モデルグラフィックス2020年の10月号一気読みです。
今月は「デロイア多脚戦車奮戦記」と題して、太陽の牙ダグラムに登場するクラブガンナー系の多脚コンバットアーマーの特集です。サブタイトルの(Xネブラ非対応型巻頭特集)ってのがいい意味でウケます(Xネブラが分からない場合はググってね)。
表紙は陰影をつけたクラブガンナーがかっこいいです。
目次
巻頭特集『(Xネブラ非対応型巻頭特集)デロイア多脚戦車奮戦記』
さすがモデルグラフィックスと言うべきか、ダグラム特集ではなくクラブガンナーなどの多脚戦車での巻頭特集!、流石です。
多脚歩行CBの全機解説から始まり、テキーラガンナーのAFV的アプローチの作例、大河原氏のイラストの完全再現を目指した塗装、形状、細かなディティールまでこだわった作例、AFVに学ぶチッピング方法、前述の大河原先生のロングインタビュー、マックスファクトリーのCOMBAT ARMORS MAX シリーズのオールキットレビュー(二足歩行もしっかりサポート)、メカデザイナーのやまだたかひろ氏インタビューに、ガンナー系の登場するダグラム各話の紹介(これさえ見れば探す必要なくダイレクトに再生可能)、MAXシリーズ開発中のため、デザートガンナーはタカラの旧キットでの登場、ブリザードガンナーはダイオラマ作例での登場となっています。
機体解説から作例、表現方法まで押さえた一大特集、この先多脚歩行シリーズをここまで集めた特集はおそらく二度と無いと思われる内容となっています。
キャラクターモデル
キャラクターモデルトップはメガミデバイスから「BULLET KNIGHTS ランチャー」と「BULLET KNIGHTS ランサー」ベースの改造作例2点、マクロスΔからマックスファクトリーの1/20「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス」。
ガンプラはMG「ガンダムキュリオス」本体のオレンジがいい感じなのですが、何故か記事にはオレンジの部分だけ触れられておらず、取説見て自前調合ですな。
HGからは「ガンダムG40」とBEYONDの「ガンダムリアルタイプカラー版」(これが意外とカッコいい)、更に最新の「シャア専用ザクⅡ」と続きます。
ニューカマー
個人的にはあまり引っかかる目新しい新製品もあまりなく、エントリーグレードの発売日がどうなるか?ぐらいですかね~
スケールモデル
オートモデルからハセガワの1/24「三菱ランサーEX 1800GSEターボ(インタークーラー)」(ランタボ)、AFVはボーダーモデルの1/35「ドイツⅣ号戦車 G型(中/後期型)」。航空機はタミヤの1/32「ノースアメリカン F-51D マスタング(朝鮮戦争)」とズベズタ1/48「MIL-Mi 24 V/VP ソビエト戦闘ヘリコプター」、艦船はフライホーク1/700「大西洋海戦:対潜戦セットⅠ」から英国駆逐艦J級といったラインナップになっています。(スケール少な目かな)
まとめ&来月の予告
ニッチをつく、モデグラの巻頭特集、途中にも書きましたが、この先これほどのガンナー系の特集はおそらくないと思われますので、ダグラム好きの方は永久保存版になりえる1冊だと思います。
完成品の置き場所考えると多脚モデルは敬遠しがちではありますが、デロイアの世界観を表現するためには1台は欲しいシリーズです。
次回のニッチな大特集はどのあたりをついてくるのか、個人的には楽しみにしています(個人的にはガンキャノン系列希望)。
来月「やさしく入門 戦車模型の作り方」となっております。RGインパルス、HGインフィニットとウィンダムもあるようです。
以上、月刊モデルグラフィックス10月でした。