今回は機動戦士ガンダム 水星の魔女から「HG 1/144 ミカエリス」を素組で見ていきます。
機体紹介
水星の魔女に登場する「ミカエリス」はグループ御三家の一社、グラスレー・ディフェンス・システムズ製のMSになります。その一番の特徴は右腕に装着された「ビームブレイザー」。これはビームサーベル、ビームキャノン、ビームマシンガンの各モードへ変形し、なおかつ同社の特徴でもあるGUNDフォーマット妨害装置「アンチドート」も搭載された攻守両面を支える武装となっています。また有線で遠隔攻撃にも対応しています。
パイロットはシャディク・ゼネリ、本編第1クールでは、あまり活躍する姿は見せられていませんが、彼が乗っている以上、第2クールでは中ボスぐらいの活躍をするのではと、勝手に期待しております。
キット紹介
キットは水星の魔女シリーズNo.11として2023年1月に発売。同社の量産機「ベギルペンデ」と同時発売となっております。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
スタンドとサーベル以外のランナー表記は「HG 1/144 ミカエリス」、すべてPS素材になります。
シール
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
武装
水星の魔女シリーズの他のキットで使用できるのではと思います。
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
まとめ
今回は「HG 1/144 ミカエリス」をレビューしてきました。
スリム体形と、右腕に搭載されたビームブレイザーが印象的な機体でした。
体形に合わせて、足首も小さめなので自立させるのが大変かと思いきや、全体的に軽めなボディによる好バランスと、足首付け根の広い可動域のおかげで、思いのほか安定してポージングができました。
ミカエリスの肝になる「ビームブレイザー」もよく動き、触っていて楽しいです。
欲言えば、左手の平手があれば、もっとポージングに幅が出るのではないかと思いました。
ただ、全体のパーツ数を抑えながらも、色分け可動と申し分ない出来かと思います。
また、より完成度を上げるには、カラーリングが単調になりやすいので、肩やフロントアーマー、太ももにある太目のスリット(?)部分はしっかりスミ入れ(または塗装)してあげたいところです。
これで、御三家寮長のMSが揃いましたので、各社の特徴などを立体物で見比べられるのも楽しみの一つかと思います。
以上、「HG 1/144 ミカエリス」のレビューでした。第2クール本編での活躍を期待しましょう。
キットのグッドポイント
- 肩アーマーのパーツ分割がよく考えられている
- ビームブレイザー用のスタンドが付属
- 少ない部品点数でもよく動くビームブレイザー
キットの残念ポイント
- ビームブレイザー内部の発光部分、ガイドのモールドがない
- ビームブレザーのどの形態がどのモードかの説明がない
- 左手だけなので、平手も付けてほしかった
技術ポイント
- ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
- 腕付け根:ボールジョイント(KPS)+前方向引き出し式
- 脚部付け根:本体側固定穴+脚部側3軸
- 首付け根:ストレート両端ボールジョイント
- 関節構造:ヒジ、ヒザともにシングル構造
- クリヤーパーツ:センサーカバー、ビームサーベル
- パッケージ:水星の魔女シリーズフォーマット
キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 型式:CFK-029
- 名称:ミカエリス
- 搭乗者:シャディク・ゼネリ
- 所属:グラスレー寮
- 商品価格:1,760円(税10%込)
- 発売:2023年01月14日
- 積みプラ解消: -6cm(パッケージの高さだけで算出)