今回は『HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)』をレビューしていきます!
令和最初のRX-78-2、そしてガンプラ40周年を祝うアイテムとして、発売前からバンダイスピリッツの情熱がビシビシ伝わってくるキットです。
果たしてその期待に応えているアイテムなのかをガンプラ40年の歴史をリアルタイムで知るこの目で確かめていきたいと思います。
キットは素組でチェックしてから全塗装、スミ入れ、シール、クリアコートで仕上げる予定です。
また今回は、期待のNewアイテムですので、作成&撮影したところから随時アップしていきたいと思います。
目次
パッケージ&内容物紹介
パッケージはハイパーバズーカを構えた前期型です。
一般店頭商品なので、当然ながらサイドスペースにもカラーで解説が入っております。下段右側のYouTube動画「GUNDAM RISING」の紹介が載っています。
シャアセイラ編以降のガンダム本編にも触れられており、気になるなる文章となっています。
取説は片面カラーの10ページとなっています。
4月から再開されるビルドダイバーズRe:RISEの紹介チラシが入っていました。エクスヴァルキランダー(6月発売)ってどこかに載ってましたっけ?
ランナー紹介
ポリキャップ以外は全てPS素材です。
Aパーツ イロプラ 青、赤、黄色の部分は全てこのランナーにまとめられています。ランナー表記は「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。
B1パーツ グレー 武器や関節部です。こちらも表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。
B2パーツ グレー B1と対になるランナーです。
Cパーツ グレー インナーフレーム中心ですランナー表記は「HG 1/144 ORIGIN MS」オリジン系の連邦MS共通ランナーとなっています。
D1パーツ ホワイト 肩と脚部の外装中心です。ハイパーバズーカの砲身が付いています。 表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。
D2パーツ ホワイト D1と対になるランナーで、バズーカの砲身がないものになっています。
Eパーツ グレー ビームライフル2種とランドセルです。 表記は 「HG 1/144ガンダム(オリジン)」です。
Hパーツ グレー ショルダーキャノンです。ランナー表記は「HG1/144 局地型ガンダム」となっています
PC-001タイプのポリキャップです。
ビームサーベルです。SB-13となっています。
ホイルシールです。メインカメラはじめとしたセンサー部と、股間のVマーク、オリジン版は横棒無くなっていますが、⊖部分のグレーがシール再現となっています。
マーキング関連のシールです。
各部組立
このキットは前期型と中期型のコンパチ仕様となっております。今回はせっかくショルダーキャノンもついているので前期型で組み立てて言います。
頭部
ツインアイ部分は黄色の成型色となっています。クリアではないので、目の部分の凹凸も見やすいです。
頭部バルカンも色分けされています(RGか!?)頭部メインカメラも色分けされています。この段階で目の部分はホイルシール使用しています。
残念ながら、後頭部のリアカメラは色分けされておらず、シール対応になります。アンテナには安全ダボついています。
胸部
胸部のパーツ構成です。赤い部分の上のブロックは胸部の青い部分で前後から挟み込むような形で固定します。
ちなみにこちらが中期型の胸部前半分です。違いはほとんどわかりませんが、右胸のモールドが違っています。
右肩のバルカン部分のふたは前期型と共用になります。
ランドセル
ランドセルは肩部キャノン砲とビームサーベルラックを差替えて変更します。ポリキャップが基部に仕込まれています。
構造的にキャノン砲は左右どちらにも取り付けられそうです。
こちらは中期型、見慣れたランドセルです。
腕部
写真の握り手、平手の他に武器用のハンドパーツが左右付属します。
肩ブロックと右手前腕部分が前期型と中期型で異なります。
腕部のモールドは今までのHGより多い印象です。
腰部
脚の付け根はスイング機構ついています。
フロントの黄色の四角い部分はきっちりはめ込むと外せなくなりそうなので、塗装のことをかんがえてゆるめに取り付けています。
足首
足首はつま先部分が別パーツで稼働します。
細身な印象で、スリッパ部分つま先が鋭角気味です。
脚部
脚部フレームは膝アーマーが独立稼働するようにスネ側が二重になっています。
ふくらはぎのバーニアが開閉します。片足ずつですが、接地感は良好です。
武装
ライフルスコープの黄色い部分は取り付けると外せなくなりますので、塗装のことを考えてここでは取り付けしておりません。
ライフルは両方とも、マウント用のパーツが付いていて、回転させることで収納できます。バズーカも色分けばっちりです。
素組完成
前期型です。
前回の「HG スレイヴ・レイス」と比較すると、格段に脚の設置感がいいです。
ここからはパーツを組替えて中期型です。
見慣れたRX-78になっております。
ギミック&可動
頭部は前後へ非常良く動きます。
水平より高く引き上げることができます。
標準的な引き出し関節です。
肘もほぼ完全に折りたたむことが可能です。
腰は非常に良く動きます。後ろにそらせすぎると、腹部前側に思いっ切りすき間ができます。
膝もよく曲がります。膝部分のアーマーが独立して動くの、180度近く曲げることがでいます。
股間の軸をスイングすることによって、立膝も難なくこなします。
背中のキャノン砲の付け根アーム部分は丸い箇所2カ所で可動します。
ランドセルにシールド装着可能です。
腰のラッチに武器をマウントできます。
アクション
黄色のスコープ部分は取り付けていません。
左手グリップがうれしいです。
中期型と中期型ライフルです。こちらもスコープ付けていません。
塗装+シール貼り付け完成
塗装レシピは
白:ニュートラルホワイト(ガイアノーツ)
青:ブルー44(ガンダムカラー)
レッド:レッド13(ガンダムカラー)
イエロー:RX-78イエローVerアニメカラー
関節:取説通りのブラウン系グレー(2021年1月訂正)
ランドセルグレー:ニュートラルグレーⅤ(ガイアノーツ)
武器グレー:ニュートラルグレー+ミッドナイトブルー
シールは付属のマーキングシールをそのまま使用しています。残念ながら肩部分の赤いコーション1セット無くしました。
比較
同じオリジン系のヘビーガンダムと並べてみました。
当然ベースは同じ機体なので身長も手足のバランスも一緒ですが、肩のキャノン砲がそれぞれ右と左に分かれていて興味深いです。
まとめ
今回は話題の新作キット「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版) 」をレビューしてきました。
さすがRX-78!、ガンプラの節目節目(今回だと40周年第一弾)でバンダイが持てる力を注ぎこんで設計されているキットだと実感できる好商品でした。
可動、プロポーション、プレイバリューと文句ない出来だと思います。
そりゃプロモデラーさんの手にかかると、まだ手を加えるところが出てくると思いますが、一般人はアンテナのダボだけカットして、色塗るか塗らないかで悩む程度で十分だと思います。
細かいところでも、くさび型ゲートが(おそらく)改良されているのか、今までの物よりパーツ側の傷口が浅く目立ちづらいものになっていると感じました。
今までのくさび型ゲートは傷口は小さいが、傷が深いといった状態で、きれいにするのに意外と手間がかかりましたが、このキットは改善されていると思います。
メーカー写真で気になっていたシールドが上下逆なのは選択式で、どちらも選べたりと、原作一辺倒ではなく作る側の感情にも配慮されているのがよいと思いました。
当然、コアファイター搭載された「後期型」の販売されるのか?といった疑問や、6月に販売が控えている「BEYOND GLOBAL 」版にも非常に期待が持てる内容となっています。
今までガンプラに振れたことがある人はもちろん、これからガンプラを作ってみたいといった方にもオススメできる、令和のスタンダードな1台となっております。
発売時だけかとは思いますが、何が苦労したかといえば購入するのが大変だったのが一番かもしれません。
店頭に並ぶ12日は仕事が16:30終わりだったのですが、全国のヨドバシの在庫が休み時間に見るたびにどんどんなくなっていて、かなり焦りました。かつての朝6時から近所のスーパーに並んでいた時代ほどではありませんが、キットによっては発売日当日に手に入れるのが結構困難になりつつあるのはうれしいやら、面倒やらで複雑な心境です。(次の入荷は5月らしいし)
以上、 「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版) 」 レビューでした。
(このあと塗装ご含め写真追加予定です)
キットのグッドポイント
- 広い可動域だが、プロポーションも良し
- 前期型、中期型を再現できるバリューの高さ
- (改良された?)くさび型ゲートでゲート跡が小さい
キットの残念ポイント
- ショルダーキャノンがゆるめで動かしているとポロリします(共用パーツ故か)
- Vアンテナの真ん中の赤い部分も外れやすいかも、無くすと大変です。
- 登場作品: GUNDAM THE ORIGIN
- 型式:RX-78-02
- 名称:ガンダム
- 搭乗者:アムロ・レイ
- 所属:地球連邦軍
- 商品価格: 2,530円(税10%込)
- 発売:2020年3月14日
- 積みプラ解消: -6.6cm(パッケージの高さだけで算出)