今回のガンプラレビューは劇場版「機動戦士ガンダム ククルスドアンの島」から、「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」を素組で見ていきたいと思います。
機体紹介
「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」はその名の通り『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』に登場したMSです。みなさんおなじみホワイトベースに搭載されている機体で、ORIGIN版では宇宙へ上がる前から2機が配備されています。
また、機体ナンバー「104」がカイ機、「109」がハヤト機で、それぞれ装備が異なり、104にはキヤノン砲、109にはスプレーミサイル・ランチャーが両肩に搭載されています。
しかし、お世辞にも劇中で活躍したとは言えませんが、慣れ親しんだカイとハヤトの最新版のガンキャノンとなっています。
キット紹介
ORIGINシリーズ準拠でのガンキャノンの本命バージョンではありますが、ORIGINシリーズの通し番号は入っておらず、かといってHGUCでもなく、「ククルス・ドアンシリーズ」の扱いのようです(他のキットは今のところすべてプレバンですが)。
キットはORIGINシリーズの「ガンキャノン最初期型」の関節パーツなどを流用し、さらに新規パーツと組み合わせたものとなっています。
2023年05月20日に一般店頭発売されています。
目次
パッケージ&内容物紹介
一般販売ですが、機体解説が少し薄いです、劇中の行動なぞっただけのものになっています
(最初期型との違いとかを解説してほしかった)。
ランナー紹介
ポリキャップ以外のランナーは全てPS素材、表記はD1のみ「HG1/144 ガンキャノン(オリジン)」で、それ以外は「HG 1/144 ガンキャノン(ククルスドアンの島版)」となっております。
シール
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
武装
素組完成
ギミック&可動
アクション
おまけ
右肩の固定ガトリングも装着可能です。
比較
まとめ
今回は「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」を見てきました。
ORIGIN版の本命ガンキャノン、作成した感想としては期待に違わぬ出来でした。
「HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)」と、どの程度部品共通化されているかとみていきましたが、ランナーベースですと関節&フレーム部のD2パーツのみで、外装は、ほぼ新規パーツとなっておりました。
また、新規パーツにするにあたり、色分け不要な部分はパーツ分割も変更されており、一体パーツ化で、組み立てやすさも考えられた内容となっており、個人的には「おお!」と一人感心しておりました。
コンパチ仕様もシール以外は後からの変更もしやすく、プレイバリューの高い一台となっています。
私もそうですが、機会があれば104と109の二台をそろえて並べたいキットでした。
以上、「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」のレビューでした。
(このキット用の水転写デカールでないのかな~)
キットのグッドポイント
- シンプルな構造ながらもよく曲がるヒジ、ヒザ
- 腰の関節構造が秀逸
- どちらか悩む「104」、「109」コンパチ仕様
キットの残念ポイント
- 足首の接地感がもう一つ
- グレー部分の色指定がわかりずらい
- 胸部パーツのゲートが太目で跡が残りやすい
技術ポイント
- ゲート:くさび形Ⅱ+細ゲート
- 腕付け根:胴体側前方向引き出し式ポリキャップ、腕側ボールジョイント
- 脚部付け根:本体側スライド軸、脚部側3軸
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重)、首(胴体側1軸、頭部側ボールジョイント接続)
- クリヤーパーツ:頭部バイザー
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
- 型式:RX-77-02
- 名称:ガンキャノン
- 搭乗者:カイ・シデン、ハヤト・コバヤシ
- 所属:地球連邦軍(ホワイトベース所属)
- 商品価格:2,530円(税10%込)
- 発売:2023年05月20日
- パッケージ:ORIGINシリーズ準拠(ククルス・ドアンの島シリーズ)
- 積みプラ解消: -7.5cm(パッケージの高さだけで算出)
- ベースキット:HG 1/144 ガンキャノン 最初期型(鉄騎兵中隊機)