ガンプラの進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」!! 今回はHGシリーズのパッケージの進化を見ていきます。
HGシリーズのパッケージですが、2023年時点で、大きく分けて3パターンになっています(一部大型商品は除く)。
ここでは古い物からⅠ型~Ⅲ型に分類して違いを見ていきたいと思います。
目次
Ⅰ型
HGシリーズ最初期のタイプになります。
具体的には、No.001~009(ガンキャノン、ギャン、ザクⅢマシュマー、キュベレイ、百式、量産ズゴック、ガンタンク、ゴック、グフ)までのキットで、一番の特徴は短辺側の側面デザインがテキストだけで、イラストがありませんでした。
また、現行では長辺は30~31cmで大体統一されていますが、ザクⅢ(マシュマー)とキュベレイ以外のキットは少し小さめです。最近のキットと比較すると、パーツ数も少ないので、この大きさでも十分だったんですね。
ボックスアートの基本フォーマットは、立ち姿のMS、バックは上下の黒い帯には機体名や型番、全長などの基本スペックが英語表記で記載、それとHGUCのロゴ。
中央にはキットを使用したジオラマ写真をセピアカラーで掲載しています。
Ⅱ型
こちらはNo.10 リック・ディアスから、No.98 フルアーマーガンダム7号機までが該当します。ただしNo.99以降のキットの一部(グフカスタムやジム改など)でも、Ⅱ型らしきものが混在してます。
Ⅰ型からの大きな変更点は、短辺方向の側面に機体のイラストが入った点です。
おそらく、店舗の棚に並べたとき、文字だけだと判りづらかったのが大きな理由だと思います。
イラストが入ったおかげで、店頭での視認性は、おそらく5倍増しぐらいなのではないでしょうか。
ボックスアートの仕様はⅠ型と大きく変更はありませんが、黒帯に記載されている機体スペックはNo.036 ジ・オまでで、ハイゴッグからなくなっているようです(確認中)。
ジオラマ背景は健在です。
しかし、新キット発売のたびにジオラマ作って撮影は、大変な作業だったのではと察します。
Ⅲ型
No.99の「クシャトリヤ」以降がⅢ型になります。
上下の黒帯のラインは残っていますが、中央のジオラマ部分が背景イラストに変更となっています。
背景との統一感が出て、より迫力のあるパッケージに進化してます。
Ⅳ型とするかⅢ型の亜種とするか微妙ですが、上下の黒帯部分が全くない物や、片方のみのタイプもあります。
おそらくイラストレイアウトに合わせて、臨機応変に変更しているのかと推測されます。
まとめ
今回のガンプラ進化論はHGシリーズのパッケージの歴史を見てきました。
店頭での視認性向上やパッケージの迫力アップと、真っ当な進化といった印象でした。
店頭での購入決定要素としてパッケージは非常に重要なファクターだと思います。
基本構成が180度変わることはないと思いますが、今後の進化も楽しみです。
ただ、個人的にはⅡ型までのジオラマ写真付きが結構好きなんですけどね。
もう少し細かいところもありますので、HGパッケージ編 ② へ続きます。
短「編」じゃなくて短「辺」、判りずらいじゃなくて、判り「づ」らい
名無し 様
ご指摘ありがとうございます。
訂正いたしました。
Ⅲ型について、記事で触れてない変更箇所があると思うのですが。
上部ボックスアート面の機体名や型番の英語表記が、Ⅰ型~Ⅱ型はMS本体のイラストが手前で機体名や型番の英語表記が後ろなのにたいして、Ⅲ型は機体名や型番の英語表記が前に出てMSのイラストが後ろに成ってませんか?
名無しのモデラー様
コメントありがとうございます。
確かに!気が付いておりませんでした。
これもⅢ型のほうが視認性よいですね。
・「ザクⅢマシュマー」ではなく、ザクⅢ改です。
・「黒帯に記載されている機体スペックはNo.036 ジ・オまでで、ハイゴックからなくなっているようです」とありますが、ハイゴックではなくハイゴッグです。
・写真付きで「こちらはNo.37 ズゴックEです。」とありますが、HGのNo.37はハイゴッグです。ズゴックEはNo.39です。
・「No.99の「クシャトリア」以降がⅢ型になります。」とありますが、クシャトリアではなくクシャトリヤです。
全てパッケージに書いてある内容なので、普通に読めば間違えるはずのない内容です。
どこからコピーしてきた文章かは知りませんが、ご自分できちんとパッケージを見て記事を書かれた方がよろしいかと思います。
普通の日本人 様
ご指摘、ありがとうございます。
見直し作業、もう少し慎重に行うようにいたします。