HG, その他ロボットアニメ

HG 1/72 ビランビーレビュー

2024年3月11日

今回のオーラバトラーレビューは聖戦士ダンバインより、「HG 1/72 ビランビー」を素組でみていきます。

機体紹介

ビランビーは聖戦士ダンバインに登場するオーラバトラーになります。本編初期から登場していたオーラバトラーで、「オーラ増幅器」を初めて搭載し、オーラ力の弱い「コモン」でも扱うことができる機体となっております。

また、ビランビーは高速性に主眼を置いた機体となっており、地上人アレン・ブレディはその性能を好んで使用していました。

基本構造はダンバインを改良・発展した機体ですが、魚類の背びれを思わせる装飾が施されている頭部などは独自のデザインとなっています。

キット紹介

キットは新生HGオーラバトラーシリーズとして、ダンバインに続く第二弾としてプレバンから2024年2月に第一次発送で販売されたモデルになります。

完全新規でパッケージはフルカラー、組立説明書も一般販売商品準拠の片面カラーの内容となっております。

目次

パッケージ＆内容物紹介

プレバンですがフルカラーパッケージです。また、ダンバイン同様に旧キットの面影が残るボックスアートです。

側面はキット紹介と前後の素立＆注意文です。

側面はキット紹介と前後の素立＆注意文です。

シリーズナンバーなどは打たれておりません。

組立説明書も片面フルカラーの一般店頭仕様と同様になっています。

組立説明書も片面フルカラーの一般店頭仕様と同様になっています。

また、サイズはB5サイズ折りたたみ式になっています。

ランナー紹介

パーツは全てPS素材でポリキャップレス仕様です。

Aパーツ

イロプラ　「HG ビランビー」表記　クリヤーパーツと黄色、緑部分です。

B1パーツ

ブルー「HG ビランビー」表記　オーラコンバーターに頭部です。

B2パーツ

ブルー　「HG ビランビー」表記　腕部と胴体部です。

C1パーツ

ブルー　「HG ビランビー」表記　脚部と武装です。

C2パーツ

「HG ビランビー」表記　ブルー脚部に太もも部が追加されています。

D1、D4パーツ

「HG ビランビー」表記　グレー　関節部やボディフレームです。

D2、D3パーツ

グレー　「HG ビランビー」表記　D1、4と対になるパーツです。

E1パーツ

ライトブルー　「HG ビランビー」表記　爪部分です。

E2パーツ

ライトブルー「HG ビランビー」表記　裏表反対に撮影してしまいました。そのため、脚の爪の裏は肉抜き（？）確認できます。

リード線

太いものと細い物があります。太い方が腕やコンバーター部のケーブルで、細い方が腕部クロー用になります。ちなみにシールはありません。

各部組立

頭部

目と襟元の黄色い部分は１パーツで構成されています。

口部分の細かいところも色分けされています。

目といい、そこから後頭部につながる部分と言い、非常によくできたパーツ分割です。

胸部

腕の付け根部分が前方向へのボールジョイント接続になっているので、自由な可動域が確保できています。また、残念ながらパイロットは今回もなし。

コックピットハッチは固定です。脇のスリットの黒も再現されています。

背中の四角い穴は、オーラコンバーターの接続部になります。

バックパック

コンバーター本体が左右に開くなどのギミックはありません。

緑のパーツ部分のフレアがきれいな仕上がりです。

リード線は襟元へ接続します。

翅です、大きい方はボールパーツを接続して本体に取り付けます。
また、小さい方はピン接続なので水平方向へしか可動しません。

腕部

左右両方の平手が付属しています。

肩ブロックと上腕はリード線で接続されています。そのため、上腕の回転には制限が出ます。

腰部

脚の付根パーツは腰部フレームに軸接続になります。

丸い穴のかなにもモールド入っています。

脚部接続部上のラインがきれいです。

足首

爪は付け根と先端部の両方に可動ピンがあります。

がっちりした足首です。

脚部

脚部の構造はシンプルです。

中央部にはしる黒のラインは塗装が必要です。

中央部にはしる黒のラインは塗装が必要です。

武装

クローのワイヤーの長さは指定なしでお任せでした。

ビランビーが使用した武装フル装備です。５連装ランチャーは左右があります。

素組完成

ギミック＆可動

頭部

首の角度をうまく変えてやると一周します。

頭側で前後させることと、首側で持ち上げて角度を変えることができます。

頭側で前後させることと、首側で持ち上げて角度を変えることができます。

腕部

腕は水平以上に上がります。

肩の可動は二が広いので、上下によく動きます。

肩の可動は二が広いので、上下によく動きます。

腕の付根部になります、個々の可動域がポージングに活かされています。

腕の付根部になります、個々の可動域がポージングに活かされています。

ひじもしっかり折りたためます。

握り手だけですが、手首を反す動きができます。

握り手だけですが、手首を反す動きができます。

腰部

上半身と腰部はボールジョイント接続で大きく動かせます。

上半身と腰部はボールジョイント接続で大きく動かせます。

また、前後方向も大きく反ることが可能です。

また、前後方向も大きく反ることが可能です。

脚部

脚の付け根になります、個々も前後へよく曲がります。

脚の付け根になります、個々も前後へよく曲がります。

脚側の軸で足を開く動きも可能です。

脚側の軸で足を開く動きも可能です。

ヒザ可動も申し分ありません。

足首の可動範囲はあまり大きくありません。ただ、爪部分は付け根と先端で２か所可動します。

足首の可動範囲はあまり大きくありません。ただ、爪部分は付け根と先端で２か所可動します。

オーラコンバーター

コンバーターは首元のワイヤーの影響も若干あり、本来もう少し上がるのではといった印象です。

コンバーターは首元のワイヤーの影響も若干あり、本来もう少し上がるのではといった印象です。

翅は大きく開きます。

大きい翅だけ前後へ角度をつける事ができます。

大きい翅だけ前後へ角度をつける事ができます。

立ち膝も可能です。

アクション

ランチャーの両手持ちも可能です。

アンカーは差し替え対応になります。

比較

ダンバインとの比較です。ビランビーの方が体格しっかりしています。

足首の爪もビランビーの方が大型になっています。

まとめ

今回は「HG 1/72 ビランビー」レビューしてきました。

今までバンダイがROBOT魂などを経て得た、オーラーバトラーの造形と可動の両立も、かなり高次元の領域までたどり着いたなと、前作の「ダンバイン」に続き、感心する内容でした。

特に腕の付根や脚の付根の可動部など、オーラバトラーの動きを再現するために、よく考えられたものだと思いました。

また、イメージ通りの成型色にくわえて、色再現度の高いパーツ分割など、素組でもROBOT魂かそれ以上の完成度でした。

ただ、ダンバインのコックピット部で採用されていたハーフミラーメッキや、翅のパール入りの集光樹脂などは使われておらず、オーソドックスなクリアーパーツ処理となっていました。

ビランビーの立体物としては、今できうる最高峰と思えるこのキット、オーラバトラー好きで迷っている方は、手に取って損はない１台です。このシリーズが、さらに続くことを切に願っております（ズワァースもビアレスもレプラカーンにドラムロも欲しい）。

以上、「HG 1/72 ビランビー」のレビューでした。

キットのグッドポイント

可動もプロポーションも犠牲になっていない造形
イメージ通りの成型色
豊富な武装

キットの残念ポイント

脚部中央などの黒ラインがシールも未対応
オーラコンバーター中央の太目なゲート
アクションベースの接続穴が緩め

技術ポイント

ゲート：クサビ形Ⅱ
腕付け根：胴体側ボールジョイント接続軸受け、腕側ボールジョイント
脚部付け根：胴体側一軸ピン、脚側二軸軸受け
関節構造：ヒジ（二重）、ヒザ（二重）、首（1軸ピン＋ボールジョイント）
クリヤーパーツ：コックピットハッチ、翅

機体＆キットデータ

登場作品：聖戦士ダンバイン
型式：-
名称：ビランビー
搭乗者：バーン・バニングス、アレン・ブレディ、一般兵など
所属：アの国、クの国
商品価格：4,180円（税込）
発売：2024年2月（プレバン）
パッケージ：HGオーラバトラーシリーズ標準
積みプラ解消： -cm（パッケージの高さだけで算出）

HG ダンバイン 1/72スケール色分け済みプラモデル

HG ダンバイン 1/72スケール色分け済みプラモデル

聖戦士ダンバイン Blu-ray BOX I (メーカー特典なし)

聖戦士ダンバイン Blu-ray BOX I (メーカー特典なし)

聖戦士ダンバイン Blu-ray BOX II (メーカー特典なし)

聖戦士ダンバイン Blu-ray BOX II (メーカー特典なし)

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