HGUC ガザC ハマーン専用機レビュー

2022.09.252023.08.13

この記事は約6分で読めます。

スポンサーリンク

今回は「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機（HG No.062）」をレビューしていきます。

確か発売時に購入した覚えがあるので、15年以上積んであったキット＆途中まで手を付けて放置状態だったため、いつものランナー紹介はできない状況です。

また、一部接着してあったり、部分的に色塗ったりしているところを極力元の状態に戻してレビューしていきます。

機体紹介

ガザCはアクシズが作業用マシンから発展開発した可変型モビルスーツです。

機動力が劣っている機体なため、それを補うために集団戦闘を前提とし、砲撃に特化した機体となっています。

その、シルエットは連邦のものとも、ジオンのものとも異なり、アクシズという閉鎖された中で独自に進化した機体であることを主張しています。

ハマーン・カーン専用機は劇場版「機動戦士ΖガンダムII -恋人たち-」で新たに追加設定され、一般機とは異なるハマーンをイメージした薄紫を基調としたカラーリングとなっています。

キット紹介

推測ではありますが、2005年10月に公開された劇場版で、ハマーン専用機の設定が追加されたことにより、同じ金型で2種類のキットが販売できる環境が整ったことで、製品化にこぎつけたのではないかと思っているガザC。

旧キットでも製品化されてはいなかったため、初のキット化だったかと思います。

そんな「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機」、一般の「HGUC 1/144 ガザC」と一緒に2006年4月に発売となっております。

スポンサーリンク

目次

パッケージ＆内容物紹介
ランナー紹介
各部組立
ギミック＆可動
アクション
変形
比較
まとめ

パッケージ＆内容物紹介

パッケージは劇中の百式とのシーンを再現しています。

側面もキットや、機体の解説がしっかり掲載されています。

側面もキットや、機体の解説がしっかり掲載されています。

取説も標準的なHG仕様ですが、この当時はキット写真に陰影をつけるのが流行りだったのか、今見ると全体的に暗めで、キットの塗装個所などがわかり辛く、個人的には好きではありません。

かなり端っこに追いやられておりますが、デザインワークスカトキ氏です。

ランナー紹介

冒頭にも書きましたが、今回はすでに部品の切り出ししてありましたので、ランナー紹介はなしです。

組立説明書のパーツリストで解説いたしますと、

Aパーツ　濃い紫　PS素材

Bパーツ　薄紫　PS素材

Cパーツ　グレー　ABS素材

Dパーツ　ダークイエロー　合成ゴム素材

SB6　クリアーイエロー　PS素材

PC－123プラス　ポリキャップ

PC-101　追加ポリキャップ

となっています。

ホイルシール　色再現用で袖、リアスカートも紫、ナックルバスター用の黄色、胸のグリーンのセンサー裏側用のシルバーのシールが付属します。

各部組立

頭部

モノアイはクリアーパーツ、設定上も頭部は可動しない設計になっているようです。

胸部およびバックパック

煙突状の背面と胸部は変形機構の関係で取り外しができないつくりになっています。

中央ブロックに左右の胸部ブロックを追加していきます。
機体設定どおりのブロック構造になっています。

ナックルバスター本体も胸部に接続します。

中央に広範囲な合わせ目がでます。

腕部およびシールド

シールドは腕側の固定軸にポリキャップで接続する形になります。

シールドは三層構造で色再現されています。　
丸い紫のパーツは変形時に手首を外して取り付ける蓋になります。
ビームサーベルはシールドにマウントなので、ビーム刃もここで紹介しています。

腰部

上半身との接続部分は、変形時に可動します。リアアーマー下端は色分けかシールが必要になります。

足首

鳥のような三本足です。足首の中央ブロックは本体同色（薄紫）なので、塗装が必要です。

脚部

脚部の動力パイプはゴム樹脂になっています。

素組完成

見事にガザCしてて、思いのほかカッコイイです。

ギミック＆可動

首は本来可動しませんが、変形機構のおかげで微妙に前後します。

首は本来可動しませんが、変形機構のおかげで微妙に前後します。

肘は90度どまりです。

シールドをスライドする必要はありますが、腕は水平まで上がります。

腕の付け根は固定の1軸です。

腰の水平方向は、そこそこスイングします。

腰の水平方向は、そこそこスイングします。

ヒザは太もも側とスネ側に可動軸があるので、そこそこ可動します。

足首は足首側と脚部側、それぞれの可動部で大きく動きます。

足首は足首側と脚部側、それぞれの可動部で大きく動きます。

脚の付け根も固定1軸です。

脚部側の軸受けはポリキャップによる可動軸と、付け根部分の水平回転の2軸構成です。

背面のスタビライザーは大きく可動しますが、ポリキャップの仕込みが無く、結構緩く近い将来には固定が難しくなりそうです。

背面のスタビライザーは大きく可動しますが、ポリキャップの仕込みが無く、結構緩く近い将来には固定が難しくなりそうです。

左右のシールド内側にサーベルラックがあります。

股間部分にディスプレイスタンド接続用のカバーパーツがあります。

アクション

機体の構造上ビームサーベルは左手のほうが扱いやすそうです。

変形

砲台タイプ

若干不安定ですが、自立できます。

MA（モビルアーマー）タイプ

スタンドありきです、ガブスレイのスタンドを拝借してきました。
「HGUC 1/144 ガザC」に付属しているものと同タイプのノーベルガンダムのものを使ってみようとしましたが、本体への接続パーツが異なり使えませんでした。

意外とかっこいいです。

この日のためにしまい込んでいたハマーン様と「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機」。

比較

パッケージに習い、先日レビューした百式（No.005）との対比です。
バックパックまで入れたら「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機」のほうが大きいです。

まとめ

今回は「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機（HG No.062）」を見てきました。

15年近く、中途半端なままで眠らせていたキットでしたが、完成させてみると思いのほかカッコよく、関節の可動範囲など古めかし部分もありますが、なかなかな良キットでした。

人型はしておりますが、胸部から頭部、背面のバックパックをまとめて組まなければならない点など、通常のMSより、とっつきにくい点は確かにありましたが、完成すると、独特の存在感を放つ1台となっております。

2006年発売と、16年前のキットなので、合わせ目や可動範囲、色分けなど気になるところは多々ありますが、きちんと仕上げてみたくなるキットでした。

ただ、グレー部分は全てABS素材となっており、塗装時は注意が必要です。再販時にKPSに置き換わったりすると個人的には大変うれしいのですが…

今回のレビューはハマーン様のガザCでしたが、一般機のガザCでもいいのでゼータやダブルゼータが好きな方は棚に1台置いておきたいキットだと思います。

以上、「HGUC 1/144 ガザC ハマーン専用機（HG No.062）」のレビューでした。

キットのグッドポイント

異形ですが、思いのほかカッコイイ、個性的なMS
手首は差し替えですが、シンプルで破綻のない変形
変形の恩恵で、脚部の可動範囲は大きい

キットの残念ポイント

リアのスタビライザーが緩くて固定できない
色分けされていないところが、そこそこある。
シールドの接続部にもう一工夫欲しかった。

技術ポイント

ゲート：ノーマル
腕付け根：固定1軸
脚部付け根：固定1軸
関節構造：ヒザは二重関節
クリヤーパーツ：モノアイ、胸部センサー、ビームサーベル
パッケージ：HG二期タイプ
派生キット：ガザC（No.063）成型色変更、スタンド追加

キットデータ

登場作品：劇場版　機動戦士ΖガンダムII -恋人たち-
型式：AMX-003
名称：ガザC
搭乗者：ハマーン・カーン
所属：アクシズ
商品価格：1,540円（税10%込）
発売：2006年04月08日
積みプラ解消： -7cm（パッケージの高さだけで算出）

コメント

タイトルとURLをコピーしました