MG 1/100 ガンダムF90 レビュー

今回のレビューは『MG ガンダムF90』です。

プレバン初の完全新規マスターグレードキットとして2019年8月に発送となった商品です。

とりあえず、オールカラーのボックスアートに驚き、機体解説もしっかり掲載されている組立説明書に喜ぶ、一般店頭発売商品と同じ仕様でお届けとなっているキットです。

また、オプションのミッションパックもA to Z計画ということで、今後順次発売される予定となっております (最後まで完走できるのか!?) 。

F90は小型MS開発計画である「フォーミュラ計画」においてS.N.R.I.が開発した試作MSで、その後F91へとつながっていく機体です。

前述したミッションパックにより、あらゆる任務に対応可能な機体となっております。

パッケージ&内容物紹介

パッケージは一般店頭発売商品仕様となっております。ボックスーとも左右の機体&キット解説も掲載されております。

組立説明書も表紙と中面にカラー解説と塗装指示、モノクロの1ページ目にも期待の成り立ちが掲載されており、今までのプレバン商品とは一線を画するものとなっています。

ランナー紹介

Aパーツ イロプラ PS素材 青、黄色、赤のポイント部分のパーツになります。

Bパーツ PS素材 ホワイト シールドや腰、頭、足などです。

Cパーツ PS素材 ホワイト 2枚付属、肩や足首になります。

Dパーツ ABS素材 ブルーグレー 胴体のフレーム部になります。

Eパーツ  ABS素材 ブルーグレー  2枚付属 腕と脚のフレームです。

F1パーツ ABS素材 ダークグレー 武器と足首などのフレームです。

F2パーツ ABS素材 ダークグレー F1の対になるパーツです。

Gパーツ ブルー 足首などです。

SB-13パーツ クリアーブルー ビーム刃です。

メッシュパイプとリード線 何故かリード線が曲がっていました。これでいいのか!?

水転写デカール ナンバリングやコーションマークです。F90マークも水転写デカールです。

ホイルシールです。▼の各部はシールのようです。

各部組立

頭部

眼は瞳と隈取部分で別パーツ!となっております。せっかくなんで塗装してみました。アップで見ると塗り方下手だな。最初は馬鹿正直にクリアーブルーで塗装しましたが、発色がいまいちだったので、ガンダムカラーのGセルフブルーで塗装してます。

メインカメラの縁は塗り分けチャレンジ必要でした。

バルカン部も色分けされております。

胸部

左下の胸の外装のブルーグレー部分はABS素材となります。塗装する場合はちょっと気になりますね。襟元のパーツ入れ忘れております。

フレームと腰との接続で必要最低限のパーツ構成だと、このようになります。

コックピットはクリヤーパーツになっていますが、ほとんど見えないです。パイロットもあまり見えないので、塗装しなくていい気がします。

胸部はすっきりしたデザインです。胸のブルーグレー部分はABS素材です。

腕部

残念ながら、前腕部分はフレームが無く外装付けないとつながりませn。

黒い部分はハードポイントになるようです。

腰部

パーツ数も多いですが、股関節部分が凝った作りになっています。スイングする幅が今までのよりもスムーズに大きくなった印象です。

リアの武器マウントのデザインのやっつけ感が試作MSっぽいです。反面フロントはファーストのデザインに未来要素足した感じです。

足首

足首は1ブロックになっていて、つま先などに可動部分はありません。

見えずらいかもしれませんが甲の黄色いパーツの少し上にメッシュパイプ(リード線入り)を取り付けしますが、あまり目立ちません。

アキレス腱部分のデザインがUC100年以前の物とは一線を画してます。

外装付けるとメッシュパイプはほとんど見えません。

脚部

脚部は部品数少な目ですが、しっかり可動します。シンプルな感じで太もも部分などはあっさりしてます。

脚部の外装の構成はシンプルな印象です。

外装を装着しても膝関節の可動域は変わりません。

ランドセル

ランドセルは未来チックなデザインです。サーベルラックは左右に開きます。

武装

ライフルのビームパックは4個付属します。1個はビームライフル本体に、2個はシールド背面に装着して、1個は予備です。

フレーム完成

股関節の可動幅が広がったので、前屈気味にダッシュしているようなポーズも取れます。

フレーム状態だと立膝も決まります。外装付けるとどこまで干渉するのかも見ていきたいです。

素組完成

素組完成状態です。ポイントポイントで色分けされているので、ちょっとうるさい感じがします。

ABS素材のブルーグレーの部分も結構表面に出ています。

ギミック&可動

コックピットは下から上に開きます。中のパイロットはほとんど見えません。

腰のラックにビームライフルを懸架することができます。

ランドセルのふたを外しすと接続穴が出てくるので、シールドを接続できます。

シールド裏にエネルギーパックを2個装着することができます。

ビームサーベルのラックは角度がけられます。ここのパーツは外れやすいです。

肘、ヒザ、足首と申し分ない可動域です。

足首の横ロールの幅も広いので開脚もしっかり決まります。

アクション

股関節の可動範囲が広いので立膝が決まります。

比較

フォーミュラシリーズそろい踏み

太もも部分だけ似ていますが、 F90だけちょっと別物っぽいです。 F91とクロスボーンの方がデザイン的な共通点が見受けられます。

ガンダムの肩までといった感じです。(この世界の基準値1ガンダムとの比較)

まとめ

今回はプレバン限定キットの『MG 1/100 ガンダムF90』をレビューいたしました。

プレバンキットの初の完全新規マスターグレード!ということで、いろいろ気になるキットでありました。

キットとしてみた場合は、KPS素材ではなく、ABS素材に戻った関節部分、そして関節部分だけにとどまらずグレー及びブルーグレーの成型色になる部分は外装もライフルもランドセルも全てABSとなっており、全塗装行う場合は少し疑問符が付く構成となっております。

また、メッシュパイプも付属しておりますが、実際には素材を変更している効果があまり感じられず(普通のプラ部品で何が問題なんだ!?)、ただ面倒なだけといった印象でした。

ただ、ABSを選択した効果と思いますが、全体の剛性が高く非常にがっちりした手ごたえです。おそらくこの後に装備するミッションパックを装備したときに、この関節含めた強さが生きてくると思います。

多少大き目なバックパックやその他装備にも負けない本体をといった開発コンセプトがあったかと想像します。

瞳だけ別パーツになっていたりと、成型色での色分け再現なども含め、製品としての出来はなかなかなものですが、やはり元々のデザインが少し気になります。

これをベースにF91は開発されているとの解説となっておりましたが、どうしても統一感がなく別物に感じてしまいます。F90前後のUCシリーズものと比較しても少し浮いた感じが否めません。試作開発用だからだと脳内変換してしまえばいい事ではありますが…

とはいえ、プレバン限定の完全新作キット、パッケージや取説も一般店頭販売と同仕様であったり、今後26種類発売になるといわれているミッションパックなど何かと今後も話題に取り上げられる1台ではないかと思います。

キットのグッドポイント

  1. かっちりした仕上がり、剛性感の高さ(ぐらつく関節がない)
  2. ツインカメラも別パーツとなっている色分け再現
  3. 今後の展開が楽しみ(?)なハードポイント

キットの残念ポイント

  1. 外装の一部やビームライフル、ランドセルもABS素材
  2. スミ入れ箇所が結構多い
  3. 今更ですが、未来チックなデザインが好き嫌いが分かれるかも
  • 登場作品:ガンダムF90
  • 型式:F90
  • 名称:ガンダムF90
  • 搭乗者:
  • 所属:地球連邦
  • 商品価格:4000(税別)
  • 発売:2019年8月

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