eパーツ ライトレッド PS素材 2枚入ってます。
ファンネル面倒だなと身構える
Fパーツ レッド PS素材 2枚入ってます。
脚の外装中心です。
Gパーツ グレー PS素材 フレームになります。
Hパーツ グレー PS素材 2枚入ってます。
Iパーツ グレー PS素材 
脚部のフレーム中心です。
Jパーツ クリアグリーン PS素材
ビーム刃になります。
色は違いますが、RGシナンジュと共通です。そのため一番上のパーツは使用しません。

Kパーツ ブラックPS素材 2枚入ってます。
プロペラントタンクが目立ってます。

フレーム作成

今回のRGはフルフレームなので、フレームのみ作成して外装をかぶせていく手順で作成します。

本物っぽくて(リアルグレードだけに)、この製作手順が個人的には好きです。

足首フレーム

足首です、足裏は4分割されてます。

アキレス腱部分のパイプパーツが目立ちます。
(しまった!つま先のパーツが上下反対だ!!)

脚部フレーム

脚部のフレームです。
膝裏の赤い部分は後からつけるの大変そうだったので、ここで装着してます。

脚部フレーム完成です。
同じパーツで左右の違いをうまく再現していて、感心させられました。

腰部フレーム

腰部のフレームです。基部にアドヴァンスドジョイント使用してます。
脚の付け根にスイング機構がついてます。

付け根のスイング機構は黄色のバーニア部分がロックの役割をしています。

胸部フレーム

胸部フレームのパーツです。首の受けパーツのとんがり具合がサザビーって感じです。

各パーツのモールドが多く密度が非常に高くなってます。

腕部フレーム

腕部のフレームパーツです。
上腕のシリンダー部も再現されています。

肘は感動的な可動範囲です。

肩部フレーム

肩部フレームです。
付け根の部分にアドヴァンスドジョイント使用してます。

肩だけで自立します。意味ありませんが。

頭部&バックパック

頭部とバックパックのフレームになります。

アクシズに埋め込みたい。
密度の高い内部フレームです。完成後に見えないのが残念なぐらいです。

フレーム完成

モノアイなど内部フレームで使用するリアリスティックデカールはここで張り付けてます。

MGシリーズ以上の内部フレーム!
これだけでもかなりかっこいいです。
(ここもつま先のパーツ上下逆です)

外装装着

足首完成

色分け、可動箇所と非常によくできてます。

脚部完成

フレームと比較すると、外装パーツは少な目です。

脚部完成です。分割部のつなぎ目の合いもいい感じです。

腰部完成

腰部のパーツ数としては過去最高なのでは!?と思えるほど作りになってます。

胸部完成

腰部に比べると部品点数は少な目です。

動画でも引っ掛かりましたが、肩関節のパーツがきちんと奥まで入っていないと胸と背中のパーツがきれいに入りません。

腕部&肩部完成

腕は力強い造形です。

肩のバーニアもしっかり色分けされてます。

頭部完成

小さな頭部ですが、パーツ数は多めです。

頭部は小型でシャープです。

ファンネル完成

6セット作成は気力が必要です。

バックパック完成

プロペラントタンクが目立ちます。

武器完成

ストレートのビーム刃は2本なので、ビームアックスと3本同時装着はできません。

素組完成

ノーマル状態

素組完成です!
出来上がって一言「かっこいい~」
素組だけでもかなり満足感の高い商品です。

各部開放状態

開けられるところは開けて、伸ばせるところは伸ばした状態です。

見やすくするためにプロペラントタンクは外しています。

1/144とは思えぬギミック満載のボディです。
手首と上腕の引き出し機構は素直に感動を覚えました。

比較写真

RGのZガンダムとの比較です。Zも決して小さい訳ではないですが一回り以上違います。
実際、MGのF91Ver.2.0よりも大きいです。
並べておいても違和感ないような...
UC版ですが、同スケールの標準的なMSジムⅢと。
大人と子供ぐらいの差があります。
こうしてみるとサザビーがいかに特別なMSかがうかがい知れます。

アクションポーズ

本体がマッシブなので、ラストの格闘シーンも様になります。

中締め(素組終了)

RG 1/144サザビーの素組が終わりました。

ここまで組んでの感想は「かっこいい~」の一言に尽きます。

希望小売価格4860円(税込み)と1/144としては結構なお値段ですが、実際に出来上がった立体物を手に取ってみるとこの価格さえ安く感じるほどの、充実の内容でした。

いくつか、パーツの組み合わせに難儀したところや、6個あるファンネルのパーツ見て萎えそうにもなりましたが、そんな些細なことなどぶっ飛ばすくらいな充実した商品でした。

肘の関節や、上腕と手首にも設けられた引き出し機構、良く曲がる膝にロック機構を備えた股関節の前後、左右に開くフロントアーマーに重厚なリアアーマー、このサイズで変形することに驚きを隠せないファンネル。平成30年時点でのバンダイの技術が詰め込まれた商品となっていると感じました。

多少気になった点としては、

  • 足首が大きく可動部分も多いのに接地感がもう一つ
  • カラー指定を見ると、実は赤が三種類になっているが、カラーガイドの印刷だと塗り分けがよくわからない
  • プロペラントタンクがモナカ割(しかし、つなぎ目はカラーのせいもあって目立ちませんが)

ぐらいな感じでしょうか。ま、出来上がりのキットを目にしたら微々たるものですが。

初めてのガンプラにはオススメできませんが、過去にガンプラ製作の経験がある人には全員に推薦したいキットです。

この後、νガンダムのRGの発売は既定路線だと思いますが、今回こんなすごい物(サザビー)見せられると、今後のリアルグレードの展開が気になりました。

もう、ズゴックみたいな普通のMSはRGシリーズでは出せないのではと逆に心配になりました。

RGのジムとかドムとかザクⅢとかは期待できないのかな~なんて思っちゃいます。

最終報告はリアリスティックデカール貼った後に。

To be continued