ガンプラ進化論（HGUC グフ編）　

2023.09.01

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ガンプラ進化の歴史を探るこのコーナー「ガンプラ進化論」　今回はHGUC グフの進化を見ていきます。

HGUCでの初キット化はNo.009！一けた台の歴史あるキットからの進化を見ていきます。

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目次

使用キット
形状比較
シールド
可動域
ディティール
カラーリング
シール
まとめ

使用キット

・HGUC グフ（No.009）2000年4月発売

・HGUC グフカスタム（No.117）2010年11月発売

・HGUC グフ（No.196）2016年04月発売

グフカスタムは元デザインが異なりますが、No.009とREVIVE版の間を埋める（2000年→2010年→2016年）発売時期だったので、今回は一緒に並べてみることにしました。

写真掲載順は、左（または上）から、初代、カスタム、REVIVE版の順になっております。

なお、初代とREVIVE版は、合わせ目消し及び、全塗装済み（一部写真を除く）、カスタムは素組状態です。

形状比較

本体

足の長さはあまり変わりませんが、ボディのボリュームとメリハリが年々アップしている印象です。

脚部の裾やダクトも段々大型化しています。

ランドセルもREVIVE版だけパーツ一つ分大きいです。
また、REVIVE版は前腕にシールドマウント用の接続穴があるのも特徴的です。

頭部

初代とカスタムは口部分が短めの似たテイストです、頭部アンテナもスタビタイプで先端曲がっています。REVIVE版は原点回帰で設定画に寄っています。

初代とカスタムは口部分が短めの似たテイストです、頭部アンテナもスタビタイプで先端曲がっています。REVIVE版は原点回帰で設定画に寄っています。

シールド

カスタムは元々小型化されたとの設定がありますが、初代とほぼ同サイズです。REVIVE版とカスタムは色分けされている部分は別パーツですが、初代は1パーツなので、塗分けが必要です。

シールド裏及びヒート剣収納

腕との接続部は3種ともグレーパーツでしたが、それ以外は塗り分け必要です。
ヒート剣の柄の部分と刃の部分を分離できるのはREVIVE版だけで、他の2つはシールドから剣がはみ出る形での収納となります。

腕との接続部は3種ともグレーパーツでしたが、それ以外は塗り分け必要です。
ヒート剣の柄の部分と刃の部分を分離できるのはREVIVE版だけで、他の2つはシールドから剣がはみ出る形での収納となります。

ヒート剣

初代とカスタムは1パーツ構成のため、塗装が必要です。
REVIVE版は剣部分が分割可能です、2本付属しています。

グフの歴史はヒートロッドの歴史、MGと違い、細かくパーツ分割もできないため、それぞれの工夫が見られます。
左の二本が初代、形状固定のため、攻撃時の伸びきった状態と立ち姿用に二種付属しています。真ん中のリード線によるワイヤータイプがグフカスタム、おそらく模型にたときの事も考慮されてデザインされたのではと推理します。一番右がREVIVE版、軟質樹脂使用し自由に形状変更ができるのが売りです。

クリヤーパーツ

腹部のオレンジ部分、カスタムとREVIVE版はパーツ分割されてありクリアーオレンジになっています。REVIVE版はヒート剣もクリアーパーツ使用しております。初代はクリアーパーツ付属しておりません。
たた、個人的にはこの、コックピット部分、クリアーである必要はないのではとも思っています。

腹部のオレンジ部分、カスタムとREVIVE版はパーツ分割されてありクリアーオレンジになっています。REVIVE版はヒート剣もクリアーパーツ使用しております。初代はクリアーパーツ付属しておりません。
たた、個人的にはこの、コックピット部分、クリアーである必要はないのではとも思っています。

ハンドパーツ

初代は左手は1種類、右手はザクマシンガン用とヒートロッド用の二種が付属、
カスタムは左右それぞれ握り手、武器用握り手と、右のみ平手が付いています。

初代は左手は1種類、右手はザクマシンガン用とヒートロッド用の二種が付属、
カスタムは左右それぞれ握り手、武器用握り手と、右のみ平手が付いています。

ハンドパーツ数が一番多いのがREVIVE版です。左手マシンガンの握り手が付属しています、これによってヒート剣の両手持ちが可能です。また余剰パーツ扱いですが、ノーマルの左手が付属しています。

ハンドパーツ数が一番多いのがREVIVE版です。左手マシンガンの握り手が付属しています、これによってヒート剣の両手持ちが可能です。また余剰パーツ扱いですが、ノーマルの左手が付属しています。

武装

初代には劇中でも装備していたザクマシンガン、カスタムは当然ながらガトリングが付属します。REVIVE版はグフ標準装備品のみになります。

可動域

ヒジ関節

ほぼ直角です。

上腕が角形から丸みを帯びた形になっていますが、関節自体は大きく変わらずです。

REVIVE版は大きく可動範囲が進化しています。ショルダーアーマーの合わせ目が出るのは皆一緒です。

腕の付根

初代は固定ピンです。

カスタムでは引き出し式ポリキャップになっています。ポリキャップカバーが付いていいます。

REVIVE版も引き出し式ポリキャップは同様ですが、開口部が狭いためあまり大きくは動きません。

フロントスカート

初代はスカート固定です、そのせいもあって可動範囲確保のためスカート丈が短いのかもしれません。

カスタムはフロントスカート可動しますが、可動域が狭いため効果は小さいです。

REVIVE版でやっとフロントスカート部が広めに展開して、脚部の可動範囲も大きくなりました。

足付根

脚部の付根、初代はボールジョイントと固定軸です。

カスタムは固定軸と脚側は3軸関節です。

REVIVE版もカスタム同様の構造になっています。

外側への足の開きに限界があります。

外側への足の開きに限界があります。

可動軸のおかげでぐるっと一周できます。

可動軸のおかげでぐるっと一周できます。

REVIVE版もどうようです。

REVIVE版もどうようです。

ヒザ関節

一応、二重関節ですが他の二機と比較すると物足りないです。

初代から大きく進化しております。

カスタムからもさらに深く曲がるようになっております。

足首

前方方向への可動範囲はどれも似た感じですが、初代のみモノブロック構造でかかとを上げることができません。

脚の甲の部分含めてもう一段階曲がります。

REVIVE版はさらにかかとが上がります。

ディティール

動力パイプ

初代は腰部分に可動部が無いため、動力パイプは固定の堅いパーツです。

カスタムからは軟質パーツで切れ込み部分で折り曲げて接続します。

REVIVE版も基本構造はカスタムと一緒ですが、より可動をしやすくするため、切れ込みが大きくなっています。

カラーリング

ボディ部にミッドナイトブルーなど、全体的にトーンが暗めな配色に感じます。

バーニア内部が唯一、モンザレッド指定です。

全体的に混ぜる色数が少ない印象です。

シール

（一部使用しておりますが）腹部のオレンジ部がシール対応です。

左手の外付けマシンガンのスコープ部とモノアイがシール対象です。

REVIVE版はモノアイだけです。

まとめ

今回は「HGUC グフ」の進化を見てきました。

初代も当時としてはいい出来だと思っておりましたが、シールドに収納したときのヒート剣や、可動部のない腰やスカート部など気になる部分もありましたが、カスタムを経て、REVIVE版ではかなり完成度の高いものになっておりました。

シールドやヒート剣の再現度も高く、ヒートロッドの自由可動など16年分の進化をよりしっかり感じることができました。

間にグフカスタムを入れて並べてみることで、関節部の曲がり角度の進化過程も興味深かったです。

頭部のデザインなども、当時は設定画から少し離れた方がカッコイイとしていたものから、原点回帰しつつも、よりカッコイイを追及しているのが感じられました。

初代の時代感を感じ、REVIVE版の実力、カスタムもまだまだいけてることを再確認いたしました。

以上、「ガンプラ進化論　HGUCグフ編」でした。

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