「HG」カテゴリーアーカイブ

HG ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] レビュー(コアガンダムⅡ編)

今回のガンプラレビューは「HG ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.]」からコアガンダムⅡ(ロービジリティVer.)を素組で見ていきます。

同セットの他の2機はこちらを参照ください。

コアガンダム(ロービジリティVer.)

アルスコアガンダム(ロービジリティVer.)

機体紹介

コアガンダムⅡは「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」の2nd Season(14話~)に主人公クガ・ヒロトがエルドラでの戦闘をもとにコアガンダムの総合性能向上を目的に作成した機体です。

最大の特徴はコアフライヤー形態へ変形し、単独での高速飛行が可能になったことです。

プラネッツシステムにも対応しており、アースアーマーなどの既存のアーマー類も使用することが可能になっています。

キット紹介

キットはガンダムベース限定商品として、黒やグレーを基調としたロービジカラー仕様で、「コアガンダム」、「コアガンダムⅡ」、「アルスコアガンダム」とプラネットシステム対応の3機がセットとなったキットになっています。

各種アーマーは付属せず、単体商品や他のセット商品から転用する形になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはコアガンダム、コアガンダムⅡ、アルスガンダム用がそれぞれ入っています。ポリキャップやCパーツはすべて共通で、3セット入っています。

今回はコアガンダムⅡの分だけ掲載しております。

ポリキャップ以外の素材は全てPS素材です。

コアガンダムⅡ

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

コアハンガーⅡ

素組完成

ギミック&可動

アクション

変形(コアフライヤー)

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.]」からコアガンダムⅡをレビューしてきました。

まず、各関節はアーマー装着した時のことも考慮されているため、単体では非常によく動くキットになっています。

また、コアガンダムⅡの最大の特徴はコアガンダムにはない変形機構です。

ただ、単独飛行を可能とするコアフライヤーへの変形ですが、変形機構もデザインの大半もシールドに依存しています。

そのため、シールドは盾とは思えないデザイン&大型のものになっていますが、腕に持たせてもきちんと自立が可能な優れものでした。

しかし、背中へ装着した場合は後ろヘビーのため、3点立ちになってしまい少々残念です(逆に安定してるか?)。

しかし、コアガンダム系はアーマー装着した後が本領発揮となりますので、単体の本体に関してはこの辺で。

以上、「HG 1/144 ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] 」コアガンダムⅡのレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 全身よく動く
  2. 小さいながらもまとまりの良い変形
  3. 大型シールド持っていても自立可能

キットの残念ポイント

  1. しかし、シールド背中装着だと重量バランスが取れない
  2. 平手の手の甲パーツ無し
  3. 塗装指定色がどこにも記載されていない

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル(部分的に細め)
  • 腕付け根:胴体側 上方引き出し式ポリキャップ+スライド機構、腕側 ボールジョイント軸
  • 脚部付け根:本体側固定軸、脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:胸部コア、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
  • 型式:PFF-X7Ⅱ
  • 名称:コアガンダム、コアガンダムⅡ、アルスコアガンダム
  • 搭乗者:クガ・ヒロト
  • 所属:ビルドダイバーズ
  • 商品価格:3,630円(税込 10%)
  • 発売:2021年05月14日
  • パッケージ:ガンダムベース標準(フルカラー)
  • 積みプラ解消: -13cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:ユーラヴェンガンダム

HG ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] レビュー(アルスコアガンダム編)

今回のガンプラレビューはガンダムビルドダイバーズRe:RISEから、「HG 1/144 ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] 」から、アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] を素組で組み立てていきます。

同セットの他の2機はこちらを参照ください。

コアガンダム(ロービジリティVer.)

コアガンダムⅡ(ロービジリティVer.)

機体紹介

アルスコアガンダムはガンダムビルドダイバーズRe:RISEに登場する機体で、本作の舞台「エルドラ」の古き民が生み出した人工知能、「アルス」によっ、ヒロトのコアガンダムを解析し独自に作り上げた機体です。そのためプラネットシステムにも対応しており、ヒロトの使用する各アーマーも理論上では使用することができます。

キット紹介

キットはガンダムベース限定商品として、黒やグレーを基調としたロービジカラー仕様で、「コアガンダム」、「コアガンダムⅡ」とプラネットシステム対応の3機がセットとなった物になっています。

各種アーマーは付属せず、単体商品や他のセット商品から転用する形になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはコアガンダム、コアガンダムⅡ、アルスガンダム用がそれぞれ入っています。ポリキャップやCパーツはすべて共通で、3セット入っています。

今回はアルスコアガンダムの分だけ掲載しております。

ポリキャップ以外の素材は全てPS素材です。

アルスコアガンダム

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

その他

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

アーマー装着

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] 」からアルスコアガンダムをレビューしてきました。

基本フォーマットはコアガンダムと同様ですが、無機質な頭部、長い腕部などを変更することで、大きく印象が変わっておりいます。AIが作り出した機体って設定をよく再現しているのではと思います。

ベースがコアガンダムなので、各種プラネットシステムにも対応し、アーマー取り付けた状態も考慮されているため、関節部もよく動き、小さいながらもよくできたキットでした。

ただ、頭部に関してはクリアーパーツで覆ったメインの頭部はアーマー接続がそのままできず、別パーツへ差し替えが必要なのが少し残念でした。

本体カラーはロービジ仕様ですが、このシリーズはアーマー被せての配色の方が重要かと思っています。

以上、「HG 1/144 ガンダムベース限定 コアガンダム&コアガンダムII&アルスコアガンダム[ロービジビリティVer.] 」アルスコアガンダム編のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 全身よく動く
  2. 平手の造形が良い
  3. 頭部のクリアーパーツの丸みがきれい

キットの残念ポイント

  1. アーマー装着時は頭部が差し替えが必要
  2. 余剰パーツは多め(キット構成上致し方なしか)
  3. 塗装指定色がどこにも記載されていない

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル(ちょい細め)
  • 腕付け根:胴体側:上方引き出し式ポリキャップ+スライド機構、腕側:ボールジョイント軸
  • 脚部付け根:本体側固定軸、脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、胸部コア、ビーム平手

機体&キットデータ

  • 登場作品:ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
  • 型式:AGP-X1
  • 名称:コアガンダム、コアガンダムⅡ、アルスコアガンダム
  • 搭乗者(?):アルス
  • 所属:エルドラ
  • 商品価格:3,630円(税込 10%)
  • 発売:2021年05月14日
  • パッケージ:ガンダムベース標準(フルカラー)
  • 積みプラ解消: -13cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:アースリィガンダム、ユーラヴェンガンダム、アルスアースリィガンダム

HGBF カミキバーニングガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGBF 1/144 カミキバーニングガンダム」を素組で組み立てていきたいと思います。

機体紹介

カミキバーニングガンダムは『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場した機体です。主役ガンプラチーム「トライ・ファイターズ」のカミキ・セカイが、優勝を成し遂げた第13回全日本ガンプラバトル選手権全国大会の後に、ビルダーとしてのガンプラ修行をライバルでもあったキジマ・シアと行い、自ら作成した機体になります。

選手権で使用したビルドバーニングガンダム、トライバーニングガンダムを参考に、格闘戦に主眼を置いた点に変更はありませんが、新たに太刀が装備されています。

物語本編では(たしか)最終にしか登場しませんでしたが、そのあとに本編の1年後を描いた「アイランド・ウォーズ」でも登場しております。

キット紹介

キットはHGBDのNo.043として2015年09月に一般店頭発売されております。

格闘に特化した機体を再現すべ広い可動域や豊富なハンドパーツ、バトルエフェクトなど本編のイメージを再現することを念頭に置いたキット内容になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツ素材はポリキャップ以外すべてPS素材になっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

エフェクトパーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGBF 1/144 カミキバーニングガンダム」レビューしてきました。

全シリーズを見てもGガンダムシリーズ以外では珍しい格闘系モビルスール、手首の可動や腕の付根の構造など、他のMS(MFか?)ではあまり味わえない楽しさがありました。

ただ、腹部に可動部が設定せれていなかったり、せっかくの手首が外れやすかったりと、気になる点もちらほらありました。

そしてなんといっても、デザイン上の最大のポイント肩の「神」マークがシールのみ(2枚付いてますが)で、モールドでは再現されていません。ここはシールまたは塗装対応も可能な刻印付きのパーツを入れてほしかったです。このあと発売される後継機「神バーニングガンダム」で変更があるか気になるところです。

しかし、全体としてはきれいなクリアーブルーのパーツやド派手なエフェクトパーツ、よく動くヒジにヒザと完成してからも楽しいキットでした。

たまにはライフルを持たないガンダムもいかがでしょうか。

以上、「HGBF 1/144 カミキバーニングガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 迫力のエフェクトパーツ
  2. 美しいクリアーブルーのパーツ類
  3. 前腕や頭部Vアンテナなど興味深いパーツ分割

キットの残念ポイント

  1. 肩の「神」マークがホイルシールのみでモールドなし
  2. 全体的に関節緩め&首、手首、腕の付根がポロリしやすい
  3. 格闘タイプなので、腹部に可動部欲しかった

技術ポイント

  • ゲート:一部細ゲート
  • 腕付け根:本体側胸部ハの字可動+腕側ボールジョイント
  • 脚部付け根:本体側中央軸付き固定ピン+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:粒子発生部、エフェクトパーツ

機体&キットデータ

  • 登場作品:ガンダムビルドファイターズトライ、ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ
  • 型式:KMK-B01
  • 名称:カミキバーニングガンダム
  • 搭乗者:カミキ・セカイ
  • 所属:トライ・ファイターズ
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2015年09月12日
  • パッケージ:HGBF標準
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HG 1/144 ビルドバーニングガンダム
  • 派生キット:神バーニングガンダム

HGUC Hi-νガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」を素組で見ていきます。

機体紹介

Hi-νガンダムは小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場した機体です。ただ、小説内では「Hi-νガンダム」とは書かれておらず、すべて「νガンダム」表記となっており、言わば「小説版νガンダム」といった立ち位置のMSです。

しかし、小説内の挿絵デザインがνガンダムのデザインとは異なったこともあり、別機体として独立、設定画やスペックが追加され、νガンダムと区別するために「Hi-ν」の呼称となっています。

今回のHGUCや初代のMGは小説版デザインのリファイン版が元になっています。

また、逆襲のシャアMSV(以下CCA-MS)にも掲載がありますが、デザインやスペックは小説版とも異なったものになっています(MG Ver.kaはこちらに近い、RGは両者をMIXした印象です)。

キット紹介

商品はHGUCシリーズNo.095として2009年06月に発売。

ときに2007年10月のヤクトドーガがから始まった「逆シャア」シリーズまとめてHG化の最後にキット化されました(その後2022年にナイチンゲールが商品化)。また、キットは完全新規設計となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは全て(ポリキャップを除く)新規です。

素材はEパーツのみABS素材で、それ以外はPS素材です。また、νガンダムはABSパーツがPS素材に置き換わっていましたがHi-νはそのままです(今回のキットは青バンダイ版)。強度的な問題なのか原因は不明ですが、きっと変更できない理由があるのでしょう。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ファンネル非装備状態

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」レビューしてきました。

組み立てて、最初の感想としては「なかなかよくまとまっているな」といったところでした。

第一にνガンダムから、1年ちょっと遅れて出てきた商品ですが、全身にモールドが追加されて適度に情報量が増したこと。

第二に、合わせ目が目立ちづらいパーツ分割になっていることが挙げられます。

ただ、色再現の観点から見ると、もう少し頑張ってほしかった分割部分(特にライフル、バズーカ)もありますが、素組でのまとまりはなかなか高いレベルだなと感じました。

反面、HG的にあまり高額にできなかったためか、6基あるファンネルのうち、実際に展開可能なのが2基のみで、残りの4基はダミーだったり、プロペラントタンク付根のメタリック部分が全く再現されていなかったりと、おそらくはコスト的な制約で再現しきれなかった部分もちらほら気になりました。

しかし、このHGで満足できない場合は、傑作キットと呼び声高い「RG Hi-νガンダム」もございますので、購入時は併せて検討すればよいと思います。

少なくとも、単体のHGとして見る限りは十分によいキットでした(塗って解決できるところは塗装頑張れ!的な)。

以上、「HGUC 1/144 Hi-νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 複雑なカラーリングも成型色再現したシールド
  2. 全体的に合わせ目が目立たないパーツ分割
  3. モールド増で情報量多め

キットの残念ポイント

  1. (シールドで力尽きたか)ライフル、バズーカの色再現度
  2. ファンネルの2/3はダミー
  3. デザイン的な特徴である、プロペラント付け根のメタリック部が成型色では再現されておらず

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体ボールジョイント型固定軸+ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(本体側1軸+首側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
  • 型式:RX-93-ν2
  • 名称:Hi-νガンダム(本来は小説版νガンダムか)
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍 ロンドベル隊
  • 商品価格:2,420円(税10%込)
  • 発売:2009年06月(HGUC 095)
  • パッケージ:(一瞬Ⅲ型かと思うが)HGⅡ型
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HG 1/144 RX-93-ν2 Hi-νガンダムGPBカラー、HGBF 1/144 Hi-νガンダムヴレイブ、HGBF 1/144 Hi-νガンダムインフラックス

ガンプラ進化論 (1/144νガンダムHGUC→EG編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回は の進化を見ていきます。

今回はグレードは異なりますが、発売時期に開きがあるために、一部逆転現象が発生しております、HGUC νガンダムとEG νガンダムを見ていきます。

使用キット

HGUC 1/144 RX-93 νガンダム 2008年3月発売

ENTRY GRADE 1/144 νガンダム 2022年4月発売

今回は比較するグレードが異なりますが、約14年の歳月で同じ1/144 のνガンダムがどのような進化をしたのか見ていきたいと思います。

なお、リアルグレード(以下 RG)は同スケールですが、パーツ構成や商品コンセプトが大きく異なるため、今回は入れておりません。

写真は左または上がHGUC、右または下に配置されているのがEGになります。

形状比較

本体

頭部

色分け

腕部

脚部

バックパック

ハンドパーツ

可動域

ヒジ関節

腕の付根

ヒザ関節

足首

ディテール

足裏

ライフル&シールド

カラーリング

シール

まとめ

今回は「1/144 νガンダムHGUC→EG」の進化を見てきました。

結果から言いますと、14年の歳月で、グレードのヒエラルキーを破壊するほどの進化を上げておりました。

νガンダム本体で言えば、ふくらはぎ部分のスラスターカバーの開閉ができない、腕、脚の付根の強度が将来的に不安な程度で、素組で比較する限り、トータルではEGに軍配が上がると思います。

成型色による高度な色分け(その分、腰の上半身との接続部は派手ですが)、モールドは少ないですが(HGも同様ですが)シャープな造形、腹部に増設された可動域など、EGを積極的に選択する要素が多数ありました。

ただ、νガンダムと言えばの装備、フィンファンネルが付属していないのは初心者をメインターゲットにして価格と組立上の煩わしさを排除する方向の商品のため、しょうがないとは言え、少々残念です。

しかし、その分HGのパーツとの互換性の高さは非常に好感が持てます。

HGUCのところでも記載しましたが、モデルの発売時期による逆転現象を解消する新たなHGに期待したいです。

以上、「ガンプラ進化論 1/144νガンダムHGUC→EG編」でした。

HGUC RX-93 νガンダム レビュー

今回のガンプラレビューは「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から、アムロの搭乗機「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」を見ていきます。

機体紹介

もはや説明不要な域のモビルスーツですが、RX-93 νガンダムは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場するMSです。

パイロットでもある、アムロ・レイ自らが設計にもかかわった、20m級のガンダムタイプとしては初めてサイコミュ装置を実装した彼自身の専用機体となっています。

シャアがわざと連邦に流した情報から、サイコフレームを搭載するにいたり、短期間での開発ながら、宿命のライバル、シャア・アズナブルが乗る「サザビー」を撃破し、最後は地球に落下し始めたアクシズを押し返すという離れ業を行った機体となっています。

キット紹介

HGUCシリーズNo.086として、2008年3月に完全新規キットとして一般店頭発売されています。

また、この時期に「逆襲のシャア」シリーズのMSがまとまってHG化されています。

一般的にガンダム世界ではかなりの人気機体ですが、すぐにはHG化されず、じらされた後に、「満を持して逆シャアシリーズ来たか!」と思った、当時の記憶があります。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

以前は関節部などがABS素材だったようですが、現在は(青バンダイになってからか?)全てPS素材になっております(ABS部はKPSへ)。

現物が手元にないので、確定できておりませんがネットで拾った限りはほぼ間違いないかと思います。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

フィン・ファンネル

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」レビューしてきました。

これを書いている時点で、15年落ちのキットでしたが、感想としては年相応と言うか、古さを隠せない内容に感じました。

その理由として第一に部分塗装の必要箇所が多め(シールも未対応)な点です。

サイド、リアスカートや、ふくらはぎなどのスラスター部、ランドセルのサーベルラックなど、結構目立つ点で塗装が必要です。

第二にパーツ精度の問題です。

固定できない部品がいくつか散見されます。特に股間部分の赤いパーツはどうやって固定するつもりだったのかスカスカで、はめ込むというよりただ置いてあるといった状況です。また、肩のスラスターの黄色いパーツもよく落ちます。

第三には一部のスタイリングです。

特に長く細い首周り(襟元形状も含め)がしっくりせず、頭部の座りが悪く、どの位置にするのが良いのかなかなか決められない印象です。

また、全体的な関節構造もスタンダードなもので、可動域も最低限といった状況なので、ぜひとも早めのリニューアル(REVIVE)版を出してほしいなと思いました。

たしかに、1/144νガンダムはRGやEGもありますが、やはり基本のHGシリーズで、「これだ!」っと、万人が認める、作りやすさと価格を高次元で達成した伊達じゃない νガンダムをラインナップしてほしいと思いました。

以上、「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. よくできているフィンファンネル
  2. ファンネル装備でも自立が可能
  3. 合わせ目がでない頭部

キットの残念ポイント

  1. 股間部の赤いパーツや肩ブロックのバーニアの黄色い部分のポロリがひどい
  2. アクションベース未対応のため、ファンネル展開を再現できず
  3. 左手でサーベルを持たせることができない(ライフル、バズーカも)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:本体側2軸ピン+腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体固定軸+ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(胴体側1軸、頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム逆襲のシャア
  • 型式:RX-93
  • 名称:νガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ大尉
  • 所属:地球連邦軍ロンドベル隊
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:2008年3月
  • パッケージ:HG Ⅱ型(No.086)
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HGUC 1/144 νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)

HGUC ガンダムEz8 レビュー

今回のガンプラレビューは機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場した終盤の主役機「HGUC 1/144 ガンダムEz8」を見ていきます。

機体紹介

ガンダムEz8(イージーエイト)はアプサラスⅡ捕獲戦で大破したシローの陸戦型ガンダムを陸戦型ジムやジャンクパーツで現地改修して再生した機体です。

最も大きな外見上の特徴はガンダムのガンダムたる所以「Vアンテナ」を廃止し、シンプルなロッドアンテナを追加。また、胸部コクピット周辺の増加装甲や、対人機銃の追加など、より実践に即した改良がおこなわれております。

物語最終版では、ノリスのグフカスタムや、アプサラスⅢと激しい戦闘を行っています。

Ez8の名前の由来は「Extra-Zero-8」(08小隊の特別機)となっております。

また、型番のRX-79[G]Ez-8も連邦軍の正式なものではなく、便宜的に現地で付けられたものとのことです。

キット紹介

「HGUC ガンダムEz-8」は主役機なのですがHGUC化されたの比較的遅く、2007年に発売された「(初代)陸戦型ガンダム」から遅れる事6年、2013年04月に一般店頭発売となっています(しかし、その5年後の18年4月には陸ガンのリニューアルが実施されています)。

また、キットは完全新規となっています。

ただ、設定上は同系列の陸戦型ジム及び、陸戦型ガンダムへのパーツ流用は行われておらず、今のところはオリジナルキットになっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材は全てPS素材とポリキャップで、ABSは使われていません。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

パラシュート・パック

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガンダムEz8」レビューしてきました。

正直なところ、2013年製、シリーズナンバーも155番と、決して古いキットではないのですが、ちょっと期待外れな内容でした。

「水星の魔女シリーズ」を見慣れた悪影響か、白一色の頭部や、足首の接続部、中途半端な色分けのビームライフルなど(陸戦型ガンダムでは改善済み)、最近のキットであれば楽々クリアーしていそうな部分も、シールや部分塗装以上の対応が必要であったり、また、肩ブロックの段差や下に向ければ落下するビームライフルの先端など、一部の部品精度の低さも気になりました。

そして、パラシュート・パックのベルト留め具がプラパーツではなくホイルシールとなっており、一度外すと再利用ができない点など、もう少し設計時に工夫ができなかったのかとも思いした。

しかし、あっさりした色分けも、逆にスミ入れ、塗装、ウエザリングなどの素材としてはうってつけのキットではないかとも思いました。

おそらく、きちんと下処理して、塗装やスミイレした時に初めてその真価を発揮する気がしております。

また、ベルト留めも何か自分で探してこいという、バンダイからの宿題かもしれません。

結論として、素組はあまりオススメあまりしませんが、塗装や汚しの練習にはうってつけの1台になる予感がする、HGUCでした。

以上、「HGUC 1/144 ガンダムEz8」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 可動ギミックも再現されたバックパック
  2. よく動く脚部
  3. パラシュート・パックを背負っても自立可能

キットの残念ポイント

  1. あっさりと、あきらめた感が漂う色分け
  2. パラシュートパックのベルトの処理
  3. カラーリングも相まって素組だと安っぽい仕上がり

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:前方向引き出し式ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体側中央軸付き固定ピン+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 型式:RX-79[G]Ez-8
  • 名称:ガンダムEz8
  • 搭乗者:シロー・アマダ
  • 所属:地球連邦軍 極東方面軍所属機械化混成大隊 第08MS小隊
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2013年04月13日
  • パッケージ:HG Ⅲ型(HGUC No.155)
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

ガンプラ進化論 (HGUC グフ編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回はHGUC グフの進化を見ていきます。

HGUCでの初キット化はNo.009!一けた台の歴史あるキットからの進化を見ていきます。

使用キット

HGUC グフ(No.009)2000年4月発売

HGUC グフカスタム(No.117)2010年11月発売

HGUC グフ(No.196)2016年04月発売

グフカスタムは元デザインが異なりますが、No.009とREVIVE版の間を埋める(2000年→2010年→2016年)発売時期だったので、今回は一緒に並べてみることにしました。

写真掲載順は、左(または上)から、初代、カスタム、REVIVE版の順になっております。

なお、初代とREVIVE版は、合わせ目消し及び、全塗装済み(一部写真を除く)、カスタムは素組状態です。

形状比較

本体

脚部の裾やダクトも段々大型化しています。

頭部

シールド

シールド裏及びヒート剣収納

ヒート剣

クリヤーパーツ

ハンドパーツ

武装

可動域

ヒジ関節

腕の付根

フロントスカート

足付根

ヒザ関節

足首

ディティール

動力パイプ

カラーリング

シール

まとめ

今回は「HGUC グフ」の進化を見てきました。

初代も当時としてはいい出来だと思っておりましたが、シールドに収納したときのヒート剣や、可動部のない腰やスカート部など気になる部分もありましたが、カスタムを経て、REVIVE版ではかなり完成度の高いものになっておりました。

シールドやヒート剣の再現度も高く、ヒートロッドの自由可動など16年分の進化をよりしっかり感じることができました。

間にグフカスタムを入れて並べてみることで、関節部の曲がり角度の進化過程も興味深かったです。

頭部のデザインなども、当時は設定画から少し離れた方がカッコイイとしていたものから、原点回帰しつつも、よりカッコイイを追及しているのが感じられました。

初代の時代感を感じ、REVIVE版の実力、カスタムもまだまだいけてることを再確認いたしました。

以上、「ガンプラ進化論 HGUCグフ編」でした。

HGUC グフカスタム レビュー

今回のガンプラレビューは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』より「HGUC 1/144 グフカスタム」を見ていきます。

機体紹介

グフカスタムは、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場するMSです。

実戦配備されたグフの改良型で、一年戦争後期に生産されB3型とも呼ばれる機体です。

主な改良点としては左手に固定武装として内蔵されていたマシンガンを着脱式に変更し、通常のマニュピレーターへ置き換え、ヒートロッドもワイヤー式に変更、胸部の装甲にも手を加えられています。

また、中距離の攻撃力をカバーするガトリング・シールドも新設されています。

ノリス・パッカードが駆り、シロー・アマダ率いる08小隊と激しい戦闘を繰り広げました。

キット紹介

キットはHGUCシリーズNo.117として、2010年11月に一般店頭発売、HGUC No.009 グフからのパーツの引継ぎはなく、完全新規として製品化されています。

このキットをベースに後にプレバン限定の「グフ・フライトタイプ」やガンダムベース限定の「グフ・フライトタイプ(21stCENTURY REAL TYPE Ver.)」が発売されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はPS素材とポリキャップで、ABSパーツは使っていません。

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

右手のハンドパーツはヒートロッド用の平手が付きます。

腰部

リアスカートに穴が開いていますが、特に何もマウントするようなものは付属していません。

足首

脚部の接続部分は独立可動します。

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 グフカスタム」レビューしてきました。

2010年製ということで、古すぎず、新しすぎずといった時期のHGUCでしたが、ある意味HGフォーマットの過渡期であるキットでした。

前腕部や上腕部がフレームを一周する合わせ目の出ない、モノパーツ構成であったり、足首と脚部との接続部分に可動軸があり、かかと部分を持ち上げる動きが取れたりと、MGや後年発売のHGに搭載されているパーツ構成や可動部が見受けられます。

その反面、左右の中央でボールジョイント接続するフロントスカートなどは近年はあまり見ない構造になっています。

全体的にはグフらしいしプロポーションであったり、特徴的なガトリングシールドの出来や、その重たい武装を掃除してもしっかり構えることができます肩のロック機構などの工夫も含めて、よくできたキットで、好感が持てました。

以上、「HGUC 1/144 グフカスタム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ガトリング砲のシールドへの着脱がスムーズかつしっかり固定できる
  2. 重たい武装もしっかり固定できる、肩のロック機構
  3. 接地感の良い足首

キットの残念ポイント

  1. 凝った作りだが、あまり可動しないフロントスカート
  2. 動力パイプの影響でほとんど回らない腰
  3. ダボがないので、手の中でふらつくヒート剣

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:前方向引き出し式ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体側中央軸付き固定ピン+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:胸部コクピット部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム第08MS小隊、機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
  • 型式:MS-07B-3
  • 名称:グフカスタム
  • 搭乗者:ノリス・パッカード、ジオン軍一般兵
  • 所属:ジオン公国軍
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2010年11月06日
  • パッケージ:HG Ⅱ型
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HGUC グフ・フライトタイプ

HGUC サイコ・ドーガ レビュー

今回のガンプラレビューは「HG 1/144 サイコ・ドーガ」です。

機体紹介

サイコ・ドーガは小説「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場した、ネオ・ジオンのニュータイプ専用MSになります。

映画に登場した「ヤクト・ドーガ」の立ち位置の機体で(小説版にヤクト・ドーガは登場せず)、ネオ・ジオンの強化人間、グラーブ・ガスが搭乗しています(グラーブもほぼギュネイ)。

小説では2機が搭乗しますが、どちらもパイロットはグラーブ・ガス。ヤクト・ドーガよりもギラ・ドーガと共通部分の多い機体となっています。

ちなみに、CCA-MSV内で α・アジールのプロトタイプにあたる機体も「サイコ・ドーガ」と同名となっているため、区別する意味で「サイコ・ギラ・ドーガ」と呼称する場合があります。

劇場版の設定やストーリーが固まりきる前の状態で執筆されたノベライズなので、パラレルワールド化しているベルトーチカチルドレン、その合間で生まれたモビルスーツになります。

キット紹介

キットは2022年12月に福岡のGUNDAM SIDE-Fで先行発売、その後ガンダムベースオンラインやガンダムベースでの販売が行われています。

ベースとなっている「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」(まるまる1機分)の成型色を変更して、サイコ・ドーガ用のパーツが追加された内容となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ギラ・ドーガからの流用ランナーの表記は「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」、新規ランナーは「HG 1/144 サイコ・ドーガ」となっています。ギラ・ドーガからの引継ぎでEパーツはABS製となっています。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 サイコ・ドーガ」をレビューしてきました。

ギラ・ドーガをベースに、新規パーツを追加する形で構成されておりました。

具体的には上腕から下の腕部と、フロントアーマー以外の下半身はギラ・ドーガの成型色を変更してそのまま流用。上記以外の部分が新規造形となっておりました。

新規パーツでは形状変更以外にも腹部の前後方向への可動軸の追加や、各スラスター内部の黄色い部分の色分けなどもアップデートされていました。

ギラ・ドーガを作成した時に、プロポーションはよいが可動部や色分けに古さを感じていましたが、そのあたりもきっちり更新されていたのは、好感が持てます。

ただその分、アップデートされていない部分は色分け必要であったり、合わせ目もしっかり目立ったりと、最新HGとちょっと前のHGを1台で楽しめる(?)1台でした。

また、キット本体の出来以外の話になりますが、(当然ながら)設計当時にサイコ・ドーガのことまでは考慮されていないランナーの配置なので、大量の余剰パーツが出てしまうことと、ベース限定(SIDE-F含む)販売方法は検討の余地はもう少しなかったのかとも思います(個人の感想です)。

以上、「HG 1/144 サイコ・ドーガ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 違和感なくアップデートされた上半身
  2. 頭部やシールドのネオ・ジオンマークもシールではなく色分け対応
  3. ファンネル装備や可動軸部など肩アーマーのつくりが良い

キットの残念ポイント

  1. 武装はありがたいが、大量発生する余剰パーツ
  2. 置き場所を選ぶ、完成後は外せない背中の長尺スラスター
  3. 脚部スラスターの色分けは課題として残る

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:2軸前方向引き出し式パーツ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)。ヒザ(二重)、首(胴体側2軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームアックス、ビームピック、ビームサーベルのビーム部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン(小説)
  • 型式:MSN-03-2
  • 名称:サイコ・ギラ・ドーガ
  • 搭乗者:グラーブ・ガス
  • 所属:ネオ・ジオン
  • 商品価格:4,180円(税10%込)
  • 発売:2022年12月19日
  • パッケージ:ガンダムベース限定タイプ
  • 積みプラ解消: -13cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HGUC ギラ・ドーガ

HGUC ギラ・ドーガ レビュー

今回は 「HGUC No.091 1/144 ギラ・ドーガ」をレビューしていきます。

機体紹介

ギラ・ドーガは映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場した、ネオ・ジオンの主力量産型MSになります。

ジオンの名機「ザク」の系譜に並ぶ1台で、MS本来の「人の機能を拡大した機動兵器」をコンセプトに開発された1台です。

シャアの反乱時に100機余りが生産され82機が実戦に投入されたとのことです。士官タイプも存在し(ブレードアンテナの追加程度の変更)、カスタムカラーの機体も存在しておりました。

キット紹介

「HGUC No.091 1/144 ギラ・ドーガ」は2008年11月に一般店頭発売されております。翌年1月にはカラーリングと一部パーツ違いの「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)」も店頭販売されました(今なら間違いなくプレ版ですが)。

この時期のHGUCは集中的に「逆襲のシャア」関連アイテムが製品化されていました。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は全て「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」で、完全新規となっています。ヒジ関節などを含むEパーツのみABS製でそれ以外はPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」をレビューしてきました。

作り終えての感想としては、「カッコイイ」が一番最初でした。

ギラ・ドーガのマッシブなプロポーションが非常によく再現されており、接地性の高い脚部も合いまり、立ち姿の力強さは惚れ惚れしました。

ビームマシンガンなどの武器類の造形も素晴らしく、量産型ではありますが、安っぽさを感じない1台です。

ただ、キット自体の古さ(2008年製)は否めず、関節可動域や合わせ目、色分けは最近のものと比較すると、どうしても見劣りはします。

特に色分けに関しては、各種スラスターやヒザやスネの動力パイプなど、目立つ色(黄色)と目立つ部分で部分塗装以上が必要となっています(形状的にシールも未対応)。

きちんと塗装してあげると、格段に情報量と完成度が上がると思いますので、ぜひトライしてみたいところです。

武装も豊富ですので、量産機特有の遊び(色変え、装備替え)の素材としても、高スペックと思われるギラ・ドーガ、腕が試される部分も多いですが、オススメの1台でした。

以上、「HGUC 1/144 ギラ・ドーガ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. マッシブなプロポーションがカッコよく再現されている
  2. プレイバリューが高い、豊富な武装
  3. (塗り分け必要ですが)足裏、ひざ裏などモールドも細かく、肉抜きもなし

キットの残念ポイント

  1. 今見ると、古さを感じる関節、合わせ目、色分け
  2. シールドとスパイクアーマーのクリアランスがもう少し欲しかった
  3. 塗装時はマスキングが結構大変

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:2軸前方向引き出し式パーツ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(シングル)。ヒザ(二重)、首(胴体側2軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ビームアックス、ビームピックのビーム部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 型式:AMS-119
  • 名称:ギラ・ドーガ
  • 搭乗者:ネオ・ジオン一般兵
  • 所属:ネオ・ジオン
  • 商品価格:1,980円(税10%込)
  • 発売:2008年11月15日
  • パッケージ:HGUC Ⅱ型
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:HGUC ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)、ギラ・ドーガ (ヴィンセント・グライスナー専用機)、HG サイコ・ドーガ

ガンプラ進化論 (HGパッケージ編 ②)  

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」!

今回は前回に引き続き、HGパッケージ編 その②になります。

HGパッケージ編 ①ではパッケージデザインの変遷を見てきましたが、今回は歴史とともに変化してきた細部を見ていきたいと思います。

赤バンダイ、青バンダイ

慣れ親しんだバンダイロゴが2018年に赤から青に変わりました。

販売製造元がバンダイからバンダイスピリッツとなったためです。

分社化の目的はプラモデルやハイターゲット市場向け商品を中心に、グローバル展開を目指したためとなっています。

新商品は2018年9月発売の「HGUC ムーンガンダム]から青に変更となってます。

その後の新作キット、及び再販品が順次変更となっています(違ってたらすみません)。

ちなみにHGUC最後の赤バンダイは「バイアラン」です。

STマーク CEマーク

青バンダイに変わった前後で、パッケージ側面も一部変更されています。

「STマーク」(玩具安全マーク)が、EU加盟国へ輸出する際の安全基準条件を満たした証となる「CEマーク」へ変更となっております。

CEはフランス語の欧州の法律に適合しているの意味「Conformité Européenne」の略となっています。

STマークが日本玩具協会の安全基準だったのに対して、ヨーロッパ基準をクリアしたものに変更となっています。

この辺りは世界を見据えたバンダイスピリッツに変わった影響が大きいと思います。

また、CEマークになって、必要記載事項が増えています。「No glue required」接着剤は必要ありませんとか、「WARNING:CHOKING HAZARD -Small parts.」 窒息の危険性がある小さいパーツが入ってるから気を付けて、などの英語の注釈が増えました。

そのため赤バンダイ時代からあったキットは完成写真が減らされています。

BANDAINAMCO ロゴ

バンダイナムコホールディングスは2005年にバンダイとナムコが経営統合して誕生した企業です。

バンダイスピリッツもその傘下になります。

経営統合後もガンプラはバンダイロゴのみでした。

しかし、2022年4月にグループロゴを今の形へ変更した後は、新商品及び既存品の再生産時にパッケージに追加されています。

新製品だと鉄血シリーズの、「HG ガンダムアスモデウス」(2022年4月発売)からのようです。

対象年齢表示

対象年齢表示もパッケージにもわかりやすく表示されはじめてます。

水星の魔女シリーズ「ザウォート」、「テックバラン」が最初だと思われます(2023年2月発売)。

ただし、HGUC系列の再販品ではまだ確認できていません。

また、一般店頭発売の新商品は2022年9月発売の「シェンロンガンダム」が今のところ最後のため、今後の展開は不明です。

一応、HGのククルスドアン版ガンキャノンには記載されていました。

金帯、銀帯

短辺の側面 左側、HGUC以外のアナザーシリーズ(HGAC、HGCE、HGAW、HGFC、HGCC)は帯がシルバーになっています。個人的にはここは差をつけなくてもよいのではと思ってます。

35th REVIVE ロゴ

35周年に当たる2015年に発売となったNo.190ガンキャノン、ガンダム、フリーダムガンダム、ガンダムMkⅡエゥーゴ、同ティターンズ、キュベレイまでの6キットに、REVIVEの文字とともに35thマークがついています。

ただ、このマークはすでに添付しなくなっています。おそらく2015年に生産されたものだけかと思われますが、記録していなかったので確証はなしです。

GUNPLA EVOLUTION PROJECT ロゴ

ガンプラ40周年記念プロジェクトとして打ち出されたのが「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」です。

このプロジェクトはHGにとどまらず、PG、RGなどにも共通のロゴが付いています。

それぞれ進化ポイント「EVOLUTION POINT」が設定されています。

HGではゼータガンダム(可動)とリーオー(組立易さ)が対象です。

残念ながら、そのあとは続いておりません。

箱裏

2006~07年頃に発売されたキットでは箱裏にもキット紹介が印刷されていました。

ただ、どのキットにあったのか?また今現在再販されているものにも印刷されているのか?の調査は出来ておりません。

その他

その他、覚えているものを少々羅列いたします。

キャンペーンDVD付きのスペシャルパッケージや、映画公開記念や限定販売のエクストラフィニッシュやメタリックコーティング版なんてのもありました。上と下の黒帯部分がメタリック調になっているのが多かったと思います。

まとめ

今回はパッケージの細かい部分の遍歴を見てきました。

時代に合わせた注意事項の追加や、会社のロゴが変わるなど、四半世紀の間にいろいろ変化しておりました。

なんとなく注意書きが増えたな~と思っていたら、写真点数も減ってたんですね。一ユーザーとしてはちょっと残念な部分でした。

しかし、世界に商品を売るためには、相手の法律なり決まりに合わせるのは仕方ないですかね。

今回は2回に渡ってパッケージの遍歴をまとめてみました。

しかし、まだ気が付いていない部分もまだあると思いますので、皆さんも見つけてみてください。

以上、ガンプラ進化論「HGパッケージ編 ②」でした。

HG ガンダムキャリバーン レビュー

今回のガンプラレビューは、水星の魔女から「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」です。

機体紹介

ガンダムルブリスのコンペ相手として、オックス・アース・コーポレーションとヴァナディース機関が開発した試作機。ヴァナディース事変の際に宇宙議会連合が奪取し秘密裏に保管していた機体です。

データストームのフィードバックを軽減するフィルター機能を搭載しておらず、パイロットの生命保護を一切担保しないかなり危険な機体となっていますが、同量のパーメットでも高いスコアを発揮することができる、諸刃の剣的なMSです。

キット紹介

「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」は2023年7月15日に一般店頭での発売、この時点でアナウンスされている水星の魔女シリーズでは最後の店頭販売キットとなっています。

また、最終回でエアリアルから引き継いだ「エスカッシャン」もホワイトカラーとなって付属しています。

パッケージ&内容物紹介

ウエポンディスプレイの取り付け方法がQRコードから確認できます。

ランナー紹介

主要ランナーは「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」表示、すべて新規パーツのPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ビットオンフォーム

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」を見てきました。

おそらく、水星の魔女シリーズの店頭販売商品としては最後を飾るキットと思われますが、シリーズ集大成的な良キットでした。

ついにレインボーカラーになったインモールド成型のシェルユニットに加え、Vアンテナまで虹色再現がされており、バンダイの技術力とその力を世に知らしめる1台となっています。

キット本体も組み立てやすさと可動域を両立させており、このMSの最大の特徴でもあるバリアブルロットライフルを持った際のポージング用に簡易スタンドも付属と、至れり尽くせりです。流石は主人公搭乗機、コスト度外視の1品、万人にオススメできます。

ただ、一部パーツがしっかり固定できない箇所や、全体的に強めに出ているパーティングラインなど、仕上げに一手間かけたいところも目につきました。

とはいえ、大団円となった「水星の魔女」、最終決戦で印象的だったキャリバーン、コレクションには必須な1台だと思います。(御三家の2ndシーズン仕様はどんな形で出てくるのか、興味深く見守りですな)

以上、「HG 1/144 ガンダムキャリバーン」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. レインボーカラーが美しいシェルユニット&Vアンテナ
  2. もはや普通になりつつあるが、今回も驚異的な頭部の色分け
  3. バリアブルロッドライフルを保持しても自立可能なボディバランス

キットの残念ポイント

  1. 股間のクリアパーツがポロリしすぎ(シール貼ったら安定するのかな?)
  2. リアスカートへ接続する、ガンビットの「G」全く固定できず
  3. 一部(手首、かかと、サーベルなど)、パーティングラインが強め

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:各部シェルユニット、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム水星の魔女
  • 型式:X-EX01
  • 名称:ガンダム・キャリバーン
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー
  • 所属:オックス・アース・コーポレーション
  • 商品価格:2,200円(税10%込)
  • 発売:2023年07月15日
  • パッケージ:水星の魔女標準
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

ガンプラ進化論 (HGパッケージ編 ①) 

ガンプラの進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」!! 今回はHGシリーズのパッケージの進化を見ていきます。

HGシリーズのパッケージですが、2023年時点で、大きく分けて3パターンになっています(一部大型商品は除く)。

ここでは古い物からⅠ型~Ⅲ型に分類して違いを見ていきたいと思います。

Ⅰ型

HGシリーズ最初期のタイプになります。

具体的には、No.001~009(ガンキャノン、ギャン、ザクⅢマシュマー、キュベレイ、百式、量産ズゴック、ガンタンク、ゴック、グフ)までのキットで、一番の特徴は短辺側の側面デザインがテキストだけで、イラストがありませんでした。

また、現行では長辺は30~31cmで大体統一されていますが、ザクⅢ(マシュマー)とキュベレイ以外のキットは少し小さめです。最近のキットと比較すると、パーツ数も少ないので、この大きさでも十分だったんですね。

ボックスアートの基本フォーマットは、立ち姿のMS、バックは上下の黒い帯には機体名や型番、全長などの基本スペックが英語表記で記載、それとHGUCのロゴ。

中央にはキットを使用したジオラマ写真をセピアカラーで掲載しています。

Ⅱ型

こちらはNo.10 リック・ディアスから、No.98 フルアーマーガンダム7号機までが該当します。ただしNo.99以降のキットの一部(グフカスタムやジム改など)でも、Ⅱ型らしきものが混在してます。

Ⅰ型からの大きな変更点は、短辺方向の側面に機体のイラストが入った点です。

おそらく、店舗の棚に並べたとき、文字だけだと判りづらかったのが大きな理由だと思います。

イラストが入ったおかげで、店頭での視認性は、おそらく5倍増しぐらいなのではないでしょうか。

ボックスアートの仕様はⅠ型と大きく変更はありませんが、黒帯に記載されている機体スペックはNo.036 ジ・オまでで、ハイゴッグからなくなっているようです(確認中)。

しかし、新キット発売のたびにジオラマ作って撮影は、大変な作業だったのではと察します。

Ⅲ型

No.99の「クシャトリヤ」以降がⅢ型になります。

上下の黒帯のラインは残っていますが、中央のジオラマ部分が背景イラストに変更となっています。

Ⅳ型とするかⅢ型の亜種とするか微妙ですが、上下の黒帯部分が全くない物や、片方のみのタイプもあります。

おそらくイラストレイアウトに合わせて、臨機応変に変更しているのかと推測されます。

まとめ

今回のガンプラ進化論はHGシリーズのパッケージの歴史を見てきました。

店頭での視認性向上やパッケージの迫力アップと、真っ当な進化といった印象でした。

店頭での購入決定要素としてパッケージは非常に重要なファクターだと思います。

基本構成が180度変わることはないと思いますが、今後の進化も楽しみです。

ただ、個人的にはⅡ型までのジオラマ写真付きが結構好きなんですけどね。

もう少し細かいところもありますので、HGパッケージ編 ② へ続きます。

HG ガンダムシュバルゼッテ レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から「G 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」です。

機体紹介

ジェターク社初のガンダムタイプMS。

エアリアルによって、ガンダムの存在が明らかになった後、秘密裏にシン・セー開発公社から技術供与され、株式会社ガンダムとの共同事業との名目で開発された機体になります。

物語終盤では暴走したラウダがこの機体を駆り、1話以来の登場になったグエルのディランザと壮絶な兄弟喧嘩を展開しました。

キット紹介

キットは、2023年07月08日に一般店頭発売、シリーズナンバーは25。

元々は2023年6月に発売を予定しておりましたが一月延期されています。搭載武装のガーディアンの展開モードのネタバレ防止か、生産上の都合か、延期理由は明らかにはされていません。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全て新規、PS素材で、表記は「HG 1/144 シュバルゼッテ」となっています。

シール

プラスチックシール ガーディアンの裏側用のシールです。通常のホイルシールより厚みがあります。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」をレビューしてきました。

水星の魔女シリーズの1台だけあって、組み立てやすさも色分けも、かなり気合が入ったキットでした。

特に(最近は当たり前になりつつある気もしますが)頭部のパーツ分割と色再現は執念を感じます。シェルユニットのインナーモールド成型こそ、主役級の機体だけですが、部分的にはHGのレベルを超えており、水星の魔女のヒットで初めてガンプラを購入する層のストレスを極限までに減らして、すそ野を広げたいという気迫を感じます。

ただ部分塗装が必要な個所もちょこちょこあるので、その辺をきちんと仕上げられると、より一層完成度が上がる1台だと思います。

ガーディアン・シーズ(剣型)にした時のパーツの合いもよく、肩手持ちでもしっかり自立できるところもグットでした。

以上、「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ツインアイも色分け不要のパーツ分割
  2. 大型武装でもしっかり自立(背面接続時は厳しいが)
  3. 芸術ポイント高めな平手が付属

キットの残念ポイント

  1. デザイン的な制約もあるが、足首の接地感はもう一つ
  2. 首が長め
  3. ガーディアンの接続のパターンが多く、取り付けが意外と面倒

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:引き出し式胸部ブロック+ボールジョイント(KPS)
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、ストレート両端ボールジョイント
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、サーベル用ビームエフェクト

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:MDX-0003
  • 名称:ガンダム・シュバルゼッテ
  • 搭乗者:ラウダ・ニール
  • 所属:ジェターク・ヘビー・マシーナリー
  • 商品価格:2,090円(税10%込)
  • 発売:2023年07月08日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ハインドリーシュトルム レビュー

今回のガンプラレビューは水星の魔女から「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」です。

グラスレー社の実戦用モビルスーツを見ていきたいと思います。

機体紹介

グラスレー社の学園向けMS「ハインドリー」に中・長距離戦闘を主眼とした武装を装備した実戦用モビルスーツ。装飾っぽいデザインがあった胸部や、決闘用のブレードアンテナも廃止されており、より兵器としての立ち位置が強調されています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.22として2023年05月20日に一般店頭発売されました。

ハインドリーをベースに武装や形状違いのパーツを追加変更したものとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

サーベル刃以外のランナーは全て「HG 1/144 ハインドリー」表記で、シュトルムの文字はありません。追加や変更部はスイッチ対応のようです。Eパーツはおそらく新規ですが、こちらも同じ表記です(手元にハインドリーがないもので…)。しかし余剰パーツは出ません。

素材はPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胴体部

ランドセル

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」を見てきました。

シンプルな作りではありますが、なかなかよくできた好キットでした。

量産機であることを意識させられる脚部のつくりや、グラスレー社の共通のデザインフォーマットで構成される各パーツなど、立体物として実際に手に取って組み立てることで、より一層味わうことができました。

ミカエリスやベギルペンデなどと作り比べて、並べて置いておきたく1台でした。

水星の魔女シリーズは、各カンパニーの特色がよく出ていて、会社ごとでまとめてみたりと、今までとは違う楽しみ方ができると改めて感じました。

また、量産機特有の俺カラーリングや別装備機体、改造してハイングラを再現するなどにも柔軟に対応できそうなキットでした。

以上、「HG 1/144 ハインドリーシュトルム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 可動範囲の大きな足首のおかげで大胆なポージングも可能
  2. グラスレー製の機体で並べたくなる統一感のあるデザインが再現されている
  3. 量産機らしい、左右ですべて同じパーツ構成の脚部

キットの残念ポイント

  1. ビームサーベルがハンドパーツ内で固定できない
  2. ショルダーキャノン搭載機体には、平手が欲しい
  3. 同一パーツなのに、ゲートの大きさが不揃いな個所が散見

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ+ノーマル
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+前方向引き出し式
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(シングル)、首(ストレート両端ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、コックピット、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:CFP-013
  • 名称:ハインドリーシュトルム
  • 搭乗者:-
  • 所属:グラスレー・ディフェンス・システムズ
  • 商品価格:1,760円(税10%込)
  • 発売:2023年05月20日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:HG ハインドリー

HG ガンダムエアリアル(改修型) レビュー

今回のガンプラレビューは、機動戦士ガンダム 水星の魔女から2ndシーズンの主役機、「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」をレビューしていきます。

機体紹介

ガンダムエアリアル(改修型)は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」2ndシーズンの主役機、グラスレー寮と地球寮の決闘時に大破した「ガンダムエアリアル」を改修、強化した機体となっています。

ただ、改修機といっても機体外装や武装などは大幅刷新となっています。

キット紹介

キットは水星の魔女シリーズNo.19として1期と2期の間のお休み中の2023年3月に一般店頭発売されました。

外装のほとんどが変更となっているため、エアリアルからの引継ぎパーツは無く(ビームサーベル刃以外)完全新規のキットとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ビームサーベルエフェクト以外は「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」表記でPS素材です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

持ち手と銃身をロングタイプに変更して両手持ちになります。

ビームサーベルです、柄はランドセルから外してきます。

素組完成

ビットオンフォーム

ギミック&可動

上下にも大きな可動を確保しています。

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」をレビューしてきました。

改修型ではありますが、エアリアルからの引継ぎパーツは無く、完全新規のキットでした。

主役機だけあって、頭部の色分け、インモールド成型されているシェルユニットなど、他の水星の魔女シリーズよりワンランク上の仕上がりとなっています。

きれいに決まる立膝など可動に関しても申し分なく(足首の横方向への可動は相変わらずありませんが)、ガンビットの展開など遊び応えも十分な内容です。

初心者からベテランまで納得の良キット、ガンプラの裾のを広げるための戦略的1台なので、その恩恵に素直に乗っかるのが良いかと思いました。

以上、HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. もはや定番化しつつある、執念を感じる頭部の色分け
  2. バックパックは重いが自立可能
  3. やっぱりシェルユニットはインモールド成形がいいな

キットの残念ポイント

  1. ガンビット接続するのは判っているが、バックパック下部のユニットの中身が空っぽ
  2. ビームライフルの差し替え多し
  3. かかと~足裏のグレー部分は今回も要塗装

技術ポイント

  • ゲート:くさび形Ⅱ
  • 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+胸部ハの字可動
  • 脚部付け根:本体側固定+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、サーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:XVX-016RN
  • 名称:ガンダムエアリアル(改修型)
  • 搭乗者:スレッタ・マーキュリー、プロスペラ・マーキュリー
  • 所属:株式会社ガンダム
  • 商品価格:1,870円(税10%込)
  • 発売:2023年03月18日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

ガンプラ進化論 (HG ガンキャノン編)

今回から新企画始めます、その名も「ガンプラ進化論」!! 

HGUCもMGも、シリーズ開始からほぼ四半世紀。

気が付けば、結構な年月が経過しましたので、ガンプラの進化をリニューアルされたキット本体や、製品の細かい部分にスポットを当ててみたりして、その過程や歴史を見ていきたいと思います。

記念すべき第一回は、HGUCでも第一弾キットでもある「HGガンキャノン編」をお届けします。  

HGシリーズナンバー”001”のガンキャノンの進化を見ていきたいと思います。

使用キット

・HGUC ガンキャノン(HGUC No.001 1999年5月発売)

HGUC ガンキャノン(HGUC No190 2015年6月発売)

HG ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版 2023年05月20日発売)

ドアン版は元デザインがTV版ガンキャノンとは異なるため、今回の比較対象として入れるべきか少し悩みましたが、最新HGキット(2016年発売のORIGINシリーズ、ガンキャノン最初期型がベースですが)ですので、取り上げることにしました。

また、No.001のガンキャノンは、発売当時に筆者が作成したものを棚の奥から引っ張り出してきたものになります。一応、全塗装済みですが、当時はクリアコートを行うテクニックも持ち合わせていなかったので、色あせ(特に正面)がひどい状態です。塗装やスミ入れ技術も稚拙な出来ですが、このページの趣旨をご理解いただき大目に見てやってください。

形状比較

本体

左から初代、リバイブ、ドアン版になります。

ビームライフル

平手

ちなみに初代(No.001)はこの左右の平手と、右はライフル用、左は通常の平手のみで、握り手がありません。

クリアーパーツ

可動域

ヒジ関節

腕の付け根

ヒザ関節

脚付け根

腰アーマー

ポージング(ふく射)

劇中では、初期の頃にしか出てこないこの体制ですが、オープニングの影響が強いためか、バンダイはキットにもこのポーズをとらせたいという意志が強いです。

ディティール

足裏

キャノン砲接続部

スプレーミサイルランチャー

カラーリング

初代は塗装済みのため、成型色での比較ができないので、参考のためカラーガイドを掲載します。

同じ赤でもREVIVE版はシャインレッドの比率が高いのですが、グレー少量の追加があったり、No.001ではホワイトに蛍光グリーン10%の混色の白など、色味の方向は一緒でも混ぜ合わせカラーは異なっています(ガンダムカラー指定も懐かしい)。

ただ、No.001では肩や脚のグレーとキャノン砲やライフルのグレーは別色指定でしたが、REVIVE版では一緒にされているのは少し疑問です。劇中見る限り、明らかに違う色ですからね(参考までにこちらのMG全塗装もよろしければ)。

シール

まとめ

今回は「HGガンキャノン」の進化をみてきました。

HGUCシリーズの記念すべき第一弾であった分、その後のシリーズの進化に”おいてかれていた感”がありましたが、REVIVE版でアップデートされたことにより、最新フォーマット準拠のものとなっておりました。

特に関節の可動範囲と頭部バイザーのクリアーパーツ化の効果は大きいと感じました。

しかし、初代HGのすべてが劣っているかと言えば、決してそうではなく、マッシブなプロポーションや大き目の頭部などは昭和ファースト世代の筆者などには一番しっくりくると再確認もできました。

ふく射用の接続部のピンが90度曲がった平手なども面白く、足りないところも当然ありますが、侮りがたいキットでした。

時代のトレンド的なこともあるので、今後のキットデザインがどういった方向に進むかはわかりませんが、可動範囲や色分け、細かなモールドなどの進歩は改めてよくわかりました。

以上、第一回「ガンプラ進化論 HGガンキャノン編」でした。

HGUC ガンキャノン (REVIVE版)レビュー

今回はファーストガンダムから「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしていきます。

機体紹介

「ガンキャノン」は地球連邦軍が「V作戦」のもと開発した中距離支援用モビルスーツです。

ガンダムと同様のRXシリーズの1機で、共通のコアブロック(コアファイター)を採用しています。

その特徴は両肩に装備された240mm低反動キャノンでガンダムを後方から支援する目的で開発されています。基本装備のビームライフルもガンダムの物より射程距離の長い物が用意されています。

当初ホワイトベースには1機のみ配備されており主にカイ・シデンが搭乗していましたが、ジャブロー寄港以降はもう1機が追加され(映画版のみ)、ガンタンクから乗り換えたハヤト・コバヤシが担当しておりました。2機になったことでそれぞれC-108、C-109の機体番号が新たに振られ、最終決戦のア・バオア・クー攻略戦(星一合作戦)まで戦闘に参加しておりました。

キット紹介

キットはHGUCの栄えあるNo.001ガンキャノンのREVIVE版として(No.は190)、2015年6月に一般店頭販売となっています。関節可動域や頭部バイザーのクリヤーパーツ化、洗練されたプロポーションで新生されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ポリキャップ以外のランナー表記は全て「HGUC190 1/144 ガンキャノン」で、PS素材となっています。

シール

マーキングシール ナンバリングのみで、色再現用のホイルシールなどはありません。

各部組立

頭部

 

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」をレビューしてきました。

初代No.001ガンキャノンからのREVIVEとなっており、可動範囲や頭部バイザーのクリアーパーツ化など、しっかりアップデートされておりました。

特にヒジ、ヒザはしっかり曲がり、かかと部分も持ち上げ可能と、付属している平手も合わせて、幅広くポージングが可能となっています。

しかし、発売時から言われていることですが、頭部のバランスがどうしても気になります。

REVIVEによりスタイリッシュになったと謳っておりますが、どうにも大きさが小さく、長めの首と相まって、ガンキャノンのどっしり感が足りません。

頭部は大事な部分なので、もう少し検討重ねてほしかったというのが正直な感想です。

ただ、ガンキャノンとしては「ククルスドアン版」発売されて、選択肢も増えましたので、納得いくものをチョイスするなり、ミキシングする手もあります。

本体価格1,320円とお手頃なキットでもありますので、あまり細かいこと言わずに、作り倒すのも良い1台かと思います。

以上、「HGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE版 No.190)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. よく動く関節
  2. クリアーになったバイザー
  3. 本体価格1,320円(税10%込)は高コストパフォーマンス

キットの残念ポイント

  1. 頭部のバランス
  2. ふく射姿勢はとれなくてもいいのでは
  3. 頭部の分割ライン

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側(前方向引き出し式ポリキャップ)+ボールジョイント接続
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(ボールジョイント+胴体部横1軸)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-77-2
  • 名称:ガンキャノン
  • 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:1,320円(税10%込)
  • 発売:2015年06月20日
  • パッケージ:HGUC三期型
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)

HG ガンヴォルヴァ レビュー

今回のガンプラレビューは「機動戦士ガンダム 水星の魔女」から、MS型ガンビット「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」を見ていきます。

機体紹介

ガンヴォルヴァはガンダム・ルブリスをベースに開発したMS型のガンビットです。ルブリス・ウルとルブリス・ソーンのオプション装備として、無人機でGUNDフォーマットの受信機能のみで稼働する次世代群体遠隔操作兵器です。

キット紹介

キットは2023年6月に一般店頭発売されました。サーベル以外の共通パーツはなく、完全新規キットとなっております。

水星の魔女シリーズの通しナンバーは「24」となっております。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

表記は全て(サーベル以外)「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」、PS素材になっています。色分けおよびパーツが部位ごとにまとまっているのも水星の魔女シリーズ共通です。

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

脚部

武装

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」をレビューしてきました。

ベーシックな水星の魔女のHGシリーズながら、驚きのヒザ関節構造。特にヒザを曲げるとスライドするヒザアーマーなどは、MG並みのクオリティです。

腰部もよく動き、ポージングも柔軟にとることができる、良キットでした。

劇中同様に数揃えて、並べてみるのもいいと思います。

欲言えば平手が欲しいとか、シールドが肩に干渉するなどありますが、作りやすさ、スタイリング、可動域と非常によくまとまったオススメの1台ですので、機会があればぜひ手に取ってみてください。

以上、「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ヒザアーマーにスライド機構もある、MG並みのヒザ関節構造
  2. 細かくパーツ分割されたシールド
  3. 腰回り中心に全体的によく動く

キットの残念ポイント

  1. 胴体側の首パーツが外れやすい
  2. シールド上部と肩ブロックが干渉する
  3. 足裏が少々残念

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:胸部側引き出し式胸部ブロック+腕側ボールジョイント軸
  • 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(二重)、首(L字接続)
  • クリヤーパーツ:シェルユニット、ビームサーベル

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • 型式:EDM-GB
  • 名称:ガンヴォルヴァ
  • 搭乗者:なし
  • 所属:フォルドの夜明け
  • 商品価格:1,540円(税10%込)
  • 発売:2023年06月10日
  • パッケージ:水星の魔女シリーズ標準
  • 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)