今回はガンダムW(TV版)より『HGAC ガンダムサンドロック改』のレビューをしていきます。
TVシリーズ初期の5機のガンダムからは3番目(ウイング、サンドロック)のHGAC化となっています。
機体は全身に武器が仕込まれ射撃戦に特化した機体となっており、唯一右腕に仕込まれたアーミーナイフが格闘用の武器となっています(刃渡りも短いので本当に最後の手段か!?)。
パイロットはトロワ・バートン、普段はサーカスの団員として活動しておりますが、急に団から姿を消してはOZに対する破壊活動を行っています。
武器のハッチが多数あったり、左腕にはガトリングガンを装備できたりと、多彩な武装がどのように再現されているかも見ていきたいと思います。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
素材はポリキャップ以外全てPS素材です。B1、B2パーツが「ガンダムW フレーム」表記で、それ以外は「ガンダムサンドロック」表記となっています。
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
武装
マシンガンはあっさりした感じです。
余剰パーツ
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
ノーマルサンドロック
まとめ
今回は『HGAC ガンダムサンドロック改』を見てきました。
新制HGACシリーズ第一弾の「ガンダムサンドロック」から、ランドセルと肩のダクト部を変更して、マシンガンを追加した内容となっておりました。
驚いたのはノーマル版からの変更パーツが別ランナーで追加されているわけではなく、既存ランナーに追加された形で出荷されている点でした。当然設計段階から練られていたとは思いますが、スイッチを巧みに使いランナー枚数増やすことなくパーツを網羅しているのには少し感動いたしました。
キットはオーソドックスな作りながら、関節可動域も色再現(シールもありますが)も不満なくといった内容で、決して目立つ新機構や新製法があるわけではないですが、こういった普通のHGでも、これほどの高水準なのかと、改めて思い知らされました。
余剰パーツの差し替えでノーマルのサンドロックも再現可能となっており、ノーマル版か改かと聞かれれば、今回の「サンドロック改」をオススメいたします。
説明書には載っておりませんが、どちらも選択して組み立てることが可能ですし、ビームマシンガンも付属しますので、プレバンでも購入できるうちは一択かと。
以前、ホビージャパンのインタビューで開発責任者の方(たしか)も語っておりましたが、主役5機とかなるとどうしても人気に偏りができて、下位に沈む機体の商品化が難しいと仰っており、そのためにもサンドロックから商品化したみたいなことが書かれておりましたので、5機揃うことが遠い未来ではないと信じて、シェンロンを待ちたいと思います(実際、ドロロだけ商品化されなかったケロロのシリーズあったもんな~)。
キットのグッドポイント
- 手ごろな価格でも可動、色再現ともに不満のないHGクオリティ
- 考えられているランナー構成
- ノーマル版も再現できる
- サンドロックからのシリーズ化が5期揃えたいというバンダイの気概を感じる
キットの残念ポイント
- 以外と細かい色分けが多いかも
- プレバン限定がもったいない(コンパチ表記で一般販売でも良かったのでは)
- 取説は通常版(カラー)+変更点の1枚ものの構成がよかった(ノーマル版パーツもついてるので)
- 登場作品:新機動戦記ガンダムW(TVシリーズ)
- 型式:XXXG-01SR2
- 名称:ガンダム・サンドロック改
- 搭乗者:カトル・ラバーバ・ウィナー
- 所属:L4コロニー
- 商品価格:1,650円(税10%込)
- 発売:2021年1月発送(プレミアムバンダイ)
- 積みプラ解消: -6.5cm(パッケージの高さだけで算出)