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HG ジムⅢ レビュー

今回は『HGUC 1/144 RGM-86R ジムⅢ』をレビューいたします。

いつものレビューとは少し違いまして、途中まで作って筆者のクローゼットで長い間眠っていた物を引っ張り出して完成までこぎつけております。

そのため、ランナー写真は撮影できず、パーツも一部接着済みだったため、分解写真も注釈付きの物となっていることをご了承いただければと思います。

個人的には「ジムⅢ」は非常に好きなMSで、商品化してほしいキットのアンケートなどがあった時は、必ず投票しておりました。

待ちに待ったキット化で、発売直後に購入したのですが、何故完成までに8年も(キットは2011年発売)要したのかも併せてレビューしていきたいと思います。

製作方法は全塗装ですが、合せ目消しはほどほどにといった内容で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーから部品9割ぐらい切り出した状態で放置されておりましたため、ランナー撮影は出来ておりません。

以前レビューいたしました、「ジムⅡ(エゥーゴカラー)」がある程度参考にはなります。

ジムⅡのキット自体がジムⅢの派生キットとなっておりますので、構造的には近いものとなっております。

各部組立

頭部

頭部は前後分割です、すでに接着済みで、合せ目消し済でした。クリアのバイザーは額のメインカメラとつながっていて大き目です。

8年眠っていた理由①:メインカメラの枠の塗装

クリアパーツにホワイトをこの大きさの物にうまくの載せるのがハードル高い気がして、ワクワクする頭部作成にブレーキが…

後頭部のカメラはシール使用しています。

胸部

胸部も前後分割ですが、すでに接着済み、肩にできる合せ目消しておりました。

8年眠っていた理由②: 今はカラーの調合全く苦にしませんが、この何とも言えない微妙なボディカラーを作るのが面倒に感じたのが2点目の理由です。

ランドセル

ランド説本体、左右のサーベルラック兼用のスラスターも前後分割です。

本体の合せ目の段差が大きいので、完全に消そうと思うと結構大変です。

ガンダムMkⅡと同型ランドセルです。本体接続部ががっしりしています。

腕部

肩ブロック接着済みです。

8年眠っていた理由③: 肩ブロックのバーニア部分の合せ目消し、および塗装がかなり面倒な構造です。

この後の完成写真で確認取れますが、合せ目部分に結構な段差残っています。また、上面の凹モールドの中に合せ目発生するためきれいに整えるのがかなり面倒です。

腕単体とミサイルポット装着した状態です。

8年眠っていた理由④:大型ミサイル以外の黒い部分、かなり奥まっていてマーカー系は届かず、エナメルブラックからのふき取りとなっておりますが、ふでも届きずらいためなかなかうまくいかず。これが理由の4つ目です。

ハンドパーツです。握り手は親指部分も別パーツです。

腰部

腰部分はジムⅡと共通です。

足首

グレーのブロック部分は左右に分割されています。スリッパはユニコーンバージョンの形状となっています。

8年眠っていた理由⑤:アンクルガードが左右の足首の両方とも右側に合せ目が出来る左右非対称な構造です。この部分も合せ目完全に消そうと思ったら、なかなか面倒な工程になるなと直感的に感じたので眠らせておきました。

脚部

最大の難所脚部です。組立自体は大したことはありませんが、色分けが強烈でした。

8年眠っていた理由⑤: なんといってもこの脚部の塗り分けの面倒くささ!どんだけ色分けしてんだよ!と。これ塗り分けるぞ!という、気力をためる作業が大変でした。

塗装の順番は

グレー→レッド→グリーン→ホワイトをエアブラシ、マスキングの繰り返しで行い、最後に筆でエナメルのブラック、はみ出したところは綿棒&薄め液でふき取っております。

このカットだと外側のバーニア見えないですが、そちらも塗り分けされています。足裏も塗り分けてます。

膝の緑のバーニア(?)部分の合せ目は消すのを諦めています。

武装

武器類です。シールドとライフルはジムⅡ作るときにまとめて塗装しております。

腰のミサイルランチャーもマスキングして塗り分けしています。ここはマスキングのし易さで、ホワイト吹いてからグレー塗っています。

普段は肉抜きあまり気にしなしんですが、さすがにこれは目に余ったので、対策してます。

ランナーの表記部分(AとかジムⅢって書いている平らな部分)を適当にカットして、接着、はみ出た部分をカットしてヤスリ掛けしてます。出来上がりは二つ上の写真で確認してください。

塗装済み完成

塗装済み完成状態です。肩のミサイルポット有り無しで比較です。

ギミック&可動

肘の可動は標準的な範囲です。

膝も90度前後です、脚の付け根が意外と干渉して前まで大きく振ることはできません。

足首は前後へ大きく動きます。

肩のミサイルポッド接続部分です、残念ながらミサイルポッド外した場合のフタはありません。

マイクロミサイルと大型ミサイルは部品の差し替えで再現です。

ミサイルポッド外すとこういったモールドになっています。

そして、8年眠っていた理由③がこの凹モールド部分の合せ目です(右肩が分かりやすい)。もうちょっと分割する場所考えてほしかった、真ん中から割るならだれでもできる。

腰のラッチのミサイルランチャー取り付け部です。

アクション

確か初登場のシーンはこんな感じだったような…

ユニコーン見た後だとジャベリンも欲しくなります。なにしろ、スリッパ形状もユニコーンバージョンですし。

比較

ありそうで、なかったエゥーゴ(カラバ)の量産機そろい踏み。

何故かダブルゼータではネモもジムⅡも登場ありませんでしたからね。

まとめ

今回は『HG 1/144 ジムⅢ』をレビューいたしました。

途中でも書いておりますが、まぁ手のかかるHGでした。

もっとも、完成した今となっては、お気に入りの1台ではありますが(元々好きなMSですし)、8年はかかりすぎと思われます。

工程の面倒くささもありますが、合せ目消すのには目を瞑るなどの、割り切りの考え方が出来るまでに8年かかったのかもしれません。

ただ、8年前の私だと、目に見える部分に合せ目あるのは許してなかったからな~

そういった部分を考えすぎることなく、完成させることに重きを置いたおかげで、棚にジムⅡやネモと並べて飾ることができました。

以上、「HG 1/144 ジムⅢ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. なんだかんだといっても、数少ないジムⅢの立体物
  2. 豊富なハンドパーツ

キットの残念ポイント

  1. 8年眠っていた理由 ①~⑤
  2. スリッパ形状(ダブルゼータ版をうたうなら)

MGで早く出してほしい1台です。

おそらくRX-78をベースに設計されている最後のMS、ガンダムVer.2.0フレームを利用できるキットの集大成として、早く作ってみたいです。MGならこんなにマスキングして色分けもすることないだろうし。

  • 登場作品:ガンダムダブルゼータ、機動戦士ガンダム逆襲のシャア、ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-86R
  • 名称:ジムⅢ
  • 搭乗者:カラバ一般兵、連邦軍一般兵
  • 所属:カラバ、地球連邦軍
  • 商品価格:1,650円(税10%込)
  • 発売:2011年7月9日
  • 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)

MG マラサイ レビュー

今回は『MG 1/100 マラサイ』のレビューを行います。

ザクVer.2.0以降に完全新規で開発、販売されたマスターグレードになっています。

機体は本来、アナハイムエレクトロニクス社からエゥーゴへ納品される寸前で、政治的な配慮で急遽ティターンズへ無償提供された経緯があります。

ティターンズもは本来ジオン残党せん滅を目的に組織されたはずなのに、ハイザックだけではなく、無償提供とはいえマラサイまで、こんな見た目がザクっぽい機体をよく使用するよな~とも思ってしまいます。

そんなザク系の外観を持つこのMS、スタンダードな量産機に、LEDユニット搭載や新しい形のアクションベース取付ジョイントなどの試みが試されています。

今回は関節などのグレー部分はつや消クリアー、それ以外の外装部分は全塗装で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはマラサイが初めて登場した、月面での強襲シーンと思われます。

店頭販売商品だけあってサイド面もしっかり解説入っています。

取説はMG準拠の中面カラー解説付きの豪華なものです。地味に2-3ページ目にある機体解説も毎回楽しみにしております。

ランナー紹介

ビームサーベルとポリキャップ以外は全てマラサイ専用でPS素材となっており、ABSは使用されていません。

Aパーツ  イロプラ シールドや動力パイプの芯になっています。

Bパーツ レッド 胴体やバックパックです。

Cパーツ レッド 2枚付属で足首や前腕です。

Dパーツ グリーン 動力パイプです。 2枚入っています。

Eパーツ オレンジ 脚部や頭部です。

Fパーツ オレンジ 脚部中心で2枚入っています。

Gパーツ グレー ライフルやバーニアです。このランナーは他のグレーのランナーと色味が違っています。

Hパーツ グレー ランドセルと胴体のフレームです。

Iパーツ グレー 脚部やハンドパーツです。

Jパーツ グレー 脚部、腕部のフレームです。

PC-200 ポリキャップです。

SB1 クリアーイエロー ビームサーバルの刃です。

左がガンダムデカール、右がマーキングシールです。マラサイ用の水転写は無かった気がするので、どこかでティターンズマーク探してこなければって感じです。

各部組立

頭部

頭部のフレームです。組立説明書見た段階では、フレームだけで組む場合、オレンジの部分(ここでは未塗装)必要かと思いましたが、なくても形になりました。

逆に首周りのオレンジのパーツが無いと胴体とつながらないので、この後の工程からは入れ替えています。

この時点ではもう見えませんが、モノアイが点灯するように、回転用の支柱の下半分はクリアーパーツになっています。

この時点で塗装終わっています。モノアイはクリアーグリーンで塗っています。

兜かぶせる前の状態です。何となくスターウォーズ エピソード6でマスクを外したダースベーダーを連想しました。

さすがMGといった感じで、難しい裾の部分の形状も見事に再現されています。

首の付け根にLEDユニットを組み込みます。

胸部

肩の引き出し部分の構成はザクVer.2.0によく似ています。

LED組み込む関係で襟部分は頭部側についています。

腕部

腕のフレームの作りもザクによく似ています。

シールドの大きさが特徴的です。

腰部

リアスカートは外装付けないときちんと固定されません。

動力パイプは腰側につきます。

足首

足首もかかと部分の可動はオミットされていますが、ベースはザクとよく似ています。

がっちりした足首です前後で可動します。

脚部

動力パイプは固定パーツです(よかった)。

バーニア部分の赤い部分は色分けされています。

ランドセル

バーニア内部の赤い部分だけは今回マスキング塗装が必要な部分でした。緑のセンサーはクリアーグリンです。

武装

武装はライフルとサーベルだけでシンプルです。

ハンドパーツ

固定指(親指のみ可動)と可動指の2種類のベースがあります。

可動指は第二関節しか動かず、武器の持ち手というよりは平手に代わる、表情付けのハンドパーツとなっています。

ラウンドフォーミングジョイント

大気圏突入シーンを再現する、専用ジョイントです。

フレーム完成

フレーム状態での可動域、バランスは良好です。フレームの段階でザク色強いです。

塗装済み完成

塗装済みの外装取り付けています。オレンジ部分は塗装する前まで、調合でグレー入れすぎでリアルタイプカラーになっちまったかと思いましたが、実際塗ってみるとちょうどよかった感じです。ほぼ組立説明書のレシピ通りです。

ギミック&可動

首は左右も前後も大きくは動きません。

肘はしっかり曲がります。写真撮ってませんが肩の上りはショルダーアーマー干渉してあまり上がりません。

腰は左右はあまり回転しません、左右へは写真で見るより大きく動く印象です。

膝は外装が干渉して90度強といった感じです。

足首も残念ながら大きくは動きません。

コックピットハッチは開閉します。残念ながら暗くて中見えませんが、パイロット座っております。

モノアイは兜の頭頂部を外してレバーで回します。

分かりやすくモノアイ光らせてみました。

モノアイはクリアーグリーンで塗装していますが、発光には影響ありません。

バックパックのパネルを開いてラウンドフォーミングようの取り付けパーツを接続します。

このようにアクションベースへ取り付けられます。

アクション

普通のアクションベースへの取り付けも可能です。

バリュートも欲しくなります。

比較

ハイザックとの比較です。ハイザックもプロポーションは悪くないのですが、並べると古さを感じます。ただ、この2機が1/100で並べられることに感謝です。

まとめ

今回は『MG 1/100 マラサイ』をレビューしてきました。

MGですので、フレームから構造確認しながら作成して外装をかぶせていきますが、このマラサイ、どっからどう見ても「ザク」です!

肩や腕、足首のフレームなどザクとの共通点を多数見て取ることができます。

ジムⅡとジムⅢの間にネモがあるように、ザクⅡとザクⅢの間に「マラサイ」といったところでしょうか(どちらも同時期にAEで開発されていましたし)。

キットは後発(といってもすでに7年前)のおかげもあり、マラサイの独特な形状をよくとらえており、非常にカッコいい1台になっています。

旧キットのマラサイでは正直「どうなんだ?」と思った頭部の難しいデザインも、非常にカッコよく再現されています。

フレームからくみ上げることによって、ザクから続くのMSの開発の歴史も感じられ、出来あがり後の満足度も高い好キットでした。

マラサイを知っている方には、ぜひ一度てにとっていただきたいです(LEDもオススメです)。

キットのグッドポイント

  1. 細かい色再現まで可能にしたパーツ分割
  2. 特徴的なデザインがうまく表現された頭部
  3. 組み立てやすいパーツ構成

キットの残念ポイント

  1. ここまでできたのなら、バーニア内部も再現してほしかった
  2. スパイクアーマーの取り付け部がザク2.0と比較して簡略されているため可動範囲が狭い
  3. 肩関節の動きがだるい(伝わるかな~)
  4. 隙間が微妙に空く 頭とランドセルの動力パイプ&ふくらはぎ部
  5. ダボがないので、ビームライフルが手の中でふらつく

  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-108
  • 名称:マラサイ
  • 搭乗者:ジェリド・メサ、カクリコン・カークラー他
  • 所属:ティターンズ
  • 商品価格:4320円(発売時税込み)
  • 発売:2012年5月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

HG 1/144 ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.) レビュー

今回は「HG ジムⅡ(エゥーゴカラー)」のレビューを行ってまいります。

MG版が出るのを待っておりましたが、一向に発売されませんので2019年にプレミアムバンダイで再販されましたHGをレビューします。

キット自体は一般販売しているジムⅡと成型色以外は共通となっております。

元の設定でも敵味方の識別をしやすくするために色が変わっただけなので、装備や仕様も同一で、純然たるカラーバリエーション機となっております。

今回は全塗装ですが、合せ目消しにはあまり注力しないVT工法(詳しくはこちら)で作成していきます。

頭部や肩は均す程度ではありますが合せ目はヤスリかけていますので、一部組上げてから塗装している部分もございます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは本体カラーをイメージしたグリーンです。ゼータの設定画に近い感じのジムⅡが描かれています。スリッパ部分や肩のスラスターはこの絵が正解です。これ見ると親指の付け根も白なのか!?(今気が付く)

サイドは型番と機体ネームになっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ 胴体部分中心です。

Bパーツ レッド シールド部でジムⅢと共通です。

C1パーツ グレー 関節部 ジムⅡ表記ですが中央の関節部のランナーはジムⅢと共通です。

C2ランナー グレー C1と対になるランナーです。

D1ランナー ホワイト 頭部、腕部、脚部です。

D2ランナー ホワイト 腕部、脚部のD1と対になるパーツです。

SB6 クリアーイエロー ビーム刃です。

ポリキャップです。

マーキングシール 一般のジムⅡと共通です。ホイルシールは付属しません。センサー部のグリーンや首の色再現のグレーもこちらになります。

組立説明書は一般のジムⅡの物が入っています。

組立部分、パーツ共に共通なのでカラーガイドと部品注文カードのみの簡単なプリントが入っています。

本体の白部分の指定がホワイト+セールカラーとなっていますが、イメージとかなり違っていたのでホワイト+胸部のグリーン(5%ぐらい)に変更しました。

各部組立

頭部

頭部パーツ(塗装前)です。アンテナがジムとの大きな違いです。

頭部バルカン、メインカメラ部分、バイザー内センサー部は筆塗りしております。センサー部分は奥まっているので塗りずらいです。

頭頂部メインカメラはシルバーベースで蛍光グリーンで塗装してます。

胸部

胸部パーツ 塗装済みです。

胸のセンサー部も蛍光グリーンで塗装しております。先に塗装して、付属のシールでマスキング後にボディのグリーンを塗装してます。

腕部

腕部パーツ(未塗装) 塗装しない場合は手首の甲の部分の色がグレーのままになってしまいます。

この写真だとわかりませんが肩のスラスターも塗装しています。

前腕部分の合せ目消しは行っていません。

腰部

腰パーツです。

ここだけ見ていると初代ジムとの違いが分からない感じです。

足首

足首のパーツです。スリッパ部分がユニコーン版仕様になっています。

アンクルガードは部品構成上、合せ目が左右非対称になります。

脚部

脚部パーツです。ふくらはぎのバーニア部はマスキング塗装してます。

武装

武装はライフル、シールド、サーベルとスタンダードな構成です。

シールドの縁とサーベルは本体色に合わせず、調合なしのホワイトで塗装してます。

このあたりは連邦、エゥーゴ関係なくユニット提供であると推測しております。

組立完成

塗装とスミ入れした状態です。

ライフルとシールドを装着した状態です。

ギミック&可動

首は上下に動きはしますが、可動範囲は小さいです。

肘は完全には折りたためませんが、問題ないかと思います。

腰は左右には動きますが、前後はほとんど動きません(写真割愛です)

膝は90度強まがります、脚の付け根が干渉してあまり高く上がりません。

足首は前後に大きく動きます。

アクション

ライフルグリップが稼働して、両手持ちも可能です。

ももが水平ぐらいまでしか曲がらないので、立膝は少し窮屈です。

ランドセルのビームサーベルラックが結構きつくて、外すのに力いります。塗装部が剥げました。

マスキング塗装箇所

  1. メインカメラ蛍光グリーンで筆塗り後に付属シール貼り付け
  2. 本体ホワイト塗装
  3. メインカメラのシール剥がし、バルカン部とカメラセンサー部のシルバー筆塗り

といった工程で作成しています。頭部前後は接着して、合せ目は段差が解消する程度にヤスリ掛けしています。

肩のスラスターです、本来は2ブロックの設定ですが、キットは省略されています。

  1. 赤い部分をエアブラシ塗装
  2. エナメルで黒い部分を塗装
  3. 前後接着、軽くヤスリ掛け
  4. スラスター部マスキングしてホワイト部塗装

マスキングがうまくいかずはみ出た部分はリタッチしましたが、写真で見るとまだまだ修正したい感じです。

  1. センサー部のグリーン塗装後にシールでマスキング
  2. 全体塗装
  3. バーニア部をマスキングしてサフ、モンザレッドを塗装

といった内容でランドセルは塗装してます。センサー部分は塗装にこだわらず、シールでもいい気がします。

脚のスラスターはサイド部はエアブラシ、後ろの部分は筆塗りです

  1. 本体白塗装
  2. マスキングでサイド部分をエアブラシで塗装
  3. 後部の赤い部分を筆塗り
  4. 黒い部分をエナメルで塗装&はみ出た部分はリタッチ

後部の赤い部分の色むらが気になります、連邦カラーはエアブラシで仕上げてみたいと思います。

⊖部分の黒は全てエナメル塗装後に薄め液浸した綿棒で、はみ出た部分をふき取っています。

足裏も塗り分けております

  1. 本体グリーン塗装
  2. マスキングでグレー部分塗装
  3. さらにマスキングして赤部分塗装
  4. 中央部ブラック部はスミ入れペンで塗装

ここも思いっ切りマスキングしております。

シールド裏は白を塗ってからマスキングしてグレーを吹いています。のぞき穴はティシュ詰めてマスキングしました。

比較

ジムⅡ(赤)塗装済みとの比較です。

こちらはネモと並べてみました。

左からエゥーゴ(全塗装)、連邦(部分塗装)、連邦(全塗装)となっております。

スネのバーニア塗ると塗らないとでは結構印象変わります。

まとめ

今回は『HG ジムⅡ(エゥーゴカラーVer.)』をレビューいたしました。

たかがジム、されどジムということで、素組でもしっかりジムにはなりますが、塗装して仕上げるとさらにかっこよくなります。

このキットが設計された時期(ベースは2011年発売)ですと、色分けも完全とはいかず、マスキングを駆使して塗り分けてやる必要があります。

おそらく、今発売されるとするならば、ふくらはぎのスラスターの赤い部分などは塗り分けする必要はないもので出てくると思います。

ま、HGジムⅡがリニューアルされるなんてのは待つだけ無駄な時間なので、マスキング技術の向上のための練習台としてはいいキットだと思います(店頭販売の連邦カラーで十分ですが)。

同じカラーで小隊を作るもよし、カラバリ並べるも良し、量産機の夢が広がる1台です。軽~く考えていた製作前の予想をいい意味で裏切ってくれたキットになりました。

また今回はジムⅡ、ジムⅡセミストライカーとジムⅢのカラーが共通部分(武装やランドセルなど)はまとめて塗装をおこなって量産効果を高めてみました。面倒な部分もまとめて行うと手慣れてくるので、トータルでは製作時間の短縮につながっているかと思います(実測はしてませんが)。

キットのグッドポイント

  1. 少ないパーツ数でもしっかり動く、 機体の性格通りのスタンダードキット
  2. こういったわき役機の商品化自体がうれしいポイント

キットの残念ポイント

  1. 肩のスラスターやスリッパ部分など、ゼータ版の形状が再現されていない部分が散見される
  2. 白い部分の色指定(本体白と関節部)がイメージカラーと違う
  3. ちゃんと設定どおりに仕上げるにはマスキング必須
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム
  • 型式:RMS-179
  • 名称:ジムⅡ(エゥーゴカラー)
  • 搭乗者:エゥーゴ一般パイロット
  • 所属: エゥーゴ
  • 商品価格:1540(税込み)
  • 発売:2012年

HG 1/144 ド・ダイ改 レビュー

今回はエゥーゴのサブフライトシステム『HG 1/144 ド・ダイ改』をレビューしていきます。

今回はパーツ組上げる前に塗装を行って組上げる方法で作成していきます。

ガンプラの世界観を広げるMSアクセサリを見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。

A1パーツ 本体背面と尾翼になります。

A2パーツ 本体上面と反対側の尾翼、中央の脚部です。

Bパーツ 2枚入ってます。左右のエンジン部中心です。

C1パーツ エンジンのエアインテークと出力部になります。

C2パーツ本体中央の黄色い部分です。

ホイルシール コクピット部分の色分け用です。

各部組立

今回はランナー切り離した状態で、全て塗装しております。

サフ→指定色→スミ入れ→つや消しクリアーで仕上げてます。

塗装色は説明書通りで、本体の青(インディブルー6:レッド3:ブラック1:ホワイト少々)、赤(シャインレッド5:あずき色5:ネイビーブルー少々)、イエロー(ガンダムカラーイエロー2 絶版)、黒(ブラック100)

本体部

本体部分です。エアインテーク部とフットレストを間に挟めて行く構造となっています。

エンジン部

エンジン部です。左右で同じ部品構成となっています。

上面細部と全体組付け

組みあがった本体部、左右のエンジン部などを取り付けていきます。

下面細部

着陸時のギアはふたと差替えです。中央はアクションベースの取り付け部分です。

塗装済み完成

ランディングギア取り付けて着陸状態です。

尾翼にナンバリングのデカール貼ってもカッコ良さそうです。

後方から。

ギミック&可動

フットレストがスライドします。動きもスムーズです。

MS用のグリップは差替え式で長さ変えられます。短いほうをしっかりはめ込むとは外すのが少し大変です。

アクションベース1の取り付け部分です(胴体中央部分)。アクションベースの取り付け部分を曲げて挿し込む形になります。しっかり固定出来てなかなかいいです。

着陸時の支柱は差替え式です。カバー部分の端っこを押すと簡単に取れて交換しやすいです。塗装しているので多少きつくなっているかもしれませんが、支柱も緩くも固くもなくちょうどいい感じです。脚部は部分塗装してます。

アクション

MSを乗せて何枚か、モデルはHGディジェとネモです。

「ダカールの日」見直したくなります。

着陸姿勢です。

アクションベースへの取り付け部がしっかりしているので、MS載せてもぐらつくことはありません。

スタンディングも問題なく安定してます。

2機搭載も可能ですが、左側のMSはライフルを左手で持たせたいのですが、ライフル用ハンドパーツが無いので少し残念な感じです。

まとめ

今回は『HG 1/144 ド・ダイ改 』 レビュー いたしました。

たかがゲタ、されどゲタではありませんが、完成してみるとなかなかの存在感で、MS載せた状態ではサマになります。

単体でも航空機テイスト(各部スジボリなど)もあり、カッコいいです。

作成して気が付いたのですが、尾翼の傾きなどが元祖ドダイを彷彿させ「改」であることを認識させられました。

アクションベース使用でも、着陸姿勢でもいい雰囲気が出ているので、エゥーゴのMSお持ちの場合は良いアクセサリになると思います。

設置場所は取りますが、アクションベース設置と同じような考か、ドダイ1機のスペースでMS2機飾れると思えば、それほど大きな負担にもならないかと。

手軽に組めますが、MSと共演させると展示時のワクワク感が高い1台です。

塗装に関しては、こういった板状の広い面積を塗装する場合、やはりむらなく塗るのが結構難しかったです。部分的には3回塗りなおしてますが、まだ納得いく出来にはなっておりません。

以上、HGド・ダイ改のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 普通に組むだけで、色分け含め見事にドダイとなるスタイリング
  2. アクションベースの取り付け部の構造が優秀で、MS載せてもびくともしない剛性感
  3. 完成後も外しやすい下面の各ハッチ

キットの残念ポイント

  1. (ドダイの問題ではないが)2機載せたときの左手用ライフルのハンドパーツが欲しい
  2. MS単体と比較すると完成品を飾る際に場所をとる。
  • 登場作品:機動戦士ゼータガンダム、 機動戦士 ガンダムダブルゼータ
  • 型式:-
  • 名称:ド・ダイ改
  • 搭乗者:ハヤト・コバヤシなど
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:1,296円(税込)
  • 発売:2019年8月

HG 1/144ジェスタ レビュー

今回のレビューは「HGUC ジェスタ」です。

なぜ今頃ジェスタかというと、我が家にジェスタがたまっているんです。HGのシェザール隊AとB&C、MGのジェスタキャノン、そして4月中には届くと思われるMGシェザール隊B&C仕様とそこそこの数量が積まれております。

ではなぜ、積まれたまま消費されないか考えたところ、思い当たる点はただ一つ!本体カラーの塗り分けがよくわからん!!といった点につきます。

本体のメインカラーの濃いブルーの他にも黒に近いブルー部分があったりするんですが、取説やパッケージ見ただけじゃどこが黒に近いブルーなのかがよくわからず、ユニコーンの設定資料など見てもはっきりせず、色が似通っているので成型色も一緒ですし、当然シールでの再現がされているわけでもない現状となっています。

この塗り分け部分がはっきりしないのを解明(?)するのが面倒で、思いっきり積み上げておりました。

しかし、このままではいかんということで、一番被害の少ない(!)HGのノーマルジェスタをテストヘッドとして組上げていきたいと思います。

今回はVT方(仮組無し、合せ目処理なし、全塗装)で仕上げていきます。

パッケージ&内容物紹介

地上戦でのトライスターの活躍場面が描かれています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ ボディ中心です。バイザーはオレンジです。(ん~写真思いっ切りブレてた)

B1パーツ ブルー 脚部中心です。

B2パーツ B1と対になる部分です。

C1パーツ グレー 関節部と武装です。

C2パーツ グレー C1の対になるパーツ群です。

MP1 マニュピレーターセットになります。平手と握り手が左右あります。 ここまで全てのランナーはPS素材です。

SB6パーツ ビーム刃になります。

PC-001 ポリキャップです。関節周りはスタンダートにポリキャップ可動です。

各部組立

頭部

左ほほのセンサーのグリーンがワンポイントになっています。メインカメラはシールです。

胸部

トライスターマークがボディーカラーに埋もれてます。襟と胸ダクトがブラックブルーです。

ランドセル

ランドセルはシンプルです。両端のとがった部分を外してシールドアーム装着します。

腕部

腕は左右非対称で右手にマガジン、左手にビームサーベルを収納してます。

腰部

腰のグレネードは色分け別部品です。股間のVマークの塗装は多少てこずりました。

足首

ここからではわかりませんが、足裏も塗りわけてます。

脚部

ふくらはぎ辺りは複雑な形状ですが、見事に再現されています。

武装

ライフルはモナカ構造です、シールドのグレネードの塗り分けも苦労しました。

素組完成

ギミック&可動

脚はもも上げ、膝関節ともに90度といった感じです。

足首は良く動きます。

肘は90度ちょっと可動範囲です。

アクション

平手付属がうれしいです。

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ジェスタ」を見てきました。

穴が開くほど(ちょっと大げさか)、組立説明書とパッケージ見て、色の塗り分け部分に自分なりの回答を出して作成に当たりました。

ブラックに近いブルーの部分は、「後頭部」、「襟部分」、「胸のダクトのトップ部」、「肩ブロックのダクト部」、「シールドの下半分」と解釈いたしました。

また、色分けは前述したブラック部の判別が難しい以外にも、シールドのミサイル部が、ベースカラーがグレーなののもあり、筆塗りだと白を乗せるのに一苦労でした(最終的にはタミヤのエナメルのお世話に)。

キットは2011年発売なので、最新のものと比べると関節周りに目新しさはありませんが、HGスタンダート以上にはよく動きます。

そしてなにより、ジェスタは完成したら非常にかっこいいです。決して大きなMSではありませんが、適度なメリハリと密度高めなデザインで模型映えします。シェザール隊各機にジェスタキャノンまでそろえたくなる勢いでした。

ユニコーンシリーズの名わき役として、ぜひコレクションに追加していただきたい1台でした。

以上、「HGUC 1/144 ジェスタ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 濃い目のカラーリングも相まって、完成すると非常にかっこいい
  2. 小さいながらも情報量が多く、密度の高い造形
  3. ハンドパーツの種類も豊富

キットの残念ポイント

  1. そのまま組むと肩と腕の合せ目が目立つ
  2. シールドアームの肉抜きも加工が必要レベル
  3. やはり、わかりずらい色分け
  • 登場作品:ガンダムユニコーン
  • 型式:RGM-96X
  • 名称:ジェスタ
  • 搭乗者:ナイジェル・ギャレット大尉、ダリル・マッギネス中尉、ワッツ・ステップニー中尉
  • 所属:地球連邦軍ロンドベル隊
  • 商品価格:¥1728(税込み)
  • 発売:2011年9月