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コラム 2025年ガンプラ新製品(かってに)予想

新年あけましておめでとうございます! 年始恒例のガンプラ新製品予想を”あくまで”個人的見解”で、2025年も行っていきたいと思います。

また、旧年中も多くの方に当サイトを訪問いただき、大変感謝しております。

あいかわらず更新速度の遅いサイトではありますが、本年も何卒、よろしくお願いいたします。

なお、あくまで個人的な勝手予想なので、寛容さをベースに気楽に優しい気持ちでお読みいただければ幸いです。「寛容になりましょぉ~」

2024年の市況と予想の答え合わせ

市況

2024年はなんといっても1月に公開された劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のインパクトが非常に大きい一年でした。

一般販売のHGだけでも14種(25年発売のズゴック含む)、RG2種にプレバン商品5種とかなりのリソースが投入されていたのではと思われます。

また、SEED FREEDOM商品以外でも、HGUC Zシリーズコンプリート(サイコガンダムは25年発売ですが)なども達成され、なんとなく一段落した印象がある2024年でした。

ただ、品不足は相変わらずで、いつものメンバー(イツメン)のガンダムタイプは量販店の棚に週間単位でとどまる様になってきましたが、それ以外は相変わらず半日持つか持たないかといった状況でした。

2024年かってに予想」の答え合わせ

ここからは、昨年のガンプラ新製品予想の答え合わせを行っていきます。

24年の敗因はSEED FREEDOMのここまでの盛り上がりが予想できず…

MGEX

  • ガンダム試作一号機GP-01
  • 陸戦型ガンダム
  • ガンダムダブルオー  

すべて外れ、MGEX自体の新製品がなし

MG

  • ドム系(リニューアル版)バリエーション →外れ
  • ゼータプラス 1.5 →外れ
  • ジムⅢ →外れ

HG

  • ボルトガンダム →外れ
  • イージスガンダム →外れ
  • ハイドラガンダム →外れ
  • シャア専用高機動型ザク →外れ
  • ハイザックカスタム →当り
  • ギャンシュトローム →当り


RG、FM

  • RG シャア専用ゲルググ →外れ
  • RG クロスボーンガンダムX3 →外れ

MGEX抜いた数字で、2勝9敗 勝率.182でした

2025年ガンプラ新製品や市場の傾向は?

今年の期待はなんといっても、新工場稼働!

どれくらい供給量が改善されるかは不明ですが、少なくとも今よりは増えることを期待したいところです。

また、大きなトピックスとしてはガンプラ初の価格改定(2025年4月発送分より)が実施されます。

ただ、こちらはいい方に解釈して、今まで採算が合わずに再生産が見送られていたキットも、再販品対象となり、久々に出会えるのでは?と個人的には期待しています(MGジムカスタムあたり希望です)。

あとは新シリーズ、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』がいつから、どんな媒体で展開するのかで(特に)前半へ影響があるのではないかと思います。

勝手に、2025年のガンプラ新製品予想

では、205年ガンプラ新製品予想をしてみたいと思います。

HG

「アルトロンガンダム(TV版)」が無事発売されたので、TV版Wシリーズは一応完結。

ただ、トールギスやエピオンあたりは今後発売される可能性もあるような気はます。

また、Gガンダムシリーズは昨年の予想が外れ、シャッフル同盟では「ボルトガンダム」を残すのみとなっています。流石にここまで来て見送りは無いと信じたいので、この辺りは固いかと。

ジェミナス関連は今年こそ「ハイドラガンダム」と予想

こちらも毎年言っていますが、ガンダムSEEDの初期GAT-Xシリーズのリニューアル化が始まっても良いのではと。予想外の展開でデュエルとバスターのリニューアルが実施されたので、HGBFのイージスナイトも合わせてブリッツ以外の基本設計は終わっているので、何時プレバンで販売されてもおかしくはないかと。

HGUCはZシリーズが完結したので、今後の展開が読みずらいです。ダブルゼータに進出するのか(ガザD、ガゾウム、ガルスJなど)、ただ「Dガンダムファースト」なんて斜め上からのキット化もあるので、予測不能な面もあります(個人的にはF91関連が欲しいところですが)。

MG

MGはすでに発表されていますが、鉄血から「ガンダムヴィダール」が3月に発売を控えております。

一般店頭発売の無印MGとしてはリックドム以来3年ぶり(!)の新作。追加展開も十分予想されるので、「ガンダムバエル」も準備されているのではと。

また、1年遅れでSEED FREEDOMからマイティストライクフリーダムガンダム辺りを期待しちゃいます。

2年周期で新作が発表されていがMGEXは昨年動きが無かったため、マイフリはこちらの枠かもしれません。

昨年、MGEX枠で予想でとしていた「ガンダムGP-01」と、「旧ザク」、「ゼータプラス」をリニューアル期待枠として、「ドムのバリエーション」、「ジムⅢ」はプレバン確定枠で予想していきます。

RG

昨年はまさかの「RX-78ガンダムVer.2.0」で、RGもバージョンアップ対象になったことを知った1年でした。

また、RGもアカツキにインパルスSpecⅡとSEED FREEDOM勢が中心、その前はW系だったので、既に発表されている「シャイニングガンダム」ともう1機種出るならば、UC枠ではないかと。ゲルググか百式、ダブルゼータあたりだと嬉しいです。

あと、今年もプレバン限定で「クロスボーンガンダムX3」と予想します。

FULL MECHANICS

もはや予想不能です。色変え、装備換えでプレバン展開か、あっと驚く何かか、何が出てきてもおかしくないシリーズで、(良くも悪くも)先が見えません。

まとめ

MGEX or MG

  • マイティストライクフリーダムガンダム

MG

  • ドム系(リニューアル版)バリエーション
  • ジムⅢ
  • ゼータプラス (リニューアル)
  • ガンダムGP01(リニューアル)
  • 旧ザク(リニューアル)
  • ガンダムバエル

HG

  • ボルトガンダム
  • イージスガンダム
  • ハイドラガンダム
  • 量産型キュベレイ

RG

  • RG 百式
  • RG クロスボーンガンダムX3

FULL MECHANICS

  • ゲーマルク
  • カオスガンダム

予測不能な2025年、世情もますます不安定な方向へ進んでいますが、

引き続き、本年もよろしくお願いいたします。

MG 百式+バリュートシステムレビュー

今回は機動戦士Zガンダムから「MG 1/100 百式+バリュートシステム」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

百式は、アナハイム・エレクトロニクスが開発した攻撃型試作モビルスーツです。

金色の装甲が特徴的で高い機動性と優れた戦闘能力を持ち、クワトロ・バジーナ大尉の乗機としてグリプス戦役の最後まで活躍しました。

また、武装としてはビームライフル、クレイ・バズーカ、サーベルを装備。金色に塗装されたビームコーティングを活かしてシールドは装備していません。

本来、Z計画の一環として設計時は変形機構を有していましたが、最終的には変形機構を廃した形で完成していいます。

バリュートシステム

バリュートシステムはMSの大気圏突入用装備として、胸部、背面、脚部に装着し背面装備内部に装備されたボウル状のバルーンで大気圏を突破する装備となっています。

また、このオプションはエゥーゴ、ティターンズ共に使用しており、双方の主力MSにアタッチできる汎用性も有しています。

キット紹介

キットは2005年09月に一般店頭発売されています。

2005年5月公開の劇場版「機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-」に合わせた商品で、2001年に発売されたMG 百式の機体色を金メッキから、黄色の成型色に変更したものに、バリュートパックを新規に追加した構成になっています。

また、付属のバリュートパックは、MGマラサイの発売に合わせてプレバンから(初回は2012年6月)劇中で使用した他のMS(マラサイ、ハイザック、リックディアス、ネモ、百式2.0、百式改、量産型百式改)にも対応したアタッチメントを追加した形で、単独販売もされています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは「MG 1/100 百式」の金メッキパーツを通常の成型色(黄色)に変更、バリュート接続用パーツを一部追加(ランナースイッチで対応)、新規でバリュート本体が3枚入っています。

素材はPS素材とABS素材にポリキャップとなっています。

Aパーツ

Bパーツ

Cパーツ

Dパーツ

Eパーツ

Fパーツ

Gパーツ

Hパーツ

BA1パーツ

BA2パーツ

BA3パーツ

SB1パーツ

PC-122

ホイルシール

ガンダムデカール

マーキングシール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

バリュートシステム胸部

バリュートシステム背面部

バリュートシステム脚部

素組完成

ギミック&可動

アクション

バリュート装着

バリュートアクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 百式+バリュートシステム」レビューしてきました。

ベースの百式(1.0)が2001年3月発売なので、MGシリーズでもかなり初期の部類となるため、令和の今の目で見ると物足りない部分や作りにくい点も散見されました。

ただ、立ち姿は設定画のイメージをよくとらえていたり、元々少ないとはいえ、色分け箇所も成型色で再現する工夫が随所に見られ古さの中にも楽しさを見つけられる内容でした。

本体は金色ではなく、光沢感のある黄色で再現されていましたが、これも設定画風でなんとなく懐かしさも感じました。

(おそらく)Ver.2.0の方が完成度も高くスタイリッシュだとは思いますが、こちらもまだまだ

捨てたもんではないかと再認識いたしました。

ただ、単体キットも含め、今となっては入手が難しい事が残念です。作るのに少々ストレスかかることは、悪い事とは思わないんですけどね。

以上、「MG 1/100 百式+バリュートシステム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 立ち姿は設定画に近く、懐かしさもあり個人的には好感が持てる
  2. 黄色の成型色が意外と良い
  3. 後付けにしては違和感のないバリュートシステム(色分けもOK)

キットの残念ポイント

  1. 建付けが悪く、部品の取り付けが渋い、または隙間が開く箇所が散見
  2. (設計年を考えれば仕方がないが)可動域狭く、可動箇所も少ない
  3. 左手が手持無沙汰なので、平手も欲しかった

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル+一部アンダーゲート
  • 腕付け根:胴体側ボールジョイント、腕側固定ピンの接続パーツ
  • 脚部付け根:本体側ボールジョイント型固定軸、脚側ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、本体側固定軸+頭部側ボールジョイント
  • クリヤーパーツ:頭部メインカメラ、サブカメラ、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:「機動戦士Zガンダム」TV版、劇場版「機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-」
  • 型式:MSN-00100
  • 名称:百式+バリュートシステム
  • 搭乗者:クワトロ・バジーナ
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:4,400円(税10%込)
  • 発売:2005年09月17日
  • パッケージ:MG二期標準(中蓋無し)
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)

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MG ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)レビュー

今回はOVA「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」から「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」を素組でレビューしていきます。Ver.kaではなく、無印MG(Ver.1.0)になります。

機体紹介

ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)はテレビ版の後半主役機「ウイングガンダムゼロ」と同一の機体ですが、OVA版ということでデザインを一新した機体になっています。

この世界(アフターコロニー)で最初に開発されたガンダムで、後のガンダムシリーズの原型機となっています。また、強力な武装とパイロット自身をも危険にさらすインターフェイス「ゼロシステム」と相まってシリーズ最強の機体と位置付けられています。

キット紹介

キットはMGシリーズとして、2004年10月に一般店頭発売されています。そのため、この記事を書いている時点(2024年7月)では20年近く経過しているキットです。

また、ウイングゼロはVer.kaが2020年に追加されているため、実質旧バージョン or Ver.1.0となっています。

初期のMGでよく見られた、PSとABS以外の素材として、小羽根にはエラストマー素材といった軟質素材が採用されています。

当時はアクションベース発売前のため、専用のディスプレイスタンドも付属した仕様となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは一部を「ウイングガンダム Ver.ka」から流用、素材もPS、ABS、先のエラストマー素材(合成ゴム)となっております。

Aパーツ

Bパーツ

C1パーツ

C2パーツ

Dパーツ

Eパーツ

Fパーツ

G1パーツ

G2パーツ

Hパーツ

Iパーツ

Jパーツ

Kパーツ

Lパーツ

SB4

PC-126

シール

各部組立

頭部

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

武装

スタンド

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

撮影中…

まとめ

今回は「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」レビューしてきました。

やはり20年前のマスターグレード、端々に古さを感じる部分はありました。

最近は使用されていないキットがかなり増えてきているABS素材ですが、関節部含め荷重がかかる部分にはバリバリ使用されていて、部品接続時の硬さや、可動時のギシギシ感が懐かしくも感じられました。

また、腰や脚の付根、足首などの大型関節部はボールジョイント+ポリキャップ接続のため、可動域や将来的な耐荷重の点では少々不安が残る構造とはなっています。

しかし、全体のバランス(特にウイング部のボリューム)などは良好で、塗装やマーキング、スジボリなどで情報量を上げてやれば、まだまだ現役キットだと感じました。

以上、「MG 1/100 ウイングガンダムゼロ(エンドレスワルツ版)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 主翼のボリュームがしっかり確保
  2. ヒジやヒザなどの関節の可動域は広め
  3. 1/100ウイングゼロEW版の立体物としてのコスパは良いかも

キットの残念ポイント

  1. ABSパーツがガチガチにきつく,、組むときも硬いが、主翼の角度変えるときも硬い
  2. 指パーツだけが頼りのため、武器のホールド力が低い
  3. 塗装がしずらそうな小羽根の合成ゴム素材(取り付け部分も心もとない)。

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:前方向引き出し式ピン、腕側2軸ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体ボールジョイント型固定軸、脚側ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、本体側一軸+頭部側ボールジョイント
  • クリヤーパーツ:頭部ツインアイ+メインカメラ、胸部+前腕部センサー、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
  • 型式:XXXG-00W0
  • 名称:ウイングガンダムゼロ(EW版)
  • 搭乗者:ヒイロ・ユイ
  • 所属:
  • 商品価格:4,180円(税10%込)
  • 発売:2004年10月下旬
  • パッケージ:MG初期型(中ブタあり)
  • 積みプラ解消: -12cm(パッケージの高さだけで算出)

A

A

A

A

編集後記

今回使用したキットは2024年7月再販の物ではなく、長らく積まれていたものとなっています。キットのダイヤル見たら2004年10月生産のようなので、おそらく20年近く眠っていたようです。

そのためかホワイトのABS素材パーツ(Lパーツ)の色味が少々黄色っぽくなっていました。最初からなのか、経年による退色かは確認できておらず、最新生産分お手元にある方のレポートあったらお聞きしたいです。

MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaレビュー(C装備編)

前回の「素体編」に引き続き、劇場版「機動戦士ガンダムNT」から「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」にサイコフレームを取り付けて見ていきます。

機体紹介

RX-9 ナラティブガンダムC装備はサイコフレームをナラティブガンダムへ装備した状態になります。

”RX-0” ユニコーンガンダム”のサイコフレームを最低限の加工で組み込んだ急造仕様で、元々のプランには存在しない兵装ですが、便宜上C装備の名称で呼ばれている機体となります。

キット紹介

キットは素体状態のナラティブガンダムにサイコフレームを装着していく形となります。

発光状態のピンクのサイコフレームの他に、未発動状態を再現するグレーの成型色のパーツも付属しており、素体、サイコフレームグレー、サイコフレームピンクと3種類を再現することができる内容となっています。

各部組立

武装

ライフル、シールドはC装備になってからの携帯なので、こちらでご紹介です。

ビームライフル

シールド

サイコフレーム未発動

胸部

バックパック

腕部

腰部

足首

脚部

脚部

サイコフレーム未発動(完成)

サイコフレーム発動

胸部

バックパック

腕部

足首

脚部

サイコフレーム発動(完成)

フレームギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」を素組で完成までレビューしてきました。

素体編でも、フレームの出来の良さを感じておりましたが、サイコフレームを組み込みで、さらに出来の良さを実感しました。

各サイコフレームを差し込む場所のクリアランスを確保する、細かなパーツの移動や、ロック構造など、非常によく考えられており、感嘆しました。

また、全体の剛性感も損なうことなく、カチッとしており、自重や武装の重みで姿勢が傾くなんてこともありませんでした。

実際、比較で使用した「MGユニコーンガンダム」とは雲泥の差でした。

少なくとも現時点では「最新(設計)のMG=最高のMG」といった内容でした。

「ナラティブ見たことない」とか、「見たけど面白くなかった」といったことは全部ぶっ飛ばして、ガンプラ好きなら、一度は作っておきたい1台だと思います。

以上、「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」(C装備編)のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. ピンクとグレーのサイコフレームを選択できる(青も欲しかったと言ったら贅沢か)
  2. サイコフレーム搭載しても、強度の高いボディ剛性
  3. 発色の良いピンクのサイコフレーム

キットの残念ポイント

  1. 差し替え時に肩やシールドのパーツを外すのに少々苦労する
  2. サイコフレームはABS製なので、グレーの塗装は気を使いそう
  3. ジェガンタイプのライフルはいつ使う?

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ 一部アンダーゲート
  • 腕付け根:3軸伸縮式可動ピン 腕側2軸
  • 脚部付け根:胴体側 スライド機構付き軸受け 脚側 3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(本体側二段式二軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ツインアイ(アイ部分のみ)、メイン&リアカメラ、ビームサーベル、サイコフレーム、コアファイターキャノピー、センサー類

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムNT[ナラティブ]
  • 型式:RX-9
  • 名称:ナラティブガンダム
  • 搭乗者:ヨナ・バシュタ
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:7,700円(税10%込)
  • 発売:2024年04月27日
  • パッケージ:Ver.ka仕様
  • 積みプラ解消: -10.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Kaレビュー(素体編)

今回は劇場版「機動戦士ガンダムNT」から「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」を素組でレビューしていきます。

ただし、ボリュームあるキットなので、今回はサイコフレーム搭載前の素体までのレビューになります。

機体紹介

RX-9 ナラティブガンダムは劇場版『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』に登場したモビルスーツです。

アナハイム・エレクトロニクス社製で、RX-93 νガンダム以前にサイコフレームの実装試験のために開発された機体といわれています。

設計自体はUC90年より以前と思われ、劇中の0097年時点では最新機種とは呼べない機体でした。

また、コアブロックの採用のため、全天周囲モニターが非採用であったり、試験機の側面からか上腕やコクピット周りなどの装甲が無くフレームがむき出しになっています。さらに固定武装も頭部バルカンのみと心もとない装備となっています。

そのため、オプション装備の交換換装をすることで、戦況に対応する機体となっています。

キット紹介

キットはマスターグレードのVer.kaシリーズとして、2024年4月27日一般店頭発売されました。

前作のゼータガンダムから1年ぶりの新作となっています。

C装備での商品化ですが、NT-D未発動のグレーのサイコフレームが選択可能、さらにサイコフレームを外した「素体」状態も再現できるキットになっています。

また、サイコフレームのパーツは「ユニコーンガンダム Ver.ka」の付属の物と同一形状になっております。

そのため、付属のグレーや、モールドなどが見直されたサイコフレームをMG ユニコーンガンダムにも使用可能になっています。

加えて、鳥をイメージしたナラティブガンダムのコアファイターも初めて立体化されています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

発動前のサイコフレームは「MG ユニコーンガンダム」からの流用ランナーになっています(AとB)。

また、新規のサイコフレーム Cパーツは「PSYCHO FRAME」表記となっており、この3枚はABS素材です。

それ以外は「MG1/100 ナラティブガンダム Ver.ka」表記でPS素材です。

Aパーツ

Bパーツ

Cパーツ

Dパーツ

Eパーツ

Fパーツ

Gパーツ

Hパーツ

Iパーツ

Jパーツ

Kパーツ

Lパーツ

M1パーツ

M2パーツ

Nパーツ

SB-1

水転写デカール

プラスチックシール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

コアファイター

フレーム完成

コアブロック搭載

フレームギミック&可動

装甲装着

頭部

胸部装甲

バックパック

腕部装甲

腰部装甲

足首装甲

脚部装甲

オプション

素体 ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」の素体完成までレビューしてきました。

個人的にはガンダムやザクのVer.2.0を初めて組んだ時の感動と同等のものがありました。

一点めは、

主なところで、コア・ブロック内臓したままでも前屈が可能な腰部の機構。

さらに、ヒザとふくらはぎのスラスター部がヒザ関節と連動しているのですが、パーツだけだと脚のどの部分かわかりずらい形状で、今までのフレーム構造から一歩押し進めた造りだと感じました。

また、サイコフレームを挟み込むためのスライド機構などで、適度に部品点数が多めな事も作りごたえがあって良かったです。

まだ、最終完成形ではありませんが、素体状態でもかなり満足できるキットでした。

この後、C装備編に続きます。

以上、「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」(素体編)のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 感動すら覚える内部フレーム
  2. 全体にカチッとした、強度の高い出来上がり
  3. 位置も配慮されている、各ゲート

キットの残念ポイント

  1. コックピットのクリアーパーツはブルーにしてほしかった
  2. ももの内側の蓋が浮きがち
  3. 体側方向の可動軸が無い(コアブロックありにしてはかなり頑張っているだけに)

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ 一部アンダーゲート
  • 腕付け根:3軸伸縮式可動ピン 腕側2軸
  • 脚部付け根:胴体側 スライド機構付き軸受け 脚側 3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(本体側二段式二軸+頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:ツインアイ(アイ部分のみ)、メイン&リアカメラ、ビームサーベル、サイコフレーム、コアファイターキャノピー、センサー類

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムNT[ナラティブ]
  • 型式:RX-9
  • 名称:ナラティブガンダム
  • 搭乗者:ヨナ・バシュタ
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:7,700円(税10%込)
  • 発売:2024年04月27日
  • パッケージ:Ver.ka仕様
  • 積みプラ解消: -10.5cm(パッケージの高さだけで算出)

コラム 2024年ガンプラ新製品(かってに)予想

新年あけましておめでとうございます! 年始恒例のガンプラ新製品予想を”あくまで”個人的見解”で、今年も行っていきたいと思います。

また、旧年中は多くの方に当サイトを訪問いただき、大変ありがとうございました。

更新速度の遅いサイトではありますが、いつもご訪問いただき大変感謝しております。

本年も何卒、よろしくお願いいたします。

さて、あくまでここでは勝手な予想なので、寛容さをベースに気楽に優しい気持ちでお読みいただければ幸いです。

2023年の市況と予想の答え合わせ

市況

2023年はコロナの収束があったり、再販アイテムを(おそらく)バンダイさんが絞った影響などで、店頭にキットが全くないといった状況からは脱した感じでした。

ただ、2023年4月以降(2023年度)の再販品は毎回、同じキットばかりの印象で、バラエティに乏しい状況でした。

また、転売も少し下火になってきたかな、といった印象もあります。

2023年かってに予想」の答え合わせ

ここからは、昨年のガンプラ新製品予想の答え合わせを行っていきます。

このページのおかげで、ガンプラ新製品発表時や日々のプレバン商品発表時には、毎回人一倍に一喜一憂しています。

MG

  • ガンダム試作一号機GP-01 Ver.2.0 →外れ
  • シャア専用リックドム(リニューアル版) →外れ 
  • ゼータプラス 1.5 →外れ
  • ジムⅢ →外れ

HG

  • ガンダムマックスター →当り
  • ガンダムデスサイズヘル →当り
  • イージスガンダム →外れ
  • ハイドラガンダム →外れ
  • シャア専用高機動型ザク →外れ
  • 高機動型ザク (地上用) →当り
  • ジム(ドアン版) →当り


RG、FM

  • RG シャア専用ゲルググ →外れ
  • RG クロスボーンガンダムX3 →外れ
  • FM フォビドゥンガンダム →当り

トータルでは5勝9敗 勝率.357でした。作年は出来レース的なものしか当たらずでした。

2024年ガンプラ新製品や市場の傾向は?

2024年は1月公開の「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」が控えているので、年の前半はSEED系のキットが新旧入り乱れての展開になることは、おそらく間違えないかと。

何しろ、劇場版登場機体も、すべて公開されていない可能性もありますし。

また、店頭ガンプラ不足も、ようやく落ち着いてきましたので、そろそろ一般店頭発売の新商品や、脇役系の再販も活性化してほしいところです。

なにしろ、4文字HG(HGUC、HGAC、HGCEなど)の店頭発売は2022年9月のシェンロンガンダムを最後に1年以上、MGに至ってはVer.kaのゼータはありましたが、無印MGとしては2022年3月のリックドムを最後にこのままいくと2年以上なにも発売されていない状況になっています。

昨今の流通事情やその他、我々が知らぬ問題があるのかもしれませんが、新商品がプレバンだけになりつつある現状には少々憂慮しております。

再生産は今発表されている各店舗の予約ページ見る限り、種類はかなり回復しそうです。

勝手に今年(2024年)のガンプラ新製品予想

では、気を取り直して楽しく、ガンプラ新製品予想をしてみたいと思います。

HG

シリーズ物の続きで、W系から「アルトロンガンダム(TV版)」、この機体でTVシリーズ後半の5機がそろいます。すでにビルド系で「ジーエンアルトロン」が発売されておりますので、肩のトラを今年の干支、「龍」に変えて商品化を待つばかりかと思います。

また、プレバンで展開中のGガンダムシリーズからは「ボルトガンダム」と予想します。人気で言えばドラゴンガンダムの方が(アルゴには失礼ですが)上だと思っています。ただ、そのため最後に残すよりこの辺りで商品化しておかないとシャッフル同盟がそろわない事態になる心配がありかと。

さらに、昨年も書きましたが、ジェミナス関連から「ハイドラガンダム」も準備は進んでいるであろうと思ってます(ヴァイエイト& メリクリウスのシュイヴァン系があまり売れてなさそうだったので切れるかもですが)。

そして、今年こそはガンダムSEEDの初期GAT-Xシリーズのリニューアルが行われるのではと思っています。最初はイージススタートで。

宇宙世紀ものでは、ティフォエウスガンダム・キメラでサイコガンダムMk-Ⅱの腕が採用されたので、当然本家も出てくるとは思いますが、おそらくそれは来年以降と読みます。

それよりも先に、ハイザックカスタムの方が先ではないかと思っております。ホビーハイザック (A.O.Z RE-BOOT版)からのパーツ差し替えでの登場と予想します(ボリーノク来たら逆に大喝采ですが)。

MG

MGはすでにナラティブガンダムとシナンジュスタインナラティブ版のVer.kaがアナウンスされていますので、あってもあと一体程度かと。

また、今まで2年周期で新作が発表されているMGEXが準備されている可能性もあります。

MGEXは主役級かつ、毎回何かテーマを持った内容(ユニコーンは究極表現、ストフリは金属表現)なため、機種選定はちょっと難しいです。

直近の新作やリニューアルされた機体を除くと、ガンダムGP-01、陸戦型ガンダム、ダブルオーガンダムあたりが候補になるかと思いますが、テーマ部分がいまいち想像できずです。

一般店頭はMGEXが本当に出てくるとしたら、今年はナラティブの2台と合わせて終了かもです。

プレバンは予想不可能ですが、ドムのバリエーション、ゼータプラスのリニューアル、ジムⅢ推しです。

RG

RGは昨年のエピオンがすっかり店頭の守り神状態になってしまっているので、年一ペースが崩れるのではとの心配もしております。

仕様変更でインパルスガンダムが2月に準備されていますので、新作は出てきても年の後半ではと思います。機種は2年間同じこと言っていますが、「ゲルググ」を予想します。

最近はその神通力も落ちてきてると感じますが、「シャア専用」の力とファースト世代が元気なうちにこれだ!というゲルググの決定版を期待しています。

あと、今年もプレバン限定で「クロスボーンガンダムX3」がそろそろと予想します。

FULL MECHANICS

このシリーズは特に予想が難しく、このままカオス、アビス、ガイアと続くのか、はたまたスローネ3兄弟かまったく予想できないです。

ただ、SEED系ならばカオス、ガイア、アビスの順番になる気がしてはいます。

まとめ

MGEX

  • 本命 ガンダム試作一号機GP-01
  • 対抗 陸戦型ガンダム
  • 穴  ガンダムダブルオー

MG

  • ドム系(リニューアル版)バリエーション
  • ゼータプラス 1.5
  • ジムⅢ

HG

  • ボルトガンダム
  • アルトロンガンダム
  • イージスガンダム
  • ハイドラガンダム
  • シャア専用高機動型ザク
  • ハイザックカスタム
  • ギャンシュトローム

RG

  • RG シャア専用ゲルググ
  • RG クロスボーンガンダムX3

FULL MECHANICS

  • カオスガンダムまたはガンダムスローネアイン

なにが飛び出す2024年、世情も不安定な方向へ進んでいる気がしておりますが、

引き続き、本年もよろしくお願いいたします。

MGドワッジ改 レビュー

今回のガンプラレビューは機動戦士ガンダムZZから、「MG 1/100 ドワッジ改」を素組でレビューしていきます。

機体紹介

ドワッジ改は機動戦士ガンダムZZに登場したMSです。ジオン公国時代に製造されたドムの系列機「ドワッジ」をベースに、さらにエースパイロット向けに改造した機体になります。

ストーリー内ではジオン残党軍のロンメル部隊隊長、デザート・ロンメル中佐が搭乗し、旧型ベース機ながら、パイロットの熟練度や地の利を生かしてガンダムチームを苦しめました。

ドワッジからの主な変更点は、肩に増設された大型ブースター、大型化された頭部モノアイバイザーなどが挙げられます。また、使用しているビームカノンは連邦軍から強奪したものといわれています。

キット紹介

キットはプレミアムバンダイ限定商品として2019年11月発送で販売されました(2020年1月の第2次、3月の第3次まであり)。

その後にMGドムとリックドムがリニューアル版が販売されましたので、既にご存じかとは思いますが、このドワッジ改とドワッジドム/リックドムのリニューアルにあたってのテストヘッド的な役割を担っていました。

具体的には新造された関節などのフレーム部や、合わせ目を目立たなくする分割に変更された外装などが挙げられます。

その背景としては、MGドムのリニューアルは長らく待たされていましたが、Ver.1.5的な部分改良といった内容だったため、実際にプレバン商品として販売し、その上で市場の反応を確認してから最終的なGOが出たのではないかと個人的には考えています。

なので、MG初代ドム・リックドムMGドワッジ・ドワッジ改→MGドム・リックドム 2022版 といった進化の過程になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

パーツは全てPS素材です。表記は「1/100 MS-09ドム」(B~M A、C、Iは無し)、「MG 1/100 ドワッジ」(R1、R2、S、V1、V2)、「MG 1/100 MS-09」(T、U1、U2、W)、「MG 1/100 ドワッジ改」(X、Y、Z1、Z2)表記の4種類が混在しています。

デカール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

フレーム完成

素組完成

ギミック&可動

 

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 ドワッジ改」レビューしてきました。

順番から行けば、ドム/リックドムがリニューアルされる前に作っておくべきだったのかもしれませんが、リニューアルされていたフレーム部はほぼすべて2022版へ引き継がれていることを改めて確認できたので良しとしています。

また、新造された頭部や肩アーマーなども、よくドワッジ改らしく仕上がっており、広がった可動範囲と合わせて、決定版に近いキットであると思いました。

ただ、MGの初代ドムから完全リニューアルではないため、有り余る余剰パーツには少々疑問も残りました。やはり完全新規にすると金型の価格がペイ出来ないのかと勘ぐってしまうぐらい、パーツは余りました。

ただ、完成したドワッジ改は非常によくできております。ただ、この記事を書いている2023年12月現在、新品の入手は少々難しい状況ですが、お手元にキットを入手することができたら、ぜひニッパー入れて組んでみてほしいです。

あとは、お供のデザートザクも1/100で欲しいですね(HGでドワッジ改を製品化してくれてもいいのですが)。

以上、「MG 1/100 ドワッジ改」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 旧パーツと新パーツの接続でも違和感ほとんどなし
  2. 背面のスラスター内部やリアスカートのスリット部など加工精度が高い
  3. 定評があるのが納得のドム系スタイリング

キットの残念ポイント

  1. 本体価格を余分に払わされているのでは!?と思うほどの余剰パーツ
  2. ドワッジ同様に何処にも懸架出来ないヒートトマホーク
  3. 完全新規でもよかったのでは(金型代の元が取れないのか…)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル、クサビ形
  • 腕付け根:本体側引き出し式ブロックパーツ+腕側ボールジョイント
  • 脚部付け根:本体側スライド軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(胴体側固定軸、首側2軸ポリキャップ)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、モノアイ、胸部拡散ビーム部、ビームカノン部など

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムZZ
  • 型式:MS-09H
  • 名称:ドワッジ改
  • 搭乗者:デザート・ロンメル
  • 所属:旧ジオン残党軍
  • 商品価格:6,050円(税込)
  • 発売:2019年11月19日発送
  • パッケージ:プレミアムバンダイ標準(2色カラー)
  • 積みプラ解消: -16cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:ドワッジ
  • 派生キット:ドム、リックドム(2022年版)

MG ライトニングストライカーパック レビュー

今回のガンプラレビューは「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ライトニングストライカーパック」を見ていきます。

機体紹介

「ライトニングストライカーパック」は機動戦士ガンダムSEED MSVに登場する追加ストライカーになります。

「機動戦士ガンダムSEEDメカコンテスト」(2003年)において、一般公募の中から選ばれたものを再デザインした機体になっています。

70-31式電磁加農砲(レールガン)を装備し、大型のバックパックは他のストライカーパックよりも作戦行動時間が長くとることが可能となっていた。

ムウ・ラ・フラガが運用試験を行っていたが、戦闘でパックは破壊、のちにデルタアストレイでスローターダガーの装備としても登場しましたが、そこでも破壊される結果となっています。

キット紹介

キットはプレバン限定商品として2021年8月発送で、本体とストライカーパックがセットになった「MG 1/100 ライトニングストライクガンダム Ver.RM」とストライカーパック単体の「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ライトニングストライカーパック」の2種で発売されました(9月発送の2次まであり)。

今回レビューするのは後者の「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ライトニングストライカーパック」で、手持ちの「ストライクガンダム Ver.RM」と組み合わせてみていきます。

本体セットで購入すると、エールストライカーを別途入手する方法がない(ルージュはオオトリ装備)ため、ライトニングストライカー単体を選択しました。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは全てPS素材、パーツ番号はLIGHTNINGの頭の「L」が付いています。

シール

各部組立

背部ユニット

胸部ユニット

右腕ユニット

左腕ユニット

本体装着

ギミック&可動

アクション

ストライクガンダムとアクションベースの接続パーツ紛失のため、空中姿勢オミットです。ライトニングストライカーパックが腰部マウントも使用するため、ストライクガンダム付属のベースが使用できません。

まとめ

今回のガンプラレビューは「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ライトニングストライカーパック」を見てきました。

ストライクガンダムの増設ユニットですが、部品点数も多く作りごたえがありました。

スラスター内のフィンや、腰部のエネルギーケーブル接続ハッチなど、細かいギミックのつくりもよく、密度が濃い内容となっています。

ただ、残念ながら腕部ユニットが固定できず、ストライクガンダムVer.1.0には装着することができません(Ver.RM用ですので問題ありませが)。

あと、売りの一つである「70-31式電磁加農砲」を両手で構えさせるのは一苦労でした。グリップ接続部がほぼ固定のため、ポージングとしては制約が多いものになっていました。

大型装備に派手な大型武装、メジャー度は低いかもしれませんが、「人とは違うストライクガンダムを!」といった場合には、かなり上位の選択肢になるキットだと思います。

以上、「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ライトニングストライカーパック」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 増設ユニットだが作りごたえあり
  2. 電磁砲の接続部のパイプや背面のリード線接続部のハッチなど細かいギミックが良い
  3. プラスチックステッカーや水転写デカール付属など、ちょっとした高級感あり

キットの残念ポイント

  1. 両手でレールガン持たせるのは一苦労
  2. コンポジットポットが外れやすい
  3. Ver.1.0には非対応(腕部ユニットが固定できず)

技術ポイント

  • ゲート:クサビ形Ⅱ
  • 腕付け根:-
  • 脚部付け根:-
  • 関節構造:-
  • クリヤーパーツ:胸部ユニット、70-31式電磁加農砲基部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムSEED MSV
  • 型式:P204QX
  • 名称:ライトニングストライカーパック
  • 搭乗者:-(ライトニングストライクガンダムはムウラ・フラガ)
  • 所属:オーブ連合首長国
  • 商品価格:2,970円(税込)
  • 発売:2021年8月発送
  • パッケージ:プレバン仕様(側面解説あり)
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:MG 1/100 ライトニングストライクガンダム Ver.RM

MG エールストライクガンダム Ver.RM用 ランチャーストライカー/ソードストライカーパック レビュー

機体紹介

ランチャーストライカー/ソードストライカーはともに、GAT-X105 ストライクガンダムに装備可能な拡張パーツです。

ランチャーストライカーは砲撃戦を想定したストライカーパックとなっており、一発でコロニーの外壁に穴をあけることができる、超高速インパルス砲「アグニ」やコンボウェポンポッドを装備した重武装タイプ。

ソードストライカーはストライクの身長ほどの大型対艦刀「シュベルトゲベール」、アンカー付きシールド「パンツァーアイゼン」、ビームブーメラン「マイダスメッサー」を装備した白兵戦特化の装備となっています。

また、エールストライカーにランチャーストライカー/ソードストライカーを装備した全部載せ、パーフェクトストライクも、SEED本編がHDリマスターされた際に新設定+新作カットで本編に登場しております。

キット紹介

キットはプレミアムバンダイ限定で2013年6月の初回発送で商品化、その後も2017、2020、2023年と定期的に再販がかかっているアイテムとなっています。

パーツ自体はVer.RM以前に発売になっていた、「MG 1/100 ランチャー/ソードストライクガンダム」のセットから、”ランチャーストライカー/ソードストライカーパック”部分だけにして、新たに水転写デカール(ストライカーパック分のみ)を追加した内容になっています。

そのため、ストライクガンダムのVer.1.0にもVer.RMにも使用できる内容となっています(公式にはVer.RM用としか謳っておりませんが)。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーは「MG 1/100 ランチャー/ソードストライクガンダム」と共通なので、ランナー番号はQから始まります。

シール

各部組立 (ランチャーストライカー)

ショルダーアーマー(コンボウェポンポッド)

バックパック

接続アーム

ランチャーストライカー  超高インパルス砲アグニ

素組完成(ランチャーストライクガンダム)

各部組立 (ソードストライカー)

ショルダーアーマー

バックパック

ロケットアンカー

対艦刀シュベルトゲベール、ビームブーメラン マイダスメッサー

素組完成(ソードストライクガンダム)

素組完成(パーフェクトストライクガンダム)

本体付属のエールストライカーに両ストライカーを接続しパーフェクトストライクを再現可能です。

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ランチャーストライカー/ソードストライカーパック」を見てきました。

元々Ver.1.0の本体用に商品化された「MG 1/100 ランチャー/ソードストライクガンダム」(ストライク本体付き)から、ランチャーストライカー/ソードストライカーパックを取り出した商品構成でしたが、違和感なくそのまま取り付け可能にできるように、Ver.RMの設計時におそらくきちんと配慮されていたものと思われます。

ただ、ソードストライカーの肩アーマーのみ、取付時にスペーサー部品(Ver.RMに付属)が必要ですが、それ以外はVer.1.0用とは感じさせない装着感になっていました。

この商品はプレバン販売ではありますが、初回販売と3度再販(2023年8月現在)されており、他の限定キットと比較しても(一応)安定して供給されております。

こういった対象MS本体が一般販売で流通している商品のオプション装備は、定期的に再販されることが望ましいと個人的には考えています。

装備だけ独立商品として定期的にプレバンでの販売は、オプションの販売方法としては「あり」だと思いますので、継続して再販してほしいと思います。

以上、「MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM用 ランチャーストライカー/ソードストライカーパック」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. Ver.RM用都の表記だがVer.1.0にも使用可能
  2. 脱着もシンプルかつ,、しっかりしています。
  3. 元キット活かしながらも、パーフェクトストライクを実現

キットの残念ポイント

  1. ベースは2008年製なので、パーティングラインやゲート処理に割く時間多め
  2. パーフェクトストライクの場合、右肩が干渉する
  3. 「アグニ」を構えたポージングの幅が狭い(グリップの付け根に可動軸欲しいな)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:-
  • 脚部付け根:-
  • 関節構造:-
  • クリヤーパーツ:対艦刀及び、ブーメランのビーム刃部

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
  • 型式:AQM/E-X03 (ランチャーストライカー)、AQM/E-X02( ソードストライカー)
  • 名称:ランチャーストライカー/ソードストライカー
  • 搭乗者:-
  • 所属:地球連合軍、三隻同盟
  • 商品価格:2,420円(税込)
  • 発売:2013年6月
  • パッケージ:プレバン標準2色刷り
  • 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
  • ベースキット:MG 1/100 ランチャー/ソードストライクガンダム

ガンプラ進化論 (MG ストライクガンダム編) 

ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」 今回は「MG ストライクガンダム」の進化を見ていきます。

使用キット

MG エールストライクガンダム 2003年10月発売 価格 4,180円(税10%込)

・MG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RM 2013年05月発売 4,620円(税10%込)

Ver.RMは実質2.0にあたり、ビームサーベルのビーム部、ポリキャップの一部、専用ディスプレイスタンドが共通パーツとなっていますが、それ以外はすべて新規パーツでの構成となっています。

また、二つのキットの間にはほぼ10年の間があり、この記事を書いているのはVer.RMが発売されてからさらに10年後となっています。

フレーム状態での比較

どちらも頭部以外はフルフレームなので、外装を付けない状態で比較します。

写真は基本左が初代、右がVer.RMの配置になっています。

全体形状

可動部

Ver.RMで追加されているところを中心に見ていきます。

外装装着状態での比較

外装を装着した完成状態で見ていきます。

全体形状

色分け及び、細部形状

武装

シール

カラーリング

まとめ

今回はMGストライクガンダムを見てきました(エールストライカーはページ分けます)。

発売時期が10年ほど離れた2台でしたが、Ver.1.0の健闘も光る内容でした。

フレーム状態では、腹部の可動軸、脚部の付根が大きな違いでしたが、ヒジ、ヒザ、足首などの可動はそん色ない内容でした。

しかし、外装、特に色分けに関してはVer.RMの完成度に軍配が上がります。

また、装甲のスリットから見えるフレームは、いいアクセントになっており(スミイレと同じ効果)、パネル分割によるラインの追加や、細かいスジボリディテールも合いまり、情報量が増え、完成度に違いを与えています。

頭部の大きさや、全体的なボディバランスなど、Ver.RMは今風な小顔になっておりますが、設定画に近いバランスなのはVer.1.0かとも思います。この辺も時代に合わせた変化であって、いい悪いではない部分かと(Ver.RMの方がぱっと見カッコよく見えますけどね)。

新劇場版も公開が発表になり(ストライクの出番はないかな)、しばらく盛り上がりそうなSEEDシリーズ。その原点ともいえるストライクガンダム、HGでもMGでもEGでもよいので、一家に一台クラスのMSではないかと思います。

以上、ガンプラ進化論「MG ストライクガンダム編」でした。

追伸 

もし「ストライクガンダム+I.W.S.P.」や「ストライクノワール」がVer.1.0ベースだからと、ちょっと躊躇している方がおりましたら、あまりネガティブにならずにGoしてみましょう!

手を入れにくいフレームはしっかりしているので、外装部のちょっとした部分塗装やスジボリなどで、完成度の違いを感じることができる、いい素材になるはずです。

MG エールストライクガンダム(Ver.1.0) レビュー

今回のガンプラレビューは「MG エールストライクガンダム」を見ていきます。俗に言うVer.1.0のキットになります。

機体紹介

ストライクガンダムはガンダムSEEDに登場する機体です。

地球連合がオーブ連合首長国のモルゲンレーテ社の技術協力のもと開発された、5機の試作MSの5番目の機体になります。

その特徴は、背部に備えた装備換装コネクター「ストライカーパックシステム」で、戦況に合わせて装備変更を容易に行うことが可能となっています。

当初は搭載OSの最適化が行われておらず、まともに動くこともできない状態でしたが、偶然乗り込むことになったキラ・ヤマトが即座にアップデート、そのまま専属パイロットとして物語前半の主役機として、キラがフリーダムガンダムに乗り換えた後はムウ・ラ・フラガが搭乗し、最終決戦まで全編を通して活躍した機体となっています。

キット紹介

MGシリーズでは初のSEEDシリーズからの商品化で、2003年10月に一般店頭発売されました。

ストライクガンダム本体と高機動装備のエールストライカーユニットがセットになった構成でエールストライクガンダムが再現できる内容となっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「MG 1/100 ストライクガンダム」、GとHは「MG 1/100 エールストライカー」となっています。

素材はPS素材とABS素材(D、E、F)となっています。サーベルビーム部以外は全て新規パーツです。

シール

各部組立

頭部

胸部

腕部

腰部

足首

脚部

武装

ストライカーパック

エンジン内部の塗装も手がかかりそうです。

ディスプレイスタンド

フレーム完成

フレーム部のパーツ+自立できる最低限の構成(+頭部)の状態です。

素組完成

ストライク本体です。

ストライカーユニット接続時です。

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG エールストライクガンダム」をレビューしてきました。

2003年製のVer.1.0、作る前はあまり期待していなかったのですが、なかなかどうして。頭部以外はフルフレーム、太ももの装甲スライド機構も付いていたりと、MGシリーズ標準となっている技術はかなり確立されていました。

ただ、外装の色分けが細かいところまでは出来ていない部分や、フレームも全身ABS製で、塗装時は頭を悩ませたりと、当時の技術的な限界も感じ取ることができました。

特に背面の角形スラスターや、エールストライカーのエンジン部分などは塗り分けにかなり手がかかりそうだと、塗装に取り掛かる前からわかる部分があったりと、最近のMGやHGになれた身としては少々億劫に感じる部分もあります。

20年前のキットではありますが、フレーム関構造に関しては最近のキットから大きく劣るところはないが、外装の色再現はもう一歩といった、MGの進化の過程を感じ取ることができる1台でした。

以上、「MG エールストライクガンダム」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. きれいに固定できるエールストライカーの主翼
  2. 頭部以外はフルフレーム構造
  3. エールストライカーを接続しても自立できるボディバランス

キットの残念ポイント

  1. シールドグリップの中段の位置がしっくりこない
  2. フロントスカートの遊びが大きい
  3. ディスプレイスタンドが大きいため展示、収納にこまる。

技術ポイント

  • ゲート:標準
  • 腕付け根:本体側二軸ピンパーツ+腕側ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+ボールジョイント型ポリキャップ
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(頭部側ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:メインカメラ&ツインアイ、ビームサーベル刃

機体&キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダムSEED
  • 型式:GAT-X105
  • 名称:ストライクガンダム エールストライカーパック
  • 搭乗者:キラ・ヤマト、ムウ・ラ・フラガ
  • 所属:地球連合軍、三隻同盟
  • 商品価格:4,180円(税10%込)
  • 発売:2003年10月
  • パッケージ:MG標準初期型
  • 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)
  • 派生キット:MG エールストライクガンダムディアクティブモード、MG ストライクガンダム+I.W.S.P.、MG ランチャー/ソードストライクガンダム、MG 1/100 ストライクノワールガンダム、MG ストライクルージュ、MG ストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)

MG ゼータガンダム 3号機(Ver.2.0) レビュー

今回は、「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」の制作を始めたいと思います。

前回レビューのVer.1.0からVer.2.0への進化ポイントなどを確認しながら見ていきたいと思います。

Ver.kaの前に未製作の2.0シリーズを片付けたいと思います。

機体紹介

パッケージの記載によりますと、ゼータガンダム3号機はU.C.の正史には登場しないMSとなっていますが、「グリーンダイバーズ」や「GUNDAM EVOLVE../」シリーズでは映像化もされており、ゼータガンダムのバリエーション機という設定や、パイロットの謎も合わせて魅力的なMSとなっています。

設定としてはカラバにより評価試験が行われた「ゼータガンダム」の別機体で、機能的な差はありませんが、白系にピンクのストライブが印象的なボディカラーが採用されています。

キット紹介

キットは「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.2.0」のカラーバリエーション商品として2007年3月に一般店頭で限定キットとして発売されました。

当時はまだプレバンも普及しておらず、カラバリ限定キットではありますが、普通に店頭で購入することができました。

内容はゼータ2.0から、成型色を変更し、特徴的なピンクラインの専用のシールが追加されたものとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「MG 1/100 ゼータガンダムVer.2.0」、色再現用に追加ランナーなどは入っていません。

PS素材とABS素材が採用されています。

シール

各部組立

頭部

胸部

フライングアーマー

腕部

腰部

足首

脚部

武装

メガランチャー

スタンド

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

ウェイブライダー

まとめ

今回は「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」をレビューしてまいりました。

カラーリング以外は「MG ゼータガンダムVer.2.0」と共通なので、Ver.2.0のキットとして見ていきますと、格段にVer.1.0からは向上しておりました。

関節数および可動域の向上によるポージングのしやすさ、ロック機構増加によるによるMS形態、WR形態の安定感、より進化したパーツによる色分けなど、Ver.1.0で煮詰め切れていなかった部分が大きく改善されておりました。

ゼータに関してはかなり早い段階(MKⅡに続き2機種目)でVer.2.0へ進化したのも、1.0での問題点がバンダイとしても相当不満に思っていたのではないかと想像します。

Ver.kaの入手前にこの記事書いておりますが、おそらく変形機構やMS時の関節機構の基本はこのキットから受け継いで、更にブラッシュアップしているものであると考えます。

今回、Ver.2.0で一番気になったのはMS時の接地感で、どうしても足首のつま先側か、かかと側が浮いてしまうことが多く、しっかり直立姿勢をとるのが難しいことでした。

変形もいいですが、やはりMS時の立ち姿決まるのがうれしいので、最新Ver.にはそのあたりも期待したいです。

とはいえ、今回作ってみましたがVer.2.0もかなり優れたキットです。価格差やメガランチャーの有る無しなど、まだまだVer.2.0にも需要はあると感じました(ノーマルカラーですが)。

以上、「MG 1/100 ゼータガンダム 3号機」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. Ver.1.0から格段に向上した各部のロック機構によるしっかり感
  2. 同様にカッチリして、持つところに困らなくなったウェイブライダー
  3. プロポーション、変形、付属品と、今見ても高次元でまとまっている(Ver.2.0共通)

キットの残念ポイント

  1. (Ver.1.0からは格段に良くなっていますが)武器の保持力が低いハンドパーツ
  2. 接地感の低い足首
  3. 付属の物しか使用できないスタンド接続部(アクションベース非対応)

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
  • 脚部付け根:本体側固定軸+脚部側3軸
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、ボールジョイント型ポリキャップ(首)
  • クリヤーパーツ:ツインアイ+メインカメラ、ビームサーベル刃
  • パッケージ:限定モデル専用パッケージ
  • ベースキット:MG 1/100 Zガンダム Ver.2.0

キットデータ

  • 登場作品:ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ、GUNDAM EVOLVE../9
  • 型式:MSZ-006-3
  • 名称:ゼータガンダム 3号機
  • 搭乗者:ホワイト・ユニコーン
  • 所属:カラバ
  • 商品価格:5,500円(税10%込)
  • 発売:2007年3月
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

MG Zガンダム (Ver.1.0) レビュー

今回のガンプラは「MG 1/100 Zガンダム」の俗にいうVer.1.0を素組でレビューしていきます。

最新のVer.kaの発売が間近に迫ったこのイミングで、Ver.1.0を再確認しておこうと思います。

機体紹介

もはや説明不要かと思いますが、「機動戦士Zガンダム」の主役機、ゼータガンダムです。

パイロットのカミーユ・ビダンが基本設計を行い、アナハイムエレクトロニクスで製作された機体になります。

可変機能を有し、MS形態からウェイブライダー形態へ変形し、単独での大気圏突入及び、大気圏内での飛行を可能にした機体になっています。

物語ではZZガンダムの第一次ネオ・ジオン抗争終盤まで活躍しました。

キット紹介

MGでは5番目に商品化された「Zガンダム」は1996年4月に一般店頭発売されました。それまでに発売されたのは、RX-78ガンダム、シャアザク、量産型ザク、G-3ガンダムといった内訳だったので、実質MG3機目といった状況でした。

完全変形を実現し、なおかつMS形態とWR形態を両立した、MGブランドの確立に一役買った、エポックメイキングな1台です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナーはすべて新規で表記は「1/100 MSZ-006 ゼータガンダム」となっています。

素材はFパーツがABS素材、H1パーツとポリキャップがPE素材で、それ以外はPS素材です。

ランナー表示(AとかB1とか)が小さくて、最初のうち探すのに手間取りました。また、最近のキットと比較するとランナー1枚が大振りです。

シール

各部組立

頭部

胴体部

スタビライザー

フライングアーマー

腕部

足首

脚部

武装

素組完成

ハンドパーツの保持力が弱いため、ライフルはふらふらでいつ落ちてもおかしくない状況でした。

ギミック&可動

アクション

ウェイブライダー

比較

まとめ

今回は「MG Zガンダム (Ver.1.0)」をレビューしてきました。

発売から四半世紀経過しているキットであることに驚く部分と、納得する部分とが混在するゼータでした。

それまで可変するゼータガンダムのプラモは、旧キットの1/100しかなかった時代に、このMS形態時のプロポーションで完全変形を実現したことは衝撃だったことを覚えております。

実際変形機構の基礎やアイディアはこのキットで確立したものも多く感じました。

しかし、今回組んでみると、腰の可動が全くなかったり、ロック機構が少ないため、”ふにゃふにゃ”で形を維持するのが難しいWRや、ライフルすら保持できないハンドパーツ、ポリキャップむき出しのヒジや、目立つ合わせ目など、四半世紀後の目で見ると気になるところは山ほどあります。

このキットしっかり仕上げるには、それなりに時間と技量が必要かと感じました。

ただ、ガンプラの歴史を語る上では、外せないキットであるとは思いますので、機会があれば(現状、入手は困難)一度味わっておいてもよいと思います。

そこまで、時間も手間もかけたくない方は2.0やVer.kaチョイスでなんの問題ないです。

以上、「MG 1/100 Zガンダム (Ver.1.0)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. MS形態とWR形態を両立した意欲作
  2. 立ち姿はかっこいい
  3. テールスタビライザーの電飾は地味にカッコイイかも

キットの残念ポイント

  1. 武器が全く保持できないハンドパーツ
  2. ボディ部分の剛性感ゼロのWR形態
  3. 荷重が支えきれないフライングアーマー接続部のポリキャップ

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:胴体側固定ボールジョイント
  • 脚部付け根:胴体側固定ボールジョイント
  • 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(胴体側固定ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部およびビームライフルセンサー、ビームサーベル
  • パッケージ:変形サイズMG
  • 派生キット:ゼータガンダムコーティングバージョン

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士Zガンダム
  • 型式:MSZ-006
  • 名称:ゼータガンダム
  • 搭乗者:カミーユ・ビダン
  • 所属:エゥーゴ
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:1996年04月
  • 積みプラ解消: -8.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗っていきたいと思います。

塗装レシピ

サーフェイサー:Mr.サーフェイサー1200を使用しましたが、オレンジとイエローの発色考えたら白サフかピンクサフを使用したほうが良かったのではと、少し後悔しております。

以下は使用した塗料です。

本体:FG-06 プラチナブロンドベース(フレームアームズ・ガールカラー ガイアノーツ)

胴部:NC-010 マンダリンオレンジ(ガイアノーツ)

頭部他カメラ部:下地 シルバーの上にクリアーグリーン(ガイアノーツ)

バイザー内部:VO-15 フレームメタリック2(ヴァーチャロンカラー ガイアノーツ)

関節:メカサフ へヴィ(ガイアノーツ)

スラスター内側レッド:PB-01 パンツァーレッド(1)(ガリアンカラー ガイアノーツ)

武器類:HM-03 ヘビーダークグレー(重戦機エルガイムカラー ガイアノーツ)

ビームライフルホワイト部:ニュートラルグレーⅠ(ガイアノーツ)

塗装済み完成

成型色は茶色強めですが、塗装完成見本は今回の黄色っぽいほうが近い感じです。

マスキングポイント

本体でマスキング使用したのはこのスネ部分のグレーだけです。こちらも付属のホイルシールをマスキングテープ代わりにしております。中のシリンダー部はガンダムマーカーのメッキシルバー使用しています。

アクション

まとめ

今回は「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を全塗装でレビューしてきました。

少し古いキットではありますが、そこはやはりMG!ジムのシンプルな構造と相まってマスキング必要個所も最小限で、ほぼ部品ごとの塗装でOKでした。

ただ、ビームライフルの色分けは超絶面倒です。最近の設計ならば、絶対にパーツ分割されていると思われますが、この辺りは古さを感じずにはいられませんでした。

このキット、成型色が少々安っぽい印象だったので、おもちゃっぽさから脱却させるには、全塗装オススメです。

あと、ガイアノールのメカサフを今回初めて使用しましたが、かなり使い勝手はよかったです。なるべく塗装回数を少なくして、ABSパーツの破損率下げたい場合はうってつけだと思いました。

以上、「MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)」全塗装レビューでした。

MG RGM-79(G) ジム(陸戦型)レビュー

今回は、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」を素組でレビューしていきます。

全塗装レビューはこちら

機体紹介

RGM-79(G) ジム(陸戦型)は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場したMSです。

RX-78の実働データ回収以前に試験的に量産されたという設定で、地上戦に特化したチューンがされており、重力下ではRX-78ガンダムに匹敵し、よく知られる量産型ジムを上回る機動性、運動性能を有していたとされてます。

キット紹介

キットは2001年07月とMGシリーズの中では比較的初期に発売された1台となっております。

先に発売となっておりました、「陸戦型ガンダム」、「ガンダム Ez-8」と一部パーツを共有しながら、陸戦型ジム専用パーツを追加した内容となっています。

このキットの後には、カラーリングを変更して外部ジェネレーターを追加した「ジム・スナイパー」も2006年に発売になっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

シール

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

脚部

武装

フレーム

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」をレビューしてきました。

初期のMGで、発売から20年以上経過しておりますので、ビス止めや大量のポリキャップに設計の古さは感じました。

フレームもまだ詰め切れていない部分もあり、腕や脚はそれなりですが、胴体部はそこまで意識されておらず、まだまだブランド成長途中といった感じです。

ただ、豊富な武装(ダボなしなので手の中でふらつきますが)や、その存在自体が世界観を広げる名わき役なので、複数並べるもよし、陸戦型ガンダムなどと共演させるもよしと、非常にプレイバリューの高いオススメの1台でした。

以上、「MG 1/100 RGM-79(G) ジム(陸戦型)」のレビューでした。

全塗装レビューへ続く)

キットのグッドポイント

  1. 色分け再現がしっかりされている(ライフル以外)
  2. ビームサーベルラックの開閉構造
  3. 豊富な武装

キットの残念ポイント

  1. 明るすぎるオレンジの成型色
  2. ビス止めによるひじ関節が硬い
  3. 前腕やスネなどすき間ができる

技術ポイント

  • ゲート:ノーマル
  • 腕付け根:固定+ボールジョイント
  • 脚部付け根:1軸+ボールジョイント
  • 関節構造:ヒジ(二重)ヒザ(二重)首(固定+ボールジョイント)
  • クリヤーパーツ:頭部バイザー、サーベル刃
  • パッケージ:MG標準+中ブタ付き
  • ベースキット:MG 陸戦型ガンダム、MG ガンダム EZ-8
  • 派生キット:MG ジム・スナイパー

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム 第08MS小隊
  • 型式:RGM-79(G)
  • 名称:ジム(陸戦型)
  • 搭乗者:連邦兵士
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:2001年07月下旬
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンキャノン 全塗装 レビュー

今回は以前レビューいたしました「MG ガンキャノン 」を全塗装していきます。

今回も、なるべく調合しなくてもよさそうなカラーを探して瓶出しで塗ってます。

ガンキャノン自体、メディアに登場してから40年以上経過していることもあり、ボディの赤も時代によっていろんな解釈がありますが、今回は「めぐりあい宇宙」のガンキャンをイメージしてカラーを選択しました。

塗装レシピ

赤と黄色の部分はGSIクレオスのピンクサーフェイサーを使用しています。

それ以外は同じくGSIクレオスの「Mr.サーフェイサー1200」です。

以下は使用した塗料です。

本体レッド:ミディアムレッド(ガイアノーツ クラッシャージョーカラー)

胴部などイエロー:RX-78イエロー Ver.アニメカラー(GSIクレオス ガンダムカラー)

頭部ホワイト:ニュートラルホワイト(ガイアノーツ ナスカシリーズ)

頭部レッド部:モンザレッド+黒少々(GSIクレオス)

関節、足首など:ブルーグレー(ガイアノーツ ボトムズカラー)

武装とバックパック:ヘビーブルーグレー(ガイアノーツ エルガイムカラー)

ミサイルランチャー:ニュートラルグレーⅠ(ガイアノーツ )

コアファイターは後ほど

(ガイアノーツさん、上記キャラクターカラーも定期的に再販よろしくお願いします)

塗装済み完成

マスキング&マーキングポイント

基本マスキングが必須な個所はありませんが、今回は頭部の合わせ目を消すために、マスク部塗装後にバイザー事マスキングして、ヘルメット部を塗装しております。

ガンダムデカールは気を付けて作業しても、やっぱりうまく貼れません。修行が足りないのか…

「ガンダムデカール(水転写)も再販してくれー」と切に願います。

アクション

まとめ

今回は「MG ガンキャノン」を全塗装でレビューしてきました。

今回、塗装するにあたり、赤をどの赤にするかは非常に悩みました。

最終的にはガイアノーツの、「ニュートラルレッド」をチョイスししたのですが、個人的にはかなりイメージに近い仕上がりになったと思っております。

関節や足首に使用した「ブルーグレー」も、求めていたのはまさにこれ!といった色でした。

さすがはどちらもサンライズ公認といったところでしょうか。

また、ライフルやキャノン砲に使用したヘビーブルーグレーも塗装中は少し緑が強い気がしましたが、乾燥後はまずまずでした。

ガンキャノンは赤の面積が大きく、単調になりがちなので、みなさんも自分の赤にこだわって塗装することをオススメいたします。

あと、マーキングシールはやはり失敗確率が高いです(個人的な感想)、ガンダムデカール(水転写)のガンキャノン用再販を希望します、なぜかガンダムデカールDXシリーズにも108や109のちょうどよい大きさの物が付属していないので、泣く泣く本体付属の物を使用いたしました。

以上、「MG 1/100 ガンキャノン 」全塗装レビューでした。

MG RX-78 ガンダム (Ver.1.0)レビュー【ガンプラ】

今回のガンプラは「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」をレビューしていきます。

ブログの効果に順番が前後してしまいましたが、レビューNo.101ということで、MG第一弾を取り上げてみたいと思います。

はたして、四半世紀以上前の初代MGはいかがなものなのか、見ていきたいと思います。

機体紹介

元祖ガンダムです。言わずと知れたといいたいところですが、最近はファーストガンダムを知らない世代も増えてきたように感じますので謙虚に行きますと、宇宙世紀系のガンダムシリーズに出てくる、地球連邦軍が最初に完成させたモビルスーツ(ガンキャノンのほうが先かも?)で、その後の連邦系MSの始祖となる機体です。

開発を行ったのは、主人公アムロ・レイの父テム・レイ。ジオン公国の主力MSザクを全く寄せ付けない「連邦の白い奴」です。

キット紹介

このキットはが「ガンプラ」史上の大きな転換点、新たな1/100ブランド「マスターグレード」(以後MG)の第一弾として、1995年7月に発売されたものとなります。

1980年7月に初代1/100が発売されて以来のRX-78 ガンダム!!それまで15年間は驚くことに腹部のコアファイターが丸見えの旧キットしかRX-78がありませんでした。そこに登場した新ブランドは可動もプロポーションも、付属デカールも、豪華な組立説明書も、すべてが今までのガンプラとは一線を画す、ワンランクもツーランクもレベルアップしたキットでした。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

素材はGパーツとポリキャップがPE表示で、それ以外はPS素材となります。

ランナー表記は「1/100 RX-78-2ガンダム」、ただし一部ランナーは「1/100 RGM-79 GM」が並んで表記されています(A1、B1、C、F、G)。

また、どうもMGジム(Ver.1.0)が発売になった時点で、ランナー構成も変更になっているようです。発売時期によってはこの写真通りではないランナーパターンもあるようです。

各部組立

頭部

胸部

ランドセル

腕部

腰部

足首

足首ブロックを左右合わせたところです、(裏側ですが)段差も出ますし、ダボも円形しておらず、部品精度は最近の商品と比較するとやはり低めです。

脚部

コアファイター&コアブロック

武装

その他(ディティールアップパーツ)

素組完成

ギミック&可動

ハッチオープン

最初期のMGはフレーム+外装といったところまでは再現できておらず、その代りに外装の一部をカットしてオープン可能な作りで、中を見せるといった手法をとっています。

ゲルググVer.1.0あたりからフレームが部分的に導入され始めています。

アクション

比較

全塗装済みなので仕上がりの差は参考になりませんが、形状比較としてVer.2.0と並べてみました。

まとめ

今回は「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」のガンプラをレビューしてきました。

記念すべきMG第一号のキットですが、現在のMGにも通じるものを随所に見ることができ、いかに最初にコンセプトをしっかり煮詰めて立ち上げたブランドだったのだと、改めて確認することができました。

四半世紀経った今の目で見ると、作った後の率直な感想としては「大きなHGだな」とも思いましたが、肩の特殊印刷や、メタリックシールによる金属表現(今回は貼っていませんが)、股間Vマークの色分けや、ハッチオープンなど、その当時持てる技術を注ぎ込んだキットであることを随所に感じ取れました。

部品精度が低めな箇所もありますが、基本工作の練習にもちょうどいい1台、機会があれば手に取ってみてほしいです。

先日寄ったガンダムベース東京では新品の販売がまだありましたので(2022年9月末現在)、MG最初の一歩を改めて味わうのもオススメです。

以上、「MG 1/100 RX-78-2 ガンダム(Ver.1.0)」のレビューでした。

キットのグッドポイント

  1. 最初の1台目にして、マスターグレードの哲学が感じられる
  2. メッシュ素材や各種シール。マーキング印刷など新しい素材・技術も積極的に取り入れる試み
  3. 組みやすくて、意外と初心者へオススメかも

キットの残念ポイント

  1. 頭部カバーのすき間
  2. シールドの保持力
  3. 目隠しシールは付属するが、合わせ目が目立つ脚部

技術ポイント

  • ゲート:(職人技か?)跡が残りずらい標準ゲート
  • 腕付け根:胴体側固定軸
  • 脚部付け根:本体側固定軸+ボールジョイント接続
  • 関節構造:ヒジはシングル、ヒザは(一応)二重関節
  • クリヤーパーツ:メインカメラ、ツインアイ、コアファイターキャノピー、ビーム刃
  • パッケージ:中ブタあり
  • 派生キット:MG RX-78-3 G-3ガンダム、MG RGM-79 ジム、MG RX-78-2 ガンダム ver1.5

キットデータ

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 型式:RX-78-2
  • 名称:ガンダム
  • 搭乗者:アムロ・レイ
  • 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:1995年07月
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)

MG デルタプラス レビュー

今回は「MG 1/100 デルタプラス」をレビューしていきます。

機体紹介

「機動戦士ガンダムユニコーン」でリディ少尉が搭乗した可変モビルスーツです。

元々デルタガンダムとして開発されていたが、技術的な問題などで可変機能を搭載することができず、変形機能をオミットして誕生したのが「百式」、その後「ゼータガンダム」の開発を経て培った技術をデルタガンダムの設計構想にフィードバックして完成したのが、デルタプラスとなります。

そのため、見た目は百式、変形方法はゼータガンダムといったMSになっています。

キット紹介

「MG 1/100 デルタプラス」は2011年に発売、ゼータガンダムVer.2.0(2005年)と百式Ver.2.0(2015年)の間に発売され形となっており、変形機構の基本はゼータ2.0からの踏襲となっています。

フレーム部分はABS素材を多用しており、複雑な変形機構を支えておりますが、塗装派にとっては少し悩ましいキットとなっています。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

基本デルタプラス専用なんですが、一部「MSフレーム1」(Fパーツ)、「MSフレーム2」(Iパーツ)の共通パーツと思われるものがあります。

しかし、どのMSと共通かが不明です(ゼータ2.0、リゼル、百式2.0は該当せず)、どなたか教えてください。

また、Hパーツは「MG 1/100 リゼル一般機」と「MG 1/100 デルタガプラス」、ポリキャップは「MG 1/100 ゼータガンダム Ver.2.0」と「MG 1/100 デルタガプラス」のダブルネームになっています。

Aパーツ

Bパーツ

Cパーツ 

Dパーツ 

Eパーツ

Fパーツ 

Gパーツ

Hパーツ

Iパーツ

Jパーツ

Kパーツ

シール

各部組立

頭部

胸部

フレキシブルバインダー

腕部

腰部

足首

脚部

武装

その他パーツ

フレーム完成

素組完成

ギミック&可動

アクション

変形

ウェーブライダー

比較

まとめ

今回は「MG 1/100 デルタプラス」をレビューしてきました。

フルフレームに、そのフレームだけでもほぼ変形できるなど、これぞマスターグレード!といった、作っていて楽しい1台でした。

また、細かなロック機構の配置もよく考えてられており、MS形態もウェーブライダー形態もぐにゃぐにゃすることなく、手に持つところを選ぶようなこともない、ゼータ系変形モデルの到達点と感じられる良キットでした。

ただ、デルタプラス以降、ダブルゼータVer.Kaは出てきておりますが、Z系MSは出ていませんので、今の技術だともっとすごいものができるのでは!?との期待感を持たざるを得ません。

欠点を上げるとすると、足首の接続部の関節、変形機構を含んだつま先部の踏ん張りが効かないのと、可動指のハンドパーツしかないため、ライフルの保持力気になる点ではありました。

しかし、それ以外は組みごたえもあり、完成した後の立ち姿も美しく満足度の高い1台ですので、手に入れるチャンスがあれば是非お勧めしたいキットでした。

キットのグッドポイント

  1. 外装パーツが(ほぼ)無くても、変形可能なフルフレーム
  2. 変形モデルだが、破綻のないプロポーション&細かいロック機構でがたつかない
  3. ツインカメラ部以外シール不要な色分け再現

キットの残念ポイント

  1. 足首の関節強度が弱め
  2. 切り出しに気を使う、全体的に太めなゲート
  3. ライフルの保持力が弱め

  • 登場作品:機動戦士ガンダムユニコーン
  • 型式:MSN-001A1
  • 名称:デルタプラス
  • 搭乗者:リディ・マーセナス少尉
  • 所属:地球連邦軍 ロンドベル隊
  • 商品価格:4,950円(税10%込)
  • 発売:2011年08月06日
  • 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンダム試作1号機 GP01Fb フルバーニアン レビュー

今回はゼフィランサスに引き続き、「MG 1/100 ガンダムGP01Fb」フルバーニアンをレビューいたします。こちらも商品名に”フルバーニアン”の記載はなくFb表記のみです。

機体紹介

シーマのゲルググMにやられ大破したGP01を改修、修復。背面に非常に目立つユニバーサル・ブースター・ポッドや全身に多数装備した姿勢制御用バーニアなど、宇宙用戦用MSとしてよみがえった機体です。

最終的にはガトーのGP02と相打ちとなり、その役目を終えています。

キット紹介

本設定同様、「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をベースに、変更部分の新規パーツを追加したキットとなっています。

そのため、ランナー構成見る限り、ゼフィランサス開発時には当然フルバーニアンも念頭にあったと思われ、ベースキット+追加パーツの割には余剰パーツ少な目です。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

各部組立

頭部

胸部

コアブファイター(コアブロック)

腕部

腰部

足首

脚部

武装

余剰パーツ

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

コア・ファイターⅡ

まとめ

「MG 1/100 ガンダムGP01Fb」フルバーニアンも見てきました。

関節や武器の保持力のみならず、パーティングラインにパーツのヒケ、久々に見たバリ!(個体差だとは思いますが)、一部組立説明書のわかりずらさなど、GP01ゼフィランサス同様、25年落ちのキットであることを感じざるを得ないキットでした。

最近のHGやMGしか作ったことのない人にとっては驚きの内容かもしれません。

しかし、ヤスリ掛け、ヒケの処理、緩い関節対策など工作技術の確認や、ホビージャパン2022年2月号など参考に大きく手を入れるもよしなので、時間をかけてじっくり味わうにはなかなか良い素材かとも思いました。

ただ、ゼフィランサスとセットで早期の2.0化なりVer.Kaでのリニューアルをバンダイさんにはお願いしたい1台でもありした。

キットのグッドポイント

  1. 肩アーマーのバーニア展開は小気味よい動き
  2. ゼフィランサス同様、コアファイターの変形・連結はしっかりしている
  3. 立ち姿だけなら許せる

キットの残念ポイント

  1. ポージング作業がもはや苦痛レベルの各関節
  2. 肩アーマーに干渉するシールド取り付け方法
  3. ヒケにバリも含め全体的に低い部品精度

  • 登場作品:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • 型式:RX-78GP01Fb
  • 名称:ガンダム試作1号機 フルバーニアン
  • 搭乗者:コウ・ウラキ少尉
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:3,300円(税10%込)
  • 発売:1997年12月
  • 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)

MG ガンダムRX-78GP01 ゼフィランサス レビュー

今回は「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をレビューしていきます。

キットの商品名だと「試作1号機」も「ゼフィランサス」の文字記載なし、確かゼフィランサスって名前は後付けだったような記憶が…(と思っていたら組立説明書は記載があった!)

機体紹介

「機動戦士ガンダム0083」の前半の主役機です。

ファーストガンダムことRX-78をベースに改修・設計変更を行った機体で、設計・製造はアナハイムエレクトロニクス社が担当したものとなっています。

母艦アルビオンがトリントン基地へ入港した際に、試作2号機がジオン残党軍に奪取される事件が勃発、たまたま居合わせたコウ・ウラキ少尉が搭乗、すったもんだはありましたが、そのまま専属パイロットとして認定。

その後、宇宙戦でシーマのゲルググに中破に追い込まれ純然たるゼフィランサスは退場となりますが、フルバーニアンとして復活!物語後半で2号機と相打ちになるまで頑張ります。

ちなみにコードネームのGPは「ガンダム・プロジェクト」の略だそうです(試作〇号機なんで、ガンダム・プロトだと思ってました)。

キット紹介

「MG ガンダムRX-78GP01」は1997年08月発売と、かなり初期のマスターグレードになります。

Ver.2.0にもVer.Kaにもなっていない機体としては最も古いMSになります。

MGシリーズが1995年からスタートし、0083が1991~1992年に制作された映像作品だったため、まだまだ作品熱が冷めておらず、0083に登場するMSは皆かなり早い段階でMGシリーズに名を連ねています。

逆に今となっては、古いMGばかりのシリーズになってしまい、少しもったいない感じです。

そんな四半世紀前のキットを今回は見ていきたいと思います。

パッケージ&内容物紹介

ランナー紹介

ランナー表記は「1/100 ガンダムRX-78GP01」表記 F1ランナーがABS素材、EパーツとポリキャップがPE素材となっています。

各部組立

頭部

胸部

コアブロック(コアファイターⅡ)

コアブロックへの変形

腕部

腰部

足首

脚部

武装

フレーム

素組完成

ギミック&可動

アクション

比較

まとめ

「MG 1/100 ガンダムRX-78GP01」をレビューしてきました。

まもなく四半世紀経過となるキットですが、(最新キットと並べてはいませんが)立ち姿はそれほど古さを感じることもなく、まだまだいい感じだと思いました。

また、複雑変形のコアファイターⅡや、コアブロックとAパーツ、Bパーツの合体部などSガンダムほどではないですが、当時としてはかなりびっくりレベルの仕上がりだったのではと思います。

しかし、可動部分はちょっと動かすと肩ブロックからすぐ外れる上腕だったり、荷重がかかる大型の関節部も全てポリキャップ頼みのため、常に緩い感じであったりと、ポージングなどにはかなり気を遣う必要があります。

さらに、武器類もハンドパーツの指の保持力だけが頼りなため、ライフルがぐらついたり、サーベルはすぐ落ちてきて長時間保持できなかったりと、なかなかに厄介です。

ただ25年たった今でも、商品としては十分に魅力があり、ただ単純に最新キットと比較して劣っていると簡単に結論を出さずに、発売時期や、年月の経過をも加味して味わうべきキットなのではと思いました。

キットのグッドポイント

  1. なかなかに変形が複雑なコア・ファイターⅡ
  2. バックパックのコアファイターカバーがぴったりはまって気持ちいい
  3. 立ち姿だけなら、まだまだ現役

キットの残念ポイント

  1. 完成したばかりでもヌルっと緩い関節
  2. 一瞬ヒケかと思う、吹けば飛ぶような貧弱モールド、逆に目立つパーティングライン
  3. 差し替え式の胸部インテークパーツや上腕がポロリしやすい

  • 登場作品:機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
  • 型式:RX-78GP01
  • 名称:ガンダム1号機
  • 搭乗者:コウ・ウラキ少尉(のちに中尉)
  • 所属:地球連邦軍
  • 商品価格:2,750円(税10%込)
  • 発売:1997年08月01日
  • 積みプラ解消: -8cm(パッケージの高さだけで算出)