今回のガンプラレビューは「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見ていきます。
HGUCシリーズでNo.020とかなり初期のキットを2023年目線で見ていきたいと思います。
機体紹介
地球連邦軍、最初の量産型モビルスーツ「ジム」、RX-78-2ガンダムのデータをもとに開発製造がおこなわれた機体となっています。組立説明書によりますと終戦までに288機が生産されたとのことです。
キット紹介
キットは2001年04月に発売、既に20年以上が経過したものになっています。
完全新規の商品で、1/144ジムとしては1981年の旧キット以来の商品となります。
以外にも、このキットベースの派生キットはなく、20年以上の長きにわたりファースト版ジムを支えています。
2023年6月にはガンダムベース限定商品として、「HG 1/144 ガンダムベース限定 ジム/ジムII/ジムIII セット」も発売されています。
目次
パッケージ&内容物紹介
ランナー紹介
ランナーはなんと!2枚!!(+ポリキャップ) どちらも「1/144 HGUC ジム」表記(なぜかスケールが先に)、すべてPS素材です。
シール
各部組立
頭部
胸部
ランドセル
腕部
腰部
足首
脚部
武装
素組完成
ギミック&可動
アクション
比較
まとめ
今回は「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」を見てきました。
合わせ目は目立つし、ヒジやヒザは曲がらないですが、ジムの立体物としては非常によくできてました。
立ち姿は20年以上経った今でも、見劣りすることはない、かっこよさがありました。シンプルな機体はバランスをとるのが難しい面があると思うのですが、さすがはカトキデザインワークスというべきか破綻なくきれいにまとまっています。
ただ、合わせ目の処理や、関節構造は20年前の商品であることを感じずにはいられない内容となっております、仕方ないんですけどね。
知名度の割に、商品アイテムは思ったほど多くないノーマルジム、20年以上色あせない内容で、そろそろリニューアル検討してほしいと、バンダイスピリッツさんにはお願いしたいと、改めて思いました。(アレンジ薄目で)
ただ、現状は唯一のジム(ORIGIN版でミキシングする手もなくはないですが)、特に合わせ目消し、マスキング塗装などの基本工作を習得するにはうってつけのキットだとも思いました。初心者、ベテラン問わず、間口の広い作り甲斐の有る1台です。入手のチャンスがあればぜひ手に取ってもらいたい1台でした(価格も手ごろだし、何台あってもいいですし)。
以上、「HGUC 1/144 RGM-79 ジム」のレビューでした。
キットのグッドポイント
- 今でも見劣りしないスタイリング
- これのキットが定価だと¥770!!
- 基本工作を学ぶにはうってつけ
キットの残念ポイント
- 頭部も腕も脚も中央を走る合わせ目
- 部品精度はやや落ちる(隙間はないが一部段差高め)
- ヒザ関節が最初から緩い
技術ポイント
- ゲート:ノーマル
- 腕付け根:胴体側固定軸+腕側3軸
- 脚部付け根:ボールジョイント型ポリキャップ
- 関節構造:ヒジ(シングル)、ヒザ(一応二重)、首(頭側ボールジョイント)
- クリヤーパーツ:頭部バイザー(のみ)
機体&キットデータ
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 型式:RGM-79
- 名称:ジム
- 搭乗者:一般兵(シン少尉など)
- 所属:地球連邦軍
- 商品価格:770円(税10%込)
- 発売:2001年04月下旬
- パッケージ:HGUC 二期型
- 積みプラ解消: -5.5cm(パッケージの高さだけで算出)
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