今回は「MG RX-77-2 ガンキャノン」をレビューしていきます。
機体紹介
世間一般的に認知されているMSとしては、トップクラスの機体と思われる、ガンキャノン。
ファーストガンダムで、ホワイトベースに配備されている中距離支援型MSです。
主にカイ・シデンが登場し、劇場版「めぐりあい宇宙」ではガンタンクに代わり1機が追加配備され、ハヤト・コバヤシの乗機として2機のガンキャノンが活躍しております。
ガンキャノンが追加されたことと、カイ機は108、ハヤト機は109(あとパイロットと所属不明の203)とナンバリングされた機体がアニメで描かれたことが、当時としては非常に新鮮かつ革新的でワクワクしたことを覚えています。
キット紹介
キットは2001年発売と、今となってはMGシリーズの初期~中期に分類される1台です。ガンダムVer.1.5(200年6月発売)とVer.2.0(2008年7月発売)の間で出てきたキットとなります。
関節は基本的にポリキャップ、フレームの一部はABSを使用しています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
ランナー表記は「MG 1/100 ガンキャノン」表記 EパーツのみABS素材でそれ以外は基本PS素材となっております。
このランナーただのグレーでもよかったんじゃないかと、思ってしまいます。
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
コアブロック
武装
左上はハンドグレネードです、めぐりあい宇宙で使用していたものと思われます。
フレーム完成
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
2.0は成型色でも色分けされています。
まとめ
今回は「MG RX-77-2 ガンキャノン」をレビューしてきました。
20年以上前のキットなので、可動範囲の狭さ、将来的に不安が残る大きな可動部のポリキャップ頼み、今なら関節軸があってもおかしくないところも一体パーツなど、気になるところは多々ありますが、出来上がったガンキャノンはイメージに近いそれでした。
また、コアブロックの接続部の可動や、角度は小さいですが引き出し関節の先祖やフルに近いフレーム構造などガンダムVer.2.0へつながるキットであることも再認識できました。
ただ、個人的には頭部だけは若干平たい顔というべきか、奥行きが足りないというか、少し気になるところでした。
また、240ミリキャノンやバックパック、ビームライフルも成型色がすべて関節部と同じグリーングレーなのも残念でした。ま、塗装すれば解決しますが。
ガンダムVer.2.0が発売された後は、ガンキャノンも2.0化するだろうと、買い控えていたんですが、どーもそんな雰囲気は今のところはなく、今回作成してみて、ドムのように関節だけバージョンアップして1.5相当でのリニューアルも難しい構造かと感じたので、1/100のガンキャノンとしてはまだまだ現役で行きそうなキットでした。
以上、「MG RX-77-2 ガンキャノン」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- 脳内イメージに近い、ガンキャノンらしいプロポーション
- ハンドグレネード、無理のないMG的解釈の追加設定
- 頑張っているイエローの色分け
キットの残念ポイント
- キャノン砲、バックパックなどの成型色が関節部と同色仕上げ
- 可動範囲に各スカートの連続性が低い作り、ハンドパーツの出来などなど、年相応ではある
- 平たい顔は好みが分かれるかな
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 型式:RX-77
- 名称:ガンキャノン
- 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
- 所属:地球連邦軍 第13独立部隊
- 商品価格:3,300円(税10%込)
- 発売:2001年12月
- 積みプラ解消: -11cm(パッケージの高さだけで算出)