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HG デミトレーナー（チュチュ専用機）レビュー

2022年11月11日

今回のガンプラレビューは機動戦士ガンダム水星の魔女から「HG 1/144 デミトレーナー（チュチュ専用機）」を素組で紹介していきます。

機体紹介

デミトレーナー（チュチュ専用機）はアスティカシア高等専門学園で生徒の訓練用として普及しているMS「デミトレーナー」を地球寮所属のチュアチュリー・パンランチ用としてカスタマイズした機体です。

その特徴は大型ビームライフルを活用した一撃離脱戦法を主体とし、激しい急加速と急減速を繰り返しパイロットにも耐G能力を求める機体となっています。

キット紹介

水星の魔女シリーズのNo.06として、ベースとなるデミトレーナーより先に専用機が発売されております。目を引く専用の大型ビームライフルや頭部、肩部ブロックやシールドや脚部などが専用パーツとなっております。

目次

パッケージ＆内容物紹介

パッケージは水星の魔女シリーズ標準です、この大型ビームライフルは６話までではまだ登場していないので、今後の展開が楽しみです。

ボックスの高さは低めです。また注意事項が増えているので、機体解説の写真などは最低限です。

ボックスの高さは低めです。また注意事項が増えているので、機体解説の写真などは最低限です。

組立説明書も水星の魔女シリーズ標準です、カラー指定の項目があっさりしていてあまり塗装を前提としていないのかと勘ぐってしまいます。

組立説明書も水星の魔女シリーズ標準です、カラー指定の項目があっさりしていてあまり塗装を前提としていないのかと勘ぐってしまいます。

ランナー紹介

素材は全てPS素材です。

Aパーツ　イロプラ　「HG1/144デミトレーナー」表記　左上のクリアーパーツはチュチュ機専用なので、おそらくスイッチされて一般機タイプになると思います。

Bパーツ　ライトイエロー　「HG1/144デミトレーナー」表記　右側2/3はチュチュ機専用パーツと思われます。

Cパーツ　グレー　「HG1/144デミトレーナー」表記　左下のブロックと上部の左半分が専用パーツです。

D1パーツ　グレー　「HG1/144デミトレーナー拡張パーツ」表記　この後発売になる「デミトレーナー用拡張パーツセット」と共通と思われます。

リード線　大型ビームライフルとランドセルの接続用です。

ホイルシール　ライフルなどのセンサー用になります。

各部組立

頭部

頭部の羽飾り、メインカメラのゴーグルが専用パーツです。

ガンダムというより、ボトムズって感じの頭部です。ビームバルカンも専用装備です。

後頭部の出っ張りがザクっぽいです。

胸部

パーツ構成はシンプルですが、肩の引き出し関節、腹部のボールジョイントと可動部はしっかり押さえています。

色分けもしっかりできています、胸上部のグリーンのセンサー部はシール対応です。

背面にはランドセル接続穴があります。

ランドセル

専用ランドセルです、右のパーツはリード線の接続部になります。

単色なので、スミ入れとかしっかりしたいですね。

腕部

拡張パーツのランナーに付属する平手の甲はグレーのままなので塗装が必要になりますが、握り手の甲と共通なので、付け替えが可能です。

左右非対称な腕部です、劇中にも出てきましたが前腕部は武装の付け替えなどカスタマイズも楽しめそうです。

腰部

上半身と接続する板部分も可動軸があります。

サイドスカートはなく、オプション接続ができそうな接続穴があります。

足首

足首はつま先部、アンクルガードともにボールジョイント、かかと部は可動部１軸ですが、足首ブロック自体は縦方向に可動しません！！なんという割り切り。

キットでは固定ですが、かかと部分は滑走用のタイヤ（ウィルダッシュプラス）になっています。

脚部

ヒザ関節はC型関節（スナップタイプ）になります。
ヒ

ヒザ外側のスラスターは結構高い位置についています。

武装

大型ライフルはパーツ数が多めです。

前後のグリップは可動式です。

素組完成

大型ビームライフルはフロントアーマーに接続可能です。
手の甲のパーツを握り手用と入れ替えると塗装しなくても色再現可能です。

ギミック＆可動

首は引っ張り出すことができ、前後へも動かすことができます。

首は引っ張り出すことができ、前後へも動かすことができます。

横方向へは一周いたします。

腕の付け根は胴体側の可動もあるので、水平以上に上がります。

ヒジはシングル関節で直角+αの可動範囲です。

腕の付け根は接続部のブロックごと引き出せます。

腕の付け根は接続部のブロックごと引き出せます。

肩ブロック上部のバーやシールド接続部も可動します。

肩ブロック上部のバーやシールド接続部も可動します。

腹部の可動はシンプルなデザインの恩恵か広めです。

腹部の可動はシンプルなデザインの恩恵か広めです。

リアアーマーのロックを外すことで、上半身を大きく傾けることが可能です。

腰の可動、左右へ一周することができます。

ヒザは二重関節ともも裏のデザインの助けもあり大きく曲げることが可能です。

つま先は曲げることができますが、足首ブロック自体は前後へ曲がりません。
これって歩行できるのか気になります？

つま先は曲げることができますが、足首ブロック自体は前後へ曲がりません。
これって歩行できるのか気になります？

左右へは大きくスイングすることができます。

左右へは大きくスイングすることができます。

脚の付け根部分も一周することができます。

脚部スラスターはスライドして回転可能です。

頭部のバーも可動しますが、アンテナが干渉して途中までしか上がりません。

頭部のバーも可動しますが、アンテナが干渉して途中までしか上がりません。

アクション

両手で持たせるのが結構大変です。

こういったたたずまいだと、エアリアルより断然リアルロボット感があります。

比較

ガンダムエアリアルとです、この二機による共同戦線も見られるのでしょうか？
同じ時代のMSですが、見た目だけだと軽バンとF1ぐらいレベルが違いそうです。

まとめ

今回は「HG 1/144 デミトレーナー（チュチュ専用機）」をレビューしてきました。

水星の魔女の世界では一番ベーシックなMSのカスタム機でしたが、なかなか発展性のある機体だと感じました。

武器の換装や、なにも付いていないサイドアーマー、前腕やヒザ外側のハードポイントなどを使用して自分好みに仕上げる楽しみを持った１台でした。

「オラザク」ならぬ「俺のデミトレ」とかザクにとって代わることができる、ポテンシャルがありそうな感じがしました（褒めすぎか！？）。

ただ、作りやすさと価格を抑える事を両立した影響か、足首が縦方向へ動かないのは結構な驚きでした。

しかし、実際のデミトレーナーは足裏の車輪移動機能があり、本来足首は動かない構造なのかもしれません。今後のオンエアで足の動き確認したいと思います。車輪で移動しだしたら、ますますATっぽい気がしますが…

今回レビューしたチュチュ機は専用機ですが、１２月に発売になる一般機は自分なりのカラーリングやカスタマイズしても楽しめそうです。「HG 1/144 デミトレーナー用拡張パーツセット」も同じ１２月に発売を控えていますので、バンダイスピリッツさんもそのあたりを狙っているのではと思います。

以上、「HG 1/144 デミトレーナー（チュチュ専用機）」のレビューでした。

キットのグッドポイント

頭部や胸部の色再現
リアアーマーのロック機構と可動
オリジナル機体への改造などの素材として優秀そう

キットの残念ポイント

足首の前後方向への可動無しはバランスがとりずらい
大型ライフルの銃床部接続の合成が低い
両手でライフルを持たせるのが結構大変

技術ポイント

ゲート：くさび形Ⅱ+細ゲート
腕付け根：ボールジョイント（KPS）+引き出し式胸部ブロック
脚部付け根：本体側固定+脚部側3軸
関節構造：ヒジ（シングル）、ヒザ（二重）
クリヤーパーツ：頭部モノアイ部
パッケージ：水星の魔女シリーズフォーマット
派生キット：デミトレーナー

キットデータ

登場作品：機動戦士ガンダム水星の魔女
型式：MSJ-105CC
名称：デミトレーナーチュチュ専用機
搭乗者：チュアチュリー・パンランチ
所属：地球寮
商品価格：1,540円（税10%込）
発売：2022年11月05日
積みプラ解消： -5.5cm（パッケージの高さだけで算出）

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