RG 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン初号機 レビュー

今回は『RG エヴァンゲリオン初号機 』をレビューしていきます。

ガンダムシリーズ以外では初の「リアルグレード」ということで、否が応にも期待は高まります。キットはスケール表記がないためノンスケール(覚醒すると巨大化するからか?)キットの全高は17.5cmと表記されておりますが、肩ブロックで計測すると20cm弱なのでだいたい1/200~230ぐらいといったところでしょうか。果たして人造人間は最新のリアルグレードとしてどのように表現されているか見ていきたいと思います。

製作はパーツ切り出し後に、リアリスティックデカールをはり、クリアコートを行ってから組み立てております。

クリアコートは色によってつや消しと光沢をつかいわけています。

初の人造人間なので、ガイアノーツカラーのエヴァシリーズを参考にして、

光沢:パープル、明るいグレー、オレンジ、シルバー、ホワイト(目の部分)

つや消し:グリーン、ダークグレー、レッド

といった、塗り分け(吹き分けか?)にしておりまます。

パッケージ&内容物紹介

パッケージはRGシリーズの基本フォーマットで頭部のアップと全身で構成されています。作品が違ってもシリーズの統一感が保たれております

側面は店頭で訴求できるようにキット解説がしっかり載っています。

ガンダムシリーズとは異なり、底箱は化粧箱使用になっておりません。

取説も既存のRG準拠の使用となっています。

カラー両面のチラシが封入されていました。30MMとガンダム以外のキャラ系キットの紹介になっています。

ランナー紹介

素材はシステムインジェクションを使用しているMランナーのみPS、ABS、PPの複合素材となっておりますが、それ以外は全てPS素材のランナーとなっています。

Aパーツ パープル 脚部と頭部、肩部の装甲(拘束具)です。

B1パーツ パープル 脚部と腕部中心です。

Cパーツ ダークグレー 胴体部分と腕部のインナー中心です。

Dパーツ ダークグレー 脚部中心です。

Eパーツ ダークグレー 腕部や肩の外装です。

Fパーツ レッド 本体やアンビリカブルケーブルの赤い部分です。

G1パーツ グリーン 本体の緑色の部分になります。

H1パーツ メタリックグレー 胸部や掌拳部、背中になります。

I1パーツ オレンジ 靴底などのオレンジ部分です。

Jパーツ イロプラ 武装とハンドパーツになります。紫の部分は他のランナーに比べ柔らかいです。

Kパーツ シルバー ケーブル接続部と銃口です。

Lパーツ クリヤーレッド 核部分です。

Mパーツ イロプラ(システムインジェクション)上腕、頭部の角、瞳部分の塗り分けもパーツ分割も難しい部分がパーツ単体で色分けされています。

アンビリカブルケーブル 同線です。

リアリスティックデカール RGシリーズの中ではシール数は標準やや少なめって感じでしょうか

各部組立

頭部

歯だけは今回数少ない部分塗装を行いました。隠ぺい力気にしてガイアノーツのニュートラルホワイト使用してます。

目の部分と角はシステムインジェクションで色分けされています。目の周りの黒い部分と、角の緑の部分はつや消しにしたかったのですが、諦めて光沢クリアになっています。

部分塗装もシールもなしで、ここまで色分けされているのは驚きです。

バンダイスピリッツ社内にエヴァ好きな変態がいるに違いない!と思うぐらい驚異の色分け再現です。

映像、見直してみると、歯は塗らなくてもいいかもと後から思いました。

胸部

胴体は作成手順が多いので、分割写真おおめです。

胸部ブロックに背骨(?)と脇腹を3段構造で追加していきます。そして股関節へとつながります。

プラモデルですが、脊椎あります。

腕の付け根部分になります。

本体に拘束具をかぶせていきます。

胴体完成です。

腕部

腕も色分けほぼ完全再現です。手首パーツが豊富に用意されています。

肩ブロックです。

足首

足首です。足裏の色分けされています。

脚部

フレームというよりは筋肉です。生体標本に近いです。

本体にとりつけてみました。

筋肉隆々といった印象です。

武装

武装はパレットライフルとプログレッシブナイフになります。プログレッシブナイフは折りたたみがギミックはなく、収納用が別途付属します。

刃の部分はシール処理になります。

アンビリカブルケーブル

メタリック感出そうと思い、ガンダムマーカーエアブラシでシルバーを塗りましたが、ほとんど効果ありませんでした。

組立完成

塗装なしでこの色分け完成度、恐れいいります。

ギミック&可動

頭部の付け根と首の可動部があるので、頭は大きく前後できます。

腰(というか胴体全部)で猫背姿勢からキョーツケの姿勢まで、人のように動きます。

肘も当然ながらしっかり曲がります。

太もも裏の部分をふくらはぎで押すと引っ込み、もも全面のパーツが前側にスライドします。

足首も自由に動きます。

エントリープラグの搭載ハッチが開きます。

プログレッシブナイフの格納も再現できます。折りたたんだバージョンのナイフを入れます。

アンビリカブルケーブル接続部です。ケーブルは固すぎず、柔らかすぎずで絶妙な硬度です。

アクション

プロポーション重視のせいかアクションベース取付穴などが無いので、同じバンダイの魂STAGE使用してます。

立膝もきれいにきまります。

クラウチングスタートからの~

ダッシュも可能です

プログレッシブナイフは専用の持ち手になります。

咆哮!

エントリープラグをかみ切るシーンも再現できます。

比較

同日発売のオリジン版RX-78との比較です。かなり身長差があります。

まとめ

『RG エヴァンゲリオン初号機 』のレビューしてきました。

ガンダム以外の初のRG!その記念すべき第一段のキットとしては、申し分ない非常に良いキットでした。

もはや執念とも思える色分け成型(本体は歯しか塗装してないです)、モビルスーツとはまた違うアプローチによる関節可動に連動する外装、人造人間であることを感じさせられるフレーム(脊椎に筋肉表現など)、何も考えすに取説通りに組み立てるだけで、イメージ通りのエヴァ初号機が自宅にやってきます。

結構手放しで誰にでも推薦できるキットとなっています。

今回は付属のリアリスティックデカールとクリヤーコートで仕上げましたが、色分けが高次元で行われていますので、緑の部分はガイアノーツのエヴァカラー蓄光グリーンで塗装しても良かったな(角と上腕のシステムインジェクションパーツはマスキング必要ですが)~と作っている途中で思いました。

今回の初号機でMS以外でも、RGのシリーズ展開にも期待がたかまります。未来には楽しいことがたくさん待っていると考えるとワクワクします。

過去にエヴァにはまったことがある人には、ぜひ手に取ってもらいたいキットでした。

この後の零号機も楽しみです。

キットのグッドポイント

  1. 成型色での驚異の色分け(もはや執念か!?)
  2. 人造人間であることを意識させられる、本体構造
  3. 可動も大きく、腕や脚の可動に連想する外装

キットの残念ポイント

  1. さすがに腰のひねりは入れられなかったか
  2. 通常版にも入れてほしかったATフィールドのエフェクトパーツ
  • 登場作品:新世紀エヴァンゲリオン
  • 型式:
  • 名称:汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン初号機
  • 搭乗者:碇シンジ
  • 所属:NERV日本本部
  • 商品価格:4,950円(税10%込)
  • 発売:2020年03月14日
  • 積みプラ解消: -10cm(パッケージの高さだけで算出)

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