HG

HG ガンヴォルヴァレビュー

2023年6月15日

今回のガンプラレビューは「機動戦士ガンダム水星の魔女」から、MS型ガンビット「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」を見ていきます。

機体紹介

ガンヴォルヴァはガンダム・ルブリスをベースに開発したMS型のガンビットです。ルブリス・ウルとルブリス・ソーンのオプション装備として、無人機でGUNDフォーマットの受信機能のみで稼働する次世代群体遠隔操作兵器です。

キット紹介

キットは2023年6月に一般店頭発売されました。サーベル以外の共通パーツはなく、完全新規キットとなっております。

水星の魔女シリーズの通しナンバーは「24」となっております。

目次

パッケージ＆内容物紹介

パッケージは水星の魔女シリーズ標準、複数のガンヴォルヴァが暴れているところが描かれています。

側面はキット紹介と機体紹介になっています。

側面はキット紹介と機体紹介になっています。

組立説明書も片面カラーの標準タイプになります。

ランナー紹介

表記は全て（サーベル以外）「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」、PS素材になっています。色分けおよびパーツが部位ごとにまとまっているのも水星の魔女シリーズ共通です。

Aパーツ　イロプラ　ダークブルー、パープル、ホワイトとクリアー部になります。

B1パーツ　グレー　脚部のフレーム中心です。

B2パーツ　グレー　腕部や武器類です。

Cパーツ　ライトグレー　外装中心です。

Dパーツ　イエロー　ツインアイ部です。

SB-13　クリアーブルー　サーベル刃です。

シール

シェルユニット内部やセンサー関連になります。

各部組立

頭部

頭部分割では下あご部分の構成が今まであまりないタイプです。

頬の白ラインも色分け再現されています。額のシェルユニット内部はシールか塗装が必要です。

リアカメラはありません。

胸部

シェルいニット内部はモールドがあるので、塗装も可能です。

シェルユニットのクリアーパーツにゲート跡ができます。

ランドセル接続はスタンダードな二穴です。

ランドセル

中央のバーニアはベースパーツと一体型になっています。

左右のブロックはボールジョイント接続で自由に可動します。

腕部

ヒジ関節はシングル構造です。

肩ブロックはC型関節でパチンとはめるタイプです。

腰部

サイドアーマーの取り付け部はボールジョイント+本体側にも軸があります。

サイドアーマーがルブリスウルと共通デザインです。

ここだけ見ると、鉄血のMSっぽいと感じました（個人的な感想）。

足首

甲の部分はスリッパ部に差し込んで前ぽへスライドさせて固定する方法になっています。

つま先部とかかと部はそれぞれ独立可動です。接地感はあまり高くはありません。

脚部

脚部はヒザのつくりが秀逸です。

ほぼフルフレーム構造になっています。

ほぼフルフレーム構造になっています。

武装

シールドは部品点数多く、内部のモールドも再現されています。
ライフルのマガジンは完成後も取り外し可能です。

サーベルの柄はシールド裏に収納です。

素組完成

ギミック＆可動

頭部は横方向へは1周します。

首パーツはL字なので大きく可動しますが、胴体側は外れやすいです。

首パーツはL字なので大きく可動しますが、胴体側は外れやすいです。

腕は大きく上げることができます。

ひじはシングル関節なので、90度ちょっとの曲がりです。

胴体側の腕の付け根はブロックごと引き出せます。

胴体側の腕の付け根はブロックごと引き出せます。

胸部は背中側が持ち上がります。

胸部は背中側が持ち上がります。

水平方向へ腰は1周します。

デザイン的にウエストが細く、体側方向へもよく曲がります。

デザイン的にウエストが細く、体側方向へもよく曲がります。

このキットの1番のびっくりポイントはこの膝関節です。ヒザアーマーはMG並みにフレームと外装ともどもスライドします。

このキットの1番のびっくりポイントはこの膝関節です。ヒザアーマーはMG並みにフレームと外装ともどもスライドします。

足首の接続部はC型関節で大きく前後へ振ることができます。つま先部はボールジョイント接続で可動します。

足首の接続部はC型関節で大きく前後へ振ることができます。つま先部はボールジョイント接続で可動します。

つま先部は左右方向へも振れます。

つま先部は左右方向へも振れます。

脚の付け根もぐるっと1周できます。

ランドセルは大きく動かせます。

ランドセルは大きく動かせます。

サイドアーマーは後方へ大きく動かすことができます。

サイドアーマーは後方へ大きく動かすことができます。

取り付け基部から上方へ跳ね上げることも可能です。

取り付け基部から上方へ跳ね上げることも可能です。

すねのラッチにビームガンは懸架可能です。

すねのラッチにビームガンは懸架可能です。

足裏は少し残念な作りです。

アクション

比較

コントローラーの2機との比較です。全体的にはルブリスウルに近い印象です。

こう見るとやっぱり、ルブリスソーンは異形です。

まとめ

今回は「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」をレビューしてきました。

ベーシックな水星の魔女のHGシリーズながら、驚きのヒザ関節構造。特にヒザを曲げるとスライドするヒザアーマーなどは、MG並みのクオリティです。

腰部もよく動き、ポージングも柔軟にとることができる、良キットでした。

劇中同様に数揃えて、並べてみるのもいいと思います。

欲言えば平手が欲しいとか、シールドが肩に干渉するなどありますが、作りやすさ、スタイリング、可動域と非常によくまとまったオススメの1台ですので、機会があればぜひ手に取ってみてください。

以上、「HG 1/144 ガンヴォルヴァ」のレビューでした。

キットのグッドポイント

ヒザアーマーにスライド機構もある、MG並みのヒザ関節構造
細かくパーツ分割されたシールド
腰回り中心に全体的によく動く

キットの残念ポイント

胴体側の首パーツが外れやすい
シールド上部と肩ブロックが干渉する
足裏が少々残念

技術ポイント

ゲート：クサビ形Ⅱ
腕付け根：胸部側引き出し式胸部ブロック+腕側ボールジョイント軸
脚部付け根：本体側固定穴+脚部側3軸
関節構造：ヒジ（シングル）、ヒザ（二重）、首（L字接続）
クリヤーパーツ：シェルユニット、ビームサーベル

機体＆キットデータ

登場作品：機動戦士ガンダム水星の魔女
型式：EDM-GB
名称：ガンヴォルヴァ
搭乗者：なし
所属：フォルドの夜明け
商品価格：1,540円（税10%込）
発売：2023年06月10日
パッケージ：水星の魔女シリーズ標準
積みプラ解消： -5.5cm（パッケージの高さだけで算出）

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