今回は『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』をレビューしていきます。
知らないうちにパラヤからエアに偽名設定が追加となっていた「逆襲のシャア」でのストレス担当、クエスが搭乗した赤いヤクトドーガです。
キットはギュネイ機と基本的には同一仕様で、武装と頭部の一部、カラーリングが変更されたものとなっています。
発売が2007年と15年近く前の物となっておりますので、現在(2021年)の目で見ていかがなものなのか確認しながらレビューしていきたいと思います。
素組でくみ上げてから塗装仕上げをしていきたいと思います。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
ランナー表示はビームガトリングガン部も含め全て「ヤクトドーガ」表記です。
撮影時に表裏間違えました。
各部組立
頭部
胸部
腕の付け根も引き出すことはできない作りです。
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
武装
サーベルのビーム刃(長さ違いで2種)、ヒート剣部分です。
素組完成
ギミック&可動
最近では標準となっている体側や前屈の動きはできません。
付属のシール使用しています。
外装はスライド機能などはなく単純に外す形になります。
アクション
グリップが長いので、比較的楽に構えることが可能です。
比較
同年代、同陣営のMSといった説得感があります。
まとめ
『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』をレビューしてまいりました。
実はヤクトドーガはあまり好きなMSではなかったのですが、今回立体物を手にして、考えを改める気になりました。
どうもずんぐりむっくりで、カッコ悪いなと思っていたのですが、サザビーと共通項の多いデザインや、思ったてたよりも立ち姿もポージングもカッコよいと再認識いたしました。
ただキットは発売年月の経過を否が応でも意識させられるものでした。今の技術や設計ノウハウで作りなおせばかなり違うものができるんだろうなと、容易に想像がつくぐらい、可動箇所や可動域に時代感が出ております。
Re/100のヤクトドーガは所有していないので、どれほど進化しているかをこの場で確認することはできませんが、最近のHGフォーマットで作られていたらもっと魅力的な1台に違いないと感じました。
具体的には胸部や腰部の可動部分が少ない点、肘や膝の関節は2重化されていないため90度前後の可動範囲であったり、脚や足首の付け根はボールジョイント型のポリキャップに可動域も保持もそのすべてを依存しているなど、回収点はたくさん出てきます。
ただ、ヤクトドーガがリバイブなり、アップデートされるのは何年後だよ!と思われますので、現状のキットで楽しむことをオススメしたいです。
逆シャアシリーズは比較的後半にラインナップが出てきた印象でしたが、こうしてみると結構古さも感じました。まだまだ商品化されてないMSもありますが、並行してのアップデート作業も見据えると、生きてるうちに全てを見ることはできないかもな~なんて考えてしまいました。
以上、『HG 1/144 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)』のレビューでした。
ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)全塗装レビューはこちら!!
キットのグッドポイント
- イメージよりもカッコよかったプロポーション
- 全てではないが、合せ目が目立たないように配慮されたパーツ分割
キットの残念ポイント
- ABSとボールジョイントポリキャップ頼みなのが、発売からの年月を(10年以上)感じさせる関節構造と可動箇所
- ちゃんと色再現しようと思うと結構な箇所のマスキングが必要
- 平手も欲しい
- 登場作品:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 型式:MSN-03
- 名称:ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)
- 搭乗者:クエス・パラヤ(クェス・エア)
- 所属:ネオジオン
- 商品価格:2,420円(税10%込)
- 発売:2007年10月20日
- 積みプラ解消: -9cm(パッケージの高さだけで算出)
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