今回のガンプラレビューは「HG 1/144 ガンダムデスサイズヘル」を見ていきます。
機体紹介
ガンダムデスサイズヘルはTV版「新機動戦記ガンダムW」に登場したMSです。
オズとの戦闘で大破したガンダムデスサイズをガンダム開発のドクター陣がシェンロンガンダムと共に大改修を行った機体です。
その最大の特徴は両肩に装備されたアクティブクロークで、防御力が大幅に向上したほか、メイン武装のビームデスサイズやバスターシールドも強化されたものになっています。
キット紹介
キットはプレバン限定商品として2023年5月に初回出荷された商品です。
2021年5月に一般店頭販売された「HG 1/144 ガンダムデスサイズ」をベースにはしておりますが、特徴的なアクティブクロークをはじめ、外装のほとんどが新規パーツとなっています。
ただ、その新規パーツですが、アクティブクロークや脚部は「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」に登場した「HG 1/144 ガンダムリヴランスヘブン」ですでに商品デビューはしておりました。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
素材は全てPS素材です(ポリキャップ以外)。新規のデスサイズヘル表記とデスサイズ共通、ガンダムWシリーズ共通のランナーで構成されています。
シール
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
アクティブクローク
武装
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
まとめ
今回は「HG 1/144 ガンダムデスサイズヘル」をレビューしてきました。
デスサイズにアクティブクロークを取り付けただけかと思いきや、外装もかなりの部分が新規パーツとなっており、関節とバックパック以外はほぼ新造となっていました。
最大の特徴であるアクティブクロークもボディギリギリまできちんと閉じることができ、浮いている感じはなく、装着感も上々でした。
全体的な部品精度も高く、パーツとパーツをとり付けた際の接続感も高い印象でした。特にあばら(?)の黄色い部分はきれいなラインになっています。
そしてなんといっても驚異的な頭部のパーツ分割!!ここだけ見るとRGに匹敵するオーバークオリティでした。
惜しむらくは、この良質なキットがプレバン販売のみで、手に入れることができる機会が少ない事です。MG同様に、デスサイズヘルぐらいは一般発売してもよかったんでは?と思ってしまいます。逆にノーマルのデスサイズ、ヘビーアームズ、サンドロック、シェンロンをプレバンでもいいのではと。
とにかくよくできているこのキット、手に入れるチャンスがある方は、ぜひ入手して作成してほしい1台です。
以上「HG 1/144 ガンダムデスサイズヘル」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- 変態的執念を感じる、頭部のパーツ分割
- スライド機構も付いた肩の引き出し&ヒザ関節
- 色分けも、装着感もうまくまとめられているアクティブクローク
キットの残念ポイント
- 手首関節の保持力がもう少し欲しい
- 胸部のグレーのシールはうまく貼るのが難しそう
- この出来なのに販売ルートがプレバン限定
技術ポイント
- ゲート:くさび形Ⅱ
- 腕付け根:スライド機構付き前方向引き出し式ポリキャップ
- 脚部付け根:本体側スライド軸、脚部側3軸
- 関節構造:ヒジ(二重)、ヒザ(二重+スライド)、首(ストレート両端ボールジョイン)
- クリヤーパーツ:ツインビームサイズおよびバスターシールド用ビーム部
機体&キットデータ
- 登場作品:新機動戦記ガンダムW
- 型式:XXXG-01D2
- 名称:ガンダムデスサイズヘル
- 搭乗者:デュオ・マックスウェル
- 所属:L2コロニー
- 商品価格:2,420円(税込)
- 発売:2023年5月(プレバン)
- パッケージ:プレバン標準
- 積みプラ解消: -8.5cm(パッケージの高さだけで算出)
- ベースキット:HG ガンダムデスサイズ、HG ガンダムリヴランスヘブン
- 派生キット: